JP2007047006A - 静電容量式センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 検知対象物の容量が少ない場合における検知対象物の状態の検知感度を向上することができる静電容量式センサを提供する。
【解決手段】 厚さEが300μmの絶縁被膜23を被覆した円柱状の内部電極20と筒状の外筒電極10との間に満たされる尿素水の水位に応じ、センサ部1の全体の静電容量は変動する。尿素水の水位が低いと測定される静電容量も小さくなるが、内部電極20の先端から距離Xの範囲内であるA部において、絶縁被膜23の厚さDを100μmに形成した。これにより、尿素水の水位がA部にあるときには、測定される静電容量が増加する。すると、尿素濃度測定時には、濃度に応じて得られる静電容量の変化度合いが大きくなるため、ノイズや配線容量の影響などにより生ずる誤差の影響を相対的に低減させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電極間の静電容量を測定することで検知対象物収容容器内に収容される検知対象物の状態を検知する静電容量式センサに関するものである。
従来、液体や粉体などの検知対象物の状態を検知するセンサの一例として、例えば液体の水位(液位)を測定するための液位センサが知られており、その一例としての静電容量型液量計は、例えば自動車の燃料などの残量の測定に用いられる(例えば、特許文献1参照。)。この静電容量型液量計は、導体からなる細長い筒状の電極(外筒電極)と、その筒内にて軸線方向に沿って設けられた筒状の電極(内部電極)との間(以下、「ギャップ間」という。)の静電容量を測定するものである。外筒電極の軸線方向が液位の上下方向となるように、静電容量型液量計は液体を収容するタンクに設けられる。液体に浸漬していない部分の静電容量はギャップ間の空気の誘電率に依存し、液体に浸漬した部分の静電容量がギャップ間に満たされた液体の誘電率に依存することから、液位が高くなるに従って測定される静電容量が大きくなる。このため、液体に浸漬している部分が増えるほど測定される静電容量が大きくなることとなり、液位を検知することができる。
近年、例えばディーゼル自動車から排出される窒素酸化物(NOx)を無害なガスに還元するためにNOx選択還元(SCR)触媒を用いる場合があるが、その還元剤として尿素水が用いられる。この尿素水のように導電性を示す液体の液位を測定する場合、上記液位センサの外筒電極と内部電極との間でのショートの防止のために、内部電極の外表面上には誘電体からなる絶縁被膜をコーティングしたものが用いられる。
このような液位センサにおいて、液体に浸漬していない部分の静電容量は、ギャップ間の空気層の静電容量と内部電極の絶縁被膜の静電容量との合成容量となる。一方、液体に浸漬している部分の静電容量は、導電性の液体が外筒電極と略同電位となるため、絶縁被膜の静電容量となる。そして両者の静電容量の合計が、センサ全体の静電容量として測定される。空気層の厚みにくらべ絶縁被膜の厚みは十分に小さいので、液体に浸漬していない部分の減少に伴う静電容量の変化量は、浸漬している部分の増加に伴う静電容量の変化量と比べ十分に小さい。このため、センサ全体の静電容量は液体に浸漬している部分の静電容量の増減にほぼ正比例することとなり、測定される静電容量の大小から液位を検知することができる。
一方、液体や粉体などの検知対象物の状態を検知するセンサの他の例として、液体に含まれる特定成分の濃度を検出する液体濃度センサが知られている(例えば、特許文献2参照。)。この液体濃度センサは、電極間に電圧を印加した際に測定される静電容量が、電極間に満たされた液体の濃度の大小に応じて変化することから液体の濃度を検知するものである。
特開平9−152368号公報 特開平11−352089号公報
ところで、収容容器に収容される液体は消費などにより容量(すなわち、液位)が低下するため、上述した静電容量方式のセンサを液位が低下する使用環境下に取り付けた場合、液体に浸漬する電極間部分が液位の低下に伴い少なくなる。そして、液体に浸漬する電極間部分が少なくなるに従い、測定される静電容量自体が小さくなる。しかし、液位が低下した状況下(すなわち、液体に浸漬する電極間部分が少なくなっている状況下)で液体の状態(更なる液位の変化や、液体の濃度)を上述した従来のセンサを使って検出する場合、測定される静電容量自体が小さいが故にノイズや配線容量(浮遊容量)の影響を受けやすくなるため、精度よく液体の状態を検知することができない虞があった。つまり、従来の静電容量方式のセンサでは、液体の容量が低下した状況では静電容量変化に応じた適切な液体の状態検知ができない虞があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、検知対象物の容量が少ない場合における検知対象物の状態の検知感度を向上することができる静電容量式センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の静電容量式センサは、筒状の外筒電極と、前記外筒電極内で前記外筒電極の軸線方向に沿って設けられた筒状または柱状の内部電極とを備え、検知対象物が収容される検知対象物収容容器の底壁側に、前記外筒電極および前記内部電極の一端側を向けた状態で、前記検知対象物収容容器内に前記外筒電極および前記内部電極を配置させ、前記外筒電極と前記内部電極との間の静電容量を測定することで前記検知対象物の状態を検知する静電容量式センサであって、前記内部電極の前記一端より前記軸線方向に沿って他端側に向けた所定範囲内の位置に、前記検知対象物の状態変化に応じた前記静電容量の変化度合いを高める静電容量増加手段を備えている。
また、請求項2に係る発明の静電容量式センサは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記検知対象物は導電性を有すると共に、前記内部電極の外面には絶縁被膜が被覆されており、前記静電容量増加手段として、前記内部電極の前記所定範囲内の位置における前記絶縁被膜の厚みを、前記所定範囲外の位置における前記絶縁被膜の厚みよりも薄く構成している。
また、請求項3に係る発明の静電容量式センサは、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記検知対象物は導電性を有すると共に、前記内部電極の外面には絶縁被膜が被覆されており、前記静電容量増加手段として、前記所定範囲内の位置における前記絶縁被膜に、前記所定範囲外の位置における前記絶縁被膜よりも誘電率の高い絶縁被膜を用いたことを特徴とする。
請求項1に係る発明の静電容量式センサでは、検知対象物収容容器内に収容される検知対象物の状態変化に応じて外筒電極と内部電極との間で測定される静電容量が増減するが、内部電極の一端より所定範囲内の位置に備えた静電容量増加手段によって、測定される静電容量の変化度合いを増加させることができる。ここで、検知対象物の状態変化とは、検知対象物収容容器内における検知対象物の容量の変化、濃度の変化など、その変化に応じ、測定される静電容量に増減が生ずる状態変化を意味する。そして、本発明では、検知対象物収容容器の底壁側を向く内部電極の一端から、他端側に向けた所定範囲内の位置に静電容量増加手段を設けたことから、検知対象物の容量が消費などにより内部電極の他端側から一端側に向けて低下を生じ、上記所定範囲内にまで低下した場合にも、上記所定範囲内の位置の電極間にて測定される静電容量自体が大きく低下することを抑制することができる。これにより、液体が上記所定範囲内に低下した状況下における液体の状態変化に応じた静電容量の変化度合いが従来に比して大きくなると共に、測定される静電容量に対するノイズや配線容量等の影響を相対的に低減させることができる。つまり、本発明の静電容量式センサによれば、低容量下での検知対象物の状態検知感度が高く、適切な検知を行える。なお、検知対象物としては、液体や粉体を挙げることができる。
また、請求項2に係る発明の静電容量式センサは、検知対象物として、導電性を有するものを対象にしているため、内部電極の外面には外筒電極との短絡を防ぐために絶縁被膜が被覆されている。導電性の検知対象物に曝されている電極間部分の静電容量は絶縁被膜を誘電体とするコンデンサの静電容量となり、絶縁被膜の厚みに依存して薄いほど大きくなる。検知対象物の容量が低下していくと、やがて外筒電極と内部電極との間で所定範囲内の位置のみにて検知対象物が介在することとなるが、本発明では所定範囲内の位置における絶縁被膜の厚みが所定範囲外の位置よりも薄く構成されているため、測定される静電容量は絶縁被膜の厚みを変化させない場合に比して大きくなる。これにより、検知対象物の状態変化に応じた静電容量の変化度合いが大きくなると共に、ノイズや配線容量の影響などを相対的に低減させることができ、低容量下での検知対象物の状態検知感度を高くすることができる。
こうしたことは、請求項3に係る発明の静電容量式センサのように、所定範囲内の位置における絶縁被膜に所定範囲外の位置の絶縁被膜よりも誘電率の高い絶縁被膜を用いた場合でも同様に、測定される静電容量を、絶縁被膜の誘電率を変化させない場合に比して大きくすることができるので、上記同様の効果を得ることができる。
以下、本発明を具体化した静電容量式センサの一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず図1,図2を参照し、一例としての静電容量式センサ100について説明する。図1は、静電容量式センサ100の概略の構成を示すブロック図である。図2は、静電容量式センサ100の縦断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の静電容量式センサ100は、ディーゼル自動車の排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)の還元に使用される尿素水の状態、つまりは尿素水の水位や尿素水中の尿素濃度を検知するための装置である。静電容量式センサ100は、マイクロコンピュータ130と、電圧出力部110と、センサ部1とから構成されている。
センサ部1は、一対の電極(後述する外筒電極10および内部電極20)を有し、検知対象物としての尿素水91を収容した検知対象物収容容器としてのタンク90に取り付けられる。このセンサ部1には、センサ部1の一対の電極間に印加する交流電圧を出力する電圧出力部110が接続されている。電圧出力部110はマイクロコンピュータ130に接続され、マイクロコンピュータ130から指定された周波数の交流電圧をセンサ部1に印加する。本実施の形態では、電圧出力部110は、低周波数(100kHz)および高周波数(10MHz)の2種類の交流電圧を出力可能に構成されている。
また、センサ部1は、一対の電極間を通過する電流値を電圧値に変換するための電流電圧変換部120に電気的に接続され、その出力がマイクロコンピュータ130に入力される。マイクロコンピュータ130は図示外のCPU,ROM,RAM等を内蔵し、予め記憶されたプログラムに基づき各種演算処理を実行することにより、尿素水91に含まれる尿素濃度および尿素水91の水位を検知し、図示外の外部回路(例えば、ECU)に出力する。
次に、センサ部1の詳細について図2を参照して説明する。図2に示すように、センサ部1は、円筒形状を有する外筒電極10と、その外筒電極10の内部にて、外筒電極10の軸線O方向に沿って設けられた内部電極20と、外筒電極10および内部電極20を互いに非接触の状態で支持する基部40とから構成される。
外筒電極10は導電性の金属材料からなり、軸線O方向に延びる長細い円筒形状に形成され、本実施の形態では内径約28mm、全長約620mmの大きさとなっている。外筒電極10の先端部11(図2における下部)は開放され、この先端部11の開口よりタンク90(図1参照)内の尿素水91が外筒電極10内に流入出できるようになっている。また、外筒電極10の外周上にて周方向に等間隔となる3本の母線上には、各母線に沿ってそれぞれ複数のスリット(図示外)が断続的に開口されている。さらに、外筒電極10の基端部12(図2における上部)には、スリットが形成された各母線とは異なる母線上に、一つの空気抜孔19が形成されている。
次に、外筒電極10は、基端部12が金属製の基部40の電極支持部41の外周に溶接されている。基部40はタンク90にセンサ部1を固定するための台座として機能し、そのための取り付け孔(図示外)を鍔部42に有する。また、基部40の鍔部42を挟んで電極支持部41の反対側には、センサ部1と電気的に接続される回路基板60などを収容する収容部43が形成されている。この基部40を介し、外筒電極10は接地されている。
なお回路基板60は、収容部43の内壁面の四隅より突出する基板載置部(図示外)上に載置され、その回路上には電圧出力部110、電流電圧変換部120、マイクロコンピュータ130(図1参照)が実装されている。これら電子機器を実装した回路基板60と外部装置との接続は、収容部43を覆って保護し鍔部42に固定されるカバー45の側部に固定されるコネクタ62を介して行われ、コネクタ62の接続端子(図示外)と回路基板60の配線とが配線ケーブル61によって接続されている。
基部40の電極支持部41には収容部43内に貫通する孔46が開口されており、この孔46内に、内部電極20の基端部22が挿通される。本実施の形態の内部電極20は中実で円柱状をした導電性の金属棒であり、外径約10mmで、外筒電極10の全長よりもやや長く形成されている。内部電極20の先端部21側(図2における下側であり、センサ部1の先端側)の端部はR状に面取りされている。この内部電極20の外周面上には、PTFE、PFA、ETFE等のフッ素系樹脂やエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などからなる絶縁被膜23(図3参照)が形成されている。本実施の形態では、絶縁被膜23は、PFA(比誘電率は約2.1)をディッピングもしくは静電粉体塗装により内部電極20の外表面上に塗布し、熱処理することにより樹脂コーティング層の形態で形成したものである。
本実施の形態では、内部電極20の先端から所定の距離X(例えば、全長約620mmの内部電極20の先端から約20mm)までの部位(A部とする。)において、内部電極20に被覆された絶縁被膜23は、その厚さDが100μmに形成されている。また、A部を除く部位(B部とする。)において、内部電極20に被覆された絶縁被膜23は、その厚さEが300μmに形成されている。なお、A部が、本発明における「所定範囲内」に相当し、B部が、本発明における「所定範囲外」に相当する。
また、内部電極20の基端部22側(図2における上側)には、内部電極20を基部40に固定するためのパイプガイド55とインナーケース50が係合されている。パイプガイド55は、内部電極20の基端部22の端縁寄りに接合された環状のガイド部材である。インナーケース50は内部電極20と外筒電極10とが確実に絶縁されるように内部電極20を位置決め支持する筒状の樹脂製部材であり、先端側が基部40の電極支持部41の孔46に係合する。
インナーケース50には径方向外側に向かって突出する鍔部51が形成されており、インナーケース50が電極支持部41に係合される際には収容部43側から電極支持部41の内周に挿通される。そして、鍔部51が収容部43内の底面に当接することで、電極支持部41の内周をインナーケース50が通り抜けることが防止されている。また、内部電極20は、収容部43側からインナーケース50の内側に挿通されるが、パイプガイド55が鍔部51に当接することで、インナーケース50からの脱落が防止される。
さらに、インナーケース50の外周と内周とには、それぞれ、Oリング53とOリング54とが設けられている。Oリング53は、インナーケース50の外周と基部40の孔46との間の隙間を密閉し、Oリング54は、インナーケース50の内周と内部電極20の基端部22の外周との間の隙間を密閉している。これにより、センサ部1がタンク90(図1参照)に取り付けられた際に、タンク90の内部と外部とが収容部43を介して連通しないようにその水密性および気密性が保たれている。なお、基部40の鍔部42においてセンサ部1の先端側の面には図示外の板状のシール部材が嵌められ、Oリング53,54と同様に、タンク90への取り付け時に、タンク90の内外の水密性および気密性が保たれる。
そして、内部電極20の基部40への組み付けの際には、2枚の押さえ板56,57によって、パイプガイド55がインナーケース50の鍔部51に対して押圧される。押さえ板57は、パイプガイド55との間に押さえ板56を挟み、パイプガイド55を押圧した状態で、ネジ58によって収容部43内に固定される。これにより、パイプガイド55に接合された内部電極20が電極支持部41に固定されることとなる。押さえ板56,57には中央に孔が設けてあり、内部電極20の電極取り出し用リード線59が挿通され、回路基板60に接合されている。回路基板60のグランド側の電極(図示外)は基部40に接続されており、これにより、基部40に溶接された外筒電極10がグランド側に電気的に接続される。
次に、本実施の形態の静電容量式センサ100により、尿素水91の水位および濃度を検知する原理について、図3〜図6を参照して説明する。なお、尿素水91の水位および濃度を検出する原理を説明するにあたっては、理解を容易とするために、本実施の形態のように、A部における絶縁被膜23の厚さDとB部における絶縁被膜23の厚さEを異ならせずに、絶縁被膜23の厚さがA部、B部にて同一であるものに置き換えたものに基づき説明する。検出の原理自体は、本実施の形態の静電容量式センサ100においても同様である。図3は、図2に示したB部における外筒電極10と内部電極20とのギャップ間に満たされた尿素水91の水面近傍の拡大断面図である。図4は、尿素濃度の異なる2種類の尿素水(0wt%,32.5wt%)について、印加電圧の周波数が低周波数(100kHz)である場合の水位と静電容量との相関関係を示すグラフである。図5は、尿素濃度の異なる2種類の尿素水(0wt%,32.5wt%)について、印加電圧の周波数が高周波数(10MHz)である場合の水位と静電容量との相関関係を示すグラフである。図6は、異なる2種類の周波数(100kHz,10MHz)の電圧をギャップ間に印加した場合について、尿素水91の濃度とギャップ間の静電容量との相関関係を示すグラフである。
なお、図4〜図6は、尿素水91の水位が0のときに、静電容量式センサ100から出力される静電容量を0として補正したグラフである。また、図6では、尿素水91の水位レベルが40cmであるときの相関関係を示している。
静電容量式センサ100のセンサ部1は、尿素水91を収容したタンク90に、その底壁側に外筒電極10および内部電極20の先端側を向けた状態で組み付けられる。つまりセンサ部1は、タンク90内で容量の変化する尿素水91の変位方向(尿素水91の水位の高低方向)を軸線O方向とし、外筒電極10および内部電極20の先端側が尿素水91の容量の少ない側(低水位側)となるように、タンク90に組み付けられる。そして、外筒電極10と内部電極20とのギャップ間の静電容量を測定し、両者間に存在する尿素水91が軸線O方向においてどれだけの水位まで存在しているか検知している。
すなわち、図3に示すように、尿素水91で満たされていない部分においては、ギャップ間で電位差の生じる部位の距離は、外筒電極10の内周面と絶縁被膜23との間に介在する空気層の厚みに相当する距離(距離Gで示す)と、絶縁被膜23の厚さに相当する距離(距離Hで示す)との合計の距離(距離Fで示す)となる。一方、尿素水91が満たされた部分において、ギャップ間で電位差の生じる部位の距離は、尿素水91が導電性を示すため外筒電極10と尿素水91との電位がほぼ等しくなることから、絶縁被膜23の厚さに相当する距離Hとなる。
換言すれば、尿素水91で満たされていない部分におけるギャップ間の静電容量は、電極間の距離がGで空気を誘電体(不導体)とするコンデンサの静電容量と、電極間の距離がHで絶縁被膜23を誘電体とするコンデンサとを直列に接続したコンデンサの合成の静電容量といえる。また、尿素水91で満たされた部分におけるギャップ間の静電容量は、電極間の距離がHで絶縁被膜23を誘電体とするコンデンサの静電容量といえる。そして両者を並列に接続したコンデンサの静電容量が、センサ部1の全体の静電容量として測定されることとなる。
ここで、2重管構造のコンデンサの静電容量Cは、以下の式により求められる。
C=2πεL/ln(r1/r2)・・・(1)
なお、εはギャップ間に介在する誘電体の誘電率(真空中の誘電率εに誘電体の比誘電率を乗算した値)、Lは2重管の軸線方向の長さ、r1は誘電体を挟む外側の電極の内径半径、r2は誘電体を挟む内側の電極の外径半径を示す。
尿素水91で満たされていない部分において、空気を誘電体とするコンデンサの容量は、外筒電極10の内径半径をr1、絶縁被膜23を含む内部電極20の外径半径をr2、空気の誘電率をε、外筒電極10および内部電極20の全長から尿素水91で満たされた部位の長さを引いた長さをLとして求められる。同様に、絶縁被膜23を誘電体とするコンデンサの容量は、絶縁被膜23を含む内部電極20の外径半径をr1、絶縁被膜23を除く内部電極20の外径半径をr2、絶縁被膜23の誘電率をε、外筒電極10および内部電極20の尿素水91で満たされていない部分の長さをLとして求められる。一方、導電性を示す尿素水91で満たされた部分では、絶縁被膜23を含む内部電極20の外径半径をr1、絶縁被膜23を除く内部電極20の外径半径をr2、絶縁被膜23の誘電率をε、外筒電極10および内部電極20の尿素水91に満たされた部分の長さをLとして静電容量を求めることができる。
比誘電率を約2.1とする絶縁被膜23を挟む電極間の距離Hと比べ、比誘電率を約1とする空気層を挟む電極間の距離Gは大きいため、空気を誘電体とする電極間の単位当たりの静電容量は、絶縁被膜23を誘電体とする電極間の単位当たりの静電容量よりも小さい。このため、尿素水91で満たされていない部分の静電容量よりも尿素水91で満たされた部分の静電容量の方が大きく、外筒電極10および内部電極20からなるコンデンサ全体としての静電容量は、尿素水91の水位に比例する。
ところで、尿素水の場合、周波数が低周波数(例えば100kHz)の電圧を印加した場合でも、高周波数(例えば10MHz)の電圧を印加した場合でも、導電性を示す。一方で、尿素濃度が0wt%、すなわち水の場合、低周波数の電圧を印加した場合には導電性を示すが、高周波数の電圧を印加した場合には絶縁性を示し、誘電体(不導体)として振る舞う性質がある。
図4のグラフに示すように、上記ギャップ間に印加する電圧の周波数を低周波数(100kHz)とした場合、上記したように、センサ部1で測定される静電容量は、導電性を示す尿素水91と内部電極20との間に介在する絶縁被膜23の静電容量に依存し、尿素水91の水位に比例してギャップ間の静電容量が増加する。尿素水91の尿素濃度が低く水に近い状態であったとしても、低周波数であれば水も導電性を示すため、センサ部1で測定される静電容量は絶縁被膜23の静電容量に依存することとなり、尿素水91の水位の増加に比例してギャップ間の静電容量も増加する。つまり、尿素水91の水位に対する静電容量の増加率は、尿素水91の濃度の大小にかかわらず一定であることがわかる。このことは図6のグラフにおいても示され、ギャップ間に印加する電圧の周波数が低周波数(100kHz)であれば、尿素水91の濃度の大小にかかわらずギャップ間の静電容量がほぼ一定となることがわかる。
一方で、図5のグラフに示すように、ギャップ間に印加する電圧の周波数を高周波数(10MHz)とした場合、低周波数の場合と同様に、尿素水91の水位に比例してギャップ間の静電容量が増加するが、尿素水91の濃度によって、それぞれの増加率が異なってくることがわかる。これは、印加される電圧が高周波数である場合、尿素水91中の尿素濃度が低下するほど水に近い状態となり、上記したように誘電体(不導体)の性質を帯びてくることによる。つまり、外筒電極10と内部電極20との間に介在する尿素水91の濃度が低くなるほど尿素水91による電圧降下が大きくなり、測定されるギャップ間の静電容量は小さくなる。従って図6に示すように、ギャップ間に印加する電圧の周波数が高周波数(10MHz)である場合には、尿素濃度の大小に比例して、ギャップ間の静電容量も増減する。
このことから以下に示す手順により、尿素濃度を求めることができる。まず、ギャップ間に印加する電圧の周波数を低周波数(100kHz)としてギャップ間の静電容量を測定し、図4で示した尿素水91の水位とギャップ間の静電容量との相関関係から、尿素水91の水位を検知する。また、あらかじめ尿素水91の水位ごとに濃度と静電容量との関係を求める計算式やテーブルを作成しておき、これをマイクロコンピュータ130のROMに記憶させておく。そして、水位の検知結果から最適な計算式やテーブルを選択する。次にギャップ間に印加する電圧の周波数を高周波数(10MHz)に切り換えてギャップ間の静電容量を測定し、選択された計算式に基づき計算したりテーブルを参照して、尿素濃度を得る。
例えば、周波数100kHzの電圧をギャップ間に印加したときに測定された静電容量が160pFであった場合、図4に示す相関関係に基づき予め作成したテーブル(図示外)を用いて尿素水91の水位を求めると、約40cmであるとわかる。次に、周波数を10MHzに切り換えたときに測定された静電容量が125pFであった場合、図6に示す相関関係に基づき作成したテーブル(図示外)を用いて尿素水91の尿素濃度を求めると、約16.3wt%であることがわかる。
このような原理を用い、静電容量式センサ100では尿素水91の水位と尿素濃度を検知することができる。尿素水91の水位とセンサ出力である静電容量とが比例関係にあるため、尿素濃度の違いは、図5に示す、尿素濃度ごとに異なるグラフの傾きによって示されることとなる。ここで、タンク90内の尿素水91の残量が少なくなった場合(水位が低くなった場合)には、測定される静電容量が小さくなるため、尿素水91の濃度の差に応じた静電容量の値の差が小さいと、静電容量と水位とから尿素濃度の判定を行う場合の判別がつきにくくなる。そこで本実施の形態の静電容量式センサ100では、尿素水91の残量が少なくなった場合に浸漬される部位、すなわち内部電極20の先端から所定の距離Xまでの部位であるA部に、ギャップ間の静電容量を増加させるための静電容量増加手段を設けている。
具体的には上記したように、内部電極20に被覆された絶縁被膜23は、A部において厚さDが100μmに形成されており、B部の厚さE(300μm)よりも薄く形成されている。上記(1)の式に基づくと、A部の絶縁被膜23の厚みを薄くすればr1/r2の値をより小さくすることができる。これにより、A部における絶縁被膜23の静電容量をB部と比べ相対的に大きくしている。このように構成することで、尿素水91の水位がA部にあるうちは、尿素濃度が大きくなるほど水位に対する静電容量の変化率(図5に示すグラフの傾き)が大きくなり、同じ水位において尿素濃度ごとに異なってくる静電容量の差を判別し易くなる。このため、ノイズや配線容量の影響などにより生ずる誤差の影響は、相対的に低減されることとなる。
このように、本実施の形態の静電容量式センサ100において、センサ部1の内部電極20の先端から所定の距離Xまでの部位(A部)に静電容量増加手段を設けたことによる効果を確認するため、以下に示す模擬試験を行った。
[実施例1]
模擬試験では、静電容量式センサのセンサ部の構成が異なる2つのサンプルを設定し、それぞれ、尿素水の水位と得られる静電容量との関係を比較するためのシミュレーションをおこなった。サンプル1は、全長620mm,外径30mm,内径28mmの外筒電極と、厚さ300μmの絶縁被膜を被覆した全長620mm,外径10mmの内部電極(絶縁被膜を含めた外径は10.6mm)とを用いて作製したセンサ部をタンクに組み付けた静電容量式センサをシミュレートするものである。サンプル2は、本実施の形態で説明したように、サンプル1の内部電極に被覆した絶縁被膜の厚さをA部において100μmとしたものである。
これらサンプルに対し、尿素濃度が32.5wt%の尿素水と水とのそれぞれについて、水位(レベル)を0mmから620mmまで5mmずつ高くしていき、各レベルにおいて、高周波として周波数1MHzの電圧と、低周波として周波数32.15kHzの電圧とを印加し、得られる静電容量を算出するシミュレーションを行った。
シミュレーション結果の算出には(1)の式を用い、得られた各条件の静電容量を合成することによってセンサ部から得られる静電容量を求めた。このとき、絶縁被膜の比誘電率を2.1,空気の比誘電率を1,水の比誘電率を80とし、真空の誘電率8.85×10−12(F/m)に掛け合わせて求めた値を、絶縁被膜、空気、水のそれぞれの誘電率εとした。
なお本実施例では、導電体としての尿素水による電圧降下がないと仮定して得られる静電容量の最大値と、尿素水が不導体であると仮定して得られる静電容量の最小値との差(尿素濃度に応じた静電容量の値の変動幅)の比較を行う。尿素水による電圧降下がないと仮定した場合、尿素水や水(尿素濃度0wt%の尿素水)に低周波数の電圧を印加した場合と、尿素水に高周波数の電圧を印加した場合とは、ともに、尿素水に浸漬された部位の静電容量は絶縁被膜の静電容量となる。このため、静電容量の最小値としては、尿素水に浸漬された部位について(1)の式に基づき算出した絶縁被膜の静電容量および水(尿素濃度が0wt%の尿素水)の静電容量の合成容量と、尿素水に浸漬されていない部位について(1)の式に基づき算出した絶縁被膜の静電容量および空気層の静電容量の合成容量とを求め、両者の合算値をセンサ部から得られる静電容量とした。一方で、静電容量の最大値としては、尿素水に浸漬された部位について(1)の式に基づき算出した絶縁被膜の静電容量と、尿素水に浸漬されていない部位について(1)の式に基づき算出した絶縁被膜の静電容量および空気層の静電容量の合成容量とを求め、両者の合算値をセンサ部から得られる静電容量とした。
模擬試験の結果、図7に示すように、従来例としてのサンプル1では水位の上昇に伴い、得られる静電容量が比例して増加した。このとき、図8に示すように、水位が20mmの場合の静電容量は、最大値が74pF、最小値が61pFとなって、両者間の差は13pFであった。
次に、図9に示すように、サンプル2では、サンプル1と比べ最大値が大幅に増加した。また、最小値としての合成容量も絶縁被膜の容量が増加することによって上がる。しかし、最大値の増加幅と比べ小さいため、水位が20mmのとき、最大値151pF、最小値84pFとなって差が67pFと大きくなった。尿素濃度の変化に応じた静電容量の変化度合いがサンプル1よりも顕著に大きくなり、尿素濃度ごとに異なる静電容量の差を、従来よりも判別し易くなることが示された。
なお、本発明は各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、絶縁被膜23の厚みは、本実施の形態ではA部を100μm、B部を300μmとしたが任意に変更可能であり、例えばA部を200μm、B部を500μmとしてもよい。
また、静電容量増加手段として、絶縁被膜23の材質をA部とB部とで異ならせてもよい。すなわち、A部にはB部よりも誘電率の高い(比誘電率の大きい)材料を被覆するとよい。例えば、A部には、比誘電率が3以上であるエポキシ系樹脂のポリイミドを用い被覆すれば、B部(本実施の形態では比誘電率が約2.1のPFAで被覆)よりも静電容量が高くなり、静電容量増加手段としての効果を発揮することができる。
また、内部電極20に形成した絶縁被膜23としては、状態を検知する液体の特性(例えば、酸化・還元性など)にあわせて腐食されにくい材質のものを選択するとよい。なお、絶縁被膜の形成をディッピングや静電粉体塗装により行ったが、内部電極との間で空気層の混入が全くない状態となるようにすれば、絶縁チューブを用いて絶縁被膜の形成を行ってもよい。しかし、内部電極の表面との密着性を考慮すると、本実施の形態のように樹脂コーティングによって形成することが望ましい。
また、本実施の形態では内部電極20を中実の円柱状の金属棒としたが、円柱状に限らず、角柱状であっても中空の円筒状や角筒状であってもよい。また、外筒電極10は円筒状に限らず、角筒状であってもよい。
さらに、検知対象物は液体に限らず、粉体であってもよい。また、温度センサを設け、尿素濃度測定時の精度を高めてもよい。
電位の異なる2部材間の静電容量を測定することで検知対象物の状態を検知することができる静電容量式センサに適用できる。
静電容量式センサ100の概略の構成を示すブロック図である。 静電容量式センサ100の縦断面図である。 図2に示したB部における外筒電極10と内部電極20とのギャップ間に満たされた尿素水91の水面近傍の拡大断面図である。 尿素濃度の異なる2種類の尿素水(0wt%,32.5wt%)について、印加電圧の周波数が低周波数(100kHz)である場合の水位と静電容量との相関関係を示すグラフである。 尿素濃度の異なる2種類の尿素水(0wt%,32.5wt%)について、印加電圧の周波数が高周波数(10MHz)である場合の水位と静電容量との相関関係を示すグラフである。 異なる2種類の周波数(100kHz,10MHz)の電圧をギャップ間に印加した場合について、尿素水91の濃度とギャップ間の静電容量との相関関係を示すグラフである。 従来のセンサ部を用いた場合に測定されうる水位と静電容量との関係をシミュレートしたグラフである。 従来のセンサ部を用いた場合に測定されうる水位と静電容量との関係をシミュレートしたグラフである。 内部電極のA部における絶縁被膜の膜厚を薄く形成したセンサ部を用いた場合に測定されうる水位と静電容量との関係をシミュレートしたグラフである。
符号の説明
10 外筒電極
20 内部電極
21 先端部
22 基端部
23 絶縁被膜
90 タンク
91 尿素水
100 静電容量式センサ

Claims (3)

  1. 筒状の外筒電極と、前記外筒電極内で前記外筒電極の軸線方向に沿って設けられた筒状または柱状の内部電極とを備え、
    検知対象物が収容される検知対象物収容容器の底壁側に、前記外筒電極および前記内部電極の一端側を向けた状態で、前記検知対象物収容容器内に前記外筒電極および前記内部電極を配置させ、前記外筒電極と前記内部電極との間の静電容量を測定することで前記検知対象物の状態を検知する静電容量式センサであって、
    前記内部電極の前記一端より前記軸線方向に沿って他端側に向けた所定範囲内の位置に、前記検知対象物の状態変化に応じた前記静電容量の変化度合いを高める静電容量増加手段を備えたことを特徴とする静電容量式センサ。
  2. 前記検知対象物は導電性を有すると共に、前記内部電極の外面には絶縁被膜が被覆されており、前記静電容量増加手段として、前記内部電極の前記所定範囲内の位置における前記絶縁被膜の厚みを、前記所定範囲外の位置における前記絶縁被膜の厚みよりも薄く構成したことを特徴とする請求項1に記載の静電容量式センサ。
  3. 前記検知対象物は導電性を有すると共に、前記内部電極の外面には絶縁被膜が被覆されており、前記静電容量増加手段として、前記所定範囲内の位置における前記絶縁被膜に、前記所定範囲外の位置における前記絶縁被膜よりも誘電率の高い絶縁被膜を用いたことを特徴とする請求項1または2に記載の静電容量式センサ。
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