JP2887957B2 - 電気温水器 - Google Patents

電気温水器

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JP2887957B2 JP17370291A JP17370291A JP2887957B2 JP 2887957 B2 JP2887957 B2 JP 2887957B2 JP 17370291 A JP17370291 A JP 17370291A JP 17370291 A JP17370291 A JP 17370291A JP 2887957 B2 JP2887957 B2 JP 2887957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は貯湯式の電気温水器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気温水器は、たとえば図3に示
すように下部に入水口6、上部に出湯口5とを備えた貯
湯タンク1と、貯湯タンク1内の下部に設け、貯湯タン
ク1内の水を加熱するヒータ15と、夜間時間帯を検出
する夜間時間帯検出手段11と、使用者に追い焚きを設
定される追い焚きスイッチ24と、貯湯タンク1内の湯
温を検出する温度センサ22と、温度センサ22の検出
温度を入力し、一定の温度となるようにヒータ15への
通電を制御する温度制御手段23と、夜間時間帯検出手
段11からの信号と追い焚きスイッチ24からの信号を
入力して温度制御手段23への通電を制御する通電制御
手段14を有する構成となっていた。上記のうち、夜間
時間帯検出手段11と、通電制御手段14および温度制
御手段23はマイクロコンピュータによって構成されて
いる。また、電源13には夜間時間帯に昼間時間帯より
も料金が安くなる時間帯別料金制度を適用した電源が供
給される。
【0003】上記構成の電気温水器は、夜間時間帯検出
手段11により夜間時間帯を検出しているときには、通
電制御手段14により温度制御手段23へ通電され、温
度制御手段23は温度センサ22の検出温度に従ってヒ
ータ15への通電を制御し、貯湯タンク1内の湯を予め
設定されている温度に沸き上げる。
【0004】昼間時間帯になり、使用者が湯を使用する
と、入水口6から水が供給されると同時に沸き上がった
貯湯タンク1内の湯は補給された水の分だけ上に押し上
げられる。この際、追い焚きスイッチ24がオフのとき
には、通電制御手段14により温度制御手段23への通
電がオフされ、沸き上げ後ヒータ15への通電は行われ
ない。しかし、追い焚きスイッチ24をオンにして追い
焚きを設定されているときには、通電制御手段14によ
り、温度制御手段23への通電が行われ、予め設定され
た温度で常に追い焚きが行われる。
【0005】以上のようにして、追い焚きスイッチ24
がオフのときには、昼間時間帯よりも安い料金の夜間時
間帯に貯湯タンク1内の湯を沸き上げ、来客などにより
夜間時間帯のみで沸き上げる湯量では不足が生ずるとき
には、あらかじめ追い焚きスイッチ24をオンにしてお
くことによって昼間時間帯においても追い焚きが行わ
れ、湯切れをしないようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような構成では沸き上げ及び追い焚きを貯湯タンク
下部に設置された1本のヒータで行っているため以下の
ような課題があった。
【0007】通常の使用時、すなわち、追い焚きが設定
されていない状態で貯湯タンク1内の湯をあまり使用し
ていなければ、昼間時間帯に湯量の増加がわかった時点
で追い焚きスイッチ24により追い焚きを設定すれば、
夜間時間帯で沸き上がっている湯を使いきる前に、使用
された分だけ常に追い焚きが行われ、湯切れすることは
ない。しかし、貯湯タンク1内の湯をほとんど使いきっ
ているときに湯量が不足することがわかり、追い焚きス
イッチ24をオンにしても、貯湯タンク1の下部にヒー
タ15が設置されているため、貯湯タンク1全体の湯を
追い焚きすることになり、使用可能な温度に沸き上がる
まで長時間かかるため、追い焚きが間にあわず湯切れを
起こす事態が発生する。
【0008】また、電気温水器を経済的に使用しようと
すれば、夜間時間帯に入る直前に残湯がない状態が好ま
しいといえるが、このように使用していると、夜間時間
帯に入った当初は湯が使えないことになる。夜間時間帯
は午後11時、若しくは午前0時に始まるのが普通であ
り、この時間帯に湯が使えないのは現代の生活において
は極めて不便である。従って、この夜間時間帯まで湯を
残しておく必要があり、不経済な使用をせざるをえない
ようになっていた。
【0009】さらに、夜間の沸き上げでは毎日少量だけ
湯が不足するときなどは、湯切れを起こさないように追
い焚きスイッチ24を常にオンしておくため、常に使用
した分だけ追い焚きが行われ、夜間時間帯よりも料金の
高い昼間時間帯に常に貯湯タンク1内の大部分が沸き上
がってしまい、不経済である。
【0010】また、貯湯タンク1内の湯の大部分が残湯
として残ってしまうことを避けるために、ヒータを上方
と下方の2本配し、追い焚きは上方の1本にて行うよう
にして残湯を少なくするものが考えられる。しかしこの
場合、残湯を極力少なくし、急な湯量の増加があったと
きにでもすぐ沸き上がるように上方のヒータを出湯口の
近傍に設置すると追い焚き量を多くとりたいときには湯
量が不足してしまうし、逆に湯量を優先して、たとえば
貯湯タンク1の半分くらいの位置に上方のヒータを設置
すると、常に残湯が貯湯タンク1の半分は、残ることに
なり、経済的にあまり有利とはならない。
【0011】本発明はかかる課題を解消するためになさ
れたもので、湯切れがなく、しかも経済的な電気温水器
を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の電気温水器は、下部に入水口、上部に出湯口を
備えた貯湯タンクと、前記貯湯タンク下部に設置され、
前記貯湯タンク内の水を加熱する第1のヒータと、前記
第1のヒータ近傍に設置され、前記貯湯タンク内の水温
を検出する第1の温度センサと、前記第1のヒータより
上方に設置され、前記貯湯タンク内の水を加熱する第2
のヒータと、前記第2のヒータ近傍に設置され、前記貯
湯タンク内の水温を検出する第2の温度センサと、前記
第2のヒータより上方に設置され、前記貯湯タンク内の
水を加熱する第3のヒータと、前記第3のヒータ近傍に
設置され、前記貯湯タンク内の水温を検出する第3の温
度センサと、前記第1、第2、第3の温度センサからの
温度信号によって前記第1、第2、第3のヒータのうち
から上方に設置されたヒータを優先するように通電を切
り換える通電切り換え手段と、夜間時間帯を検出する夜
間時間帯検出手段と、この夜間時間帯検出手段の信号に
より前記第1、第2、第3のヒータへの通電をオンする
夜間通電手段と、前記夜間通電手段に関係なく前記第2
のヒータへの通電をオンオフする第1の追い焚きスイッ
チと、同様に前記第3のヒータへの通電をオンオフする
第2の追い焚きスイッチとを備え、前記第1の追い焚き
スイッチと第2の追い焚きスイッチは使用様態に応じて
任意に選択できるとともに、追い焚き加熱時は常に前記
第3のヒータを優先して通電しながら追い焚きするよう
にしてある。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成により、夜間時間帯検出
手段により夜間時間帯を検出しているときには夜間通電
手段が通電をオンし、第1、第2、第3の温度センサか
らの温度信号を入力した通電切換手段が第1、第2、第
3のヒータへ上方に設置されたヒータを優先するように
通電を切り換えることにより貯湯タンク上方から湯が沸
き上がる。また、第1の追い焚きスイッチ及び、第2の
追い焚きスイッチをオンしているときは夜間時間帯以外
のときにも第2のヒータ及び第3のヒータへの通電をオ
ンし、第2、第3の温度センサからの温度信号を入力し
た通電切替手段が第2、第3のヒータへ上方に設置され
たヒータを優先するように通電を切り換えるため出湯口
に近い貯湯タンク上方から湯が沸き上がる。また、上記
第1の追い焚きスイッチ及び第2の追い焚きスイッチは
任意に選択できるため、追い焚き時間を優先させるか、
追い焚き量を優先させるかの目的に合わせて追い焚き動
作を選択することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。図1に本発明の一実施例としての電気温水
器のブロック図を示す。
【0015】本実施例の電気温水器は、上部に出湯口
5、下部に入水口6を備えた全容量360リットルの貯
湯タンク1と、貯湯タンク1の下部で貯湯タンク1内の
水の全容量を加熱することができる位置に設置された第
1のヒータ2と、第1のヒータ2近傍に設置され貯湯タ
ンク1内の水温を検出する温度センサ19と、第1の温
度センサ19からの温度信号によって第1のヒータ2へ
通電をオンオフする第1の温度制御手段16とを備えて
いる。また貯湯タンク1は第1のヒータ2より上方で貯
湯タンク1内の水の3/8を加熱する位置に設置された
第2のヒータ3と、第2のヒータ3近傍に設置され貯湯
タンク1内の水温を検出する第2の温度センサ20と、
第2の温度センサ20からの温度信号によって第2のヒ
ータ4へ通電をオンオフする第2の温度制御手段17を
備えている。さらに貯湯タンク1は第2のヒータ3より
上方で貯湯タンク1内の水の1/8を加熱する位置に設
置された第3のヒータ4と、第3のヒータ4近傍に設置
され貯湯タンク内の水温を検出する第3の温度センサ2
1と、第3の温度センサ21からの温度信号によって第
3のヒータ4へ通電をオンオフする第3の温度制御手段
18とを備えている。そして、貯湯タンク1は第1、第
2、第3の温度センサ19,20,21からの温度信号
によって第1、第2、第3のヒータ2,3,4へ上方に
設置されたヒータを優先するように通電を切り換える通
電切り換え手段10と、夜間時間帯を検出する夜間時間
帯検出手段11と、夜間時間帯のときは第1、第2、第
3のヒータ2,3,4への通電をオンする夜間通電手段
12と、使用者により設定され第2のヒータ3への通電
をオンオフする第1の追い焚きスイッチ7と、使用者に
より設定され第3のヒータ4への通電をオンオフする第
2の追い焚きスイッチ9とで構成されている。上記構成
のうち第1の温度制御手段16と、第2の温度制御手段
17と、第3の温度制御手段18と、夜間時間帯検出手
段11と、夜間通電手段12と、通電切り換え手段10
はマイクロコンピュータを用いて構成されている。第
1、第2、第3のヒータ2,3,4は同型のもので、3
60リットルの湯を8時間で沸き上げる能力のものを用
いている。また、電源13には、従来例と同じく昼間時
間帯よりも夜間時間帯の方が料金の安くなる時間帯別料
金制度を適用した電力が供給される。
【0016】上記構成において動作を説明する。通電切
り換え手段10は常時第1、第2、第3の温度センサ1
9,20,21からの温度信号を入力して上方に設置さ
れたヒータへの通電を優先するように接点10a、10
b、10cのいずれかを選択する。たとえば図2cに示
す状態の場合、斜線の部分が沸き上がった湯であるとす
ると第2のヒータ3への通電を行うように図1中回路1
0bを選択するように動作している。
【0017】いま、夜間時間帯検出部11により、たと
えば深夜11時から朝7時までの8時間の間に入り夜間
時間帯が検出されているときには、夜間通電手段12が
通電をオンするために回路12a、12b、12cが連
動して閉じる。このとき、前述の通り通電切り換え手段
10により、上方のヒータへの通電を優先させるように
回路が選択されていて、そのヒータを制御する温度制御
部へ電源が供給される。たとえば、残湯がまったくない
図2dのような状態であったとすると、まず通電切り換
え手段10は最上部のヒータである第3のヒータ4への
通電を優先させるように、回路10cを選択している。
従って第3の温度制御部18への通電が行われ、第3の
温度制御手段18は、温度センサ21からの温度信号に
従って、あらかじめ設定された温度で沸き上がるよう第
3のヒータ4への通電を制御するので、時間の経過に従
って図2cの状態となる。
【0018】図2cの状態となったときには、通電切り
換え手段10は前述のとおり、回路10bに切り換えを
行うので、第2の温度制御手段17への通電が行われ、
時間の経過に伴い図2bの状態となり、同様にして、通
電切り換え手段10によって第1の温度制御手段16へ
の通電が行われ、最後には図2aのように従来と同じ
く、貯湯タンク1全体が沸き上がる。通常、夜間の沸き
上げによって湯量が十分まかなえるときには第1の追い
焚きスイッチ7及び、第2の追い焚きスイッチ9をオフ
しておけば、安価な夜間電力のみを使用し、湯を沸き上
げることができ、しかも、出湯口5の近くに設置された
第3のヒータ4から優先的に通電されるため、残湯がま
ったく無い場合でも夜間時間帯に入ってから1/8=4
5リットルの湯量を1時間で沸き上げることができる
し、3時間では第2のヒータ3により3/8=135リ
ットルの湯を得ることができる。
【0019】次に、来客などにより、あらかじめ湯量の
増加がわかっている場合は、必要な湯量に応じて第1の
追い焚きスイッチ7及び第2の追い焚きスイッチ9をオ
ンにしておけば、夜間通電手段12の状態に関わらず第
2のヒータ3または第3のヒータ4への通電をオンし、
第2の温度制御部17または第3の温度制御手段18と
第2の温度センサ20及び第3の温度センサ21によっ
て、図2cまたは図2bの湯量までを常に第3のヒータ
4を優先して通電しながらを追い焚きする。このとき、
夜間時間帯検出手段11が夜間時間帯を検出していなけ
れば、回路12aが開いているため第1のヒータ2へは
通電されない。
【0020】本実施例では、第1のヒータ2で貯湯タン
ク1の全容量360リットルを8時間で沸き上げる設定
とし、第3のヒータ4の位置を貯湯タンク1全容量の1
/8=45リットルに、第2のヒータ3の位置を貯湯タ
ンク3/8=135リットルに設定してあるので、日
常、常に夜間沸き上げでは湯量が不足する場合にでも必
要なだけの追い焚き量が選択可能であるため、料金の高
い昼間電力での沸き上げを極力少なくでき、経済的であ
る。湯切れが心配なときは常に第2の追い焚きスイッチ
9をオンしておけば、第3のヒータ4まで湯を使用しな
い限り追い焚きが行われないため経済性を損なわないま
ま第3のヒータ4以上の湯を必ず確保できるので湯切れ
がまったくなくなる。また、湯切れに気がついてから、
第2の追い焚きスイッチ9をオンしてもオンしてから1
時間で45リットルの湯が使用可能となり、例えばシャ
ワー1回を浴びることができるため、湯が全く使用でき
ない状態を回避することができる。
【0021】次に請求項2に記載した実施例を示す。電
気温水器の構成は、上記実施例で説明した電気温水器の
構成のうち、通電切り換え手段10の動作が異なってお
り、上記実施例のものでは、常に上方に設置されたヒー
タを優先するのに対し、本実施例では湯量が減って第3
のヒータ4での追い焚きが完了してはじめて第2のヒー
タ3への通電を行うようにしたものである。
【0022】上記構成では、第1の追い焚きスイッチ7
及び第2の追い焚きスイッチ9をオンしていても、湯を
使用し図2aの状態から図2bの状態になり、さらに図
2cの状態となっても第2のヒータ3での追い焚きは行
われず、第3のヒータ4での追い焚きを1度でも行った
ときはじめて第2のヒータ3での追い焚きを行うもので
ある。すなわち、本実施例では残湯が45リットルをき
ってから第3のヒータ4での沸き上げが完了して図2c
の状態になってから第2のヒータ3への通電を行うよう
に動作するものである。
【0023】湯の使用量が多いと判断して第1の追い焚
きスイッチ7及び第2の追い焚きスイッチ9をオンして
おいたとき、または両方の追い焚きスイッチをオンした
まま忘れていた場合や、湯切れを心配して両方の追い焚
きスイッチをオンしていた場合などでも、貯湯タンク1
内の湯を図2c以上に使わない限り第2のヒータ3での
追い焚きが行われないため、残湯が少なくなる。
【0024】なお、本実施例は時間帯別料金制度を適用
した電力を使用例を示したが、夜間電力と昼間電力を別
に供給されるものに適用できることはいうまでもない。
【0025】また、本実施例では総容量360リットル
でそれぞれのヒータ位置の比率を容量の1/8、3/
8、8/8としたが、この比率は固定されるものではな
いこともいうまでもないことである。
【0026】
【発明の効果】以上の説明からあきらかなように、本発
明によれば、ヒータを3本高さの異なる位置に設置し、
上方のヒータに優先して通電する構成とし、追い焚き時
には上方の2本のヒータへ通電を行う構成としたため、
以下のような効果を有する。
【0027】出湯口に近い貯湯タンク上方に設置したヒ
ータを優先して通電するので、残湯がまったくない場合
でも、湯が必要な時点で第1の追い焚きスイッチと第2
の追い焚きスイッチをオンすれば少量の湯を短時間で沸
き上げることができ、万一湯切れをおこしてもすぐに湯
が確保できるため、湯切れの心配をなくすことができ
る。湯切れの心配をしなくていいので、追い焚きスイッ
チは通常のオフの状態で使用することができ、不要な追
い焚きをすることがなく経済的にできる。
【0028】また、電気温水器を経済的に使用しようと
すれば、夜間時間帯に入る直前に残湯がない状態が好ま
しいといえるが、このように使用していると、従来のも
のでは、夜間時間帯に入った当初は湯が使えないことに
なる。しかし、本発明によれば夜間時間帯の沸き上げ時
も、貯湯タンク上方から沸き上げが行われるため、湯切
れの心配が無く、しかも経済的な使用が可能となる。
【0029】通常の沸き上げでは安価な夜間電力でタン
ク全体を沸き上げ、湯量が不足する場合の追い焚き時に
は第2のヒータと、第3のヒータにより夜間電力で沸き
上げるよりも少量の湯を容量に応じて追い焚きできるた
め、経済的にできる。特に本発明では第1の追い焚きス
イッチ及び第2の追い焚きスイッチは任意に選択できる
ため、追い焚き時間を優先させるか、追い焚き量を優先
させるかの目的に合わせて追い焚き動作を選択すること
ができる。このように、追い焚きの目的に応じて追い焚
きスイッチの選択が可能であるため、使い勝手も極めて
向上するものである。
【0030】さらに請求項2を使用すれば、第2のヒー
タでの追い焚きを第3のヒータでの追い焚き完了時のみ
としたので、残湯が少なくなった場合だけ第2のヒータ
での追い焚きが行われ、第1、第2の追い焚きスイッチ
をオンしたままでも不要な残湯がのこらずきわめて経済
的な使用を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電気温水器の実施例のブロック図
【図2】(a)は同電気温水器の容量全部を沸き上げた
時の動作図 (b)は同じく3/8を沸き上げた時の動作図 (c)は同じく1/8を沸き上げた時の動作図 (d)は同じく容量全部が沸き上げられていない時の動
作図
【図3】従来の電気温水器のブロック図
【符号の説明】
1 貯湯タンク 2 第1のヒータ 3 第2のヒータ 4 第3のヒータ 7 第1の追い焚きスイッチ 9 第2の追い焚きスイッチ 10 通電切り換え手段 11 夜間時間帯検出手段 12 夜間通電手段 19 第1の温度センサ 20 第2の温度センサ 21 第3の温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 1/18 302 F24H 1/18 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に入水口、上部に出湯口を備えた貯
    湯タンクと、前記貯湯タンク下部に設置され、前記貯湯
    タンク内の水を加熱する第1のヒータ、前記第1のヒー
    タ近傍に設置され、前記貯湯タンク内の水温を検出する
    第1の温度センサと、前記第1のヒータより上方に設置
    され、前記貯湯タンク内の水を加熱する第2のヒータ
    と、前記第2のヒータ近傍に設置され、前記貯湯タンク
    内の水温を検出する第2の温度センサと、前記第2のヒ
    ータより上方に設置され、前記貯湯タンク内の水を加熱
    する第3のヒータと、前記第3のヒータ近傍に設置さ
    れ、前記貯湯タンク内の水温を検出する第3の温度セン
    サと、前記第1、第2、第3の温度センサからの温度信
    号によって前記第1、第2、第3のヒータのうちから上
    方に設置されたヒータを優先するように通電を切り換え
    る通電切換手段と、夜間時間帯を検出する夜間時間帯検
    出手段と、この夜間時間帯検出手段の信号により前記第
    1、第2、第3のヒータへの通電をオンする夜間通電手
    段と、前記夜間通電手段に関係なく前記第2のヒータへ
    の通電をオンオフする第1の追い焚きスイッチと、同様
    前記第3のヒータへの通電をオンオフする第2の追い
    焚きスイッチとを備え、前記第1の追い焚きスイッチと
    第2の追い焚きスイッチは使用様態に応じて任意に選択
    できるとともに、追い焚き加熱時は常に前記第3のヒー
    タを優先して通電しながら追い焚きするようにした電気
    温水器。
  2. 【請求項2】 通電切り換え手段は追い焚き時の第2の
    ヒータへの通電を、第3のヒータへ一度通電を行ったと
    きのみ行うようにした請求項1記載の電気温水器。
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