JP2894214B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2894214B2
JP2894214B2 JP6172536A JP17253694A JP2894214B2 JP 2894214 B2 JP2894214 B2 JP 2894214B2 JP 6172536 A JP6172536 A JP 6172536A JP 17253694 A JP17253694 A JP 17253694A JP 2894214 B2 JP2894214 B2 JP 2894214B2
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    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体を実装する際の
気密封止を行う半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置の一例が特開昭62−
249429号公報に記載されている。公報第1図に示
される半導体装置1はパッケージ基板1と、このパッケ
ージ基板1の上面にろう材からなるバンプ電極3を介し
て取付けられた半導体ペレット2と、パッケージ基板1
の周縁部上面にろう材からなる接合層5を介して取付け
られた断面がコの字状で底の高さが半導体ペレット2の
上面よりやや浅くなるように形成されているキャップ4
と、このキャップ4の裏面と半導体ペレット2の上面と
の間に生ずる間隙を充填するろう材からなる充填金属6
とを備えている。
【0003】半導体ペレット2の集積度が高まるにつ
れ、ペレット2から熱が発生する。この発生する熱を逃
がすためペレット2の背面とキャップ4との間に充填金
属6の代りに熱伝導性接着剤、半田またはコンパウンド
等が用いられペレット2とキャップとが接合される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体ペレット2を気
密封止するためのキャップ4と基板1とで加工精度が甘
く、キャップ4と基板1との接触部分に凹凸が発生した
場合、溶接時に接合層5のろう材で塞ぐことができない
ことがある。このような場合、気密封止が不完全となる
ため信頼性が著しく低下する。
【0005】放熱性を高めるため熱伝導性接着剤はでき
る限り薄い方がよい。半導体ペレット2はろう材からな
るバンプ電極3で支えられているため、ろう材の量や溶
融温度等の条件によって半導体ペレット2の高さが大き
く変化する。また、キャップ4の高さについても製造上
の偏差があり、半導体ペレット2とキャップ4の高さの
間に段差ができることになる。これを吸収するために熱
伝導性接着剤の厚みを段差より大きく設定する必要があ
る。しかし、この段差は一定でないため熱伝導性接着剤
の量も難しくしている。すなわち、この段差が一定でな
いためキャップ4と半導体ペレット2の隙間にはマージ
ンを大きくとらなければならず、これが半導体ペレット
2の放熱性を悪くする要因となっている。また、この隙
間を埋めるための熱伝導性接着剤、半田またはコンパウ
ンドの量のコントロールを困難なものにしている。
【0006】接合層5のろう材で封止後、半導体ペレッ
ト2の交換をしようとすると、キャップ4の取り外しは
困難となる。従って、保守性が低下する。
【0007】本発明の目的は、加工精度を甘くしても確
実な封止を実現し、気密性を高くするような半導体装置
を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、気密性を確保したま
ま半導体の背面と蓋との間のギャップを一定に保つこと
により熱伝導性接着剤等の量のコントロールを容易に
し、放熱性を向上するようにした半導体装置を提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、気密性を確保し放熱
性を向上することにより信頼性の高い半導体装置を提供
することにある。
【0010】本発明の他の目的は、封止後、キャップの
取り外しを容易にし保守性を向上するようにした半導体
装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、生産性を向上するよ
うにした半導体装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の半導体装
置は、回路基板と、この回路基板上に搭載された半導体
回路チップと、この半導体回路チップを囲むように前記
回路基板上に配置された枠と、前記半導体回路チップを
覆うようにこの枠の上に配置された蓋と、この蓋と前記
枠と前記回路基板とで前記半導体回路チップを気密封止
するため前記枠と前記回路基板との間に配置されたリン
グとを含む。
【0013】本発明の第2の半導体装置は、第1の半導
体装置において、前記枠の前記リングに対する接触面お
よび前記蓋の前記リングに対する接触面の少なくとも一
方に前記リングの位置決めのための段差を設けたことを
特徴とする。
【0014】本発明の第3の半導体装置は、第1または
第2の半導体装置において、前記枠と前記リング,およ
び前記蓋と前記リングをそれぞれ接合することを特徴と
する。
【0015】本発明の第4の半導体装置は、第1,第
2,または第3の半導体装置において、前記蓋の前記半
導体チップに対する面と反対の面に冷却モジュールを備
えたことを特徴とする。
【0016】本発明の第5の半導体装置は、第1,第
2,第3または第4の半導体装置において、前記半導体
チップがLSIチップであることを特徴とする。
【0017】本発明の第6の半導体装置は、第1,第
2,第3,第4または第5の半導体装置において、前記
リングが軟質な金属から形成されることを特徴とする。
【0018】本発明の第7の半導体装置は、第1の半導
体装置において前記半導体チップと前記蓋とを接合する
熱伝導性接着剤を含む。
【0019】本発明の第8の半導体装置は、第4の半導
体装置において前記蓋と前記冷却モジュールとを接合す
る熱伝導性接着剤を含む。
【0020】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0021】図1(A)および図1(B)を参照する
と、本発明の第1の実施例は一面に電極3を有する半導
体チップの一例としての大規模集積回路(以下LSI)
チップ1,このLSIチップ1の電極3に対応する面に
電極4を有する電子回路基板2,電極3および4を電気
的に接続し、LSI1および回路基板2を固定するため
の半田バンプ5,LSI1の回路面を裸の状態で基板に
実装し、環境により信頼性の低下を招くのを防止するた
めLSI1を囲む枠7および金属性の蓋8,およびこの
枠7および蓋8の間にある本発明の特徴の1つであるC
リング6を備えている。本発明の第1の実施例の特徴の
1つであるCリング6は、枠7およびLSI1の背面の
段差より厚みの大きいCリングが用いられる。蓋8がL
SI1に押しつけらることによりCリングが押しつぶさ
れてCリング6と枠7およびCリング6と蓋8が密着す
る。このCリング6の材料には、アルミニウムや銅等の
軟質な金属が用いられる。これにより枠7と蓋8との隙
間がなくなり、溶接をしなくても気密性は保たれる。そ
こで蓋8を枠7に押しつける力が働いていれば、枠7と
蓋8との溶接をしなくてもよくなる。
【0022】本発明の第1の実施例では、LSI1の背
面と蓋8とが半田,ろう材または熱伝導性接着剤9で接
合される。この接合により、蓋8がCリング6を押しつ
ぶした状態を保つことになる。この熱伝導性接着剤9は
蓋8を固定すると同時にLSI1からの熱を蓋8に効率
よく伝えることができる。
【0023】次に本発明の第1の実施例の製造方法につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1(A)および
図1(B)を参照すると、本発明の第1の実施例では回
路基板2上に枠7が設けられている。LSI1の電極3
に半田バンプ5が予め形成されるか、または回路基板2
の電極4に半田バンプ5が予め形成される。
【0024】まず、回路基板2上の枠で囲まれた中に電
極3および4が位置合わせされLSI1がフェイスダウ
ンで載せられる。
【0025】次に、ホットプレートまたはベルト炉等に
よりリフロー、すなわち半田バンプ5を溶融し、再固化
することにより電極3および4が半田バンプ5を介して
電気的接続がされる。
【0026】それから、LSI1の背面、または蓋8の
LSI1側の面に熱伝導性接着剤9が塗布される。
【0027】枠7の上にはCリング6が載せられ、蓋8
がかぶせられる。
【0028】Cリング6がつぶれLSI1と蓋8とが接
触する程度まで蓋8が押しつけられた状態で、熱伝導性
接着剤が硬化されて完成する。
【0029】また、熱伝導性接着剤9の代りに半田が用
いられる場合には、蓋8が押しつけられた状態でリフロ
ー、すなわち代りの半田が溶融され再固化される。この
場合、代りの半田としては半田バンプ5の半田より低い
融点の半田が用いられなければならない。
【0030】なお、本発明の一実施例の製造方法の変形
例は以下の通りである。前述の一実施例の製造方法で
は、LSI1の電極3と回路基板2の電極4とが半田バ
ンプ5を介して接続されたあと、LSI1と蓋8とが接
合された。しかし、この製造方法の変形例の特徴はLS
Iと蓋8とを先に接合したあと、LSI1の電極3と回
路基板2の電極4とが半田バンプ5を介して接続される
ことにある。
【0031】この変形例においてLSI1と蓋8とが半
田で接合されている場合には、半田バンプ5の半田より
高い融点の半田でLSI1と蓋8とが接合されなければ
ならない。さらに、熱伝導性接着剤9は半田バンプのリ
フロー温度に耐えられるものでなければならない。
【0032】次に本発明の第2の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0033】図2(A)−(H)に示される本発明の第
2の実施例の特徴は、Cリング6の位置ずれを防止する
ため枠7または蓋8に段差を設けた構造にある。
【0034】図2(A)を参照すると、本発明の第2の
実施例の第1の例の特徴は、枠7の上面外側を低くする
ように段差を設けたことにある。Cリング6はこの段差
による枠7の上面の壁で位置決めされ蓋8により押しつ
けられる。このためCリング6の位置ずれは防止でき
る。
【0035】図2(C)を参照すると、本発明の第2の
実施例の第3の例の特徴は、枠7の上面内側を低くする
ように段差を設けたことにある。Cリング6はこの段差
による枠7の上面の壁で位置決めされ蓋8により押しつ
けられる。このためCリング6の位置ずれは防止でき
る。
【0036】図2(B)を参照すると、本発明の第2の
実施例の第2の例の特徴は、蓋8の左端の厚さを薄くし
て段差を設けたことにある。この段差による蓋8の下面
の壁でCリング6は位置決めされ、蓋8の下面および枠
7の上面でCリング6は押しつけられる。このためCリ
ング6の位置ずれは防止できる。
【0037】図2(D)を参照すると、本発明の第2の
実施例の第4の例の特徴は、蓋8の左端の厚さを厚くし
て段差を設けたことにある。この段差による蓋8の下面
の壁でCリング6は位置決めされ、蓋8の下面および枠
7の上面でCリング6は押しつけられる。このためCリ
ング6の位置ずれに防止できる。
【0038】図2(E)を参照すると、本発明の第2の
実施例の第5の例の特徴は、枠7の上面内側を深く低く
して深い段差を設けたことにある。Cリング6および蓋
8はこの深い段差による枠7上面の高い壁で位置決めさ
れ、Cリング6は蓋8の下面により押しつけられる。こ
のため、Cリング6および蓋8の位置ずれは防止でき
る。
【0039】図2(F)を参照すると、本発明の第2の
実施例の第6の例の特徴は、蓋8の左端の厚さを大幅に
厚くして深い段差を設けたことにある。Cリング6およ
び枠7は、この深い段差による蓋8の下面の高い壁で位
置決めされ、Cリング6は枠7の上面および蓋8の下面
により押しつけられる。このため、Cリングおよび蓋8
の位置ずれは防止できる。
【0040】図2(G)を参照すると、本発明の第2の
実施例の第7の例の特徴は、蓋8の左端の厚さを極めて
薄くして深い段差を設けたことにある。Cリング6およ
び枠7は、この深い段差による蓋8の下面の高い壁で位
置決めされ、Cリング6は枠7の上面および蓋8の下面
より押しつけられる。このため、Cリング6および蓋8
の位置ずれは防止できる。
【0041】図2(H)を参照すると、本発明の第2の
実施例の第8の例の特徴は、蓋8の左端の厚さを薄くす
るとともに枠7の上面の外側を低くして、蓋8の下面お
よび枠7の上面でともに段差を設けたことにある。Cリ
ング6は、この段差による蓋8下面および枠7上面の壁
で位置決めされ、Cリングは蓋8の下面および枠7の上
面で押しつけられる。このため、Cリング6の位置ずれ
は防止できる。
【0042】次に本発明の第3の実施例について図面を
参照して説明する。
【0043】図3を参照すると、本発明の第3の実施例
の特徴は、Cリング6が枠7および蓋8に対し、それぞ
れろう材10,半田または接着剤等により接合されたこ
とにある。この場合、Cリング6はLSI1と枠7との
段差を吸収することが主な役目となる。さらに、このC
リング6の接合により、より気密性の高い実装構造を実
現できる。また、Cリング6および蓋8が枠7からずれ
ることを防止できる効果がある。
【0044】次に本発明の第4の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0045】本発明の第4の実施例の特徴は、蓋8を固
定するために蓋8または枠7に爪を設けた構造である。
爪による応力とCリング6の弾性が逆方向に働くためC
リング6が枠7及び蓋8と密着し封止、固定される。
【0046】図4(A)を参照すると、本発明の第4の
実施例の第1の例は、枠7の上面先端に蓋8を固定する
ための爪を設けた構造を有する。これとともに第1の例
におけるCリング6の弾性は、蓋8を上方に押し上げ枠
7の爪と密着するように作用する。
【0047】この第1の例を製造するときには、枠7に
Cリング6を置いて蓋8がはめ込まれる。この結果Cリ
ング6および蓋8の固定ができ、気密封止が完了する。
【0048】図4(B)を参照すると、本発明の第4の
実施例の第2の例は、枠7の上面先端にCリング6が搭
載され、蓋8の下面でCリング6を押しつけるととも
に、蓋8の下面に内から外に向くL字状の係止部と枠7
の外から内に向く爪とが係合される。
【0049】図4(C)を参照すると、本発明の第4の
実施例の第3の例は、枠7の上面にCリング6が搭載さ
れ、このCリング6は蓋8の下面で押しつけられる。枠
7の内から外に向く爪と蓋8の外から内に向く端部とが
係合される。
【0050】図4(D)を参照すると、本発明の第4の
実施例の第4の例は、枠7の内から外に向くL字状形状
の上面にCリング6が搭載され、蓋8の下面にCリング
6が押しつけられる。蓋8の端部には外から内に向く方
向で爪が備えられている。この爪と枠7の端部の下面が
係合される。
【0051】図4(E)を参照すると、本発明の第4の
実施例の第5の例は、枠7の外から内に向くL字状形状
の上面にCリング6が搭載され、蓋8の端部下面にCリ
ング6が押しつけられる。蓋8の下面に内から外に向く
爪が取り付けられている。この爪と枠7の端部の下面が
係合される。
【0052】図4(F)を参照すると、本発明の第4の
実施例の第6の例は、内側に溝13を有する枠7の上端
面にCリング6が搭載され、蓋8の端部下面にCリング
6が押しつけられる。蓋8の下面には爪が取り付けら
れ、その先端部は枠7の溝13に挿入され固定される。
【0053】図4(G)を参照すると、本発明の第4の
実施例の第7の例は、外側に溝13を有する枠7の上端
面にCリング6が搭載され、蓋8の下面にCリング6が
押しつけられる。蓋8の端部には爪が備えられ、この爪
は溝13に挿入される。
【0054】図4(H)を参照すると、本発明の第4の
実施例の第8の例は、先端に外側から内側へ向けての爪
を備え、L字形状を有する枠7の上端面にCリング6が
搭載され、このCリング6は蓋8端部の下面で押しつけ
られる。蓋8の下面には内側から外側に向けての爪が備
えられこの爪と枠7の爪とが係合される。
【0055】図4(I)を参照すると、本発明の第4の
実施例の第9の例は、先端に内側から外側へ向けての爪
を備え、L字形状を有する枠7の上端面にCリング6が
搭載され、このCリング6は蓋8端部の下面で押しつけ
られる。蓋8の端部には外側から内側に向けての爪が備
えられ、この爪と枠7の爪とが係合される。
【0056】次に本発明の第5の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0057】図5を参照すると、本発明の第5の実施例
は蓋8の上面に接合され、基板2の支柱14にネジ12
止めされた空冷式の冷却モジュール11を有することが
特徴である。この冷却モジュール11は蓋8に強い力で
押しつけているので、この力により蓋8は固定されCリ
ング6も押しつぶされて気密封止が確実になる。
【0058】次に本発明の第6の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0059】図6を参照すると、本発明の第6の実施例
は中に入る水の圧力で蓋8を押しつける水冷式の冷却モ
ジュール11を備えたことが特徴である。この第6の実
施例も熱抵抗を減らすために冷却モジュール11は、蓋
8に強い力で押しつけられている。このため、この力を
利用して蓋8は固定されCリング6が押しつぶされてい
る。この場合もCリング6を介在させることにより、気
密封止は確実なものになる。
【0060】次に本発明の第7の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0061】本発明の第7の実施例の特徴はCリングの
断面形状にある。
【0062】図7(A)を参照すると、本発明の第7の
実施例の第1の例におけるCリングの断面形状は、言葉
が示す通りの「C」型形状である。
【0063】図7(B)を参照すると、本発明の第7の
実施例の第2の例におけるリングの断面形状は、「e」
型形状である。
【0064】図7(C)を参照すると、本発明の第7の
実施例の第3の例におけるリングの断面形状は「O」型
形状である。
【0065】図7(D)を参照すると、本発明の第7の
実施例の第4の例におけるリングの断面形状は「S」型
形状である。
【0066】図7(E)を参照すると、本発明の第7の
実施例の第5の例におけるリングの断面形状は「Z」型
形状である。
【0067】図7(F)を参照すると、本発明の第7の
実施例の第6の例におけるリングの断面形状は「θ」型
形状である。これ以外に図示しないが、本発明の第7の
実施例におけるリングの断面形状としては、「E」型,
「Σ」型,「ε」型,「3」型,「6」型,「コ」型お
よび「ヨ」型等の形状があり、蓋8と枠7との段差を吸
収でき隙間を塞ぐことができる形状であればよい。
【0068】本発明の一実施例では、LSI1および蓋
8を熱伝導性接着剤等で接合したが、本発明の第3の実
施例における枠7および蓋8をCリングで接合する構造
や、本発明の第4の実施例における枠7または蓋8に爪
を設けて蓋8を固定する構造や、本発明の第5または第
6の実施例における冷却モジュール11を蓋8に強い力
で押えつけて蓋8を固定する構造では、LSI1と蓋8
とを熱的接続をすればよい。このため、熱伝導性接着剤
9または半田の代わりに熱コンパウンドやグリス等を使
用可能である。発熱量が小さいLSIの場合には、この
熱的接続も不要になる。この場合、蓋8を接着剤等によ
り固定しなくてもよくなるので、工程が簡略化され生産
性が向上する。
【0069】本発明の第5または第6の実施例における
熱的接続は蓋8とLSI1との間のみならず、蓋8と冷
却モジュール11との間も考慮しなければならない。熱
伝導性接着剤,熱コンパウドまたはグリスが使用可能で
ある。発熱量が小さいLSIの場合、この熱的接続が不
要になることもLSI1と蓋8とのケースと同じであ
る。この場合、冷却モジュール11と蓋8とを接着剤等
により固定しなくてもよくなるので工程が簡略かされ生
産性が向上することも同様である。
【0070】
【発明の効果】本発明では、封止のためにCリング6を
用いることにより枠、蓋8の加工精度を甘くしても確実
な封止ができる。また、気密性の高い封止を実現するた
めに必要であった枠7と蓋8との溶接工程を省略するこ
とも可能になり、生産性が向上する。溶接がされていな
い場合、封止後、キャップを再度取り外すことが容易に
できるため、LSI1のリペア(交換)が容易になる。
また、枠7およびLSI1の背面の高さの差が一定でな
い場合でもCリング6が高さの差を吸収するので、気密
性を確保したままLSI1の背面と蓋8との間のギャッ
プを一定にすることが可能となり、熱伝導性接着剤9
(または、半田、コンパウンド)の量のコントロールが
容易になると同時に必要最小限の量でよくなる。このた
め、LSI1と蓋8との間の熱抵抗は小さくなり、バラ
ツキもなくなるので放熱性が向上する。以上の点から生
産性を向上させ、また気密性および放熱性の向上から信
頼性の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の第1の実施例を示す分解斜
視図であり、(B)は(A)に示される第1の実施例の
a−a断面を示す断面図である。
【図2】図2(A)〜(H)は、本発明の第2の実施例
を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図4】図4(A)〜(I)は、本発明の第4の実施例
を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施例を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施例を示す図である。
【図7】図7(A)〜(F)は、本発明の第7の実施例
を示す図である。
【符号の説明】
1 LSI 2 回路基板 3,4 電極 5 半田バンプ 6 Cリング 7 枠 8 蓋 9 熱伝導性接着剤 10 ろう材 11 冷却モジュール 12 ネジ 13 溝 14 支柱

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板と、 この回路基板上に搭載された半導体回路チップと、 この半導体回路チップを囲むように前記回路基板上に配
    置された枠と、 前記半導体回路チップを覆うように前記枠の上に配置さ
    れた蓋と、 この蓋と前記枠と前記回路基板とで前記半導体回路チッ
    プを気密封止するため、前記枠と前記回路基板との間に
    配置されたリングと、 前記枠の前記リングに対する接触面および前記蓋の前記
    リングに対する接触面の少なくとも一方に設けられた前
    記リングの位置決めのための段差とを含むことを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 回路基板と、 この回路基板上に搭載された半導体回路チップと、 この半導体回路チップを囲むように前記回路基板上に配
    置された枠と、 前記半導体回路チップを覆うように前記枠の上に配置さ
    れた蓋と、 この蓋と前記枠と前記回路基板とで前記半導体回路チッ
    プを気密封止するため、前記枠と前記回路基板との間に
    配置されたリングと、 前記枠または前記蓋の少なくとも一方に設けられ該枠と
    該蓋とを係合する爪とを含むことを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 回路基板と、 この回路基板上に搭載された半導体回路チップと、 この半導体回路チップを囲むように前記回路基板上に配
    置された枠と、 前記半導体回路チップを覆うように前記枠の上に配置さ
    れた蓋と、 この蓋と前記枠と前記回路基板とで前記半導体回路チッ
    プを気密封止するため、前記枠と前記回路基板との間に
    配置されたリングと、 前記蓋の前記半導体回路チップに対する面と反対の面に
    設けられた冷却モジュールとを含むことを特徴とする半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 前記蓋が前記リングを押圧するように保
    たれることを特徴とする請求項1、2または3記載の半
    導体装置。
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