JP2890135B2 - 吹付コンクリートのコア作成方法 - Google Patents

吹付コンクリートのコア作成方法

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JP2890135B2
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康訓 松岡
亘 志田
辰生 斎藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は吹付コンクリートの圧縮強度などを試験する
供試体(コア)の作成方法に関する。
〈従来の技術〉 現在、吹付コンクリートの圧縮強度試験に供するコア
は、パネル型枠に1.0m3ほど吹き付けたコンクリートか
ら採取している。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 吹付コンクリートに急結剤が用いられていることか
ら、吹付以外のコンクリートからコアを採取することは
行われていない。
そのため従来のコアの作成方法にはつぎのような問題
点がある。
〈イ〉実際の吹付作業を伴うため、作業が大掛かりとな
る。
〈ロ〉硬化したコアやパネル型枠の切り出しに手数がか
かる。
〈ハ〉多量のコンクリート(1.0m3ほど)を必要とす
る。
〈ニ〉以上のことから、コアの作成の多大の時間と労力
を要する。
〈本発明の目的〉 本発明は以上の問題点を解決するために成されたもの
で、その目的とするところは少量のコンクリートを基に
容易にコアを作成でき、しかも吹付機を用いないで従来
コアと同等のコアが得られる、吹付コンクリートのコア
作成方法を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 即ち本発明は直径5.0cm、高さ10.0cmの筒型枠を使用
し、前記筒型枠に振動を与えながら型枠内にコンクリー
トを詰め込み、養生の後脱型して円柱形のコアを作成す
る、吹付コンクリートのコア作成方法である。
〈本発明の説明〉 以下、図面を参照しながら本発明について説明する。
〈イ〉コンクリートの混練 練りバチを用いて、コンクリート1.0lに急結剤を混入
して手練りする。
〈ロ〉筒型枠への詰め込み 本発明では第1図に示すような内径Dが5cm、高さH
が10cmの筒型枠1に所定の振動を付与して締め固めなが
ら前記コンクリート2を素早く詰め込む。
筒型枠1は上下端を開放した構造の他に有底構造であ
ってもよい。
また筒型枠1に上下方向の振動を付与する手段として
は公知のバイブロモータを内蔵した振動テーブル3を使
用できる。
振動テーブル3を構成するバイブレータの回転数は15
00rpmとする。
回転数の限定理由については後述する。
つぎに第2図に示すようにコテ4などを用いて筒型枠
1の上縁から盛り上がったコンクリート2をかき落とし
て平らに均す。
〈ハ〉養生・脱型 所定の養生期間経過の後、筒型枠1を脱型して円柱形
のコア5を得る。
分割式の筒型枠2を使用したり、筒型枠2の内面に剥
離剤を塗布しておくと簡単に脱型できる。
また、コア5の試験方法は従来と同様に公知の圧縮試
験機を用いて試験する。
〈ニ〉コアの圧縮強度 本発明の作成方法により作成したコア5と、従来方法
により作成した材令28日のコアの各圧縮強度の関係を調
べた結果を第4図に示す。
第4図に明らかなように両者はほぼ100%の相関関係
にあることが確認された。
すなわち、本発明により作成したコア5の圧縮強度
は、パネル型枠より切り出した従来製法によるコアの圧
縮強度と極めてよく相関している。
〈ホ〉コンクリート量を限定した理由 手練りするコンクリートの量は、1.0lである。
このように限定した理由は、圧縮強度のばらつきをな
くするためである。
第5図を基に説明すると、第5図は手練り1バッチの
コンクリートの量を0.5l、1.0l、1.5lと変えた三種類の
コアを夫々50本ずつ作成し、材令28日における圧縮強度
試験を行い、コンクリート量の異なる各コアにおける圧
縮強度の最大値と最少値の差を表したものである。
同図によれば、コンクリートの量が1.0lのときに最も
圧縮強度差が極わずかで、これより少なかったり、或は
多過ぎると強度差が大きくなる。
したがって、コンクリート量は約1.0l程度であること
が重要となる。
〈ヘ〉バイブレータの回転数を限定した理由 筒型枠1にコンクリート2を詰め込む際に与える振動
を、1500rpmと限定した目的は、圧縮強度のばらつきを
なくするためである。
第6図を基に回転数を限定した理由について説明す
る。
第6図はバイブレータの回転数の条件のみを変えてコ
アを作成し、作成した各コア(材令28日)の圧縮強度試
験を行い、回転数の条件に応じた各コアの圧縮強度差を
表したものである。
同図によれば、バイブレータの回転数が1500rpmから3
000rpmの範囲であると圧縮強度差が小さく、特に1500rp
mがより好適である。
この範囲外であると、圧縮強度差が大きくなり圧縮強
度試験に不向きである。
〈本発明の効果〉 本発明は単に筒型枠に一定の振動を与えながら詰め込
むだけの工程で済むから、次のような効果が得られる。
〈イ〉吹付機や特殊な器具を使用しないで、簡単に従来
と同等のコアを作成できる。
〈ロ〉コンクリートの量が1.0lと極めて少量で済み、経
済的である。
〈ハ〉短時間に試験結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の説明図であって、コンクリート詰め込
み時における筒型枠の断面図 第2図:コンクリートの均し時における筒型枠の断面図 第3図:脱型後のコアの正面図 第4図:本発明によるコアと従来の製法によるコアの圧
縮強度の関係を示す説明図 第5図:コンクリート量条件と圧縮強度差との関係を示
す説明図 第6図:バイブレータの回転数と圧縮強度差との関係を
示す説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 辰生 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 青山 繁夫 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−188934(JP,A) 特開 昭62−211541(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 1/28 E

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直径5.0cm、高さ10.0cmの筒型枠を使用
    し、 前記筒型枠に振動を与えながら型枠内にコンクリートを
    詰め込み、 養生の後脱型して円柱形のコアを作成する、 吹付コンクリートのコア作成方法。
  2. 【請求項2】吹付予定のコンクリート1.0lの急結材を混
    練した試料を使用することを特徴とする、請求項(1)
    に記載の吹付コンクリートのコア作成方法。
  3. 【請求項3】筒型枠に1500rpmで回転する起振機の振動
    を与えながらコンクリートを詰め込むことを特徴とす
    る、請求項(1)および(2)に記載の吹付コンクリー
    トのコア作成方法。
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