JP4588275B2 - サブラックヘッドエンドシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラック内に収容されて1つのシステムを構成するサブラックを用いて構成した共同受信システム用のサブラックヘッドエンドシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーブルLAN対応の共同受信システム用ヘッドエンド装置では、インターネット用センターモデムと、ヘッドエンド装置のラック内に収容されている下り信号を処理する下りサブラック、上り信号を処理する上りサブラックとの間で、下りデータ、上りデータを伝送する上り下りデータ伝送システムが必要である。
【0003】
従来、この伝送システムは、屋内配線に使用している分岐器や分配器を、ヘッドエンド装置のラックの裏側等に配置し、これらを適宜同軸ケーブルで接続することによって、構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような伝送システムでは、分岐器や分配器等を、ヘッドエンド装置のラックの裏面空間に固定することが行いづらく、作業に手間がかかっていた。また、分岐器や分配器等への配線が煩雑になり、この伝送システムの構成を変更する必要が生じたような場合、その変更を容易に行うことができなかった。例えば、ヘッドエンド装置の内蔵用のシャーシに、多くの分岐器や分配器を組み込んだ機器を使用することも考えられる。しかし、この機器を使用した場合、組み込まれている分岐器や分配器の一部を他のものに交換することが不可能であり、伝送システムの構成を変更する場合には、この分岐器や分配器が組み込まれた機器を、他の機器に交換する必要がある。従って、共同受信システム全体を停止させた大がかりな作業となる。また、上記いずれの場合でも、分岐器や分配器の一部のものが不良となった場合にも、同様な問題が生じる。
【0005】
本発明は、ケーブルLAN等の信号伝送システムを、容易に設置することができるように構成したサブラックを使用したサブラックヘッドエンドシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によるサブラックヘッドエンド装置では、ケーブルLAN対応のヘッドエンド用の機器が収容されているラック内にサブラックが設けられている。このサブラックに、上りデータ用の複数の電子機器ユニットと、下りデータ用の複数の電子機器ユニットとが、着脱自在に設けられている。これら電子機器ユニットは、上り下りデータ伝送用のものであり、具体的には上り用として混合ユニット、または混合ユニットと分岐または分配ユニットを使用し、下り用として分岐または分配ユニット、または分岐または分配ユニットと混合ユニットとを使用する。このサブラックは、ヘッドエンド用機器のうち上りデータ用機器及び下りデータ用機器に接続されている。上記各ユニットは、奥行きと高さ寸法とが同一で、幅寸法が予め定めた値の整数倍(整数は1を含む)であり、前記奥行き方向の一端部に位置決め係合部を有し、前記奥行き方向の他端部側に被結合部を有している。これら電子機器ユニットが上面に配置される基台が設けられている。前記基台の奥行き寸法が、前記各ユニットの奥行き寸法にほぼ等しく選択されている。この基台の前記奥行き方向の一端部に複数の係止部が設けられている。この係止部は、前記位置決め係合部を係止する。前記基台の前記奥行き方向の他端部に複数の結合部が設けられている。これら結合部には、前記被結合部が結合具を介して結合される。隣接する前記各係止部の間隔は、前記予め定めた値に選択され、隣接する前記各結合部の間隔も、前記予め定めた値に選択されている。
【0007】
このサブラックヘッドエンド装置には、着脱自在に下りデータ用の電子機器ユニット、上りデータ用電子機器ユニットが取り付けられる。従って、所望の上り及び下りデータ伝送システムを容易に構成することができるし、また、ユニットを交換することによって、このサブラックヘッドエンド装置が接続される機器の変更にも容易に対応することができる。また、サブラックに各ユニットを取り付けたものであるので、ヘッドエンド装置のラックの裏側の空間に、屋内配線用の分岐器や分配器等を配置する必要がなく、これら機器を配線するような作業も不要になる。また、これらユニットの位置決め係合部を基台の係止部に係合させ、ユニットの被結合部を基台の結合部に結合具を介して結合することによって基台上に取り付けられている。従って、着脱が容易である。しかも、各ユニットの幅寸法の基準となる予め定めた値と同じ値を持つように、係止部の間隔、結合部の間隔がそれぞれ設定されているので、種々の幅寸法を持つユニットを容易に着脱することができる。
【0008】
上記のサブラックヘッドエンド装置において、基台の奥行き方向の一端部の前方にパネルを配置することができる。このように構成したサブラックでは、パネル側にユニットの位置決め係合部に対応する係止部が位置し、パネルから離れた側に結合部が位置している。従って、パネル側とは反対側からユニットの位置決め係合部が設けられている側を、パネル側に向かって移動させて、位置決め係合部を係止部に係止させて、その後に被結合部を結合部に結合させれば、取付が終了するので、ユニットの取付のために、パネルをわざわざ取り外す必要性がない。また、ユニットの入力、出力端子を被結合部が設けられている端部側に設けておけば、入出力端子への接続も容易に行える。また、前記上りデータ用の複数の電子機器ユニットと、下りデータ用の複数の電子機器ユニットとは、前記パネルと対向して前記奥行き方向の一端部に第1の面を有し、前記奥行き方向の他端部に第2の面を有し、前記第1の面にモニタ端子を有し、前記第2の面に入力端子及び出力端子を有するものとすることもできる。
【0009】
更に、パネルは、ラックへの取付部を有するものとできる。このように構成した場合、例えばヘッドエンド装置用のラック内に、このサブラックを取り付けることができ、ヘッドエンド装置用のラックの裏側等において個別の分岐器、分配器または混合器等を固定したり、互いに接続したりする作業が不要であり、容易に上り下りデータ伝送システムを構築できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の1実施形態のサブラックヘッドエンドシステムは、図1及び図2に示すように、正面部に概略矩形に形成された正面パネル2を有している。図2に示すように、この正面パネル2の両短縁に、図示していないラックに、このサブラックを取り付けるための取付部、例えば耳片4、4が形成されている。
【0013】
この正面パネル2よりも後方に、正面パネル2と間隔をおいて複数、例えば2つの基台6、6が配置されている。2つの基台6、6は、正面パネル2の短縁の長さ方向、即ち、図2における上下方向に、予め定めた間隔をおいて配置されている。
【0014】
これら基台6、6は、扁平な直方体状に形成されている。これら基台6、6の長手縁が、正面パネル2の長手縁方向にほぼ平行となるように、基台6、6は配置されている。これら基台6、6の下面は開放されている。正面パネル2に対してほぼ垂直に、かつ基台6、6の長さ寸法にほぼ等しい長さの間隔をあけて耳片4、4から後方に伸びた取付板8、8に、基台6、6の両側面を取り付けることによって、基台6、6は、正面パネル2に取り付けられている。
【0015】
取付板8、8は、正面パネル2の高さ寸法とほぼ等しい高さ寸法を有している。下方の基台6の下面が取付板8の下端に位置し、かつ下方の基台6の上面から上方の基台6の下面までの距離が、上方の基台6の上面から取付板8の上端までの距離に等しくなるように、基台6、6は、取付板8、8に取り付けられている。
【0016】
また、基台6、6における正面パネル2側の面には、係止部形成板10が取り付けられている。この係止部形成板10は、基台6、6の両端において、それぞれ取付板8の上端と下端とに、係止部形成板10の上端と下端とが位置する脚部10a、10aを有している。これら脚部10a、10a間に、両基台6、6の長手縁に沿って、基台6、6の上面から幾分上方に突出する長尺状部10b、10bが形成されている。
【0017】
係止部形成板10の長尺状部10b、10bには、係止部、例えば矩形の孔12が、正面パネル2の前後方向に貫通するように複数形成されている。これら孔12は、それらの下縁が基台6、6の上面に位置するように配置されている。隣接する孔12の間隔は、予め定めた値にそれぞれ等しく形成されている。なお、基台6、6の長手縁方向の両端にある孔12と、基台6、6の長手縁の端部との距離は、上記予め定めた値の約1/2に設定されている。
【0018】
また、基台6、6の正面パネル2と反対側の背面には、複数のネジ挿通孔14が形成されている。これらネジ挿通孔14は、基台6、6の上面から下方に向かう位置に形成されている。これらネジ挿通孔14は、各孔12に対応する位置にそれぞれ形成されている。
【0019】
これらネジ挿通孔14に対応して、図1に示すように、基台6、6の内部の下方方向には、複数の結合部、例えば結合片16が形成されている。これら結合片16は、基台6、6の上面を、ネジ挿通孔14が形成されている面側を残して矩形に切り欠き、その切り欠いた部分を基台6、6内部下方向側に折り曲げて形成したものである。図2に符号18で示すのは、この切り欠きによって形成された開口である。従って、これら結合部16は概略矩形に形成されている。ネジ孔19が、図1に示すように、これら結合部16にそれぞれ1つずつ刻設されている。
【0020】
これら基台6、6の上面に、分岐、分配または混合ユニット(以下、単にユニットと称する。)20が着脱自在に配置される。これらユニット20は、概略直方体状に形成されている。但し、これらユニット20は、複数種類が準備されている。そして、その奥行き寸法、即ち正面パネル2の前後方向の寸法が、基台6の正面パネル2の前後方向の寸法に等しく、各種類共通に形成されている。また、高さ寸法は、上方の基台6の上面から取付板8の上端までの高さ寸法(これは、下方の基台6の上面から上方の基台6の下面までの高さ寸法に等しい)に等しく、各種類共通に形成されている。幅寸法、即ち正面パネル2の長さ方向に沿う寸法は、その各種類ごとによって異なる。但し、上述した予め定めた値の整数倍(整数には1を含む)に形成されている。
【0021】
例えば、図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)に示すように、幅寸法のみが異なり、奥行き寸法及び高さ寸法が等しい複数種類のユニット20が準備されている。これらユニット20は、例えば図5、図6に示すような混合回路、及び図7に示すような分配回路が内部に形成されているものである。
【0022】
図5の混合回路ユニットでは、2つの入力端子22、22から供給された例えば上りデータが、混合器24によって混合され、出力端子26に出力される。但し、その一部をモニタするために、混合器24の出力側に1分岐器28が設けられている。この1分岐器28の分岐出力が、モニタ端子30に供給されている。即ち、図5の混合回路ユニットは、2入力混合回路である。
【0023】
図6の混合回路ユニットでは、4つの入力端子32に供給された例えば上りデータが混合器34によって混合され、出力端子36に出力される。但し、混合出力をモニタするために、混合器34の出力側に1分岐器38が設けられている。この1分岐器38の分岐出力がモニタ端子30に出力されている。即ち、図6の混合回路は、4入力混合回路である。
【0024】
図示していないが、この他に、8つの上りデータを混合するために、8つの入力端子と、1つの出力端子と、モニタ端子と、8入力混合可能な混合器と、1分岐器とを、備えた8入力混合回路ユニット等の多入力混合回路ユニットもある。さらに、図5及び図6の混合回路ユニットの入力側や出力側に特定の周波数を通過させるためのフィルタを設けてもよい。
【0025】
また、図7に示す分配回路ユニットでは、1つの入力端子40に供給された例えば下りデータが4分配器42によって4分配され、4つの出力端子44に供給される。但し、入力端子40の下りデータをモニタするために、入力端子40と4分配器42との間に、1分岐器46を設けている。1分岐器46の分岐出力は、モニタ端子30に供給される。即ち、この分配回路ユニットは、4分配回路である。図示していないが、2分配回路、8分配回路等も使用される。この場合、分配器が2分配器、8分配器に変更され、それに応じて出力端子の数が2、8に変更される以外、他の構成は同一である。分配回路ユニットの入力側や出力側に特定の周波数を通過させるためのフィルタを設けてもよい。
【0026】
これらユニット20、例えば図3に示す2入力混合回路ユニットでは、同図(a)に示すように、ユニット20の奥行き方向に沿い、対向する2つの面のうち一方の面に、2つの入力端子22及び出力端子26が設けられ、同図(b)に示すように、他方の面にモニタ端子30が設けられている。また、図4に示す4入力混合回路ユニットでは、同図(a)に示すように、ユニット20の奥行き方向に沿って配置された対向する2つの面のうち、一方の面に、4つの入力端子32、出力端子36が設けられ、他方の面にモニタ端子30が設けられている。
【0027】
図示していないが、他の種類のユニット20においても、同様にユニット20の奥行き方向に沿って配置された2つの対向する面のうち、一方の面に、入力端子、出力端子が設けられ、他方の面にモニタ端子が設けられている。入出力端子の数が増加するにつれて、各種ユニット20の幅寸法は、予め定めた値の整数倍で大きくなっている。
【0028】
これらユニット20のモニタ端子が設けられている面の下縁には、図3(b)、図4(b)に示すように位置決め係合部、例えば位置決め片50が設けられている。この位置決め片50は、モニタ端子30が設けられている面の下縁から、この面から外方に向かって水平に突出させた板状体であり、その幅寸法は、基台6、6の孔12の幅寸法にほぼ一致するように形成されている。これら位置決め片50は、例えば図3(b)に示すようにユニット20の幅寸法が上記の予め定めた値のユニットである場合、モニタ端子30が設けられている面の下縁の中央(この下縁の両端からそれぞれ上記予め定めた値の1/2の値の位置)に設けられている。
【0029】
また、図4(b)に示すようにユニット20の幅寸法が上記の予め定めた値の2倍以上のユニットである場合、位置決め片50は、複数設けられ、位置決め片50の隣接するものの間隔は、上記予め定められた値である。また、最も端に位置するものは、モニタ端子が設けられている面の下縁の端から上記予め定めた値の約1/2の値の位置に設けられている。
【0030】
これらユニット20の入力端子及び出力端子が設けられている面の下縁には、この下縁から下方に向かって被結合部、例えば被結合片52が形成されている。これら被結合片52は、各ユニット20の幅寸法に応じて、各位置決め片50に対応する位置に設けられている。これら被結合片52は、基台6、6に設けたネジ挿通孔14に重ねた場合、ネジ挿通孔14よりも長い長さを有している。この重ねた状態において、ネジ挿通孔14を介して結合片16のネジ孔19と一致する位置にネジ孔54が、形成されている。
【0031】
このように構成されたサブラックヘッドエンドシステムにおいて、基台6、6へのユニット20の取付は、次のように行われる。先ず、上述した各種ユニット20のうち、構成しようとする上り下りデータ伝送システムを構成するために必要なユニット20を選択する。
【0032】
図1に示すように、選択された各ユニット20の位置決め片50を孔12に正面パネル2の反対側から挿通する。このとき、選択された各ユニット20の被結合片52は、ネジ挿通孔14上に重なっている。被結合片52のネジ孔54に、結合具、例えばローレットネジ56のネジ部を螺合させ、ネジ挿通孔14を介して結合片16のネジ孔19に螺合させる。これによって、それぞれ各ユニット20を基台6、6に取り付けることができる。なお、結合片16とネジ挿通孔14との空間の間隔Aは、ローレットネジ56のネジ部の長さBよりも大きくしてあるので、ローレットネジ56のネジ部が結合片16のネジ孔19から外れた際に、ローレットネジ56が、空間Aでフリーとなる。但し、ローレットネジ56は、被結合片52のネジ孔54を通過するためには再度螺合しなければならず、ユニットから外れることはない。図2に破線で示してあるユニット20は、基台6の中央側が2入力混合回路ユニットで、基台6の端側が4入力混合回路ユニットである。
【0033】
なお、この取付状態において、各ユニット20のモニタ端子30は、係止部10の長尺部10bよりも上方に位置し、かつ正面パネル2側に突出している。従って、正面パネル2を外すことによって容易に各ユニット20の信号状態をモニタすることができる。また、各ユニット20の入力端子、出力端子は、全て正面パネル2と反対側、即ち背面側に位置しているので、これら各ユニット20の入力端子、出力端子間の接続は、背面側のみで行われ、正面側に接続用ケーブルを引き回す必要はなく、判りやすい配線を容易に行うことができる。しかも、入力端子や出力端子に接続用ケーブルの結合を行った後に、ユニット20を基台に取り付けることができるので、隣接するユニット20の入力端子や出力端子が配線の邪魔になることもない。
【0034】
ここで、各ユニット20は、その幅寸法が、予め定めた値(孔12の隣接するもの同士の間隔及び結合片16の隣接するもの同士の間隔)の整数倍(1を含む)に形成され、各ユニット20の位置決め片50を孔12に挿入したとき、各ユニット20の被結合片52のネジ孔54が結合片16のネジ孔19に一致するように形成されているので、いずれのユニット20でも、例えば4分配回路用、2分配回路用、8分配回路用のユニットであっても、或いは4入力混合用、2入力混合用、8入力混合用のユニットであっても、基台6、6に自由に取り付けることができる。従って、作成しようとする上り下りデータ伝送システムの必要に応じたユニット20を必要に応じて基台6,6上の位置に取り付けることができる。また、既に取り付けられているユニット20が故障した場合、新しいユニット20に交換することも容易に行うことができる。
【0035】
また、各ユニット20を密着して配置する必要がなく、間隔をあけて複数のユニット20を配置することも可能である。従って、例えばこのサブラックヘッドエンドシステムから、同じラック中にある他のサブラックに配線を行う必要が生じた場合であって、しかも他のラックの正面側に配線を行わなければならないような場合にも、配線を容易に行うことができる。なお、結合片16を基台6より切り起こして設けたが、逆L字状の部材を基台6にスポット溶接することによって設けることもできる。
【0036】
このようなサブラックヘッドエンド装置の回路の1例を図8に示す。図8において点線で囲んだ部分が、サブラックヘッドエンド装置である。インターネット用センターモデム60と、図示していないヘッドエンド装置の上りデータ及び下りデータを処理する上りサブラック及び下りサブラックとの間に、このサブラックヘッドエンド装置は、接続されている。無論、このサブラックヘッドエンド装置は、上りサブラックや下りサブラックが設けられているのと同じラックに配置されている。
【0037】
インターネット用センターモデム60から出力された下りデータは、例えば2分配回路ユニット62によって2分配される。分配された下りデータは、8分配回路ユニット64、66に供給されて、それぞれ8分配される。8分配回路ユニット64、66から出力された合計16個の分配出力は、それぞれ対応する下りサブラック(図示せず)に供給される。
【0038】
また、上りサブラックから出力された8つの上りデータは、4つずつ2つのグループに分けられ、各グループの上りデータは、4入力混合回路ユニット68、70において混合され、合計2つの混合出力が生成される。これら2つの混合出力は、2入力混合回路ユニット72において混合され、この混合出力がインターネット用センターモデム60等に供給される。
【0039】
上記の回路例は、単なる一例であり、このサブラックヘッドエンド装置が使用されるヘッドエンド装置の構成に応じて、種々の回路構成が考えられる。例えば、図9に示すように、インターネット用センターモデム60の他に、ステータスモニタセンター装置74とケーブル電話装置76とを新たに設けた場合、8分配ユニット64の入力側に例えば4入力混合ユニット78を設け、8分配器64の出力の他に、ステータスモニターセンター装置からの下りデータ、ケーブル電話装置76の下りデータを混合して、対応する下りサブラックに供給する。また、4入力混合器68の入力側に例えば4分配ユニットを設け、上りサブラックから供給された上りデータを分配して、4入力混合ユニット68や、ステータスモニターセンター装置74、ケーブル電話装置76に供給する。
【0040】
上記の実施の形態では、2台の基台6を上下方向に配置したが、3台以上の基台6を上下方向に配置することもできるし、1台の基台のみを配置することもできる。また上記の実施の形態では、位置決め片50を水平に突出させたが、係止部としての孔12を例えば基台6の上面に形成し、位置決め片50をユニット20の下面に、これと垂直に下方に伸延させた形状としてもよい。また、上記の実施の形態では、結合片16を基台6の内部に設けたが、例えばネジ挿通孔14を設けた位置に、ネジ孔を形成してこれを結合部し、このネジ孔にユニットを取り付けることもできる。また、上記の実施の形態では、分配ユニットを示したが、これ以外にも分岐器を使用した分岐ユニットを使用することもできる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、本発明によるサブラックヘッドエンド装置に使用しているサブラックによれば、このサブラックへのユニットの着脱が容易である上に、各ユニットの幅寸法の基準となる予め定めた値と同じ値を持つように、係止部の間隔、結合部の間隔がそれぞれ設定されているので、種々の幅寸法を持つユニットを容易に着脱することができる。また本発明によるサブラックヘッドエンド装置では、所望の上り及び下りデータ伝送システムを容易に構成することができるし、また、ユニットを交換することによって、このサブラックヘッドエンド装置が接続される機器の変更にも容易に対応することができる。また、ヘッドエンド装置のラックの裏側の空間に、屋内配線用の分岐器や分配器等を配置する必要がなく、これら機器を配線するような作業も不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態のサブラックにユニットを取り付けた状態の縦断面図である。
【図2】図1のサブラックの斜視図である。
【図3】図1のサブラックに取り付けられるユニットの一例の背面図及び正面図である。
【図4】図1のサブラックに取り付けられるユニットの他の例の背面図及び正面図である。
【図5】図3のユニットのブロック図である。
【図6】図4のユニットのブロック図である。
【図7】図1のサブラックに取り付けられるユニットの別の例のブロック図である。
【図8】図1のサブラックに各種ユニットを取り付けて構成されたサブラックヘッドエンド装置の一例のブロック図である。
【図9】図1のサブラックに各種ユニットを取り付けて構成されたサブラックヘッドエンド装置の他の例のブロック図である。
【符号の説明】
2 正面パネル
6 基台
12 係止部
16 固定部
20 ユニット
56 ネジ(固定具)
Claims (4)
- ケーブルLAN対応のヘッドエンド用の機器が収容されているラック内に設けられたサブラックに、上りデータ用の複数の電子機器ユニットと、下りデータ用の複数の電子機器ユニットとが、着脱自在に設けられ、前記ヘッドエンド用機器のうち上りデータ用機器及び下りデータ用機器に接続されたサブラックヘッドエンドシステムであって、前記上りデータ用機器は混合回路ユニットであり、前記下りデータ用機器は、分配又は分岐ユニットで、
前記上りデータ用の複数の電子機器ユニットと、前記下りデータ用の複数の電子機器ユニットとは、奥行きと高さ寸法とが同一で幅寸法が予め定めた値の整数倍(整数は1を含む)であり、前記奥行き方向の一端部に位置決め係合部を有し、前記奥行き方向の他端部に被結合部を有するものであり、
前記サブラックは、前記上りデータ用の複数の電子機器ユニットと、前記下りデータ用の複数の電子機器ユニットとが上面に一列に配置され、奥行き寸法が前記ユニットの奥行き寸法にほぼ等しい基台と、この基台の前記奥行き方向の一端部に設けられ、前記位置決め係合部を係止する複数の係止部と、前記基台の前記奥行き方向の他端部側に設けられ、前記被結合部が結合具を介して結合される複数の結合部とを、有し、隣接する前記各係止部の間隔は、前記予め定めた値に選択され、隣接する前記各結合部の間隔は、前記予め定めた値に選択されている
サブラックヘッドエンドシステム。 - 請求項1記載のサブラックヘッドエンドシステムにおいて、前記基台の奥行き方向の一端部の前方にパネルが配置されているサブラックヘッドエンドシステム。
- 請求項2記載のサブラックヘッドエンドシステムにおいて、前記上りデータ用の複数の電子機器ユニットと、下りデータ用の複数の電子機器ユニットとは、前記パネルと対向して前記奥行き方向の一端部に第1の面を有し、前記奥行き方向の他端部に第2の面を有し、前記第1の面にモニタ端子を有し、前記第2の面に入力端子及び出力端子を有するサブラックヘッドエンドシステム。
- 請求項2記載のサブラックヘッドエンドシステムにおいて、前記パネルは、ラックへの取付部を有しているサブラックヘッドエンドシステム。
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