JP2887755B1 - ターンテーブル及び機械式駐車装置 - Google Patents

ターンテーブル及び機械式駐車装置

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JP2887755B1
JP2887755B1 JP3120398A JP3120398A JP2887755B1 JP 2887755 B1 JP2887755 B1 JP 2887755B1 JP 3120398 A JP3120398 A JP 3120398A JP 3120398 A JP3120398 A JP 3120398A JP 2887755 B1 JP2887755 B1 JP 2887755B1
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Abstract

【要約】 【課題】 機械式駐車装置のターンテーブルをコンベア
で構成する。 【解決手段】 リフト2に設けたコンベア11と、入出庫
バース4に設けたコンベア12,13とで環状のコンベア列
を形成する。各コンベアの搬送方向は、図示の矢印のご
とく夫々異なる。そして、各コンベアの作動タイミング
を適切に制御する。各コンベアにまたがって載置される
車両のタイヤ接地面は、載置されるコンベアの送り方向
によって各々異なる方向へと案内される。よって、車両
全体としては回転運動を生じ旋回する。すなわち、コン
ベア11,12,13を適切に制御することにより、ターンテ
ーブルとして用いることができる。このため、従来は機
械式駐車装置の付帯設備として必要であったターンテー
ブルを無くすことができる。また、車両を入庫する際
に、旋回を完了してから駐車室に格納するので、出庫の
際には、前進によってバースから退出することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の重量物を
搬送するための、コンベアにより形成された搬送手段に
おける物品の旋回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物品の搬送施設等では、物品の搬送手段
としてコンベアを用いたものが広く用いられている。こ
のコンベアによる搬送路上で物品を旋回させる必要が生
じた場合には、まず、当該物品を持ち上げ、コンベアの
載置面から物品を離間させて旋回を行う。そして、旋回
完了後に再び物品をコンベアの載置面に乗せる、という
手順が必要となる。しかしながら、物品搬送施設の一例
として、後述する機械式駐車装置を考えた場合には、搬
送すべき物品が自動車という重量物であるために、上記
手順により旋回させることは極めて困難である。そこ
で、コンベア上での旋回作業は行わずに、コンベアから
外れた位置にターンテーブルを設置し、ここで車両の旋
回を行っている。
【0003】さて、図11には機械式駐車装置の一例を示
している。この機械式駐車装置は、車両50の入出庫を行
う入出庫バース4と複数の駐車室7との間を、リフト2
および走行台車5を用いて接続し、車両の入出庫を行う
ものである。そして、リフト2の昇降台1、入出庫バー
ス4、走行台車5、駐車室7の各々には、互いに車両50
の受け渡しを行うための手段として、コンベア8が設け
られている。走行台車5は、走行路6を自ら移動するこ
とにより、目的の駐車室へと車両50を運ぶことができ
る。尚、入出庫バース4の前方には、車両50のオーバー
ランを防止する為に、防護柵9等が設けられている。
【0004】ここで、入出庫の手順について説明する。 (1) まず、車両50は矢印A方向に前進し、入出庫バース
4へと進入する。そして、前後輪がコンベア8上に乗っ
た状態で停止する。ドライバーはここで降車する。 (2) 昇降台1を、入出庫バース4を設けたフロアに停止
させる。 (3) リフト2の車両搬出入口3の扉を開き、昇降台1お
よび入出庫バース4のコンベア8を同期作動させること
により、入出庫バース4の車両50を昇降台1へと移載す
る。 (4) 車両搬出入口3の扉を閉じ、昇降台1を走行台車5
が待機するフロアへと上昇させる。 (5) 昇降台1と走行台車5との高さが一致した後に、各
々のコンベア8を同期作動させて、昇降台1から走行台
車5へと車両50を移載する。 (6) 走行台車5を走行させ、目的の駐車室7の横で停止
させる。 (7) そして、走行台車5および駐車室7のコンベア8を
同期作動させ、車両50を目的の駐車室8に移載する。以
上により車両50の入庫作業が完了する。
【0005】また、出庫の際には、(2) 〜(7) の手順を
全く逆にたどることにより、駐車室8に入庫した車両50
を、入出庫バース4へと搬出することができる。
【0006】さて、前述のごとく入庫の際には、車両50
は前進により入出庫バース4へ進入してくる。そして、
駐車室7へはそのままの向きで入庫される。したがっ
て、駐車室8から入出庫バース4へと搬出された車両50
は、当然ながらその車体前方を矢印A方向に向けてい
る。ここで、出庫通路が入出庫バース4のさらに前方
(矢印A方向)へと設けられているような場合には、そ
のまま前進すれば入出庫バース4から退出することがで
きる。しかしながら、レイアウト上の理由等で、図示の
ごとく入出庫の方向を同一方向にしか取ることができな
いような場合には、車両50が入出庫バース4から退出す
る際に、バックによる走行が必要となる。
【0007】そこで、車両を方向転換させるための手段
として、入出庫バース4の後方(矢印B方向)にターン
テーブル10を設けている。そして、入出庫バース4から
出た車両50をこのターンテーブル10上で一旦停止させ、
ターンテーブル10を矢印C方向に回転させることによ
り、車両50を矢印B方向に向ける。この後に、車両50は
前進により矢印B方向へと走行することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のごとく、図11に
示す機械式駐車装置は、出庫の際にバックによる走行が
必要となる等出庫作業が煩わしく、かつ、付帯設備とし
てターンテーブル10が必要不可欠となる。ところが、従
来は上記以外に車両50を旋回させるための現実的手段に
乏しく、煩わしい出庫作業とターンテーブル10の設置と
を余儀なくされていた。また、機械式駐車装置以外のコ
ンベアを用いた搬送手段においても、搬送する物品の方
向転換の際には、コンベアから外れた位置でターンテー
ブル等を用いて方向転換をする必要があり、物品の搬送
の円滑性、迅速性を損なうこととなった。
【0009】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、コンベアを用いた物品
の搬送手段において、車両等の重量物を方向転換させる
ための新たな手段を提供し、物品の搬送を円滑かつ迅速
に行うことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の請求項1に係るターンテーブルは、搬送方
向の異なる複数のコンベアを、全体で環状をなし搬送す
べき物品が少なくとも2つの異なるコンベアに跨がって
載置され得るように配置してなる搬送手段と、各コンベ
アを所定のタイミングおよび回転方向に作動させる制御
手段とを有することを特徴とする。
【0011】本発明においては、搬送方向の異なる複数
のコンベアの作動タイミングおよび回転方向を制御する
ことにより、2つの異なるコンベアに跨がって載置され
る物品は、異なる部位が異なる方向に案内される。よっ
て、物品全体として旋回運動をさせることができる。
【0012】また、本発明の請求項2に係るターンテー
ブルにおいては、前記搬送手段のコンベアは、少なくと
も4つのスパイラルコンベアを含むことが望ましい。ス
パイラルコンベアは、後述のごとくローラコンベアの一
種であり、ローラの軸方向に対し平行な方向にも、ロー
ラの軸方向と直交する方向にも物品を搬送することが可
能なものである。従って、物品の旋回に伴い搬送方向を
適宜切り替え、所望の旋回を適切に発生せしめる。
【0013】さらに、本発明の請求項3に係るターンテ
ーブルにおいては、前記各スパイラルコンベア間を、更
にコンベアで連結してなることが望ましい。すなわち、
この構成によると、前記搬送手段はスパイラルコンベア
と一般的なコンベアとを交互に並べて環状に配置してな
るものである。そして、特にスパイラルコンベアによっ
て物品の方向転換を行い、一般的なコンベアは、該方向
転換を促す。
【0014】また、本発明の請求項4に係るターンテー
ブルにおいては、前記各スパイラルコンベア間を連結す
るコンベアのうち、少なくとも1つをベルトコンベアと
することが望ましい。ベルトコンベアは、その搬送面が
連続面をなしている。したがって、その停止時には、該
ベルトコンベアの搬送面を床面として用い、人の往来等
を可能とする。
【0015】加えて、本発明の請求項5に係る機械式駐
車装置は、走行台車の走行路に沿って複数配設された駐
車室とバースとの間を、前記走行台車およびリフトを介
して連絡し、バース、リフト、走行台車および駐車室の
各々に、車両の受け渡しを行うコンベアを設けてなる機
械式駐車装置であって、前記バースおよびリフトのコン
ベアが協働して、請求項1ないし4のいずれか1項記載
のターンテーブルを形成することを特徴とする。
【0016】本発明によると、機械式駐車装置の付帯設
備として必要であったターンテーブルを、機械式駐車装
置の本体部分の要素で構成することができる。また、車
両の旋回を、入出庫のための作動手順に折り込むことが
可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、従来例と同一部分若
しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい
説明は省略する。尚、以下の説明における「上方向、下
方向、左方向、右方向」と、各図の上下左右方向とは一
致している。
【0018】本発明の実施の形態においては、コンベア
による物品の搬送手段を用いた搬送施設として、機械式
駐車装置を例に挙げて説明する。尚、機械式駐車装置の
構成については、図11で説明した従来の機械式駐車装置
と同様であり、詳しい説明を省略する。
【0019】図1には、本発明の実施の形態に係る機械
式駐車装置の、リフト2および入出庫バース4を示して
いる。図示のごとく、リフト2の昇降台1および入出庫
バース4には、夫々が隣接し全体で環状をなすように、
スパイラルコンベア11(後述する)、コンベア12,13を
設けている。尚、各コンベアは、後述するようにその搬
送方向が異なっている(図1には、各コンベアの搬送方
向を矢印で示している。)。また、各コンベアの接地場
所、設置幅および設置長さについては、後述する理由か
ら特定されている。
【0020】尚、入出庫バース4には、車両の不用意な
入出庫を防止するために、開閉ゲート14が設けられてい
る。また、防護柵9は、車両のオーバーランを防ぐのみ
ならず、ドライバーへ入出庫に関する手順を伝える標示
板としての機能を持たせることも可能である。
【0021】ところで、スパイラルコンベア11は、ロー
ラコンベアの一種である。そして、ローラの軸方向に対
し平行な方向にも、ローラの軸方向と直交する方向にも
物品を搬送することが可能である。図10には、スパイラ
ルコンベア11を摸式的に示している。図示のごとく、ス
パイラルコンベア11の各ローラには、表面に右巻き又は
左巻きの螺旋状溝が形成されている。以下の説明におい
ては、15の符号を付したローラを右巻きローラ、16の符
号を付したローラを左巻きローラとする。これら右巻き
ローラ15および左巻きローラ16は交互に配列されてお
り、一般的なローラコンベア(ローラの表面に螺旋溝を
持たないローラコンベア)と同様に、その両端部は、図
示しないコンベアフレームによって回動自在に支持され
ている。
【0022】また、右巻きローラ15、左巻きローラ16
を、互いに同一方向若しくは逆方向に自在に駆動するこ
とができる。右巻きローラ15及び左巻きローラ16の駆動
手段の一例としては、右巻きローラ15のみに掛け回され
るチェーンと、左巻きローラ16のみに掛け回されるチェ
ーンとを、別々のモータで駆動するもの等が挙げられ
る。
【0023】このように構成したスパイラルコンベア11
は、右巻きローラ15および左巻きローラ16の回転方向
が、同一方向であるか若しくは互いに逆方向であるかに
よって、物品の搬送方向を縦横(2方向)に変えること
ができる。具体的には、右巻きローラ15、左巻きローラ
16を互いに逆方向に回転させた場合には、ローラの軸方
向(図10の矢印D方向)に対し平行に、物品を搬送する
ことができる。これは、各ローラが回転し螺旋状溝が物
品を横切る際に、ローラ上に載置された物品が、あたか
も螺旋状溝に係合するナットのごとく、ローラの軸方向
に平行に案内されることによるものである。また、右巻
きローラ15、左巻きローラ16を同一方向に回転させる
と、一般的なローラコンベアと同様に、ローラの軸方向
と直交する方向へと物品を搬送することができる。この
時には、物品とローラ表面との間に生ずる摩擦力が、物
品を移動させる方向へと作用することによる。上記スパ
イラルコンベアを用いた物品の搬送装置について、本出
願人等は、特願平8-258313号明細書等にその詳細を開示
している。尚、本説明においては、単に「コンベア」と
称すときには、一般的なローラコンベア、ベルトコンベ
ア等、1方向にのみ物品を搬送することが可能なコンベ
アを意味するものとする。
【0024】本実施の形態に係る機械式駐車装置は、上
記構成をなすスパイラルコンベア11を、図1のリフト2
の昇降台1に2つ(11a,11b)、入出庫バース4に2
つ(11c,11d)の合計4つを設けている。尚、スパイ
ラルコンベア11を構成する右巻きローラ15、左巻きロー
ラ16(図10)の軸方向は、図1の左右方向となってい
る。したがって、スパイラルコンベア11の搬送方向は、
上下方向もしくは左右方向の2方向である。
【0025】また、昇降台1の2つのスパイラルコンベ
ア11a,11bの間をつなぐために、コンベア12(12a)
を設けている、このコンベア12aはローラコンベアであ
る。そして、コンベア12の搬送方向は左右方向である。
同様にして、入出庫バース4の2つのスパイラルコンベ
ア11の間をつなぐために、コンベア12(12b)が設けら
れている。このコンベア12bの搬送方向も、左右方向で
ある。さらに、昇降台1のスパイラルコンベア11と、入
出庫バース4のスパイラルコンベア11とをつなぐため
に、コンベア13(13a,13b)が設けられている。この
コンベア13a,13bとして、ベルトコンベアを採用して
いる。また、コンベア13の搬送方向は、上下方向であ
る。加えて、入出庫バース4には、2つのスパイラルコ
ンベア11を挟み込むように、さらに2つのコンベア13
(13c,13d)が配置されている。このコンベア13c,
13dにも、ベルトコンベアを採用している。
【0026】ここで、図2〜図8に基づいて、車両の入
庫を行う手順を説明する。尚、図2〜図8に示された車
両50には、車体前方に符号Fを、車体後方には符号Rを
付している。
【0027】まず、図2に示すように、車両50は前進に
よって入出庫バース4に進入する。そして、車両50はス
パイラルコンベア11を跨ぐようにして、4つのコンベア
13の各々に車輪を載置した状態で停止する。尚、符号51
で示す部分は、タイヤの接地面である(各タイヤの接地
面には、符号51a〜51dを付して区別している。)。こ
のときの車両50の停止位置は、その車体によってスパイ
ラルコンベア11c,11d、コンベア12bを覆い隠す位置
に設定されている。また、車両の乗降口(左右のドア)
は、コンベア13a〜13d上に面することとなる。
【0028】前述のごとく、コンベア13はベルトコンベ
アである。よって、その搬送面は連続面をなし、床面の
ごとく平坦である。このため、その上を人が往来するに
適している。ところが、スパイラルコンベア11、コンベ
ア12はローラコンベアであることから、その搬送面は凹
凸をなしている。したがって、人の往来には不向きであ
る。このような理由から、スパイラルコンベア11、コン
ベア12を車両50によって覆い隠す。そして、車両50の乗
員は、スパイラルコンベア11、コンベア12上を歩くこと
なく、コンベア13a〜13dの搬送面上を歩いて、入出庫
バース4の外へと退出する。このため、スパイラルコン
ベア11c,11dおよびコンベア12bの設置条件(設置場
所、設置幅および設置長さ)は、車両50がバース4の定
位置に停止した際に、車体によって覆い隠すことが可能
なものであることが望ましい。尚、当該設置条件は、後
述するターンテーブルとしての機能を損なわないもので
ある。
【0029】さて、車両50の乗員が入出庫バース4の外
に退出した後に、4つのスパイラルコンベア11a〜11d
および4つのコンベア13a〜13dを同期作動させ、車両
50を昇降台1の方向に移動させる。このときの、スパイ
ラルコンベア11a〜11dの搬送方向は、コンベア13a〜
13dと同様に上方向である。そして、図3に示すよう
に、前タイヤの接地面51aおよび後タイヤの接地面51b
をスパイラルコンベア11a,11b上へ、前タイヤの接地
面51dおよび後タイヤの接地面51cをコンベア13a,13
b上へと案内する。
【0030】続いて、各コンベアの搬送方向を切り替え
る。まず、スパイラルコンベア11aおよびコンベア13a
の搬送方向を上方向に維持したまま、スパイラルコンベ
ア11b,11cおよびコンベア13bの搬送方向を下方向と
する。すると、車両50の車体前方Fは上方向に、車体後
方Rは下方向に向けて案内され、車両50全体としては時
計回りの回転をする。そして、図4に示すように、前タ
イヤの接地面51aはスパイラルコンベア11a上に、前タ
イヤの接地面51dはコンベア13a上に、後タイヤの接地
面51bはコンベア13b上に、後タイヤの接地面51cはス
パイラルコンベア11c上に夫々位置することとなる。
【0031】ここで、各コンベアの搬送方向を切り替え
る。コンベア13aを上方向へと送り、コンベア13bを下
方向へと送る。また、スパイラルコンベア11a,11bお
よびコンベア12aを右方向へと送る。同時に、スパイラ
ルコンベア11c,11dおよびコンベア12bを左方向へと
送る。すると、車両50はさらに時計回りの回転を続け、
図5に示すように、車体前方Fが完全に上方向を向き、
車体後方Rが完全に下方向を向く。
【0032】このときの各コンベアの送り方向を維持す
ることにより、車両50はさらに時計回りの回転を続け
る。そして、図6に示すように、前タイヤの接地面51a
はコンベア13b上に、前タイヤの接地面51dはスパイラ
ルコンベア11b上に、後タイヤの接地面51bはスパイラ
ルコンベア11d上に、後タイヤの接地面51cはコンベア
13a上に夫々位置することとなる。
【0033】図6の状態になると、再び各コンベアの搬
送方向を切り替える。まず、コンベア13aの搬送方向を
上方向に維持したまま、スパイラルコンベア11a,11d
の搬送方向も上方向へと切り替える。同時に、コンベア
13bの搬送方向を下方向に維持したまま、スパイラルコ
ンベア11b,11cの搬送方向を下方向へと切り替える。
すると、車両50の車体前方Fは下方向に、車体後方Rは
上方向に向けて案内され、車両50全体としては時計回り
の回転を継続する。そして、図7に示すように、前タイ
ヤの接地面51aはコンベア13b上に、前タイヤの接地面
51dはスパイラルコンベア11b上に、後タイヤの接地面
51bはコンベア13a上に、後タイヤの接地面51cはスパ
イラルコンベア11a上に夫々位置することとなる。さ
て、図7の車両50は、図3に示す状態から 180°旋回し
た方向を向いている。すなわち、スパイラルコンベア1
1、コンベア12,13が協働してターンテーブルを形成
し、車両50を旋回させたことがわかるであろう。
【0034】この後、再びスパイラルコンベア11a,11
bおよびコンベア13a,13bの搬送方向を上方向に切り
替え、車両50を上方向へと送る。そして、図8に示すよ
うに、車両50を完全に昇降台1上へと移動させる(各タ
イヤの接地面51a〜51dは、全てスパイラルコンベア11
a,11b上に載置される。)。
【0035】ところで、以上のごとく車両50を旋回させ
るためには、車両50の現在位置(方向)を正確に把握
し、それを各コンベアの搬送方向にフィードバックし、
所定のタイミングおよび回転方向に各コンベアを作動さ
せることが必要である。以下にこの制御手段についての
説明をする。
【0036】図9には、リフト2、入出庫バース4、ス
パイラルコンベア11a〜11d、コンベア12a〜12b、コ
ンベア13a,13bおよび車両50を摸式的に示している。
前記制御手段は、リフト2、入出庫バース4の各部位
に、車両の特定部分(例えば端部位置)を検出するセン
サS1〜S16を有している。前記制御手段は、これら複
数のセンサを用いて、次のようなフィードバック制御を
行う。
【0037】前記制御手段は、複数のセンサのうちセン
サS1〜S4を用いて、リフト2、入出庫バース4で構
成される範囲内(以下「ターンテーブル内」という)か
ら車両50がはみ出しているか否かを検知することができ
る。そして、車両の送り方向が上下方向であると旋回方
向であるとに係らず、センサS1〜S4のいずれかで車
両50を検知すると、車両をターンテーブル内へ納めるた
めに、前記制御手段は各コンベアを上下方向もしくは左
右方向へと送る指令を出力する。
【0038】また、前記制御手段は、センサS5〜S
8,S13,S14が車両端部を検知し、他のセンサが車両
端部を検知しないパターンから、車両50が完全に左右方
向に向いている状態を把握することができる。この検知
パターンは、例えば図2〜図3のステップで見られる。
図3のステップでは、該パターンを検知した後に車両50
の旋回を開始するべく、前記制御手段からスパイラルコ
ンベア11a,11dおよびコンベア13aを上方向(矢印d
1)に送り、スパイラルコンベア11b,11cおよびコン
ベア13bを下方向(矢印d2)に送る指令を出力する。
【0039】車両50が時計回りに旋回を開始し、符号5
0’で示す状態になると、センサS9,S11が車両50’
の端部(前後端部)を検知する。該検知パターンの後、
前記制御手段はコンベア13aを上方向(矢印d1)へと
送り、コンベア13bを下方向(矢印d2)へと送る。ま
た、スパイラルコンベア11a,11bおよびコンベア12a
を右方向(矢印d3)へと送る。同時に、スパイラルコ
ンベア11c,11dおよびコンベア12bを左方向(矢印d
4)へと送る。そして、車両50’はさらに時計回りの回
転を続ける。すると、車両は符号50”で示すように完全
に上下方向に向いた状態となる(図5)。この状態は、
センサS9〜S12,S15,S16で車両端部を検知するパ
ターンから把握することができる。
【0040】また、車両50”が完全に上下方向に向いた
状態からさらに旋回を続け、センサS10,S12によって
車両の前後端部が検出されると、前記制御手段は、スパ
イラルコンベア11a,11dおよびコンベア13aを上方向
(矢印d1)に送り、スパイラルコンベア11b,11cお
よびコンベア13bを下方向(矢印d2)に送る指令を出
す。
【0041】そして、車両が再び完全に左右方向に向く
状態(すなわち、 180°の旋回をした状態)となると
(図7)、再びセンサS5〜S8,S13,S14が車両端
部を検知し、他のセンサが車両端部を検知しないパター
ンが発生する。ここで、前記制御手段は、車両を平行移
動させるべく各コンベアを上方向へと送る指令を出力す
る。そして、センサS1,S2,S15を用いて車両50を
監視し、リフト2の所定位置に車両を停止させる。
【0042】上記検出手段は、車両の旋回方向や平行移
動の方向に係らず、車両の状態を正確に把握することが
できるものである。尚、同一の配置パターンで車両の大
小に対応するセンサ群をいくつか設置し、車両判別装置
等で把握した車両の大きさに合わせて、適切なセンサ群
を作動させることにより、多くの車種に対応することが
可能である。前記車種判別装置については、本出願人等
は特開平9-217514号公報等にその詳細を開示しており、
ここでの説明は省略する。また、上記のごとく複数のセ
ンサをリフト2、入出庫バース4の各部位に設置する代
わりに、もしくはこれらと併用して、車両の状態を撮影
しその画像を画像センサで監視することによっても、車
両の現在位置を正確に把握することが可能である。
【0043】上記構成をなす本発明の実施の形態から得
られる作用効果は、以下の通りである。本実施の形態で
は、搬送方向の異なる複数のスパイラルコンベア11およ
びコンベア12,13を環状に並べ、各コンベアの作動タイ
ミングを適切に制御している。したがって、各コンベア
にまたがって載置される車両50のタイヤ接地面51a〜51
dは、載置されるコンベアの送り方向によって各々異な
る方向へと案内される。よって、車両50全体としては回
転運動を生じ旋回する。すなわち、スパイラルコンベア
11およびコンベア12,13を適切に制御することにより、
これらをターンテーブルとして用いることができる。こ
のため、従来は機械式駐車装置の付帯設備として必要で
あったターンテーブルを無くすことができる。また、車
両を入庫する際に、旋回を完了してから駐車室に格納す
るので、出庫の際には、前進によってバースから退出す
ることが可能となる。また、車両の旋回作業を、入庫時
の作動手順に折り込むことが可能となるので、車両の旋
回に要する時間および手間を削減することができる。
【0044】尚、本実施の形態においては、入庫時に車
両を旋回させる場合を例示したが、出庫時に旋回作業を
行うことも当然に可能である。また、上記ターンテーブ
ルは、昇降台1および入出庫バース4のコンベアで構成
するものに限定されるものではなく、例えば、入出庫バ
ース4にターンテーブルに係る全てのコンベアを設置す
ることも可能である。
【0045】また、本実施の形態においては、4つのス
パイラルコンベア11a〜11dを、コンベア12a,12b、
コンベア13a,13bで連結する構成をなしている。ま
た、車両50の旋回中は、タイヤ接地面51a〜51dは、複
数のスパイラルコンベア11上と、コンベア12,13上とに
別れて載置される。そして、スパイラルコンベア11a〜
11dの2方向の搬送方向を適宜切り替えることにより、
車両50に連続的な旋回動作を発生させることができる。
この際、コンベア12a,12b、コンベア13a,13bは、
スパイラルコンベア11a〜11dによる車両50の旋回動作
を促進させるように働き、車両を円滑に旋回せしめる。
【0046】さらに、本実施の形態においては、コンベ
ア13a〜13dをベルトコンベアとしている。そして、入
出庫バース4に進入した(もしくは退出する)車両50に
よって、スパイラルコンベア11、コンベア12を覆い隠
す。この際、車両の乗降口(左右のドア)は、コンベア
13a〜13d上に面することから、車両50の乗員は、歩行
に適したコンベア13a〜13dの搬送面上を歩いて、車両
50に対し乗降することができる。尚、乗員の歩行の容易
性を考えなくても良い場合には(人が立ち入らない場所
にコンベアからなるターンテーブルを設ける場合等)、
ベルトコンベアを用いる必要はなく、全てローラコンベ
アでターンテーブルを形成することが可能である。更
に、4つのスパイラルコンベアのみを矩形に隣接配置す
ることによっても、ターンテーブルを形成することが可
能となる。
【0047】本発明の実施の形態においては、入庫およ
び出庫が同一のバース(入出庫バース)で行う機械式駐
車装置であって、かつ、入出庫の方向を同一方向とした
場合を例示して説明した。しかしながら、入庫バースと
出庫バースとが別々の形式をなすものや、入出庫の方向
が異なる入出庫バースを備えるものであっても、本発明
に係るターンテーブルを設けることにより、例えば緊急
時等に車両の旋回を行い、車両の入出庫方向を適宜変更
することが可能となる。
【0048】また、本発明の実施の形態ではコンベアに
よる物品の搬送手段を用いた搬送施設として、機械式駐
車装置を例に挙げて説明したが、他の搬送手段にも用い
ることも可能である。特に、搬送する物品をコンベア上
で持ち上げて旋回させることが困難な、重量物搬送用の
搬送手段に適したものである。
【0049】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、以下
のような効果を有する。まず、本発明の請求項1に係る
ターンテーブルによると、コンベアを用いた搬送手段上
で、物品を旋回させることが可能である。よって、重量
物のごとく持ち上げて旋回させることが困難な物品の場
合に、従来のごとくコンベアから別体式のターンテーブ
ルに移し替えて旋回を行うというような手間が不要とな
り、物品の搬送をより迅速かつ円滑に行うことが可能と
なる。
【0050】また、本発明の請求項2に係るターンテー
ブルによると、スパイラルコンベアを用いることによっ
て物品の旋回を連続的にかつ円滑に発生せしめ、コンベ
アを用いた搬送手段上での物品の旋回を、より迅速かつ
円滑に行うことが可能となる。
【0051】また、本発明の請求項3に係るターンテー
ブルによると、請求項1記載の搬送手段は、スパイラル
コンベアと一般的なコンベアとを交互に並べて環状に配
置したものとなり、ターンテーブルを構成するコンベア
のレイアウトをより多彩にすることができる。この場
合、特にスパイラルコンベアによって物品の方向転換を
行い、一般的なコンベアは、該方向転換を促すことによ
り、コンベアを用いた搬送手段上での物品の旋回を、よ
り迅速かつ円滑に行うことが可能となる。
【0052】さらに、本発明の請求項4に係るターンテ
ーブルによると、前記搬送手段を構成するコンベアの一
部がベルトコンベアである。よって、当該ベルトコンベ
アの搬送面を床面として用いることにより、特に重量物
を搬送する為の大型の搬送手段上での人の往来を容易と
し、例えば物品や搬送手段の保守、管理性を向上させる
ことになる。
【0053】加えて、本発明の請求項5に係る機械式駐
車装置によると、従来必要であったターンテーブルを不
要とし、機械式駐車装置の建設コストや、設置に必要な
スペースの減少を図ることができる。また、車両の旋回
作業を、入出庫のための作動手順に折り込むことができ
るので、車両の入出庫より迅速にかつ円滑に行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る機械式駐車装置の、
リフトおよび入出庫バースを示す平面図である。
【図2】図1に示すリフトおよび入出庫バースにおい
て、車両を旋回させる手順を説明するための摸式図であ
る。
【図3】図2に続き、車両を旋回させる手順を説明する
ための摸式図である。
【図4】図3に続き、車両を旋回させる手順を説明する
ための摸式図である。
【図5】図4に続き、車両を旋回させる手順を説明する
ための摸式図である。
【図6】図5に続き、車両を旋回させる手順を説明する
ための摸式図である。
【図7】図6に続き、車両を旋回させる手順を説明する
ための摸式図である。
【図8】図7に続き、車両を旋回させる手順を説明する
ための摸式図である。
【図9】図1に示すリフトおよび入出庫バースの、各コ
ンベアを駆動する制御手段の制御手順を説明する摸式図
である。
【図10】図1に示すリフトおよび入出庫バースに用い
られるスパイラルコンベアの概略図である。
【図11】従来の機械式駐車装置の構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 スパイラルコンベア 11a スパイラルコンベア 11b スパイラルコンベア 11c スパイラルコンベア 11d スパイラルコンベア 12 コンベア 12a コンベア 12b コンベア 13 コンベア 13a コンベア 13b コンベア 13c コンベア 13d コンベア

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向の異なる複数のコンベアを、全
    体で環状をなし搬送すべき物品が少なくとも2つの異な
    るコンベアに跨がって載置され得るように配置してなる
    搬送手段と、各コンベアを所定のタイミングおよび回転
    方向に作動させる制御手段とを有することを特徴とする
    ターンテーブル。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段のコンベアは、少なくとも
    4つのスパイラルコンベアを含むことを特徴とする請求
    項1記載のターンテーブル。
  3. 【請求項3】 前記各スパイラルコンベア間を、更にコ
    ンベアで連結してなることを特徴とする請求項2記載の
    ターンテーブル。
  4. 【請求項4】 前記各スパイラルコンベア間を連結する
    コンベアのうち、少なくとも1つをベルトコンベアとし
    たことを特徴とする請求項3記載のターンテーブル。
  5. 【請求項5】 走行台車の走行路に沿って複数配設され
    た駐車室とバースとの間を、前記走行台車およびリフト
    を介して連絡し、バース、リフト、走行台車および駐車
    室の各々に、車両の受け渡しを行うコンベアを設けてな
    る機械式駐車装置であって、前記バースおよびリフトの
    コンベアが協働して、請求項1ないし4のいずれか1項
    記載のターンテーブルを形成することを特徴とする機械
    式駐車装置。
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