JP2896675B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JP2896675B2
JP2896675B2 JP63020378A JP2037888A JP2896675B2 JP 2896675 B2 JP2896675 B2 JP 2896675B2 JP 63020378 A JP63020378 A JP 63020378A JP 2037888 A JP2037888 A JP 2037888A JP 2896675 B2 JP2896675 B2 JP 2896675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
signal
data
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63020378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01194751A (ja
Inventor
真和 福地
俊二 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP63020378A priority Critical patent/JP2896675B2/ja
Publication of JPH01194751A publication Critical patent/JPH01194751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2896675B2 publication Critical patent/JP2896675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願発明は編集機能を有するカラー画像形成装置に関
し、さらに詳しくは画像形成装置から排出される記録材
を仕分ける丁合機、即ちソータを有するカラー画像形成
装置に関する。
〔発明の背景〕
単に複写するだけでなく、様々な加工を施した画像を
再生するいわゆる編集機能を持った画像形成装置がデジ
タル画像形成技術の開発により実現されている。即ち、
原稿の領域を指定して色変換をする色変換領域指定、両
面複写、多重複写、頁連写等の機能を自由に選択できる
複写機が実現されている。
〔発明が解決すべき問題点〕
このような複写機の多機能化に伴って、複写機の出
力、即ち、記録材に記録された画像も多様なものになっ
ている。従って、このような多機能複写機の出力部に
は、多様な仕分け機能を有する仕分け装置が必要にな
る。にもかかわらず、従来の仕分け装置、即ち、ソータ
はこのような多機能化に対応してはおらず、複写機の能
力を十分に活かす構成にはなっていなかった。このよう
な状況下では、複写機の多機能な性能がかえって、操作
上の混乱を招くことになりかねない。
例えば、仕分けされるべき記録材が一つの排紙更に一
緒くたに排出されて、出力の取り扱いに困惑するという
事態に直面する場合もある。
従って、本発明の目的は、従来の多機能複写機におけ
る前記のような不都合を解消することにあり、編集され
た画像が形成された記録材を利用し易い形で排出するカ
ラー画像形成装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の本発明の目的は、 カラー原稿を読み取り、カラー画像信号を出力する読
み取り手段と、 前記カラー画像信号に基づいて記録材に画像を記録す
る記録手段と、 画像が記録された記録材を受け取る複数の受け皿と、 原稿の色を指定する色指定手段と、 前記色指定手段による指定に基づいて、記録材に画像
記録を行うとともに、前記色指定手段による指定に対応
して前記複数の受け皿から選択した受け皿に記録材を排
出するように制御する制御手段と、 を有することを特徴とするカラー画像形成装置、 によって達成される。
〔実施例〕
以下に、図示した本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の実施例にかかるカラー画像形成装置
における画像処理システムのブロック図である。
原稿1のカラー画像情報(光学像)は2つのダイクロ
イックミラー2,3において3つの色分解像に分解され
る。この例では、赤Rの色分解像と緑Gの色分解像青B
の分解像とに分離される。そのため、ダイクロイックミ
ラー2のカットオフ波長は450〜520nm程度のものが、
又、ダイクロイックミラー3のカットオフ波長は550〜6
20nmのものが使用される。これによって、緑成分が透過
光となり、B成分が第1の反射光となり、R成分が第2
の反射光となる。
R,G及びBの各色分解像は画像読み取り手段例えばCCD
センサー4,5,6に供給されて、それぞれから赤成分,緑
成分及び青成分のみの画像信号が出力される。
画像信号R,G,BはA/D変換器7,8,9に供給されることに
より、所定ビット数、この例では8ビットのデジタル信
号に変換される。A/D変換と同時にシェーデング補正さ
れる。10,11,12はシェーデング補正回路を示す。シェー
デング補正の詳細は後述する。
シェーデング補正されたデジタル画像信号はゲート回
路13,14,15において最大原稿サイズ幅の信号分のみ抽出
されて、次段の色修正回路16に供給される。取り扱う最
大原稿幅がA3版である時にはゲート信号としてはシステ
ムのタイミング信号形成手段(図示せず)で生成された
サイズ信号A3が利用される。
ここで、シェーデング補正されたデジタル画像信号を
それぞれVR,VG,VBとすれば、これら画像信号VR,VG,VBが
色修正回路16に供給されて画像出力装置用の単色信号に
変換される。
この例では、画像出力装置の色が、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(Cy)ブラック(Bk)であるよ
うに構成された場合を例示する。
変換された各色信号は、それぞれその色情報を示すカ
ラーコードデータ(2ビットデータ)とその濃度データ
(6ビットデータ)とで構成される。これらの各色信号
のデータは、例えばROM構成の色修正マップに格納され
たものが使用される。色修正された画像データはカラー
画像処理工程に移る。
先ず、カラーコードデータは次段のカラーゴースト補
正回路17に供給されて、主走査方向(水平走査方向)に
7×1画素で、副走査方向(ドラム回転方向)に1×7
画素でカラーゴーストが補正される。
このような補正を行ないのは、色時、特に黒の文字の
周辺で不要な色ゴースト(カラゴースト)が発生するか
らである。色修正マップの構成によっては、黒文字の周
辺に赤又は青の色がそのエッジ部で現れる。カラーゴー
ストを除去することによって画質が改善される。カラー
ゴースト処理はカラーコードデータのみ対象となる。
画像処理としてはカラーゴースト補正の他に、解像度
MTF補正、拡大・縮小処理多値化のための閾値補正を例
示する。
18は解像度補正を行うためのMTF補正回路である。解
像度補正は輪郭補正であるので、対象となる処理用の画
像データは濃度データである。
カラーデータセレクタ回路19には、表示・操作部から
どのような画像処理を行なうかを指示する処理指定信号
と、本発明に係るデジタイザからの色指定信号と、現在
撮像し、出力しなければならない色を示すY M Cy Bk信
号とのいづれかの信号が入力され、これとゴースト補正
後の入力信号とから解像度補正された濃度データを必要
により変倍回路20を介して次段の多値化手段21に送出す
るか否かの選択がなされる。
例えば、単に複写する時には、Y M Cy Bk信号と同一
の色をもつ画像のみが出力され、原稿全体に対して色変
換を行う場合、つまり例えば、マゼンタをシアンに、シ
アンをマゼンタにそれぞれ色変換しようとする場合に
は、先ずシアンの現像を行う時にマゼンタの画像データ
を出力し、マゼンタの現像を行う時にシアンの画像デー
タを出力するように制御されるものである。
なお前記変倍回路20における倍率は表示・操作部から
の倍率指定信号又はデジタイザからの指定信号に基づき
変倍される。
前記色指定処理において、色別の記録信号が像形成体
に書き込まれて形成された静電潜像を現像する場合、色
毎にドラムを回転させて現象し、最終の色の現像終了に
よって始めて、転写処理を行うようなシステムを採用す
ることによって、始めて可能になる。
この場合、撮像動作も複数回実行される。このよう
に、撮像動作と現像動作とを各々複数回行うことによっ
て、画後記録処理をリアルタイムで行なうことができ
る。リアルタイム処理によって画像記憶用のメモリを削
減できる。
カラーデータセレクタ回路19から出力された像データ
(濃度データ)は必要により変倍回路20を介して変倍し
たのち多値化手段21によって多値化される。この例で
は、6ビットの濃度データが、0〜3の2ビットデータ
(4値データ)に変換される。4値化のための基準とな
る閾値データ(6ビット)は手動若しくは自動設定され
る。
そのため、開催選択回路22は手動設定のための手動閾
値決定手段24と、自動設定のための自動闘値決定手段23
とで構成される。手動閾値決定手段24には、色ごとに独
立して閾値を決定できるようになされており、外部で指
定された閾値が出力され、この閾値をもって多値化され
る。
自動閾値決定手段23は、所定の閾値が格納されたROM
で構成される。手動、自動の切り換えはEE解除信号によ
って行なわれる。通常は自動設定モード(EEモード)で
ある。又、今どのシーケンスで何色が選択されるべきで
あるかを示すY M Cy Bk信号信号が供給される。
多値化回路25によってたとえば4値化された画像デー
タはインターフェース回路26を介して画像出力装置27に
供給される。インターフェース回路26は、第1及び第2
のインターフェースを有し、その一方はトナー濃度コン
トロールを行うために使用するバッチ画像データ等を受
入れるためのものである。
画像出力装置27としては、レーザ記録装置等を使用す
ることができ、レーザ記録装置を使用する場合には、た
とえば4値化された画像が所定の光信号に変換されると
共に、これが4値データに基づいて変調される。
現像器は、電子写真式カラー複写機が使用される。こ
の例では、2成分非接触現像で且つ反転現像が採用され
る。つまり、従来のカラー画像形成で使用される転写ド
ラムは使用されず、画像を形成する電子写真感光体ドラ
ム上で重ね合わせを行う。実施例では、装置の小型化を
図るため、画像形成用のOPC感光体(ドラム)上に、イ
エロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色像をドラ
ム4回転で現像し、現像後転写を1回行って、普通紙等
の記録紙に転写するようにしている。
又本発明のカラー画像形成装置においては、前記した
ように自動原稿給紙手段(以後RDFと称する)及び転写
材循環搬送手段(以後ADUと称する)を有するため、以
下の各種モードの像形成を行なうことができる。
なお本発明のカラー画像形成装置に利用できるデジタ
イザは第2図で示されるように、コピーの領域、色、濃
度、モード等の各種指定・選択機能を共有し、高能率で
編集操作が可能となる。
(4)プロセス選択ボタン4を押してカラーモードを選
択し、一色,二色,三色のカラーモードを選択でき、又
両面コピー、多重コピー、ページ連写も選択できる。
なお前記デジタイザは (1)Bk,Cy,M,Y,B,G,Rの各コピー色の色指定が可能で
あり、又前記各指定色のコピー濃度を16段階で表示する
ことができる。前記16段階の各濃度はウェッチ状に配列
されている。
前記色指定を行なうときは、モード選択ボタンの色指
定ボタン2及び濃度指定ボタン3を押して色指定のモー
ド選択を行なった後、ライトペンにより操作面上の指定
位置を指定すればよい。
(2)又変倍指定が可能であり、変倍率選択ボタン5を
押して変倍モードとした後操作面上の指定位置を指定す
る。
変倍率は1%該みで25%〜400%までとする。
3)原稿のコピーしたい領域指定を行なうことができ、
モード選択ボタン1を押して領域指定のモードを指定
し、操作面上に原稿を上向きに配置し、その上からライ
トペンで位置定を行なうことにより実施できる。
(1)既に先に説明した通常の片面原稿から片面コピー
をうる場合、 a)通常のコピープロセスで、例えばY M Cy Bkのフル
カラーコピーが得られる外、 実施例2で後述するが、カラー原稿情報を2色、例え
ばR及びCyに色分解し、光電変換及びA/D変換後、複数
の特定色、例えばR,B,Bkの3色それらの1色づつの記録
信号により上記3色のコピーをうるようにしてもよい。
(b)又複数の色別の画像を有する片面原稿からそれぞ
れの色別の画像を分離して複数の片面コピーをうること
もできる。例えばY M Cy Bkの色別の4種の画像が配置
された片面原稿から、Y画像、M画像、Cy画像、Bk画像
の4枚の片面コピーをうることができる。この場合、線
形成体の回転毎に1色づつの現像・転写・定着を行なっ
て色別の4枚のコピーを形成する。
その際原稿の色別の画像は異なった領域に分布されて
いるため領域指定が必要とされ、表示・操作部の領域指
定キー又はデジタイザによる領域指定がなされる。又色
別の各コピーに色変換、変倍、濃度変換を行なう場合
も、表示操作板以外に、デジタイザの機能を利用でき
る。
(2)RDF,ADU及び中間トレイを用いて両面原稿から両
面コピーをうる場合は表示・操作部又はデジタイザのキ
ーを操作して両面コピーモードとする。
RDFにA面,B面の両面を有するカラー原稿をセット
し、かつ複写枚数もセットする。コピースタートと共に
前記カラー原稿が原稿台上にA面を下にして給紙され、
像形成体上に単色又は多色トナー像が形成され、サイズ
指定の転写材上に転写・定着され、ADUを用いて反転搬
送され中間トレイにストックされる。この操作はセット
された複写枚数分くりかえされる。次にRDFによりカラ
ー原稿が反転搬送され、原稿台上にそのB面がセットさ
れ、コピーが再開され、線形成体上にB面のトナー像が
形成され、前記中間トレイ上の転写材が搬送され転写・
定着されて丁合機上に排出される。
(3)片面原稿から両面コピーをうる場合も(2)項と
ほぼ同様の操作とされるが、RDFにセットされた最初の
原稿は、そのトナー像が転写材上に転写・定着後、原稿
トレイに排紙され、次の原稿が原稿台上に給紙され、新
な原稿のトナー像が中間トレイを介して搬送された転写
材の裏面に転写・定着され、丁合機上に排出される。
(4)複数の片面原稿又は両面原稿の画像を1枚の転写
材上に合成して転写・定着して多重コピーをうる場合
し、表示操作部又はデジタイザのキーを操作して多重コ
ピーモードとし、RDF・ADU及び中間トレイを用いて像形
成を行なう。複数の片面原稿より多重コピーをうる場合
は、カラー原稿がADFにより(3)項の場合と同様にし
て更新されるが、最初のカラー原稿のトナー像が転写・
定着された転写材はADUにより中間トレイを介して搬送
され、更新された新な原稿のトナー像が前記転写材の画
像面上にレイアウトして転写・定着され、丁合機上に排
出される。なお両面原稿の場合は、(2)項の場合と同
様にしてRDFによりA面に代えてB面が反転・搬送され
てコピーされる。必要によりコピーの領域、色、濃度、
倍率の指定を行なう場合は表示・操作部又はデジタイザ
の機能が利用される。
(5)小サイズの2頁分を含む大サイズ(例えばA3版)
のカラー原稿の1頁目と2頁目を2枚の小サイズ(例え
ばA4版)の転写材又は小サイズの表・裏にコピーするペ
ージ連写を行なうことができる。この場合表示操作部又
はデジタイザによりページ連写を指定してコピーされ
る。まず2枚の小サイズの転写材にページ連写する場合
は原稿の1頁目を領域指定してトナー像を形成し、小サ
イズの転写材を給送し通常のコピープロセスで転写・定
着して排出し、次に2頁目を領域指定し、同様にして次
の小サイズの転写材上にコピー画像を形成する。しかし
小サイズの転写材の両面にページ連写する場合は、ADU
及び中間トレイを用い、1頁目の像形成の後転写材を反
転搬送して2頁目の像を転写材の裏面に形成し定着後丁
合機に排出される。
なお前記(2)〜(5)のモードは互いに組合わせて
実施することができ、例えば両面コピーと多重コピー、
両面コピーと連写コピー等を組合わせたことができる。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により具体的に説明するが本発明
の実施の態様はこれにより限定されるものではない。
(実施例1) 本実施例を第1図及び第2図を参照し、かつ第3図以
下の図面を用いて説明する。
第3図は本実施例のカラー画像形成装置の具体的構成
を示すもので、Y M Cy Bkの4色重ね合わせによりフル
カラー画像形成が可能であり、両面コピー、多重コピ
ー、ページ連写、変換コピー、拡大縮小、領域指定、色
濃度変換、等の各種編集機能を有し、かつコピーを分類
整理する丁合機を有している。
前記カラー画像形成装置は「読取り部A」、「書き込
み部B」、「記録部C」、「制御部D」、「表示操作部
E」から構成され、以下順を追って説明する。
「読取り部A」 第3図に示されるようにカラー原稿の供給はRDF29に
より行なわれる。まず原稿補給台29aから経路(D)を
介してカラー原稿1が原稿台上に供給セットされ光学系
により光走査される。なお29bは戻り原稿を収容する原
稿トレイである。
この光学系は、螢光灯30,30′及び反射ミラー31が設
けられたキャリッジ32、Vミラー33及び33′が設けられ
た可動ミラーユニット34で構成される。
キャリッジ32及び可動ユニット34はステッピングモー
ター35により、スライドレール36上をそれぞれ所定の速
度及び方向に走行せしめられる。
螢光灯29,30により原稿1を照射して得られた光学情
報(画像情報)が反射ミラー31、ミラー33,33′を介し
て、光学情報変換ユニット37に導かれる。
尚、カラー原稿の光走査に際しては、光学に基づく特
定の色の強調や減衰を防ぐため、螢光灯30及び30′とし
ては、市販の温白色系の螢光灯が使用され、又、ちらつ
き防止のためこれら螢光灯30及び30′は、約40kHzの高
周波電源で点灯、駆動される。又、管壁の定温保持或い
は、ウォームアップ促進のため、サーミスタ使用のヒー
ターで保温されている。
の左端部裏面側には標準白色板38が設けられている。こ
れは、標準白色板38を光走査することにより画像信号を
白色信号に正規化するためである。
光学情報変換ユニット37はレンズ39、プリズム40、2
つのダイクロイックミラー2,3及びRの色分解像が撮像
されるCCD4と、G色の色分解像が撮影されるCCD5と、B
色の色分解像が撮像されるCCD6とにより構成される。
光学系により得られる光信号はレンズ39により集約さ
れ、上述したプリズム40内に設けられたダイクロイック
ミラー2によりB色光学情報と、Y色光学情報の色分解
される。更に、ダイクロイックミラー3によりY色光学
情報がR色光学情報とG色光学情報に色分解される。こ
のようにしてカラー光学像はプリズム40によりR,G,Bの
3色光学情報に分解される。
それぞれの色分解像は各CCDの受光面で結像されるこ
とにより、電気信号に変換された画像信号が得られる。
画像信号は信号処理系で信号処理された後、各色信号が
書き込み部Bへと出力される。読取り系Aは第1図に示
したように、色分解、光電変換、A/D変換、シェーディ
ング補正、色修正(濃度修正を含む)又は色分離、カラ
ーゴースト補正、MTF補正、変倍、閾値決定、多値化等
の各手段その他インターフェース等を含んでいる。
まず、前記各手段の具体的構成を説明する。
(シェーディング補正) シェーディング補正を必要とするのは次のような理由
に基づく。
第1に光学系に、第2に光源に問題があるからであ
り、第3には、CCDセンサのPRNU、(Photo Response No
n Uniformity)補正が必要である。
光学系については、C0S4θ則だからである。
光学系の問題について以下に説明する。光源例えばハ
ロゲンランプは線状の光源であるが、フィラメントの影
響等により、第4図(a,b,c)に示すように管長方向に
対して光量の不均一性が発生する。
ハロゲンランプのフィラメントの配置を変えて、光量
が逆COS4θとなるようにすることもできる。しかし、フ
ィラメントの密度により発光スペクトルの分布も変化す
るため、実用上カラー画像読み取り装置では、光量を均
一にすることはできない。一方、光源を長時間使用する
場合においては、管の端部で所謂黒化現象が発生し、周
辺での光量低下が著しい。更に、螢光灯光源においては
管壁温度に依存して光量が変化する。
このような理由から光量の不均一性が生ずる。
更に、第3の問題として、CCDセンサは通常2047〜500
0画素程度までの画素数が一列に配列された構造となっ
ている。これだけの数の各画素の特性を均一にすること
は一般に困難である。通常はPRNUとして±10%あり、項
画質化を図るためにはこの感度ムラを補正する必要があ
るからてせある。
シェーデングがあると、同じ白の原稿を撮像しても、
その出力は第4図イのAのようにその周辺で出力レベル
が低下した白信号しか得られない。
そこで、シェーデング補正を行うため、先ず光学系が
動作し、本走査に入る前に標準白色板38を走査して白信
号(第4図イのA)を得、これをA/D変換時のリファレ
ンス信号として使用すれば、A/D変換時の量子化ステッ
プがこのリファレンス信号によって変調される。つま
り、第4図イのAに示すように、量子化ステップは画像
端部ではその刻みが小さく、中央では大きくなるように
制御される。
その結果、このようにリファレンス信号を変調しなが
らA/D変換すると、その出力(アナログ出力)は第4図
イのCに示すように一定の出力レベルとなってシェーデ
ング歪が補正されることになる。このように、本走査前
に撮像された白信号はシェーデング補正用の基準信号と
して利用される。
シェーデング補正回路10,11,12の一例を第5図に示
し、動作時の各部の信号を第6図のタイミングチャート
に示す。
この例では、2ラインにわたり標準白色板38を撮像し
て、これをリファレンス信号として利用するようにした
場合であって、第1のバッファ10aはこの2ラインの期
間のみ、これに供給される切り換え信号Vs(第6図B)
によって能動状態に制御され、その結果、A/D変換され
た白信号がこの第1のバッファ10aを介してメモリ10bに
格納される。
通常の画像読み取り動作モードになると、第6図Aに
示す画像信号が出力され、これがA/D変換器7でデジタ
ル化される。画像読み取り動作モードに至と、メモリ10
bは読み出しモードに制御されると共に、第2のバッフ
ァ10cが能動状態に制御され、メモリ10bから読み出され
た基準信号(白信号)はD/A変換器10dにおいてアナログ
信号に変換され、これがA/D変換器7に対するリファレ
ンス信号として使用される。
A/D変換器7は第7図に示すような並列型のA/D変換器
が使用され、並列構成の比較器7aのそれぞれに上述のリ
ファレンス信号が印加される。尚、このA/D変換器7に
おいて、7bは複数のブリーダ抵抗器で構成された基準信
号形成手段、7cはエンコーダ、7dはラッチ回路である。
第2のバッファ10cを動作期間のみ能動状態に制御す
るため、オア回路10eを介して切り換え信号と画像有効
進行のオア出力OR1(第6図E)が供給される。
この例では、第5図のバッファ10fが設けられ、水平
ブランキング期間中、所定レベル(ハイレベル)の基準
信号でA/D変換するようにしている。そのため、水平ブ
ランキング期間(画像非有効期間)のみ能動状態となる
ように、インバータ10gでオア出力OR1を位相反転した出
力OR2(同図F)が供給される。
従って、同図Gに示すリファレンス信号で比較器7aに
対する基準信号が変調されるため、A/D変換された画像
データをアナログ化すると、同図Hに示すようになる。
尚、CCDの全画素の白信号をメモリ10bに格納すれば、
PRNUの補正も同時にできる。
シェーデング補正は赤、青及び緑の各チャンネルに対
して独立に行われる。これは、例えば赤側の白信号を用
いて縁側の信号を補正しようとした場合には、赤側のCC
DのPRNUと縁側のそれとが相違するために、補正後の緑
側の白信号出力のバラツキが大きくなるという問題が生
ずるおそれがあるからてある。
第5図では、水平ブランキング期間HBLKにも所定の基
準レベルをもった基準信号でA/D変換されるようになさ
れているが、これは次のような理由に基づく。
シェーデング補正時、特に画像有効期間外のA/D変換
動作は、1ラインメモリに記憶されたシェーデング補正
データをそのままA/D変換器7の基準端子7e(第7図)
に印加した場合、A/D変換器7としては、そのA/D変換の
変換範囲が略0となり、更に入力信号とシェーデング補
正用の基準信号が同電位となる。更には、この入力信号
にはすくなからずノイズNが混入している(第8図
A)。
A/D変換器7は入力画像信号、基準信号それぞれの電
圧変動により判定を順次実行する関係上、変換範囲が略
0であるために、その判定結果は出力の最大値(ハイレ
ベル)か、最小値(ローレベル)のいずれかに決定され
る。
この出力値の変動がノイズ等の影響により、比較的短
い期間に行われると、A/D変換器の比較器等が略同時に
オン,オフを繰り返し、A/D変換器として大きな電流の
変化が発生する。
この電流の変化は、比較的周波数が高く、信号波形に
は存在しないものであるため、入力信号ヘノイズとして
影響を及ぼす可能性が大きい。更には、発生源には比較
的多く電流が流れているため、インピーダンスが小さ
く、電源ライン接地ラインに通常の場合よりも大きなノ
イズとなって混入する可能性が大きい。
A/D変換器の入力信号及びシェーデング補正用リファ
レンス信号(第8図B)の値が原因となって発生するノ
イズは入力信号暗レベルに混入し、これによって暗レベ
ルが大きく変動してしまう(同図C)。
そこで、この例では、少なくとも画像有効期間外の黒
レベルの期間は、変換範囲が0にはならないようにし
て、ノイズの混入を防止したものである。
画像の有効期間以外に設定する電圧値は、実施例で
は、A/Dのフルスケール値とし、変化範囲が0Vとなるこ
とや、被シェーデング補正信号とシェーデング補正信号
が同一電圧になることを防いでいる。
以上の処理によりA/D変換とシェーデング補正は同時
に行えることとなる。このような補正方式においては、
白入力信号がA/Dのフルスケールの30〜40%以上であれ
ば略補正が可能である(第9図A)。
但し、この限界を越える低い白信号がくると(例え
ば、黒化や長時間点灯による光量低下)一応は補正が可
能であるが、画像信号は、非常にノイズが重畳した形と
なり、そのままの形で使用することは実用上困難である
(第9図B)。
(色修正処理(但し濃度変換処理を含む)) 以上のようにシェーデング補正された赤,緑,青の画
像信号をそれぞれ濃度変換を行う。濃度変換を行う目的
は、この後に行う色修正処理の際に情報量を人間の視覚
特性を考慮して低下させることである。ここでは、赤の
読取信号を8bitとして、6bitに濃度変換(データ圧縮)
する例について説明する。読取信号8bitのレベルはシェ
ーデング補正の際に用いられたA/D変換器の特性により
完全に黒のレベルから、白地の基準信号を256等分した
ものでありレベル0は0から1/256まで、レベル1は1/2
56〜2/256となる。一方、濃度信号6bitは一応反射濃度
が1.5以上のものは殆どないため、濃度0から濃度1.5の
レベルを64等分したものである。従って、レベル0は濃
度0〜1.5/64となり、レベル1は1.5/64〜2×1.5/64と
なる。読取信号は反射強度Iであり、濃度信号は反射強
度Dであるため、2つの関係は次式のようになる。
D=−log10(I/I0) ここで、I0は基準白色信号の反射強度である。この変換
式と、上述した信号の量子レベルの関係を考慮してROM
テーブルにより、画像信号を濃度信号に変換する。
ここでは、赤の画像信号の濃度変換について8bitから
6bitにして行うが、緑の画像信号の濃度変換についても
同様に8bitから6bitにするが、青の画像信号は人間の色
覚の特性から赤や緑より濃度信号のレベルの数が少なく
てもよいため、8bitから5bitとする。
次に、色彩を忠実に再現するための色修正処理につい
て説明する。色修正処理をしないままカラー記録を行う
と色彩の彩度が低下したり、色相が変わったりする。
この原因は主として次の2つである。
(1)読取装置の総合的な分光感度が人間の色覚と異な
っている。
(2)記録のカラートナーの色が理想的なものとはほど
遠く、彩度が低下している。
この色修正処理として従来線形マスキング法がよく用
いられてきた。即ち、読取装置からのカラー濃度信号D
r,Dg,Dbを記録トナーレベルY,M,Cyで下の線形マトリッ
クスにより変換する方法である。
しかしながら、線形マトリックスによる方法は多項式
による(Dr,Dg,Db)→(Y,M,Cy)変換の近似であるた
め、どうしても誤差が生じる。この問題を解決する方法
として、色差等の判別量から(Dr,Dg,Db)と(Y,M,Cy)
の最適な組合わせを全ての場合の中から見付けて行く方
法が考えられる。この方法は色修正を行うには最も優れ
た方法である。これは、(Dr,Dg,Db)→(Y,M,Cy)の最
適な組合わせを示す対応表(ルックアップテーブル)を
リード・オンリー・メモリー(ROM)としてもち、(Dr,
Dg,Db)の情報をアドレスして参照することにより、
(Y,M,Cy)を得る方法である。
以上の例は(Y,M,Cy)の3色記録を例として説明して
きたが、本発明においては(Y,M,Cy,K)の4色記録を行
う。そこで、(Y,M,Cy)を下色除去と呼ばれる処理によ
り、(Y,M,Cy,K)の信号が得られる、本発明において
は、色修正と下色除去を同時に行う対応表を作成し、
(Dr,Dg,Db)→(Y,M,Cy,K)を一度に行う。
この回路構成を第10図に示す。半導体メモリの大きさ
は512kB(キロバイト)であり、入力アドレスはA0〜A18
の19本、出力は1B=8bitの8本であり、Dr信号に6本、
Dg信号に6本、Db信号に5本、YMCyK信号に2本割当て
る。出力信号は、上位に後述する2bitのカラーコード、
下位に6bitのYMCyKの濃度レベルを出力する。
(1画素情報)=(カラーコード)+(濃度情報)であ
る。
例えば、YMCyBk信号がYのとき10進数表示でイエロー
(Y)濃度値が30レベル(011110)の画素は有彩色(コ
ード01)なので、上式より、 (1画素情報)=01011110B=5E16 となる。
尚、ここでは、00…白,01…有彩色,10…空き,11…黒
と定めてある。
又、記録色M,Cy,Bkの時もYと同様である。ここでは
M,Cy,BkのカラーコードはYと同じ内容を入れる。
(カラーゴースト補正) 次に、カラーゴースト補正について説明する。読み取
られた画像のうち、黒文字等のエッジでカラーゴースト
と呼ばれる色誤りが生じる。このカラーゴースト発生原
因は多種あるが、主なものとしては、 (1)3つのCCDの画素ズレ(取り付け精度・経時変
化) (2)R,G,B像の倍率不一致 (3)レンズ色収差に起因するR,G,Bの出力レベル差 (4)CCDセンサ,ドライバ回路のノイズがある。
以下説明する。
カラーゴーストの出現例を第11図に示す。同図は黒文
字の「性」という漢字を撮像し色分離後に出現している
カラーゴーストを示したものである。又、第12図は第11
図の一部を拡大したものである。この例をみても分るよ
うに、カラーゴーストとしては、第12図に示すように、
黒の線のエッジ部では赤とシアンが出現している。
他の色の組合わせではカラーゴーストの出現の仕方が
異なっているのは明らかである。
このような現象を発生する原因を上記1〜3の場合に
ついて詳細に説明する。
(1)3つのCCDの画像ズレ CCDの位置合わせが厳密に行われていないと、色分離
時に、黒のエッジでは赤と青、赤のエッジで黒、青のエ
ッジで黒のゴーストが出現することとなる。
従って、これを防ぐためには3つのCCDの位置合わせ
を厳密に行う必要がある。通常は1画素以内、好ましく
は1/4画素以内で位置合わせを行う必要がある。本例で
は、これを実現するために3つのCCDを治具上で一致さ
せ、次に接着剤で固定する方式を採用して実現してい
る。
第13図以下にその一例を示す。
レンズ鏡胴54は、第13図に示すように保持部材54aの
上方に向けて垂直に開いたV字状の受け部に収められて
締め金具54cによって固定された上で装置基盤55の所定
位置に取り付けられるようになっている。
保持部材54aの後側面にプリズム40の前面部を落し込
める取り付け面54bを設けていて、該取り付け面54bに対
し取り付け部材56によって抱持した前記プリズム40をネ
ジ止めにより圧接して固定することができるようになっ
ている。
取り付け面54bは単純な機械加工工程によって形成さ
れるものであるからレンズ鏡胴54との距離やその光軸に
対する垂直度の精度が極めて高く、それに取り付けられ
るプリズム40を通じて前述したCCD4,CCD5,CCD6の受光面
に所定の光像を正しく結像することができるようになっ
ている。
第14図に示すように、レンズ鏡胴54の光軸と直角な平
面54bとプリズム40のレンズに相対する平面40aの垂直度
R1,R1′のずれ量(レンズ光軸に対するダイクロイック
面の垂直度R1,R1′の傾き量)のきき方は、白地に対す
る白線部と黒線部の信号出力Y,Xより求められる解像度M
TF MTF=(y−x/y+x)×100(%)で与えられ、通常で3
0%以上の値に対して傾き量が角度に対して10分で3割
前後(9%)の低下となり、更に角度30分で5割(15
%)以上の低下をきたしてしまい、白黒判別信号取出に
支障をきたしてしまうので、この間の面精度保持は重要
である(この場合レンズ鏡胴端にプリズム面を接する構
造としても良い)。
プリズム40に対するCCD3,4,5は取り付け部材を介して
接着剤によって固設される。
以上の方法でCCDの全体としての位置ずれは、1画素
を7μmとした場合7μm/4=1.75μm以内に抑えるこ
とが可能となった。
(2)赤,緑,青像倍率不一致 色原稿を対象とする場合、レンズの色収差時等の影響
がある。これは、緑と赤に光の波長域を2つに分けた場
合、例えば第15図に示すように、緑側の結像位置Fと赤
側の結像位置Eが異なるために、特に像高の高い所で顕
著に現れる現象である。レンズによっては1画素程度の
ズレ量を発生する場合がある。
(3)赤,緑,青出力のレベル差 レンズ色収差改善への設計を行わないと、レンズの色
収差のためのMTF値が赤,緑,青で大きく異なることが
ある。これはCCDの出力としてはレベルの差として現わ
れてくる。
黒線を撮像した時に、赤,緑,青の出力信号を6ビッ
トA/D変換器で量子化したとして、赤,緑,青の出力信
号レベル差が互いに4以下となるようにCCD取り付け時
に配慮することが好ましい。
以上のような対応により、カラーゴーストはある程度
軽減することが可能であるが、量産時のレンズ性能バラ
ツキ、CCD取り付け精度のバラツキを考えると、実用上
は完全に除去することは困難である。
このような理由により、色分離後のカラーコードを用
いて電気的にもカラーゴースト補正を行うようにしてい
る。
カラーゴースト除去はカラーパターン法による。
これは、 オリジナル黒→有彩色のゴースト のように、オリジナルの色に対して、出現するカラーゴ
ースト色が決まっているからである。カラーパターン法
による場合、着目画素の色を決めるのに着目画素と、そ
の周辺の画素の色の出方(パターン)を調べれば、原画
の色を識別できる。
例として、第16図に着目画素と周囲のカラーパターン
と、その時に決定される着目画素の色についての決定を
示す。
第1の例では、着目画素の両側は自と黒であるので着
目画素の有彩色は黒のエッジで出現したカラーゴースト
と判断される。従って、第1の例は、着目画素は黒色に
変更される。
これに対して、第2の例ではカラーゴーストが出現し
ているとは判断されず、着目画素の色がそのまま出力さ
れる。
このような処理はなかなか演算回路では実現し難く、
本例ではROM化してLUT(ルックアップテーブル)形式で
利用している。カラーパターンとしては、1次元、2次
元の方式が考えられているが、色数をN、着目画素を含
む周辺画素をMとするとカラーパターン数は NM個 となる。従って、2次元のパターンを用いるとMの数が
急に増え、実用に耐えなくなってしまう。つまり、2次
元パターンでは各次元方向の(主走査方向/副走査方
向)周辺画素数が多く取れない割にパターン数のみ多く
なるのである。
第17図にサイズとカラーパターン数の関係を示す。
本例では、1次元で1×7の大きさのサイズ(つまり
N=4,M=7)のカラーパターンを用いており、主走査
方向、副走査方向独立にカラーゴースト除去を行ってい
る。この時、主走査方向と副走査方向では画像中のカラ
ーゴーストの出力に差がないために、本例では主走査方
向、副走査方向で同一のカラーパターンを用いている。
カラーパターンサイズとしては、1×7の大きさを選
定しているが、カラーゴースト出現の程度が少なければ
1×5のように、より小さいサイズのカラーパターンを
用いることも可能である。1×5のサイズのカラーパタ
ーンでは1画素の、1×7のカラーパターンでは2画素
までのカラーゴーストをそれぞれ除去できる。
1×7のサイズのカラーパターンを用いた場合、カラ
ーコードがROMのアドレスとして入力される。例えば、
カラーコードを白:00,有彩色:01,変換色:10,黒若しくは
灰:11とすると、下記のカラーパターンでは 白 白 白 有 黒 黒 黒 (周辺画素カラー)(着目画素カラー)(周辺画素カラ
ー) カラーコードのパターンとしては 白: 白: 青: 青: 黒: 黒: 黒 00 : 00 : 00 : 01 : 11 : 11 : 11 となりアドレスは、 007F 又、このアドレス先には、第16図に示すように変換色
のコード 10 が格納されている。以上の方式によりLUTを実行する。
実際には1×7のパターンでは、14ビットのアドレス
線が必要であり、パイポーラROMとしては、アドレス14
ビット入力、カラーコード2ビット出力のものがあれば
よいが、これだけの容量の高速ROMは余り市場に出回っ
ておらず、且つ高価である。
本実施例では、先頭の1画素によりROMを選択し、残
りの6画素のコードでLUTを行うようにしている。
このカラーゴースト補正は、読み取り画像の主走査方
向、副走査方向の順に行い、注目画素の最終出力コード
が変換色10の場合は以下の濃度レベル変換を行う。
記録色がY,M,Cyの時、濃度レベルを0とする。
記録色がKの時、濃度レベルを加算(例えば+16)と
する。
もし、高速のROM(大容量)があればカラーパターン
を同一ROMに格納できる。ROMを4個用いて先頭画素のカ
ラーによりROMを切り変えてLUTを行ってもよい。
大容量高速のバイポーラROMとしては、例えば富士通
製MB7143/7144等がある。
低速、大容量のEPROMを使用する場合、動作前に複数
のSRAM等にデータを転送し、このSRAMを用いてカラーゴ
ースト補正を行うこともできる。
第18図はカラーゴースト補正回路18の一例を示すブロ
ック図である。カラーゴースト処理は、主走査方向(水
平走査方向)と副走査方向(垂直走査方向)に対して行
われる。
この例では、水平方向に7画素、垂直方向に7ライン
分の画像データを利用して水平及び垂直方向のゴースト
を除去するようにした場合である。
カラーゴースト処理は画像データのうち、カラーコー
ドのみが対象となる。
そのため、色修正ROMから読み出されたカラーコード
は、先ず、主走査方向ゴースト補正回路18Aに供給され
る。そのため、カラーコードデータは順次7ビット構成
のシフトレジスタ57に供給されて並列化される。この7
画素分の並列カラーコードデータは水平方向のゴースト
除去用のROM58に供給されて各画素ごとにゴースト除去
処理がなされる。ROM58の使用例は上述した通りであ
る。ゴースト処理が終了するとラッチ回路59でラッチさ
れる。
これに対して、色修正ROMから出力された濃度データ
はタイミング調整用のシフトレジスタ60(7ビット構
成)を介してラッチ回路61に供給されて、カラーコード
データに続いて濃度データがシリアル転送されるように
データの転送条件が定められた。
シリアル処理されたカラーコードデータと濃度データ
とがカラーゴースト補正回路18Bに設けられたラインメ
モリ部62に供給される。
ラインメモリ部62は7ラインの画像データを使用して
垂直方向のカラーゴーストを除去するために設けられた
ものである。尚、ラインメモリは合計8ライン分使用さ
れているが、これはリアルタイム処理の一手段を示すも
ので、勿論7ライン分でもリアルタイム処理は可能であ
る。
8ライン分のカラーコードデータと濃度データは後段
のゲート回路群63においてそれぞれ分離される。ゲート
群63はそれぞれのラインメモリ62a〜62hに対応してそれ
ぞれゲート回路63a〜63hが設けられている。
ラインメモリ部62において同時化された8ラインメモ
リの出力データはゲート回路群63において、カラーコー
ドデータと濃度データとに分離され、分離されたカラー
コードデータは選択回路64に供給されて合計8本のライ
ンメモリのうち、カラーゴースト処理に必要な7本のラ
インメモリのカラーコードデータが選択される。この場
合、ラインメモリ62a〜62gが選択された時には、次の処
理タイミングでは、ラインメモリ62b〜62hが選択される
如く、選択されてラインメモリが順次シフトする。
選択され、且つ同時化された7ラインメモリ分のカラ
ーコードデータは、次段の垂直方向のゴースト除去ROM6
5に供給されて垂直方向のカラーゴーストが除去され
る。
その後、ラッチ回路66でラッチされる。
これに対して、ゲート回路群63で分離された濃度デー
タは直接ラッチ回路67に供給されて、カラーコードデー
タとタイミング調整された上で出力されることになる。
この解像度補正は色修正に処理するようにしている。
先ず、これについて説明する。
従来では、上述したように画像データを多値化した後
に色修正を行う処理工程が一般的であるから、解像度補
正は多値化処理の前段階で実行する必要があった。その
ため、複数のCCDを使用して原稿の色分解像を撮像する
ものでは、各CCD出力に対応して解像度補正を実行しな
ければならない。つまり、解像度のための回路を複数個
用意する必要があった。
しかも、複数の色分離毎に光学レンズのMTFが相違す
るため、MTF補正用のパラメータがそれぞれの解像度補
正回路によって異なってしまうという欠点もある。
この発明のように色修正後で多値化処理前に解像度補
正処理を施すようにすれば、取り扱う情報が1つである
ために、回路規模の縮小、補正パラメータの決定の簡略
化等の実用上のメレットを有することになる。
(解像度(MTF)補正) 一般に画像を記録再生するまでのMTF劣化の要因とし
ては、以下に示すように、(1)光学系 (2)光学走行系 (3)処理回路 (4)記録系 の問題がある。
1については、レンズのMTF(波長域別、像高に対す
る変化、結像位置の許容幅、加工精度)、プリズム面の
精度、CCDの取り付け精度、CCDチップのそり、光源のス
ペクトル変動等によって、光学系の性能が変動するから
である。
2の光学走行系では、光学ミラー等の振動や移動速度
の変動が挙げられる。
3の処理回路に関しては、アナログ回路での容量成分
による信号波形の歪み、特に伝送線等を通過することに
よって生ずる信号歪みがある。
4の記録系の問題としては、以下のような点を列挙で
きる。
・レーザビームのビーム径、ビーム形状 ・感光体ドラムヘのトナーの現像特性(トナー付着量、
トナー濃度、トナー粒径、トナー色等) ・転写特性(転写率、転写紙への転写特性等) ・定着特性(トナーの定着前後のトナー径の変動等) このような要因の中で、解像度の劣化に直接影響を及
ぼすのは、光学系とその走行系である。
第19図に光学系を駆動した時の主走査方向と副走査方
向のMTF値(補正前)を示す。この特性は2〜16dots/mm
までの空間周波数をもつ白黒のパターンを走査した時の
計測値である。
この場合のMTFは MTF=(W−Bk)/(W+B)(%) として定義して使用した。ここに、Wは白信号、Bkは黒
信号である。
第22図からも明らかなように、MTFの劣化は副走査方
向の方が著しい。同程度に補正するには、主走査方向に
対して副走査方向の補正量を2〜4倍に設定すればよ
い。
画像の細線部の再現性を向上させるには、MTF値とし
て、30%以上必要であると言われている。
そこで、着目画素とその周辺画素の重み付け加算処理
によって解像度補正手段を構成した場合において、上述
した主及び副走査方向を同程度に補遺し、しかも細線部
の再現性を劣化させないようにするには、解像度補正手
段としては、3×3の画素の画像データを使用するコン
ボリュウションフィルタを採用すればよい。
フィルタの要素を左側に、その時の対応する画素位置
(i,j)を右側に書くと、下記のようになる。
(i,j)の画素の濃度Iijに対してその周りの8個の画
素に着目する。この時、(i−1,j−1)〜(i+1,j+
1)に対して新しい濃度値をIij′とすると、 Iij′=Iij×Cij ここに、Cijはフィルタ係数であって、Cij=a,b,c,…,i
である。
上述した補正内容を実現するためのフィルタ係数の一
例を以下に示す。
補正量を強くしたい時は、それに応じてフィルタ係数
を適宜設置すればよい。
第20図はこのコンボリュウションフィルタを使用した
MTF補正回路19の一例を示す回路構成図である。
3×3のマトリックスを使用する関係上、2個のライ
ンメモリ19a,19bと、9個のラッチ回路19c〜19kが使用
され、第1の加算器191と乗算器(ビットシフト回路)1
9mとで1行2列と3行3列の畳込み処理が行われ、第2
の加算器19oによって2行1列と2行2列の畳込み処理
が行われる。3ビットシフト回路で構成された乗算器19
nで2行2列の処理が実行される。そして、これらの演
算出力を更に第3及び第4の加算器19p,19qを使用して
加算処理した後、正規化回路19rで正規化することによ
り、畳込み処理された新たな濃度値Iij′が得られるこ
とになる。
解像度補正回路19は上述の例以外にも、乗算や加減算
処理の代りにROM等を使用してもよい。
又、カラーゴースト処理後に解像度補正を実行してい
るが、色修正処理後多値化処理の前であれば、その処理
位置は問わない。
更に、ラインメモリはカラーゴースト補正用に使用さ
れるラインメモリを共通に使用するように構成すること
も可能である。
(変倍処理) 拡大縮小の原理 拡大縮小の原理は、例えば拡大(倍率124/64でのサン
プリング)では、第20図に示すように行なう。すなわ
ち、この第20図はサンプリングのタイミングを示すもの
であるが、64/124(=0.51613)をサンプリングタイミ
ングのステップ幅とし、オリジナル画像データの隣接す
る画素データの位置の比較により、予め決めた補間デー
タを選択する選択データを求め、これにより補間データ
を得て、これを変換画像データとする。この例では、オ
リジナル画像データをD0,D1,D2,D3,D4とし、その各々の
階調レベルを0,F,F,0,0とした。各オリジナル画像デー
タ間の単位距離は1である。よって、サンプリング位置
により選択データはノルマライズされて、 となる。左側がサンプリング位置である。右側のカッコ
内はサンプリング順を示し、その左側の記号が選択デー
タを示す。この選択データによって得られる補間デー
タ、つまり変換画像データは第6図の例では0(S0)、
8(S1)、F(S2)、F(S3)…となる。カッコの左側
の記号がその変換画像データである。
一方、縮小(倍率33/64でのサンプリング)では、第2
1図に示すように行なう。ステップ幅は、64/33(=1.93
939)となる。各オリジナル画像データは第20図と同一
である。この場合は、オリジナル画像データが間引か
れ、得られる変換画像データの数は減少する。この場合
の選択データはノルマライズされて、 となり、変換画像データは0(S0)、F(S1)、0(S
2)…となる。
拡大縮小回路 以下の説明では入力されるオリジナル画像データDaは
6ビット、倍率は0.5〜2.0で1.5%刻みであるとし、1.5
%の近似として×164を用いる。原理的には、サンプリ
ング周期が変わったのと同等の動作をさせるように回路
が構成されており、拡大時には変換画像データはオリジ
ナル画像データ数よりも増え、縮小時にはオリジナル画
像データが間引かれて変換画像データ数は減少する。
そして、オリジナル画像の主走査方向の拡大縮小は、
拡大縮小回路22を用いて電気的に行ない、副走査方向の
拡大縮小はCCD4,5,6の露光時間は一定にしておいて副走
査の移動速度を変えて行なう。つまり、その副走査速度
を遅くすると拡大、速くすると縮小されることになる。
タイミング発生回路200は原稿読取部の同期制御回路
からのタイミング信号であるクロックCLK1、水平同期信
号H−SYNC、主走査方向有効信号H−VALID、副走査方
向有効信号 −VALIDを基にして回路全体のタイミング
信号を発生する。その信号中にはクロックCLK1の二倍の
周波数のクロックCLK2もある。
入力する6ビットのオリジナル画像データDaは、クロ
ックCLK1を受けるラッチ201,202によってシフトされ
て、1画素分だけずれたDa1、Da2として得られ、予め2
点間の上記した補間データがテーブルとして格納されて
いる補間ROM203のアドレス信号となる。別表−1は補間
データのテーブル内容の一部分を示したもので、実際に
は別表−2の姿でROM203に書き込まれていて、2点間の
直線補間された補間データDbが記憶されている。この補
間ROM203のアドレスとしては、端子A4〜A7、A8〜A11に
入力する2点の各々のオリジナル画像データDa1,Da2
と、直線で補間したどの位置を出力するかの選択データ
SD(端子A0〜A3に入力する)が与えられる。そして、補
間ROM203はこれら3者によるアドレスが与えられると予
め記憶している4ビットの補間データDbをラッチ204に
出力する。
一方、データ選択テーブル205は、外部から設定され
る倍率とタイミング発生回路200からのクロックCLK2を
カウントするカウント回路206のカウント値によりアド
レスされ、テーブルから選択データ信号SDと拡大縮小時
の処理タイミング信号TDを出力する。処理タイミング信
号TDはラッチ207,208でクロックCLK2により同期をとら
れた後にゲート回路209に入力し、そのクロックCLK2を
通過させるかそれとも遮断するかをコントロールする。
ゲート回路209によりコントロールされたクロックが後
記する書込みクロックCLK3となる。
別表−3に124/64(拡大)、別表−4に33/64(縮
小)の場合のデータ選択テーブル205のテーブルの一部
の内容を示した。これらにおいて、出力データ8ビット
の内、上位4ビットが補間ROM203の上記した選択データ
SDとなるデータ、下位4ビット(この場合は0,1のみ)
が書込みクロックCLK3を出力する『1』か、しない
『0』かをコントロールするための処理タイミングデー
タTDである。第23図(a),(b)に124/64(拡大)、
33/64(縮小)のタイミングチャートを示す。
拡大(124/64)時に変換された画像データDbは別表−
5に示すようになる。この変換された変換画像データS0
〜S9の時、書込みクロックCLK3が出力されて、後段の2
値化回路210に送られる。
一方、縮小(33/64)の場合は間引きされるデータが
あるため、変換画像データDbは表−6に示すように出力
される。ここで、変換画像データが無効データ或いは間
引きデータの時は、書込みクロックCLK3は出力されな
い。無効データとは回路の基準クロックCLK2を基準クロ
ックCLK1の2倍に合わせているために縮小時に出力され
るデータ、また間引きデータとは縮小時にオリジナル画
像データDaから変換画像データDbを作らないタイミング
で出力されるデータである。
そして、上記のようにして拡大或いは縮小処理により
得られた変換画像データDbは、書込みクロックと同期し
て、後段の2値化回路210に送られ、ディザROM211の値
と比較されて、2値データDcとして転送制御回路5に出
力される。
ディザROM211は水平同期信号H−SYNCをカウントする
副走査カウンタ12と書込みクロックCLK3をカウントする
主走査カウンタ213のカウント値により、アドレスされ
る。
変倍処理の具体的手段として 本実施例では、本出願人より先に出願した特願昭61−
241119号の第14図に示されたような入力及び出力バッフ
ァを用いた主走査方向の変倍処理回路(副走査方向は、
光学走査速度を変化させる機械的手段)等を用いて行な
った。
(閾値決定及び多値化) 以下第24図の自動閾値決定手段23について説明する。
そのポイントは、各走査ラインにおける濃度データの
うち、最大値DHと最小値DLの各データからライン単位で
閾値を決定するようにしたものである。カラーコピーで
は、イエロー,マゼンタ,シアン,黒の順でコピー動作
が行われる関係上、現在記録する色に相当する画素の濃
度データをサンプリングして、各色毎にその最大、最小
値が算出される。
4値化用に閾値Tの算出式の一例を示す。
Ti=ki(DH−DL)+αi+DL ここに、i=イエロー.マゼンタ,シアン,黒 k=0.1〜0.8までの係数で好ましくは0.2〜0.6 α=補正値 k,αの値は色毎に相違する。但し、上述した色分離用
のマップに格納される濃度データの値によっても相違す
ることは明らかである。
例えば、kは黒色で1/2〜1/3、イエロー、マゼンタ、
シアン色で1/2程度である。αは黒色で−10、イエロ
ー、マゼンタ、シアンで2〜6程度である。
最大或いは最小値を算出する過程で、ノイズ等が混入
することが考えられるが、そのような時の対策として、
濃度データが急変する場合にはサンプリングしないで前
の濃度データをそのまま使用したり、又は前後の濃度デ
ータの平均値を使用したりすることが考えられる。又、
算出された閾値の急変を避けるために、既に決定された
複数ラインの閾値の平均値を、現ラインの閾値として使
用してもよい。
多値化する場合も、係数k,αを各々の閾値に対応して
選択すればよい。
単色で原画を複写する場合には、係数k,αが色毎に異
なる。つまり、原画には黒主体の文字が存在し、これに
比べて少ない頻度で色文字等が存在している。従って、
黒文字に合わせて閾値を決定すると、カラー文字に対し
ては再現画像中の色文字が飛び気味になってしまう。色
文字に合わせた時には、黒文字がつぶれ気味になってし
まう。
これを防止するには、先ず自動閾値決定回路23がない
ものでは、手動で色毎に独立に閾値を設置しておき、2
値化時に各画素のカラーコード出色毎の閾値をアドレス
するように構成する。
自動閾値決定回路23がある時には、色分離ROMの濃度
データの配列を変えることによって、指定色で複写する
時に選択される閾値で、他の色もより良く再現できるよ
うに工夫すればよい。
第24図は、自動閾値決定回路23の具体例を示すブロッ
ク図である。上述した閾値算出式より求められる各色毎
に閾値が格納されたROMを用意し、その閾値データを、
そのラインの最大及び最小値か選択するようにしてあ
る。
同図において、78はこのような閾値が各色毎に格納さ
れたROMを示す。濃度データは最大値算出回路79と最小
値算出回路80とに同時に供給される。
これらは内容的にも同一であるので、最大値算出回路
79の構成について説明する。
現画素の濃度データと、ラッチ回路79bでラッチされ
た1画素前の濃度データがスイッチング回路79aに供給
される。そして、現画素の濃度データと1画素前の濃度
データがその大小を比較するための比較器79cに供給さ
れてレベルが比較され、その比較出力で現画素と1画素
前の各濃度データの何れかが選択される。原画素の濃度
データの方が大きい時は、図示のようにその比較出力で
現画素濃度データが選択される。
このような大小の比較動作がそのラインのすべての画
素に対して実行されて、そのラインの最大値DHが検出さ
れる。
同様にして、最小値算出回路80においても、比較器80
cで得られた最小値を示す比較出力でそのラインの最小
値DLが検出される。
1ライン終了した時点で得られた最大及び最小値DH
DLによって閾値ROM78がアドレスされる。どの色に関す
る閾値を選択するかは、この閾値ROM78に供給されるYMC
yBk信号によって決定される。
閾値ROM78は第25図に示すように各色毎に独立してそ
の閾値データを格納したROM78a〜78dを用意し、それら
をYMCy信号で選択するように構成してもよい。この場
合、YMCyBk信号をエンコードするエンコーダ81が必要と
なる。
上述した算出式そのままをリアルタイムで、逐次演算
して閾値を算出してもよい。第26図はその一例を示すブ
ロック図である。
上述のようにして検出された最大値及び最小値DH,DL
が減算器82で(DH−DL)なる演算がなされ、これが係数
kを格納した乗算ROM83に供給されてYMCyBk信号によっ
て選択された係数との掛算処理が実行される。掛算処理
された出力ki(DH−DL)と最小値DLが加算器84で加算処
理される。
一方、αiの格納された係数ROM85のデータがYMCyBk
信号によって選択され、これと加算出力が第2の加算器
86に供給されることによって、最終的な閾値Tiが得られ
る。
尚、ノイズ対策として、濃度データに対する平均化回
路等の前処理回路を設けることもできる。算出された閾
値Tiに対して平均化する後処理回路を設けてもよい。
上述した算出手段を使用する場合、単色(全イエロ
ー、全マゼンタ、全シアン、全黒)でコピーする時は、
黒の閾値を用いて他の色を多値化するようにすればよ
い。つまり、単色コピーの時には、黒コードのみでデー
タをとり、黒の画像再現のみを十分に行うようにする。
さて、操作・表示部からは閾値選択信号が多値化回路
25に供給され、自動モード時の閾値若しくは手動モード
時の閾値のいづれかが選択される。通常は自動モードと
し、操作スイッチによってこの自動モードが解除された
時、YMCyBk信号と操作・表示部で指定されたレベル指定
信号により、自動閾値決定回路24を構成する閾値ROMの
アドレスが指定されて多値化用の所定の閾値が出力され
る。
画像をも多値化する時には、閾値ROMとして、例えば
4×4のディザマトリックスを用意し、閾値ROMのアド
レス制御として、行、列を指定するカウンタ出力を用い
ればよい。
(インターフェース) 4値化された画像信号はインターフェース回路26を介
して出力装置に供給される。
続いて、このインターフェース回路26の構成及び動作
を第27図を参照して説明する。
インターフェース回路26は4値データを受ける第1の
インターフェース26aと、これより送出された4値デー
タを受ける第2のインターフェース26bとで構成され
る。
第1のインターフェース26aには、タイミング回路26c
から水平及び垂直有効域信号H=VALID,V=VALIDが供給
されると共に、カウンタクロック回路26dから所定周波
数(この例では、12MHz)のクロックが供給される。
これによって、水平及び垂直有効域信号が生成された
期間のみ、CCD駆動クロックに同期して4値データが第
2のインターフェース26bに送出されることになる。
カウンタクロック回路26dは光学インデックス信号に
同期した主走査側のタイミングロックを生成している。
第2のインターフェース26bは第1のインターフェー
ス26aより送出された4値データと、その他の画像デー
タとを選択して画像出力装置27側に送出するようにする
ためのインターフェースである。
その他の画像データとは次のような画像データをい
う。
第1に、テストパターン発生回路26fから得られるテ
ストパターン画像データであり、第2にパッチ回路26g
から得られるパッチ画像データであり、第3に、プリン
タコントロール回路26eから得られるコントロールデー
タである。
テストパターン画像データは画像処理の点検時に使用
するものであり、トナー濃度検出用のパッチ画像データ
はパッチ処理時に使用するものである。
テストパターン発生回路26f及びパッチ回路26gはいづ
れもカウンタクロック回路44のクロックに基づいて駆動
され、これによって第1のインターフェース26aから送
出された4値データとのタイミング合わせを行うように
している。
第2のインターフェース26bから出力された4値デー
タは画像出力装置27に対し、レーザビームの変調信号と
して使用されることになる。
第30図は第1のインターフェース26aの具体例を示す
回路図である。この回路図について第29図のタイミング
チャートと共に説明する。この回路には一対のラインメ
モリ87,88が使用される。これはリアルタイムで4値デ
ータを処理するためである。
一対のラインメモリ87,88には2ラインを1周期とす
るイネーブル信号が供給されると共に、それぞれアドレ
スカウンタ89,90から所定のアドレスデータが供給され
る。CKはアドレスカウンタに対するクロックである(第
29図B)。
イネーブル信号形成回路93は図示するように第1のア
ンド回路93dが設けられ、これには上述のクロックCKと
この装置の取り扱うことのできるサイズ信号A3(この例
では、最大サイズをA3版とした。第29図A)が供給され
て、第1のアンド出力A1(同図C)が形成される。
一方、D型フリップフロップ93bが設けられ、そのク
ロックとして画像出力装置27に設けられた偏向器41の偏
向タイミングに同期した1ラインに1回の割合で出力さ
れるライン信号SH(同図D)が印加される。その結果、
Q及びQ端子からは、同図E,Fに示す極性の出力(Q,Qと
して示す)が得られるものとする。
Q出力と第1のアンド出力A1が第1のナンド回路93c
に供給され、Q出力と第1のアンド出力A1とが第2のナ
ンド回路93dに供給され、それぞれより出力された第1
及び第2のナンド出力N1,N2(同図G,H)がラインメモ
リ87,88に対するイネーブル信号として供給される。
従って、各ラインメモリ87,88は1ライン毎に交互に
書き込みイネーブル状態となる。
各ラインメモリ87,88の出力は3ステート構成のゲー
ト回路91,92によってその出力状態が制御される。その
ためのゲート信号形成回路94が設けられる。
このゲート信号形成回路94は一対のアンド回路94a,94
bとナンド回路94c,94dとで構成され、Q及び出力と水
平有効式信号H−VALID(同図I)とが第2及び第3の
アンド回路94a,94bに供給されて、同図J,Kに示すアンド
出力A2,A3が形成される。そして、次段に設けられた第
3及び第4のナンド回路94c,94dにはこれらアンド出力A
2,A3の値に、垂直有効域信号V−VALID(同図L)が共
通に供給され、第3のナンド出力N3(同図M)がゲート
回路91に、第4のナンド出力N4(同図N)が他方のゲー
ト回路92に供給される。
その結果、この場合も、1ライン毎に交互にゲート状
態が制御され、第1のインターフェース26aからは各ラ
インの4値画像データが順次甲交互に読み出されること
になる。
水平有効域信号H−VALIDと垂直有効域信号V−VALID
とによって、水平方向及び垂直方向の有効幅が決定され
る。クロックCK、水平有効域信号H−VALID及び垂直有
効域信号V−VALIDは何れも、画像出力装置27側から供
給される。
「書き込み部B」 第30図は画像出力装置27の詳細を示すブロック図であ
る。半導体レーザ発振器にはその駆動回路96が設けら
れ、このレーザ駆動回路96に上述した4値データが変調
信号として供給されて、この変調信号によりレーザビー
ムが内部変調される。又、駆動回路96は水平及び垂直有
効域区間のみ駆動状態となるように、タイミング回路97
からの制御信号で制御される。又、このレーザ駆動回路
96にはレーザビームの光量を示す信号が帰還され、ビー
ムの光量が一定となるようにレーザの駆動が制御され
る。
八面体のポリゴンで構成された偏向器41によって偏向
されたレーザビームはその操作開始点がインデックスセ
ンサ99によって検出され、これがI/Vアンプ100によっ
て、インデックス信号が電圧信号に変換された後、この
インデックス信号がカウンタクロック回路26d等に供給
されて、ライン信号SHが形成されると共に、光学主走査
のタイミングが調節される。
尚、98はポリゴンモータの駆動回路であり、そのオ
ン,オフ信号はタイミング回路97から供給される。
第31図は画像出力装置27のレーザビームスキャナを用
いた場合の構成を示す構成図である。
レーザビームスキャナ101は、半導体レーザ等のレー
ザ発振器95を有し、色分解像(例えば4値データ)に基
づいて制御される。レーザ発振器95から出射されたレー
ザビームはミラー102,103を介して八面体の回転多面鏡
(ポリゴン)等からなる偏向器41に入射する。このポリ
ゴンによってレーザビームが偏向され、これが結像用の
f−θレンズ104を通して像形成体42の表面に照射され
る。
105,106は倒れ角補正用のシリンドリカルレンズであ
る。
ポリゴンによってレーザビームは像形成体42の表面を
一定速度で所定の方向aに走査されることになり、この
ような走査により色分解像に対応した像露光がなされる
ことになる。
尚、f−θレンズ104は、像形成体42上でのビーム直
径を所定の径にするために使用されるものである。
偏向器41としては、ガルバノミラー、光水晶偏向子等
を使用することができる。
「記録部C」 前記第31図に示されるように「読取部A」から出力さ
れる記録信号により半導体レーザが変調され、像形成体
42上に書き込まれて静電潜像が形成される。まず第1色
の記録信号(イエロー信号)により変調されたビームは
帯電器140によって一様な帯電が付与された像形成体42
上を走査される。
ここで、レーザビームによる主走査と、像形成体42の
回転による副走査とにより、像形成体42上には第1色の
記録信号に対応する静電潜像が形成される。
この静電潜像は、イエロートナーを収容する第32図の
構造を有する現像器43によって現像される。現像器には
高電圧源からの所帯の現像バイアス電圧が印加されてい
る。現像によりイエロートナー像が形成される。
尚、現像器のトナー補給はシステムコントロール用の
CPU(図示せず)からの指令信号に基づいて、トナー補
給手段(図示せず)が制御されることにより、必要時ト
ナーが補給されることになる。イエロートナー像はクリ
ーニングブレード47の圧着が解除された状態で回転さ
れ、第1の色信号の場合と同様にして第2色の記録信号
(例えばマゼンタ信号に基づき、静電潜像が形成されマ
ゼンタトナーを収容する現像器44を使用することによっ
て、これが現像されてマゼンタトナー像が形成される。
現像器44には高圧電源から所定の現像バイアス電圧が
印加されるは言うまでもない。
同様にして、第3色の記録信号(シアン信号)に基づ
き静電潜像が形成され、シアントナーを収容する現像器
45によりシアントナー像が形成される。又、第4色の記
録信号(黒信号)に基づき静電潜像が形成され、黒トナ
ーが充填された現像器46により、前回と同様にして現像
される。
従って、像形成体42上には多色トナー像が書き込まれ
たことになる。
尚、ここでは4色の多色トナー像の形成について説明
したが、2色又は単色トナー像を形成することができる
は言うまでもない。
現像処理としては、上述したように、高圧電源からの
交流及び直流バイアス電圧が印加された状態において、
像形成体42に向けて各トナーを飛翔させて現像するよう
にした、所謂非接触2成分ジャンピング現像でかつ反転
現像される。
現像器43,44,45,46へのトナー補給は、上述と同様にC
PUからの指令信号に基づき、所定量のトナー量が補給さ
れる。
ここで前記各現像器43,44,45は第32図の構造を有して
いる。
図において、43aはハウジングを示し、このハウジン
グ43a内には円筒状のスリーブ43bが回転自在に収納され
る。スリーブ43b内にはN,S8極を有する磁気ロール43cが
設けられる。スリーブ43bの外周面には層規制片43dが圧
接され、スリーブ43bに付着した現像剤の層厚が所定の
厚みになるように規制される。所定の厚みとは、10〜50
0μmのうち、予め規定された値をいう。
ハウジング43a内には更に第1及び第2の撹拌部材43
e,43fが設けられる。現像剤溜り43iにある現像剤は、反
時計方向に回転する第1の撹拌部材43eと、第1の撹拌
部材43eとは逆方向に、しかも互いに重畳するように回
転する第2の撹拌部材43fとによって十分撹拌混合され
る。撹拌混合された現像剤は、互いに逆方向に回転する
スリーブ43bと磁気ロール43cとの回転搬送力により、ス
リーブ43bの表面に付着搬送される。
像形成体42上に付着した現像剤によって、この像形成
体42に形成された静電潜像が非接触状態で現像される。
尚、現像時には、電源43jから供給される現像バイア
ス信号がスリーブ43bに印加される。現像バイアス信号
は電源43jから供給されるが、この現像バイアス信号は
像形成体42の非露光部の電位と略同電位に選定された直
流成分と、これに重畳された交流成分によりなる。
その結果、スリーブ43b上の現像剤のトナーのみが、
選択的に潜像化された像形成体42の表面に移行すること
によってその表面上に付着されて、現像処理が行われる
ことになる。
尚、43gは補給トナー容器、43hはトナー補給ローラで
ある。
現像剤としては、2成分現像剤が用いられ、現像バイ
アスを印加していない状態では、像形成体42と現像剤と
が接触しない状態で、しかも交流バイアス印加による振
動電界の下で、トナーを飛翔させ、像形成体42の静電像
に選択的に付着させて現像するようにしている。
このような非接触での現像方法を用いる場合には、像
形成体42上にイエロートナー像、シアントナー像、マゼ
ンタトナー像、黒トナー像等からなる多色トナー像を順
次現像する時、先のトナー像を後の現像で損傷すること
がなく、しかも薄層現像を実現できる等の利点を有す
る。
一方、給紙装置48aから送り出しロール49a及びタイミ
ングロール50を介して供給された記録紙Pは像形成体42
の回転とタイミングを合わせられた状態で、像形成体42
の表面上に搬送される。そして、高圧電源から高圧電圧
が印加された転写極51により、多色トナー像が記録材P
上に転写され、且つ分離極52により分離される。
分離された記録紙Pは定着装置53へと搬送されること
により定着処理がなされてカラー画像が得られ、以後搬
送ローラ71,73,74及び排出ローラ75により丁合機76へと
排出される。なお72は転写材Pの搬送経路を制御するフ
リッパである。
転写終了した像形成体42はクリーニング装置47により
清掃され、次の像形成プロセスに備えられる。
クリーニング装置47においては、クリーニングブレー
ド47aにより清掃されたトナーへの回収をしやすくする
ため、金属ロール47bに所定の直流電圧が印加される。
この金属ロール47bが像形成体42の表面に非接触状態に
配置される。
クリーニングブレード47aはクリーニング終了後、圧
着を解除されるが、解除時、取り残される不要トナーを
解除するため、更に補助ローラ47cが設けられ、この補
助ローラ47cを像形成体42と反対方向に回転、圧着する
ことにより、不要トナーが十分に清掃,除去される。
尚給紙装置48aにはセンサ49aが設けられ、その検出出
力がCPUに送出される。
ところで本実施例では、前記のような通常の像形成プ
ロセスの外に両面カラー原稿1からRDF29,ADU130及び中
間トレイ131を用いて両面コピーを実施する。
このためまず、第2図のデジタイザのモード選択キー
を押して両面コピーのパイロットランプを点灯し、原稿
補給台29aから両面カラー原稿1をRDFにより経路(D)
を介して搬送し、A面が下となるよう原稿台29d上にセ
ットする。この原稿1は前記読取り系Aにより読取ら
れ、書き込み系Bにより像形成体42上に書き込まれ、現
像器43により現像され、像形成体42上にYトナー像が形
成される。この書き込み現像が4色分くりかえされて像
形成体42上にY,M,Cy,Bkの多色トナー像が形成され、給
紙装置48aから給紙ローラ49a、タイミングローラ50によ
り搬送された転写材P上に転写され、定着器53により定
着される。定着後の転写材Pはフラッパ121により制御
されて経路(K)をへてADU130へと搬送される。
前記ADU130は経路切換手段134、搬送コンベヤー132,1
33及び搬送ローラ135,136,137,138,139,140,141,142及
び143等を有する。
ADU130に搬入された転写材Pは搬送コンベヤー132及
び133により搬送され、経路(J)を介して中間トレイ1
31上に反転して載置され、搬送ローラ139,140,141,142,
143により搬送され、レジストローラ50により1時スト
ップされる。
一方原稿1は経路(D)をへて反転搬送され、さらに
経路(E),(L)へ搬送された後、経路Mを通して原
稿台29c上に反転搬送されB面を下にしてセットされ
る。このB面の原稿から前記と同様にして像形成体上に
4色トナー像が形成され、前記レジストローラ50から給
送された転写材上に転写定着され、フラッパー121に制
御されて丁合機126上へ排出される。
なおカセット48b又はマルチカセット48cを使用すると
きは表示・操作部のカセット選択キーを押して切り換え
られる。上記各カセットには給検知器50a,50b,50cが設
けられ、転写材Pの有無が検出される。
「制御部」 第33図は第1及び第2の制御部を示すブロック図であ
る。上述した各種の装置或いは回路は、この図に示すよ
うに、第1及び第2制御部107,108によって全てコント
ロールされる。第2の制御部108から説明する。
第2の制御部108は主として画像読み取り系の制御及
びその周辺機器の制御を司るものであって、109は光学
駆動制御用のマイクロコンピュータ(第2のマイクロコ
ンピュータ)であり、本体制御用の第1制御部107との
間の各種情報信号の授受はシリアル通信である。又、第
1制御部107から送出された光学走査開始信号は第2の
マイクロコンピュータ109の割込端子に直接供給され
る。
第2のマイクロコンピュータ109は、基準クロック発
生器116から得られる所定周波数(例えば12MHz)のクロ
ックに同期して各種の指令番号が生成される。
第2のマイクロコンピュータ109からは、閾値選択信
号や、カラー記録に際してのYMCyBk信号(色選択信号)
等が出力される。
第2のマイクロコンピュータ109からは、更に次のよ
うな制御信号が出力される。
第1に、CPUセンサ4,5,6の駆動回路をオン,オフする
制御信号がその電源制御回路(図示せず)に供給され
る。第2に、原稿1に必要な光を照射するための光源11
3に対する点灯制御回路112に対し、所定の制御信号が供
給される。第3に、画像読み取り部A側に設けられた可
動ミラーユニット(34等)を移動するためのモータ35を
駆動する駆動回路110にも制御信号が供給される。第4
に、ヒーター115への制御回路114にも制御信号が供給さ
れる。
第2のマイクロコンピュータ109には、光源の光量情
報やホームポジションを示すデータが入力される。
次に第1制御部107について説明する。第37図はカラ
ー複写機からの入力系及び出力系の一例を示すブロック
図である。第1のマイクロコンピュータ117はカラー画
像処理システム本体を制御するためのものである。デジ
タイザ157は領域指定、色指定、色濃度指定、モード指
定、倍率指定等をさらに、操作・表示部158も領域指
定、色指定、モード指定、倍率指定,枚数指定等の各種
の入力データがインプットされたり、その内容が表示さ
れる。表示手段はLED等の表示素子が使用される。紙サ
イズ検知回路159はトレーに装填されたカセット用紙の
サイズ検知して、これを表示したり、原稿のサイズに応
じて自動的に紙サイズを選択するような場合に使用され
る。
ドラムインデックスセンサ167によって像形成体42の
回転位置が検出され、そのインデックス信号で静電処理
工程のタイミングが制御される。
カセットゼロ枚検知センサ168では、カセット内の用
紙が零かどうかが検知される。手差しゼロ枚検知センサ
170aは同様に手差しモードにおける手差し用の用紙の有
無が検出される。
トナー濃度検知センサ169では、ドラム42上或いは定
着後のトナー濃度が検出される。
又、4個のトナー残量検知センサ131〜135によって、
各現像器43〜46のトナー残量がそれぞれ個別に検出さ
れ、トナー補給が必要な時には操作部上に設けられたト
ナー補給用の表示素子が点灯するように制御される。
一時停止センサ175はカラー複写機の使用中において
カセットより第2給紙ローラ(図示せず)側に用紙が正
しく給紙されたかどうかを検出するためのものである。
排紙センサ176は、上述とは逆に定着後の用紙が正し
く外部に排紙されたか否かを知るためのものである。
手差しセンサ177は手差し皿がセットされたかどうか
の検出に使用される。セットされていれば自動的に手差
しモードとなる。
以上のような各センサから得られるセンサ出力は第1
のマイクロコンピュータ117に取り込まれて、操作・表
示部158上に必要なデータが表示されたり、カラー複写
機の駆動状態が所望の如く制御される。
カラー複写の場合、イエロー,マゼンタ及びシアンの
現像用のモータ178の他に、黒専用のモータ179が設けら
れ、これらは何れも第1のマイクロコンピュータ117か
らの指令信号によって制御される。同様に、主モータ
(ドラムモータ)160はPLL構成の駆動回路161でその駆
動状態が制御されるが、この駆動回路161も又第1のマ
イクロコンピュータ117からの制御信号によってその駆
動状態が制御されることになる。
カラー現像時には現像中の現像器等に対し、所定の高
圧電圧を印加する必要がある。そのため、帯電用の高圧
電源180、現像用の高圧電源181、転写及び分離用の高圧
電源182、更にはトナー受け用の高圧電源183がそれぞれ
設けられ、必要時にそれらに対して、所定の高圧電圧が
印加されることになる。
尚、185はクリーニングローラ駆動部、186は第1給紙
用ローラの駆動部、187は第2給紙用ローラの駆動部で
あり、又、184はクリーニング圧着解除用モータであ
る。更に、188は分離爪の駆動部である。
第2給紙ローラは、第1給紙ローラより搬送された用
紙を像形成体42上に形成された静電潜像のもとへ搬送す
るために使用される。
定着ヒータ164は定着ヒータオン,オフ回路163により
第1のマイクロコンピュータ117の制御信号に従ってコ
ントロールされる。
定着温度はサーミスタ165によって読み取られ、通常
時は適正温度になるように第1のマイクロコンピュータ
117により制御される。
162はクロック回路(12MHz程度)である。第1のマイ
クロコンピュータ117に付随して設けられた不揮発性の
メモリ166は電源を切っても保存しておきたいデータを
格納しておくのに用いられる。例えば、トータルカウン
タのデータや初期設定値等である。
このように、第1及び第2のマイクロコンピュータ11
7,109では、カラー画像処理に必要な各種のコントロー
ルが所定のシーケンスに則って実行される。
次にカラー画像形成の両面複写のプロセスを第35図の
タイミングチャートにより説明する。
同図において区間F1は装置の主電源がONされてからコ
ピーボタンが繰作されるまでの区間を示す。区間F2は像
形成体(以下ドラムという)の前回転処理の区間であ
る。
露光プロセス区間E1はイエロー現像(記録)区間であ
り、露光プロセス区間E2はマゼンタ現像区間であり、露
光プロセス区間E3はシアン現像区間であり、露光プロセ
ス区間E4は黒現像区間である。ここで、図中に示した数
字はドラムカウンタのカウント値或いは後述する前回転
カウンタ等の他のカウンタのカウント値を示す。
主電源がオンすると、主モータ160が所定の期間だけ
回転し、コピーボタンが操作されると主モータ160が回
転する。第36図に示すように、インデックスセンサ167
が像形成体42に取り付けられたV字状のインデックス素
子190を検出すると、ドラムカウンタがクリヤーされ
る。以後の処理動作はこのドラムカウンタのカウント値
を基準にして実行される。露光プロセス区間F1〜E4の長
さ(時間)は等しく、この例では、カウント値が778で
像形成体42が1回転するようになされている。
前回転区間F2は、その略中間の時点から前転写ランプ
が一定の期間(イエロー現象区間Iの中間の時点まで)
点灯し、カラー現像の前処理が実行される。
イエロー乃至黒までの現像区間に入ると、それぞれ対
応する区間に現像器43〜46に設けられた磁気ロール43c
及び現像スリーブ43bが回転されると共に、これらの回
転タイミングに同期して現像バイアスも立ち上げられ
る。
クリーニングブレード47aは、前回転区間F2のドラム
インデックス信号の立ち上がりに同期して圧着されて、
像形成体42に付着したトナーが除去され(同図
(ケ))、その解除は圧着後1回転した時点に実施され
るが、このトナー除去によっても多少トナーが残ること
があったり、ブレード解除時にトナーが飛散することも
あるので、ブレード解除開始から若干遅れたタイミング
にクリーニングローラが作動を開始して、このような残
量トナーの除去作業が行われる。
イエロー現像区間Iの直前には第1給紙ローラが回転
して記録用紙が第2給紙ローラ側に搬送される(同図
(コ))。第1給紙ローラはカット内にある用紙を搬送
するために設けられたもので、第1の給紙ローラで搬送
された用紙は第2の給紙ローラを駆動することにより像
形成体42側に搬送される。その搬送タイミングは最終露
光プロセス区間(図では、露光プロセスE4)である(同
図(サ))。(タ)は像露光である。
第1の給紙ローラによる給紙動作は第2の給紙ローラ
直前に設けられた一時停止センサに記録用紙が達すると
停止し、第2給紙ローラが駆動され、記録用紙が通過す
ると、そのセンサ出力が零となる。
第1の給紙ローラの駆動により若干遅れて転写処理が
実行されると共に、これに同期して転写時における像形
成体42への用紙の巻き付けを防止するため、用紙分離電
極に所定の交流電圧が印加される。一時停止センサ175
が零に立ち下がった後転写後の転写材Pの定着が行なわ
れ、次のF1′区間に入る。F1′区間は原稿の裏面コピー
のための準備区間であり、この間転写材は循環搬送され
(ス)中間トレイ130に1時ストック後、レジストロー
ラ50で待機される。又原稿1は反転搬送されて裏面が原
稿台29dにセットされる。
以後前記と同様な区間である前回転F2′、第1色像形
成区間E1、第2色像形成区間E2、第3色像形成区間E3
第4色像形成区間E4及び後処理区間E3をへて両面コピー
画像が排出され、かつ丁合される。
「表示・操作部E」 第37図において、イはコピースイッチであり、このス
イッチを押下することにより上述したシーケンスで複写
動作が行われる。又、このスイッチの下にはLEDがあ
り、赤LEDが点灯中にはウォーミングアップ時を示し、
緑LEDの点灯によって初めてレディー状態となる。
ロは複写枚数や自己診断モードの表示又は異常状態や
その部位を示す表示部である。7セグメントのLEDから
構成されており、数字でその内容が表示される。
ハはコピー枚数等の設定、自己診断モード動作指示、
複写動作の中断、枚数セットのクリヤー等を行うキー群
である。例えば、数字キーの4と7を押して電源スイッ
チをオンすると自己診断モードに入ることが可能であ
り、且つこの時特定の数字をインプットすることによ
り、例えば赤用像器のモータ等を独立して回転すること
が可能である。
このモードからは特定の数字のインプット、又は電源
オフ後キーを押さないで電源オンとすることで通常モー
ドに復帰することが可能となる。
通常モードでは通常の複写動作が可能であるが、数字
キーとPボタンを組合せることにより、データのプリン
トアウト、テストパターンのプリントアウト等の動作が
可能となっている。例えば、第2のインターフェースに
プリンタコントローラを結線して“52P"と入力し、コピ
ーボタンをオンすれば、プリンタコントローラのデータ
が出力される。
同様にして、“53P"とすることによりテストパターン
のプリントアウトが可能となる。又、コピー動作中、例
えば4色1枚複写でイエロー現像中にストップ/クリヤ
ーキーが押されると、イエロー現像終了後に後回転プロ
セス動作に移り、この動作終了後初期状態に復帰する。
多数枚複写時でも同様である。
ニはEEモードの解除キーである。このキーを押してEE
モードを解除した状態で、ホ又はリのキーを操作するこ
とによって、閾値を手動調整できる。
ホは画像全体の閾値レベルを決定するキーである。左
側のキーを押すと低閾値が選択される。1回押すことに
よりノーマル閾値から次の閾値に離散的に変化する。右
側のキーはこの逆の動作を行う。原稿のうちのイエロ
ー,マゼンタ,シアン,黒色は濃度的には色毎に異なっ
ているのが普通であるから、閾値を色毎に決定する場合
には、リのキー群を利用する。
リは色毎に独立して閾値を決定するキー群である。例
えば、イエローの閾値を変える時にもイエローのスイッ
チを押す。この時このキー中のLEDが点灯し、レベルメ
ータ中の真中のLEDが点滅する。次に希望の閾値にする
ために、ホのキーの左又は右側を押して1段階毎に設定
レベルを変える。希望のレベルにしたい時には再度イエ
ロースイッチを押すことにより点滅中のレベルにセット
される。この段階でレベルメータ中のLEDの点滅は終了
し、LEDは点灯状態になる。赤と黒についても同様であ
る。
カラーコピーモードとしては、1色モード、2色モー
ド、3色モード、フルカラーモードがある。これを指定
するのがヘとトのキー群である。以下説明する。
1色で記録する場合、最初にモノキーを押し、次にイ
エローで記録する時には、ヘとイエローキーを、黒で記
録する時には黒キーを押せばよい。マゼンタ若しくはシ
アン1色記録の時にも同様である。次に、4色で記録す
る時にはトのフルカラーキーを押す。この操作のみで4
色モードとなり、コピーキーを押すことにより、イエロ
ー→マゼンタ→シアン→黒の順に複写が行われる。
又は、透明フィルムを用いてOHPシートを作成する時
に用いられるキーである。この時の定着温度は200℃前
後である。これは、定着温度を上げてフィルム上のトナ
ーを溶融させ、トナー表面層の平滑性を高め、透明性を
上げることを目的としたものである。
ルは細線モード用のキーであり、レーザのパワーを通
常使用の5mWより下げ1〜2mW程度で使用可能とし、特に
文字再現性を向上するようにしたものである。このモー
ドは特に上記したMTF補正をかなり強くした後に用いる
と効果的である。
オは複写機の動作状態の表示(ジャム,紙補給,紙の
移動位置)とトナー補給を指示するLED表示素子であ
る。
尚、上記実施例では、赤、青、緑の3色の画像読み取
りを行い、イエロー,マゼンタ,シアン,黒の4色で画
像処理及び画像出力を行うものとして説明してきたが、
これらに限定されるものではなく、他の色を使用した
り、異なる色数によっても同様の効果が得られることは
いうまでもない。
(実施例2) 本実施例は第38図(イ)に示す青色画像A、緑色画像
B、赤色画像Cを有する3色カラー原稿を第3図のカラ
ー画像形成装置によりA,B,Cの色別、かつ第1〜第4の
濃度別に取り分け、得られたコピー画像を丁合機によ
り、色別又は濃度別に分類整理するものである。
まず第2図のデジタイザを用いてコピー画像の青色の
色指定即ちA文字の指定とその濃度をデジタイザの色指
定部で4段階に順次指定して以下の像形成を行なう。
第3図の画像処理システムに基づき、読取り装置Aを
駆動して青色の記録信号を得、該記録信号を像形成体上
に書き込み、該像形成体42上に文字Aの静電潜像を形成
し、シアントナーを含む第11現像器45により現像し、A
のシアントナー像を形成する。前記シアントナー像上に
マゼンタ現像器44により現像してマゼンタトナーを積層
現像して形成する。
このトナー像はタイミングを合わせて給紙カセット48
aから給送された転写材P上に転写極51の作用で転写さ
れ、定着器53により定着されて青色のA文字画像が形成
され、搬送ロール120,122,123,127により搬送され丁合
機126のK1の皿に丁合される。この青色文字Aの濃度は
前記デジタイザの指定に基づき第1の濃度とされる。同
様のコピーを3回継続して行ない第2,第3及び第4の濃
度のA文字青色コピーを得、いづれも丁合機126のK1
皿に丁合される。
次にデジタイザによりコピー画像の緑色の色指定即ち
B文字の指定と、その濃度を第1,第2,第3,第4の4段階
で順次指定し、同じくカラー原稿(イ)により以下の像
形成を行なう。
即ち読取装置Aを駆動して処理回路により緑色の記録
信号を得、これにより該信号を像形成体42上に書き込み
緑色文字Bの静電潜像を形成し、及び前記イエロー現像
器43、シアン現像器45により現像して文字Bの緑色トナ
ー像を形成する。
この緑色トナー像は転写材P上に転写定着されてB文
字の緑色コピー画像が得られ、丁合機126により皿K2
に丁合される。得られた緑色B文字のコピー画像の濃度
は第1の濃度とされる。
かくしてカラー画像形成装置に本発明に係るデジタイ
ザを活用したことにより、コピー画像の編集が上記像形
成プロセスがさらに3回繰り返され第2〜第4の濃度の
緑色B文字画像が形成され丁合機126のK2のK2皿上に丁
合される。
同様にしてカラー原稿(イ)を用いて、像形成体42上
への赤色記録信号による書き込み及びイエロー現像と、
マゼンタ現像がC文字についてくりかえされ、転写材P
上に転写・定着されて第1の濃度の赤色のC文字コピー
画像が得られ丁合機126の皿K3上に載置される。
同様の像形成がさらに3回繰り返されて、第2,第3及
び第4の濃度の赤色C文字のコピー画像が得られ、丁合
機126の皿K3上に丁合される。
かくして前記カラー原稿(イ)から色別、濃度別のカ
ラーコピーが容易に得られ、しかも分類整理されたコピ
ーが得られる。
かくしてカラー画像形成装置に本発明に係るデジタイ
ザを使用したことにより、コピー画像の編集が簡便・正
確に実施され、かつ画像良好なカラー画像が得られる等
の利点が生ずる。
〔発明の効果〕
本発明は、原稿の色を指定する色指定手段によって指
定した画像を形成した記録材毎に仕分けして丁合機の受
け皿に排出するように構成したので、記録材は原稿の色
毎に整理され、排出されて、色の別によって再生画像を
分類することが可能になって様々なデータを画像として
記録するのと同時に分類がなされるので、画像或いはデ
ータの整理に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像処理システムの一例を示すブロッ
ク図、第2図は本発明に使用されるデジタイザの一例を
示す斜視図、第3図は本発明に適するカラー画像形成装
置の一例を示す断面図、第14図イはシェーデング補正の
説明図、第4図ロはCCDの分光相対感度、第4図は光源
の管長方向の相対輝度特性を示す図である。 第5図はシェーデング補正回路図、第6図及び第8図は
シェーデング補正信号波形図、第7図はシェーデング補
正ADC回路図、第9図はA/D変換器の動作説明図、第10図
はルックアップテーブルの構成図、第11図及び第12図は
カラーゴースト発生の説明図、第13図、第14図及び第15
図は、CCD取付装置の構成図、第16図及び第17図はカラ
ーゴースト補正用パターンの説明図、第18図は、カラー
ゴースト補正回路図である。 第19図はMTF補正回路図、第20図及び第21図は変倍説明
図、第22図は変倍回路図、第23図は変倍処理信号の波形
図である。 第24図〜第26図は閾値決定回路図、第27図及び第28図は
インターフェース回路図、第29図はインターフェースの
動作を説明するタイミングチャート、第30図は出力装置
の構成図、第31図はレーザビームスキャナの構成図であ
る。 第32図は現像器の要部断面図、第33図及び第34図は制
御部のブロック図、第35図は像形成タイミングを示すタ
イミングチャート、第36図はドラムインデックスセンサ
の説明図、第37図は表示操作部のキー配列を示す図、第
38図は原稿及び得られる画像を示す図である。 1……原稿、2,3……ダイクロイックミラー、4,5,6……
CCD、7,8,9……A/D変換器、10,11,12……シェーデング
補正回路、13,14,15……ゲート、16……色修正回路と色
分離回路、17……カラーゴースト補正回路、18……MTF
補正回路、19……カラーデータセレクト回路、21……多
値化手段、23……自動閾値決定手段、24……手動閾値決
定手段、25……多値化回路図、26……インターフェース
回路、27……画像出力装置、29……RDF、43,44,45,46…
…現像器、48a,48b,48c……給紙カセット、53……定着
器、126……丁合器、130……ADU、(A),(B),
(C),(E),(G),(H),(K),(L),
(M)……搬送経路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/00 H04N 1/46 - 1/62 H04N 1/387 - 1/393 G03G 15/01

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー原稿を読み取り、カラー画像信号を
    出力する読み取り手段と、 前記カラー画像信号に基づいて記録材に画像を記録する
    記録手段と、 画像が記録された記録材を受け取る複数の受け皿と、 原稿の色を指定する色指定手段と、 前記色指定手段による指定に基づいて、記録材に画像記
    録を行うとともに、前記色指定手段による指定に対応し
    て前記複数の受け皿から選択した受け皿に記録材を排出
    するように制御する制御手段と、 を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】再生される画像の倍率を指定する倍率指定
    手段、再生すべき原稿を領域を指定する領域指定手段及
    び再生される画像の濃度を指定する濃度指定手段のうち
    の少なくとも一つを有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のカラー画像形成装置。
JP63020378A 1988-01-29 1988-01-29 カラー画像形成装置 Expired - Lifetime JP2896675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63020378A JP2896675B2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63020378A JP2896675B2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 カラー画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01194751A JPH01194751A (ja) 1989-08-04
JP2896675B2 true JP2896675B2 (ja) 1999-05-31

Family

ID=12025384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63020378A Expired - Lifetime JP2896675B2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2896675B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0683355B2 (ja) * 1985-11-18 1994-10-19 キヤノン株式会社 カラー画像形成装置
JPS62243475A (ja) * 1986-04-16 1987-10-23 Canon Inc 画像処理システム
JPS62279771A (ja) * 1986-05-12 1987-12-04 ゼロツクス コ−ポレ−シヨン 編集機能付複写機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01194751A (ja) 1989-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4937662A (en) Color image processing device having ability to process and record an outside or inside region enclosed with a color marker
US5016096A (en) Apparatus for color processing specifically inside or outside a detected region
JP3891654B2 (ja) 画像形成装置
US5216498A (en) Image processing apparatus capable of detecting marked region
JPH01309467A (ja) 画像処理装置
US4811114A (en) Image reading apparatus
US7420700B2 (en) Image processing system, image forming system, computer program, and recording medium
JPH0884268A (ja) 画像処理方法及び装置
JP2896675B2 (ja) カラー画像形成装置
US5053867A (en) Digital color image processing apparatus
JP2755972B2 (ja) カラー画像処理装置
JPH10322568A (ja) 画像形成装置
JP3794807B2 (ja) カラー画像処理装置
JPH02144566A (ja) カラー画像処理装置
JPS62176264A (ja) デジタルカラ−複写機
JPH11146220A (ja) 画像処理装置
JPH01192267A (ja) カラー画像処理装置
JPH06141193A (ja) カラー画像処理装置
JPH01228269A (ja) 画像形成装置
JPH01195778A (ja) カラー画像処理システム
JPH01192277A (ja) 画像処理装置
JPH01192265A (ja) 画像処理装置
JPH01192274A (ja) 画像処理装置
JPH01192281A (ja) カラー画像処理装置
JPH02170694A (ja) カラー画像処理装置