JP2889991B2 - ガラス用被覆組成物 - Google Patents

ガラス用被覆組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラス用被覆組成物に関し、詳しくは、ガ
ラス基材との密着性に優れ、1コート、即ち一回のコー
ティング操作により、ソフト感、ゴム様弾性感、滑り難
さを有するフロスト調表面仕上りを容易に付与するガラ
ス用被覆組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、ガラス基材には、ガラスビンの破損に対する強
化保護、着色や艶消しによる意匠性を向上する目的で、
コーティングがなされている。
特に近年、差別化コーティングが注目され、特異な機
能を基材表面に付与することが試みられており、基材自
体が有する風合とは全く異った機能を付与する表面処理
が要望されている。その機能付与の一つとして、ガラス
のフロスト処理により得られる外観を、コーティングに
より付与することがあげられる。
ガラス表面にフロスト外観を付与する方法としては、
各種研磨剤でガラス表面に微細な傷をつける物理的方
法、又はフッ化水素酸、フッ化アンモニウム及び水を主
成分とする溶液でガラス表面を腐蝕する化学的方法が実
施されている。
一方、破ビン防止を目的としたガラス積層体について
は、ガラス容器表面に樹脂被覆層を設けることがしばし
ば行われている。使用する樹脂として、たとえば、特開
昭57−129844号、同57−191254号公報に記載されている
ようなポリウレタン樹脂、特開昭58−189262号公報記載
されているようなゴム系の被覆材料、特開昭57−147560
号公報に記載されているようなエポキシ樹脂等、種々の
ものが提案されており、そして、ガラス瓶の表面にゴム
系塗膜を設け、その上にエポキシ樹脂塗膜を設けたも
の、ガラス瓶表面に粉末ウレタン樹脂を静電粉体スプレ
ーによって被覆し、加熱硬化させたもの等が実用化され
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、艶消しガラスを物理的方法で得る場合に
は、散光の目的は達するものの、凹凸が粗いために高級
感が得られないという問題があり、一方、化学的方法で
得る場合には、高級感は得られるものの、その処理に危
険が伴い、また公害防止のための廃液処理に費用がかさ
むと言う問題があった。
一方、ガラス容器の表面に樹脂被覆膜を施す場合に
は、破損によるガラス破片の飛散防止、ガラス容器の破
損防止或いは傷付き防止などには有効であるが、その外
観は艶消し状態になはらず、高級感を付与する目的でな
されるものではない。
本発明者等は、上記の問題点を解決する技術について
検討し、先に、ポリウレタン樹脂、充填剤及びイソシア
ネートプレポリマーよりなる被覆組成物を、プライマー
層を介し、または介さずに、被覆してフロスト調ガラス
積層体を得る発明を提案した。(特開平2−225344号公
報参照) ところが、その発明において、プライマー層を介して
被覆する場合は、形成される樹脂被覆膜の密着性には問
題がないが、被覆工程が煩雑となり、各工程における装
置の配置やコスト高になるという問題が生じ、一方、プ
ライマー層を介さずに被覆する場合には、密着性が大巾
に劣り、実用化するには未だ充分ではないと言う問題が
あることが分かった。
本発明は、上記のような実情に鑑みて、さらに検討を
進めた結果なされたものである。
したがって、本発明の目的は、1コートにより、ソフ
トな感触のゴム様弾性感のある艶消し表面を有するフロ
スト調ガラス積層体が得られるガラス用被覆組成物を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明のガラス用被覆組成物は、塗膜形成成分が、
(A)分子中に水酸基を含有するポリウレタン樹脂100
重量部、及び(B)無機又は有機充填剤10〜50重量部よ
りなる樹脂バインダー成分と、(C)イソシアネートプ
レポリマー及び(D)下記一般式(I)で示されるシラ
ンカップリング剤よりなる硬化剤成分とよりなり、該イ
ソシアネートプレポリマーの配合量が、イソシアネート
基が成分(A)の水酸基に対し、当量比で0.8〜5.0とな
る量であり、かつ該シランカップリング剤の配合量が成
分(A)に対して1〜20重量%の範囲であることを特徴
とする。
(式中、Rはメチル基又はエチル基を表わす。) 以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のガラス用被覆組成物において、成分(A)の
分子中に水酸基を含有するポリウレタン樹脂とは、ポリ
オール、有機ジイソシアネート及び鎖延長剤を反応させ
て得られるものであり、水酸基価が1〜50、好ましくは
10〜30を有するものが適当である。水酸基価が1未満の
場合には、被覆膜の耐摩耗性、耐久性が劣り、一方、50
を越えると被覆膜の乾燥が遅くなり、作業性が劣るた
め、水酸基価は上記の範囲のものが好ましい。
ポリオール成分としては、分子量500〜4000を有する
ものを使用し、例えば、ポリエチレングリコールアジペ
ート、ポリエチレンプロピレングリコールアジペート、
ポリエチレンブチレングリコールアジペート、ポリエチ
レングリコールアジペート、ポリブチレングリコールア
ジペート、ポリエチレングリコールサクシネート、ポリ
エチレングリコールセバケート、ポリブチレングリコー
ルセバケート、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル、ポリ−ε−カプロラクトンジオール、ポリヘキサメ
チレングリコールアジペート、ポリカーボネートポリオ
ール、ポリメチルペンテンジオールアジペート、ポリプ
ロピレングリコール、ポリブタジエングリコール、水添
化ポリブタジエングリコール等が使用できる。
有機ジイソシアネートとしては、4,4′−ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)、水添化MDI、イソホロ
ンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネー
ト、1,4−キシリレンジイソシアネート(XDI)、水添化
XDI、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレン
ジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、1,5−ナフタリンジイソシアネート等が使用でき
る。
又、鎖延長剤としては、エチレングリコール、1,2−
プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,4−ブテンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,4−ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレ
ート、2,2−ビス−(4−β−ヒドロキシエトキシフェ
ニル)、1,4−シクロヘキサンジオール等が使用でき
る。
成分(B)の無機または有機充填剤としては、粒径0.
1〜50μm、好ましくは0.5〜30μmを有するものが適当
であり、無機充填剤としては、沈降性炭酸カルシウム、
軽微性炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、けい酸カ
ルシウム、クレー、合成けい酸塩、けい酸微粉末等が使
用でき、一方、有機充填剤としては、ナイロン粉末、弗
素樹脂粉末、ポリウレタンビーズ、ポリカチレンビー
ズ、ポリプロピレンビーズ、ポリエチレン−酢酸ビニル
コポリマービーズ、ポリシロキサンビーズ、架橋ポリス
チレンビーズ、架橋ポリメチルメタクリレートビーズ、
架橋ベンゾグアナミン樹脂ビーズ等が使用できる。
これら充填剤の粒子の粒径が0.1μm未満の場合は、
被覆膜表面の粘着感が増大し、一方、50μmを越える
と、被覆膜のソフト感がなくなるので、上記の範囲のも
のが好ましい。
成分(B)の配合割合は、成分(A)100重量部に対
して10〜50重量部の範囲で設定する。成分(B)の量が
10重量部よりも少ない場合には、表面粘着性の問題を解
消することができず、一方、50重量部を越える場合に
は、滑り易くなり、また、目的とする風合が得られな
い。
成分(C)のイソシアネートプレポリマーとしては、
トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付
加物(例えば、スミジュールL−75:住友バイエル社
製)、キシリレンジイソシアネートのトリメチロールプ
ロパン付加物(例えば、タケネートD−110N:武田薬品
社製)、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートのトリ
メチロールプロパン付加物(例えば、スミジュールHT:
住友バイエル社製)、1,6−ヘキサメチレンジイソシア
ネートと水の反応物(例えば、スミジュールN−75:住
友バイエル社製)等が使用できる。
成分(C)の配合割合は、成分(C)に含有されるイ
ソシアネート基が、成分(A)の水酸基の総量に対し
て、当量比で0.8〜5.0となるような量に設定される。当
量比で0.8より低い場合には、被覆膜の耐摩耗性、耐傷
付き性が劣り、5.0を越える場合には、ソフト感が劣
り、また、滑り易くなり、さらに皮膜の乾燥性も悪くな
る。
さらに、本発明においては、ガラス基材と被覆層との
密着性を向上させるために、成分(D)として、上記一
般式(I)で示されるシランカップリング剤(N−グリ
シジル−N,N′−ビス〔3−(トリアルコキシシリル)
プロピル〕アミン)を用いることが必要である。このシ
ランカップリング剤は、アルコキシ基を6個有してお
り、アルコキシ基を3個有しているエポキシシランカッ
プリング剤、例えば、γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシランやβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリエトキシシラン等を用いた場合に比して、ガ
ラス表面に対する密着性が優れたものになる。
これ等のシランカップリング剤の配合量は、成分
(A)に対して1〜20重量%、好ましくは3〜10重量%
である。配合量が1重量%より少なくなると、ガラス表
面に対する密着性が劣り、20重量%を越えると、乾燥後
に粘着性を生じるので好ましくない。
本発明のガラス用被覆組成物は、上記成分(A)及び
成分(B)よりなる樹脂バインダー成分と、成分(C)
及び成分(D)よりなる硬化剤成分とよりなり、それ等
両成分は、被覆作業時に混合して使用すればよい。
例えば、本発明の被覆組成物は、次の方法で調製する
のが好ましい。まず、成分(A)の分子中に水酸基を含
有するポリウレタン樹脂を適当な有機溶剤に溶解し、成
分(B)の無機又は有機充填剤を添加し、高速攪拌機或
いはサンドミル等の分散機で分散して樹脂バインダー成
分を調製する。これとは別に、成分(C)のイソシアネ
ートプレポリマーに、予め成分(D)のシランカップリ
ング剤を配合して、硬化剤成分を調製しておく。
本発明のガラス用被覆組成物の調製に使用する有機溶
剤としては、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノン、エチルセロソル
ブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、トルエ
ン、キシレン等の単独或いは混合溶剤があげられる。
また、本発明のガラス用被覆組成物には、硬化を促進
させるための触媒として、一般に用いられる重金属塩又
はアミン塩等、或いは耐候性をさらに向上させるための
酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等の添加剤を適宜
添加してもよい。これ等の成分は、樹脂バインダー成分
中に含有させればよい。
上記のようにして調製された本発明のガラス用被覆組
成物を、ガラス基材に塗布するには、上記樹脂バインダ
ー成分と硬化剤成分とを、使用に際して混合し、得られ
た混合物をガラス基材に塗布すればよい。
本発明のガラス用被覆組成物は、如何なるガラス基材
にも適用することができ、例えば、普通板ガラス、窓ガ
ラス等の板ガラス、ビールビン、洋酒ビン、日本酒ビン
等の酒ビン、ジュース、サイダー等の飲料ビン、コッ
プ、鉢等の食卓用容器、薬用ビン、食料容器等の家庭用
品、電灯シェード、グローブ等の照明用ガラス、工芸
品、ステンドガラス等の装飾用ガラス、ガラスボタン、
人工真珠等の装身具用ガラス等があげられる。
また、被覆する手段としては、スプレー塗布法、浸漬
塗布法、流延塗布法等の公知の手段が適用できる。その
場合、ガラス用被覆組成物は、乾燥膜厚が3〜200μm
となるように塗布し、室温〜200℃、好ましくは100〜15
0℃で3〜10分管加熱乾燥すればよい。
〔作用〕
本発明のガラス用被覆組成物は、ガラス基材に均一
に、かつ容易に塗布でき、さらに密着性も優れた被覆膜
を形成する。即ち、本発明のガラス用被覆組成物をガラ
ス基材に塗布した場合、形成された被覆膜は、その表面
が、ピッチ0.1〜50μm、深さ0.1〜25μmの凹凸を有
し、かつ60度光反射率が0.1〜20%、表面動摩擦計数が
0.15〜0.50の範囲のものになるから、表面に投射される
光が表面凹凸のピッチ及び深さに応じて乱反射し、艶消
しガラスの外観を呈することになる。また、被覆膜表面
を指触した場合に、指との接触面積が減少しているの
で、特異な触感の風合いを有している。さらに、被覆膜
は、ガラスの冷たさを緩和し、暖かみの有る触感を与え
る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例1 (水酸基含有ポリウレタン樹脂溶液の調製) 1,4−ブチレングリコールアジペート(平均分子量200
0、水酸基価56)1000部、トルエン902部及びトルイレン
ジイソシアネート157部を混合し、100〜110℃で4時間
反応させた後、1,4−ブチレングリコール45部を加え、
更に2時間反応させた。イソシアネートが消失したこと
を確認した後、酢酸エチル902部を加え、攪拌しながら
常温まで冷却し、固形分40%、年度1000cps/30℃、水酸
基価3.7の透明なポリウレタン溶液を得た。
(ガラス用被覆組成物の調製) 水酸基含有ポリウレタン樹脂溶液100重量部に、ジブ
チル錫ジラウリレート0.6重量部、メチルイソブチルケ
トン200重量部及びトルエン40重量部を混合し、これ
に、充填剤(シリカ微粉末、商品名:ニプシールE−22
0A、日本シリカ社製:二次粒子径1μm)8重量部を添
加し、高速攪拌機で30分間分散を行ない、樹脂混合液を
得た。次いで、塗装作業する前に、上記の樹脂混合液
に、イソシアネートプレポリマー(スミジュールN−7
5、(NCO含量16重量%)、住友バイエルウレタン(株)
製)3.4重量部及びN−グリシジル−N,N′−ビス〔3−
(トリメトキシシリル)プロピル〕アミン2重量部を添
加混合して、ガラス用被覆組成物を調製した。
次いで、このガラス用被覆組成物を、ガラスビンに乾
燥膜厚が5〜10μmになるようにスプレー塗装し、室温
で5分間放置した後、120℃で10分間加熱乾燥した。
実施例2〜4 実施例1において、N−グリシジル−N,N′−ビス
〔3−(トリメトキシシリル)プロピル〕アミンの配合
量を第1表に示す量に変更した以外は、全く同様にして
ガラス用被覆組成物を調製し、実施例1におけると同様
にしてガラスビンに塗布した。
実施例5 実施例1において、イソシアネートプレポリマー3.4
重量部を、8.5重量部に変更した以外は、全く同様にし
てガラス用被覆組成物を調製し、実施例1におけると同
様にしてガラスビンに塗布した。
実施例6 実施例1における充填剤の代わりに、架橋ベンゾグア
ナミン樹脂(商品名:エポスターMS、二次平均粒子径:2
μm、日本触媒化学工業(株)製)8部を使用した以外
は、実施例1と全く同様にしてガラス用被覆組成物を調
製し、実施例1におけると同様にしてガラスビンに塗布
した。
比較例1 実施例1におけると同様にして樹脂混合液を得た。次
いで、塗装作業する前に、この樹脂混合液に、イソシア
ネートプレポリマー(スミジュールN−75、(NCO含量1
6重量%)、住友バイエルウレタン(株)製)3.4重量部
を添加混合して、ガラス用被覆組成物を調製し、実施例
1におけると同様にしてガラスビンに塗布した。
比較例2及び3 実施例1において、N−グリシジル−N,N′−ビス
〔3−(トリメトキシシリル)プロピル〕アミンの配合
量を0.2重量部又は18重量部に変更した以外は、全く同
様にしてガラス用被覆組成物を調製し、実施例1におけ
ると同様にしてガラスビンに塗布した。
比較例4 実施例1におけるN−グリシジル−N,N′−ビス〔3
−(トリメトキシシリル)プロピル〕アミン2重量部の
代わりに、γ−アミノプロピルメトキシシラン4重量部
を使用した以外は、実施例1と全く同様にしてガラス用
被覆組成物を調製し、実施例1におけると同様にしてガ
ラスビンに塗布した。
比較例5 実施例1におけるN−グリシジル−N,N′−ビス〔3
−(トリメトキシシリル)プロピル〕アミン2重量部の
代わりに、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エト
キシシラン4重量部を使用した以外は、実施例1と全く
同様にしてガラス用被覆組成物を調製し、実施例1にお
けると同様にしてガラスビンに塗布した。
比較例6及び7 実施例1において、イソシアネートプレポリマー3.4
重量部を、0.9重量部又は34重量部に変更した以外は、
全く同様にしてガラス用被覆組成物を調製し、実施例1
におけると同様にしてガラスビンに塗布した。
比較例8及び9 実施例1において、充填剤8重量部を2重量部又は24
重量部に変更した以外は、全く同様にしてガラス用被覆
組成物を調製し、実施例1におけると同様にしてガラス
ビンに塗布した。
これ等実施例1〜6及び比較例1〜9のガラス用被覆
組成物の組成を第1表にまとめた。また、これ等のガラ
ス用被覆組成物でガラスビンを被覆した際における評価
結果を第1表に示す。なお、表中、評価基準は次の通り
である。
ガラスビンに対する密着性: ◎…ゴバン目試験によりはがれが全くない。
○…ゴバン目試験によりはがれが全正方形面積の5%未
満。
×…ゴバン目試験によりはがれが全正方形面積の5%以
上。
塗膜乾燥性 ◎…粘着感が全くない。
○…粘着感が僅かにある。
×…粘着感がある。
指触によるソフト感 ◎…ソフト感を非常に有する。
○…ソフト感をかなり有する。
×…ソフト感を有しない。
フロスト調外観 ◎…市販エッチングによるフロストビンに外観が全く同
じ。
○…市販エッチングによるフロストビンに外観が殆んど
同じ。
×…市販エッチングによるフロストビンに外観を異にす
る。
〔発明の効果〕 本発明のガラス用被覆組成物は、上記の構成成分より
構成されるから、それを用いて1コートでガラス基材表
面に均一に塗布することができ、そして形成された被覆
膜は、外観上は艶消しガラスであるにもかかわらず、風
合いは、しっとりとしたソフト感触と温かみを示すとい
う特異な表面性状を有するものとなる。したがってま
た、落着いた外観を有するファッション的複合機能を有
するものになる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−107650(JP,A) 特開 昭56−83459(JP,A) 特開 昭55−58278(JP,A) 特開 平2−225344(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03C 17/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗膜形成成分が、(A)分子中に水酸基を
    含有するポリウレタン樹脂100重量部、及び(B)無機
    又は有機充填剤10〜50重量部よりなる樹脂バインダー成
    分と、(C)イソシアネートプレポリマー及び(D)下
    記一般式(I)で示されるシランカップリング剤よりな
    る硬化剤成分とよりなり、該イソシアネートプレポリマ
    ーの配合量が、イソシアネート基が成分(A)の水酸基
    に対し、当量比で0.8〜5.0となる量であり、かつ該シラ
    ンカップリング剤の配合量が成分(A)に対して1〜20
    重量%の範囲であることを特徴とするガラス用被覆組成
    物。 (式中、Rはメチル基又はエチル基を表わす。)
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