JP2888865B2 - 配電線の電力積算装置及び分電盤 - Google Patents

配電線の電力積算装置及び分電盤

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JP2888865B2 JP1148989A JP14898989A JP2888865B2 JP 2888865 B2 JP2888865 B2 JP 2888865B2 JP 1148989 A JP1148989 A JP 1148989A JP 14898989 A JP14898989 A JP 14898989A JP 2888865 B2 JP2888865 B2 JP 2888865B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、配電線の電力積算装置及び分電盤に関す
る。
〔従来の技術〕
この種の配電線は、一般に主幹開閉器を介在させた主
回路から分岐開閉器を介在させた複数の分岐回路を接続
して電力供給がなされ、この配電線により供給する電力
の積算を行う場合には、主回路に流れる電流を直接また
は変流器を介して積算電力計に入力し、この積算電力計
により印加電圧との電力積算演算を行っている。
この配電線の電力積算装置にあって、例えば共同店舗
や雑居ビル等のように電力使用者が複数ある場合には、
電力料金の支払い関係から各使用者について個々に積算
電力計測を行う必要があり、上記の主回路電流の計測を
行う積算電力装置では各々の計測を行うことができない
ため、各々の使用者に対して主回路を含めた独立の配電
線が必要となっていた。
この場合には、一般に、例えば第8図の如く、主幹開
閉器51を共通にし、主幹開閉器51の負荷側から各々独立
した積算電力計52へ回り配線53して個々の主回路54を構
成し、各々の主回路54より分岐開閉器55を介在させた分
岐回路56へと接続される構成となる。
一方では、上記の配電線の電力積算装置を適用する分
電盤として、箱体に、外部引込電線を接続する主幹開閉
器と、この主幹開閉器の負荷側に電気的接続した積算電
力計と、この積算電力計に接続された主幹開閉器の下方
に垂下されるメインバーと、このメインバーの両側に位
置してメインバーに電気的接続した外部引出電線を接続
する複数の分岐開閉器とを収納して構成される。
このものにあっても、上述の如く、各使用者について
個々に積算電力計測を行う場合には、第8図のものに於
いて、メインバー57及び分岐開閉器55の各ブロック58を
各使用者毎に個々に独立させて装備されることとなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した配電線の電力積算装置にあっ
ては、積算電力計52への回り配線53が都度必要となり、
さらに積算電力計52の負荷側の回路はその使用者に対し
て独立した分岐回路56となるため、一の使用者の分岐回
路56を他の使用者の分岐回路56へと転用することは積算
電力計の接続関係から行えないもので、後日電力使用状
況や電力使用形態等に応じて必要になされる分岐回路56
の転用が行えず、各々の分岐回路56は個々の使用者に対
して固定化されたものとなっていた。
さらに、上述した分電盤にはあっても同様に、各々の
ブロック58は個々の使用者に対して固定化されたものと
なるので、後日電力使用状況や電力使用形態等に応じて
必要になされる分岐回路56の転用が行えず、具体的な実
用面では、不必要な一の使用者の分岐開閉器55を他の使
用者の分岐開閉器55として転用することができないこと
から、予め余裕のもった分岐開閉器の装備を設計施工上
余儀なくされ、分電盤が大型化する傾向にあった。
本発明は上記事由に鑑みてなしたもので、その目的と
するところは、個々の使用者の電力積算計測が可能で且
つ必要に応じて対応される分岐回路の転用が簡単に行な
える融通性のある配電線の電力積算装置の提供にある。
また、個々の使用者の電力積算計測が可能で且つ必要
に応じて行われる分岐開閉器の転用が簡単に可能な融通
性があると共に適度な大きさに出来る分電盤の提供にあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
かかる課題を解決するために、請求項(1)記載の配
電線の電力積算装置は、各分岐回路に該分岐回路を一次
巻線とする変流器を各々介在し、この複数の変流器の二
次巻線を出力加算するよう各々並列接続して変流器の電
流出力の和を取出し、この電流出力和を主回路の電圧を
入力して電力積算演算する積算電力計に入力したもので
ある。
さらに、請求項(2)記載の配電線の電力積算装置
は、分岐開閉器に直列に電気的接続した電流検出器と、
この電流検出器の電流出力の和を入力すると共に主幹開
閉器の印加電圧を入力して電力積算演算する積算電力計
とを箱体に収納したものである。
しかも、請求項(3)記載の分電盤は、請求項(2)
のものに、電流検出器の外郭を、分岐開閉器と置換可能
な略同一の外郭としたものである。
〔作 用〕
上述の請求項(1)記載の配電線の電力積算装置によ
れば、分岐回路に該分岐回路を一次巻線とする変流器を
各々介在し、この複数の変流器の二次巻線を出力加算す
るよう各々並列接続して変流器の電流出力の和を取出
し、この電流出力和がその分岐回路群の供給電流を示す
ため、変流器の接続対応により分岐回路の個々の積算電
力計測が行えることとなり、配電線の大幅な変更を伴う
ことなく必要に応じて行われる分岐回路の転用が可能と
なる。また、変流器の二次巻線の並列接続でよいので、
積算電力計への接続を簡素化できると共に電力積算演算
の必要な分岐回路に対する変流器への接続も簡単にな
る。
請求項(2)記載の分電盤によれば、予め収納された
主幹開閉器、メインバー、分岐開閉器等の分電盤収納機
器の大幅な変更を伴うことなく、単なる電流検出器への
接続変更に対応して各分岐回路群に於ける積算電力計測
の対応が図れることとなり、融通性のある分電盤と出来
る。
請求項(3)記載の分電盤によれば、請求項(2)の
ものに加え、分岐開閉器の取付スペースに電流検出器を
装備できるので、電流検出器の分岐開閉器との併設によ
り両者の接続が簡素化し、併せて分岐開閉器と関係づけ
て取付場所を任意に設定でき、分電盤内のスペースの有
効活用及び分電盤の設計施工を簡単に出来る。
〔実施例〕
以下、本発明を一実施例として掲げた図面第1図乃至
第3図に基づき説明する。
この一実施例は配電線の電力積算装置を示し、電源に
接続される単相三線式配線でなる主回路1に、過電流保
護用或いは漏電保護用の回路遮断器或いはヒューズ付開
閉器等の主幹開閉器2を介在させ、この主幹開閉器2の
負荷側の主回路1に負荷に接続される分岐回路3を複数
分岐接続している。
この分岐接続は、主回路1の活線1a、1bに各々の分岐
回路3を接続し、この各々の分岐回路3に対応させて主
回路1の中性線1cから複数の分岐線4を導き、分岐回路
3とで負荷に電源供給を行うようになっている。
したがって、負荷への供給電圧は、主回路1の活線1
a、1b及び中性線1c間の単相三線式配線の印加電圧とな
る。
この各分岐回路3には、過電流保護用回路遮断器或い
はヒューズ付開閉器等の分岐開閉器5及び分岐回路3を
一次巻線6aとする変流器より成る電流検出器6を各々介
在させている。
しかして、この分岐回路3は、各使用者に対応して複
数の群A、B、…に区分けされ、分岐回路3群毎に各使
用者に対応する電力積算計7が装備される。
この各電力積算計7には、主幹開閉器2の負荷側主回
路1に接続した電圧線8が各々接続され、活線1a、1b及
び中性線1c間の電圧を各電力積算計7に入力している。
また、分岐回路3群の各電流検出器6の電流出力を各
活線1a、1b毎に和を取出し、この電流出力和を電力積算
計7に入力している。
実施例では、この電流検出器6は変流器である関係か
ら、第2図の如く、変流器の二次巻線6bを互いに出力方
向を一致させて出力加算するよう並列接続し、この並列
接続した二次出力を電力積算計7に入力している。
したがって、各電流検出器6の電流出力の和とは、各
分岐回路3に流れる電流のベクトル和となる。
しかして、電力積算計7では、入力された活線1a、1b
及び中性線1c間の電圧と、入力された分岐回路3群の各
活線1a、1b毎の各電流検出器6の電流出力和とから、電
力積算演算を行う。
尚、電力積算計7は、第3図に示す原理回路図のよう
に、入力された活線1a、1b及び中性線1c間の電圧と活線
1a、1bに流れる各電流とを電力積算装置7aに入力し、こ
の入力した電圧と電流とから電力積算装置7aにて電力演
算すると共に演算値を積算し、この電力積算装置7aで算
出した積算電力量を表示装置7bにて外部表示すると共に
パルス発振装置7cにて外部信号を送出するものである。
本発明にあっては、この第3図の電力積算の原理回路
で示す活線1a、1bに流れる各電流を、分岐回路3群に介
在した電流検出器6の電流出力の和としている。
これにより、加算する電流検出器6の選択に応じて必
要な分岐回路3の積算電力を算出できるものとなり、電
流検出器6の接続対応により主回路1及び分岐回路3の
大幅な変更を伴うことなく、一使用者の分岐回路3を他
の使用者の分岐回路3へと変更が可能となる。
また、電流検出器6を変流器とし、変流器の二次巻線
6bを並列接続して出力和を取るので、積算電力計7への
接続線を簡素化でき、且つ電力積算演算したい分岐回路
3に対する電流検出器6への接続も並列接続となって簡
単となる。
さらに、上述した配電線の電力積算装置を用いた分電
盤の一実施例を、第4図及び第5図に基づき、上述と同
一符号を付して説明する。
この分電盤は、左箱体9と右上箱体10と右下箱体11と
で分電盤の箱体12を構成し、右上箱体10に電力積算計7
を扉10aに固着して装備し計器収納用とすると共に、右
下箱体11を制御用機器或いは非常電源用機器収納用とし
ている。
この箱体12は、左箱体9と右上箱体10と右下箱体11と
を相互に連結し、左箱体9と右上箱体10との間に電線挿
通孔13aを設けた連結部材13を装着している。
さらに、左箱体9には、箱体9に固着された左右フレ
ーム14に複数の機器取付板15を固着し、この上部の機器
取付板15に外部引込電線を接続する主幹開閉器2を固定
すると共に、この主幹開閉器2から3本のメインバー16
を垂下させ、中性線1cになるメインバー16の1本に電気
的接続したニュートラルスイッチ17を複数下部の機器取
付板15に固定している。
しかして、この主幹開閉器2及びメインバー16にて分
電盤内での主回路1が構成される。
また、3本のメインバー16の両側に位置して中央の機
器取付板15に分岐機器取付板18を固着し、この分岐機器
取付板18に分岐開閉器5及び電流検出器6を交互に上下
方向に連設して固定されている。
この分岐機器取付板18には、一端に引掛片18aを、他
端に引掛バネ片18bを上下方向に同一間隔にて複数設
け、この相互に対向する引掛片18a及び引掛バネ片18bに
て分岐開閉器5及び電流検出器6を引掛け固定する。
また、分岐開閉器5及び電流検出器6は、分岐開閉器
5の上下方向の幅寸法L1と電流検出器5の上下方向の幅
寸法L2とを互いに整数倍対応させ、また、分岐開閉器5
の上下面5aと電流検出器6の上下面6cとを分岐開閉器5
のハンドル操作部5bを除いて略同一形状とすると共に、
分岐開閉器5及び電流検出器6の左右側面に分岐機器取
付板18の引掛片18a及び引掛バネ片18bへの引掛穴5c、6d
を各々形成している。
この分岐開閉器5及び電流検出器6の電気的接続は、
活線1a、1bとなるメインバー16の一本に分岐バー19を電
気的接続してこの分岐バー19を分岐開閉器5の電源端子
5dに接続し、分岐開閉器5の負荷端子5eに連結バー20を
接続してこの連結バー20を電流検出器6の一次電源端子
6eに接続し、この電流検出器6の一次負荷端子6fに外部
引出電線を接続して、分電盤内での分岐回路3を構成し
ている。
また、活線1a、1bとなるメインバー16には、所定の間
隔でネジ孔16aが形成されて分岐バー19を所望の位置で
接続ネジ21により接続可能とし、分岐開閉器5及び電流
検出器6の任意な分岐機器取付板18への取付けに対応し
て電気的接続ができるようになっている。
この分岐回路3は、上述の一実施例と同様に、各々の
分岐回路3に対応させて主回路1の中性線1cに接続した
ニュートラルスイッチ17に外部引出電線を各々接続し、
分岐回路3とで負荷に電源供給される。
しかして、この分岐回路3、すなわち分岐開閉器5及
び電流検出器6は、各使用者に対応して複数の群に区分
けされ、区分けされた分岐回路3の電流検出器6の二次
出力端子6gは、上述の一実施例と同様に、活線1a、1b毎
に電線により並列接続されて電線挿通孔13aを介して電
力積算計7に接続されると共に、主幹開閉器2の負荷側
に電気的接続された端子台22を上部の機器取付板15に装
着し、この端子台22より個々の電力積算計7に主回路1
の電圧を入力している。
この個々の電力積算計7は、入力電圧及び電流検出器
6の電流出力の和に基づき電力積算を行い電力積算表示
を行う。
この電力積算表示は、電力積算計7に接続された電流
検出器6を介在する分岐回路3の電力積算表示となる。
この左箱体9は、分岐開閉器5のハンドル操作部5b及
び主幹開閉器2のハンドル操作部2aを窓孔9aより突出さ
せて扉9bにより機器を収納する。
しかして、一使用者の分岐開閉器5を他の使用者の分
岐開閉器5として、すなわち一使用者の分岐回路3を他
の使用者の分岐回路3として転用する場合には、その分
岐回路に介在する電流検出器6の二次出力端子6gを一使
用者の電力積算計7から他の使用者の電力積算計7へと
接続変更することで可能となる。
したがって、予め設置された主幹開閉器2、メインバ
ー16、分岐開閉器5、電流検出器6等の分電盤収納機器
の大幅な変更を伴うことなく、単なる電流検出器6への
接続変更に対応して各分岐回路3群に於ける積算電力計
測の対応が図れることとなり、融通性のある分電盤と出
来、もって予め余裕のもった分岐開閉器5及び電流検出
器6、すなわち分岐回路3の装備を設計施工上必要とせ
ず適度な大きさの分電盤にできるものである。
また、電流検出器6は、分岐開閉器5の上下方向の幅
寸法と互いに整数倍対応させ、分岐開閉器5の上下面5a
と略同一形状若くは小さめの形状とし、分岐開閉器5の
取付手段を略同一として、分岐開閉器5と置換可能な略
同一の外郭としているので、分岐開閉器5の取付スペー
スに電流検出器を装備できることから、電流検出器6を
分岐開閉器5に併設すると両者の接続が簡素化し、併せ
て分岐開閉器5と関係づけて取付場所を任意に設定で
き、分電盤内のスペースの有効活用及び分電盤の設計施
工を簡単に出来るものである。
さらに、一実施例では活線1a、1b及び中性線1c間の電
圧を負荷に供給する配電線の電力積算装置を示したが、
活線1a、1b間の電圧を負荷に供給する構成を、異なる実
施例として掲げた第6図に基づき、一実施例と同一符号
を付して説明する。
すなわち、負荷への電源供給は、活線1a、1bに2極型
の分岐開閉器5を接続し、この分岐開閉器5に2台の電
流検出器6を介して負荷へと電源供給を行う。
この2台の電流検出器6の二次巻線6bは、異なる電流
検出器6の二次巻線6bと、各々活線1a、1b毎に並列接続
して電力積算計7に入力することにより、その電力積算
を行うこととなる。
しかも、この第6図で示す配電線の電力積算装置を用
いた第4図及び第5図で示す分電盤に適用する構成を、
異なる実施例として掲げた第7図に基づき説明すると、
分岐開閉器5は操作ハンドル5fが連結された2極型のも
のとなりその外郭は電流検出器6と同一の上下方向の幅
寸法L2となり、この分岐開閉器5を挟んで上下に電流検
出器6が装備されることとなる。
この分岐開閉器5に接続される分岐レバー19は、一方
が活線1aのメインバー16へ、他方が活線1bのメインバー
16へ接続されることとなる。
各実施例では、分岐開閉器5とは独立して別個に電流
検出器6を分岐回路3に装備したが、勿論分岐開閉器5
に電流検出器6を内蔵してもよい。また、必要に応じて
分岐開閉器5を過電流保護用遮断器としたときにその遮
断電流検出を行う電流検出器と共通使用することも可能
である。
また、各実施例では、電流検出器6の出力和を活線1
a、1b毎に分離して電力積算計7に入力したが、活線1
a、1b毎に分離することなく両者のベクトル和を算出し
て電力積算計7に入力することも可能である。
〔発明の効果〕
本発明の請求項(1)記載の配電線の電力積算装置
は、各分岐回路に該分岐回路を一次巻線とする変流器を
各々介在し、この複数の変流器の二次巻線を出力加算す
るよう各々並列接続して変流器の電流出力の和を取出
し、この電流出力和を主回路の電圧を入力して電力積算
演算する積算電力計に入力したので、分岐回路に各々装
備した変流器の電流出力の和がその分岐回路群の供給電
圧を示すため、変流器の接続対応により分岐回路の個々
の積算電力計測が行えることとなり、配電線の大幅な変
更を伴うことなく必要に応じて行われる分岐回路の転用
が可能となり、融通性のあるものと出来る。また、変流
器の二次巻線の並列接続でよいので、積算電力計への接
続を簡素化できると共に電力積算演算の必要な分岐回路
に対する変流器への接続も簡単に行えるものである。
請求項(2)記載の分電盤は、分岐開閉器に直列に電
気的接続した電流検出器と、この電流検出器の電流出力
の和を入力すると共に主幹開閉器の印加電圧を入力して
電力積算演算する積算電力計とを箱体に収納したので、
予め収納された主幹開閉器、メインバー、分岐開閉器等
の分電盤収納機器の大幅な変更を伴うことなく、単なる
電流検出器への接続変更に対応して各分岐回路群に於け
る積算電力計測の対応がはかれることとなり、融通性の
ある分電盤と出来て、予め余裕をもった分岐開閉器及び
電流検出器、すなわち分岐回路の装備を設計施工上必要
とせず適度な大きさにできるものである。
請求項(3)記載の分電盤は、電流検出器の外郭を、
分岐開閉器と置換可能な略同一の外郭としたので、請求
項(2)のものに加え、分岐開閉器の取付スペースに電
流検出器を装備でき、電流検出器の分岐開閉器との併設
により両者の接続が簡素化し、併せて分岐開閉器と関係
づけて取付場所を任意に設定でき、分電盤内のスペース
の有効活用及び分電盤の設計施工を簡単に出来るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の配電線の電力積算装置の一実施例を
示す回路図、 第2図は、第1図の要部回路図、 第3図は、第1図の電力積算原理を示す回路図、 第4図は、第1図に示す配電線の電力積算装置を用いた
分電盤の一実施例を示す正面図、 第5図は、第4図の要部斜視図、 第6図は、本発明の配電線の電力積算装置の他の実施例
を示す回路図、 第7図は、本発明の分電盤の他の実施例を示す要部斜視
図、 第8図は、従来の回路図である。 1……主回路、1a,1b……活線、1c……中性線、2……
主幹開閉器、3……分岐回路、5……分岐開閉器、6…
…電流検出器、6a……一次巻線、6b……二次巻線、7…
…電力積算計、12……箱体、16……メインバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西崎 久雄 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−76534(JP,A) 実開 昭58−145007(JP,U) 実開 昭63−198315(JP,U) 特公 昭49−6128(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 11/00 H02B 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主幹開閉器を介在させた主回路と、この主
    回路から分岐した分岐開閉器を介在させた複数の分岐回
    路とで構成する配電線に於いて、前記各分岐回路に該分
    岐回路を一次巻線とする変流器を各々介在し、この複数
    の変流器の二次巻線を出力加算するよう各々並列接続し
    て変流器の電流出力の和を取出し、この電流出力和を主
    回路の電圧を入力して電力積算演算する積算電力計に入
    力したことを特徴とする配電線の電力積算装置。
  2. 【請求項2】箱体に、外部引込電線を接続する主幹開閉
    器と、この主幹開閉器から垂下させたメインバーと、こ
    のメインバーの両側に位置してメインバーに電気的接続
    した外部引出電線を接続する複数の分岐開閉器とを収納
    する分電盤に於いて、前記分岐開閉器に直列に電気的接
    続した電流検出器と、この電流検出器の電流出力の和を
    入力すると共に前記主幹開閉器の印加電圧を入力して電
    力積算演算する積算電力計とを前記箱体に収納したこと
    を特徴とする分電盤。
  3. 【請求項3】電流検出器の外郭を、分岐開閉器と置換可
    能な略同一の外郭としたことを特徴とする請求項(2)
    の分電盤。
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JP6516548B2 (ja) * 2015-04-27 2019-05-22 日東工業株式会社 開閉器の電流測定システム

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