JP2896643B2 - 真空箒装置 - Google Patents

真空箒装置

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JP2896643B2
JP2896643B2 JP7254374A JP25437495A JP2896643B2 JP 2896643 B2 JP2896643 B2 JP 2896643B2 JP 7254374 A JP7254374 A JP 7254374A JP 25437495 A JP25437495 A JP 25437495A JP 2896643 B2 JP2896643 B2 JP 2896643B2
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義夫 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気真空掃除機にか
かり、特に塵埃吸引ヘッドとそのパイプとの組み合わせ
にかかる。
【0002】
【従来の技術】従来から日本には箒なる掃引用具が伝統
的に存在するが、これが現在の真空掃除機の吸引ヘッド
と異なるところは、箒の使い方は楽な直立姿勢で穂先に
対して同軸な真っ直ぐな柄を把持し腕をスイングして足
元を左右乃至は後方に掃引し塵埃を掃き寄せ、まとめて
収集するのに対し、後者はヘッドが床面に接するように
斜めに曲げて取りつけたパイプ柄で塵埃場所まで押して
もっていき、腰を前後して足元より離れた前方でヘッド
を床面に対し前後進し塵埃を吸引収集するところにあ
る。この後者の腰を使う作業形態は欧米の生活習慣がそ
の儘日本にとり入れられて現在習性化し、もはやこの作
業態様についてその不合理性を論議した例はなく、現在
の真空掃除機技術動向は専ら真空掃除機本体の吸引力の
増加とか、くっついている塵埃掻き上げのためのヘッド
の改良にかかっている。絨緞等にくっついた埃の引きは
がしを真空吸引力だけに頼る従来技術は相当な高真空を
要し真空掃除機本体が大型化せざるを得ないのは当然で
ある。これを解決するには、ヘッド内でブラシを回転す
る機械的引きはがし、即ち掻き上げが効果的ではあるが
今度はヘッドの方の重量が増す。このように、ヘッド自
体の重さも吸着力も共に大きくなりつつあり、清掃者は
これに抗してヘッドを中腰姿勢で動かすので負担が益々
大きくなっている。ヘッドと人との距離を長くすれば作
業者がより直立姿勢がとれて楽であろうというパイプを
長くする提案もあるがこれは間違いで実際にはヘッドの
向き変えの際の力モメントが益々大きくなってむしろ腰
に負担が増している。吸引力を1時的に減少して作業者
の負担を軽くしようとする解決策にいたってはまさに後
退的技術である。
【0003】然して近年主婦の家事労働で最も負担の大
きいのは掃除であるとされ腰痛患者が増加しているのは
全部とはいえないが人間工学上の研究即ち掃除機の作業
形態の研究をおろそかにし、ハード面のみの改良に専念
し原点を見直さない当業技術動向に問題があると言えよ
う。
【0004】この種技術動向において最も注目すべき点
は、従来ヘッド構造においてはその清掃の方向は前方向
だけを考え、後ろ方向、左右方向は全く考えていないこ
とである。
【0005】本発明は前方向に動かす作業は中腰姿勢に
ならざるを得ないが、掃引方向が後ろ方向、左右方向な
らば伝統的な座敷箒の如くほぼ腕の運動であって、腰に
は過大な負担がかからない点に着目したものである。
【0006】本発明に適用できる従来のヘッドとして細
い吸引チューブを数本束ねて軽量ヘッドとし人力による
掻き出しを図ったものがあるが大面域清掃とか大きなご
みの収集は出来ない。また吸引抵抗大きく詰まりやすく
これを防止するには、これまた真空掃除機本体を大型化
せざるを得ない。さらにこのようなヘッドに交換する作
業も億劫なものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記技術動向
と正対し、真空掃除機ヘッドを極端に軽量化し箒のよう
に足元の回りの塵埃を人力で掻き上げ掃き寄せたりする
ように取り扱い得る、即ち従来型における腰の運動によ
るヘッドを腕の運動によるヘッドと柄との組み合わせに
置き換え、真空掃除機本体を小容量化し、同時にヘッド
を取り替えることなく、大面域清掃も狭い隙間の清掃も
でき、大きなごみの収集もでき、作業者の負担を軽減す
るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】真空掃除機ヘッドとして
弾撥性穂先束を細長方形中空に配列し、対向2長辺のう
ち一方の辺の穂先束を他方の辺の穂先束と長さを相異な
らせ、これより延びる吸引パイプを穂先束の柄として利
用し、これを片手乃至両手でほぼ垂直に把持し、長穂先
束の左右乃至は後方への掃引により塵埃を掻き上げ掃き
寄せるようにする。この作業は腕の運動であって従来型
の腰の前後屈運動ではない。この時穂先束は弾性がある
ため塵埃をはじき飛ばし、絨緞内の埃でもはじき上げら
れる。このようにして中空部内に浮遊状態になった塵埃
は、次いで柄が傾き、長・短穂先が共に清掃面に接した
時にヘッド内に形成される真空により有効に吸い込まれ
ることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】塵埃を吸引するヘッドと、真空掃
除機本体と、これらを連結するパイプとよりなる真空掃
除機において、ヘッドとして弾撥性穂先束を中空に配列
し、その穂先長さをヘッドの動きにより塵埃が弾撥掃引
される程度に長くし、柄として該中空部に該穂先と同方
向に剛性の真っ直ぐなパイプの1端を連結し、該パイプ
の長さは両手で把持してヘッドを足もとで掃引するよう
な長さにし、該パイプの他端は可撓性パイプを経て上記
真空掃除機本体へ連結する。
【0010】以下図面についてこの形態を詳細に説明す
る。
【0011】図1は本発明実施例を示す真空掃除機の概
略を示す図で、ヘッド部分を1部欠切して示す。従来型
の真空掃除機本体1より従来のように可撓性パイプ2を
延ばし、この先に剛性のエルボ10を固定連結し、エル
ボ10の他端を真っ直ぐな剛性のパイプ5の1端に回転
自在連結環3を介して連結し、パイプ5の他端は連結環
4でパイプ5と同軸な剛性パイプ5′に取り外し可能に
連結し、5′、6、7、8、及び9よりなる真空吸引ヘ
ッド組立体を連結してなる。
【0012】ヘッド組立体は剛性のクラウン部6、該ク
ラウン部6の中心から真上に立ち上がる剛性パイプ
5′、該クラウン部6の下縁から下へ延びる外側スカー
ト7と内側スカート8、8′、これらスカートとの間に
挟持固定された弾撥性穂先束9、9′とよりなる。
【0013】弾撥性穂先束と外側スカートと内側スカー
トとはいずれも1連の環状をなし、図1のA−A断面、
B−B断面を示す図3及び図2より分かるようヘッドは
横に細長く作られ、図1に示すようにその中央部より真
空吸引パイプ即ち柄5′、5がヘッドに対し直角上方に
延びる。
【0014】外側スカートと内側スカートとは実質上同
じ弾性を有する扁平環(図2)でありこの間に穂先束の
根本を強固に保持し、上記クラウン部6の下縁に弾性嵌
着する。これら内、外側スカートは穂先の弾撥力を助成
し、且つ穂先束に生じがちな癖を良く矯正して中空部を
確保し、大きな塵埃でも吸引できるようにする。
【0015】穂先束は1連となって環状に配置され断面
が細長方形の中空部を作る(図2)が、この各長辺にあ
る穂先束9、9′は長さを夫々異ならせ(図3)、且つ
穂先束長さの短い方の穂先束9は中央部が若干短かめに
なるよう三ケ月形(図1)に刈り込むことにより掃き寄
せ時に塵埃を蹴散らかさずに有効に中空部に取り込むこ
とが出来る。尚、矢印11はヘッドの掃引方向を示す。
また図3断面よりわかるように外側スカート7の垂下長
さは図の左右側で同じであるが、内側スカート8、8′
は穂先束長さに応じて異ならせてある。また細長方形両
短辺部穂先は狭い隙間に入り込み塵埃を掻き出すのに便
利である。
【0016】
【発明の効果】本発明によればヘッドの持ち運び性は極
端に向上するので清掃の必要面域のみ清掃でき効率的で
ある。従来のヘッドは重いので清掃の必要面域まで不必
要面域上を滑らせて運ぶことが多かった。伝統的な箒に
よる掃き出し作業でも清掃の必要面域上の塵埃は清掃の
不必要である面域上を掃引しながら掃き出しており不合
理であったが、本発明によれば局所的清掃が行い易く清
掃作業効率は1段と飛躍する。
【0017】図1に示すようにパイプを長くし両手で柄
を把持して掃引する座敷箒としての使い方の場合は例え
ば1方の手でパイプ5のエルボ10に近い部分を把持し
他方の手でパイプ5′を把持する直立姿勢が取れ、然も
エルボ10が回転自在であるので可撓性パイプの向きに
よる煩わしさなくヘッドも自由に回転できまさに座敷箒
としての作業姿態が採り得、中腰姿勢は不要となる。
【0018】本発明によると、ヘッドが極端に軽くかつ
ほぼ腕を左右乃至は後方へスイングするだけの作業であ
って腰の前後屈運動ではないので剛性パイプ5を取り外
して柄を短くして片手箒のように中腰で掃引を反復して
も腰の負担にはならない。
【0019】従来、埃り掻き出しの為掃除機本体の大型
化を余儀なくされていた真空吸引を、人力による掻き出
しに代えた結果、掃除機本体が小型機ですみ、且つ、ヘ
ッドの清掃面への常時吸着がないので総合的には清掃者
の負担を軽減する。本発明者の実験によると掃除機本体
が肩かけ式の小型機でも十分実用できることが分かっ
た。
【0020】狭い隙間とか敷居とかを清掃するには従来
型ヘッドにおいては床用ヘッドを隙間用ヘッドに取り替
えねばならなず不便であったが、本発明では特に細長方
形穂先束の短辺部穂先が隙間に入れ易く塵埃を掻き出し
吸引出来、ヘッドの交換は不必要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例を示す真空掃除機の概略を示す図
でヘッド部分は1部欠切して示す図である。
【図2】図1のB−B断面を示す図である。
【図3】図1のA−A断面を示す図である。
【符号の説明】
1・・真空掃除機本体 2・・可撓性パイプ 5、5′・・剛性パイプ 6・・クラウン部 7、・・外側スカート 8、8′・・内側スカート 9、9′・・穂先束

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵埃を吸引するヘッドと真空掃除機本体
    とこれらを連結するパイプとよりなる真空掃除機におい
    て、ヘッドとして弾撥性穂先束を一連に細長中空に配列
    し、その対向2長辺の穂先束長さは互いに相異なり、穂
    先束長さの長い方の辺は定長であるが穂先束長さの短
    い方の辺は中央部が短かくなるよう三ケ月形に短くし
    上記ヘッドの柄として該中空部に該穂先と同方向に剛性
    の真っ直ぐなパイプの1端を連結し、上記パイプの他端
    から可撓性パイプを経て上記真空掃除機本体へ連結し
    た事を特徴とする真空箒装置。
JP7254374A 1995-08-28 1995-08-28 真空箒装置 Expired - Lifetime JP2896643B2 (ja)

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