JP2893078B2 - シェーディング補正方法およびその装置 - Google Patents
シェーディング補正方法およびその装置Info
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- G06T15/00—3D [Three Dimensional] image rendering
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円筒,角柱などの柱
形状をなす物体を撮像して得た画像を処理して認識など
を行う画像処理装置に関連し、殊にこの発明は、照明む
らなどに起因するシェーディングの影響を取り除いて前
記物体の画像を補正するためのシェーディング補正方法
およびその装置に関する。
形状をなす物体を撮像して得た画像を処理して認識など
を行う画像処理装置に関連し、殊にこの発明は、照明む
らなどに起因するシェーディングの影響を取り除いて前
記物体の画像を補正するためのシェーディング補正方法
およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばカメラで撮像した濃淡画像を2
値化して特徴量などを計測するのに、照明装置の光源む
らやカメラのレンズ歪みなどに起因して濃淡画像の明る
さの不均一(これを「シェーディング」という)が生ず
ると、その濃淡画像を2値化した場合に、2値画像中に
シェーディングの発生部分も認識対象として現れるた
め、2値画像を忠実に再現するのが困難である。
値化して特徴量などを計測するのに、照明装置の光源む
らやカメラのレンズ歪みなどに起因して濃淡画像の明る
さの不均一(これを「シェーディング」という)が生ず
ると、その濃淡画像を2値化した場合に、2値画像中に
シェーディングの発生部分も認識対象として現れるた
め、2値画像を忠実に再現するのが困難である。
【0003】このようなシェーディングの影響を除去す
るのに、従来は、まず対象物を撮像した後にその対象物
を除き、たとえば均一な反射率を有する白色無地の基準
用紙を置いて撮像し、対象物の画像と基準用紙の画像と
の間で演算を行って前記シェーディングの影響を除去し
た補正画像を得ている。
るのに、従来は、まず対象物を撮像した後にその対象物
を除き、たとえば均一な反射率を有する白色無地の基準
用紙を置いて撮像し、対象物の画像と基準用紙の画像と
の間で演算を行って前記シェーディングの影響を除去し
た補正画像を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な方法では、基準用紙をあらかじめ用意する必要があっ
て煩雑である。また対象物が円筒などの立体形状である
場合に、照明光が撮像装置の方向へ反射する対向部分
と、照明光が撮像装置の方向へ反射しない側面部分とで
は、濃淡画像の明るさが不均一となってシェーディング
が発生するが、この種の立体形状に起因するシェーディ
ングについては、前記の基準用紙を用いる方法で対処す
るのが困難である。
な方法では、基準用紙をあらかじめ用意する必要があっ
て煩雑である。また対象物が円筒などの立体形状である
場合に、照明光が撮像装置の方向へ反射する対向部分
と、照明光が撮像装置の方向へ反射しない側面部分とで
は、濃淡画像の明るさが不均一となってシェーディング
が発生するが、この種の立体形状に起因するシェーディ
ングについては、前記の基準用紙を用いる方法で対処す
るのが困難である。
【0005】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、基準用紙などの別部材を用いず、しかも立体形
状に起因するシェーディングの影響を取り除いて濃淡画
像を補正し得るシェーディング補正方法およびその装置
を提供することを目的とする。
もので、基準用紙などの別部材を用いず、しかも立体形
状に起因するシェーディングの影響を取り除いて濃淡画
像を補正し得るシェーディング補正方法およびその装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
シェーディング補正方法は、物体を撮像して得られた画
像を表示させ、その表示された物体の画像に対し、直交
座標系の第1の座標軸をシェーディング状態が一様であ
ると仮定した方向に割り当てて、第2の座標軸の座標値
が異なる画像上の複数の点を指定し、指定された各点の
濃度データから第2の座標軸に沿う画像の濃度分布を求
め、その濃度分布を第1の座標軸の方向へ画像全体にわ
たり引き延ばすことにより、シェーディングパターンと
しての画像を生成した後、前記シェーディングパターン
を用いて物体の画像を補正して、シェーディングの影響
が取り除かれた補正画像を生成することを特徴とする。
請求項2の発明にかかるシェーディング補正装置は、物
体を撮像して得られた画像を表示するモニタ部と、モニ
タ部に表示された物体の画像に対し、直交座標系の第1
の座標軸をシェーディング状態が一様であると仮定した
方向に割り当てて、第2の座標軸の座標値が異なる画像
上の複数の点を指定するための操作部と、物体の画像の
シェーディング補正処理を実行する画像処理装置とを備
えたものであり、前記画像処理装置は、操作部により指
定された各点の濃度データから第2の座標軸に沿う画像
の濃度分布を検出し、その濃度分布を第1の座標軸の方
向へ画像全体にわたり引き延ばすことにより、シェーデ
ィングパターンとしての画像を生成する処理と、前記シ
ェーディングパターンを用いて物体の画像を補正して、
シェーディングの影響が取り除かれた補正画像を生成す
る処理とを実行するようにしている。
シェーディング補正方法は、物体を撮像して得られた画
像を表示させ、その表示された物体の画像に対し、直交
座標系の第1の座標軸をシェーディング状態が一様であ
ると仮定した方向に割り当てて、第2の座標軸の座標値
が異なる画像上の複数の点を指定し、指定された各点の
濃度データから第2の座標軸に沿う画像の濃度分布を求
め、その濃度分布を第1の座標軸の方向へ画像全体にわ
たり引き延ばすことにより、シェーディングパターンと
しての画像を生成した後、前記シェーディングパターン
を用いて物体の画像を補正して、シェーディングの影響
が取り除かれた補正画像を生成することを特徴とする。
請求項2の発明にかかるシェーディング補正装置は、物
体を撮像して得られた画像を表示するモニタ部と、モニ
タ部に表示された物体の画像に対し、直交座標系の第1
の座標軸をシェーディング状態が一様であると仮定した
方向に割り当てて、第2の座標軸の座標値が異なる画像
上の複数の点を指定するための操作部と、物体の画像の
シェーディング補正処理を実行する画像処理装置とを備
えたものであり、前記画像処理装置は、操作部により指
定された各点の濃度データから第2の座標軸に沿う画像
の濃度分布を検出し、その濃度分布を第1の座標軸の方
向へ画像全体にわたり引き延ばすことにより、シェーデ
ィングパターンとしての画像を生成する処理と、前記シ
ェーディングパターンを用いて物体の画像を補正して、
シェーディングの影響が取り除かれた補正画像を生成す
る処理とを実行するようにしている。
【0007】
【作用】観測対象が柱状をなす物体である場合に、照明
光が撮像装置の方向へ反射する面と、照明光が撮像装置
の方向へ反射しない面とでは、画像の明るさが不均一と
なるが、この立体形状に起因するシェーディングが現れ
た物体の画像に対し、直交座標系の第1の座標軸をシェ
ーディング状態が一様であると仮定した方向に割り当
て、第2の座標軸が異なる画像上の複数の点を指定する
だけで、シェーディングパターンが生成されて物体の画
像が補正される。
光が撮像装置の方向へ反射する面と、照明光が撮像装置
の方向へ反射しない面とでは、画像の明るさが不均一と
なるが、この立体形状に起因するシェーディングが現れ
た物体の画像に対し、直交座標系の第1の座標軸をシェ
ーディング状態が一様であると仮定した方向に割り当
て、第2の座標軸が異なる画像上の複数の点を指定する
だけで、シェーディングパターンが生成されて物体の画
像が補正される。
【0008】
【実施例】図1は、この発明にかかるシェーディング補
正装置が導入された画像処理システムの全体構成を示し
ている。
正装置が導入された画像処理システムの全体構成を示し
ている。
【0009】この画像処理システムは、瓶や缶のような
円筒状物体1を撮像して、物体表面に表示された文字,
図形などのパターンを認識するためのもので、撮像装置
2と、この撮像装置2により真上より撮像して得られた
濃淡画像を後述するように画像処理する画像処理装置3
と、濃淡画像や2値画像を表示するためのモニタ部4
と、前記画像処理装置3へ各種データをキー入力した
り、後述する点の指定を行ったりするための操作部5と
を備えている。
円筒状物体1を撮像して、物体表面に表示された文字,
図形などのパターンを認識するためのもので、撮像装置
2と、この撮像装置2により真上より撮像して得られた
濃淡画像を後述するように画像処理する画像処理装置3
と、濃淡画像や2値画像を表示するためのモニタ部4
と、前記画像処理装置3へ各種データをキー入力した
り、後述する点の指定を行ったりするための操作部5と
を備えている。
【0010】前記撮像装置2としてCCDカメラなどが
用いられ、また操作部5としてコンソール,キーボー
ド,マウスなどが含まれる。また画像処理装置3は濃淡
画像や後述するシェーディングパターンを記憶させる複
数の画像メモリを具備し、マイクロプロセッサなどの演
算処理部が画像メモリに記憶された濃淡画像に対しシェ
ーディング補正その他の画像処理を実行する。なお図示
していないが、物体1の上方位置には撮像装置2の周囲
に円環状の照明装置が配備してあり、これにより物体1
への照明を施す。
用いられ、また操作部5としてコンソール,キーボー
ド,マウスなどが含まれる。また画像処理装置3は濃淡
画像や後述するシェーディングパターンを記憶させる複
数の画像メモリを具備し、マイクロプロセッサなどの演
算処理部が画像メモリに記憶された濃淡画像に対しシェ
ーディング補正その他の画像処理を実行する。なお図示
していないが、物体1の上方位置には撮像装置2の周囲
に円環状の照明装置が配備してあり、これにより物体1
への照明を施す。
【0011】図2は、モニタ部4に表示された前記円筒
状物体1の濃淡画像6を示す。図中、7は物体の画像部
分を、8は背景の画像部分を、9は物体1の表面に表さ
れたパターンの画像部分を、それぞれ示し、同図の上下
方向が円筒の長さ方向に対応する。この濃淡画像6には
物体1の立体形状に起因するシェーディング10が物体
1の画像部分7の両側に沿って帯状に現れている。この
濃淡画像6に対して、XY座標系のY軸をシェーディン
グ状態が一様であると仮定した方向に割り当てている。
状物体1の濃淡画像6を示す。図中、7は物体の画像部
分を、8は背景の画像部分を、9は物体1の表面に表さ
れたパターンの画像部分を、それぞれ示し、同図の上下
方向が円筒の長さ方向に対応する。この濃淡画像6には
物体1の立体形状に起因するシェーディング10が物体
1の画像部分7の両側に沿って帯状に現れている。この
濃淡画像6に対して、XY座標系のY軸をシェーディン
グ状態が一様であると仮定した方向に割り当てている。
【0012】図3は、前記濃淡画像6のA−A線に沿う
画像の濃度分布(この場合は明るさ分布)を示すもの
で、横軸が画像位置(X座標値)を、縦軸が画像の明る
さを、それぞれ示す。なおこのA−A線上にはパターン
の画像部分9が位置している。同図の画像の明るさ分布
において、aが背景の画像部分8に対応し、bが物体の
画像部分7に対応するもので、背景の画像部分8につい
ては画像明るさはほぼ一定であるが、物体の画像部分7
についてはシェーディングの影響で中央部は明るく、周
辺部は暗くなると共に、パターンの位置に応じて明るさ
が大小変化している。
画像の濃度分布(この場合は明るさ分布)を示すもの
で、横軸が画像位置(X座標値)を、縦軸が画像の明る
さを、それぞれ示す。なおこのA−A線上にはパターン
の画像部分9が位置している。同図の画像の明るさ分布
において、aが背景の画像部分8に対応し、bが物体の
画像部分7に対応するもので、背景の画像部分8につい
ては画像明るさはほぼ一定であるが、物体の画像部分7
についてはシェーディングの影響で中央部は明るく、周
辺部は暗くなると共に、パターンの位置に応じて明るさ
が大小変化している。
【0013】図2に示す濃淡画像6につき、前記モニタ
部4と操作部5とを用いて画像処理装置3により濃淡画
像6のシェーディング補正を実施するもので、図4に画
像処理装置3の制御手順が示してある。
部4と操作部5とを用いて画像処理装置3により濃淡画
像6のシェーディング補正を実施するもので、図4に画
像処理装置3の制御手順が示してある。
【0014】まずステップ1(図中「ST1」で示す)
において、撮像装置2により物体1が撮像されると、そ
の濃淡画像6が画像処理装置3に取り込まれて画像メモ
リに格納されると共に、モニタ部4に表示される(ステ
ップ2)。
において、撮像装置2により物体1が撮像されると、そ
の濃淡画像6が画像処理装置3に取り込まれて画像メモ
リに格納されると共に、モニタ部4に表示される(ステ
ップ2)。
【0015】つぎにステップ3において、モニタ部4に
表示された濃淡画像6に対し、操作部5により画像全長
にわたり同一の明るさと判断される点が複数指定される
と、画像処理装置3は各指定点の位置情報(この場合X
座標値)を取り込み、各指定点の画像濃度を検出する
(ステップ4)。各指定点は、パターンの画像部分9が
存在せずかつ操作者において濃淡が画像全長にわたり一
様であると判断する画像部分を選択してできるだけ多数
個指定される。図2では、×で示す点Pが指定点であっ
て、パターンの画像部分9を除く画像位置に広く分布し
ている。
表示された濃淡画像6に対し、操作部5により画像全長
にわたり同一の明るさと判断される点が複数指定される
と、画像処理装置3は各指定点の位置情報(この場合X
座標値)を取り込み、各指定点の画像濃度を検出する
(ステップ4)。各指定点は、パターンの画像部分9が
存在せずかつ操作者において濃淡が画像全長にわたり一
様であると判断する画像部分を選択してできるだけ多数
個指定される。図2では、×で示す点Pが指定点であっ
て、パターンの画像部分9を除く画像位置に広く分布し
ている。
【0016】図5は、各指定点PのX座標に対する画像
の明るさの分布点Qを示すもので、各指定点Pに対し、
公知のスプライン補完方式などで補完を行い、各分布点
Qを連続する曲線で結ぶことにより、図6に示すような
明るさ分布11が得られる。この明るさ分布11が前記
濃淡画像7のX座標の方向のシェーディング状態を表し
ており、Y座標の方向のシェーディング状態については
一様であると仮定し、図6の明るさ分布11を画像全長
にわたり引き延ばすことにより画像全体のシェーディン
グ状態を求め、これをシェーディングパターンとして画
像メモリに記憶させる(ステップ5)。
の明るさの分布点Qを示すもので、各指定点Pに対し、
公知のスプライン補完方式などで補完を行い、各分布点
Qを連続する曲線で結ぶことにより、図6に示すような
明るさ分布11が得られる。この明るさ分布11が前記
濃淡画像7のX座標の方向のシェーディング状態を表し
ており、Y座標の方向のシェーディング状態については
一様であると仮定し、図6の明るさ分布11を画像全長
にわたり引き延ばすことにより画像全体のシェーディン
グ状態を求め、これをシェーディングパターンとして画
像メモリに記憶させる(ステップ5)。
【0017】つぎにステップ6において、画像処理装置
3は濃淡画像6を前記シェーディングパターンの画像デ
ータで減算または除算することによりシェーディングの
影響を取り除いた補正画像を生成して画像メモリに格納
すると共に、モニタ部4にその補正画像を表示させる
(ステップ7)。
3は濃淡画像6を前記シェーディングパターンの画像デ
ータで減算または除算することによりシェーディングの
影響を取り除いた補正画像を生成して画像メモリに格納
すると共に、モニタ部4にその補正画像を表示させる
(ステップ7)。
【0018】図7は、前記補正画像の前記A−A線に沿
う明るさ分布12を示している。同図において、cが背
景の画像部分8に対応し、dが物体の画像部分7に対応
するもので、シェーディングの影響が取り除かれている
から、パターンの位置に応じて明るさが変化している。
う明るさ分布12を示している。同図において、cが背
景の画像部分8に対応し、dが物体の画像部分7に対応
するもので、シェーディングの影響が取り除かれている
から、パターンの位置に応じて明るさが変化している。
【0019】この発明は上記の如く、物体を撮像して得
た濃淡画像に対し、直交座標系の第1の座標軸をシェー
ディング状態が一様であると仮定した方向に割り当て
て、第2の座標軸の座標値が異なる画像上の複数の点を
指定し、各指定点の濃度データから第2の座標軸に沿う
画像の濃度分布を求め、その濃度分布を第1の座標軸の
方向へ画像全体にわたり引き延ばすことによりシェーデ
ィングパターンとしての画像を生成して、そのシェーデ
ィングパターンを用いて物体の画像を補正するようにし
たから、画像に立体形状に起因するシェーディングが現
れても、基準用紙などの別部材を用いることなく、各点
を指定するだけで、シェーディングパターンが得られて
物体の画像を補正できる。また画像中に文字,図形など
のパターンが広範囲に存在していても、そのパターンの
画像部分を除く点を指定すればよいから、パターンの大
小を問わず、シェーディングパターンの生成および物体
の画像の補正が可能であるなど、顕著な効果を奏する。
た濃淡画像に対し、直交座標系の第1の座標軸をシェー
ディング状態が一様であると仮定した方向に割り当て
て、第2の座標軸の座標値が異なる画像上の複数の点を
指定し、各指定点の濃度データから第2の座標軸に沿う
画像の濃度分布を求め、その濃度分布を第1の座標軸の
方向へ画像全体にわたり引き延ばすことによりシェーデ
ィングパターンとしての画像を生成して、そのシェーデ
ィングパターンを用いて物体の画像を補正するようにし
たから、画像に立体形状に起因するシェーディングが現
れても、基準用紙などの別部材を用いることなく、各点
を指定するだけで、シェーディングパターンが得られて
物体の画像を補正できる。また画像中に文字,図形など
のパターンが広範囲に存在していても、そのパターンの
画像部分を除く点を指定すればよいから、パターンの大
小を問わず、シェーディングパターンの生成および物体
の画像の補正が可能であるなど、顕著な効果を奏する。
【図1】この発明にかかるシェーディング補正装置が導
入された画像処理システムの構成を示す説明図である。
入された画像処理システムの構成を示す説明図である。
【図2】濃淡画像を示す説明図である。
【図3】図2のA−A線に沿う画像の明るさ分布を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】画像処理装置の制御手順を示すフローチャート
である。
である。
【図5】各指定点のX座標に対する画像の明るさ分布を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】各指定点を結んで得た画像の明るさ分布を示す
説明図である。
説明図である。
【図7】補正画像の明るさ分布を示す説明図である。
2 撮像装置 3 画像処理装置 4 モニタ部 5 操作部
Claims (2)
- 【請求項1】 物体を撮像して得られた画像を表示さ
せ、その表示された物体の画像に対し、直交座標系の第
1の座標軸をシェーディング状態が一様であると仮定し
た方向に割り当てて、第2の座標軸の座標値が異なる画
像上の複数の点を指定し、指定された各点の濃度データ
から第2の座標軸に沿う画像の濃度分布を求め、その濃
度分布を第1の座標軸の方向へ画像全体にわたり引き延
ばすことにより、シェーディングパターンとしての画像
を生成した後、前記シェーディングパターンを用いて物
体の画像を補正して、シェーディングの影響が取り除か
れた補正画像を生成することを特徴とする画像のシェー
ディング補正方法。 - 【請求項2】 物体を撮像して得られた画像を表示する
モニタ部と、モニタ部に表示された物体の画像に対し、
直交座標系の第1の座標軸をシェーディング状態が一様
であると仮定した方向に割り当てて、第2の座標軸の座
標値が異なる画像上の複数の点を指定するための操作部
と、物体の画像のシェーディング補正処理を実行する画
像処理装置とを備えて成り、 前記画像処理装置は、操作
部により指定された各点の濃度データから第2の座標軸
に沿う画像の濃度分布を検出し、その濃度分布を第1の
座標軸の方向へ画像全体にわたり引き延ばすことによ
り、シェーディングパターンとしての画像を生成する処
理と、前記シェーディングパターンを用いて物体の画像
を補正して、シェーディングの影響が取り除かれた補正
画像を生成する処理とを実行するようにした画像のシェ
ーディング補正装置。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2407404A JP2893078B2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | シェーディング補正方法およびその装置 |
US08/070,360 US5621824A (en) | 1990-12-06 | 1991-11-29 | Shading correction method, and apparatus therefor |
DE69129908T DE69129908T2 (de) | 1990-12-06 | 1991-11-29 | Verfahren zur helligkeitsverbesserung |
KR1019930701499A KR970004112B1 (ko) | 1990-12-06 | 1991-11-29 | 셰이딩 보정 방법 및 장치 |
AU90213/91A AU9021391A (en) | 1990-12-06 | 1991-11-29 | Method of correcting shading and device therefor |
EP91920839A EP0568697B1 (en) | 1990-12-06 | 1991-11-29 | Method of correcting shading |
PCT/JP1991/001664 WO1992010810A1 (fr) | 1990-12-06 | 1991-11-29 | Procede de correction de tache et dispositif a cet effet |
CA002097799A CA2097799A1 (en) | 1990-12-06 | 1991-11-29 | Shading correction method, and apparatus therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2407404A JP2893078B2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | シェーディング補正方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04213169A JPH04213169A (ja) | 1992-08-04 |
JP2893078B2 true JP2893078B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=18516998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2407404A Expired - Fee Related JP2893078B2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | シェーディング補正方法およびその装置 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5621824A (ja) |
EP (1) | EP0568697B1 (ja) |
JP (1) | JP2893078B2 (ja) |
KR (1) | KR970004112B1 (ja) |
AU (1) | AU9021391A (ja) |
CA (1) | CA2097799A1 (ja) |
DE (1) | DE69129908T2 (ja) |
WO (1) | WO1992010810A1 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5732147A (en) * | 1995-06-07 | 1998-03-24 | Agri-Tech, Inc. | Defective object inspection and separation system using image analysis and curvature transformation |
GB2310557B (en) * | 1996-02-21 | 2000-05-10 | Rank Taylor Hobson Ltd | Image processing apparatus |
JP3348167B2 (ja) * | 1996-03-26 | 2002-11-20 | シャープ株式会社 | 画像2値化装置 |
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