JP2892908B2 - 抜取り収穫機の収穫部構造 - Google Patents
抜取り収穫機の収穫部構造Info
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- JP2892908B2 JP2892908B2 JP15320993A JP15320993A JP2892908B2 JP 2892908 B2 JP2892908 B2 JP 2892908B2 JP 15320993 A JP15320993 A JP 15320993A JP 15320993 A JP15320993 A JP 15320993A JP 2892908 B2 JP2892908 B2 JP 2892908B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、人参や大根といった根
菜類の作物の圃場からの引き抜き工程から後処理工程に
向けての搬送工程に至るまでの一連の収穫作業を機械化
させる技術に関するものである。
菜類の作物の圃場からの引き抜き工程から後処理工程に
向けての搬送工程に至るまでの一連の収穫作業を機械化
させる技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、作物の収穫作業は、圃場に育って
いる作物を１本ずつ手で引き抜いてから包丁で葉を切り
落とすという人為作業で賄われていた。
いる作物を１本ずつ手で引き抜いてから包丁で葉を切り
落とすという人為作業で賄われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】作物の人為収穫作業
は、腰を曲げた姿勢で作物を圃場から引き抜くという重
労働になるため、例えばコンバインのような機械化され
た収穫機の実現が望まれていた。大規模圃場では切実な
課題である。本発明は、作物の引抜きから茎葉部切断等
の後処理に至る手前までの一連の工程が機械化された作
物の収穫機を実現して提供するものである。
は、腰を曲げた姿勢で作物を圃場から引き抜くという重
労働になるため、例えばコンバインのような機械化され
た収穫機の実現が望まれていた。大規模圃場では切実な
課題である。本発明は、作物の引抜きから茎葉部切断等
の後処理に至る手前までの一連の工程が機械化された作
物の収穫機を実現して提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、後上り傾斜状態で対向配置して駆動される左
右一対の無端回動帯の前部により、作物の茎葉部を挟持
して該作物を圃場から引き抜きつつ上方に引き上げる引
抜き部と、左右一対の無端回動帯の後部とこれの下方に
配置される左右一対の位置揃え搬送機構とから成り、そ
の茎葉部の下部を一対の位置揃え搬送機構間で誘導案内
しながら、茎葉部の上部を一対の無端回動帯の後部によ
って挟持移送することにより、引抜き部から送られてく
る作物を後方に搬送する搬送装置とを夫々設け、一対の
無端回動帯の後部と一対の位置揃え搬送機構との上下間
隔が、搬送方向下手側に行くほど広くなるように、これ
ら無端回動帯の後部と位置揃え搬送機構とを相対配置
し、かつ、搬送作物に所定以上の下方移動力が作用する
と、該作物の無端回動帯の後部から下方へのずれ動きが
許容されるように、一対の無端回動帯の後部による茎葉
部挟持力を設定してあるとともに、引抜き部に、これで
搬送される作物の本体上面と無端回動帯の前部との上下
方向間隔を所定値以上に保つための案内手段を設けてあ
ることを特徴とする。
本発明は、後上り傾斜状態で対向配置して駆動される左
右一対の無端回動帯の前部により、作物の茎葉部を挟持
して該作物を圃場から引き抜きつつ上方に引き上げる引
抜き部と、左右一対の無端回動帯の後部とこれの下方に
配置される左右一対の位置揃え搬送機構とから成り、そ
の茎葉部の下部を一対の位置揃え搬送機構間で誘導案内
しながら、茎葉部の上部を一対の無端回動帯の後部によ
って挟持移送することにより、引抜き部から送られてく
る作物を後方に搬送する搬送装置とを夫々設け、一対の
無端回動帯の後部と一対の位置揃え搬送機構との上下間
隔が、搬送方向下手側に行くほど広くなるように、これ
ら無端回動帯の後部と位置揃え搬送機構とを相対配置
し、かつ、搬送作物に所定以上の下方移動力が作用する
と、該作物の無端回動帯の後部から下方へのずれ動きが
許容されるように、一対の無端回動帯の後部による茎葉
部挟持力を設定してあるとともに、引抜き部に、これで
搬送される作物の本体上面と無端回動帯の前部との上下
方向間隔を所定値以上に保つための案内手段を設けてあ
ることを特徴とする。
【０００５】又、案内手段を、引抜き部の後部位置に、
搬送作物に作用する所定以上の下方移動力によって該作
物が無端回動帯の前部から下方へずれ動けるように茎葉
部挟持力が設定された無端回動帯の前部と、第１案内機
構と、この第１案内機構よりも作物搬送方向下手側に位
置する第２案内機構とを備えて構成し、後部ほど無端回
動帯との上下間隔が広まる左右一対の第１ガイド部材で
第１案内機構を、かつ、後部ほど無端回動帯との上下間
隔が広まる左右一対の第２ガイド部材で第２案内機構を
夫々構成するとともに、左右の第１ガイド部材間の作物
茎葉部通過幅を、左右の第２ガイド部材間の作物茎葉部
通過幅よりも広く設定してあると好都合である。
搬送作物に作用する所定以上の下方移動力によって該作
物が無端回動帯の前部から下方へずれ動けるように茎葉
部挟持力が設定された無端回動帯の前部と、第１案内機
構と、この第１案内機構よりも作物搬送方向下手側に位
置する第２案内機構とを備えて構成し、後部ほど無端回
動帯との上下間隔が広まる左右一対の第１ガイド部材で
第１案内機構を、かつ、後部ほど無端回動帯との上下間
隔が広まる左右一対の第２ガイド部材で第２案内機構を
夫々構成するとともに、左右の第１ガイド部材間の作物
茎葉部通過幅を、左右の第２ガイド部材間の作物茎葉部
通過幅よりも広く設定してあると好都合である。
【０００６】
【作用】請求項１の構成では、引抜き部は、圃場面に広
がっている茎葉部を挟持することで圃場にある作物を引
き抜いて上方に持ち上げるように機能し、搬送装置は、
一対の位置揃え搬送機構によって茎葉部の下部の搬送経
路を形成した状態で、一対の無端回動帯の後部による茎
葉部上部を挟持しての搬送作用を与える機能を発揮す
る。搬送装置では、位置揃え搬送機構と無端回動帯の後
部との上下間隔が、搬送方向下手側に行くほど広くなる
ように、かつ、一対の無端回動帯の後部では作物の下方
移動が許容されるようにしてあるから、後方への搬送に
従って位置揃え搬送機構は茎葉部の根元に近づき、つい
には作物本体上面に接触した状態で搬送される接触搬送
状態になり、それ以後では一対の無端回動帯の後部と茎
葉部とが上下に相対移動して接触搬送状態が維持される
ようになる。その結果、この搬送装置の終端では、どの
作物も接触搬送状態に統一されるようになり、作物を一
定の姿勢・位置でもって茎葉部を切断するカッター装置
等の後処理工程に受渡しできるようになる。
がっている茎葉部を挟持することで圃場にある作物を引
き抜いて上方に持ち上げるように機能し、搬送装置は、
一対の位置揃え搬送機構によって茎葉部の下部の搬送経
路を形成した状態で、一対の無端回動帯の後部による茎
葉部上部を挟持しての搬送作用を与える機能を発揮す
る。搬送装置では、位置揃え搬送機構と無端回動帯の後
部との上下間隔が、搬送方向下手側に行くほど広くなる
ように、かつ、一対の無端回動帯の後部では作物の下方
移動が許容されるようにしてあるから、後方への搬送に
従って位置揃え搬送機構は茎葉部の根元に近づき、つい
には作物本体上面に接触した状態で搬送される接触搬送
状態になり、それ以後では一対の無端回動帯の後部と茎
葉部とが上下に相対移動して接触搬送状態が維持される
ようになる。その結果、この搬送装置の終端では、どの
作物も接触搬送状態に統一されるようになり、作物を一
定の姿勢・位置でもって茎葉部を切断するカッター装置
等の後処理工程に受渡しできるようになる。
【０００７】ところで、位置揃え搬送機構始端と無端回
動帯の後部との上下間隔は零にはならず、機構寸法上あ
る程度の上下間隔が生じるものであるが、偶然、引抜か
れた作物がその時点ですでに無端回動帯の前部に作物本
体上面が接触した接触搬送状態になっていると、作物本
体が位置揃え搬送機構と無端回動帯の後部との間に食い
込んで挟まれるおそれがある。そこで本願では、作物の
本体上面と無端回動帯の前部との上下方向間隔を所定値
以上に保つための案内手段を設けてあるから、位置揃え
搬送機構に移送されるときには無端回動帯の後部と作物
本体上面とに所定の上下間隔が存在し、位置揃え搬送機
構始端と無端回動帯の後部との間に食い込むことなく位
置揃え搬送機構に移送されるようになる。
動帯の後部との上下間隔は零にはならず、機構寸法上あ
る程度の上下間隔が生じるものであるが、偶然、引抜か
れた作物がその時点ですでに無端回動帯の前部に作物本
体上面が接触した接触搬送状態になっていると、作物本
体が位置揃え搬送機構と無端回動帯の後部との間に食い
込んで挟まれるおそれがある。そこで本願では、作物の
本体上面と無端回動帯の前部との上下方向間隔を所定値
以上に保つための案内手段を設けてあるから、位置揃え
搬送機構に移送されるときには無端回動帯の後部と作物
本体上面とに所定の上下間隔が存在し、位置揃え搬送機
構始端と無端回動帯の後部との間に食い込むことなく位
置揃え搬送機構に移送されるようになる。
【０００８】請求項２の構成では、大なる作物は、大な
る作物茎葉部通過幅を有した第１案内機構によって無端
回動帯の前部との上下間隔が現出され、小なる作物は、
小なる作物茎葉部通過幅を有した第２案内機構によって
無端回動帯の前部との上下間隔が現出されるようにな
る。そして、第２案内機構は第１案内機構よりも搬送方
向下手側にあるから、大なる作物によって第２案内機構
の作物茎葉部通過幅が拡張変形させられることがなく、
良好に各案内機構が機能するようになる。
る作物茎葉部通過幅を有した第１案内機構によって無端
回動帯の前部との上下間隔が現出され、小なる作物は、
小なる作物茎葉部通過幅を有した第２案内機構によって
無端回動帯の前部との上下間隔が現出されるようにな
る。そして、第２案内機構は第１案内機構よりも搬送方
向下手側にあるから、大なる作物によって第２案内機構
の作物茎葉部通過幅が拡張変形させられることがなく、
良好に各案内機構が機能するようになる。
【０００９】
【発明の効果】従って、請求項１及び２のいずれの抜取
り収穫機でも、作物の圃場からの引抜きから後処理（カ
ッター装置等）の手前までの一連の工程を位置揃え搬送
機構始端での食い込みおそれなく機械化できたととも
に、後処理に受け渡す作物を一定姿勢・位置に揃えるこ
とによる機械化処理の円滑・安定化が図れて収穫能率向
上に寄与し得るものを提供できた。又、請求項２の抜取
り収穫機では、作物の大小に拘らずに無端回動帯と作物
本体上面との所定上下間隔を前もって現出でき、より良
好に位置揃え搬送機構に受渡しできる利点がある。
り収穫機でも、作物の圃場からの引抜きから後処理（カ
ッター装置等）の手前までの一連の工程を位置揃え搬送
機構始端での食い込みおそれなく機械化できたととも
に、後処理に受け渡す作物を一定姿勢・位置に揃えるこ
とによる機械化処理の円滑・安定化が図れて収穫能率向
上に寄与し得るものを提供できた。又、請求項２の抜取
り収穫機では、作物の大小に拘らずに無端回動帯と作物
本体上面との所定上下間隔を前もって現出でき、より良
好に位置揃え搬送機構に受渡しできる利点がある。
【００１０】
【実施例】図１及び図２に人参用の抜取り収穫機が示さ
れ、Ａは引抜き部、Ｂは搬送装置、８は葉切り装置、９
は回収部、１０は茎葉部搬送装置、１２はコンテナ積載
部、１３は操縦部、２０はクローラ走行装置であり、引
抜き部Ａで茎葉部を挟持して圃場から人参を引き抜き、
搬送装置Ｂで茎葉部を上方に扱きつつ人参本体を所定姿
勢に揃えてから茎葉部を葉切り装置８で切断する。切断
された茎葉部は茎葉部搬送装置１０で機体前方に排出さ
れ、回収部９で回収された人参本体はコンテナ９ｂに搭
載され、満杯になるとコンテナ積載部１２の空のコンテ
ナ９ｂと交換される。
れ、Ａは引抜き部、Ｂは搬送装置、８は葉切り装置、９
は回収部、１０は茎葉部搬送装置、１２はコンテナ積載
部、１３は操縦部、２０はクローラ走行装置であり、引
抜き部Ａで茎葉部を挟持して圃場から人参を引き抜き、
搬送装置Ｂで茎葉部を上方に扱きつつ人参本体を所定姿
勢に揃えてから茎葉部を葉切り装置８で切断する。切断
された茎葉部は茎葉部搬送装置１０で機体前方に排出さ
れ、回収部９で回収された人参本体はコンテナ９ｂに搭
載され、満杯になるとコンテナ積載部１２の空のコンテ
ナ９ｂと交換される。
【００１１】引抜き部Ａは、圃場に植えた人参の茎葉部
を挟持して機体後方で斜め上方に引き抜いて吊り下げ搬
送するための、左右一対の駆動回動自在な挟持搬送ベル
ト１１，１１、分草具３、人参を抜け易くする土切り刃
４を備えて構成される。図３に示すように、左右の挟持
搬送ベルト１１を接近方向に押圧するガイドローラ１
を、フレーム１ｆにバネ１ｂで付勢した状態で摺動自在
に取付けたホルダー１ｈに設け、搬送始端側では人参を
引き抜くように強く、かつ、それ以後では弱く茎葉部を
挟持して、人参本体に下方移動力が作用すれば茎葉部の
下方へのすり抜け移動が可能としてある。尚、分草具３
の先端には若干の圃場に食い込んで土崩し作用を生ずる
丸棒製の土崩し具５が取付けてある。土崩し具５は、図
６に示すように、板材の折り曲げによるものでも良い。
を挟持して機体後方で斜め上方に引き抜いて吊り下げ搬
送するための、左右一対の駆動回動自在な挟持搬送ベル
ト１１，１１、分草具３、人参を抜け易くする土切り刃
４を備えて構成される。図３に示すように、左右の挟持
搬送ベルト１１を接近方向に押圧するガイドローラ１
を、フレーム１ｆにバネ１ｂで付勢した状態で摺動自在
に取付けたホルダー１ｈに設け、搬送始端側では人参を
引き抜くように強く、かつ、それ以後では弱く茎葉部を
挟持して、人参本体に下方移動力が作用すれば茎葉部の
下方へのすり抜け移動が可能としてある。尚、分草具３
の先端には若干の圃場に食い込んで土崩し作用を生ずる
丸棒製の土崩し具５が取付けてある。土崩し具５は、図
６に示すように、板材の折り曲げによるものでも良い。
【００１２】搬送装置Ｂは、前述した挟持搬送ベルト１
１，１１と、これの下方に配置される位置揃え搬送機構
２とから構成され、葉茎の下部を位置揃え搬送機構２間
で誘導案内しながら、葉茎の上部を挟持搬送ベルト１
１，１１によって挟持移送することにより、引抜き部Ａ
から送られてくる作物を後方に搬送する。この際、挟持
搬送ベルト１１，１１と位置揃え搬送機構２との上下間
隔が、搬送方向下手側に行くほど広くなるように相対配
置してある。
１，１１と、これの下方に配置される位置揃え搬送機構
２とから構成され、葉茎の下部を位置揃え搬送機構２間
で誘導案内しながら、葉茎の上部を挟持搬送ベルト１
１，１１によって挟持移送することにより、引抜き部Ａ
から送られてくる作物を後方に搬送する。この際、挟持
搬送ベルト１１，１１と位置揃え搬送機構２との上下間
隔が、搬送方向下手側に行くほど広くなるように相対配
置してある。
【００１３】葉切り装置８は左右一対の回転カッター
７，７で構成され、位置揃え搬送機構２の後方に配置さ
れている。そして、搬送装置Ｂで吊り下げられた人参の
茎葉部をその挟持位置より上方の位置で掴み直して葉切
り装置８に移送する左右一対の駆動自在な挟持搬送ベル
ト等から成る持直し搬送装置６を備えてある。位置揃え
用搬送装置２において、図３に示すように、左右の回動
チェーン１４に付設のホルダー１５夫々にローラ１６を
バネ１７で接近方向に付勢した状態で取付け、ローラ１
６の支軸を茎葉部の長手方向への移動により回転するよ
うに方向設定し、搬送装置Ｂによる引き上げに伴って人
参がローラ１６に接当するまで上昇するように構成して
ある。
７，７で構成され、位置揃え搬送機構２の後方に配置さ
れている。そして、搬送装置Ｂで吊り下げられた人参の
茎葉部をその挟持位置より上方の位置で掴み直して葉切
り装置８に移送する左右一対の駆動自在な挟持搬送ベル
ト等から成る持直し搬送装置６を備えてある。位置揃え
用搬送装置２において、図３に示すように、左右の回動
チェーン１４に付設のホルダー１５夫々にローラ１６を
バネ１７で接近方向に付勢した状態で取付け、ローラ１
６の支軸を茎葉部の長手方向への移動により回転するよ
うに方向設定し、搬送装置Ｂによる引き上げに伴って人
参がローラ１６に接当するまで上昇するように構成して
ある。
【００１４】葉切り装置８からの作物を回収する回収部
９を引抜き部Ａの後方で葉切り装置８の下方に設け、回
収部９を形成するに、作物のうち小径のものを下方のコ
ンテナ９ａに落下させ、大径のものを機体後方隅部の作
物受け入れ位置の収穫作物収納用コンテナ９ｂに斜め揚
送する選別コンベア９ｃ、及び、葉切り装置８から落下
する作物を選別コンベア９ｃに導くシュート９ｄを設け
るとともに、選別コンベア９ｃの後部に形成した水平搬
送部９ｅの下方にコンテナ収容空間１８を設けてある。
９を引抜き部Ａの後方で葉切り装置８の下方に設け、回
収部９を形成するに、作物のうち小径のものを下方のコ
ンテナ９ａに落下させ、大径のものを機体後方隅部の作
物受け入れ位置の収穫作物収納用コンテナ９ｂに斜め揚
送する選別コンベア９ｃ、及び、葉切り装置８から落下
する作物を選別コンベア９ｃに導くシュート９ｄを設け
るとともに、選別コンベア９ｃの後部に形成した水平搬
送部９ｅの下方にコンテナ収容空間１８を設けてある。
【００１５】又、作物受け入れ位置とコンテナ収容空間
１８に亘って遊転自在なローラコンベア１９を配備し、
作物受け入れ位置のコンテナ９ｂをローラコンベア１９
に載置して容易に前方移動させてコンテナ収容空間６に
送り込み、かつ、コンテナ収容空間１８のコンテナ９ｂ
を横方向に引きずり出してコンテナ積載部１２へ移動さ
せることができるように構成してある。つまり、作物受
け入れ位置のコンテナ９ｂが収穫作物で一杯になった
時、そのコンテナ９ｂをローラコンベア１９に載置した
状態でかつ後方に空のコンテナが連なる状態で前方に移
動させてコンテナ収容空間１８に移動させ、同時に空の
コンテナを作物受入れ位置にセットし、コンテナの交換
を容易に、かつ、選別コンベア９ｃからの作物をこぼす
ことなく実行できるように構成してある。
１８に亘って遊転自在なローラコンベア１９を配備し、
作物受け入れ位置のコンテナ９ｂをローラコンベア１９
に載置して容易に前方移動させてコンテナ収容空間６に
送り込み、かつ、コンテナ収容空間１８のコンテナ９ｂ
を横方向に引きずり出してコンテナ積載部１２へ移動さ
せることができるように構成してある。つまり、作物受
け入れ位置のコンテナ９ｂが収穫作物で一杯になった
時、そのコンテナ９ｂをローラコンベア１９に載置した
状態でかつ後方に空のコンテナが連なる状態で前方に移
動させてコンテナ収容空間１８に移動させ、同時に空の
コンテナを作物受入れ位置にセットし、コンテナの交換
を容易に、かつ、選別コンベア９ｃからの作物をこぼす
ことなく実行できるように構成してある。
【００１６】又、茎葉部搬送装置１０は、葉切り装置８
からの切断茎葉部を機体外側方に放出する駆動自在な搬
送チェーン１０ａと挟持レール１０ｂ等から構成され、
操縦部１３の前方に切断茎葉部を放出する状態で設けら
れている。
からの切断茎葉部を機体外側方に放出する駆動自在な搬
送チェーン１０ａと挟持レール１０ｂ等から構成され、
操縦部１３の前方に切断茎葉部を放出する状態で設けら
れている。
【００１７】図４、図５に示すように、引抜き部Ａに、
これで搬送される人参の本体上面と挟持搬送ベルト１
１，１１との上下方向間隔を所定値以上に保つための案
内手段Ｃを設けてある。すなわち、案内手段Ｃは、挟持
搬送ベルト１１，１１と、第１案内機構２１と、この第
１案内機構２１よりも作物搬送方向下手側に位置する第
２案内機構２２とで構成されている。そして、後部ほど
挟持搬送ベルト１１との上下間隔が広まる左右一対の第
１ガイド部材２３，２３で第１案内機構２１を、かつ、
後部ほど挟持搬送ベルト１１との上下間隔が広まる左右
一対の第２ガイド部材２４，２４で第２案内機構２２を
夫々構成するとともに、左右の第１ガイド部材２３，２
３間の作物茎葉部通過幅Ｄ1 を、左右の第２ガイド部材
２４，２４間の作物茎葉部通過幅Ｄ2 よりも広く設定し
てある。
これで搬送される人参の本体上面と挟持搬送ベルト１
１，１１との上下方向間隔を所定値以上に保つための案
内手段Ｃを設けてある。すなわち、案内手段Ｃは、挟持
搬送ベルト１１，１１と、第１案内機構２１と、この第
１案内機構２１よりも作物搬送方向下手側に位置する第
２案内機構２２とで構成されている。そして、後部ほど
挟持搬送ベルト１１との上下間隔が広まる左右一対の第
１ガイド部材２３，２３で第１案内機構２１を、かつ、
後部ほど挟持搬送ベルト１１との上下間隔が広まる左右
一対の第２ガイド部材２４，２４で第２案内機構２２を
夫々構成するとともに、左右の第１ガイド部材２３，２
３間の作物茎葉部通過幅Ｄ1 を、左右の第２ガイド部材
２４，２４間の作物茎葉部通過幅Ｄ2 よりも広く設定し
てある。
【００１８】第１及び第２ガイド部材２３，２４は引き
抜きフレーム１ｆに固定された後向き片持ち状のバネ線
で形成され、夫々の挟持搬送ベルト１１との上下間隔Ｌ
1 とＬ2 とは、Ｌ1 ＝Ｌ2 に設定してある。従って、図
４に示すように、大なる人参は第１案内機構２１で下方
に押し下げられ、小なる人参は第１案内機構２１を通過
して第２案内機構２２で下方に押し下げられてから、位
置揃え搬送機構２に移送されていくのである。
抜きフレーム１ｆに固定された後向き片持ち状のバネ線
で形成され、夫々の挟持搬送ベルト１１との上下間隔Ｌ
1 とＬ2 とは、Ｌ1 ＝Ｌ2 に設定してある。従って、図
４に示すように、大なる人参は第１案内機構２１で下方
に押し下げられ、小なる人参は第１案内機構２１を通過
して第２案内機構２２で下方に押し下げられてから、位
置揃え搬送機構２に移送されていくのである。
【００１９】 〔別実施例〕 本実施例では、一組の挟持搬送ベルト１１の前部が請求
項に言う無端回動帯の前部１１ａに、かつ、挟持搬送ベ
ルト１１の後部が請求項に言う無端回動帯の後部１１ｂ
に夫々相当しているが、夫々別構成の搬送ベルト、また
は搬送チェンで挟持搬送ベルト１１を構成しても良い。
又、前記上下間隔Ｌ1 とＬ2 とを、Ｌ1＞Ｌ2 に設定し
ても良い。
項に言う無端回動帯の前部１１ａに、かつ、挟持搬送ベ
ルト１１の後部が請求項に言う無端回動帯の後部１１ｂ
に夫々相当しているが、夫々別構成の搬送ベルト、また
は搬送チェンで挟持搬送ベルト１１を構成しても良い。
又、前記上下間隔Ｌ1 とＬ2 とを、Ｌ1＞Ｌ2 に設定し
ても良い。
【００２０】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】抜取り収穫機の全体平面図
【図２】抜取り収穫機の全体側面図
【図３】図２のａ−ａ矢視図
【図４】案内手段の構造を示す側面図
【図５】案内手段の構造を示す底面図
【図６】土崩し具の別構造を示す側面図
２ 位置揃え搬送装置 １１ 無端回動帯 ２１ 第１案内機構 ２２ 第２案内機構 ２３ 第１ガイド部材 ２４ 第２ガイド部材 Ａ 引抜き部 Ｂ 搬送装置 Ｃ 案内手段
フロントページの続き (72)発明者 末鶴 正明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A01D 13/00 - 33/14
Claims (2)
- 【請求項１】 後上り傾斜状態で対向配置して駆動され
る左右一対の無端回動帯（１１），（１１）の前部によ
り、作物の茎葉部を挟持して該作物を圃場から引き抜き
つつ上方に引き上げる引抜き部（Ａ）と、前記左右一対の無端回動帯（１１），（１１）の後部 と
これの下方に配置される左右一対の位置揃え搬送機構
（２），（２）とから成り、その茎葉部の下部を前記一
対の位置揃え搬送機構（２），（２）間で誘導案内しな
がら、茎葉部の上部を前記一対の無端回動帯（１１），
（１１）の後部によって挟持移送することにより、前記
引抜き部（Ａ）から送られてくる作物を後方に搬送する
搬送装置（Ｂ）とを夫々設け、前記一対の無端回動帯（１１），（１１）の後部 と前記
一対の位置揃え搬送機構（２），（２）との上下間隔
が、搬送方向下手側に行くほど広くなるように、これら
無端回動帯（１１），（１１）の後部と位置揃え搬送機
構（２）とを相対配置し、かつ、搬送作物に所定以上の
下方移動力が作用すると、該作物の前記無端回動帯（１
１），（１１）の後部から下方へのずれ動きが許容され
るように、前記一対の無端回動帯（１１），（１１）の
後部による茎葉部挟持力を設定してあるとともに、 前記引抜き部（Ａ）に、これで搬送される作物の本体上
面と前記無端回動帯（１１），（１１）の前部との上下
方向間隔を所定値以上に保つための案内手段（Ｃ）を設
けてある抜取り収穫機の収穫部構造。 - 【請求項２】 前記案内手段（Ｃ）を、前記引抜き部
（Ａ）の後部位置に、搬送作物に作用する所定以上の下
方移動力によって該作物が前記無端回動帯（１１），
（１１）の前部から下方へずれ動けるように茎葉部挟持
力が設定された前記無端回動帯（１１），（１１）の前
部と、第１案内機構（２１）と、この第１案内機構（２
１）よりも作物搬送方向下手側に位置する第２案内機構
（２２）とを備えて構成し、 後部ほど前記無端回動帯（１１），（１１）との上下間
隔が広まる左右一対の第１ガイド部材（２３），（２
３）で前記第１案内機構（２１）を、かつ、後部ほど前
記無端回動帯（１１），（１１）との上下間隔が広まる
左右一対の第２ガイド部材（２４），（２４）で前記第
２案内機構（２２）を夫々構成するとともに、左右の前
記第１ガイド部材（２３），（２３）間の作物茎葉部通
過幅を、左右の前記第２ガイド部材（２４），（２４）
間の作物茎葉部通過幅よりも広く設定してある請求項１
記載の抜取り収穫機の収穫部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15320993A JP2892908B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 抜取り収穫機の収穫部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15320993A JP2892908B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 抜取り収穫機の収穫部構造 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05060498A Division JP3753531B2 (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 根菜類収穫機 |
| JP10050603A Division JP3073955B2 (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 根菜類収穫機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH078051A JPH078051A (ja) | 1995-01-13 |
| JP2892908B2 true JP2892908B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=15557435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15320993A Expired - Fee Related JP2892908B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 抜取り収穫機の収穫部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2892908B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP15320993A patent/JP2892908B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH078051A (ja) | 1995-01-13 |
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