JP2891364B2 - タレットパンチプレスのタレット装置 - Google Patents
タレットパンチプレスのタレット装置Info
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- JP2891364B2 JP2891364B2 JP6081589A JP6081589A JP2891364B2 JP 2891364 B2 JP2891364 B2 JP 2891364B2 JP 6081589 A JP6081589 A JP 6081589A JP 6081589 A JP6081589 A JP 6081589A JP 2891364 B2 JP2891364 B2 JP 2891364B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、タレットパンチプレスのタレット装置に
関する。
関する。
(従来の技術) 従来、パンチプレスとしては回転自在な1対の上部,
下部タレットを備えたタレットパンチプレスが知られて
いる。この1対の上部,下部タレットには単にパンチ,
ダイが装着されているだけのものであった。
下部タレットを備えたタレットパンチプレスが知られて
いる。この1対の上部,下部タレットには単にパンチ,
ダイが装着されているだけのものであった。
(発明が解決しようとする課題) ところで、タンレットパンチプレスでパンチ加工以外
の例えばタッピング加工を行う場合、駆動源として電気
モータを使用したときには、タレット以外の別の所に電
気モータを設ける必要がある。したがって、電気モータ
を設ける場所を要すると共に、伝導機構が複雑になると
いう問題があった。また、駆動源としてエアモータを使
用したときには、タレットにセットできる寸法である
と、出力が不充分で、高トルクが得られず、かつエアコ
ンプレッサの効率が悪いという問題があった。
の例えばタッピング加工を行う場合、駆動源として電気
モータを使用したときには、タレット以外の別の所に電
気モータを設ける必要がある。したがって、電気モータ
を設ける場所を要すると共に、伝導機構が複雑になると
いう問題があった。また、駆動源としてエアモータを使
用したときには、タレットにセットできる寸法である
と、出力が不充分で、高トルクが得られず、かつエアコ
ンプレッサの効率が悪いという問題があった。
パンチング加工以外の例えば成形加工を行う場合に
は、ダイがパスラインより上にかかる状態でセットせざ
るを得ず、このためワークの移動等に制限を受けること
があった。
は、ダイがパスラインより上にかかる状態でセットせざ
るを得ず、このためワークの移動等に制限を受けること
があった。
さらに、タレットに工具を固定したいときには、鉄板
を加工する機械であるため、磁石は使用できず、空気圧
では不充分であるという問題があった。
を加工する機械であるため、磁石は使用できず、空気圧
では不充分であるという問題があった。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、タレ
ットに油圧駆動回路を組み込み、1台のタレットパンチ
プレスで種々な加工を行えるようにしたタレットパンチ
プレスのタレット装置を提供することにある。
ットに油圧駆動回路を組み込み、1台のタレットパンチ
プレスで種々な加工を行えるようにしたタレットパンチ
プレスのタレット装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、フレー
ムの回転可能に支持された上下のタレットを備えたタレ
ットパンチプレスのタレット装置において、上部タレッ
トを支持した軸にロータリジョイントを設け、このロー
タリジョイントに形成した油路と前記上部タレットに装
着した油圧機器とを接続した油路に開閉弁を配置して設
け、タレットパンチプレスにおけるラムの下方位置に位
置決めされた油圧機器に対応した開閉弁のみを開閉動作
する構成としてなるものである。
ムの回転可能に支持された上下のタレットを備えたタレ
ットパンチプレスのタレット装置において、上部タレッ
トを支持した軸にロータリジョイントを設け、このロー
タリジョイントに形成した油路と前記上部タレットに装
着した油圧機器とを接続した油路に開閉弁を配置して設
け、タレットパンチプレスにおけるラムの下方位置に位
置決めされた油圧機器に対応した開閉弁のみを開閉動作
する構成としてなるものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第4図を参照するに、タレットパンチプレスとしての
例えば油圧タレットパンチプレス1は下部フレーム3,コ
ラム5および上部フレーム7とで一体的に門型形状に構
成されている。前記下部フレーム3と上部フレーム7の
中間には、下部フレーム3に設けられた軸9には回転自
在な下部タレット11が、上部フレーム7に下方へ向けて
設けられた軸13には回転自在な上部タレット15がそれぞ
れ支承されている。しかも、この下部タレット11と上部
タレット15とは同期をとって回動されるようになってい
る。
例えば油圧タレットパンチプレス1は下部フレーム3,コ
ラム5および上部フレーム7とで一体的に門型形状に構
成されている。前記下部フレーム3と上部フレーム7の
中間には、下部フレーム3に設けられた軸9には回転自
在な下部タレット11が、上部フレーム7に下方へ向けて
設けられた軸13には回転自在な上部タレット15がそれぞ
れ支承されている。しかも、この下部タレット11と上部
タレット15とは同期をとって回動されるようになってい
る。
前記上部タレット15の円周上には複数の上部工具17
が、下部タレット11の円周上には上部工具17と対応した
位置に下部工具19がそれぞれ装着されている。前記上部
フレーム7には油圧シリンダ装置21が設けられている。
が、下部タレット11の円周上には上部工具17と対応した
位置に下部工具19がそれぞれ装着されている。前記上部
フレーム7には油圧シリンダ装置21が設けられている。
前記下部フレーム3上には第4図において左右方向
(以下、Y軸方向という。)へ移動自在なテーブル23が
設けられており、このテーブル23の左端にはキャレッジ
ベース25が取付けられている。このキャレッジベース25
には第4図において紙面に対して直交する方向(以下、
X軸方向という。)へ移動自在なキャレッジ27が設られ
ている。このキャレッジ27にはワークWをクランプする
クランプ自在な複数のワーククランプ29が取付けられて
いる。
(以下、Y軸方向という。)へ移動自在なテーブル23が
設けられており、このテーブル23の左端にはキャレッジ
ベース25が取付けられている。このキャレッジベース25
には第4図において紙面に対して直交する方向(以下、
X軸方向という。)へ移動自在なキャレッジ27が設られ
ている。このキャレッジ27にはワークWをクランプする
クランプ自在な複数のワーククランプ29が取付けられて
いる。
上記構成により、ワーククランプ29にクランプされた
ワークWに、油圧シリンダ装置21を作動せしめて、ラム
Rを介して上部工具17を上下動せしめることにより、例
えば上部工具17と下部工具19との協働によって所望の各
種の加工が行われると共に、ワークWをX軸,Y軸方向へ
移動させることによってワークWに複数の各種の加工が
行われることになる。
ワークWに、油圧シリンダ装置21を作動せしめて、ラム
Rを介して上部工具17を上下動せしめることにより、例
えば上部工具17と下部工具19との協働によって所望の各
種の加工が行われると共に、ワークWをX軸,Y軸方向へ
移動させることによってワークWに複数の各種の加工が
行われることになる。
前記上部タレット15,下部タレット1における軸心部
である軸13,9には第1図および第2図に示されているよ
うに、スプロケット31,33が取付けられており、このス
プロケット31,33には図示省略のチェンが巻回されて、
チェンを駆動することにより、スプロケット31,33が同
期を取って上部タレット15,下部タレット11が同時に回
動されるようになっている。
である軸13,9には第1図および第2図に示されているよ
うに、スプロケット31,33が取付けられており、このス
プロケット31,33には図示省略のチェンが巻回されて、
チェンを駆動することにより、スプロケット31,33が同
期を取って上部タレット15,下部タレット11が同時に回
動されるようになっている。
前記上部タレット15,下部タレット11の軸心部である
軸13,9には、それぞれロータリジョイント35,37が設け
られている。ロータリジョイント35には上下方向へ延伸
したL字形状の油通路39A,39B,3Cが形成されている。ま
た、ロータリジョイント37には上下方向へ延伸したL字
形状の油通路41が形成されている。
軸13,9には、それぞれロータリジョイント35,37が設け
られている。ロータリジョイント35には上下方向へ延伸
したL字形状の油通路39A,39B,3Cが形成されている。ま
た、ロータリジョイント37には上下方向へ延伸したL字
形状の油通路41が形成されている。
また、上部タレット15の円周上には、例えば第2図に
示すごとく、8個の上部用の工具装着部43A〜43Hが形成
されていると共に、下部タレット11の円周上には前記上
部用の工具装着部43A〜43Hと対応した位置に下部用の工
具装着部45A〜45Hが形成されている。
示すごとく、8個の上部用の工具装着部43A〜43Hが形成
されていると共に、下部タレット11の円周上には前記上
部用の工具装着部43A〜43Hと対応した位置に下部用の工
具装着部45A〜45Hが形成されている。
前記上部用の工具装着部43A〜43Hのうち例えば工具装
着部43Aには上部工具としてのタッピング47を備えた油
圧機器としての油圧モータ49が、工具装着部43Eには油
圧機器としてのパンチ固定装置51が装着されていると共
に、下部用の工具装着部45A〜45Hのうち例えば工具装着
部45Aには下部工具固定装置53Aが、工具装着部43Eには
成形用ダイ固定装置53Bが装着されている。
着部43Aには上部工具としてのタッピング47を備えた油
圧機器としての油圧モータ49が、工具装着部43Eには油
圧機器としてのパンチ固定装置51が装着されていると共
に、下部用の工具装着部45A〜45Hのうち例えば工具装着
部45Aには下部工具固定装置53Aが、工具装着部43Eには
成形用ダイ固定装置53Bが装着されている。
また、上部用の工具装着部43B〜43D,43F〜43Hおよび
下部用の工具装着部45B〜45D,45F〜45Hには他の上部,
下部工具が装着されているが、本実施例においては説明
を省略する。
下部用の工具装着部45B〜45D,45F〜45Hには他の上部,
下部工具が装着されているが、本実施例においては説明
を省略する。
前記油圧モータ49はスプリング55で上方向へ付勢され
ている。前記パンチ固定装置51はパンチホルダ57とこの
パンチホルダ57に装着されるパンチ59と、パンチホルダ
57を上部タレット15に固定するためスプリング61で上方
向へ付勢したクランプ部材63とで構成されている。
ている。前記パンチ固定装置51はパンチホルダ57とこの
パンチホルダ57に装着されるパンチ59と、パンチホルダ
57を上部タレット15に固定するためスプリング61で上方
向へ付勢したクランプ部材63とで構成されている。
また、下部工具固定装置53Aはスプリング65で下方へ
付勢された下部工具67と、下部工具67を固定する楔装置
69で構成されている。成形用ダイ固定装置53Bはダイ71
と、このダイ71を上下動させるシリンダ装置73とで構成
されている。
付勢された下部工具67と、下部工具67を固定する楔装置
69で構成されている。成形用ダイ固定装置53Bはダイ71
と、このダイ71を上下動させるシリンダ装置73とで構成
されている。
前記油通路39Aの下端には分岐通路としての油通路75
の一端が接続されており、油通路75の他端は前記油圧モ
ータ49の上部に接続されている。この油通路75の途中に
は開閉弁77が設けられており、上記油圧モータ49がラム
Rの下方位置に位置決めされたときにのみ前記開閉弁77
を開閉動作する開閉動作装置としてのシリンダ装置79が
設けられている。
の一端が接続されており、油通路75の他端は前記油圧モ
ータ49の上部に接続されている。この油通路75の途中に
は開閉弁77が設けられており、上記油圧モータ49がラム
Rの下方位置に位置決めされたときにのみ前記開閉弁77
を開閉動作する開閉動作装置としてのシリンダ装置79が
設けられている。
前記油路39Bの下端には油通路81の一端が接続されて
おり、油通路81の他端は前記油圧モータ49の上部に接続
されている。
おり、油通路81の他端は前記油圧モータ49の上部に接続
されている。
前記油通路39Cの下端には油通路83の一端が接続され
ており、油通路83の他端は油通路85の途中に接続されて
いる。油通路85の一端はクランプ部材63に接続されてい
る。油通路85の途中には開閉弁87が設られている。
ており、油通路83の他端は油通路85の途中に接続されて
いる。油通路85の一端はクランプ部材63に接続されてい
る。油通路85の途中には開閉弁87が設られている。
一方、油通路41の上端には油通路89の一端が接続され
ており、油通路89の他端は別の油通路91の途中に接続さ
れている。油通路91の一端(第1図において右端)は前
記楔装置69に接続されていると共に、油通路91の他端
(第1図において左端)は前記シリンダ装置73の下部に
接続されている。
ており、油通路89の他端は別の油通路91の途中に接続さ
れている。油通路91の一端(第1図において右端)は前
記楔装置69に接続されていると共に、油通路91の他端
(第1図において左端)は前記シリンダ装置73の下部に
接続されている。
前記油通路91の一端,他端側寄りの途中には、開閉弁
93,95が設けられており、開閉弁93の開閉動作を行うた
めの開閉作動装置としてのシリンダ装置97が設けられて
いる。
93,95が設けられており、開閉弁93の開閉動作を行うた
めの開閉作動装置としてのシリンダ装置97が設けられて
いる。
前記油通路39Aの上端には配管99の一端が接続されて
おり、配管99の他端は配管101の途中に接続されてい
る。しかも配管99の途中には電磁切換バルブ103が設け
られている。
おり、配管99の他端は配管101の途中に接続されてい
る。しかも配管99の途中には電磁切換バルブ103が設け
られている。
前記油通路39Cの上端には配管105の一端が接続されて
おり、配管105の他端は前記配管99の途中に接続されて
いる。配管105の途中には電磁切換バルブ107が設けられ
ている。
おり、配管105の他端は前記配管99の途中に接続されて
いる。配管105の途中には電磁切換バルブ107が設けられ
ている。
前記配管101の一端にはポンプ109が接続されており、
ポンプ109には駆動モータ111が連動連結されている。ま
た、ポンプ109には配管113の一端が接続されており、配
管113の他端はフィルタ115を介してタンク117に連通さ
れている。
ポンプ109には駆動モータ111が連動連結されている。ま
た、ポンプ109には配管113の一端が接続されており、配
管113の他端はフィルタ115を介してタンク117に連通さ
れている。
前記配管101の他端には電磁切換バルブ119のPポート
が接続されている。この電磁切換バルブ119のTポート
には配管121の一端が接続されており、配管121の他端は
前記タンク117に連通されている。電磁切換バルブ119の
Bポートには配管123の一端が接続されており、配管123
の他端は前記油通路41の下端に接続されている。
が接続されている。この電磁切換バルブ119のTポート
には配管121の一端が接続されており、配管121の他端は
前記タンク117に連通されている。電磁切換バルブ119の
Bポートには配管123の一端が接続されており、配管123
の他端は前記油通路41の下端に接続されている。
前記油通路39Bの上端には配管125の一端が接続されて
おり、この配管125の他端は前記配管121の途中に接続さ
れている。
おり、この配管125の他端は前記配管121の途中に接続さ
れている。
上記構成において、ワークWにタッピングを行う場合
には、油圧モータ49,下部工具67がセットされているタ
レットステーションをラムRの直下へ来るように上部,
下部タレット15,11を回転させて位置決めする。次に、
駆動モータ111を駆動させると、ポンプ109が作動し、タ
ンク117内の油がフィルタ115,配管113を通って配管101
に吐出される。配管101に吐出された油は電磁切換弁103
をONすることにより、配管99,油通路39Aを通って油通路
75に供給される。
には、油圧モータ49,下部工具67がセットされているタ
レットステーションをラムRの直下へ来るように上部,
下部タレット15,11を回転させて位置決めする。次に、
駆動モータ111を駆動させると、ポンプ109が作動し、タ
ンク117内の油がフィルタ115,配管113を通って配管101
に吐出される。配管101に吐出された油は電磁切換弁103
をONすることにより、配管99,油通路39Aを通って油通路
75に供給される。
油通路75に供給された油は、シリンダ装置79を作動さ
せることにより、開閉弁77が開いて油圧モータ49に送ら
れて油圧モータ49が回転されることになる。
せることにより、開閉弁77が開いて油圧モータ49に送ら
れて油圧モータ49が回転されることになる。
一方、配管101の吐出された油は、電磁切換バルブ119
をONとすることにより、配管123,油通路41および油通路
89を通って油通路91に供給される。油通路91に供給され
た油は、シリンダ装置97を作動させることにより、開閉
弁93が開いて、楔装置69が第1図において右方向へ移動
されて、下部工具67が固定される。
をONとすることにより、配管123,油通路41および油通路
89を通って油通路91に供給される。油通路91に供給され
た油は、シリンダ装置97を作動させることにより、開閉
弁93が開いて、楔装置69が第1図において右方向へ移動
されて、下部工具67が固定される。
次いで、ラムRを下降させて油圧モータ49を下降させ
ると、油圧モータ49の回転により、油圧モータ49に備え
られたタッピング47が回転されるから、下部工具67上に
載置されたワークWにタッピング加工が行われることに
なる。
ると、油圧モータ49の回転により、油圧モータ49に備え
られたタッピング47が回転されるから、下部工具67上に
載置されたワークWにタッピング加工が行われることに
なる。
タッピング加工を行った後の排油は、油圧モータ49か
ら油通路81,油通路39B,配管125および配管121を通って
タンク117に戻される。また、油通路91内の排油は電磁
切換弁119をOFFとすることにより、油通路89,油通路41,
配管123および配管121を通ってタンク117に戻される。
ら油通路81,油通路39B,配管125および配管121を通って
タンク117に戻される。また、油通路91内の排油は電磁
切換弁119をOFFとすることにより、油通路89,油通路41,
配管123および配管121を通ってタンク117に戻される。
ワークWにパンチング加工あるいは成形加工を行う場
合には、パンチ59が固定されているパンチ固定装置51,
成形用ダイ固定装置53Bがセットされているタレットス
テーションをラムRの直下へ来るように上部,下部タレ
ット15,11を回転させて位置決めする。次に、駆動モー
タ111を駆動させると、ポンプ109が作動し、タンク117
内の油がフィルタ115,配管113を通って配管101に吐出さ
れる。配管101に吐出された油は電磁切換弁107をONとす
ることにより、配管105,油通路39Cおよび油通路83を通
って油通路85に供給される。
合には、パンチ59が固定されているパンチ固定装置51,
成形用ダイ固定装置53Bがセットされているタレットス
テーションをラムRの直下へ来るように上部,下部タレ
ット15,11を回転させて位置決めする。次に、駆動モー
タ111を駆動させると、ポンプ109が作動し、タンク117
内の油がフィルタ115,配管113を通って配管101に吐出さ
れる。配管101に吐出された油は電磁切換弁107をONとす
ることにより、配管105,油通路39Cおよび油通路83を通
って油通路85に供給される。
油通路85に供給された油は、シリンダ装置79を作動さ
せることにより、開閉弁87が開いてクランプ部材63に送
られると、クランプ部材63が下方へ移動してパンチホル
ダ57が固定される。
せることにより、開閉弁87が開いてクランプ部材63に送
られると、クランプ部材63が下方へ移動してパンチホル
ダ57が固定される。
一方、配管101に吐出された油は、電磁切換バルブ119
をONとするとこにより、配管123,油通路41および油通路
89を通って油通路91に供給される。油通路91に供給され
た油は、シリンダ装置97を作動させることにより、開閉
弁95が開いてシリンダ装置73が作動する。シリンダ装置
73の作動によりダイ71が上昇して固定される。
をONとするとこにより、配管123,油通路41および油通路
89を通って油通路91に供給される。油通路91に供給され
た油は、シリンダ装置97を作動させることにより、開閉
弁95が開いてシリンダ装置73が作動する。シリンダ装置
73の作動によりダイ71が上昇して固定される。
次いで、ラムRを下降させてパンチ59が上下動される
ことにより、パンチ59とダイ71との協働でワークWにパ
ンチング加工あるいは成形加工が行われることとなる。
なお、パンチング加工あるいは成形加工を行った後、電
磁切換バルブ119をOFFにすると、油通路91の作動油は油
通路89,油通路41および配管121を通ってタンク117に戻
されると共に、ダイ71は元の高さ位置に戻される。
ことにより、パンチ59とダイ71との協働でワークWにパ
ンチング加工あるいは成形加工が行われることとなる。
なお、パンチング加工あるいは成形加工を行った後、電
磁切換バルブ119をOFFにすると、油通路91の作動油は油
通路89,油通路41および配管121を通ってタンク117に戻
されると共に、ダイ71は元の高さ位置に戻される。
パンチ59を他のパンチ59と交換する場合には、パンチ
59の交換を要するタレットステーションが、フロントエ
ンド(交換位置)に位置するよう上部タレット15を回転
させて位置決めする。次に、電磁切換弁107をOFFにする
と共に、シリンダ装置79の作動を停止せしめて開閉弁87
を閉じると、クランプ部材63がパンチホルダ57からアン
クランプされて、パンチ59が取外される状態となる。而
して、図示省略の一般公知の金型交換装置によりパンチ
59の交換を行うことができる。
59の交換を要するタレットステーションが、フロントエ
ンド(交換位置)に位置するよう上部タレット15を回転
させて位置決めする。次に、電磁切換弁107をOFFにする
と共に、シリンダ装置79の作動を停止せしめて開閉弁87
を閉じると、クランプ部材63がパンチホルダ57からアン
クランプされて、パンチ59が取外される状態となる。而
して、図示省略の一般公知の金型交換装置によりパンチ
59の交換を行うことができる。
ダイ71の方にも、パンチ59を固定するパンチ固定装置
51の同様の構成からなる固定装置を取付ければ、ダイ71
も容易に交換することができる。
51の同様の構成からなる固定装置を取付ければ、ダイ71
も容易に交換することができる。
第1図および第2図においては、上部,下部タレット
15,11の全ステーションに油圧回路の分岐油通路を設け
た例で説明しているが、パンチング用のパンチ59,ダイ7
1を手動でセットすればよいタレットステーションには
特に油圧回路の分岐油通路を設けなくても構わない。
15,11の全ステーションに油圧回路の分岐油通路を設け
た例で説明しているが、パンチング用のパンチ59,ダイ7
1を手動でセットすればよいタレットステーションには
特に油圧回路の分岐油通路を設けなくても構わない。
第3図は第1図における上部タレット15の円周上に装
着されたタッピング47を備えた油圧モータ49とパンチ固
定装置51のパンチ59を作動させる油圧回路における他の
実施例を示したものである。
着されたタッピング47を備えた油圧モータ49とパンチ固
定装置51のパンチ59を作動させる油圧回路における他の
実施例を示したものである。
第3図において、電磁切換弁103,107を上部タレット1
5内に設け、開閉弁77と共に油通路75Aに対して並列に分
岐した油通路75B,75C,75Dを途中に設けたもので、それ
以外の部品で第1図の部品と同一部品には同一符号を付
して構成されているから、詳細な構成の説明を省略す
る。
5内に設け、開閉弁77と共に油通路75Aに対して並列に分
岐した油通路75B,75C,75Dを途中に設けたもので、それ
以外の部品で第1図の部品と同一部品には同一符号を付
して構成されているから、詳細な構成の説明を省略す
る。
上記構成により、駆動モータ111を駆動させると、ポ
ンプ109が作動してタンク117内の油は、フィルタ115,配
管113を通って配管101に吐出される。配管101に吐出さ
れた油は、ロータリジョイント35に形成された油通路39
Aを通って油通路75Aに供給される。
ンプ109が作動してタンク117内の油は、フィルタ115,配
管113を通って配管101に吐出される。配管101に吐出さ
れた油は、ロータリジョイント35に形成された油通路39
Aを通って油通路75Aに供給される。
油通路75A内の油は、油通路75B,75C,75Dに供給され、
シリンダ装置79を作動させて開閉弁77をONにすると、油
通路75B内の油より油圧モータ49が固定される。また、
電磁切換バルブ103をONにすると、油通路75C内の油によ
り油圧モータ49が回転される。さらに、電磁切換バルブ
107をONにすると、油通路75Dの油により、パンチ固定装
置5のクランプ部材63が上方向へ移動し、パンチ59が上
部タレット15に固定される。
シリンダ装置79を作動させて開閉弁77をONにすると、油
通路75B内の油より油圧モータ49が固定される。また、
電磁切換バルブ103をONにすると、油通路75C内の油によ
り油圧モータ49が回転される。さらに、電磁切換バルブ
107をONにすると、油通路75Dの油により、パンチ固定装
置5のクランプ部材63が上方向へ移動し、パンチ59が上
部タレット15に固定される。
電磁切換バルブ103をOFFにして油圧モータ49を停止さ
せると、油通路81,油通路39Bおよび配管125を通って油
はタンク117に戻されることになる。なお、シリンダ装
置79は機能数だけ必要である。
せると、油通路81,油通路39Bおよび配管125を通って油
はタンク117に戻されることになる。なお、シリンダ装
置79は機能数だけ必要である。
而して、第3図に示したような油圧回路とすることに
より、第1図の油圧回路に比べて簡単になる。
より、第1図の油圧回路に比べて簡単になる。
このように、上部,下部タレット15,11の軸心部にロ
ータリジョイント35,37を設け、このロータリジョイン
ト35,37に油通路39A,39B,39C,41を設け、さらに、上
部,下部タレット15,11に油通路75,81,83,89,91を設け
て上部,下部タレット15,11の円周上に形成された各工
具装着部43A〜43H,45A〜45Hに各種の工具を設けて連通
せしめることによって、1台のタレットパンチプレスで
各種の加工を行うことできる。
ータリジョイント35,37を設け、このロータリジョイン
ト35,37に油通路39A,39B,39C,41を設け、さらに、上
部,下部タレット15,11に油通路75,81,83,89,91を設け
て上部,下部タレット15,11の円周上に形成された各工
具装着部43A〜43H,45A〜45Hに各種の工具を設けて連通
せしめることによって、1台のタレットパンチプレスで
各種の加工を行うことできる。
したがって、段取り替え、ワークハンドリングの手
間,時間を省略することができる。
間,時間を省略することができる。
なお、この発明は、前述した実施例に限定されること
なく、適宜の変更を行うことにより、その他の態様で実
施し得るものである。
なく、適宜の変更を行うことにより、その他の態様で実
施し得るものである。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに、本発明は、フレームに回転可能に支持された上
下のタレットを備えたタレットパンチプレスのタレット
装置において、上部タレット(15)を支持した軸(13)
にロータリジョイント(35)を設け、このロータリジョ
イント(35)に形成した油路と前記上部タレット(15)
に装着した油圧機器とを接続した油路に開閉弁を配置し
て設け、タレットパンチプレスにおけるラム(R)の下
方位置に位置決めされた油圧機器に対応した開閉弁のみ
を開閉動作する構成としてなるものである。
するに、本発明は、フレームに回転可能に支持された上
下のタレットを備えたタレットパンチプレスのタレット
装置において、上部タレット(15)を支持した軸(13)
にロータリジョイント(35)を設け、このロータリジョ
イント(35)に形成した油路と前記上部タレット(15)
に装着した油圧機器とを接続した油路に開閉弁を配置し
て設け、タレットパンチプレスにおけるラム(R)の下
方位置に位置決めされた油圧機器に対応した開閉弁のみ
を開閉動作する構成としてなるものである。
上記構成より明らかなように、本発明においては、タ
レットパンチプレスにおける上部タレット15を支持した
軸13にはロータリジョイント35が設けてあり、このロー
タリジョイント35に形成した油路と上部タレット15に装
着した油圧機器とを接続した油路には開閉弁が配置して
ある。そして、タレットパンチプレスのラムRの下方位
置に位置決めされた油圧機器に対応した開閉弁のみを開
閉動作する構成としてある。
レットパンチプレスにおける上部タレット15を支持した
軸13にはロータリジョイント35が設けてあり、このロー
タリジョイント35に形成した油路と上部タレット15に装
着した油圧機器とを接続した油路には開閉弁が配置して
ある。そして、タレットパンチプレスのラムRの下方位
置に位置決めされた油圧機器に対応した開閉弁のみを開
閉動作する構成としてある。
したがって本発明によれば、例えばタップを備えた複
数の油圧モータ等の油圧機器を上部タレット15に装着し
て作動することができ、タレットパンチプレスにおいて
各種径のタッピング加工が可能になるものである。
数の油圧モータ等の油圧機器を上部タレット15に装着し
て作動することができ、タレットパンチプレスにおいて
各種径のタッピング加工が可能になるものである。
この際、タレットパンチプレスにおけるラムRの下方
位置に位置決めされた油圧機器に対応した開閉弁のみを
開閉動作する構成であることにより、誤作動を生じるこ
とがないものである。
位置に位置決めされた油圧機器に対応した開閉弁のみを
開閉動作する構成であることにより、誤作動を生じるこ
とがないものである。
第1図はこの発明の主要部を示し、第4図におけるI矢
視部のタレット装置の拡大詳細図、第2図は第1図にお
けるII−II線に沿った矢視図、第3図は第1図に代る他
の実施例を示し、上部タレットにおける油圧回路の概略
図、第4図はこの発明を実施する一実施例のタレットパ
ンチプレスの側面図である。 1……油圧タレットパンチプレス 3……下部フレーム、7……上部フレーム 9……軸、11……下部タレット 13……軸、15……上部タレット 17……上部工具、19……下部工具 35,37……ロータリジョイント 39A,39B,39C……油通路 41……油通路 43A〜43H……工具装着部 45A〜45H……工具装着部 47……タッピング、49……油圧モータ 51……パンチ固定装置 53A……下部工具固定装置 53B……成形用ダイ固定装置 75……油通路、77……開閉弁 79……シリンダ装置 81,83,85……油通路 87……開閉弁 89,91……油通路 93,95……開閉弁
視部のタレット装置の拡大詳細図、第2図は第1図にお
けるII−II線に沿った矢視図、第3図は第1図に代る他
の実施例を示し、上部タレットにおける油圧回路の概略
図、第4図はこの発明を実施する一実施例のタレットパ
ンチプレスの側面図である。 1……油圧タレットパンチプレス 3……下部フレーム、7……上部フレーム 9……軸、11……下部タレット 13……軸、15……上部タレット 17……上部工具、19……下部工具 35,37……ロータリジョイント 39A,39B,39C……油通路 41……油通路 43A〜43H……工具装着部 45A〜45H……工具装着部 47……タッピング、49……油圧モータ 51……パンチ固定装置 53A……下部工具固定装置 53B……成形用ダイ固定装置 75……油通路、77……開閉弁 79……シリンダ装置 81,83,85……油通路 87……開閉弁 89,91……油通路 93,95……開閉弁
Claims (1)
- 【請求項1】フレームに回転可能に支持された上下のタ
レットを備えたタレットパンチプレスのタレット装置に
おいて、上部タレット(15)を支持した軸(13)にロー
タリジョイント(35)を設け、このロータリジョイント
(35)に形成した油路と前記上部タレット(15)に装着
した油圧機器とを接続した油路に開閉弁を配置して設
け、タレットパンチプレスにおけるラム(R)の下方位
置に位置決めされた油圧機器に対応した開閉弁のみを開
閉動作する構成としてなることを特徴とするタレットパ
ンチプレスのタレット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6081589A JP2891364B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | タレットパンチプレスのタレット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6081589A JP2891364B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | タレットパンチプレスのタレット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02241625A JPH02241625A (ja) | 1990-09-26 |
JP2891364B2 true JP2891364B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=13153225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6081589A Expired - Fee Related JP2891364B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | タレットパンチプレスのタレット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2891364B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4581296B2 (ja) * | 2001-06-19 | 2010-11-17 | 三菱電機株式会社 | 回転機能付プレスユニット |
JP7406029B1 (ja) * | 2023-06-19 | 2023-12-26 | Dmg森精機株式会社 | 刃物台および工作機械 |
-
1989
- 1989-03-15 JP JP6081589A patent/JP2891364B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02241625A (ja) | 1990-09-26 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |