JP2887503B2 - 除湿性を有する検液検査体 - Google Patents
除湿性を有する検液検査体Info
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- JP2887503B2 JP2887503B2 JP16466790A JP16466790A JP2887503B2 JP 2887503 B2 JP2887503 B2 JP 2887503B2 JP 16466790 A JP16466790 A JP 16466790A JP 16466790 A JP16466790 A JP 16466790A JP 2887503 B2 JP2887503 B2 JP 2887503B2
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- dehumidifying
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、尿等の体液や自動車等の冷却水、食用油等
の検液中の各種成分の検液検査体に関するものである。
の検液中の各種成分の検液検査体に関するものである。
(従来の技術) 尿などの体液や自動車等の冷却水、食用油等の様々な
検液中の各種成分の有無及び量を知ることは極めて重要
である。
検液中の各種成分の有無及び量を知ることは極めて重要
である。
従来、このような各種検液検査体には、塩化ビニル等
のプラスチックからなる支持体表面に試薬を含浸させた
濾紙を試薬層として、両面テープ等を使って接着成型し
ている検液検査体、又は上記支持体表面に試薬を印刷法
やコーティングにより塗布してなる検液検査体が、比較
的安価で簡便に利用できるため様々な分野で多用されて
いる。
のプラスチックからなる支持体表面に試薬を含浸させた
濾紙を試薬層として、両面テープ等を使って接着成型し
ている検液検査体、又は上記支持体表面に試薬を印刷法
やコーティングにより塗布してなる検液検査体が、比較
的安価で簡便に利用できるため様々な分野で多用されて
いる。
これらの検査体の内、湿気によってその性能・安定性
が左右される場合は、従来シリカゲル等の乾燥剤を不織
布で包んだものや、パルプに抄き込んだシート状のもの
とともに、ガラス容器やアルミニウム包装等で密栓、密
封し包装されている。
が左右される場合は、従来シリカゲル等の乾燥剤を不織
布で包んだものや、パルプに抄き込んだシート状のもの
とともに、ガラス容器やアルミニウム包装等で密栓、密
封し包装されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし袋状のものは体積が嵩張り、またシート状のも
のは柔軟性に乏しく吸湿剤の離脱が起こる。
のは柔軟性に乏しく吸湿剤の離脱が起こる。
さらにこれら形状の除湿性材の利用に際しては、本来
その効力が期待されるべき包装以前にもすでに吸湿作用
がはじまるため、その保存及び取扱いには細心の注意が
必要とされる。
その効力が期待されるべき包装以前にもすでに吸湿作用
がはじまるため、その保存及び取扱いには細心の注意が
必要とされる。
本発明はかかる問題点を解決した検液検査体を提供す
ることを目的とする。
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の前記課題は以下のように構成した検液検査体
を提供することによって解決することができる。
を提供することによって解決することができる。
従来、各種検液検査体に用いられたプラスチック等か
らなる支持体として、吸湿剤を担持する微細多孔質膜か
らなるか、もしくは吸湿剤を成型してなる除湿用フィル
ムを用いることによって検査体自体の体積が減って嵩張
らなくなり、さらに前記除湿用フィルムを、通気性もし
くは透湿性のあるフィルムでラミネートもしくは密封包
装することによって、吸湿剤の離脱を防止することがで
きるようになる。
らなる支持体として、吸湿剤を担持する微細多孔質膜か
らなるか、もしくは吸湿剤を成型してなる除湿用フィル
ムを用いることによって検査体自体の体積が減って嵩張
らなくなり、さらに前記除湿用フィルムを、通気性もし
くは透湿性のあるフィルムでラミネートもしくは密封包
装することによって、吸湿剤の離脱を防止することがで
きるようになる。
またさらに、前記除湿用フィルムを非通気性もしくは
非透湿性フィルムで密封包装してなるシート状支持体上
に、試薬を含浸させた濾紙等を試薬層として両面テープ
等を使って接着するか、あるいは試薬を印刷法やコーテ
ィング法により塗布しておき、これら検査体をガラス容
器やアルミニウム包装等で密栓密封する直前の工程で、
支持体シートを密封包装する非通気性もしくは非透湿性
フィルムの端部の一部もしくは全てをカットした時点か
ら吸湿作用を発揮させ得るように構成することができ
る。
非透湿性フィルムで密封包装してなるシート状支持体上
に、試薬を含浸させた濾紙等を試薬層として両面テープ
等を使って接着するか、あるいは試薬を印刷法やコーテ
ィング法により塗布しておき、これら検査体をガラス容
器やアルミニウム包装等で密栓密封する直前の工程で、
支持体シートを密封包装する非通気性もしくは非透湿性
フィルムの端部の一部もしくは全てをカットした時点か
ら吸湿作用を発揮させ得るように構成することができ
る。
以下、本発明の検液検査体を実施例に基づき詳細に説
明する。
明する。
実施例1 日本低温乾燥工業(株)社製 アイディシート状乾燥
剤3(シート厚み3.0mm品)上に試薬を含浸させた濾紙
からなる試薬層1を第1図のごとく両面テープ2により
張合わせ除湿性を有する検液検査体aを得た。
剤3(シート厚み3.0mm品)上に試薬を含浸させた濾紙
からなる試薬層1を第1図のごとく両面テープ2により
張合わせ除湿性を有する検液検査体aを得た。
実施例2 ニトロセルロースメンブレンフィルター(アドバンテ
ック東洋(株)市販品)を塩化カルシウム水溶液50%w/
vへ浸漬し、木枠にセットして130℃で6時間乾燥するこ
とにより得られた除湿用フィルムをポリエチレンフィル
ムにより前面ラミネートした除湿用フィルム(特願平1
−251411号明細書の実施例2参照)4上に試薬を含浸さ
せた濾紙からなる試薬層1を第2図のごとく両面テープ
2により張合せ、除湿性を有する検液検査体bを得た。
ック東洋(株)市販品)を塩化カルシウム水溶液50%w/
vへ浸漬し、木枠にセットして130℃で6時間乾燥するこ
とにより得られた除湿用フィルムをポリエチレンフィル
ムにより前面ラミネートした除湿用フィルム(特願平1
−251411号明細書の実施例2参照)4上に試薬を含浸さ
せた濾紙からなる試薬層1を第2図のごとく両面テープ
2により張合せ、除湿性を有する検液検査体bを得た。
実施例3 ニトロセルロースメンブレンフィルター(アドバンテ
ック東洋(株)市販品)を塩化カルシウム水溶液50%w/
vへ浸漬し、木枠にセットして130℃で6時間乾燥するこ
とにより得られた除湿用フィルム(特願平1−251411号
明細書の実施例2参照)5を延伸ポリプロピレン/エバ
ール/ポリエチレン(厚み構成20/17/14μm)の非通気
性・非透湿性3層フィルム6にて、第3図のように前面
及び全ての端部を包んでラミネートしてシート状支持体
を得た。
ック東洋(株)市販品)を塩化カルシウム水溶液50%w/
vへ浸漬し、木枠にセットして130℃で6時間乾燥するこ
とにより得られた除湿用フィルム(特願平1−251411号
明細書の実施例2参照)5を延伸ポリプロピレン/エバ
ール/ポリエチレン(厚み構成20/17/14μm)の非通気
性・非透湿性3層フィルム6にて、第3図のように前面
及び全ての端部を包んでラミネートしてシート状支持体
を得た。
このシート状支持体上に試薬を含浸させた濾紙からな
る試薬層1を第4図のごとく両面テープ2により張合わ
せて、検液検査体cを得た。
る試薬層1を第4図のごとく両面テープ2により張合わ
せて、検液検査体cを得た。
本実施例の検液検査体cは、除湿効力発生必要段階に
て第5図の如く端部を切りおとして使用する。
て第5図の如く端部を切りおとして使用する。
(発明の効果) 本発明の検液検査体は、支持体とし除湿用フィルムを
使用しているので、体積が減り嵩張らず、さらに除湿用
フィルムを通気性もしくは透湿性あるフィルムでラミネ
ートもしくは密封包装してなるシート状支持体を使用し
ているので吸湿剤の離脱が防止されるという効果が奏さ
れる。
使用しているので、体積が減り嵩張らず、さらに除湿用
フィルムを通気性もしくは透湿性あるフィルムでラミネ
ートもしくは密封包装してなるシート状支持体を使用し
ているので吸湿剤の離脱が防止されるという効果が奏さ
れる。
さらに、本発明に従い、検液検査体が非通気性もしく
は非透湿性フィルムで密封包装してなるシート状支持体
上に、試薬を含浸させた濾紙等を試薬層として設けてな
る場合には、ガラス容器やアルミニウム包装等で密栓、
密封する直前の工程で、前記シート状支持体の端部の一
部もしくは全てをカットした時点から吸湿作用を発揮さ
せることができるので、吸湿剤の有効性を永続させ得る
とともに、保存および取扱いが極めて簡便になる。
は非透湿性フィルムで密封包装してなるシート状支持体
上に、試薬を含浸させた濾紙等を試薬層として設けてな
る場合には、ガラス容器やアルミニウム包装等で密栓、
密封する直前の工程で、前記シート状支持体の端部の一
部もしくは全てをカットした時点から吸湿作用を発揮さ
せることができるので、吸湿剤の有効性を永続させ得る
とともに、保存および取扱いが極めて簡便になる。
第1図〜第5図は本発明の実施の態様を示す説明図であ
る。 1:試薬層、2:両面テープ、3:シート状乾燥剤、4:実施例
2の除湿用フィルム、5:実施例3の除湿用フィルム、6:
非通気性・非透湿性フィルム。 a,b,c:検液検査体。
る。 1:試薬層、2:両面テープ、3:シート状乾燥剤、4:実施例
2の除湿用フィルム、5:実施例3の除湿用フィルム、6:
非通気性・非透湿性フィルム。 a,b,c:検液検査体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 敏邦 栃木県宇都宮市西川田本町4―2―7 東洋濾紙株式会社西川田研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 31/22 121
Claims (3)
- 【請求項1】支持体上に検液検査用の試薬層を設けた検
液検査体において、上記支持体が吸湿剤を担持する微細
多孔質膜からなるか、もしくは吸湿剤を成型してなる除
湿用フィルムであることを特徴とする除湿性を有する検
液検査体。 - 【請求項2】除湿用フィルムが、通気性もしくは透湿性
のあるフィルムでラミネート加工もしくは密封包装され
てなることを特徴とする請求項1記載の除湿性を有する
検液検査体。 - 【請求項3】除湿用フィルムが非通気性もしくは非透湿
性フィルムで密封包装されてなることを特徴とし、除湿
作用の必要な段階で、密封包装フィルム端部の一部もし
くは全てをカットすることではじめて除湿作用が発生す
るようにした請求項1記載の除湿性を有する検液検査
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16466790A JP2887503B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 除湿性を有する検液検査体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16466790A JP2887503B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 除湿性を有する検液検査体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0454454A JPH0454454A (ja) | 1992-02-21 |
JP2887503B2 true JP2887503B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=15797537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16466790A Expired - Fee Related JP2887503B2 (ja) | 1990-06-22 | 1990-06-22 | 除湿性を有する検液検査体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887503B2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-22 JP JP16466790A patent/JP2887503B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0454454A (ja) | 1992-02-21 |
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