JP2887744B2 - 静電気検知装置 - Google Patents

静電気検知装置

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JP2887744B2 JP22131496A JP22131496A JP2887744B2 JP 2887744 B2 JP2887744 B2 JP 2887744B2 JP 22131496 A JP22131496 A JP 22131496A JP 22131496 A JP22131496 A JP 22131496A JP 2887744 B2 JP2887744 B2 JP 2887744B2
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勝行 上橋
信義 斎藤
康夫 森川
憲史 鈴木
敏雄 山田
輝夫 鈴木
義弘 伊藤
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FUJI PAUDARU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電気を検出する
静電気検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平7−1291号公報には、容器内
で流動する粉粒体の帯電電位を検出する装置が開示され
ている。この装置は、ガスで粉粒体を流動させる容器の
外面に電位センサを取り付け、この電位センサの検出部
を容器に設けられた窓孔に対向させ、この窓孔と電位セ
ンサとの間の板状の間隙にエアーを噴射して、垂直なエ
アーカーテンを形成するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の装
置は、粉粒体が電位センサの検出部に接触するのをエア
ーカーテンにより防止しようとするものであるが、エア
ーカーテンは、容器の窓孔の背面に沿って流れるエアー
の層流であるため、容器からの粉粒体を逆に電位センサ
の検出部中に導入する事態も生じ、粉粒体が電位センサ
内に入り込んでセンサ本来の検出精度を保証できなくな
ってしまうことがあった。また、容器に窓孔を設けてそ
の外側に電位センサを取り付けるため、検出個所が限定
される問題点があった。
【0004】本発明の課題は、粉粒体等がセンサ内に入
り込むのを的確に防止して精度良く検出できるととも
に、検出個所が限定されなく、設置の取り扱いが容易な
静電気検知装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による静電気検知
装置の特徴は、静電気検出電極及び検出回路を内蔵した
センサケースをプローブ内に収容して、センサケースの
先端部に設けられた検出孔をプローブの先端部に設けら
れた窓孔の近くに臨ませたこと、プローブの先端部の内
面とセンサケースの外面との間に、プローブの窓孔を開
口とする空隙を形成したこと、この空隙へプローブの内
側からエアー等の気体を供給して窓孔から噴出させる第
1の気体供給系と、センサケース内にエアー等の気体を
供給して検出孔から噴出させる第2の気体供給系とを設
けたことにある。
【0006】このような構造にすると、静電気を検出す
るセンサ全体をプローブで保護した状態で検出個所に設
置でき、その周囲の静電気を、プローブの先端の窓孔及
びセンサケースの先端の検出孔を通じて検出できる。ま
た、プローブ内でセンサケースの先端部の外周に沿った
気体流を形成して、プローブの先端の窓孔から気体を噴
出できると同時に、プローブ内でセンサケースの先端の
検出孔からも気体を噴出できるので、粉粒体等が検出孔
からセンサケース内に流入するのを的確に防止できる。
【0007】プローブの先端部の内面に凹部を設け、こ
の凹部中にセンサケースの先端部を挿入してこれら凹部
とセンサケースの先端部との間に空隙を形成すると、セ
ンサケースの検出孔を、プローブの先端外面に可及的に
接近させて検出性能を確保できる。プローブの先端を金
属製カバーで閉じ、このカバーに窓孔と凹部を設ける
と、プローブ先端部の帯電による精度低下を防止でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
【0009】本実施例の静電気検知装置は、図1に外観
を示すように、円筒形のプローブ1をフレックスパイプ
2の先端に接続ナット3により連結保持し、フレックス
パイプ2を屈曲させることにより、プローブ1を任意の
方向に指向させることができるようになっている。
【0010】プローブ1は、図2に示すように、後筒4
と、これより小径でその先端部内に嵌合固定した前筒5
と、この前筒5の先端部内に嵌合固定してその先端開口
を閉じたカバー6とでプローブ本体7とし、このプロー
ブ本体7内にセンサ8を収容保持したものである。後筒
4、前筒5及びカバー6はいずれも金属製である。カバ
ー6には、その内面に円形の凹部9が設けられていると
ともに、この凹部9の中央から外面に開口する円形の窓
孔10が設けられている。前筒5には中筒11が設けら
れている。この中筒11は鍔部12により前筒5と一体
になっている。この鍔部12の前面とカバー6の内面と
の間には空隙13が形成されている。
【0011】センサ8は、角筒状の金属製センサケース
14内に静電気検出電極及び検出回路を内蔵した振動容
量型又はチョッパ型であり、公知のように、測定対象と
静電気検出電極との間の静電容量を、圧電音叉等の機械
的手段により周期的に変化させて静電気検出電極上に周
期的に変化する電荷を誘起させ、この電荷の移動によっ
て生ずる電流を検出回路で電圧に変換して信号を出力す
る。
【0012】センサケース14は、中筒11中を貫通さ
せて止め金具15により中筒11に固定されている。中
筒11の前後端には、センサケース14との間隙を前後
で閉じるパッキン16が設けられている。センサケース
14の先端部は、カバー6の凹部9中に突入して、この
凹部9の内面との間に空隙17を形成している。この空
隙17は、後端が上記空隙13に連続し、また窓孔10
によりカバー6外に開口している。センサケース14の
先端には、カバー6の窓孔10よりも小さい検出孔18
(図3)が設けられている。この検出孔18は窓孔10
の近くに位置しており、センサ8による静電気の検出
は、これら検出孔18及び窓孔10を通じて行われる。
【0013】センサケース14の後端には共用ホース1
9が接続されている。この共用ホース19は、図1に示
すようにフレックスパイプ2外において、分岐ジョイン
ト20によりケーブル21とエアーホース22とに接続
され、センサケース14内の検出回路を外部電気機器と
接続するための電気配線と、センサケース14内にエア
ーを供給する配管とを兼ねている。
【0014】また、図2に示すように、中筒11の鍔部
12には貫通孔23が設けられ、この貫通孔23に、エ
アー供給パイプ24が先端部をねじ込んで接続されてい
る。このエアー供給パイプ24には、フレックスパイプ
2内において、ソケット25や継手26や可撓性チュー
ブ27等を介してエアーホース28が接続されている。
このエアーホース28は、図1に示すように、フレック
スパイプ2外において、分岐ジョイント29により上記
エアーホース22と共に共通エアーホース30に接続さ
れており、エアーホース22を通じてセンサケース14
内にエアーが供給されると同時に、エアーホース28及
び空隙13・17にもエアーが供給される。
【0015】従って、センサケース14の先端部の回り
の空隙13・17を通って窓孔10からエアーが噴出さ
れると同時に、センサケース14内に供給されたエアー
が検出孔18から噴出される。この場合、窓孔10から
の噴出圧よりも検出孔18からの噴出圧の方が高くなる
ため、空隙17に入ったエアーが検出孔18へ逆流する
ことはない。
【0016】本実施例の静電気検知装置は上記のような
構造であるため、例えば粉粒体が流動する容器や管路の
側壁にプローブ1を取り付け、窓孔10を容器や管路の
内部に指向させた場合には、センサ8で静電気を検出す
ることにより、粉粒体の静電気による側壁周囲の電界を
測定することができる。この場合、上記のようにプロー
ブ本体7の先端の窓孔10からエアーが噴出されるの
で、プローブ本体7内に粉粒体や塵埃が流入するのを防
止(エアーパージ)できるとともに、これと同時にセン
サケース14の先端の検出孔18からもエアーが噴出さ
れるので、検出孔18に対しては粉粒体や塵埃の流入を
二重に防止(二重にエアーパージ)できる。また、エア
ー供給パイプ24から空隙13に入ったエアーは、セン
サケース14の先端部の回りの空隙17を通ってから窓
孔10より噴出されるので、センサケース14の先端部
の外面への粉粒体や塵埃の付着も防止できる。
【0017】また、特に図の例では、金属製カバー6に
凹部9を設け、この凹部9にセンサケース14の先端部
を突入させて空隙17を形成しているので、センサ8を
保護するためにプローブ本体7内に収容していても、検
出孔18を窓孔10に出来るだけ近づけてセンサ8の検
出性能を確保できる。
【0018】なお、以上の実施例では、プローブ1をフ
レックスパイプ2の先端に連結保持したが、プローブ1
を独立して支持できるようにしても良い。また、エアー
を使用できない環境下では、エアーに代えて窒素ガス等
のガスを噴射しても良い。本発明の静電気検知装置は、
粉粒体の静電気による電界を測定するのに好適ではある
が、流動物(固体・液体・気体の如何を問わない)自体
の静電気又はそれによる静電気を、その流入を防止しな
がら検出する場合に広範に使用でき、また測定しようと
する静電気の量が電位や電荷量等であっても、改造を要
することなく適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果がある。 静電気を検出するセンサ全体をプローブで保護した
状態で、任意の検出個所に設置でき、しかもその取り扱
いが容易である。 プローブ内でセンサケースの先端部の外周に沿った
気体流を形成して、プローブの先端の窓孔から気体を噴
出すると同時に、プローブ内でセンサケースの先端の検
出孔からも気体を噴出するので、粉粒体等が検出孔から
センサケース内に流入するのを的確に防止して、精度良
く検出できる。 センサケースの先端部の外面への粉粒体や塵埃の付
着も防止できる。
【0020】請求項2に係る発明によれば、上記の効果
に加え、センサケースの検出孔を、プローブの先端外面
に可及的に接近させて検出性能を確保できる。請求項3
に係る発明によれば、プローブ先端部の帯電による精度
低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の静電気検知装置の外観側面
図である。
【図2】同静電気検知装置の断面図である。
【図3】プローブの正面図である。
【符号の説明】
1 プローブ 2 フレックスパイプ 6 カバー 7 プローブ本体 8 センサ 9 凹部 10 窓孔 13 空隙 14 センサケース 17 空隙 18 検出孔 19 共用ホース 22 エアーホース 24 エアー供給パイプ 28 エアーホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 憲史 千葉県千葉市中央区仁戸名町480−158 (72)発明者 山田 敏雄 東京都台東区下谷2−24−1−801 (72)発明者 鈴木 輝夫 東京都江東区大島6−1−7−905 (72)発明者 伊藤 義弘 東京都練馬区北町3丁目10番18号 不二 パウダル株式会社 東京支店内 (56)参考文献 実開 昭63−25379(JP,U) 特公 平7−1291(JP,B2) 実公 平6−18362(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 29/24 G01N 27/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電気検出電極及び検出回路を内蔵したセ
    ンサケースをプローブ内に収容して、センサケースの先
    端部に設けられた検出孔をプローブの先端部に設けられ
    た窓孔の近くに臨ませ、プローブの先端部の内面とセン
    サケースの外面との間に、前記窓孔を開口とする空隙を
    形成し、またこの空隙へプローブの内側からエアー等の
    気体を供給して前記窓孔から噴出させる第1の気体供給
    系と、前記センサケース内にエアー等の気体を供給して
    前記検出孔から噴出させる第2の気体供給系とを設けた
    ことを特徴とする静電気検知装置。
  2. 【請求項2】プローブの先端部の内面に凹部を設け、こ
    の凹部中にセンサケースの先端部を挿入してこれら凹部
    とセンサケースの先端部との間に空隙を形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の静電気検知装置。
  3. 【請求項3】プローブの先端を金属製カバーで閉じ、こ
    のカバーに窓孔と凹部を設けたことを特徴とする請求項
    2に記載の静電気検知装置。
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