JPH07265988A - 取付け部材が取り付けられた曲がり品の製造方法及び同製造装置 - Google Patents

取付け部材が取り付けられた曲がり品の製造方法及び同製造装置

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JPH07265988A
JPH07265988A JP6332894A JP6332894A JPH07265988A JP H07265988 A JPH07265988 A JP H07265988A JP 6332894 A JP6332894 A JP 6332894A JP 6332894 A JP6332894 A JP 6332894A JP H07265988 A JPH07265988 A JP H07265988A
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mounting member
bending
mounting
bumper beam
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Application number
JP6332894A
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Inventor
Masaharu Tochigi
雅晴 栃木
Tsunemasa Miura
恒正 三浦
Yasuo Shiozawa
康夫 塩沢
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 バンパービーム材用の真っ直ぐなワーク3に
取付け部材用ワーク4をスポット溶接12、12により仮止
めし、これを加工テーブルにセットして、取付け部材用
ワーク4の仮止めされた側を回動せめる態様に曲げ加工
する。しかるのち、同セット状態においてかしめ加工を
施し取付け部材用ワーク4とバンパービーム材用ワーク
4とを一体化すると共に、同セット状態において取付け
部材用ワーク4につぶし加工を施し所定の向きに向けら
れた取付け面11を形成する。 【効果】 生産性を向上してコイトダウンを図りうる。
取付け面が所定の適正な向きに向けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用バンパービ
ーム材、あるいは鉄道車輌部材、建設・建築部材、産業
機械などに用いられる、相手側に取り付けるための取付
け部材が取り付けられたアルミニウム等の金属製の曲が
り品の製造方法及び同製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図5に示されるような曲がり形
状を有する自動車用バンパービーム材(51)には、これ
を車体側に取り付けるための取付け部材(52)が取付け
られている。
【0003】例えば、このような、取付け部材(52)の
取り付けられたバンパービーム材(51)は、従来、次の
ようにして製造していた。即ち、バンパービーム材用の
真っ直ぐなワークを用いて、これに曲げ加工を施し所定
の曲がり形状を有するバンパービーム材(51)に加工す
る。一方、取付け部材(52)については、金属板のプレ
ス成形品によるもので、その取付け面(53)は、取付け
部材(52)をバンパービーム材(51)に取り付けた状態
で車体の取付け側との関係で適正な向きを向くように、
あらかじめ所定の向きに向けられたものに、これをプレ
ス加工していた。そして、この取付け部材(52)を、曲
がり品であるバンパービーム材(51)の所定の位置に配
置し、溶接やあるいは図示のようにボルト締めなどによ
り取り付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の製造方法では、曲がり品としてのバンパー
ビーム材(51)に対して取付け部材(52)を所定の位置
に配置しその取付けを行うものであったため、しかも、
溶接やボルト締めによって取付けを行うものであったた
め、製造に非常に多くの手間が要し、製品コストが非常
に高いものになっていた。
【0005】しかも、バンパービーム材(51)に取り付
けられた取付け部材(52)の取付け面(53)は、車体の
取付け側との関係で適正な向きに向けられていなければ
ならないが、バンパービーム材(51)への取付け部材
(52)の取付け位置、姿勢等の誤差などに起因して、こ
の取付け面(53)がなかなか所定の正確な向きに向いた
ものになりにくいという問題があった。
【0006】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、取付け部材の取り付けられた曲がり品を生産性良
く製造することができてそのコストダウンを図ることが
でき、しかも、曲がり品に取り付けられている取付け部
材の取付け面を取付け側との関係で精度良くかつ容易に
所定の適正な向きに向けたものにすることができる、取
付け部材が取り付けられた曲がり品の製造方法及び同製
造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的において、本発
明は、曲がり品用の真っ直ぐなワークの長さ方向の所定
位置に取付け部材用のワークを仮止めしたものを用意
し、この曲がり品用ワークを加工テーブルにセットし
て、その取付け部材用ワークの仮止めされた側を回動せ
めていくことによって、該曲がり品用ワークを所定の曲
がり形状に曲げ加工し、しかるのち、同セット状態にお
いて曲がり品用ワークの取付け部材用ワークにかしめ加
工を施すことにより取付け部材用ワークと曲がり品用ワ
ークとを一体化すると共に、同セット状態において曲が
り品用ワークの取付け部材用ワークにつぶし加工を施す
ことにより該取付け部材用ワークに所定の向きに向けら
れた取付け面を形成することを特徴とする、取付け部材
が取り付けられた曲がり品の製造方法を要旨とする。
【0008】また、本発明は、長さ方向の所定位置に取
付け部材用のワークが仮止めされた曲がり品用の真っ直
ぐなワークがセットされるテーブルと、該テーブルにセ
ットされた曲がり品用ワークに対し、その取付け部材用
ワークの仮止めされた側を回動せめて該曲がり品用ワー
クを所定の曲がり形状に曲げ加工する曲げ加工装置と、
同じくテーブルにセットされている曲げ加工された曲が
り品用ワークの取付け部材用ワークに対し、かしめ加工
を施して取付け部材用ワークと曲がり品用ワークとを一
体化するかしめ装置と、同じくテーブルにセットされて
いる曲げ加工された曲がり品用ワークの取付け部材用ワ
ークに、つぶし加工を施して、該取付け部材用ワークに
所定の向きに向けられた取付け面を形成するつぶし加工
装置と、が備えられてなることを特徴とする、取付け部
材が取り付けられた曲がり品の製造装置を要旨とする。
【0009】
【作用】上記製造方法では、取付け部材用のワークの仮
止めの対象が曲がり品用の真っ直ぐなワークであること
により、この仮止め作業が非常に容易に遂行される。し
かも、テーブルにセットした曲がり品用ワークに曲げ加
工を施した後、そのセット状態においてかしめ加工を施
して取付け部材用のワークの取付けを行うものであるこ
とにより、テーブルにセットしてから曲げ加工、かしめ
加工を施していく工程が能率よく遂行される。加えて、
曲がり品用のワークに対する取付け部材用のワークの取
付けは上記のようにかしめ加工により行うものであるこ
とにより、その取付けも能率よく遂行される。このよう
にして、取付け部材の取り付けられた曲がり品が生産性
良く製造される。
【0010】しかも、曲げ加工後の未だセット状態にお
いて曲がり品用ワークの取付け部材用ワークにつぶし加
工を施して該取付け部材用ワークに所定の向きに向けら
れた取付け面を形成するものであることにより、曲がり
品に取り付けられている取付け部材の取付け面が取付け
側との関係で精度良くかつ容易に所定の適正な向きに向
けられたものになる。
【0011】また、上記製造装置では、テーブルにセッ
トされている曲げ加工された曲がり品用ワークの取付け
部材用ワークに対し、かしめ装置とつぶし加工装置とに
より、曲がり品用ワークへの取付け部材用ワークの取付
けと、取付け部材用ワークへの取付け面の形成とが行わ
れるようになされていることにより、曲げ加工から、取
付け部材用ワークの取付け、取付け面の形成に至る一連
の工程が能率的に遂行され、取付け部材の取り付けられ
た曲がり品が生産性良く製造される。
【0012】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0013】本実施例における製造対象は、図4に示さ
れるように、所定の曲がり形状を有する自動車用バンパ
ービーム材(1)に、これを車体側に取り付けるための
ステーなどによる取付け部材(2)が取り付けられたも
のである。なお、本発明による製造対象は、これに限ら
れるものではなく、要は、取付け部材が取り付けられた
構造の曲がり品であれば、その他、例えば、FA材、鉄
道車輌用部材、建設・建築用部材、産業機械用部材等の
各種曲がり品であってよい。
【0014】上記の取付け部材(2)の取り付けられた
バンパービーム材(1)は、次のようにして製造する。
【0015】即ち、図1(イ)に示されるように、バン
パービーム材用の真っ直ぐなワーク(3)と、取付け部
材用のワーク(4)とを用意する。
【0016】バンパービーム材用ワーク(3)は、内部
に補強用の水平仕切壁(5)を有する横断面「日」の字
状の所定長さのアルミニウム製中空押出型材による。
【0017】一方、取付け部材用ワーク(4)は、アル
ミニウム押出型材を所定の長さ単位に切断して製作され
た短尺品による。このワーク(4)は、その横断面にお
いて一方の側がビーム嵌合部(6)とされ、もう一方の
側が取付け部(7)とされている。ビーム嵌合部(6)
は、バンパービーム材用ワーク(3)の外周部に適合状
態に外装嵌合される筒状部に押出成形されている。ま
た、取付け部(7)は、ビーム嵌合部(6)の一側壁か
ら外方に突出された波状構成の複数の連接壁部(9)…
と、該連接壁部(9)…の先端縁に連接された取付け用
壁部(10)とを有するものに押出成形されている。取付
け用壁部(10)の外面がつぶし加工後に取付け面(11)
として用いられる。
【0018】そして、図1(イ)に示されるように、バ
ンパービーム用ワーク(3)を取付け部材用ワーク
(4)のビーム嵌合部(6)に通すようにして、取付け
部材用ワーク(4)をバンパービーム材用ワーク(3)
の外周部の長さ方向の所定の取付け予定位置に配置し、
その配置位置において、図1(ロ)に示されるように、
取付け部材用ワーク(4)をバンパービーム用ワーク
(3)に仮止めする。仮止めは、スポット溶接(12)
(12)などにより行えばよい。
【0019】しかるのち、このバンパービーム用ワーク
(3)を加工テーブルにセットして図1(ハ)に示され
るように、この取付け部材用ワーク(4)の仮止めされ
た側を回動せめていくことによって該曲がり品用ワーク
(3)を所定の曲がり形状に曲げ加工し、しかるのち、
図1(ニ)に示されるように、同セット状態において、
取付け部材用ワーク(4)のビーム嵌合部(6)に対し
かしめ加工を施してバンパービーム材用ワーク(3)に
及ぶ塑性凹部(13)を形成することにより取付け部材用
ワーク(4)とバンパービーム材用ワーク(3)とを一
体化すると共に、同セット状態において取付け部材用ワ
ーク(4)の取付け部(7)に対しつぶし加工を施すこ
とにより該取付け部材用ワーク(4)に所定の向きに向
けられた取付け面(11)を形成する。
【0020】この曲げ加工、かしめ加工、つぶし加工を
実施するため、図2(イ)に示されるような製造装置を
使用する。この製造装置において、(14)は加工テーブ
ル、(15)は曲げ加工装置、(16)はかしめ装置、(1
7)はつぶし加工装置である。
【0021】加工テーブル(14)は、取付け部材用ワー
ク(4)の仮止めされたバンパービーム材用ワーク
(3)が位置決め状態にセットされるものである。
【0022】曲げ加工装置(15)は、加工テーブル(1
4)にセットされたバンパービーム材用ワーク(3)の
取付け部材用ワーク(4)が仮止めされた側を、加工テ
ーブル(14)と平行な面内において回動させていくこと
によって、バンパービーム材用ワーク(3)に曲げ加工
を施すようになされているもので、曲げの内周側に配置
される内型(18)と、外周側に配置される外型(19)
と、曲げ時のバンパービーム材用ワーク(3)のつぶれ
を防止するためのマンドレル(20)などを備えている。
【0023】かしめ加工装置(16)は、曲げ加工装置
(15)により曲げ加工されたバンパービーム材用ワーク
(3)の取付け部材用ワーク(4)に対してかしめ加工
を施すようになされたもので、そのため、曲げ加工後に
おける取付け部材用ワーク(4)の位置に対応して、図
2(ロ)示されるように、これを上下方向から挾む態様
の一対のかしめ加工用の作動片(21)(21)が備えられ
ている。そして、これらの作動片(21)(21)は、シリ
ンダー等の駆動源により上下方向に進退作動されるよう
になされており、その先端部に備えられているかしめ工
具(22)(22)が、取付け部材用ワーク(4)のビーム
嵌合部(6)を上下両側から突押し、ビーム嵌合部
(6)にバンパービーム材用ワーク(3)に及ぶ塑性変
形凹部(13)(13)を形成して取付け部材用ワーク
(4)とバンパービーム材用ワーク(3)とを一体化す
るものとなされている。その際、バンパービーム材用ワ
ーク(3)は、上記のように中空材であることから、こ
れに不本意なつぶれ変形を生じさせないように、また、
確実なかしめ取付け状態を実現するために、上記曲げ加
工装置(15)における中子(20)がかしめ用の型として
も用いられるようになされており、該中子(20)には、
かしめ用の凹部(23)(23)が設けられたものとなされ
ている。
【0024】つぶし加工装置(17)は、かしめ加工装置
(16)と同様に、曲げ加工装置(15)により曲げ加工さ
れたバンパービーム材用ワーク(3)の取付け部材用ワ
ーク(4)に対してつぶし加工を施すようになされたも
ので、そのため、図2(イ)に示されるように、曲げ加
工後における取付け部材用ワーク(4)の位置に対応し
て、同取付け部材用ワーク(4)の取付け部(7)と水
平方向から対向する態様のつぶし加工用の作動片(24)
が備えられている。そして、この作動片(24)は、シリ
ンダー等の駆動源により水平方向に進退作動されるよう
になされており、その先端部に備えられているつぶし盤
(25)が、取付け部材用ワーク(4)の取付け部(7)
をつぶし加工するようになされている。従って、つぶし
盤(25)は、そのつぶし作動面(26)が、形成すべき取
付け面(11)の向きに対応してあらかじめ所定の向きに
向けられているものとしてつぶし加工装置(17)に備え
られている。
【0025】上記の製造装置を用いることによって、取
付け部材用ワーク(4)の仮止めされたバンパービーム
材用ワーク(3)に対する曲げ加工、そして、かしめ加
工、つぶし加工は、次のようにして実施される。
【0026】即ち、上記のようにして取付け部材用ワー
ク(4)を仮止めしたバンパービーム材用ワーク(3)
を加工テーブル(14)に位置決め状態にセットする。そ
して、中子(20)をバンパービーム材用ワーク(3)の
中空部内に端部より差し込んだ状態にして曲げ加工装置
(15)を作動し、バンパービーム材用ワーク(3)の取
付け部材用ワーク(4)が仮止めされた側を、加工テー
ブル(14)と平行な面内において回動させて曲げ加工を
施す。
【0027】この曲げ加工により、バンパービーム材用
ワーク(3)の取付け部材用ワーク(4)のビーム嵌合
部(6)は、かしめ加工装置(16)におけるかしめ作動
片(21)(21)間に自動的に位置設定され、また、取付
け部(7)は、つぶし加工装置(17)におけるつぶし盤
(25)に対向する位置に自動的に位置設定される。
【0028】そのセッティング状態において、中子(2
0)をバンバー材用ワーク(3)の中空部内に挿入した
まま、曲げ加工に連続して引き続くようにして、かしめ
加工装置(16)における作動片(21)(21)を進出作動
せしめ、そのかしめ工具(22)(22)にて取付け部材用
ワーク(4)のビーム嵌合部(6)を上下上下方向から
突押し、ビーム嵌合部(6)の上下面にバンパービーム
材用ワーク(3)に及ぶ塑性変形凹部(13)(13)を形
成し、取付け部材用ワーク(4)とバンパービーム材用
ワーク(3)とを一体化する。
【0029】また、そのセッティング状態において、か
しめ加工の前又は後、あるいはかしめ加工と同時につぶ
し加工装置(17)を作動し、その作動片(24)を進出作
動してその先端部に備えられているつぶし盤(25)を、
取付け部材用ワーク(4)の取付け部(7)の取付け用
壁部(10)に押し当てていくことによって、図3に示さ
れるように、波状構成の連接壁部(9)…を圧縮方向に
塑性変形させていくというようにして、該取付け用壁部
(10)が所定の向きに向くように、取付け部(7)に対
してつぶし加工を施し、所定の向きに向けられた取付け
面(11)を形成する。
【0030】以上のようにして、図4に示されるよう
な、取付け部材(2)の取付けられたバンパービーム材
(1)が製造される。
【0031】上記製造方法によれば、取付け部材用のワ
ーク(4)の仮止めの対象が、図1(イ)(ロ)に示さ
れるように、バンパービーム材用の真っ直ぐなワーク
(3)であるから、この仮止め作業を非常に容易に行う
ことができる。しかも、図2に示されるように、加工テ
ーブル(14)にセットしたバンパービーム材用ワーク
(3)に曲げ加工を施した後、そのセット状態において
かしめ加工を施して取付け部材用のワーク(4)の取付
けを行うものであるから、テーブル(14)にセットして
から曲げ加工、かしめ加工を施していく工程を能率よく
遂行していくことができる。加えて、バンパービーム材
用のワーク(3)に対する取付け部材用のワーク(4)
の取付けは、上記のようにかしめ加工により行うもので
あることにより、その取付けも能率よく遂行することが
でき、しかも溶接の場合よりも継手効率を向上すること
ができる。従って、取付け部材(2)の取り付けられた
バンパービーム材(1)を従来よりも格段に生産性良く
製造することができ、そのコストダウンを実現すること
ができる。
【0032】しかも、曲げ加工後の未だセット状態にお
いてバンパービーム材用ワーク(3)の取付け部材用ワ
ーク(4)につぶし加工を施して該取付け部材用ワーク
(4)に所定の向きに向けられた取付け面(11)を形成
するものであるから、バンパービーム材(1)に取り付
けられている取付け部材(2)の取付け面(11)を車体
の取付け側との関係で精度良くかつ容易に所定の適正な
向きに向けられたものにすることができる。
【0033】また、上記製造装置では、テーブル(14)
にセットされている状態の曲げ加工されたバンパービー
ム材用ワーク(3)の取付け部材用ワーク(4)に対
し、かしめ装置(16)とつぶし加工装置(17)とによ
り、バンパービーム材用ワーク(3)への取付け部材用
ワーク(4)の取付けと、取付け部材用ワーク(4)へ
の取付け面(11)の形成とが行われるようになされてい
るから、曲げ加工から、取付け部材用ワーク(4)の取
付け、取付け面(11)の形成に至る一連の工程が能率的
に遂行することができ、取付け部材(2)の取り付けら
れたバンパービーム材(1)を生産性良く製造すること
ができる。
【0034】特に、上記実施例では、取付け部材(2)
として、異形断面形状の曲がり品用ワーク(3)の外周
部に適合状態に嵌合される同じく異形断面形状の筒状の
嵌合部(6)が備えられたものとなされ、これが曲がり
品用の真っ直ぐなワーク(3)の外周部に嵌合配置され
るものとなされているから、取付け部材用ワーク(4)
をスポット溶接などの簡単な仮止め手段によって安定良
く仮止めすることができ、しかも、後のかしめ加工にお
いても、曲がり品用ワーク(3)と取付け部材用ワーク
(4)とをしっかりとした強固な取付け状態にかしめ加
工することができる。
【0035】更に、取付け部材用ワーク(4)の取付け
部(7)として、ビーム嵌合部(6)の一側から外方に
突出された波状構成の複数の連接壁部(9)…と、該連
接壁部(9)…の先端縁に連接された取付け用壁部(1
0)とを有するものが採用されているから、波状屈折構
成の連接壁部(9)…の変形容易性を利用して、つぶし
加工により、取付け用壁部(10)の外面に形成される取
付け面(11)を所定の適正な向きに容易かつ確実に向け
ることができる。
【0036】しかも、取付け部材用のワーク(4)とし
て、アルミニウム製押出型材の短尺切断品を用いるもの
であるから、上記のような構成の該ワーク(4)をきわ
めて容易に製作することができて、取付け部材(2)の
低コスト化を図ることができきる。
【0037】
【発明の効果】上述の次第で、この発明の製造方法は、
曲がり品用の真っ直ぐなワークの長さ方向の所定位置に
取付け部材用のワークを仮止めしたものを用意し、この
曲がり品用ワークを曲げ加工テーブルにセットして、そ
の取付け部材用ワークの仮止めされた側を回動せめてい
くことによって、該曲がり品用ワークを所定の曲がり形
状に曲げ加工し、しかるのち、同セット状態において曲
がり品用ワークの取付け部材用ワークにかしめ加工を施
すことにより取付け部材用ワークと曲がり品用ワークと
を一体化し取付け部材用ワークを取り付けるものである
から、取付け部材の取り付けられた曲がり品を生産性良
く製造することができてそのコストダウンを図ることが
できる。
【0038】しかも、曲げ加工後の未だセット状態にお
いて曲がり品用ワークの取付け部材用ワークにつぶし加
工を施して該取付け部材用ワークに所定の向きに向けら
れた取付け面を形成するものであるから、曲がり品に取
り付けられている取付け部材の取付け面を取付け側との
関係で精度良くかつ容易に所定の適正な向きに向けたも
のに製造することができ、同時に曲げ加工からこのつぶ
し加工に至る工程も能率的に遂行しえ生産性向上を図る
ことができる。
【0039】また、本発明の製造装置では、テーブルに
セットされている曲げ加工された曲がり品用ワークの取
付け部材用ワークに対し、かしめ装置とつぶし加工装置
とにより、曲がり品用ワークへの取付け部材用ワークの
取付けと、取付け部材用ワークへの取付け面の形成とが
行われるようになされた構成であるから、曲げ加工か
ら、取付け部材用ワークの取付け、取付け面の形成に至
る一連の工程を能率的に遂行することができ、取付け部
材の取り付けられた曲がり品を生産性良く製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る製造工程を示すもので、図(イ)
は、バンパービーム材用ワーク及び取付け部材用ワーク
とを示す斜視図、図(ロ)はバンパービーム材用ワーク
の外周部に取付け部材用ワークを仮止めした状態を示す
平面図、図(ハ)はバンパービーム材用ワークに曲げ加
工した状態を示す平面図、図(ニ)は取付け部材用ワー
クにかしめ加工とつぶし加工とを施した状態を示す平面
図である。
【図2】図(イ)は実施例に係る製造装置を示す平面
図、図(ロ)は図(イ)のI−I線断面図である。
【図3】図(イ)は取付け部材用ワークの横断面図、図
(ロ)はつぶし加工後の取付け部材用ワークの横断面図
である。
【図4】実施例に係る、取付け部材の取り付けられたバ
ンパービーム材を示す平面図である。
【図5】従来例を示すもので、バンパービーム材とこれ
に取り付けられる取付け部材の斜視図である。
【符号の説明】
1…バンパービーム材(曲がり品) 2…取付け部材 3…バンパービーム材用ワーク 4…取付け部材用のワーク 11…取付け面 14…加工テーブル 15…曲げ加工装置 16…かしめ加工装置 17…つぶし加工装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲がり品用の真っ直ぐなワークの長さ方
    向の所定位置に取付け部材用のワークを仮止めしたもの
    を用意し、 この曲がり品用ワークを加工テーブルにセットして、そ
    の取付け部材用ワークの仮止めされた側を回動せめてい
    くことによって、該曲がり品用ワークを所定の曲がり形
    状に曲げ加工し、 しかるのち、同セット状態において曲がり品用ワークの
    取付け部材用ワークにかしめ加工を施すことにより取付
    け部材用ワークと曲がり品用ワークとを一体化すると共
    に、同セット状態において曲がり品用ワークの取付け部
    材用ワークにつぶし加工を施すことにより該取付け部材
    用ワークに所定の向きに向けられた取付け面を形成する
    ことを特徴とする、取付け部材が取り付けられた曲がり
    品の製造方法。
  2. 【請求項2】 長さ方向の所定位置に取付け部材用のワ
    ークが仮止めされた曲がり品用の真っ直ぐなワークがセ
    ットされるテーブルと、 該テーブルにセットされた曲がり品用ワークに対し、そ
    の取付け部材用ワークの仮止めされた側を回動せめて該
    曲がり品用ワークを所定の曲がり形状に曲げ加工する曲
    げ加工装置と、 同じくテーブルにセットされている曲げ加工された曲が
    り品用ワークの取付け部材用ワークに対し、かしめ加工
    を施して取付け部材用ワークと曲がり品用ワークとを一
    体化するかしめ装置と、 同じくテーブルにセットされている曲げ加工された曲が
    り品用ワークの取付け部材用ワークに、つぶし加工を施
    して、該取付け部材用ワークに所定の向きに向けられた
    取付け面を形成するつぶし加工装置と、 が備えられてなることを特徴とする、取付け部材が取り
    付けられた曲がり品の製造装置。
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