JP2893949B2 - フランジ加工用のパネル材位置決め装置 - Google Patents

フランジ加工用のパネル材位置決め装置

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JP2893949B2 JP33547890A JP33547890A JP2893949B2 JP 2893949 B2 JP2893949 B2 JP 2893949B2 JP 33547890 A JP33547890 A JP 33547890A JP 33547890 A JP33547890 A JP 33547890A JP 2893949 B2 JP2893949 B2 JP 2893949B2
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panel
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line
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、パネル材の非直線の縁辺が含まれる縁部を
折曲げ加工してフランジ部を形成する際に、前記パネル
材の前記縁辺を位置決めブロックの支持面に当接させ
て、当該パネル材を位置決めするようにしたフランジ加
工用のパネル材位置決め装置の改良に関する。
(従来の技術) 自動車車体は所定の形状に塑性加工された多数のパネ
ルによって形成されており、これらのパネルの多くは、
ヘミング加工によって縁部がパネルの裏面に向けて折り
曲げられている。
例えば、第4図に示すドアパネル1は、通常車体の外
表面となるアウターパネル2と、これの背面に接合され
るインナーパネルとから形成されている。このようなア
ウターパネル2とインナーパネルとを接合するには、先
ず、縁部にヘムフランジ部が形成されたアウターパネル
2の背面に、インナーパネルの縁部に形成されたフラン
ジ部を接触させる。この状態で、アウターパネル2のヘ
ムフランジ部を、インナーパネルのフランジ部に接触す
るまでアウターパネル2の背面側に向けて折り曲げてい
る。折り曲げが完了した後のアウターパネル2の縁部と
インナーパネルのフランジ部とは、接着剤やスポット溶
接等の手段によって相互に接合されている。
アウターパネル(パネル材)2の前記ヘムフランジ部
3は、第6図中仮想線で示すように、プレス装置等によ
り、縁部をフランジライン4に沿ってほぼ直角に折曲げ
加工して形成されている。自動車部品には曲線形状を呈
する部品が多く、第5図に示すように、アウターパネル
2のフランジライン4も曲線形状を呈している。また、
第5図中破線で示すように、ヘミング加工後では、フラ
ンジライン4に対するヘムフランジ部3の長さは当該フ
ランジライン4から一定となっている。そのため、ヘム
フランジ部3を展開したパネル材2は、曲線形状を呈す
る縁辺(展開トリムラインとも言う)5を有し、パネル
材2を所定形状に切断するトリム工程においては、パネ
ル材2は前記展開トリムライン5に沿って切断されてい
る。
そして、パネル材2の縁部を折曲げ加工してヘムフラ
ンジ部3を形成するフランジ工程では、先ず、前工程の
トリム工程で展開トリムライン5に沿って切断されたパ
ネル材2がフランジ工程のプレス装置に搬入される。次
いで、第5図に示すように、このプレス装置に設けた位
置決めブロック6の支持面7に展開トリムライン5を当
接させてパネル材2の載置位置を位置決めし、この状態
で当該パネル材2を固定し、図示しないプレス型により
フランジライン4に沿って折曲げ加工して、ヘムフラン
ジ部3が形成されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、展開トリムライン5は非直線であるの
で、この展開トリムライン5を高精度の寸法で加工する
ことはできず、展開トリムライン5の形状変更も発生す
ることから、フランジ工程においては、その都度、位置
決めブロック6を調節しながら移動しその取り付け位置
を決定しているのが実情である。
更に、位置決めブロック6の支持面7は一般的に平坦
面であるので、この支持面7に曲線形状の展開トリムラ
イン5を当接させて位置決めを行う方式にあっては、展
開トリムライン5と支持面7との形状合わせが必要とな
り、パネル材2の位置決めが極めて不安定な状態とな
る。また、位置決めブロック6の支持面7を、展開トリ
ムライン5の曲面形状に合うように、精度良く加工する
ことも困難である。
従って、部品精度を確保するためには、多大な工数を
要するため作業性の向上が図れず、コスト的にも不利に
なるという問題があった。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するために
なされたものであり、パネル材の非直線の縁辺が含まれ
る縁部を折曲げ加工してフランジ部を形成するフランジ
工程において、パネル材の位置決めの安定化を図ったフ
ランジ加工用のパネル材位置決め装置を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、パネル材の非直
線の縁辺が含まれる縁部を折曲げ加工してフランジ部を
形成する際に、前記パネル材の前記縁辺を位置決めブロ
ックの支持面に当接させて、当該パネル材を位置決めす
るフランジ加工用のパネル材位置決め装置において、前
記パネル材からなるパネル部品の設計製作上の基準とす
るために設定された基準線に平行な位置決め面を前記縁
辺に形成し、この位置決め面に当接する前記位置決めブ
ロックの前記支持面を、前記基準線に平行な平坦面に形
成したことを特徴とするフランジ加工用のパネル材位置
決め装置である。
(作用) このように構成すれば、基準線に平行な平面であるパ
ネル材の位置決め面を、基準線に平行な平面である位置
決めブロックの支持面に当接させることにより、フラン
ジ加工の際のパネル材の位置決めが行われる。
このように、基準線に平行な平面である位置決め面と
支持面同士を当接させるため、各面の加工が容易で、パ
ネル材の位置決め状態も安定することになる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すドアパネル11は、通常車体の外表面とな
るアウターパネル12と、これの背面に接合されるインナ
ーパネルとから形成されており、アウターパネル12の縁
部に形成されたヘムフランジ部13がアウターパネル12の
裏面に向けて折り曲げられている。第1図中の一点鎖線
は、ドアパネル11の設計製作上の基準とするために設定
された基準線Lであり、この基準線Lを基準にプレス型
や治具の寸法、あるいは、パネル材寸法等が決められて
いる。
アウターパネル(パネル材)12の前記ヘムフランジ部
13は、第3図中仮想線で示すように、プレス装置等によ
り、縁部をフランジライン14に沿ってほぼ直角に折曲げ
加工して形成されている。このヘムフランジ部13を展開
したパネル材12は、第2図に示すように、曲線形状を呈
する展開トリムライン15を有し、トリム工程において
は、パネル材12は展開トリムライン15に沿って切断され
ている。
本実施例のパネル材12にあっては、トリム工程におい
て、展開トリムライン15の一部に前記基準線Lに平行な
位置決め面18が複数箇所形成されている。このように曲
線形状の展開トリムライン15の一部を基準線Lに平行な
位置決め面18に形成したので、当該位置決め面18を基準
線Lから所定の位置に精度良く形成することができる。
ヘムフランジ部13を折曲げるフランジ工程のプレス装
置(図示せず)には、搬入されたパネル材12の載置位置
を決めるため、パネル材12に形成した前記位置決め面18
に当接する位置決めブロック16が設けられている。この
位置決めブロック16の支持面17は、前記基準線Lに平行
で、かつ、平面形状に形成されている。従って、支持面
17を基準線Lから所定の寸法位置の部位に精度良く形成
することができる。
次に、本実施例の作用を説明する。
ドアパネル11を構成するアウターパネル12は、トリム
工程において、展開トリムライン15及び位置決め面18に
沿って切断される。
トリム工程が完了したパネル材12は、第2図に示すよ
うに、ヘムフランジ部13を折曲げるフランジ工程のプレ
ス装置に搬入される。搬入されたパネル材12は、位置決
め面18が位置決めブロック16の支持面17に当接すること
により、載置位置が決められる。このようにパネル材12
の位置決めを、基準線Lに平行な平面である位置決め面
18と支持面17同士を当接させることによって行うため、
従来のような展開トリムライン5と位置決めブロック6
の支持面7との形状合わせが不要となり、位置決めブロ
ック16をプレス装置の所定の位置に一旦設定した後は当
該位置決めブロック16を移動させる必要もない。従っ
て、一度固定した位置決めブロック16によって、パネル
材12の位置決めの精度を一定に維持することができる。
そして、この状態でパネル材12を固定した後、ヘムフ
ランジ部13は、プレス型(図示せず)によってフランジ
ライン14に沿ってほぼ直角に折曲げ加工される。このと
き、パネル材12の位置決め精度が一定に維持されている
ことから、折曲げ加工の精度も一定に維持されることに
なる。また、ヘミング加工後のヘムフランジ部13は、第
2図中破線で示す状態となる。
このように本実施例によれば、展開トリムライン15の
位置決め面18、及び、位置決めブロック16の支持面17を
基準線Lに平行な平面とすることにより、部品精度を確
保できるため、パネル材12を位置決めする際の作業性の
向上が図れ、コスト的にも有利なものとなる。
尚、上述した実施例では、ヘムフランジ部13を形成す
る場合を図示したが、本発明はこの場合に限定されるも
のではなく、インナーパネルのフランジ部はもちろんの
こと、パネル材の非直線の縁辺が含まれる縁部を折曲げ
加工して形成される他のフランジ部に適用できることは
言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係るフランジ加工用の
パネル材位置決め装置は、パネル材からなるパネル部品
の設計製作上の基準とするために設定された基準線に平
行な位置決め面を縁辺に形成し、この位置決め面に当接
する位置決めブロックの支持面を、前記基準線に平行な
平坦面に形成したので、基準線に平行な平面である位置
決め面と支持面同士を当接させてパネル材の位置決めを
行うことができ、フランジ工程においてパネル材の位置
決めの安定化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係るドアパネルを示す側
面図、第2図は、本発明の一実施例に係るフランジ加工
用のパネル材位置決め装置を示す要部構成図、第3図
は、第2図のA−A線に沿う断面図、第4図は、一般的
なドアパネルを示す側面図、第5図は、従来のフランジ
加工用のパネル材位置決め装置を示す要部構成図、第6
図は、第5図のA−A線に沿う断面図である。 11……ドアパネル(パネル部品)、 12……アウターパネル(パネル材)、 13……ヘムフランジ部(フランジ部)、 15……展開トリムライン(非直線の縁辺)、 16……位置決めブロック、17……支持面、 18……位置決め面、L……基準線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル材の非直線の縁辺が含まれる縁部を
    折曲げ加工してフランジ部を形成する際に、前記パネル
    材の前記縁辺を位置決めブロックの支持面に当接させ
    て、当該パネル材を位置決めするフランジ加工用のパネ
    ル材位置決め装置において、前記パネル材からなるパネ
    ル部品の設計製作上の基準とするために設定された基準
    線に平行な位置決め面を前記縁辺に形成し、この位置決
    め面に当接する前記位置決めブロックの前記支持面を、
    前記基準線に平行な平坦面に形成したことを特徴とする
    フランジ加工用のパネル材位置決め装置。
JP33547890A 1990-11-30 1990-11-30 フランジ加工用のパネル材位置決め装置 Expired - Lifetime JP2893949B2 (ja)

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