JP2896155B2 - ウェーハ用静電チャックの絶縁膜検査装置と検査方法 - Google Patents
ウェーハ用静電チャックの絶縁膜検査装置と検査方法Info
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Description
体ウェーハに生じる欠陥を防止することを目的とし、 正負両極が平面上に配置された電極を被覆する絶縁膜
と、該絶縁膜の上面に開口し、かつ厚み方向に貫通した
小孔とを有するウェーハ用静電チャックにおいて、該絶
縁膜を検査するウェーハ用静電チャックの絶縁膜検査装
置であって、前記小孔にプラズマ生成用のガスを供給す
るためのガス供給手段と、前記電極に電圧を供給する電
源と、前記絶縁膜の欠陥によって発生したプラズマによ
る、放電電流または電圧降下を監視する検知回路とを備
えているようにウェーハ用静電チャックの絶縁膜検査装
置を構成し、 正負両極が平面上に配置された電極と、該電極を被覆
する絶縁膜とを有するウェーハ用静電チャックにおい
て、該絶縁膜を検査するウェーハ用静電チャックの絶縁
膜検査方法であって、該絶縁膜の表面にプラズマ生成用
のガスを供給すると共に、該電極間に所定の電圧を印加
し、その際の該絶縁膜の欠陥によって発生したプラズマ
による、放電電流または電圧降下を測定するようにウェ
ーハ用静電チャックの絶縁膜検査装置を構成する。
ャックの絶縁膜検査装置に関する。
るが、その発展は、半導体デバイスの技術革新に負うと
ころが大きい。
高集積化は、非常に急速に推移しており、1チップ内に
集積される素子数は、メモリ素子の容量で見て、数年単
位で4倍に拡大している。
るまでの一連の工程の中で、いわゆるウェーハプロセス
と呼ばれるパターニングが終了するまでの工程で、ウェ
ーハの取り扱い如何に効率よく、しかも、安定に行うか
が、生産性向上の上から重要である。
理、露光、現像、エッチング、不純物導入といった幾つ
かの工程が繰り返されるが、その工程の各所でウェーハ
の保持が行われる。
つに、電界のクーロン力を利用した静電チャックがあ
る。
クを行うことができない真空装置の中などにおいて、ウ
ェーハ処理を行うときに用いられることが多く、例え
ば、ドライエッチング装置などに装備される。
(A)は斜視図、同図(B)はX−X′断面図である。
物をチャックするもので方形の形状もあるが、シリコン
ウェーハなどを吸着する形式のものでは、円形の形状が
多い。
μmの絶縁膜4が被覆されており、その絶縁膜4を剥い
でみると、その下には電極3が設けられている。
加してクーロン力を生じさせるもので、ここでは、同心
円状の櫛歯状パターン電極が交互に配置された形状にな
っている。
った形状であったり、九十九折り形状であったり、被吸
着物の形状などによって種々の形態が採られている。
た小孔5が適宜設けられており、この小孔5は、例え
ば、絶縁膜4と被吸着物との隙間にガスを流し込んで、
冷却を行う目的などに用いられている。
宜取り付け孔16が設けられており、種々の製造装置に固
定するとき用いられる。
極3から引き出された端子17に、図示してない高圧回路
から、数kVの高い直流電圧が印加される。
な穴が開いていても、絶縁破壊を起こし、放電を起こし
てしまうことが間々ある。
ハなどを吸着する際に、±数kVの高い直流電圧が印加さ
れる。
な穴が開いていても、絶縁破壊を起こし、それが原因と
なって放電を起こしてしまうことが間々ある。
ェーハプロセスを通った後で不良品になってしまう。
置に装着して使用する前に、静電チャックの絶縁膜に欠
陥がないかどうかを検査し、もし絶縁膜に、ピンホール
などのような傷のある欠陥品は予め使わないことにしな
いと、不良品を出してしまう問題があった。
極を被覆する絶縁膜と、該絶縁膜の上面に開口し、かつ
厚み方向に貫通した小孔とを有するウェーハ用静電チャ
ックにおいて、該絶縁膜を検査するウェーハ用静電チャ
ックの絶縁膜検査装置であって、前記小孔にプラズマ生
成用のガスを供給するためのガス供給手段と、前記電極
に電圧を供給する電源と、前記絶縁膜の欠陥によって発
生したプラズマによる、放電電流または電圧降下を監視
する検知回路とを備えているように構成されたウェーハ
用静電チャックの絶縁膜検査装置と、 正負両極が平面上に配置された電極と、該電極を被覆
する絶縁膜とを有するウェーハ用静電チャックにおい
て、該絶縁膜を検査するウェーハ用静電チャックの絶縁
膜検査方法であって、該絶縁膜の表面にプラズマ生成用
のガスを供給すると共に、該電極間に所定の電圧を印加
し、その際の該絶縁膜の欠陥によって発生したプラズマ
による、放電電流または電圧降下を測定するように構成
されたウェーハ用静電チャックの絶縁膜検査方法と、に
よって達成できる。
置によれば、半導体ウェーハなどを吸着する静電チャッ
クの吸着面に設けられた絶縁膜に、ピンホールなどの欠
陥がないかどうかを予め検査することによって、欠陥を
もった静電チャックを使用してウェーハを吸着したため
に、ウェーハの表面に傷がついて不良になってしまうこ
とを防ぐことができる。
割して、検査を行う静電チャックの着脱が容易にできる
ようにしている。
陥を見出すために、その絶縁膜にダミーウェーハを吸着
させ、絶縁膜とダミーウェーハとの微小な隙間に、例え
ば、アルゴン(Ar)や四ふっ化炭素(CF4)ガスのよう
な、電場の中でイオン化してガスプラズマが形成される
ガスを導入し、もし絶縁膜にピンホールのような欠陥が
あれば、その部分で電界が集中し、ガスプラズマが発生
するようにしている。
は、数mAの大きな放電電流か、あるいは数百Vの大きな
電圧降下を測定することによって行っている。
ーハとの隙間において、絶縁膜に傷があったとき、その
傷の部分でガスプラズマを発生させて、絶縁膜の異常を
検知する方法を採っている。
るが、絶縁膜を貫通していない孔であっても、絶縁耐圧
が低くて何れ絶縁破壊が起こるであろう擬似ピンホール
は、強制的に絶縁破壊が起こって欠陥品として検知でき
る。
も、合理的に選別除去できる特徴がある。
は断面図、同図(B)は分解斜視図をそれぞれ示す。
直径250mmφの静電チャック2が検査できる大きさにし
た。
6とガス流出口7とを設け、ガス導入口6には図示して
ない配管系によって、CF4ガスが制御性よく導入できる
ようにし、ガス流出口7には図示してない排気系に連結
した。
い排気系に連結した。
0mmφで、5インチのシリコンウェーハが吸着できるも
のを準備した。
は、厚さが0.2mmのポリエステルフィルムを用いた。
スケットを用いた。
ガス導入口6およびガス流出口7との連結ようの小Oリ
ング13には、内径10mmφのガスケットを、また静電チャ
ック2とチャンバ10との気密用の大Oリング14には、内
径200mmφのガスケットをそれぞれ用いた。
配置して、その上に静電チャック2を乗せ、その静電チ
ャック2の絶縁膜4の上にはダミーウェーハ11を乗せ
た。
た。
計測できる検知回路19とで構成した。
を配置して、その上にチャンバ10を乗せた。
真空度に排気した。
て、静電チャック2の絶縁膜4とダミーウェーハ11との
隙間をCF4ガスで満たしなが。ら、ガス流出口7から排
気した。
方に+2kV、他方に−2kVをそれぞれ印加し、検知回路19
で電流値を監視した。
と、その位置でガスプラズマが発生し、電流値が2mA程
度流れることが分かった。
が確認できた。
ャンバとに分割できる構成とし、静電チャックを間に挟
んでガスケットで気密を得るようにしたが、真空チャン
バの中に静電チャック全体を入れてしまう方法もあり、
種々の変形が可能である。
は静電チャックの電極のパターン形状や面積などによっ
て、印加電圧も異なり、種々の変形が可能である。
ピンホールなどの欠陥を検出したが、印加電圧の電圧降
下によって検出することもできる。
絶縁膜にピンホールなどの欠陥が確認されずに装置の中
に装備され、そのために大量の不良ウェーハを生じさせ
る問題が間々あった。
は、簡便な装置と方法によって、この静電チャックの絶
縁膜のピンホールなどの欠陥の有無を調べることができ
る。
置を用いて、静電チャックを装置の中に装備する前に予
め検査を行えば問題が解決される。
上に大きく貢献できる。
Claims (3)
- 【請求項1】正負両極が平面上に配置された電極を被覆
する絶縁膜と、該絶縁膜の上面に開口し、かつ厚み方向
に貫通した小孔とを有するウェーハ用静電チャックにお
いて、該絶縁膜を検査するウェーハ用静電チャックの絶
縁膜検査装置であって、 前記小孔にプラズマ生成用のガスを供給するためのガス
供給手段と、 前記電極に電圧を供給する電源と、 前記絶縁膜の欠陥によって発生したプラズマによる、放
電電流または電圧降下を監視する検知回路とを備えたこ
とを特徴とするウェーハ用静電チャックの絶縁膜検査装
置。 - 【請求項2】前記静電チャックが配置され、前記小孔の
位置に対応したガス導入口を備えた底蓋と、 前記静電チャックを覆うように、該底蓋に開閉可能に設
けられ、側壁に排気口を有するチャンバとを備え、 前記小孔と前記ガス導入口とが、小Oリングを介して着
脱可能に連結されると共に、前記チャンバと前記静電チ
ャックとが大Oリングを介して着脱可能に密閉されるこ
とを特徴とする請求項1記載のウェーハ用静電チャック
の絶縁膜検査装置。 - 【請求項3】正負両極が平面上に配置された電極と、該
電極を被覆する絶縁膜とを有するウェーハ用静電チャッ
クにおいて、該絶縁膜を検査するウェーハ用静電チャッ
クの絶縁膜検査方法であって、 該絶縁膜の表面にプラズマ生成用のガスを供給すると共
に、該電極間に所定の電圧を印加し、その際の該絶縁膜
の欠陥によって発生したプラズマによる、放電電流また
は電圧降下を測定することを特徴とするウェーハ用静電
チャックの絶縁膜検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1066812A JP2896155B2 (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | ウェーハ用静電チャックの絶縁膜検査装置と検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1066812A JP2896155B2 (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | ウェーハ用静電チャックの絶縁膜検査装置と検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02246136A JPH02246136A (ja) | 1990-10-01 |
JP2896155B2 true JP2896155B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=13326641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1066812A Expired - Lifetime JP2896155B2 (ja) | 1989-03-17 | 1989-03-17 | ウェーハ用静電チャックの絶縁膜検査装置と検査方法 |
Country Status (1)
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---|---|
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
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US20150165492A1 (en) * | 2013-12-12 | 2015-06-18 | Lam Research Corporation | Electrostatic chuck cleaning fixture |
KR102299002B1 (ko) * | 2021-03-16 | 2021-09-07 | 주식회사 엘케이엔지니어링 | 정전척 테스트 장치 |
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---|---|---|---|---|
JPS5979545A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-08 | Toshiba Corp | 静電チャック装置 |
JPS6133833A (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-17 | Tokuda Seisakusho Ltd | 静電チヤツク |
-
1989
- 1989-03-17 JP JP1066812A patent/JP2896155B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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JPH02246136A (ja) | 1990-10-01 |
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