JP2896642B2 - 足場材 - Google Patents

足場材

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JP2896642B2
JP2896642B2 JP7250285A JP25028595A JP2896642B2 JP 2896642 B2 JP2896642 B2 JP 2896642B2 JP 7250285 A JP7250285 A JP 7250285A JP 25028595 A JP25028595 A JP 25028595A JP 2896642 B2 JP2896642 B2 JP 2896642B2
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光宏 北野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、足場材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の足場材は、多数の開口を有する鋼
製のエキスパンドメタルと、エキスパンドメタルの周縁
部を囲む鋼製の方形枠とによって構成されており、エキ
スパンドメタルの側縁部と鋼製枠とは、溶接により結合
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の足場材では、溶接作業に熟練と手間を要する
ため、足場材の製造が容易でなく、生産能率が悪く、製
造コストが高くつくという問題があった。また溶接によ
りエキスパンドメタルを枠に固定してしまうと、エキス
パンドメタルが部分的に変形したり、汚れたり、あるい
は破損した場合に、エキスパンドメタルのみを交換する
ことができないので、補修が不可能であるという問題が
あった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、エキスパンドメタルを枠に、ねじ等の固定具
によって取り付けることができて、従来のエキスパンド
メタルの溶接による取付作業を省略することができ、こ
れによって足場材の製造を容易かつ安価に行なうことが
できて、生産能率を大幅に向上し得、しかも結合強度が
非常に大きく、耐久性にすぐれているうえに、エキスパ
ンドメタル部分が復元不可能に変形したり、著しく汚れ
たり、あるいは破損した場合にも、エキスパンドメタル
部分のみを交換することが可能で、補修コストが安くつ
く、足場材を提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、平面よりみて略方形の枠と、これに
取り付けられているエキスパンドメタルとよりなる足場
材であって、エキスパンドメタルの左右縁部が折り曲げ
られて垂下部が形成され、略方形枠の左右縦枠材が、下
側の縦枠基材と上側の横断面略倒L形を有するエキスパ
ンドメタル押え止め用縦枠部材によって構成され、略方
形枠の前後横枠材が、内側の横枠基材と張出壁部を有す
る外側のエキスパンドメタル押え止め用横枠部材によっ
て構成されており、左右両縦枠基材の前後両端部同士が
それぞれ横枠基材を介して連結されて、平面よりみて略
方形の枠基体が形成され、枠基体に、これの開口部を覆
うようにエキスパンドメタルが被せられて、該エキスパ
ンドメタルの左右縁部の垂下部が左右両縦枠基材にねじ
等の固定具によって止められ、左右両押え止め用縦枠部
材がエキスパンドメタルの左右縁部の水平部分を上から
押さえるようにそれぞれ被せられて、押え止め用縦枠部
材とエキスパンドメタルの左右縁部の水平部分とがねじ
等の固定具によって左右両縦枠基材に止められ、左右両
縦枠基材の前後両端部同士にエキスパンドメタル押え止
め用横枠部材がそれぞれ渡されて、ねじ等の固定具によ
って止められるとともに、これら押え止め用横枠部材上
縁部の張出壁部とエキスパンドメタルの前後縁部とがね
じ等の固定具によって前後両横枠基材に止められてい
る、足場材を要旨としている。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態
を、図面を参照して説明する。
【0007】この明細書において、前後、左右は図1を
基準とし、前とは図1の左側、後とは同右側をいゝ、ま
た左とは同図上側、右とは同下側をいうものとする。
【0008】また、内とは足場材の枠の内方を、外とは
同外方をいうものとする。
【0009】図1〜図4を参照すると、この発明による
足場材(1) は、平面よりみて略方形の枠(10)と、これに
取り付けられかつ多数の開口を有する鋼製のエキスパン
ドメタル(2) とよりなるものである。
【0010】略方形枠(10)は、例えばアルミニウム押出
形材製であって、該枠(10)の左右縦枠材(12)(12)が、下
側のアルミニウム中空押出形材製の縦枠基材(12A)(12A)
と上側の横断面略倒L形を有するアルミニウム押出形材
製のエキスパンドメタル押え止め用縦枠部材(12B)(12B)
によって構成されている。また略方形枠(10)の前後横枠
材(13)(13)は、内側のアルミニウム中空押出形材製の横
枠基材(13A)(13A)と、上端に内方に張り出した張出壁部
(65)(65)を有する外側のアルミニウム押出形材製のエキ
スパンドメタル押え止め用横枠部材(13B)(13B)とによっ
て構成されている。
【0011】一方、エキスパンドメタル(2) は略方形
で、図6に示すように、その左右縁部(3)(4)は折り曲げ
られて、垂下部(3b)(4b)が形成されている。
【0012】上記足場材(1) は、まず左右両縦枠基材(1
2A)(12A)の前後両端部同士がそれぞれ横枠基材(13A)(13
A)を介して連結されて、平面よりみて略方形の枠基体(1
1)が形成される。ここで、各縦枠基材(12A) の前後両端
部と横枠基材(13A) の左右端部とは、通常、溶接によっ
て結合される(図2と図3参照)。
【0013】そして、この略方形の枠基体(11)に、これ
の開口部を覆うようにエキスパンドメタル(2) が被せら
れて、該エキスパンドメタル(2) の左右縁部(3)(4)の垂
下部(3b)(4b)が、左右両縦枠基材(12A)(12A)にねじ(固
定具)(8)(8)によって予め止められる(図3参照)。
【0014】その後、横断面略倒L形の左右両押え止め
用縦枠部材(12B)(12B)がエキスパンドメタル(2) の左右
縁部(3)(4)の水平部分(3a)(4a)を上から押さえるように
それぞれ被せられて、押え止め用縦枠部材(12B)(12B)の
水平壁部(40)(40)と、エキスパンドメタル(2) の左右縁
部(3)(4)の水平部分(3a)(4a)とが、ねじ(8)(8)によって
左右両縦枠基材(12A)(12A)に止められる(図2参照)。
【0015】なお、このとき、横断面略倒L形の左右両
押え止め用縦枠部材(12B)(12B)の垂直壁部(41)(41)の下
端部は、連結手段を介して左右両縦枠基材(12A)(12A)の
中空状裾部(20)(20)の上壁(21)(21)に結合されているの
が、望ましい。
【0016】左右両縦枠基材(12A)(12A)の前後両端部同
士には、エキスパンドメタル押え止め用横枠部材(13B)
(13B)がそれぞれ渡されて、ねじ(8)(8)によって止めら
れるとともに、これら押え止め用横枠部材(13B)(13B)上
縁部の張出壁部(65)(65)とエキスパンドメタル(2) の前
後縁部(5)(6)とがねじ(8)(8)によって前後両横枠基材(1
3A)(13A)の上壁(51)に止められる(図4参照)。
【0017】上記足場材(1) によれば、エキスパンドメ
タル(2) を枠(10)にねじ(8)(8)によって取り付けること
ができて、従来のエキスパンドメタル(2) の溶接による
取付作業を省略することができ、これによって足場材
(1) の製造を容易かつ安価に行なうことができて、生産
能率を大幅に向上し得る。しかも結合強度が非常に大き
く、耐久性にすぐれているうえに、足場材(1) のエキス
パンドメタル部分が変形したり、著しく汚れたり、ある
いは破損した場合にも、エキスパンドメタル(2)のみを
交換することが可能であり、補修コストが安くつく。
【0018】なお、エキスパンドメタル(2) を枠(10)に
取り付けるには、ねじ(8)(8)の他に、ボルト・ナット等
の固定具を使用しても良い。
【0019】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0020】図1〜図4において、足場材(1) は、平面
よりみて方形のアルミニウム押出形材製枠(10)と、これ
に取り付けられかつ多数の開口(7) を有する鋼製のエキ
スパンドメタル(2) とよりなるものである。そして、エ
キスパンドメタル(2) の左右縁部(3)(4)は折り曲げられ
て垂下部(3b)(4b)が形成されている(図6参照)。
【0021】方形の枠(10)の左右縦枠材(12)(12)は、下
側のアルミニウム中空押出形材製の縦枠基材(12A)(12A)
と、上側の横断面倒L形を有するアルミニウム押出形材
製の押え止め用縦枠部材(12B)(12B)とによって構成され
ており、左右縦枠材(12)(12)同士は左右対称となされて
いる。
【0022】一方、方形枠(10)の前後横枠材(13)(13)
は、内側のアルミニウム中空押出形材製の横枠基材(13
A)(13A)と、上端に内方に張り出した張出壁部(65)(65)
を有する外側のアルミニウム押出形材製のエキスパンド
メタル押え止め用横枠部材(13B)(13B)とによって構成さ
れており、前後横枠材(13)(13)同士は前後対称となされ
ている。
【0023】そして、上記左右両縦枠基材(12A)(12A)の
前後両端部同士がそれぞれ横枠基材(13A)(13A)を介して
連結されて、平面よりみて方形の枠基体(11)が形成され
ている。なお、左右縦枠基材(12A)(12A)の前後両端部と
前後横枠基材(13A)(13A)の左右両端部とは、それぞれ溶
接によって結合されている。
【0024】なお、この実施例では、方形枠基体(11)の
左右縦枠基材(12A)(12A)の中間部に、前後横枠基材(13
A)(13A)と同じ横断面形状を有する3本の中桟(14)が渡
されて、各中桟(14)の左右両端部が左右縦枠基材(12A)
(12A)の中間部分に溶接によって結合されている。
【0025】方形の枠基体(11)に、これの開口部を覆う
ようにエキスパンドメタル(2) が被せられて、該エキス
パンドメタル(2) の左右縁部(3)(4)の垂下部(3b)(4b)が
左右両縦枠基材(12A)(12A)にねじ(8)(8)によって止めら
れている。
【0026】ここで、左右縦枠材(12)(12)と前後横枠材
(13)(13)について詳しく説明する。
【0027】なお、図2と図3では、左右縦枠材(12)(1
2)のうち一方の左縦枠材(12)のみを示し、他方の右側縦
枠材(12)の図示は省略されている。図4では、前後横枠
材(13)(13)のうち一方の前横枠材(13)のみを示し、他方
の後横枠材(13)の図示は省略されている。
【0028】まず左右縦枠材(12)(12)の縦枠基材(12A)
(12A)は、それぞれ横断面方形の中空状裾部(20)(20)を
有し、これらの中空状裾部(20)(20)の上壁(21)(21)内側
部分に、上壁(21)(21)の幅の略5分の2の幅を有するエ
キスパンドメタル取付用上向き中空状凸部(23)(23)が設
けられるとともに、中空状凸部(23)(23)の外側に所定間
隔をおいて立上がり壁部(24)(24)が設けられている。さ
らに該上壁(21)(21)の立上がり壁部(24)(24)より外側部
分には段部(25)(25)が設けられるとともに、上壁(21)(2
1)の外側縁部に、先端部(26a)(26a)を内側に向けた横断
面倒L形の係合凸部(26)(26)が設けられ、段部(25)(25)
と倒L形の係合凸部(26)(26)とによって内方に開口した
嵌合凹部(27)(27)が形成せられている。
【0029】また、左右縦枠基材(12A)(12A)の内側壁部
の高さの略中央部に、それぞれ横枠基材(13A)(13A)の左
右両端部を受ける水平凸部(15)(15)が長手方向に設けら
れている。左右縦枠基材(12A)(12A)の中空状裾部(20)(2
0)の下壁(22)(22)の上面に、裾部(20)(20)内に突出しか
つ上方に開口した横断面C形のねじ込み用凹部(29)(29)
を有するねじ取付用凸条(28)(28)が縦枠基材(12A)(12A)
の長手方向に設けられている。
【0030】上記エキスパンドメタル取付用上向き中空
状凸部(23)(23)の上壁(30)(30)にはねじ孔(31)(31)が設
けられるとともに、同中空状凸部(23)(23)の外側壁(32)
(32)にねじ孔(33)(33)が設けられ、また立上がり壁部(2
4)(24)に、上記外側壁(32)(32)のねじ孔(33)(33)に対向
するねじ挿通孔(35)(35)があけられている。
【0031】なお、中空状凸部(23)(23)の上壁(30)(30)
の上面にはエキスパンドメタルずれ防止用凹凸部(36)(3
6)が設けられ、中空状凸部(23)(23)の外側壁(32)(32)と
立上がり壁部(24)(24)のそれぞれ対向面には、同様にエ
キスパンドメタルずれ防止用凹凸部(37)(37)(38)(38)が
設けられている。
【0032】これに対し、横断面倒L形の押え止め用縦
枠部材(12B)(12B)の水平壁部(40)(40)の幅の略中央部に
垂下壁部(42)(42)が設けられ、これらの垂下壁部(42)(4
2)は、エキスパンドメタル(2) の取付けのさい、左右縦
枠基材(12A)(12A)の上壁(21)(21)の立上がり壁部(24)(2
4)の延長上に位置するものとなされている。
【0033】また同押え止め用縦枠部材(12B)(12B)の垂
直壁部(41)(41)の下端部には、上記左右縦枠基材(12A)
(12A)との連結手段として、外方に開口した横断面略コ
形の係合部(43)(43)が設けられ、これらの係合部(43)(4
3)の下端水平部(43a)(43a)が左右縦枠基材(12A)(12A)の
上壁(21)(21)側の嵌合凹部(27)(27)内に、該上壁(21)(2
1)側の倒L形係合凸部(26)(26)の先端部(26a)(26a)が横
断面略コ形係合部(43)(43)の凹部(44)(44)内に、それぞ
れ差し違い状に嵌め入れられている。
【0034】そして、押え止め用縦枠部材(12B)(12B)の
水平壁部(40)(40)の垂下壁部(42)(42)より内側部分の下
面と、垂下壁部(42)(42)の内面とに、エキスパンドメタ
ルずれ防止用凹凸部(46)(46)(47)(47)がそれぞれ設けら
れている。
【0035】上記方形枠(10)の前後横枠材(13)(13)の内
側の横枠基材(13A)(13A)は、図4に示すように、横断面
略方形のアルミニウム中空押出形材製であり、その上壁
(51)(51)にねじ孔(53)(53)が設けられるとともに、上壁
(51)(51)の上面にエキスパンドメタルずれ防止用凹凸部
(54)(54)が設けられている。
【0036】そして、これら前後両横枠基材(13A)(13A)
の下壁(52)(52)の左右両端部が、左右両縦枠基材(12A)
(12A)の水平凸部(15)(15)の前後両端部分にそれぞれ受
けられた状態で、溶接によって結合されている。
【0037】なお、図5に示すように、方形枠基体(11)
の左右縦枠基材(12A)(12A)の中間部に渡された3本の中
桟(14)は、前後横枠基材(13A)(13A)と同じ横断面略方形
を有しており、各中桟(14)の上壁(71)の上面にエキスパ
ンドメタルずれ防止用凹凸部(73)が設けられ、また中桟
(14)の下壁(72)の左右両端部が、左右両縦枠基材(12A)
(12A)の中間部分において水平凸部(15)(15)にそれぞれ
受けられた状態で、溶接によって結合されている。
【0038】前後両外側のエキスパンドメタル押え止め
用横枠部材(13B)(13B)は、それぞれ上壁(61)(61)と、垂
直壁(62)(62)と、下壁(63)(63)と、垂直壁(62)(62)の高
さの略中央部の中間水平壁(64)(64)とによって横断面略
E形を有し、その上壁(61)(61)の先端部には、これを延
長するように内方に張り出した張出壁部(65)(65)が設け
られ、かつ上壁(61)(61)の先端寄り部分に横断面略L形
の下方凸部(66)(66)が設けられている。
【0039】前後両押え止め用横枠部材(13B)(13B)の上
壁(61)(61)先端部の張出壁部(65)(65)にねじ挿通孔(67)
(67)が設けられるとともに、同垂直壁(62)(62)の下端寄
り部分にねじ挿通孔(68)(68)が設けられ、かつ張出壁部
(65)(65)の下面にエキスパンドメタルずれ防止用凹凸部
(69)(69)が設けられている。
【0040】上記足場材(1) を組み立てるには、まず左
右縦枠基材(12A)(12A)に、前後横枠基材(13A)(13A)と3
本の中桟(14)とが渡されて、溶接により結合せられてな
る方形枠基体(11)を予め製作しておき、この枠基体(11)
に対してエキスパンドメタル(2) が嵌め被せられる。こ
のとき、エキスパンドメタル(2) の左右縁部(3)(4)の垂
下部(3b)(4b)が、左右縦枠基材(12A)(12A)の上壁(21)(2
1)の中空状凸部(23)(23)と立上がり壁部(24)(24)との間
の間隙に差し込まれ、この状態で、ねじ(8)(8)が、立上
がり壁部(24)(24)のねじ挿通孔(35)(35)に側方から差し
込まれて、該ねじ(8)(8)の先端部がエキスパンドメタル
(2) の左右垂下部(3b)(4b)の開口(7)(7)に挿通せしめら
れて、該ねじ(8)(8)の先端部が、同中空状凸部(23)(23)
の外側壁(32)(32)のねじ孔(33)(33)にねじ込まれること
により、エキスパンドメタル(2)が方形枠基体(11)に仮
止めされる。
【0041】ついで、横断面倒L形の左右両押え止め用
縦枠部材(12B)(12B)がエキスパンドメタル(2) の左右縁
部(3)(4)の水平部分(3a)(4a)を上から押さえるようにそ
れぞれ被せられる。このとき、図3に示すように、同縦
枠部材(12B)(12B)の垂直壁部(41)(41)下端部の横断面略
コ形の係合部(43)(43)が、左右縦枠基材(12A)(12A)の上
壁(21)(21)外側縁部の横断面倒L形の係合凸部(26)(26)
に係り合わせられて、これらの係合部(43)(43)の下端水
平部(43a)(43a)が左右縦枠基材(12A)(12A)の上壁(21)(2
1)側の嵌合凹部(27)(27)内に、該上壁(21)(21)側の倒L
形係合凸部(26)(26)の先端部(26a)(26a)が横断面略コ形
係合部(43)(43)の凹部(44)(44)内に、それぞれ差し違い
状に嵌め入れられて結合される。
【0042】なおこの場合、左右縦枠基材(12A)(12A)の
上壁(21)(21)の外側縁寄り部分には段部(25)(25)が存在
していて、広い空間部が形成されるので、縦枠部材(12
B)(12B)の垂直壁部(41)(41)下端部の嵌入れが容易であ
り、作業性にすぐれている。
【0043】また、左右両押え止め用縦枠部材(12B)(12
B)の水平壁部(40)(40)によってエキスパンドメタル(2)
の左右縁部(3)(4)の水平部分(3a)(4a)がそれぞれ押さえ
られるとともに、同縦枠部材(12B)(12B)の垂下壁部(42)
(42)によってエキスパンドメタル(2) の左右縁部(3)(4)
の垂下部(3b)(4b)がそれぞれ押さえられる。
【0044】さらにこの状態で、ねじ(8)(8)が、左右両
縦枠部材(12B)(12B)の水平壁部(40)(40)のねじ挿通孔(4
5)(45)に上から差し込まれて、該ねじ(8)(8)の先端部が
エキスパンドメタル(2) の左右縁部(3)(4)の垂下部(3b)
(4b)の開口(7)(7)に挿通せしめられ、該ねじ(8)(8)の先
端部が、同中空状凸部(23)(23)の上壁(30)(30)のねじ孔
(31)(31)にねじ込まれることにより、エキスパンドメタ
ル(2) が左右両縦枠部材(12B)(12B)を介して方形枠基体
(11)にしっかりと止められる。
【0045】そして最後に、方形枠基体(11)の前後両端
部に、横断面略E形の前後両エキスパンドメタル押え止
め用横枠部材(13B)(13B)が押し当てられて、これら横枠
部材(13B)(13B)の上壁(61)(61)の張出壁部(65)(65)によ
ってエキスパンドメタル(2)の前後縁部(5)(6)が上から
押さえられるとともに、横枠部材上壁(61)(61)の横断面
略L形の凸部(66)(66)の先端部(66a)(66a)が、内側の前
後横枠基材(13A)(13A)の上端部にそれぞれ当接せしめら
れ、かつ同横枠部材(13B)(13B)の下壁(63)(63)の先端立
上がり部(63a)(63a)が、左右縦枠基材(12A)(12A)の中空
状裾部(20)(20)の前端もしくは後端に当接せしめられ、
さらに同横枠部材(13B)(13B)の中間水平壁(64)(64)の幅
広の先端部(64a)(64a)が、前後横枠基材(13A)(13A)の下
端部と、左右縦枠基材(12A)(12A)の中空状裾部(20)(20)
の水平凸部(15)(15)の前端もしくは後端とに当接せしめ
られている。
【0046】この状態で、前後押え止め用横枠部材(13
B)(13B)の上壁(61)(61)先端部の張出壁部(65)(65)のね
じ挿通孔(67)(67)に、ねじ(8)(8)が上方から差し込まれ
て、該ねじ(8)(8)の先端部がエキスパンドメタル(2) の
前後縁部(5)(6)の開口(7)(7)に挿通せしめられて、該ね
じ(8)(8)の先端部が、前後横枠基材(13A)(13A)の上壁(5
1)(51)のねじ孔(53)(53)にねじ込まれ、かつ同前後押え
止め用横枠部材(13B)(13B)の垂直壁(62)(62)下端寄りの
ねじ挿通孔(68)(68)に、ねじ(8)(8)が前方もしくは後方
から差し込まれて、該ねじ(8)(8)の先端部が、左右縦枠
基材(12A)(12A)のねじ取付用凸条(28)(28)の横断面C形
のねじ込み用凹部(29)(29)の前後両端部にねじ込まれる
ことにより、最終的に、エキスパンドメタル(2) と方形
枠(10)とが結合されて、足場材(1) が組み立てられるも
のである。
【0047】上記のような足場材(1) によれば、エキス
パンドメタル(2) と方形枠(10)とを、ねじ(8)(8)によっ
て結合しているから、従来のエキスパンドメタルの溶接
による取付作業を省略することができる。従って、足場
材(1) の製造を容易かつ安価に行なうことができ、しか
もエキスパンドメタル(2) と方形枠(10)との結合強度が
非常に大きく、足場材(1) は耐久性にすぐれている。
【0048】なお、足場材(1) のエキスパンドメタル
(2) が変形したり、著しく汚れたり、あるいは破損した
場合にも、上記と逆の手順によりエキスパンドメタル
(2) を取り外して、新しいエキスパンドメタル(2) と容
易に交換することができ、補修コストが安くつくもので
ある。
【0049】なお、上記実施例の足場材(1) は、例えば
縦2000mm×横400mmの大きさを有するものであ
り、これは建築現場における足場材に使用される。しか
しながら、この発明による足場材(1) は、このような建
築現場における足場材に適用されるだけでなく、その
他、例えば階段用踏み板、作業台等における足場材とし
ても、全く同様に適用されるものである。
【0050】ここで、図示は省略したが、この発明によ
る足場材(1) を階段用踏み板として使用する場合には、
その方形枠(10)は、例えば縦が200mmと短く、横が4
00mmと長いものとなされ、かつ中桟(14)は、長い方の
前後横枠材(13)(13)と平行に1本使用すれば良い。
【0051】また、この発明による足場材(1) を作業台
として使用する場合には、その方形枠(10)は、例えば縦
1500mm×横1000mmの大きさとなされ、かつ中桟
(14)としては、前後両側の横枠基材(13A)(13A)と、中間
でかつ縦横に配置した数本の中桟(14)とを一緒に組み合
わせて格子状としたものを使用するのが好ましく、また
作業台を構成する足場材(1) の四隅には、適宜の高さを
有する脚部を取り付けるものである。
【0052】
【発明の効果】この発明による足場材は、上述のよう
に、平面よりみて略方形の枠と、これに取り付けられて
いるエキスパンドメタルとよりなるものであり、エキス
パンドメタルの左右縁部が折り曲げられて垂下部が形成
され、略方形枠の左右縦枠材が、下側の縦枠基材と上側
の横断面略倒L形を有するエキスパンドメタル押え止め
用縦枠部材によって構成され、略方形枠の前後横枠材
が、内側の横枠基材と張出壁部を有する外側のエキスパ
ンドメタル押え止め用横枠部材によって構成されてお
り、左右両縦枠基材の前後両端部同士がそれぞれ横枠基
材を介して連結されて、平面よりみて略方形の枠基体が
形成され、枠基体に、これの開口部を覆うようにエキス
パンドメタルが被せられて、該エキスパンドメタルの左
右縁部の垂下部が左右両縦枠基材にねじ等の固定具によ
って止められ、左右両押え止め用縦枠部材がエキスパン
ドメタルの左右縁部の水平部分を上から押さえるように
それぞれ被せられて、押え止め用縦枠部材とエキスパン
ドメタルの左右縁部の水平部分とがねじ等の固定具によ
って左右両縦枠基材に止められ、左右両縦枠基材の前後
両端部同士にエキスパンドメタル押え止め用横枠部材が
それぞれ渡されて、ねじ等の固定具によって止められる
とともに、これら押え止め用横枠部材上縁部の張出壁部
とエキスパンドメタルの前後縁部とがねじ等の固定具に
よって前後両横枠基材に止められているものであるか
ら、この発明の足場材によれば、エキスパンドメタルを
枠に、ねじ等の固定具によって取り付けることができ
て、従来のエキスパンドメタルの溶接による取付作業を
省略することができ、これによって足場材の製造を容易
かつ安価に行なうことができて、生産能率を大幅に向上
し得る。
【0053】しかも足場材は結合強度が非常に大きく、
耐久性にすぐれているうえに、エキスパンドメタル部分
が復元不可能に変形したり、著しく汚れたり、あるいは
破損した場合にも、エキスパンドメタル部分のみを交換
することができるので、補修コストが安くつくという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す足場材の概略平面図で
ある。
【図2】図1のAーA線に沿う拡大断面図である。
【図3】同拡大断面図で、枠基体にエキスパンドメタル
押え止め用縦枠部材を取り付ける前の状態を示してい
る。
【図4】図1のBーB線に沿う拡大断面図である。
【図5】図1のCーC線に沿う拡大断面図である。
【図6】エキスパンドメタルのみの概略斜視図である。
【符号の説明】 1 足場材 2 エキスパンドメタル 3,4 エキスパンドメタルの左右縁部 3a,4a 水平部分 3b,4b 垂下部 5,6 エキスパンドメタルの前後縁部 8 ねじ(固定具) 10 略方形の枠 11 枠基体 12,12 左右縦枠材 12A 下側の縦枠基材 12B エキスパンドメタル押え止め用縦枠部
材 13,13 前後横枠材 13A 横枠基材 13B エキスパンドメタル押え止め用横枠部
材 65,65 張出壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 5/08 E04H 17/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面よりみて略方形の枠(10)と、これに
    取り付けられているエキスパンドメタル(2) とよりなる
    足場材(1) であって、エキスパンドメタル(2) の左右縁
    部(3)(4)が折り曲げられて垂下部(3b)(4b)が形成され、
    略方形枠(10)の左右縦枠材(12)(12)が、下側の縦枠基材
    (12A)(12A)と上側の横断面略倒L形を有するエキスパン
    ドメタル押え止め用縦枠部材(12B)(12B)によって構成さ
    れ、略方形枠(10)の前後横枠材(13)(13)が、内側の横枠
    基材(13A)(13A)と張出壁部(65)(65)を有する外側のエキ
    スパンドメタル押え止め用横枠部材(13B)(13B)によって
    構成されており、左右両縦枠基材(12A)(12A)の前後両端
    部同士がそれぞれ横枠基材(13A)(13A)を介して連結され
    て、平面よりみて略方形の枠基体(11)が形成され、枠基
    体(11)に、これの開口部を覆うようにエキスパンドメタ
    ル(2) が被せられて、該エキスパンドメタル(2) の左右
    縁部(3)(4)の垂下部(3b)(4b)が左右両縦枠基材(12A)(12
    A)にねじ等の固定具(8)(8)によって止められ、左右両押
    え止め用縦枠部材(12B)(12B)がエキスパンドメタル(2)
    の左右縁部(3)(4)の水平部分(3a)(4a)を上から押さえる
    ようにそれぞれ被せられて、押え止め用縦枠部材(12B)
    (12B)とエキスパンドメタル(2) の左右縁部(3)(4)の水
    平部分(3a)(4a)とがねじ等の固定具(8)(8)によって左右
    両縦枠基材(12A)(12A)に止められ、左右両縦枠基材(12
    A)(12A)の前後両端部同士にエキスパンドメタル押え止
    め用横枠部材(13B)(13B)がそれぞれ渡されて、ねじ等の
    固定具(8)(8)によって止められるとともに、これら押え
    止め用横枠部材(13B)(13B)上縁部の張出壁部(65)(65)と
    エキスパンドメタル(2) の前後縁部(5)(6)とがねじ等の
    固定具(8)(8)によって前後両横枠基材(13A)(13A)に止め
    られている、足場材。
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