JP2891335B2 - 6自由度ステージ機構 - Google Patents

6自由度ステージ機構

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JP2891335B2 JP9012994A JP1299497A JP2891335B2 JP 2891335 B2 JP2891335 B2 JP 2891335B2 JP 9012994 A JP9012994 A JP 9012994A JP 1299497 A JP1299497 A JP 1299497A JP 2891335 B2 JP2891335 B2 JP 2891335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密測定器具、精
密加工機械、精密位置決め装置等の他、自動溶接ロボッ
ト、介護用椅子、光軸合せ装置、またはバーチャルリア
リティーを利用するアミューズメント機器等に適用でき
る6自由度ステージ機構、特に直動直線軌道部材受機構
を合理的に利用した6自由度ステージ機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、直動直線軌道部材受に対する考え
方は、単にステージを希望する一方向に正確に移動させ
るための手段であるとの考え方に留まっており、ステー
ジを複数方向に移動させるために複数の直動直線軌道部
材受を積み重ねる方式、いわゆるシリアル構造のステー
ジ機構を構成している。例えば、ステージを支持台に対
して縦横方向、即ち直交した第1軸方向と第2軸方向に
移動可能に構成する、いわゆるX−Yステージにおいて
は、左右一対の直動直線軌道部材受と一つの送り送りね
じ機構により一方向に移動可能に構成した一軸運動機構
の2組を、その移動方向が直交するように上下に重ねて
組み合せることにより、上述した移動を可能に構成して
いる。
【0003】そして、このような縦横方向の運動に加え
て、第1軸と第2軸に直交する第3軸方向、即ち高さ方
向に移動可能とするX−Y−Z移動テーブルにおいて
は、上記一軸運動機構を第3軸方向にも重ねて組み合
せ、また回転を可能とする場合にはθ軸運動機構を組み
合せ、またステージの傾斜を可能とするには、そのよう
な運動機構を組み合せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
なシリアル構造のステージ機構では、a.所要の駆動力
が大きい、b.誤差の累積が生じる、c.コストが高い
等々の課題があるため、近来、積み重ね方式を採用しな
い方式の多自由度ステージ機構、いわゆるパラレル構造
のステージ機構が提案されつつある。このような点に鑑
み、本発明は、直動直線軌道部材受を合理的に利用し
て、いわゆるパラレル構造における6自由度のステージ
機構を提供することにより、従来のシリアル構造のステ
ージ機構の課題を解決することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、まず、平行に配置した第1、第2の
直線軌道部材と、この第1、第2の直線軌道部材に沿っ
て移動可能に装着した複数のキャリッジと、夫々のキャ
リッジを直線軌道部材に沿って移動させる駆動機構と、
夫々のキャリッジに一端側を連結した複数のリンクと、
第1、第2の直線軌道部材の上方に構成し、夫々のリン
クの他端側を連結して支持したステージとから構成し、
キャリッジは、第1、第2の直線軌道部材の双方に設け
た第1、第2のキャリッジと、第1、第2の直線軌道部
材の少なくとも一方側に設けた第3のキャリッジと、第
1、第2の直線軌道部材の一方側に設けた第4のキャリ
ッジとから構成し、第1、第2のキャリッジには等長の
第1、第2のリンクの夫々の一端側を連結すると共に、
第1、第2のリンクの他端側を相互に軸着して、第1、
第2の直線軌道部材の上方に位置するステージの各辺側
に連結し、第3のキャリッジには上記リンクと等長で、
一方側と同方向の第3のリンクの一端側を連結すると共
に、その他端側は、上記第1、第2のリンク連結位置か
ら水平方向において第3のキャリッジ側に離れたステー
ジの辺側に連結し、第4のキャリッジには第4のリンク
の一端側を連結すると共に、その他端側は、ステージの
各辺間の中間部に連結し、上記各リンクとステージと
は、球面軸受部を構成した3自由度対偶の連結部材を介
して連結すると共に、各キャリッジとリンクとは、直線
軌道部材と平行な軸の回りに回転可能に構成した2自由
度対偶の連結部材を介して連結する構成とした6自由度
ステージ機構を提案する。
【0006】また本発明では、上記の構成において、第
4のリンクの他端側を連結するステージの位置は、第
1、第2のリンクの連結位置を結ぶ直線上の中間部とす
ることを提案する。
【0007】また本発明では、上記の構成において、夫
々のキャリッジを直線軌道部材に沿って移動させる駆動
機構は、直線軌道部材に沿って設置したねじシャフトを
要素とする送りねじ機構等のリニアアクチュエータによ
り構成することを提案する。
【0008】また本発明では、上記の構成において、3
自由度対偶の連結部材は、棒体の先端に球面体を設けた
第1の部材と、この球面体の外径よりも大きい球面凹部
を設けた第2の部材と、第1の部材の球面体を第2の部
材の球面凹部に嵌めた状態において形成される間隙に介
装する多数のボールを保持した第3の部材とから構成す
ることを提案する。
【0009】以上の本発明において、直線軌道部材の方
向をX軸方向、ステージの奥行き方向をY軸方向、ステ
ージの高さ方向をZ軸方向とする右手座標系を考え、ス
テージが水平な初期状態にある場合に、まず、両方の直
線軌道部材の全てのキャリッジを直線軌道部材の一方向
に等距離移動すると、ステージを姿勢を変えずにX軸方
向に移動することができる。双方の直線軌道部材の第
1、第2のキャリッジを、夫々近づく方向又は遠ざかる
方向に等距離移動し、同時に第3、第4のキャリッジを
適宜移動して位置の調整を行うことにより、ステージを
Z軸方向に移動することができる。上記第1、第2のキ
ャリッジの移動におけるZ軸方向の移動を夫々の直線軌
道部材で異ならせることにより、ステージをX軸の回り
に回転させて傾斜させることができる。第3のキャリッ
ジを移動し、必要に応じて第4のキャリッジの位置の調
整を行うことにより、ステージをY軸の回りに回転させ
て傾斜させることができる。第1、第2のキャリッジ
を、夫々の直線軌道部材につき逆方向に等距離移動し、
第3のキャリッジを適宜移動して位置の調整を行うこと
により、ステージをZ軸の回りに旋回させることができ
る。第4のキャリッジを移動し、第1、第2、第3のキ
ャリッジの位置の調整を行うことによりステージをY軸
方向に移動することができる。以上の動作によりステー
ジは6自由度の運動を行い、位置決めを行うことができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を添付図
面を参照して説明する。まず図1〜図4は第1の実施の
形態をステージの基本的姿勢において示すものである。
符号1は基台であり、基台1上に第1、第2の直線軌道
部材2,3を平行に配置している。これらの第1、第2
の直線軌道部材2、3には夫々複数のキャリッジ4(4
a,4b,4c,4d)を移動可能に装着しており、こ
れらは直動直線軌道部材受の構成を適用することができ
る。この構成において、夫々の図中に記入しているよう
に、直線軌道部材2,3の方向をX軸、直線軌道部材
2,3と直交する水平の方向で、後記ステージの奥行き
方向をY軸、ステージの高さ方向をZ軸とする右手座標
系を設定して以降の説明をする。
【0011】図2は図1のA−A線断面図で、第1の直
線軌道部材2側のキャリッジ方向を見たもので、符号4
a,4bは夫々第1,第2のキャリッジである。この第
1,第2のキャリッジ4a,4bには、第1の連結部材
5a,5bを介して第1、第2のリンク6a,6bの一
端側を連結している。これらの連結部材6a,6bは2
自由度対偶を成すもので、即ち、リンク6a,6bの回
転方向に加えて、図中一点鎖線で示す軸方向、即ちX軸
の回りの回転が可能な構成である。第1,第2のリンク
6a,6bの他端側は軸着しており、ここに第2の連結
部材7を設置し、この第2の連結部材7を介して第1,
第2のリンク6a,6bの他端側をステージ8の一辺
側、即ち、第1の直線軌道部材2側に連結している。第
2の連結部材7は3自由度対偶を成すもので、その具体
的構成例は後述する。尚、図に示すものでは第2のリン
ク6bは第1のリンク6aを挟む一対のリンク部材によ
り構成しており、第1,第2の連結部材5,7もこのよ
うな構成に対応して構成している。符号4cは第2のキ
ャリッジの図中右側において移動可能な第3のキャリッ
ジであり、この第3のキャリッジ4cには、上記と同様
な2自由度対偶の第1の連結部材5を介して上記第2の
リンク6bと同方向で等長の第3のリンク6cの一端側
を連結しており、この第3のリンク6cの他端は、上記
と同様な3自由度対偶の第2の連結部材7を介して、上
記第1、第2の他端側の第2の連結部材7からX軸方向
に適宜離れたステージ8の一辺側に連結している。
【0012】次に図3は図1のB−B線断面図で、第2
の直線軌道部材3のキャリッジ方向を見たものである
が、図中には第1の直線軌道部材2側の第3のキャリッ
ジ4cも表れている。また、この第3のキャリッジ4c
は、この第2の直線軌道部材3側にも構成することがで
きる。図3に表した符号4a,4bは第2の直線軌道部
材3のキャリッジであり、これらのキャリッジ4a,4
b並びにこれに連結したリンク6a,6bの構成は、第
1の直線軌道部材2側と同様であり、それらはX軸上の
位置が同じで、夫々の第1,第2のリンク6a,6bの
他端側の連結部材7間を結ぶ直線LはY軸方向に一致す
る。そしてこの第2の直線軌道部材3側には、第1,第
2のキャリッジ4a,4bに加えて、図中第1のキャリ
ッジ4aの左側において移動可能な第4のキャリッジ4
dを設けている。その第4のキャリッジ4dには上記と
同様な2自由度対偶の第1の連結部材5を介して第4の
リンク6dを連結しており、この第4のリンク6dの他
端側は上記と同様な3自由度対偶の第2の連結部材7を
介してステージ8に連結している。この連結位置Pは、
ステージ8の辺側ではなく、各辺間の中間部としてい
る。この連結位置Pは各辺間の中間部の適所とすること
ができるのであるが、図1〜図4に示す位置ではなく、
図5に示すように、上記直線L上の中央位置とするとス
テージ8の位置の制御がより簡単になる。
【0013】以上の各キャリッジ4a,4b,4c,4
dは夫々独立に移動可能なように駆動機構を構成してい
る。この実施の形態では、駆動機構は、図1と図4、図
5に示しているように、直線軌道部材2,3に沿って平
行に設置したねじシャフト9を要素とする送りねじ機構
により構成している。即ち、第1の直線軌道部材2側に
おいては、第1、第2、第3のキャリッジ4a,4b,
4cに対応して第1、第2、第3のねじシャフト9a,
9b,9cを設置しており、また第2の直線軌道部材3
側においては、第1、第2、第4のキャリッジ4a,4
b,4dに対応して第1、第2、第4のねじシャフト9
a,9b,9dを設置している。そしてこれらのねじシ
ャフト9a,9b,9c,9dの端部には駆動用モータ
(図示省略)を設置している。この他、駆動機構は、適
宜のリニアアクチュエータにより構成することができ
る。
【0014】次に図6,図7は3自由度対偶の第2の連
結部材7の具体例を示すものであり、この連結部材7
は、棒体10の先端に球面体11を設けた第1の部材1
2と、この球面体11の外径よりも大きい球面凹部13
を設けた第2の部材14と、第1の部材12の球面体1
1を第2の部材14の球面凹部13に嵌めた状態におい
て形成される間隙に介装する多数のボール15を保持し
た第3の部材16とから構成したものである。この構成
では、図6に一点鎖線で示す軸の回りの相対的回転が可
能であると共に、図7に示す相対的回転が可能であるこ
とから3自由度対偶の連結部材となる。このような第2
の連結部材7は、例えば第1の部材12の棒体10を各
リンク6に固定すると共に、第2の部材14をステージ
8に突設した支持片等15側に固定することにより、各
リンク6とステージ8の各所を連結することができる。
尚、固定方法は、以上と逆も可能であることはいうまで
もないことである。
【0015】以上の構成において、図1〜図4(又は図
5)に示すステージ8の位置及び姿勢を初期状態とし
て、各軸方向及び軸の回りの方向の運動につき説明す
る。まず初期状態において、両方の直線軌道部材2,3
の全てのキャリッジ4a,4b,4c;4a,4b,4
dを、直線軌道部材2,3の一方向に等距離移動する
と、ステージ8と各リンク6a,6b,6c,6dの連
結位置が全く変わらないので、ステージ8は姿勢を変え
ずにX軸方向の正方向及び負方向に移動させることがで
きる。このX軸方向の移動距離は直線軌道部材2,3を
長くすることにより、それだけ長くすることができ、制
約を余り受けずに適宜のストロークを得ることができ
る。
【0016】次に初期状態において、図8に示すよう
に、双方の直線軌道部材2,3の第1、第2のキャリッ
ジ4a,4bを夫々遠ざかる方向に等距離移動すると、
第1,第2のリンク6a,6bを連結したステージ8の
個所が下降する。このステージ8の個所の下降に合せる
ように、第3のキャリッジ4cを第2のキャリッジ4b
と同方向に等距離移動すると、第3のリンク6cは第2
のリンク6bと平行に推移し、従ってステージ8は夫々
のリンク6a,6b,6cにより水平状態を保持されて
Z軸方向に下降する。この際、第4のキャリッジ4d
は、ステージ8の下降により変化する第4のリンク6d
の所定の三次元姿勢に合せるように図中矢印方向に移動
することにより、機構的な干渉がない。そしてこれらと
逆の動作により、ステージ8をZ軸方向に上昇させるこ
とができる。これらのステージ8の運動を行わせるため
の各キャリッジ4の移動は、後述の動作を含め、所望の
ステージの位置、姿勢から演算して求めた各キャリッジ
4の位置を目標値として制御することができる。
【0017】次に、初期状態において、第1,第2のキ
ャリッジ4a,4bはそのままで、第3のキャリッジ4
cを図中右方向に移動すると、図9に示すように第3の
リンク6cとステージ8の連結位置が下降するので、ス
テージ8は第1,第2のリンク6a,6bとステージ8
との連結位置を支点として図中右方向に傾斜する。即
ち、ステージ8はY軸の回りに運動する。この際、第4
のリンク6dとステージ8の連結位置Pが図1、図4に
示すものでは、その位置が上昇するので、第4のキャリ
ッジ4dを右方向に移動して補償する。しかし、図5に
示すように、連結位置Pが上記直線L上の位置とした場
合には、このような補償は不要である。
【0018】次に初期状態において、第1、第2のキャ
リッジ4a,4bを便宜上相対位置を変えずに、夫々の
直線軌道部材2,3側で逆方向に等距離移動すると、図
10に示すように、ステージ8をZ軸の回りに旋回する
ことができる。この運動においては、図に示すように第
1、第2のリンク6a,6bがX軸の回りに回転して、
それらとステージ8との連結位置が若干下降するため、
第1、第2のキャリッジ4a,4b間の間隔を狭めるよ
うに適量移動させることにより、下降の補償を行うこと
ができる。またステージ8の旋回に伴う第3のリンク6
cと第4のリンク6dの三次元位置の変化は、夫々第
3,第4のキャリッジ4c,4dを移動させることによ
り補償することができる。尚、図10は、図5の構成に
対応するもので、このように連結位置Pを上記直線L上
の中央位置とすれば、この連結位置が旋回軸の位置とな
るので、この場合には第4のキャリッジ4dの補償は不
要である。
【0019】次に、図8において説明した、上記第1、
第2のキャリッジ4a,4bの移動におけるステージ8
のZ軸方向の移動を、夫々の直線軌道部材2,3で異な
らせ、例えば、図11に示すように第2の直線軌道部材
3側の第1,第2のリンク6a,6bとステージ8の連
結位置の高さを、第1の直線軌道部材2側の第1,第
2,第3のリンク6a,6b,6cとステージ8との連
結位置の高さよりも低くすると、ステージ8は第2の軌
道部材3側が低くなるようにX軸の回りに運動する。こ
の運動においても、第4のリンク6dの所定の三次元位
置に対応させるように第4のキャリッジ4dを移動する
ことにより補償を行うことができる。
【0020】次に初期状態において、他のキャリッジ4
a,4b,4cを便宜上そのままとして第4のキャリッ
ジ4dを移動、例えば図3、図4(又は図5)におい
て、第4のキャリッジ4dを図中左方向に移動すると、
ステージ8は第4のリンク6dとの連結位置において図
12の右方向に移動させられ、従ってステージ8は第
1、第2、第3のリンク6a,6b,6cを平行リンク
機構として、X軸の回りに図中時計回りに回転させなが
ら水平状態で右方向に移動し、即ち、Y軸方向に運動す
る。このY軸方向のステージ8の運動は、上記各リンク
の回転軌跡に沿って行われるが、上記Z軸方向の運動を
組み合せれば、回転軌跡によるステージ8のZ軸方向の
移動を補償して、文字通りのY軸方向の運動を行わせる
ことができる。
【0021】以上の動作に示すように、本発明では、積
み重ね方式を採用せずに、6自由度のステージ機構を構
成することができる。尚、本発明においては、ステージ
の位置及び姿勢は、各キャリッジの位置やそれらの間隔
によって決定され、ステージを所望の位置、姿勢に至ら
せるには、この所望の位置、姿勢から各キャリッジの位
置を算出することにより容易に制御を行うことができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、従来
のシリアル構造の6自由度のテーブル機構と比較して、
次のような効果がある。 a.積み重ね方式を必要としない。 b.各軸の駆動用モータ等は基台側に設置することがで
きるので、所要駆動力が小さくなる。 c.誤差が蓄積しない。 d.機構が簡略化する。 e.直動案内軸受の直進性のため、軸直角方向への力の
伝達能力が高い。 f.直動案内軸受方向のステージの移動ストロークを長
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のステージ機構の一例の横断面図であ
る。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図1のB−B線断面図である。
【図4】 本発明のステージ機構の一例の平面図であ
る。
【図5】 本発明のステージ機構の他例の平面図であ
る。
【図6】 第2の連結部材の例を示す縦断面図である。
【図7】 第2の連結部材の例を示す縦断面図である。
【図8】 本発明のステージ機構の動作を図1のB−B
線断面図において表した図である。
【図9】 本発明のステージ機構の他の動作を図1のB
−B線断面図において表した図である。
【図10】 本発明のステージ機構の他の動作を表した
平面図である。
【図11】 本発明のステージ機構の他の動作を図1と
同様な横断面図において表した図である。
【図12】 本発明のステージ機構の他の動作を横断面
図において表した図である。
【符号の説明】
1 基台 2 第1の直線軌道部材 3 第2の直線軌道部材 4a 第1のキャリッジ 4b 第2のキャリッジ 4c 第3のキャリッジ 4d 第4のキャリッジ 5 第1の連結部材 6a 第1のリンク 6b 第2のリンク 6c 第3のリンク 6d 第4のリンク 7 第2の連結部材 8 ステージ 9a 第1のねじシャフト 9b 第2のねじシャフト 9c 第3のねじシャフト 9d 第4のねじシャフト 10 棒体 11 球面体 12 第1の部材 13 球面凹部 14 第2の部材 15 ボール 16 第3の部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // A61H 1/00 311 B23Q 1/14 C

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置した第1、第2の直線軌道部
    材と、この第1、第2の直線軌道部材に沿って移動可能
    に装着した複数のキャリッジと、夫々のキャリッジを直
    線軌道部材に沿って移動させる駆動機構と、夫々のキャ
    リッジに一端側を連結した複数のリンクと、第1、第2
    の直線軌道部材の上方に構成し、夫々のリンクの他端側
    を連結して支持したステージとから構成し、キャリッジ
    は、第1、第2の直線軌道部材の双方に設けた第1、第
    2のキャリッジと、第1、第2の直線軌道部材の少なく
    とも一方側に設けた第3のキャリッジと、第1、第2の
    直線軌道部材の一方側に設けた第4のキャリッジとから
    構成し、第1、第2のキャリッジには等長の第1、第2
    のリンクの夫々の一端側を連結すると共に、第1、第2
    のリンクの他端側を相互に軸着して、第1、第2の直線
    軌道部材の上方に位置するステージの各辺側に連結し、
    第3のキャリッジには上記リンクと等長で、一方側と同
    方向の第3のリンクの一端側を連結すると共に、その他
    端側は、上記第1、第2のリンク連結位置から水平方向
    において第3のキャリッジ側に離れたステージの辺側に
    連結し、第4のキャリッジには第4のリンクの一端側を
    連結すると共に、その他端側は、ステージの各辺間の中
    間部に連結し、上記各リンクとステージとは、球面軸受
    部を構成した3自由度対偶の連結部材を介して連結する
    と共に、各キャリッジとリンクとは、直線軌道部材と平
    行な軸の回りに回転可能に構成した2自由度対偶の連結
    部材を介して連結する構成としたことを特徴とする6自
    由度ステージ機構
  2. 【請求項2】 第4のリンクの他端側を連結するステー
    ジの位置は、第1、第2のリンクの連結位置を結ぶ直線
    上の中間部とすることを特徴とする請求項1記載の6自
    由度ステージ機構
  3. 【請求項3】 夫々のキャリッジを直線軌道部材に沿っ
    て移動させる駆動機構は、直線軌道部材に沿って設置し
    たねじシャフトを要素とする送りねじ機構等のリニアア
    クチュエータにより構成したことを特徴とする請求項1
    記載の6自由度ステージ機構
  4. 【請求項4】 3自由度対偶の連結部材は、棒体の先端
    に球面体を設けた第1の部材と、この球面体の外径より
    も大きい球面凹部を設けた第2の部材と、第1の部材の
    球面体を第2の部材の球面凹部に嵌めた状態において形
    成される間隙に介装する多数のボールを保持した第3の
    部材とから構成したことを特徴とする請求項1記載の6
    自由度ステージ機構
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