JP2896979B2 - 箱抜用型枠 - Google Patents

箱抜用型枠

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JP2896979B2 JP20666895A JP20666895A JP2896979B2 JP 2896979 B2 JP2896979 B2 JP 2896979B2 JP 20666895 A JP20666895 A JP 20666895A JP 20666895 A JP20666895 A JP 20666895A JP 2896979 B2 JP2896979 B2 JP 2896979B2
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俊作 中嶋
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HOKUEI KIZAI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅基礎等の布
基礎部に換気穴を形成するために用いられる箱抜用型枠
に関する。
【0002】
【従来の技術】布基礎部に換気穴を形成する箱抜用型枠
として、例えば株式会社エヌ・エス・ピー発行のパンフ
レット(「住宅基礎専用メタルフォーム・NSP基礎鋼
製型枠」、93.3.30013TA)に記載されてい
る300スライド換気枠や400スライド換気枠が公知
となっている。
【0003】この箱抜用型枠は、布基礎部と略等しい巾
を有する第1の面(底面)とこの第1の面の両端から立
設する第2の面と、第1及び第2の面に続いて形成さ
れ、一方の基礎パネルに沿って格子状に形成された格子
面とを具備する枠本体を有し、格子面に上下方向にスラ
イド可能な位置決めプレートが固定されている。位置決
めプレートは、その上端部を屈曲させて基礎パネルの上
面に係止できるようになっており、挟持螺子を締めるこ
とによって枠本体との上下方向の相対位置が固定される
ようになっている。
【0004】したがって、このような箱抜用型枠を取り
付けるには、挟持螺子を緩めて位置決めプレートと枠本
体との相対位置を調節し、所望の位置で挟持螺子を締め
て位置決めプレートを枠本体にしっかり固定する。その
後、基礎パネル間に第1の面を下にして挿入し、位置決
めプレートの屈曲部分を基礎パネルの上面に係止させ、
この係止状態を保持するように浮上り防止用の止め金具
を位置決めプレートの屈曲部分に取り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
箱抜用型枠にあっては、枠本体の上下位置が位置決めプ
レートのスライド量を調節することによって行えるの
で、換気穴を布基礎部の天端から形成する場合のみなら
ず布基礎部の中程に形成する場合にも対応できるもので
あるが、箱抜用型枠を基礎パネルに固定する作業は、こ
の位置決めプレートの調節作業とは別に行う必要があ
り、取付け作業が煩雑化し、組付けが完了するまでの工
程も多くなり、作業時間の短縮が図れない等の問題点が
あった。
【0006】そこで、この発明においては、基礎パネル
の任意の箇所に容易に取り付けることができ、しかも取
り付ける際の作業数も少なくて済み、作業労力と作業時
間を削減することができる箱抜用型枠を提供することを
課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして、上記目的を達
成するために、この発明にかかる箱抜用型枠は、基礎の
巾と略等しい巾を有する第1の面、及びこの第1の面の
両端部にそれぞれ立設し、前記基礎と略等しい巾を有す
る第2の面を備え、前記第1の面と対峙する部分が開放
されている枠本体と、前記第1の面の巾方向への撓みを
許すよう前記枠本体に固定されると共に、前記枠本体の
巾方向に前記基礎の巾と略等しい間隔で対峙された2つ
の片材と、この2つの片材間に設けられて片材間隔を調
節する調節部材とを具備することを特徴としている(請
求項1)。
【0008】このような箱抜用型枠は、特に基礎の天端
から空気穴を形成する場合に用いられ、この箱抜用型枠
を使用するには、平行に配置された基礎パネル間に箱抜
用型枠を第1の面を下にして挿入し、所望の位置にて調
節部材を調節して片材間隔を拡げ、該片材を基礎パネル
に押しつけて枠本体を基礎パネルに固定すればよい。そ
して、コンクリートを枠本体内に入らぬよう基礎パネル
間に流し込み、コンクリートが固まった後に基礎パネル
を外すと共に箱抜用型枠を軽く叩いて取り外せばよい。
【0009】また、箱抜用型枠は、前記第1の面と対峙
する開放部分に基礎の巾と略等しい巾に形成された蓋体
を着脱自在に取り付け、閉塞するものであってもよい。
(請求項2)。
【0010】このような蓋体を持つ箱抜用型枠にあって
は、特に基礎の中程に換気穴を形成する場合に用いら
れ、この箱抜用型枠を使用するには、基礎パネル間に箱
抜用型枠を蓋体を外した状態で第1の面を下にして挿入
し、調節部材を調節して片材間隔を拡げ、該片材を布基
礎パネルに押しつけて枠本体を布基礎パネルに固定し、
しかる後に前記枠体に蓋体を取り付けるようにすればよ
い。蓋体が取り付けられているので、コンクリートは箱
抜用型枠を気にすることなく布基礎パネル間に流し込め
ばよく、コンクリートが固まった後に布基礎パネルを外
すと共に箱抜用型枠を横から軽く叩いて取り外せばよ
い。
【0011】尚、片材としては、第2の面の一方から他
方にかけて架設されたものが考えられ(請求項3)、調
節部材としては、2つの片材の対向部位にボルトをそれ
ぞれ固定し、これらボルトにターンバックルを螺合させ
て構成されるものであってもよい(請求項4)。ターン
バックルを用いた場合には、ターンバックルに棒材を差
し込んで回し、これによって片材を布基礎パネルに強く
付勢することができるので、箱抜用型枠の組付が確実と
なる。
【0012】したがって、箱抜用型枠は、基礎パネル間
に挿入し、所望の位置にて調節部材のみを操作すれば布
基礎パネルに固定されるので、箱抜用型枠の組付作業を
簡素化することができ、また迅速な組付を実現できる。
しかも、蓋体を備えた箱抜用型枠を用いれば、基礎の中
程で換気穴を形成する場合にも対応でき、任意の位置に
換気穴を形成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0014】図1において、箱抜用型枠は、底面をなす
第1の面Aと、この第1の面Aの長手方向両端より直角
に立設された第2の面B,Bとの計3面によって形成さ
れた枠本体1を備えている。この枠本体1は、一枚の金
属板を屈曲して形成されているが、3枚の板を接合して
構成するものであってもよく、両側の第2の面B,Bは
等しい高さとなっており、第1及び第2の面の巾(L)
は、布基礎部の巾と略等しい巾(例えば、120mm)
に形成されている。
【0015】第2の面B、Bには、一方から他方にかけ
て片材2が渡すように設けられている。この片材2は、
第2の面Bの巾方向に2つ設けられ、布基礎部の巾と略
等しい間隔で対峙しており、両端部2aが直角に屈曲さ
れてその部分が第2の面Bの内側に溶接等により接合さ
せている。
【0016】両片材2,2の対向する2箇所(例えば、
各々の第2の面から片材の1/4長ど離した箇所)に
は、ボルト3が先端を向かい合わせるように溶接されて
おり、これら対をなすボルト3にはターンバックル4が
取り付けられている。したがって、ターンバックル4を
回転させることにより片材間隔が変更され、片材2は、
枠本体1の巾方向に強制的に撓むことができるようにな
っている。
【0017】また、枠本体1の開放されている上部は、
必要に応じて蓋体5で閉塞できるようになっている。こ
の蓋体5は、布基礎部と略等しい巾(L)に形成された
金属板の両端部5aを下方に屈曲して構成されているも
ので、この両端部5aが第2の面Bの外側になるよう枠
本体1に着脱自在に係合できるようになっている。
【0018】上記構成において、布基礎枠の上端部に箱
抜用型枠を取り付けるには、ターンバックル4を持っ
て、図2(a)に示されるように、基礎パネル6,6間
に箱抜用型枠を第1の面Aを下にして挿入する。そし
て、図2(b)に示されるように、換気穴を形成したい
位置で第2の面Bの上端をコンクリートの天端レベル
(本形態では基礎パネル6の上端)に一致するよう位置
させ、その時点でターンバックル4を回転させて片材間
隔を拡げ、片材2を基礎パネル6に強く押しつけ枠本体
1を基礎パネル6,6に固定する。この際、蓋体3は取
り付けてもよいが、枠本体1の上端がコンクリートの天
端レベルと一致しているので、あえて取り付けなくても
よい。
【0019】尚、ターンバックル4は、手によって可能
な範囲まで回し、片材2を基礎パネル6に強く押しつけ
る段階で金棒をターンバックル4に差し込んで回すのが
効率的であり、また、正確かつ確実な固定を実現でき
る。
【0020】そして、このように箱抜用型枠を組付けた
後に、コンクリートを枠本体1に入らないように基礎パ
ネル6,6間に流し、コンクリートが固まった後に基礎
パネル6を外し、しかる後に箱抜用型枠を軽く叩いて取
り除いてやれば、図4(a)に示されるように、コンク
リート基礎7の天端から換気穴8を形成することができ
る。
【0021】これに対して、布基礎枠の中程に箱抜用型
枠を取り付けるには、図3に示されるように、先ず枠本
体1を蓋体を外した状態で前述と同様に所定位置に配置
しつつターンバックル4を回して基礎パネル6,6に固
定し、その後、枠本体1の開放されている上部を閉塞す
るために蓋体5を枠本体1に取り付ければよい。この状
態で、コンクリートを基礎パネル6,6間に流し込み、
コンクリートが固まった後に基礎パネル6を外し、しか
る後に横から箱抜用型枠を軽く叩いてやれば、コンクリ
ートと枠本体1又は蓋体5との間に隙間が生じて箱抜用
型枠を取り除くことができ、図4(b)に示されるよう
に、コンクリート基礎7の中程に換気穴8を形成するこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、この発明に係る箱抜
用型枠によれば、一面が開放されている枠本体に巾方向
で対峙する2つの片材を設け、この片材間隔を調節部材
で調節できるようにしたので、この箱抜用型枠を組付け
る場合には、換気穴を形成したい箇所に箱抜用型枠を位
置させ、調節部材を操作して片材間隔を拡げ、これによ
って片材を基礎パネルに押しつけて箱抜用型枠を基礎パ
ネルに固定すればよい。
【0023】したがって、従来にあっては、箱抜用型枠
を基礎パネルに組付ける場合に、位置決めプレートを枠
本体に固定する作業と、換気穴を形成したい箇所で箱抜
用型枠を基礎パネルに固定する作業の2工程が必要であ
ったが、本願発明によれば、上述のように調整部材の操
作のみで箱抜用型枠を所望の箇所に固定でき、作業の簡
素化が図れ、作業労力を減らし、作業時間を短くするこ
とができる。
【0024】また、枠本体に蓋体が取り付けられる箱抜
用型枠にあっては、上述した効果に加え、換気穴を基礎
の中程に形成する場合に適し、基礎のいかなる箇所にも
換気穴を簡易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る箱抜用型枠を示す斜視図
である。
【図2】図2は、箱抜用型枠を基礎パネルの上端部に取
り付ける場合を説明する説明図である。
【図3】図3は、箱抜用型枠を基礎パネルの中程に取り
付ける場合を説明する説明図である。
【図4】図4(a)は、箱抜用型枠を図2(b)のよう
に取り付けた状態によって形成されたコンクリート基礎
を示し、図4(b)は、箱抜用型枠を図3のように取り
付けた状態によって形成されたコンクリート基礎を示
す。
【符号の説明】
A 第1の面 B 第2の面 1 枠本体 2 片材 3 ボルト 4 ターンバックル 5 蓋体 6 基礎パネル 7 コンクリート基礎 8 換気穴

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎の巾と略等しい巾を有する第1の
    面、及びこの第1の面の両端部にそれぞれ立設し、前記
    基礎と略等しい巾を有する第2の面を備え、前記第1の
    面と対峙する部分が開放されている枠本体と、 前記第1の面の巾方向への撓みを許すよう前記枠本体に
    固定されると共に、前記枠本体の巾方向に前記基礎の巾
    と略等しい間隔で対峙された2つの片材と、 この2つの片材間に設けられて片材間隔を調節する調節
    部材とを具備することを特徴とする箱抜用型枠。
  2. 【請求項2】 前記第1の面と対峙する開放部分を閉塞
    するよう前記枠本体に着脱自在に取り付けられ、前記基
    礎と略等しい巾を有する蓋体を具備することを特徴とす
    る請求項1記載の箱抜用型枠。
  3. 【請求項3】 前記片材は、前記第2の面の一方から他
    方にかけて架設されている請求項1又は2記載の箱抜用
    型枠。
  4. 【請求項4】 前記調節部材は、前記2つの片材の対向
    部位にボルトをそれぞれ固定し、これらボルトにターン
    バックルを螺合させて構成されている請求項1又は2記
    載の箱抜用型枠。
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