JP2889873B1 - 貯金箱 - Google Patents

Abstract

【要約】 【課題】 構造が簡単。コストが安い。 【解決手段】 貯金箱本体１と、４枚のスライドプレー
ト２、３、４、５と、透明カバー６とから構成されてい
る。この結果、構造が簡単であり、かつコストが安い。
特に、４枚のスライドプレート２、３、４、５をスライ
ドさせるのは貯金箱本体１を振る人力によるものである
から、アクションを行うための駆動源が不要である。デ
ザインとしては、貯金箱本体１及び４枚のスライドプレ
ート２、３、４、５及び透明カバー６の外形と、４枚の
スライドプレート２、３、４、５の意匠に係るものであ
るから、凝ったデザインが不要である。このために、構
造が簡単で、コストが安い。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コインを投入する
際に何等かのアクションが有り、コインの投入が楽しく
かつ面白く、しかも、インテリアやディスプレー機能を
も併せ持った貯金箱に係り、特に、構造が簡単で、かつ
コストが安い貯金箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】コインを投入する際に何等かのアクショ
ンが有り、コインの投入が楽しくかつ面白く、しかも、
インテリアやディスプレー機能をも併せ持った貯金箱
は、従来から種々多様にある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の貯金箱の多くは、アクションを行うための何等かの駆
動源を必要とするために、構造が複雑となったり、コス
トが高くなったりする。しかも、インテリアやディスプ
レー機能をも併せ持たせるためにデザインに凝り、結果
として、構造が複雑となったり、コストが高くなったり
する等の課題がある。

【０００４】本発明の目的は、構造が簡単で、かつコス
トが安い貯金箱を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、中空形状をなす貯金箱本体の内部には
コイン収納用の収納スペースが設けられており、その貯
金箱本体の外部には複数枚のスライドプレートスライド
用のスライドスペースが設けられており、かつその貯金
箱本体にはコイン投入用のスリットが、収納スペースと
スライドスペースとを連通するように、設けられてい
る。前記複数枚のスライドプレートにはコイン投入用の
スリットがそれぞれ設けられており、その複数枚のスラ
イドプレートには意匠がそれぞれ施されており、この複
数枚のスライドプレートは前記スライドスペースにそれ
ぞれスライドプレートの面方向にスライド可能に重ねら
れた状態でセットされている。前記透明カバーにはコイ
ン投入用のスリットが設けられており、この透明カバー
は前記貯金箱本体に、前記複数枚のスライドプレートを
覆い、かつこの透明カバーのスリットと前記貯金箱本体
のスリットとが対向するように、固定されている、こと
を特徴とする。

【０００６】この結果、本発明の貯金箱は、以上の如き
構成からなるので、透明カバーを上に向けてその透明カ
バーのスリットにコインをセットし、この状態で貯金箱
本体を水平方向に振ると、複数枚のスライドプレートが
スライドスペースにおいて面方向（水平方向）にそれぞ
れスライドし、その複数枚のスライドプレートの各スリ
ットが相互に合致しかつ貯金箱本体のスリット及び透明
カバーのスリットと合致したところで、透明カバーのス
リットにセットされたコインが自重で合致したスリット
群を通過して収納スペース中に落下して収納される。

【０００７】このように、本発明の貯金箱は、コインを
投入する際に、複数枚のスライドプレートをスライドさ
せるアクションが有るのでコインの投入が楽しくかつ面
白い。しかも、それぞれ意匠が施されかつ重ねられた複
数枚のスライドプレートが透明カバーを通して見ること
ができるので、インテリアやディスプレー機能をも併せ
持つこととなる。その上、本発明の貯金箱は、貯金箱本
体と、複数枚のスライドプレートと、透明カバーとから
構成されているものであるから、構造が簡単であり、か
つコストが安い。特に、複数枚のスライドプレートをス
ライドさせるのは貯金箱を振る人力によるものであるか
ら、アクションを行うための駆動源が不要である。ま
た、デザインとしては、貯金箱本体及び複数枚のスライ
ドプレート及び透明カバーの外形と、複数枚のスライド
プレートのそれぞれの意匠に係るものであるから、凝っ
たデザインが不要である。このために、本発明の貯金箱
は、構造が簡単で、コストが安い。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の貯金箱の一実施の
形態を添付図面を参照して説明する。この実施の形態に
おける本発明の貯金箱は、図１に示すように、中空形状
をなす貯金箱本体１と、複数枚この例では４枚のスライ
ドプレート２、３、４、５と、透明カバー６とを備え
る。

【０００９】上述の貯金箱本体１は、例えば黒色の不透
明な合成樹脂製からなり、金型成形上、図６に示す前側
の部分（前部）１Ｆと、後側の部分（後部）１Ｂとがそ
れぞれ２つに分割されて成形され、その前部１Ｆと後部
１Ｂとが一体に固定されてなるものである。この前部１
Ｆと後部１Ｂとの固定手段は、前部１Ｆの後側開口部の
縁に設けられた嵌合凹部１００と、後部１Ｂの前側開口
部の縁に設けられた嵌合凸部１０１との嵌合によるもの
である。なお、上述の前部１Ｆと後部１Ｂとの固定を確
固とするために、嵌合された嵌合凹部１００と嵌合凸部
１０１とが接着されたり、あるいは超音波溶着されたり
する場合がある。また、前部１Ｆと後部１Ｂとの誤組み
付け防止のために、前部１Ｆの後側開口部の縁には係合
凸部１０２が設けられ、一方後部１Ｂの前側開口部の縁
には係合凹部１０３が前記係合凸部１０２と対応して設
けられ、前部１Ｆの嵌合凹部１００と後部１Ｂの嵌合凸
部１０１とが嵌合される際に、係合凸部１０２と係合凹
部１０３とが係合して、前部１Ｆと後部１Ｂとの誤組み
付けが防止されることとなる。

【００１０】上述の貯金箱本体１は、図１乃至図６に示
すように、底部と前側斜上方部とが平面である中空状の
球形形状をなす。また、この貯金箱本体１の内部にはコ
インＣが収納されるためのスペース（収納スペース）１
１が設けられている。

【００１１】この貯金箱本体１の平面底部にはコイン取
り出し用の口（取り出し口）１２が設けられており、こ
の取り出し口１２には開閉蓋１３が開閉可能に取り付け
られている。すなわち、取り出し口１２の縁には２個の
凹部１２０が設けられており、一方、開閉蓋１３には２
個の係止フック１３０が前記凹部１２０に対応して設け
られている。この結果、取り出し口１２の凹部１２０に
開閉蓋１３の係止フック１３０を合せ、その開閉蓋１３
を取り出し口１２にセットして回転させることにより、
回転蓋１３の係止フック１３０が取り出し口１２の縁に
係止し、取り出し口１２が回転蓋１３により閉じられる
こととなる。また、回転蓋１３を回転して係止フック１
３０を凹部１２０に合せ、その回転蓋１３を取り出し口
１２から取り外すことにより、取り出し口１２が開けら
れることとなる。

【００１２】また、この貯金箱本体１の平面前側斜上方
部には、正面から見て正方形の凹部からなるスライドス
ペース１４が設けられている。このスライドスペース１
４は、貯金箱本体１の外部に設けられており、４枚のス
ライドプレート２、３、４、５が重ねられた状態でそれ
ぞれスライドプレート２、３、４、５の面方向にスライ
ドできる程度のスペースを有するものである。

【００１３】さらに、上述の貯金箱本体１にはコイン投
入用のスリット１５が、収納スペース１１とスライドス
ペース１４とを連通するように、設けられている。この
スリット１５は、−形（Ｉ字形）をなし、スライドスペ
ース１４の底部の中央に設けられている。

【００１４】上述の４枚のスライドプレート２、３、
４、５、は、例えば不透明な合成樹脂製からなり、図１
に示すように、貯金箱本体１側から透明カバー６側に行
くに従って徐々に小さくなる正方形の板形状をなす。ま
た、この４枚のスライドプレート２、３、４、５は、そ
れぞれ異なった色彩が施されている。例えば、第１スラ
イドプレート２はグリーン、第２スライドプレート３は
レッド、第３スライドプレート４はブルー、第４スライ
ドプレート５はイエローがそれぞれ施されている。さら
に、この４枚のスライドプレート２、３、４、５にはコ
イン投入用のスリット２０、３０、４０、５０がそれぞ
れ設けられている。第１スライドプレート２には−形
（Ｉ字形）のスリット２０が中央よりやや下方の箇所に
設けられており、第２スライドプレート３には−形（Ｉ
字形）のスリット３０が中央よりやや上方の箇所に設け
られており、第３スライドプレート４には−形（Ｉ字
形）のスリット４０がほぼ中央の箇所に設けられてお
り、第４スライドプレート５には＋形（Ｘ字形）のスリ
ット５０が中央の箇所に設けられている。この４枚のス
ライドプレート２、３、４、５は、図２及び図４に示す
ように、スライドスペース１４にそれぞれスライドプレ
ート２、３、４、５の面方向にスライド可能に重ねられ
た状態でセットされている。

【００１５】上述の透明カバー６は、例えば透明な合成
樹脂製からなり、図４及び図７に示すように、正方形の
板形状をなす。この透明カバー６の中央には−形（Ｉ字
形）コイン投入用のスリット６０が設けられている。ま
た、この透明カバー６の後面側には、図９に示すよう
に、スリット６０にセットされたコインＣを保持するた
めのホルダ６１が一体に設けられている。この透明カバ
ー６は前記貯金箱本体１に、４枚のスライドプレート
２、３、４、５を覆い、かつ透明カバー６のスリット６
０と前記貯金箱本体１のスリット１５とが対向するよう
に、固定されている。すなわち、この透明カバー６は前
記スライドスペース１４の正方形の開口部の縁に嵌合若
しくは接着若しくは超音波溶着等により固定されてい
る。そして、この透明カバー６の前面と貯金箱本体１の
前側斜上方部の平面とは面一となる。また、貯金箱本体
１透明カバー６との誤組み付け防止のために、スライド
スペース１４の開口部の対角にある角部に係合凹部１６
が設けられ、一方透明カバー６の下面の対角にある角部
に係合凸部６２が前記係合凹部１６と対応して設けら
れ、貯金箱本体１に透明カバー６を固定する際に、係合
凹部１６と係合凸部６２とが係合して、貯金箱本体１と
透明カバー６との誤組み付けが防止されることとなる。

【００１６】この実施の形態における本発明の貯金箱は
以上の如き構成からなり、以下、その使用例について説
明する。まず、本発明の貯金箱を手で持って、図９に示
すように、透明カバー６を上に向けてその透明カバー６
のスリット６０にコインＣをセットする。このとき、コ
インＣは透明カバー６のホルダ６１により垂直状態に保
持されている。また、透明カバー６のスリット６０と４
枚のスライドプレート２、３、４、５のスリット２０、
３０、４０、５０とが合致していないので、コインＣは
収納スペース１１中に収納されない。

【００１７】次に、上述の状態で貯金箱本体１を水平方
向に振る。すると、４枚のスライドプレート２、３、
４、５がスライドスペース１４においてスライドプレー
ト２、３、４、５の面方向（水平方向）にそれぞれスラ
イドする。

【００１８】そして、図１０に示すように、その４枚の
スライドプレート２、３、４、５の各スリット２０、３
０、４０、５０が相互に合致しかつ貯金箱本体のスリッ
ト１５及び透明カバー６のスリット６０と合致したとこ
ろで、透明カバー６のスリット６０にセットされたコイ
ンＣが自重で合致したスリット群６０、５０、４０、３
０、２０、１５を通過して収納スペース１１中に落下し
て収納される。なお、収納スペース１１中に収納された
コインＣは、開閉蓋１３を開けることにより、収納スペ
ース１１から取り出し口１２を経て取り出すことができ
る。

【００１９】このように、この実施の形態における本発
明の貯金箱は、コインＣを投入する際に、４枚のスライ
ドプレート２、３、４、５をスライドさせるアクション
が有るのでコインＣの投入が楽しくかつ面白い。しか
も、それぞれ意匠（それぞれ色の異なった正方形板形状
の意匠）が施されかつ重ねられた４枚のスライドプレー
ト２、３、４、５が透明カバー６を通して見ることがで
きるので、インテリアやディスプレー機能をも併せ持つ
こととなる。

【００２０】そして、本発明の貯金箱は、貯金箱本体１
と、４枚のスライドプレート２、３、４、５と、透明カ
バー６とから構成されているものであるから、構造が簡
単であり、かつコストが安い。特に、４枚のスライドプ
レート２、３、４、５をスライドさせるのは貯金箱を振
る人力によるものであるから、アクションを行うための
駆動源が不要である。また、デザインとしては、貯金箱
本体１及び４枚のスライドプレート２、３、４、５及び
透明カバー６の外形と、４枚のスライドプレート２、
３、４、５のそれぞれの意匠に係るものであるから、凝
ったデザインが不要である。このために、本発明の貯金
箱は、構造が簡単で、コストが安い。

【００２１】なお、上述の実施の形態における貯金箱本
体１は、底部と前側斜上方部とが平面である中空状の球
形形状をなすものであるが、１角部が平面である中空状
の正六面体、若しくはその他の形状であっても良い。か
つ、貯金箱本体１には取り出し口１２及び開閉蓋１３を
設けたが、必ずしも設ける必要はない。そのうえ、スラ
イドスペース１４の正面から見た形状は正方形をなす
が、その他の形状であっても良い。

【００２２】また、スライドプレート２、３、４、５は
４枚揃えたが、枚数は特に限定しない。かつ、スライド
プレート２、３、４、５は正方形板形状をなすが、形状
は特に限定しない。しかも、スリット２０、３０、４
０、５０の形状は−形（Ｉ字形）、＋形（Ｘ字形）以外
に、Ｌ字形を使用しても良い。その上、スライドプレー
ト２、３、４、５は透明なものから構成して、各スリッ
ト１５、２０、３０、４０、５０、６０が合致する状況
を目で見えるように構成しても良い。また、スライドプ
レート２、３、４、５の大きさ順に重ねているが、重ね
る順序は特に限定しない。

【００２３】さらに、透明カバー６にホルダ６１を設け
たものであるが、指等でコインＣを保持するのであれ
ば、ホルダ６１を設ける必要がない。

【００２４】

【発明の効果】
以上から明らかなように、本発明の貯
金箱は、貯金箱本体と、複数枚のスライドプレートと、
透明カバーとから構成されているものであるから、構造
が簡単であり、かつコストが安い。特に、複数枚のスラ
イドプレートをスライドさせるのは貯金箱を振る人力に
よるものであるから、アクションを行うための駆動源が
不要である。また、デザインとしては、貯金箱本体及び
複数枚のスライドプレート及び透明カバーの外形と、複
数枚のスライドプレートのそれぞれの意匠に係るもので
あるから、凝ったデザインが不要である。このために、
本発明の貯金箱は、構造が簡単で、コストが安い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の貯金箱の一実施の形態を示した分解図
である。

【図２】同じく、組み付けた状態の正面図である。

【図３】同じく、組み付けた状態の左側面図である。

【図４】図２におけるＩＶ−ＩＶ線断面図である。

【図５】図１におけるＶ−Ｖ線断面図に相当する貯金箱
本体後部の一部破断左側面図である。

【図６】図１におけるＶＩ−ＶＩ線断面図に相当する貯
金箱本体前部の一部破断左側面図である。

【図７】図１におけるＶＩＩ矢視図に相当する透明カバ
ーの側面図である。

【図８】図１におけるＶＩＩＩ矢視図に相当する開閉蓋
の側面図である。

【図９】コインを透明カバーのスリットにセットした状
態の一部断面図である。

【図１０】同じく、各スリットが合致して透明カバーの
スリットにセットされたコインが収納スペース中に落下
収納された状態の一部断面図である。

【符号の説明】

１…貯金箱本体、１Ｆ…前部、１Ｂ…後部、１１…収納
スペース、１２…取り出し口、１３…開閉蓋、１４…ス
ライドスペース、１５…スリット、２、３、４、５…ス
ライドプレート、２０、３０、４０、５０…スリット、
６…透明カバー、６０…スリット、６１…ホルダ。

Claims (9)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中空形状をなす貯金箱本体と、複数枚の
   スライドプレートと、透明カバーとを備えた貯金箱であ
   って、 前記貯金箱本体の内部にはコイン収納用の収納スペース
   が設けられており、前記貯金箱本体の外部には前記スラ
   イドプレートスライド用のスライドスペースが設けられ
   ており、前記貯金箱本体にはコイン投入用のスリット
   が、前記収納スペースと前記スライドスペースとを連通
   するように、設けられており、 前記複数枚のスライドプレートにはコイン投入用のスリ
   ットがそれぞれ設けられており、かつ前記複数枚のスラ
   イドプレートには意匠がそれぞれ施されており、前記複
   数枚のスライドプレートは前記スライドスペースにそれ
   ぞれスライドプレートの面方向にスライド可能に重ねら
   れた状態でセットされており、 前記透明カバーにはコイン投入用のスリットが設けられ
   ており、前記透明カバーは前記貯金箱本体に、前記複数
   枚のスライドプレートを覆い、かつ前記透明カバーのス
   リットと前記貯金箱本体のスリットとが対向するよう
   に、固定されており、 前記複数枚のスライドプレートを前記スライドスペース
   において面方向にそれぞれスライドさせて、前記複数枚
   のスライドプレートの各スリットが相互に合致しかつ前
   記貯金箱本体のスリット及び前記透明カバーのスリット
   と合致することにより、前記透明カバーのスリットにセ
   ットされたコインが自重で合致した前記スリット群を通
   過して前記収納スペース中に落下収納される、 ことを特徴とする貯金箱。
2. 【請求項２】 前記貯金箱本体にはコイン取り出し用の
   口が設けられており、前記取り出し口には開閉蓋が開閉
   可能に取り付けられている、ことを特徴とする請求項１
   に記載の貯金箱。
3. 【請求項３】 前記スライドスペースは、前記貯金箱本
   体の前側斜上方部に設けられており、正面から見て正方
   形の凹部からなる、ことを特徴とする請求項１に記載の
   貯金箱。
4. 【請求項４】 前記貯金箱本体は底部と前側斜上方部と
   が平面である中空状の球形形状をなし、前記底部にはコ
   イン取り出し用の口が設けられており、前記取り出し口
   には開閉蓋が開閉可能に取り付けられており、前記前側
   斜上方部には正面から見て正方形の凹部からなる前記ス
   ライドスペースが設けられており、前記スライドスペー
   スの底部には前記スリットが設けられている、ことを特
   徴とする請求項１に記載の貯金箱。
5. 【請求項５】 前記複数枚のスライドプレートは、前記
   貯金箱本体側から前記透明カバー側に行くに従って徐々
   に小さくなる正方形の板形状をなす、ことを特徴とする
   請求項１に記載の貯金箱。
6. 【請求項６】 前記複数枚のスライドプレートは、それ
   ぞれ異なった色彩が施されている、ことを特徴とする請
   求項１に記載の貯金箱。
7. 【請求項７】 前記透明カバーにはスリットにセットさ
   れたコインを保持するためのホルダが一体に設けられて
   いる、ことを特徴とする請求項１に記載の貯金箱。
8. 【請求項８】 正方形の板形状をなす前記透明カバー
   は、正面から見て正方形の凹部からなる前記スライドス
   ペースの正方形の開口部の縁に固定されている、ことを
   特徴とする請求項１に記載の貯金箱。
9. 【請求項９】 前記貯金箱本体のスリット及び前記透明
   カバーのスリットは−形（Ｉ字形）をなし、前記複数枚
   のスライドプレートのスリットは、−形（Ｉ字形）、＋
   形（Ｘ字形）、Ｌ字形の中から任意に組み合わせてな
   る、ことを特徴とする請求項１に記載の貯金箱。