JP2895216B2 - 転がりスプライン軸継手 - Google Patents

転がりスプライン軸継手

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は同一軸上にある、二軸端面間の距離が変化
する構造において、この二軸間に回転を伝導する『転が
りスプライン』に関するものである。
〔従来の技術〕
あらゆる産業分野の機械には、必ずといっていいほど
回転を伝達する機構が組み込まれている。
このとき駆動回転軸と従動回転軸とを連結する軸継手
としては、二つの回転軸間の偏心及び傾きに対応できる
ものがあり、回転のバックラッシュが殆ど零に近いもの
まで幾つか実用化されている。
一方、同一軸上にある二軸端面間の距離の変化に対応
する構造として、一般には『キー』と『キー溝』の間に
隙間をとる滑りキーが用いられる。また大きなトルクを
必要とする場合には、剛性の高いスプラインが用いられ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように、二軸間の回転伝達においては、同一軸
上にある二軸端面間の距離が変化する場合は滑りキー又
はスプラインによって行っていた。
このような構造においては、キーとキー溝の間に隙間
を設ける必要がある。この隙間は回転伝達においては
‘あそび’となるが、回転した量だけ移動体を移動させ
る機構においては、この隙間は逆回転の際、誤差となっ
てしまう。さらには滑り対偶なのでスライドに大きな抵
抗を受ける。特に高精度加工機や測定機のように移動精
度を高く要求されるものにおいては問題である。
このような問題を解決するために、同一軸上にある二
軸間の回転伝達に際し、その二軸間の距離の変化に対応
できる機構であって、正逆回転に際し、その回転量だけ
正確に伝達する部材を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 以上のような課題を解決するために、本発明の転がり
スプライン軸継手は、第1のV溝がその長手方向であっ
て、軸心を対称として2つ設けられたスプライン軸と、
中空部内壁であって、第1のV溝に対応する位置に第2
のV溝が同じく2つ設けられ、さらに、この2つの第2
のV溝の間には、スプライン軸を挿入した時の変形を補
償する第3の溝が設けられたスプライン筒と、この一対
の第1のV溝と第2のV溝が軸心を対称として設けら
れ、それぞれの溝面に接するように配置された複数個の
転動体と、スプライン軸の一方の端とスプライン筒の他
方の端において、各々回転軸と接続する固定軸継手部
と、を有することを特徴とする。
〔作用〕
このような構成の‘転がりスプライン軸継手’は、ス
プライン軸とスプライン筒が隙間なく転動体を介してい
るので、確実に回転を伝達し合うことができる。また同
一軸上では、一定距離内で転がりスライドできるので、
回転中における駆動側と受動側の距離の変化にも非常に
小さい抵抗で対応できる。
[実施例] 以下、本発明を具体的に説明する。第1図、第3図
(a)は本発明の「転がりスプライン軸継手」を示す図
であり、第2図(a)は本発明を説明するための参考図
である。1はスプライン軸である。2はスプライン筒で
ある。スプライン軸1はスプライン筒2の内部で図のX
方向に移動する。このX方向の移動が前述に説明した二
軸端面間の距離の変化である。スプライン軸1の一方の
端には固定軸継手部41で回転軸4と接続されている。ス
プライン筒2の他端の固定軸継手部42にて、同じく回転
軸4と接続される。この回転軸4は一方が駆動回転軸で
他方が従動回転軸となり、回転が伝達される。
回転が伝達する方法を第2図(a)に示す。この図は
第1図のa−a′における断面の参考図である。スプラ
イン軸1には第1のV溝51が、スプライン筒2には第2
のV溝52が形成される。これらV溝のV面間の中に転動
体3が接触している。このような構成において、スプラ
イン軸1あるいはスプライン筒2が回転すると転動体3
によって確実に回転が伝達される。(図のY方向)この
伝達では「キー」、「キー溝」のように隙間がないので
「あそび」ができるようなことはない。転動体3として
は球が適用される。
このような一対のV溝は、軸心6を中心にして、対称
的に1組だけ設けることが、加工上で実用的である。
なお、本発明の転がりスプライン軸継手は、回転の伝
達を確実にするために、第1のV溝51及び第2のV溝52
と、転動体3は与圧をかけて接触することが好ましい。
このため製作時にスプライン軸1をスプライン筒2に挿
入する時は、スプライン筒2を幾分変形させる必要があ
る。この変形を容易にさせるためには、スプライン筒2
の内壁に第3の溝7があることが望ましい。第3図
(a)に示す。
また、スプライン軸1にV溝を加工することは比較的
に容易ではあるが、スプライン筒2に加工することは難
しい。このため、第4図の参考図に示すように、専用の
V溝ブロック8を固着されることが好ましい。8はV溝
ブロックであり、取付けネジ81でスプライン筒2内に固
着させる。83は取付けネジ81用の穴である。82は転動体
3に与圧をかけるためのネジである。
転動体3は第1図に示すように近接させてよいが、離
間させて並べることもできる。この場合、常に離間させ
るためには第5図(a)、(b)に示すように仕切り板
9を設けることができる。91は転動体3が入る穴であ
る。
以上のように、駆動回転軸から従動回転軸へ回転を伝
達することができるとともに、各々の二軸端面間(固定
軸継手部41と42)の距離を変化させることができる。
〔効果〕
以上説明したように、本発明の『転がりスプライン軸
継手』は、同一軸上にある二軸間の回転伝達を確実に行
うことができるとともに、二軸間の距離の変動に対して
は非常に小さい抵抗で対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、転がりスプライン軸継手の概略図である。 第2図(a)は、第1図のa−a′における断面の参考
図である。 第3図(a)は、加工を容易にした本発明の実施例であ
る。 第4図は、別体のV溝ブロックを設けた実施例の参考図
である。 第5図(a)は、転動体に仕切り板を設けた実施例であ
る。(b)は、仕切り板を示した図である。 図中 1:スプライン軸、 2:スプライン筒 3:転動体 4:回転軸 41、42:固定軸継手部 51:第1のV溝 52:第2のV溝 6:軸心 7:第3の溝 8:別体のV溝ブロック 9:仕切り板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−8830(JP,A) 特開 平2−190621(JP,A) 特開 昭62−101913(JP,A) 特開 昭61−153018(JP,A) 特開 昭49−80448(JP,A) 特開 昭60−14617(JP,A) 実公 平3−10419(JP,Y2) 特公 昭42−20929(JP,B1) 米国特許3203202(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E16D 3/06 E16C 29/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のV溝がその長手方向であって、軸心
    を対称として2つ設けられたスプライン軸と、 中空部内壁であって、第1のV溝に対応する位置に第2
    のV溝が同じく2つ設けられ、さらに、この2つの第2
    のV溝の間には、スプライン軸を挿入した時の変形を補
    償する第3の溝が設けられたスプライン筒と、 この一対の第1のV溝と第2のV溝が軸心を対称として
    設けられ、それぞれの溝面に接するように配置された複
    数個の転動体と、 スプライン軸の一方の端とスプライン筒の他方の端にお
    いて、各々回転軸と接続する固定軸継手部と、 を有することを特徴とする転がりスプライン軸継手。
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