JP2895789B2 - 油圧式テンショナ - Google Patents
油圧式テンショナInfo
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- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16H2007/0806—Compression coil springs
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属するの技術分野】本発明は、車両用エンジン
のタイミングベルト、または、タイミングチェーン等に
適正な張力を付与するために用いられる油圧式テンショ
ナに関する。
のタイミングベルト、または、タイミングチェーン等に
適正な張力を付与するために用いられる油圧式テンショ
ナに関する。
【０００２】
【従来の技術】車両用のエンジンのクランクシャフトと
カムシャフトとの間で回転を伝達するタイミングベルト
やタイミングチェーンには、タイミングベルトやチェー
ンの走行時に生じる振動を抑止し、且つ、適正な張力が
維持するために、一般に油圧式テンショナ用いられてい
る。図３は、従来の油圧式テンショナの一例を示すもの
であって、テンショナ本体３０の中空部内にプランジャ
３１が摺動自在に配置されており、前記プランジャ３１
の下端側には、シリンダ３２内に嵌挿されている。前記
シリンダ３２の下端にはチェック弁３３が取り付けら
れ、前記チェック弁３３とプランジャ３１下端との間の
空間によって高圧室が形成されている。
カムシャフトとの間で回転を伝達するタイミングベルト
やタイミングチェーンには、タイミングベルトやチェー
ンの走行時に生じる振動を抑止し、且つ、適正な張力が
維持するために、一般に油圧式テンショナ用いられてい
る。図３は、従来の油圧式テンショナの一例を示すもの
であって、テンショナ本体３０の中空部内にプランジャ
３１が摺動自在に配置されており、前記プランジャ３１
の下端側には、シリンダ３２内に嵌挿されている。前記
シリンダ３２の下端にはチェック弁３３が取り付けら
れ、前記チェック弁３３とプランジャ３１下端との間の
空間によって高圧室が形成されている。
【０００３】また、前記プランジャ３１及びシリンダ３
２の外周面とテンショナ本体３０の中空部内周面との間
の空間によって、低圧室が形成され、前記低圧室内には
前記プランジャ３１をテンショナ本体３０から突出させ
る方向に付勢するスプリング３４が収容されている。ま
た、テンショナ本体３０の前記中空部の下方には、下端
にダイヤフラム３５が取り付けられているリザーブ室３
６が形成されている。前記リザーブ室３６は、連通孔に
よって、チェック弁３３の下面側と低圧室とに連通して
いる。
２の外周面とテンショナ本体３０の中空部内周面との間
の空間によって、低圧室が形成され、前記低圧室内には
前記プランジャ３１をテンショナ本体３０から突出させ
る方向に付勢するスプリング３４が収容されている。ま
た、テンショナ本体３０の前記中空部の下方には、下端
にダイヤフラム３５が取り付けられているリザーブ室３
６が形成されている。前記リザーブ室３６は、連通孔に
よって、チェック弁３３の下面側と低圧室とに連通して
いる。
【０００４】リザーブ室３６と低圧室内には、常時油が
満たされており、前記油は、プランジャ３１が突出方向
に移動すると、チェック弁３３から高圧室内に流入する
ようになっている。プランジャ３１の先端には、チェー
ンに摺接される図示していないシューを支持しているテ
ンショナレバーが連結され、スプリング３４の付勢力に
よって、前記シューがチェーンに押し付けられる構造に
なっている。そして、チェーン側からシューに衝撃が加
わって、プランジャ３１がスプリング３４の付勢力に抗
して後退すると、高圧室内の油圧が上昇してチェック弁
３３が閉じるので、高圧室内の油はプランジャ３１の外
周面とシリンダ３２内周面との僅かな隙間を通って低圧
室側に逃げ、前記隙間を油が通過する際の流動抵抗によ
って、チェーンからシューが受ける衝撃が緩衝される。
また、スプリング３４の反発力によって、プランジャ３
１がテンショナ本体３０から突出する方向に移動すると
きは、リザーブ室３６内の油がチェック弁３３を通って
高圧室内に流入する。その際、リザーブ室３６内の油の
減少に伴ってダイヤフラム３５がリザーブ室３６側に移
動して内容積の変化に追従するようになっている。
満たされており、前記油は、プランジャ３１が突出方向
に移動すると、チェック弁３３から高圧室内に流入する
ようになっている。プランジャ３１の先端には、チェー
ンに摺接される図示していないシューを支持しているテ
ンショナレバーが連結され、スプリング３４の付勢力に
よって、前記シューがチェーンに押し付けられる構造に
なっている。そして、チェーン側からシューに衝撃が加
わって、プランジャ３１がスプリング３４の付勢力に抗
して後退すると、高圧室内の油圧が上昇してチェック弁
３３が閉じるので、高圧室内の油はプランジャ３１の外
周面とシリンダ３２内周面との僅かな隙間を通って低圧
室側に逃げ、前記隙間を油が通過する際の流動抵抗によ
って、チェーンからシューが受ける衝撃が緩衝される。
また、スプリング３４の反発力によって、プランジャ３
１がテンショナ本体３０から突出する方向に移動すると
きは、リザーブ室３６内の油がチェック弁３３を通って
高圧室内に流入する。その際、リザーブ室３６内の油の
減少に伴ってダイヤフラム３５がリザーブ室３６側に移
動して内容積の変化に追従するようになっている。
【０００５】また、図４は、従来の油圧式テンショナの
別の例を示すものであって、特開平５−３２１９９４号
公報に記載されている構造のものである。同図に示す油
圧式テンショナは、プランジャ４０の内部と前記プラン
ジャ４０が嵌挿されているシリンダ４１底部との間で形
成されている圧力室４２内にスプリング４３が収容され
ており、また、前記圧力室４２の上方において、第１リ
ザーバ４４が形成されているとともに、圧力室４２の下
方にチェック弁４５を介して第２リザーバ４６が形成さ
れている。前記第１リザーバ４４と圧力室４２とは、プ
ランジャ４０の外周面とシリンダ４１の内周面との間の
微小隙間によって連通され、また、第１リザーバ４４と
第２リザーバ４６との間は連通路４７によって連通され
ている。
別の例を示すものであって、特開平５−３２１９９４号
公報に記載されている構造のものである。同図に示す油
圧式テンショナは、プランジャ４０の内部と前記プラン
ジャ４０が嵌挿されているシリンダ４１底部との間で形
成されている圧力室４２内にスプリング４３が収容され
ており、また、前記圧力室４２の上方において、第１リ
ザーバ４４が形成されているとともに、圧力室４２の下
方にチェック弁４５を介して第２リザーバ４６が形成さ
れている。前記第１リザーバ４４と圧力室４２とは、プ
ランジャ４０の外周面とシリンダ４１の内周面との間の
微小隙間によって連通され、また、第１リザーバ４４と
第２リザーバ４６との間は連通路４７によって連通され
ている。
【０００６】この油圧式テンショナでは、プランジャ４
０に同図の上方から負荷が加わると、圧力室４２内の油
は、前記微小隙間を抜けて第１リザーバ４４に流出し、
プランジャ４０が下方に移動し、また、エンジンの起動
等によって、プランジャ４０に上方から加わる負荷が減
少した場合には、プランジャ４０がスプリング４３の反
発力によって上方へ移動するが、その際、チェック弁４
５を介して第２リザーバ４６から油が圧力室４２内に流
入するとともに、前記第２リザーバ４６には、上方の第
１リザーバ４４から連通路４７を介して油が補給され
る。第１リザーバ４４には、貯留されている油の上方に
空気層が存在しており、前記空気層によって、プランジ
ャ４０の移動や油温の変化等による油の貯留空間の容積
変化を吸収するようになっている。
０に同図の上方から負荷が加わると、圧力室４２内の油
は、前記微小隙間を抜けて第１リザーバ４４に流出し、
プランジャ４０が下方に移動し、また、エンジンの起動
等によって、プランジャ４０に上方から加わる負荷が減
少した場合には、プランジャ４０がスプリング４３の反
発力によって上方へ移動するが、その際、チェック弁４
５を介して第２リザーバ４６から油が圧力室４２内に流
入するとともに、前記第２リザーバ４６には、上方の第
１リザーバ４４から連通路４７を介して油が補給され
る。第１リザーバ４４には、貯留されている油の上方に
空気層が存在しており、前記空気層によって、プランジ
ャ４０の移動や油温の変化等による油の貯留空間の容積
変化を吸収するようになっている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前述した図３に示す従
来の油圧式テンショナは、リザーブ室内の油の量の増減
に応じてダイヤフラムによってその内容積を変化させて
いるため、ダイヤフラムの変位するスペースをテンショ
ナ本体内に確保する必要から、テンショナ本体の全長が
長くなり、また、ダイヤフラムと前記ダイヤフラムを固
定する部品をテンショナ本体内に組み込むために部品点
数が多くなるという問題があった。
来の油圧式テンショナは、リザーブ室内の油の量の増減
に応じてダイヤフラムによってその内容積を変化させて
いるため、ダイヤフラムの変位するスペースをテンショ
ナ本体内に確保する必要から、テンショナ本体の全長が
長くなり、また、ダイヤフラムと前記ダイヤフラムを固
定する部品をテンショナ本体内に組み込むために部品点
数が多くなるという問題があった。
【０００８】また、図４に示す、特開平５−３２１９９
４号公報に記載されている構造のものでは、プランジャ
が急激にテンショナ本体から突出する方向に移動した場
合に、第２リザーバからチェック弁を介して圧力室側に
油が流入するが、前記第２リザーバの容量が圧力室の容
量よりも小さいため、圧力室に流れ込む油の不足分は第
１リザーバ内の油が細長い連通路を通って第２リザーバ
に流入して補充される。
４号公報に記載されている構造のものでは、プランジャ
が急激にテンショナ本体から突出する方向に移動した場
合に、第２リザーバからチェック弁を介して圧力室側に
油が流入するが、前記第２リザーバの容量が圧力室の容
量よりも小さいため、圧力室に流れ込む油の不足分は第
１リザーバ内の油が細長い連通路を通って第２リザーバ
に流入して補充される。
【０００９】しかしながら、油の温度が低い場合には油
の粘度が増加し、前記連通路を通る油の流動抵抗が大き
くなって油の補充に時間がかかるため、その間は圧力室
内の油圧が上がらずプランジャの振動が大きくなる問題
があった。また、プランジャ内部にスプリングを収容す
る空間を形成しているため、第１リザーバ内の油の上方
にある空気が万一圧力室内に混入した場合に、プランジ
ャ上部の空間に溜まり、プランジャの振動を減衰させる
効果が低減する問題もあった。
の粘度が増加し、前記連通路を通る油の流動抵抗が大き
くなって油の補充に時間がかかるため、その間は圧力室
内の油圧が上がらずプランジャの振動が大きくなる問題
があった。また、プランジャ内部にスプリングを収容す
る空間を形成しているため、第１リザーバ内の油の上方
にある空気が万一圧力室内に混入した場合に、プランジ
ャ上部の空間に溜まり、プランジャの振動を減衰させる
効果が低減する問題もあった。
【００１０】そこで、本発明は、前述したような従来技
術の問題点を解消し、部品点数が少なく小型化すること
ができるとともに、高圧室側への油の流入時間が短くプ
ランジャの振動を効果的に抑制することのできる油圧式
テンショナを提供することを主な目的とする。
術の問題点を解消し、部品点数が少なく小型化すること
ができるとともに、高圧室側への油の流入時間が短くプ
ランジャの振動を効果的に抑制することのできる油圧式
テンショナを提供することを主な目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明
の油圧式テンショナは、テンショナ本体内に縦に配置さ
れたシリンダ内に前記テンショナ本体から上端が外部に
突出するように摺動自在に嵌挿されたプランジャと、前
記テンショナ本体内において、前記シリンダの下方に形
成されたリザーブ室と、前記シリンダの下端に設けら
れ、高圧室として形成されているシリンダ内へリザーブ
室側から油を流入させるチェック弁と、前記テンショナ
本体内において、前記シリンダの外側に形成された低圧
室と、前記低圧室の底部をチェック弁とリザーブ室との
間に連通させる油通路と、前記低圧室内に配置され前記
プランジャを上方に付勢するスプリングとを備えてい
る。そして、前記リザーブ室と低圧室内にはチェック弁
を介して高圧室内に供給するための油が貯留されるとと
もに、低圧室内の油の上方には空気層を存在させてい
る。前記高圧室の容積は、前記リザーブ室の容積より小
さくすることが好ましい。
の油圧式テンショナは、テンショナ本体内に縦に配置さ
れたシリンダ内に前記テンショナ本体から上端が外部に
突出するように摺動自在に嵌挿されたプランジャと、前
記テンショナ本体内において、前記シリンダの下方に形
成されたリザーブ室と、前記シリンダの下端に設けら
れ、高圧室として形成されているシリンダ内へリザーブ
室側から油を流入させるチェック弁と、前記テンショナ
本体内において、前記シリンダの外側に形成された低圧
室と、前記低圧室の底部をチェック弁とリザーブ室との
間に連通させる油通路と、前記低圧室内に配置され前記
プランジャを上方に付勢するスプリングとを備えてい
る。そして、前記リザーブ室と低圧室内にはチェック弁
を介して高圧室内に供給するための油が貯留されるとと
もに、低圧室内の油の上方には空気層を存在させてい
る。前記高圧室の容積は、前記リザーブ室の容積より小
さくすることが好ましい。
【００１２】
【作用】プランジャ上端側に衝撃力が加わって前記プラ
ンジャが下方に押し下げられると、高圧室内の油の圧力
が上昇し、チェック弁は閉じて高圧室からの油の流出を
阻止する。高圧室内の油はプランジャの外周面とシリン
ダ内周面との僅かな隙間を通り抜けて低圧室側に排出さ
れ、その際生じる油の粘性による流動抵抗によって前記
衝撃力が緩和され、また、前記衝撃力によるプランジャ
の振動が速やかに減衰される。
ンジャが下方に押し下げられると、高圧室内の油の圧力
が上昇し、チェック弁は閉じて高圧室からの油の流出を
阻止する。高圧室内の油はプランジャの外周面とシリン
ダ内周面との僅かな隙間を通り抜けて低圧室側に排出さ
れ、その際生じる油の粘性による流動抵抗によって前記
衝撃力が緩和され、また、前記衝撃力によるプランジャ
の振動が速やかに減衰される。
【００１３】一方、エンジンの起動時等において、タイ
ミングベルトやチェーンのテンショナ側に瞬間的な弛み
が生じると、プランジャは、スプリングの付勢力によっ
て瞬時に上方へ突出する。この際、高圧室内の油の圧力
が低下し、チェック弁を介してリザーブ室内の油が高圧
室内に流入する。また、リザーブ室内には、低圧室内に
貯留されている油がその底部から連通路を介して補給さ
れる。その際、連通路の長さは極めて短く、そこを通過
する油の流動抵抗は少ないため、油の補給は瞬時に行わ
れる。また、低圧室の油の上方に形成されている空気層
によって、プランジャの位置による油が貯留されている
空間の容積変化や油温の変化による油の容積変化が吸収
される。
ミングベルトやチェーンのテンショナ側に瞬間的な弛み
が生じると、プランジャは、スプリングの付勢力によっ
て瞬時に上方へ突出する。この際、高圧室内の油の圧力
が低下し、チェック弁を介してリザーブ室内の油が高圧
室内に流入する。また、リザーブ室内には、低圧室内に
貯留されている油がその底部から連通路を介して補給さ
れる。その際、連通路の長さは極めて短く、そこを通過
する油の流動抵抗は少ないため、油の補給は瞬時に行わ
れる。また、低圧室の油の上方に形成されている空気層
によって、プランジャの位置による油が貯留されている
空間の容積変化や油温の変化による油の容積変化が吸収
される。
【００１４】なお、高圧室の容積をリザーブ室の容積よ
りも小さく形成している場合には、低圧室側から連通路
を通って補給される油の量が少なくなり、プランジャの
突出動作時の高圧室への油の流入がより速やかに行われ
る。
りも小さく形成している場合には、低圧室側から連通路
を通って補給される油の量が少なくなり、プランジャの
突出動作時の高圧室への油の流入がより速やかに行われ
る。
【００１５】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図１は本発明の油圧式テンショナの一実施例を示
す断面図であって、油圧式テンショナ１は、図示してい
ないエンジン内のタイミングベルトやチェーン近傍の固
定部材に取り付けられるテンショナ本体２と、前記テン
ショナ本体２から上方へ突出するように付勢されている
プランジャ３を備えている。前記プランジャ３の上端
は、タイミングベルトに押し付けられるローラやチェー
ンに押し付けられるシューが取り付けられている図示し
ていないテンショナアームに連結される。
する。図１は本発明の油圧式テンショナの一実施例を示
す断面図であって、油圧式テンショナ１は、図示してい
ないエンジン内のタイミングベルトやチェーン近傍の固
定部材に取り付けられるテンショナ本体２と、前記テン
ショナ本体２から上方へ突出するように付勢されている
プランジャ３を備えている。前記プランジャ３の上端
は、タイミングベルトに押し付けられるローラやチェー
ンに押し付けられるシューが取り付けられている図示し
ていないテンショナアームに連結される。
【００１６】前記テンショナ本体２内には上端側が開口
した円形の中空部４形成されており、前記中空部４の内
部には、シリンダ５が縦に配置されている。前記シリン
ダ５の下端側外周面には、中空部４の底部付近の内周面
に適合する径に拡大された鍔部６が形成され、前記鍔部
６の外周面の複数箇所とその底面には油通路となる連続
した連通溝７が設けられている。中空部４の底部中心位
置には、透孔９が形成されており、前記透孔９の下方に
は、リザーブ室１０が形成されている。前記リザーブ室
１０の底部は、テンショナ本体２下端をＯリング１１を
挟んで密閉しているプラグ１２によって構成されてい
る。
した円形の中空部４形成されており、前記中空部４の内
部には、シリンダ５が縦に配置されている。前記シリン
ダ５の下端側外周面には、中空部４の底部付近の内周面
に適合する径に拡大された鍔部６が形成され、前記鍔部
６の外周面の複数箇所とその底面には油通路となる連続
した連通溝７が設けられている。中空部４の底部中心位
置には、透孔９が形成されており、前記透孔９の下方に
は、リザーブ室１０が形成されている。前記リザーブ室
１０の底部は、テンショナ本体２下端をＯリング１１を
挟んで密閉しているプラグ１２によって構成されてい
る。
【００１７】前記シリンダ５内部の下端には、ボールを
用いているチェック弁１３が装着され、また、シリンダ
５内には、プランジャ３の下部が摺動自在に嵌挿されて
おり、前記プランジャ３下端とチェック弁１３との間で
画定されるシリンダ５内が高圧室８となっている。前記
チェック弁１３の下端は、透孔９と対向しており、ま
た、チェック弁１３と透孔９との間に前記連通溝７が連
通している。プランジャ３のシリンダ５の上端から露出
した中間位置には、スプリング受け１４が装着されてい
る。前記スプリング受け１４の外周面は、中空部４の内
周面に摺動自在に嵌合しており、プランジャ３の上下動
を案内している。また、スプリング受け１４の外周面に
は上下方向に複数箇所油通過溝１５が形成されている。
用いているチェック弁１３が装着され、また、シリンダ
５内には、プランジャ３の下部が摺動自在に嵌挿されて
おり、前記プランジャ３下端とチェック弁１３との間で
画定されるシリンダ５内が高圧室８となっている。前記
チェック弁１３の下端は、透孔９と対向しており、ま
た、チェック弁１３と透孔９との間に前記連通溝７が連
通している。プランジャ３のシリンダ５の上端から露出
した中間位置には、スプリング受け１４が装着されてい
る。前記スプリング受け１４の外周面は、中空部４の内
周面に摺動自在に嵌合しており、プランジャ３の上下動
を案内している。また、スプリング受け１４の外周面に
は上下方向に複数箇所油通過溝１５が形成されている。
【００１８】前記スプリング受け１４の下面とシリンダ
５の鍔部６上面との間には、スプリング１６が配置さ
れ、前記スプリング１６は、スプリング受け１４を介し
てプランジャ３を上方へ付勢している。また、スプリン
グ受け１４は、中空部４の内周面に形成されている周溝
に弾装されているストッパリング１７によって移動範囲
の上限が規制されており、プランジャ３の上方への抜け
が防止されている。
５の鍔部６上面との間には、スプリング１６が配置さ
れ、前記スプリング１６は、スプリング受け１４を介し
てプランジャ３を上方へ付勢している。また、スプリン
グ受け１４は、中空部４の内周面に形成されている周溝
に弾装されているストッパリング１７によって移動範囲
の上限が規制されており、プランジャ３の上方への抜け
が防止されている。
【００１９】前記ストッパリング１７の上方の中空部４
内周面には、ゴム製のオイルシール１８が装着され、プ
ランジャ３の外周面と中空部４の内周面との間を密封し
ている。前記オイルシール１８によって密封されている
中空部４の内周面と、シリンダ５及びプランジャ３のそ
れぞれの外周面と、シリンダ５の鍔部６の上面との間で
画定される空間によって、低圧室１９が形成されてい
る。
内周面には、ゴム製のオイルシール１８が装着され、プ
ランジャ３の外周面と中空部４の内周面との間を密封し
ている。前記オイルシール１８によって密封されている
中空部４の内周面と、シリンダ５及びプランジャ３のそ
れぞれの外周面と、シリンダ５の鍔部６の上面との間で
画定される空間によって、低圧室１９が形成されてい
る。
【００２０】前述した構成において、リザーブ室１０と
低圧室１９内には油が貯留されており、また、高圧室８
内にもチェック弁１３を介して油が導入されている。さ
らに、低圧室１９内の油面とオイルシール１８との間に
は、プランジャ３の位置による油が貯留されている空間
の容積変化や油温の変化による油の容積変化を吸収する
ために、空気層を存在させている。
低圧室１９内には油が貯留されており、また、高圧室８
内にもチェック弁１３を介して油が導入されている。さ
らに、低圧室１９内の油面とオイルシール１８との間に
は、プランジャ３の位置による油が貯留されている空間
の容積変化や油温の変化による油の容積変化を吸収する
ために、空気層を存在させている。
【００２１】前記高圧室８内の油は、プランジャ３上端
側に衝撃力が加わると、その圧力が上昇するが、その
際、チェック弁１３は高圧室８からの油の流出を阻止す
るので、高圧室８内の油はプランジャ３の外周面とシリ
ンダ５内周面との僅かな隙間を通り抜けて低圧室１９側
に排出され、その際生じる油の粘性による流動抵抗によ
って前記衝撃力が緩和され、また、プランジャ３の振動
が速やかに減衰される。
側に衝撃力が加わると、その圧力が上昇するが、その
際、チェック弁１３は高圧室８からの油の流出を阻止す
るので、高圧室８内の油はプランジャ３の外周面とシリ
ンダ５内周面との僅かな隙間を通り抜けて低圧室１９側
に排出され、その際生じる油の粘性による流動抵抗によ
って前記衝撃力が緩和され、また、プランジャ３の振動
が速やかに減衰される。
【００２２】一方、エンジンの起動時等において、タイ
ミングベルトやチェーンのテンショナ側に瞬間的な弛み
が生じると、プランジャ３は、スプリング１６の付勢力
によって瞬時に上方へ突出する。この際、高圧室８内の
油の圧力が低下するため、チェック弁１３を介してリザ
ーブ室１０内の油が高圧室８内に流入し、高圧室８の容
積変化に追従する。また、リザーブ室１０内には、低圧
室１９内に貯留されている油が、前記低圧室１９の底部
を構成している鍔部６から、連通溝７を介して補給され
る。その際、連通溝７の長さは短く、そこを通過する油
の流動抵抗は少ないため、油の補給は瞬時に行われる。
ミングベルトやチェーンのテンショナ側に瞬間的な弛み
が生じると、プランジャ３は、スプリング１６の付勢力
によって瞬時に上方へ突出する。この際、高圧室８内の
油の圧力が低下するため、チェック弁１３を介してリザ
ーブ室１０内の油が高圧室８内に流入し、高圧室８の容
積変化に追従する。また、リザーブ室１０内には、低圧
室１９内に貯留されている油が、前記低圧室１９の底部
を構成している鍔部６から、連通溝７を介して補給され
る。その際、連通溝７の長さは短く、そこを通過する油
の流動抵抗は少ないため、油の補給は瞬時に行われる。
【００２３】なお、この実施例では、連通溝７はシリン
ダ５の鍔部６に形成しているが、テンショナ本体２の中
空部４の内周面、及び、底面の透孔９の周囲に形成して
もよく、また、テンショナ本体２側とシリンダ５側の双
方に形成してもよい。
ダ５の鍔部６に形成しているが、テンショナ本体２の中
空部４の内周面、及び、底面の透孔９の周囲に形成して
もよく、また、テンショナ本体２側とシリンダ５側の双
方に形成してもよい。
【００２４】次に、図２は本発明の油圧式テンショナの
別の実施例を示す断面図であって、図１と同一番号を付
している部材は、前述した実施例のものと同一構成にな
っている。本実施例の油圧式テンショナ１’では、中空
部４’がテンショナ本体２’の下方まで達していて底面
を有しており、前述した実施例のように独立したリザー
ブ室が形成されていない。そのため、本実施例のものに
おいては、中空部４の底部に上部に透孔９が形成されて
いるカップ状のスペーサ２０が配置され、前記スペーサ
２０の内部の空間によってリザーブ室１０’が形成され
ている。
別の実施例を示す断面図であって、図１と同一番号を付
している部材は、前述した実施例のものと同一構成にな
っている。本実施例の油圧式テンショナ１’では、中空
部４’がテンショナ本体２’の下方まで達していて底面
を有しており、前述した実施例のように独立したリザー
ブ室が形成されていない。そのため、本実施例のものに
おいては、中空部４の底部に上部に透孔９が形成されて
いるカップ状のスペーサ２０が配置され、前記スペーサ
２０の内部の空間によってリザーブ室１０’が形成され
ている。
【００２５】前記スペーサ２０の上にはシリンダ５’の
鍔部６’の底面が載置されている。前記鍔部６’の外周
面と底面とには前述した実施例のような連通溝は形成さ
れておらず、鍔部６’の外周面と中空部４’の内周面と
の間に形成されている僅かな隙間Ｓを油が流通し、ま
た、スペーサ２０上面には、その外周部と透孔９’との
間を連通させる半径方向の連通溝２１が形成されてお
り、前記隙間Ｓと溝２１によって油通路が形成されてい
る。
鍔部６’の底面が載置されている。前記鍔部６’の外周
面と底面とには前述した実施例のような連通溝は形成さ
れておらず、鍔部６’の外周面と中空部４’の内周面と
の間に形成されている僅かな隙間Ｓを油が流通し、ま
た、スペーサ２０上面には、その外周部と透孔９’との
間を連通させる半径方向の連通溝２１が形成されてお
り、前記隙間Ｓと溝２１によって油通路が形成されてい
る。
【００２６】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の油圧式
テンショナによれば、リザーブ室底部にダイヤフラムを
設けていないため、テンショナ本体の全長を短縮でき、
小型化することができるとともに、部品点数を少なくす
ることができる。また、エンジンの始動時にプランジャ
がスプリングの反発力で急激に長いストロークで上方へ
突出して、高圧室側にリザーブ室側から油が流入する際
に、リザーブ室の油が不足しても、低圧室内に貯留され
ている油が、低圧室の底部をチェック弁とリザーブ室と
の間を連通している極めて短かく流動抵抗の小さい油通
路を通して直ちに補給されるので、プランジャの振動が
減衰され、タイミングベルトやチェーンの振動を抑制す
ることができる。
テンショナによれば、リザーブ室底部にダイヤフラムを
設けていないため、テンショナ本体の全長を短縮でき、
小型化することができるとともに、部品点数を少なくす
ることができる。また、エンジンの始動時にプランジャ
がスプリングの反発力で急激に長いストロークで上方へ
突出して、高圧室側にリザーブ室側から油が流入する際
に、リザーブ室の油が不足しても、低圧室内に貯留され
ている油が、低圧室の底部をチェック弁とリザーブ室と
の間を連通している極めて短かく流動抵抗の小さい油通
路を通して直ちに補給されるので、プランジャの振動が
減衰され、タイミングベルトやチェーンの振動を抑制す
ることができる。
【００２７】また、スプリングをシリンダの外側に配置
し、プランジャには下端面を開口したスプリングを収容
する凹部が形成されていないため、低圧室上部の空気層
から高圧室内に万一気泡が混入しても、前記気泡は直ち
にプランジャ外周面とシリンダ内周面との隙間を通って
上昇して外部に排出されるので、テンショナの機能が損
なわれることがない。
し、プランジャには下端面を開口したスプリングを収容
する凹部が形成されていないため、低圧室上部の空気層
から高圧室内に万一気泡が混入しても、前記気泡は直ち
にプランジャ外周面とシリンダ内周面との隙間を通って
上昇して外部に排出されるので、テンショナの機能が損
なわれることがない。
【００２８】さらに、高圧室の容積をリザーブ室の容積
よりも小さく形成している場合には、低圧室側から連通
路を通って補給される油の量を少なくすることができる
ため、プランジャの突出動作時の高圧室への油の流入を
より速やかに行うことができ、タイミングベルトやチェ
ーンの振動の抑制効果をさらに向上させることができ
る。
よりも小さく形成している場合には、低圧室側から連通
路を通って補給される油の量を少なくすることができる
ため、プランジャの突出動作時の高圧室への油の流入を
より速やかに行うことができ、タイミングベルトやチェ
ーンの振動の抑制効果をさらに向上させることができ
る。
【図１】 本発明の油圧式テンショナの１実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図２】 本発明のの油圧式テンショナの別の実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図３】 従来の油圧式テンショナの一例を示す断面図
である。
である。
【図４】 従来の油圧式テンショナの別の例を示す断面
図である。
図である。
１，１’ 油圧式テンショナ ２，２’ テンショナ本体 ３ プランジャ ５，５’ シリンダ ７，２１ 連通溝（油通路） ８ 高圧室 １０，１０’ リザーブ室 １３ チェック弁 １６ スプリング １９ 低圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平９−53693（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−145130（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16H 7/08 - 7/12
Claims (2)
- 【請求項１】 テンショナ本体内に縦に配置されたシリ
ンダ内に前記テンショナ本体から上端が外部に突出する
ように摺動自在に嵌挿されたプランジャと、 前記テンショナ本体内において、前記シリンダの下方に
形成されたリザーブ室と、 前記シリンダの下端に設けられ、高圧室として形成され
ているシリンダ内へリザーブ室側からの油の流入を許容
するチェック弁と、 前記テンショナ本体内において、前記シリンダの外側に
形成された低圧室と、 前記低圧室の底部をチェック弁とリザーブ室との間に連
通させる油通路と、 前記低圧室内に配置され前記プランジャを上方に付勢す
るスプリングとを備え、 前記リザーブ室と低圧室内にはチェック弁を介して高圧
室内に供給するための油が貯留されるとともに、低圧室
内の油の上方には空気層を存在させていることを特徴と
する油圧式テンショナ。 - 【請求項２】 前記高圧室の容積を前記リザーブ室の容
積より小さくしたことを特徴とする請求項１記載の油圧
式テンショナ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7325761A JP2895789B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 油圧式テンショナ |
| EP96117371A EP0779451A1 (en) | 1995-12-14 | 1996-10-30 | Hydraulic tensioner |
| KR1019960051736A KR970046329A (ko) | 1995-12-04 | 1996-11-04 | 유압식 텐셔너 |
| US08/763,527 US5833220A (en) | 1995-12-14 | 1996-12-12 | Hydraulic tensioner |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7325761A JP2895789B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 油圧式テンショナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09166190A JPH09166190A (ja) | 1997-06-24 |
| JP2895789B2 true JP2895789B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=18180333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7325761A Expired - Fee Related JP2895789B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-14 | 油圧式テンショナ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5833220A (ja) |
| EP (1) | EP0779451A1 (ja) |
| JP (1) | JP2895789B2 (ja) |
| KR (1) | KR970046329A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998005883A1 (de) | 1996-08-02 | 1998-02-12 | INA Wälzlager Schaeffler oHG | Spanneinrichtung |
| JP3897317B2 (ja) * | 1997-03-31 | 2007-03-22 | 株式会社椿本チエイン | 油圧緩衝機構付テンショナ |
| US6312351B1 (en) * | 1998-09-21 | 2001-11-06 | Borgwarner Inc. | Hydraulic tensioner with pivotal mount |
| JP2001193805A (ja) * | 2000-01-12 | 2001-07-17 | Tsubakimoto Chain Co | 油密封式テンショナ |
| JP4392930B2 (ja) * | 2000-01-12 | 2010-01-06 | 株式会社椿本チエイン | 油密封式テンショナ |
| US6609987B1 (en) | 2001-10-01 | 2003-08-26 | General Motors Corporation | Hydraulic timing chain tensioner assembly |
| JP2003202060A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-07-18 | Ntn Corp | チェーンテンショナ |
| EP1841986B1 (de) * | 2004-10-26 | 2009-08-12 | Schaeffler KG | Hydraulisches spannsystem |
| JP2006312969A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Ntn Corp | 油圧式オートテンショナ |
| US7846093B2 (en) | 2005-09-26 | 2010-12-07 | K2M, Inc. | Minimally invasive retractor and methods of use |
| DE102006019879A1 (de) * | 2006-04-28 | 2007-10-31 | Schaeffler Kg | Spann- und Schwingungsdämpfungsvorrichtung für einen Umschlingungstrieb und Verfahren zum Betreiben einer solchen Vorrichtung |
| DE102007028189A1 (de) * | 2007-06-20 | 2008-12-24 | Schaeffler Kg | Hydraulisches Spannelement für einen Zugmitteltrieb |
| US8181621B2 (en) * | 2009-07-17 | 2012-05-22 | Ford Global Technologies | Internal combustion engine with dynamic balancing system |
| US9765856B2 (en) * | 2015-09-01 | 2017-09-19 | GM Global Technology Operations LLC | Hydraulic chain tensioner with oil reservoir for inverted installations |
| JP6539564B2 (ja) * | 2015-10-26 | 2019-07-03 | Ntn株式会社 | 油圧式オートテンショナ |
| JP6795764B2 (ja) * | 2017-03-21 | 2020-12-02 | 株式会社椿本チエイン | テンショナ |
| DE102017108817A1 (de) * | 2017-04-25 | 2018-10-25 | Iwis Motorsysteme Gmbh & Co. Kg | Autarke Spannvorrichtung mit Innenhülse |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE8710548U1 (de) * | 1987-07-31 | 1987-12-23 | Schröder, Werner, 8157 Dietramszell | Vorrichtung zum Spannen von Keilriemen, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
| US4790801A (en) * | 1988-04-04 | 1988-12-13 | Ina Walzlager Schaeffler Kg | Mechanic-hydraulic actuating element for a belt tightener |
| JP2510338Y2 (ja) * | 1988-10-18 | 1996-09-11 | エヌティエヌ 株式会社 | ベルトのオ−トテンショナ |
| JPH07117130B2 (ja) * | 1990-02-14 | 1995-12-18 | エヌティエヌ株式会社 | 油圧式オートテンショナ |
| DE4124500C2 (de) * | 1991-07-24 | 1997-07-10 | Ebern Fahrzeugtech Gmbh | Hydraulisch gedämpftes Spannelement |
| JPH0538442A (ja) * | 1991-08-08 | 1993-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 触媒組成物 |
| DE4242292C2 (de) * | 1991-12-20 | 2002-06-27 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | Selbsttätige hydraulische Spannvorrichtung |
| JPH05321994A (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-07 | Aisin Seiki Co Ltd | オートテンショナ |
| JPH076552A (ja) * | 1993-06-21 | 1995-01-10 | Sony Corp | テープの巻取り装置及び巻取り方法並びにテープカセット |
| JP2540947Y2 (ja) * | 1993-06-29 | 1997-07-09 | 株式会社椿本チエイン | 歯付きベルト用オイル式テンショナ |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP7325761A patent/JP2895789B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1996
- 1996-10-30 EP EP96117371A patent/EP0779451A1/en not_active Withdrawn
- 1996-11-04 KR KR1019960051736A patent/KR970046329A/ko not_active Application Discontinuation
- 1996-12-12 US US08/763,527 patent/US5833220A/en not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
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| EP0779451A1 (en) | 1997-06-18 |
| US5833220A (en) | 1998-11-10 |
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