JP2891320B2 - タクシーメータ - Google Patents

タクシーメータ

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JP2891320B2
JP2891320B2 JP33756193A JP33756193A JP2891320B2 JP 2891320 B2 JP2891320 B2 JP 2891320B2 JP 33756193 A JP33756193 A JP 33756193A JP 33756193 A JP33756193 A JP 33756193A JP 2891320 B2 JP2891320 B2 JP 2891320B2
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忠 加藤
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Yazaki Sogyo KK
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタクシーの乗車料金を算
出するタクシーメータに関する。
【0002】
【従来の技術】タクシーメータにおいては、空車,賃
走,迎車,迎車待,支払、割増等のタリフが設けられて
おり、押下タリフに対応した料金が算出される。また或
る設定された時間帯、例えば夜11時より朝5時までは
割増料金が認められており、このような時間帯では割増
タリフを押下して割増モードを起動して割増した料金の
算出を行なわせている。
【0003】一方タリフスイッチは集中して設けられて
おり、誤って目的とするタリフ以外のタリフを押下する
場合が発生する。もし誤って割増タリフを押下した場合
は割増した料金が算出され乗客に多大な迷惑を掛けるこ
とになる。
【0004】このような割増タリフ押下の誤操作を防止
する方法としては、例えば実公平−1643号公報に記
載されている方法がある。実公平2−1643号公報に
記載されている方法は、割増時間帯を記録しておき、割
増タリフが押下されたときは、時計が発生する現在時刻
が記録されている割増時間帯内であれば割増モードを起
動し、割増時間帯でないならば割増モードを起動しない
うにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のタクシーメータにおいては、割増タリフ押下の誤操作
を防止するために、割増時間帯を記録しておき、割増タ
リフが押下されたとき、記録されている割増時間帯以外
の場合は割増モードを起動しないようにしていた。
【0006】このため、タクシーメータにおいては現在
時刻を発生させる時計や、時計が発生する現在時刻の補
正管理を必要としていた。本発明は、簡易な装置構成で
割増タリフの誤操作による割増モードの起動を防止でき
るよう改良したタクシーメータを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明が採用した手段を図1を参照して説明する。
図1は本発明の基本構成図である。車両に取付けられた
センサより出力される距離パルスを積算して乗車料金を
算出するタクシーメータにおいて、料金算出を指令する
タリフスイッチ1と、前記タリフスイッチを押下してい
る時間を計測する押下時間計測手段2と、前記押下時間
計測手段2が、前記タリフスイッチ1の割増タリフの押
下に応じて、その他のタリフが押下された時の確認時間
より一定時間長い時間を計測した時、割増料金の算出を
起動する押下モード起動手段3とを備える。
【0008】
【作用】タリフスイッチ1を押下すると押下時間計測手
段2が動作して、スイッチを押下している時間を計測す
る。押下モード起動手段3は、割増タリフを除いたその
他のタリフが押下された場合は、Ti時間を押下時間計
測手段2が計測すると押下したタリフモードを起動す
る。また、割増タリフが押下された場合はT+T
間を押下時間計測手段2が計測すると割増モードを起動
させて割増した料金の算出を行なわせる。
【0009】以上のように、割増タリフが押下されたと
きは、その他のタリフが押下された場合より押下されて
いる時間が長いことを判定して割増モードを起動させる
ようにしたので、操作者が割増タリフ以外のタリフを押
下しようとして割増タリフを押下しても、押下時間が短
かいので割増モードは起動されず、簡易な装置構成で乗
客に迷惑を掛けるのを防止できる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図2および図3を参照し
て説明する。図2は本発明の実施例の構成図、図3は同
実施例の動作フローチャートである。図2において、1
1はタリフスイッチ、12はタリフスイッチ11のスイ
ッチを押下している時間を計測する押下時間計測部、1
3は押下したタリフのモードを起動する押下タリフモー
ド起動部、14は料金制設定記録部、15は距離補正ス
イッチ、16は料金算出部、17は表示部、18および
19はインタフェース(I/O)、20は処理を行なう
プロセッサ(CPU)である。
【0011】料金制設定記録部14は、例えば基本料金
(600円)、基本料金での走行距離(1500m)、
その後の加算料金(90円)、その後の料金を加算する
走行距離(300m)等の料金算出に必要な料金制設定
値が記録されている。料金算出部16は、タリフスイッ
チ11の押下されたタリフに対応するモードを起動して
料金を算出し、その結果を表示部17に表示する。
【0012】I/O18には車輪が1回転する毎に例え
ばX個のパルスを発生する車両に取付けられているセン
サよりの距離パルスが入力される。距離補正スイッチ1
5は、車両のタイヤの直径に対応したスイッチをオンに
設定して、I/O18より入力されるパルス数に対応し
て、走行距離を補正する。
【0013】つぎに、図3を参照して、実施例の動作を
説明する。実施例の動作を説明する前に、本発明のタク
シーメータにおいては、タリフスイッチ11の割増タリ
フ以外のタリフについては、タリフを押下したときのス
イッチのチャタリングによる誤動作を防止するため、例
えば50ms以上タリフを押下したとき押下したタリフ
に対応するモードが起動する。
【0014】また、割増タリフに対しては、割増タリフ
を、例えば2秒以上押下したとき割増モードが起動す
る。すなわち、割増タリフを押下して割増モードを起動
するには、操作者は、割増タリフ以外のタリフを押下す
る時間より長い時間タリフを押下しなければ割増モード
が起動されないことを知っているものとする。
【0015】処理S1では、押下時間計測部12は、タ
リフスイッチ11のタリフが押下されたか否かを判定
し、押下されない場合は処理S2に移って図示しない時
間カウンタをリセットして処理S1に移る。処理S3で
は、押下時間計測部12の図示しない時間カウンタは時
間のカウントを開始する。
【0016】処理S4では、押下タリフモード起動部1
3は、時間カウンタの計測時間が50msになったか否
かを判定し、判定結果がNOの場合は処理S1に移り、
YESの場合は処理S5に移る。処理S5では、押下タ
リフモード起動部13は、タリフスイッチ11で押下さ
れているタリフが割増タリフであるか否かを判定し、判
定がNOの場合は処理S6に、またYESの場合は処理
S9に移る。
【0017】処理S6では、押下タリフモード起動部1
3は、押下時間計測部12に指令して時間カウンタをク
リアさせ、処理S7に移って料金算出部16に押下され
ているタリフに対応するモードの起動を指令する。処理
S8では、料金算出部16は、押下されたタリフに対応
する料金算出を行ない、その結果を表示部17に表示す
る。
【0018】処理S9では、押下タリフモード起動部1
3は、押下時間計測部12で計測されている時間が2秒
たったか否かを判定し、判定がNOの場合は処理S1に
移って処理S1〜S5およびS9が繰り返えされる。処
理S10では、押下タリフモード起動部13は、計測時
間が2秒以上となると時間カウンタをリセットする。
【0019】処理S11では、押下タリフモード起動部
13は、料金算出部16に指令して割増モードを起動さ
せる。以上、本発明の一実施例について説明したが、本
発明はこの実施例に限定されるものではなく、その発明
の主旨に従った各種変形が可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。割増タリフが押下されたときは、そ
の他のタリフが押下された場合より押下されている時間
が長いことを判定して割増モードを起動させるようにし
たので、操作者が割増タリフ以外のタリフを押下しよう
として割増タリフを押下しても、押下時間が短かいので
割増モードは起動されず、簡易な装置構成で乗客に迷惑
を掛けるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】本発明の実施例の構成図である。
【図3】同実施例の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1,11 タリフスイッチ 2 押下時間計測手段 3 押下タリフモード起動手段 12 押下時間計測部 13 押下タリフモード起動部 14 料金制設定記録部 15 距離補正スイッチ 16 料金算出部 17 表示部 18,19 インタフェース(I/O) 20 プロセッサ(CPU)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に取付けられたセンサより出力され
    る距離パルスを積算して乗車料金を算出するタクシーメ
    ータにおいて、 料金算出を指令するタリフスイッチと、 前記タリフスイッチを押下している時間を計測する押下
    時間計測手段と、 前記押下時間計測手段が、前記タリフスイッチの割増タ
    リフの押下に応じて、その他のタリフが押下された時の
    確認時間より一定時間長い時間を計測した時、割増料金
    の算出を起動する押下モード起動手段とを備えたことを
    特徴とするタクシーメータ。
JP33756193A 1993-12-28 1993-12-28 タクシーメータ Expired - Lifetime JP2891320B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP33756193A JP2891320B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 タクシーメータ

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JPH07200891A JPH07200891A (ja) 1995-08-04
JP2891320B2 true JP2891320B2 (ja) 1999-05-17

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