JP2894582B2 - 発光装置 - Google Patents

発光装置

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JP2894582B2
JP2894582B2 JP5318091A JP31809193A JP2894582B2 JP 2894582 B2 JP2894582 B2 JP 2894582B2 JP 5318091 A JP5318091 A JP 5318091A JP 31809193 A JP31809193 A JP 31809193A JP 2894582 B2 JP2894582 B2 JP 2894582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光素子を搭載した発
光基板を有し、これを内部に備えるケースの形状に特徴
を有する発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ等の操作パネル等
に使用されている差し込みタイプの発光装置は、図5に
示すように、面発光タイプであるLED装置を例にとる
と、次のような構成からなるものである。すなわち、こ
のチップ型LEDは、LED素子21を搭載したガラス
−エポキシ樹脂等からなる発光基板22を、四方を囲む
ように形成した所定高さを有する枠部23aと、発光基
板22を支持するために該枠部23aに囲まれた領域内
に形成した支持部23bと、発光基板22を支持部23
bで支持する際に発光基板22上に穿設された位置決め
穴22aと嵌合する位置決めピン24と、を有するP.
P.O.樹脂等からなる箱状のケース23内に、上記位
置決め穴22aを位置決めピン24に嵌合させつつ支持
部23b上に載置するように収納し、この状態でケース
23の下面23cを、ポリエステル樹脂等からなるテー
プ25上に貼着するように載置してケース23の下面2
3cとテープ25とを密着させ、次いでエポキシ樹脂等
の注入樹脂を、ケース23内に、上記発光基板22を覆
うように充填し、これを硬化させて樹脂モールド部26
を形成した後に、テープ25より剥すことにより作製さ
れるものである。また、発光基板22の所定位置には、
所定数の端子ピン28がケース上面側(図中の上側)に
突出するように設けられている。
【0003】上記樹脂モールド部26は、液状の注入樹
脂を予め設定された流量分のみ供給できる樹脂供給装置
を用いて、注入樹脂が、ケース23の枠部23aの内壁
面23a1と直接接触しつた状態で、ケース23内に充
填され、これを硬化させることにより形成されている。
また、この注入樹脂中には多くの気泡が含まれており、
この気泡が原因で、LED素子21から照射される光の
輝度が低下してしまうのを防止するために、ケース23
内に注入樹脂を充填する際に、例えば、LED装置自体
を回転させて、この回転時の遠心力により注入樹脂内に
存在する気泡を外部に排出させつつ、ケース23内に注
入樹脂を充填するといった、いわゆる遠心脱泡方式が採
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように注入樹脂をケース23内に充填させた後に、樹脂
モールド部26を形成すべく、注入樹脂を硬化させる際
に、注入樹脂とケース23の枠部23aの内壁面23a
1とが直接接触しており、この接触面積が大きいため
に、ケース23と注入樹脂との熱収縮率の違いから、ケ
ース23にソリが生じてしまうといった問題があった。
【0005】また、上記遠心脱泡方式を用いた場合に
は、ケース23内に注入樹脂が充填される際に、ケース
23内に一旦充填された注入樹脂が、遠心力によりケー
ス23の枠部23aの内壁面23a1を伝って外部に漏
れ出しやすく、ケース23内の充填量が減少する場合が
あり、充填量のバラツキが生じるといった品質不良を招
き、この充填量の減少が顕著になった場合には、注入樹
脂の硬化後に形成される樹脂モールド部26の厚みが著
しく薄化して、発光基板22を完全に覆えず、この未被
覆部分から水分が侵入する原因となっていた。
【0006】さらに、上記のようにケース23外部に漏
れ出す注入樹脂が、ケース23の枠部23aの上面23
a2および外壁面23a3(以下漏れ部26bと称す
る)に付着した状態で硬化した場合には、外観不良とな
ってしまう外、このLED装置は、これを実装基板27
上に実装する際には、図6に示すように、実装基板27
の実装面27aに対して傾いた状態で実装されたり、仮
にLED装置を実装基板27上に高密度実装する際に
は、図7に示すように、実装されたLED装置の漏れ部
26bが、これと隣接するように実装されたLED装置
と干渉したりするといった、実装不良を招きやすい、と
いう問題があった。
【0007】本発明は、以上のような状況下で考え出さ
れたもので、ケース外に樹脂が付着することが無く、樹
脂モールド部の厚みが一定である品質の優れた発光装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、発光素子を搭載した発光基板と、該発光
基板を囲む枠部を有し、前記発光基板を収納するケース
と、前記発光基板を覆うように充填し形成する樹脂モー
ルド部と、を備えてなる発光装置において、前記ケース
における前記枠部内に、前記発光基板を囲むように凸部
を設け、該凸部で囲まれる領域を前記樹脂モールド部と
したことを特徴とする発光装置を提供するものである。
【0009】本発明における凸部とは、階段状、湾曲状
または傾斜状等の形状を広く含むものである。また、上
記発光基板は、銅等からなるリードフレームまたはセラ
ミック等の板状体等を広く含むものである。
【0010】
【作用および効果】本発明の発光装置によれば、ケース
における枠部内に、発光基板を囲むように連続的に凸部
を設け、該凸部で囲まれる領域を前記樹脂モールド部と
しているので、樹脂モールド部となる注入樹脂は、枠部
の内壁面と接触することなく、上記凸部に囲まれた領域
内に充満されるまで充填されるため、樹脂厚みを安定化
させて、注入樹脂とケースとの熱収縮率の違いによるケ
ースのソリを最小限におさえることができるのである。
【0011】また、たとえ注入樹脂が、凸部に囲まれた
領域から漏れ出したとしても、漏れ出す量はごく少量で
あり、仮にこのLED装置を実装基板に実装したとして
も、ケース外部に漏れ出して該ケースの枠部の上面およ
び外壁面に付着することがないので、実装基板の実装面
に対して傾いた状態で実装されたり、高密度実装された
場合でも隣接する発光装置と干渉したりするといった、
実装不良は一切生じないのである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の発光装置の第一実施例を、面
発光タイプであるLED装置を例にとり、図1乃至図5
を参照しつつ説明する。本発明に係る差し込みタイプの
LED装置は、図1および図2に示すように、次のよう
な構成からなるものである。
【0013】このLED装置は、LED素子1を搭載し
たセラミックからなる発光基板2を、四方を囲むように
形成した所定高さを有する枠部3aと、発光基板2を支
持するために該枠部3a内に囲まれた領域内に形成した
支持部3bと、発光基板2を支持部3bで支持する際に
発光基板2上に穿設された位置決め穴2aと嵌合する位
置決めピン4と、支持部3bに支持される発光基板2を
囲むように発光基板2の周縁に対応する位置に連続的に
形成した所定幅および高さを有し且つ断面視長方形状の
凸部3cと、を一体的に形成した変性P.P.O.樹脂
からなる箱状のケース3内に、発光基板2に穿設された
位置決め穴2aをケース3内の所定位置に嵌入された位
置決めピン4に嵌合させつつ、LED素子1を下面に向
けた状態で、支持部3b上に載置するように収納し、こ
の状態でケース3の下面3cを、ポリエステル樹脂から
なるテープ5上に貼着するように載置して、ケース3の
下面3cとテープ5とを密着させる。次いで、エポキシ
樹脂からなる注入樹脂を、ケース3内に、上記発光基板
2を覆うように充填し、これを硬化させて樹脂モールド
部6を形成した後に、テープ5より剥すことにより作製
されるといった構成を有するものである。また、発光基
板2の所定位置には、四本の端子ピン7がケース3上面
側(図中の上側)に突出するように設けられている。
【0014】本発明における凸部は、ケース3における
枠部3a内に、発光基板2を囲むように連続的に設けた
ものであればよく、図3(a)〜図3(c)に示すよう
に、各辺を形成する凸部の断面視形状が、階段状、湾曲
状または傾斜状等の形状であるものを広く含むものであ
る。尚、本実施例での凸部は、いずれもケース3の底面
より形成されているが、これに限定するものでなく、ケ
ース3の枠部3aより形成されていてもよい。さらに、
この発光基板2を囲むように設けた凸部は、少なくとも
一つ以上設けていればよく、これを限定するものでな
い。
【0015】以上のような構成のLED装置において
は、上述したように、ケース3における枠部3a内に、
発光基板2を囲むように凸部3cを設け、該凸部3cで
囲まれる領域を樹脂モールド部6としているので、樹脂
モールド部6となる注入樹脂は、枠部3aの内壁面3a
1と接触することなく、上記凸部3cに囲まれた領域内
に充満されるまで充填されるので、樹脂モールド部6の
厚みを安定化させて、注入樹脂とケース3との熱収縮率
の違いによるケース3のソリを最小限におさえることが
できるのである。
【0016】また、たとえ注入樹脂が、凸部3cに囲ま
れた領域から漏れ出したとしても、漏れ出す量はごく少
量であるので、枠部3aの内壁面3a1との接触面は小
さいので、ケース3に生じるソリは著しく減少すること
となるのである。さらに、図4に示すように、仮に、こ
のLED装置を実装基板8に実装したとしても、ケース
3外部に漏れ出して該ケース3の枠部3aの上面3a1
および外壁面3a2に付着することがないので、実装基
板8の実装面8aに対して傾いた状態で実装されたり、
高密度実装された場合でも隣接する発光装置と干渉した
りするといった、実装不良は一切生じないのである。
【0017】本発明の発光装置は、凸部3cの高さを所
望の寸法にすることにより、樹脂モールド部6の厚み寸
法を所望のものにすることができるので、該樹脂モール
ド部6の厚み寸法を最小限に薄く設定することができる
ため、発光基板2に設けた端子ピン7に伝って上る注入
樹脂の量を最少量にとどめることが可能である。また、
本発明の発光装置は、上述したように、ケース外部に漏
れ出して該ケースの枠部の上面および外壁面に付着する
ことがないので、外観不良を防止するという効果も奏し
得るのである。
【0018】本実施例においては、発光基板2としてセ
ラミックからなる板状の基板を用いているが、これに限
定するものでなく、銅等からなるリードフレームを用い
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLED装置を示す要部断面図である。
【図2】本発明のLED装置を示す要部平面図である。
【図3】本発明のLED装置に係る凸部の変形例を示す
要部断面図である。
【図4】本発明のLED装置を用いて実装基板に実装す
る様子を説明するための要部断面図である。
【図5】従来のLED装置を示す要部断面図である。
【図6】従来のLED装置を実装基板に実装する様子を
示す要部側面図である。
【図7】従来のLED装置を実装基板に実装する様子を
示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 LED素子 2 発光基板 3 凸部 4 位置決めピン 5 テープ 6 樹脂モールド部 7 端子ピン 8 実装基板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子を搭載した発光基板と、該発光
    基板を囲む枠部を有し、前記発光基板を収納するケース
    と、前記発光基板を覆うように充填し形成する樹脂モー
    ルド部と、を備えてなる発光装置において、 前記ケースにおける前記枠部内に、前記発光基板を囲む
    ように凸部を設け、該凸部で囲まれる領域を前記樹脂モ
    ールド部としたことを特徴とする発光装置。
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