JP2891674B2 - インク容器 - Google Patents

インク容器

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JP2891674B2
JP2891674B2 JP18498596A JP18498596A JP2891674B2 JP 2891674 B2 JP2891674 B2 JP 2891674B2 JP 18498596 A JP18498596 A JP 18498596A JP 18498596 A JP18498596 A JP 18498596A JP 2891674 B2 JP2891674 B2 JP 2891674B2
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ink
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和次 林
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Deyupuro Seiko Kk
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AJIA GENSHI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機に装着して
使用されるインク容器に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷機などでは、印刷機にインク容
器をセットし、インク容器の口金部をインクポンプの吸
込口に押し付けて連結し、インクポンプを駆動してイン
ク容器からペースト状インクを吸出して使用している。
【0003】このようなインク容器としては、厚紙材を
中空箱状に形成してなる外箱に、インクが充填されてい
るインク袋を収容したものが知られている(実公平7−
26133号公報)。このインク袋は、プラスチックシ
ートから形成され、インクの出入口部分にはインク袋の
内部に連通する口金部が設けられており、前記外箱の一
側壁に設けられた孔から前記口金部が外方に突出するよ
うに外箱内に収容されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記イ
ンク容器においては、外箱が厚紙材で構成されているの
で内部が視認できず、そのためインク袋中のインクの
色、残量などの確認ができないという問題がある。さら
に、インク袋が柔らかいので外箱の孔から突出した口金
部がぐらつきやすく、インクポンプの吸込口と連結する
際の作業が困難であるなどの問題がある。
【0005】本発明は前記従来技術の問題点に鑑み、内
部の視認が可能であり、さらに印刷機への装着が容易な
インク容器を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)印刷機
に装着して使用されるインク容器であって、インクが収
容される透視可能なインク容器本体と、該インク容器本
体の保護容器とからなり、前記インク容器本体は口金部
を有する剛性のある筐体部とこれに連続する変形可能な
袋状部とからなり、前記保護容器は前記インク容器本体
の袋状部を収容しうる大きさの剛性のある筐体部からな
り、インク容器本体を保護容器に装着した状態で、イン
ク容器本体はその筐体部のほぼ全体が露出した状態で
護容器の筐体部に対して固定されるように構成されてな
ることを特徴とするインク容器に関する。
【0007】さらに本発明は、(2)前記インク容器本
体が、前記筐体部を構成する、硬質プラスチックスから
成形された一側面が開放されている中空六面体形状の成
形体であって、該開放端に対向する側壁に前記口金部が
設けられている成形体と、前記袋状部を構成する、軟質
プラスチックスから成形された一側面が開放されている
袋状成形体とからなり、筐体部を構成する成形体の開放
端縁に袋状部を構成する成形体の開放端縁が接合されて
密閉構造とされてなることを特徴とする前記(1)項記
載のインク容器に関する。
【0008】さらに本発明は、(3)前記保護容器が、
前記筐体部を構成する、硬質プラスチックスから成形さ
れた一側面が開放されている中空六面体形状の成形体か
らなり、該成形体の下部周壁が前記インク容器本体の筐
体部を構成する成形体の口金部が設けられている側壁ま
で延長されて延長部を形成していることを特徴とする前
記(2)項記載のインク容器に関する。
【0009】さらに本発明は、(4)前記インク容器本
体の筐体部を構成する成形体の、袋状部を構成する成形
体との接合部の近傍に第1の突起が設けられ、かつ前記
インク容器本体の筐体部を構成する成形体の口金部が設
けられている側壁の下部に第2の突起が設けられてな
り、前記保護容器を構成する成形体の開放端縁の近傍に
前記第1の突起が嵌合する第1の孔が設けられ、かつ前
記保護容器を構成する成形体の前記延長部の端部に上方
に伸びる係止部が形成され、該係止部に前記第2の突起
が嵌合する第2の孔が設けられてなることを特徴とする
前記(3)項記載のインク容器に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のインク容器においては、
従来例における厚紙材の外箱を使用しないので、インク
容器本体、さらに要すれば保護容器を透視可能な材料で
構成することによりインク容器本体内に収容されている
インクの色、残量などを確認することができる。
【0011】またインク容器本体は、その剛性のある筐
体部で剛性のある保護容器に固定されているから、イン
ク容器本体の口金部が設けられている筐体部のほぼ全体
が外部に露出されているにもかかわらず、保護容器が印
刷機のインク容器収納装置に装着されることにより、イ
ンク容器本体の口金部が印刷機のインク容器収納装置に
対して固定されてぐらつくことがないため、印刷機のイ
ンクポンプの吸込口と連結するのが容易である。
【0012】また保護容器のほぼ半分が全面的に解放さ
れているので、インク容器本体の保護容器への装着作業
が容易である。
【0013】つぎに本発明を図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例にかかわるインク
容器本体の斜視図、図2は図1のX−X線断面図、図3
は該実施例にかかわる保護容器の斜視図、図4は前記イ
ンク容器本体を前記保護容器に装着した状態を示す斜視
図、図5は図4のY−Y線断面図である。
【0015】図1〜2において、Aはインク容器本体を
示し、インク容器本体Aは口金部3を有する剛性のある
筐体部1と、これに連続する変形可能な袋状部15とか
ら構成されている。
【0016】筐体部1は、好ましくは、硬質プラスチッ
クスから成形された、一側面(口金部3が設けられてい
る側壁2に対向する側面)が開放されている中空六面体
形状の成形体1である。成形体1の前記側壁2にはイン
クの出入口4を有する口金部3が設けられており、口金
部3の外周面には前記側壁2と所定の間隔をおいて鍔部
5が一体的に設けられており、さらにインクの出入口4
に蓋(図示されていない)を装着するためのネジ山6が
設けられている。口金部3の先端部内周面には印刷機の
インクポンプの吸込口を嵌合させるためのテーパー部7
が設けられている。成形体1の開放端縁、すなわち周壁
8の端縁には外方向に延びるフランジ部9が全周に亘っ
て設けられている。
【0017】筐体状成形体1には通常成形時の抜き勾配
が設けられるので、外形が截頭四角錐台の形状をしてい
るが、本発明にいう六面体形状は、立方体ないし直方体
形状のみならず、このような形状をも含む概念である。
【0018】袋状部15は、好ましくは、軟質プラスチ
ックスから成形された一側面が開放されている成形体1
5である。成形体15の開放端縁、すなわち周壁16の
端縁には外方向に延びるフランジ部17が全周に亘って
設けられている。
【0019】袋状成形体15は、好ましくは中空六面体
形状である。通常成形時の抜き勾配が設けられるので、
外形が截頭四角錐台の形状を有しているが、本発明にい
う六面体形状には、立方体ないし直方体形状のみなら
ず、このような形状をも含む概念である。
【0020】前記筐体状成形体1と袋状成形体15とを
それらのフランジ部9とフランジ部17で接合すること
によって、インクの出入口4と連通するインクを収容す
る空間18を有するインク容器本体Aがえられる。
【0021】インク容器本体Aの筐体状成形体1の周壁
8の外面に、好ましくはフランジ部9に接して外方向に
突出する複数個の第1の突起10が一体的に設けられて
いる。本実施例では、断面矩形状の突起10が上部に2
個、下部に2個の合計4個設けられている。さらに筐体
状成形体1の口金部3を有する側壁2の下部に凹み11
が設けられ、該凹み11に前方に突出する第2の突起1
2が一体的に設けられている。本実施例では、円柱状の
突起12が側壁2の下部の左右2個所に設けられてい
る。
【0022】図3において、Bは保護容器を示し、イン
ク容器本体Aの袋状成形体15を収容しうる大きさを有
する筐体部20から構成されている。
【0023】筐体部20は、好ましくは、硬質プラスチ
ックスから成形された、一側面が開放されている中空六
面体形状の成形体20である。成形体20は、その内周
面に、インク容器本体Aの筐体状成形体1のフランジ部
9の外周面がほぼ接するように収容できる大きさを有す
る。成形体20の下部周壁21は、インク容器本体Aの
筐体状成形体1の口金部3を有する側壁2まで延長され
て延長部23が形成されている。
【0024】筐体状成形体20の下部周壁21および上
部周壁22には、インク容器本体Aの筐体状成形体1の
第1の突起10が嵌合する第1の孔24が開放端縁の近
傍に設けられている。本実施例においては、矩形状の孔
24が下部周壁21に2個所、上部周壁22に2個所の
合計4個所が設けられている。前記延長部23の端部に
は上方に延びる係止部25が形成され、該係止部25に
インク容器本体Aの第2の突起12が嵌合する孔26が
設けられている。本実施例においては、円形状の孔26
が設けられている。係止部25は、好ましくは、インク
容器本体Aの筐体状成形体1の口金部3を有する側壁2
に設けられた凹み11に嵌合する大きさとされ、インク
容器本体Aを保護容器Bに装着した状態で、インク容器
本体Aの口金部3を有する側壁2と保護容器Bの延長部
23の端面が面一になるようにするのがよい。このよう
にすることによって、インク容器を印刷機のインク容器
収納装置に装着したばあいの安定性がよくなる。
【0025】筐体状成形体20の下部周壁21および上
部周壁22には、壁面を内側に凹ませて補強用のリブ2
7が設けられている。リブ27は筐体状成形体20の強
度を考慮して必要に応じて設ければよい。
【0026】インク容器本体Aを保護容器Bに装着する
には、インク容器本体Aの袋状成形体15を保護容器B
の筐体状成形体20内に収容し、インク容器本体Aの筐
体状成形体1および/または保護容器Bの筐体状成形体
20を変形させて、成形体1の突起10を成形体20の
孔24に嵌め込み、かつ成形体1の突起12を成形体2
0の延長部23に設けた孔26に嵌め込む。かくして、
図4〜5に示されるごとく、インク容器本体Aが保護容
器Bに装着され固定されたインク容器がえられる。
【0027】インク容器本体Aは保護容器Bから、全体
の半分以上露出しているが、前記のごとく保護容器Bに
固定されているから、保護容器Bが印刷機に固定される
と、口金部3の位置は保護容器Bに対して固定されるこ
とになる。
【0028】インクのインク容器本体Aへの充填は、保
護容器Bへの装着前であっても、装着後であってもよ
い。
【0029】つぎに、本発明のインク容器が好適に適用
される印刷機、とくに孔版印刷機のインク容器収納装置
(たとえば実公平7−26133号公報に記載されてい
るもの)について説明する。
【0030】図6は前記印刷機のインク容器収納装置を
示す正面図、図7は図6のZ−Z線断面図である。
【0031】図6〜7において、Cは本発明のインク容
器であり、30は印刷機本体におけるインク容器Cの受
台である。受台30は、印刷機本体側の2つの軸体3
1、32に対して回転自在かつ摺動自在に取り付けられ
ている。これら両軸体31、32は、印刷機本体側の固
定板33、34にそれぞれ互いに対向し、所定量突出し
て同軸上に配置、固定されている。受台30の基板部3
5の両端フランジ部は、すべり軸受36、37を介して
両軸体31、32に支承されている。これによって受台
30は、両軸体31、32の回りに回動自在、かつ、そ
の軸方向に摺動自在に支持されている。
【0032】さらに、受台30の中央部分には、インク
容器Cを受け入れてその保護容器Bを支持し、位置決め
する枠板38が立設されている。この枠板38のインク
ポンプ39側の側面部分には、インク容器Cの口金部3
と係脱し、この口金部3の外周面に形成された鍔部5と
係合し位置決めするU字状の切欠き部41が係合部とし
て形成されている。そしてこの切欠き部41に対向して
インクポンプ39の吸込口40が配置されており、イン
ク容器Cの口金部3が、インクポンプ39の吸込口40
に対して同軸上に対向してセットされる。
【0033】なお、前記吸込口40の先端部分はテーパ
ー状に形成されており、この吸込口40にインク容器C
の口金部3が、液密的に嵌合、接続されるようになって
いる。
【0034】さらにまた、軸体32には、圧縮コイルバ
ネ42が取り付けられている。この圧縮コイルバネ42
の付勢力によって受台30の全体が矢印aの方向、すな
わち、インク容器Cの口金部3がインクポンプ39の吸
込口40側に近付く方向に付勢されている。
【0035】固定板33には、受台30の摺動案内体4
3が受台30側に突出して設けられている。この摺動案
内体43の下面側には、傾斜カム面44が形成されてい
ると共に、受台30側には、傾斜カム面44に接触する
摺動片45が突設されている。そして、受台30が手前
側の矢印c方向に回動されるときには、摺動片45が傾
斜カム面44上を摺動することとなり、この動作により
受台30の全体が圧縮コイルバネ42に抗して軸方向の
矢印b方向に押圧され移動する。また、受台30が、奥
行側である矢印dの方向に回動されるときには、摺動片
45と傾斜カム面44との間に隙間が生じることとな
り、これによって受台30は圧縮コイルバネ42の付勢
力にしたがって軸方向(矢印aの方向)に押し戻され
る。
【0036】なお、受台30は、印刷機本体側のカバー
(図示されていない)と連動して回動されるようになっ
ている。すなわち、図7に示されるフック部46がカバ
ー側に係合されており、カバーの全閉時にインク容器C
が立てられ、カバーの全開時にはインク容器Cが手前側
に傾斜することとなる。
【0037】このような構成からなるインク容器の収納
装置において、空になったインク容器をインクが充填さ
れたインク容器と交換する場合には、まず印刷機本体の
カバーを開けると、それに連動して受台30が手前側
(矢印c方向)に回動され、空のインク容器Cも手前側
に傾斜される。このとき受台30の摺動片45は、摺動
案内体43の傾斜カム面44の最も開放された位置に移
動することとなり、それによって受台30の全体が圧縮
コイルバネ42に抗して図6の右方向側に押し込まれ
る。それによって、インク容器Cの口金部3は、インク
ポンプ39の吸込口40から離脱した位置に保持される
ことになる。この状態で空のインク容器Cを抜き取り外
す。
【0038】つぎに、インクが充填されたインク容器C
を挿入し装着する操作について説明する。インク容器C
の口金部3における鍔部5とインク容器本体Aの側壁2
の間の部位を受台30の枠板38に形成されたU字状の
切欠き部41に挿入して係合させながら、インク容器C
を枠板38の所定の位置にセットして本体カバーを閉じ
ると、それに伴って受台30が奥行側(矢印d方向)に
回動され、インク容器Cは直立する。このときの受台3
0の回動に伴って摺動片45と案内体43の傾斜カム面
44との間には隙間が生じていくこととなり、そのため
受台30は、圧縮コイルバネ42の付勢力によって図6
の左側方向(矢印a方向)に押し戻される。これによっ
てインク容器Cの口金部3は、インクポンプ39の吸込
口40の同軸上を移動し、インクポンプ39の吸込口4
0に液密的に嵌合、接続されることとなる。この状態で
インクポンプ39を駆動させれば、インク容器C内のイ
ンクがインクポンプ39によって吸引され、印刷部に送
給されることとなる。
【0039】本発明のインク容器Cを枠板38にセット
するばあいに、口金部3を有するインク容器本体Aのほ
ぼ半分は保護容器Bから露出しているが、口金部3の位
置は保護容器Bに対して固定されているから、口金部3
を枠板38のU字状切欠き部41に係合させるのが容易
である。そして、印刷機のカバーを適宜開けて、保護容
器Bの開口部からインク容器本体Aの内部を視認できる
ので、インク残量を容易に確認できる。またインク交換
時にインクの色を確認できるので、色違いのインクが入
ったインク容器を誤って装着するのを防止できる。
【0040】本発明のインク容器本体Aを構成する筐体
状成形体1は剛性を有し容易に変形しないものである。
ここで、剛性を有し容易に変形しないとは、取扱い時、
あるいはインクポンプによるインクの吸引時などにおい
て容易に変形せず、元の形状を保持しうる程度のものを
いう。
【0041】筐体状成形体1の材料としては、通常硬質
のプラスチックスが使用され、具体的にはポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩
化ビニルなどがあげられる。
【0042】本発明のインク容器本体Aを構成する袋状
成形体15は、外力が加わらない状態では一定の形状を
保持しているが、外力が加わると容易に変形しうるもの
である。ここで、容易に変形しうるとは、インクポンプ
によるインクの吸引時にインクが少なくなるにつれて変
形し、最終的にはインク容器本体Aの内周面全体にほぼ
接触しうるようになる程度のものをいう。袋状成形体1
5がこのように容易に変形しうることにより、インク容
器本体A内のインクをほぼ完全に吸出すことが可能とな
る。袋状成形体15の材料としては、通常軟質プラスチ
ックスが使用され、具体的にはポリエチレン、ポリアミ
ド、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルなどがあげ
られる。
【0043】インク容器本体A内のインクがほぼ完全に
なくなった状態で、袋状成形体15が筐体状成形体1の
内周面全体にほぼ接触しうるようにするため、成形体1
5も成形体1とほぼ同一寸法の六面体形状とし、内容積
をほぼ同一とするのが好ましい。
【0044】成形体1と成形体15の接合は、各種の方
法で行ないうるが、通常は前記実施例に示されるごと
く、成形体1、15の開放端縁の全周に外方向に延びる
フランジ部9、17をそれぞれ設け、両者をフランジ部
9、17で接合するのが接合強度の面から好ましい。接
合手段としては、接着剤を用いる接着、溶着などの手段
が適宜採用できる。
【0045】本発明におけるごとく、インク容器本体A
のうち口金部3を有する側のほぼ半分を剛性のある成形
体とすることによって、従来例における、内容器のほぼ
全体を袋状としたばあいの、高粘度のインクの吸引時に
口金部に近い箇所で袋がくびれ、インクの吸出しが困難
になるなどの問題が解消されている。
【0046】本発明の保護容器Bを構成する筐体状成形
体20は剛性を有し容易に変形しないものである。ここ
で、剛性を有し容易に変形しないとは、取扱い時などに
おいて容易に変形せず、元の形状を保持しうる程度のも
のをいう。
【0047】筐体状成形体20の材料としては、通常硬
質のプラスチックスが使用され、具体的にはポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
塩化ビニルなどがあげられる。筐体状成形体20は透明
であってもよく、不透明であってもよい。
【0048】本発明において、インク容器本体Aを保護
容器Bに固定するために設ける第1の突起10および第
2の突起12、これに対応して設ける第1の孔24およ
び第2の孔26の個数、形状などは前記実施例のものに
限定されるものではなく、適宜変更しうるものである。
【0049】
【発明の効果】本発明のインク容器においては、インク
容器本体のほぼ半分が保護容器から露出しているので、
外部からインク容器本体内のインクの色、残量を確認す
ることができる。またインク容器本体のうち口金部を有
する側が剛性のある筐体部からなり、この筐体部が保護
容器に固定されているから、インク容器を印刷機に装着
するのが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク容器の一実施例にかかわるイン
ク容器本体を示す斜視図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】前記実施例にかかわる保護容器の斜視図であ
る。
【図4】前記インク容器本体を保護容器に装着した状態
を示す斜視図である。
【図5】図4のY−Y線断面図である。
【図6】本発明のインク容器が適用される印刷機のイン
ク容器収納装置を示す正面図である。
【図7】図6のZ−Z線断面図である。
【符号の説明】
A インク容器本体 B 保護容器 C インク容器 1 筐体状成形体 3 口金部 9 フランジ部 10 第1の突起 12 第2の突起 15 袋状成形体 17 フランジ部 20 筐体状成形体 23 延長部 24 第1の孔 25 係止部 26 第2の孔 30 インク容器の受台 38 枠板 41 U字状切欠き部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−70372(JP,A) 実公 平7−26133(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 31/02 B41L 13/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機に装着して使用されるインク容器
    であって、インクが収容される透視可能なインク容器本
    体と、該インク容器本体の保護容器とからなり、前記イ
    ンク容器本体は口金部を有する剛性のある筐体部とこれ
    に連続する変形可能な袋状部とからなり、前記保護容器
    は前記インク容器本体の袋状部を収容しうる大きさの
    性のある筐体部からなり、インク容器本体を保護容器に
    装着した状態で、インク容器本体はその筐体部のほぼ全
    体が露出した状態で保護容器の筐体部に対して固定され
    るように構成されてなることを特徴とするインク容器。
  2. 【請求項2】 前記インク容器本体が、前記筐体部を構
    成する、硬質プラスチックスから成形された一側面が開
    放されている中空六面体形状の成形体であって、該開放
    端に対向する側壁に前記口金部が設けられている成形体
    と、前記袋状部を構成する、軟質プラスチックスから成
    形された一側面が開放されている袋状成形体とからな
    り、筐体部を構成する成形体の開放端縁に袋状部を構成
    する成形体の開放端縁が接合されて密閉構造とされてな
    ることを特徴とする請求項1記載のインク容器。
  3. 【請求項3】 前記保護容器が、前記筐体部を構成す
    る、硬質プラスチックスから成形された一側面が開放さ
    れている中空六面体形状の成形体からなり、該成形体の
    下部周壁が前記インク容器本体の筐体部を構成する成形
    体の口金部が設けられている側壁まで延長されて延長部
    を形成していることを特徴とする請求項2記載のインク
    容器。
  4. 【請求項4】 前記インク容器本体の筐体部を構成する
    成形体の、袋状部を構成する成形体との接合部の近傍に
    第1の突起が設けられ、かつ前記インク容器本体の筐体
    部を構成する成形体の口金部が設けられている側壁の下
    部に第2の突起が設けられてなり、前記保護容器を構成
    する成形体の開放端縁の近傍に前記第1の突起が嵌合す
    る第1の孔が設けられ、かつ前記保護容器を構成する成
    形体の前記延長部の端部に上方に伸びる係止部が形成さ
    れ、該係止部に前記第2の突起が嵌合する第2の孔が設
    けられてなることを特徴とする請求項3記載のインク容
    器。
JP18498596A 1996-07-15 1996-07-15 インク容器 Expired - Lifetime JP2891674B2 (ja)

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