JP2887374B2 - 支保工用パイプサポートの梁固定具 - Google Patents

支保工用パイプサポートの梁固定具

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、鉄筋コンクリート製の傾斜屋根を
打設する型枠の様に、傾斜した底面を有する披支持物を
下側から受支持する為に、施工基盤上に斜めに立設され
るパイプサポート(鋼管製支柱)の上端に、上記披支持
物を構成する梁等を簡単・確実に固定させるに役立つ、
支保工用パイプサポートの梁固定具に関する。
(従来の技術) 第5図は、鉄筋コンクリート製の傾斜屋根20を打設す
る為に、その型枠21を複数本のパイプサポートAによっ
て支える、従来の支保工を説明した図である。
此の場合、パイプサポートAは、型枠21が傾斜してい
ることを考慮に入れて、図示の様に施工基盤22上に斜め
に立設される。
その為に、パイプサポートAの上端に熔接された受板
23と型枠21との間、及びパイプサポートAの下端に熔接
された台板24と施工基盤22との間には、夫々楔状の隙間
が生ずる。
そこで、此等の隙間には楔25を挟んだうえ、受板23及
び台板24を、それらに設けた釘孔を通して型枠21を構成
する梁26及び施工基盤22に夫々釘打ち固定させていた。
(発明が解決しようとする課題) 然し乍ら、この様な支保工では、上記の隙間に対応し
た形の多数の楔25を用意して、これらを上記の楔状間隙
に挿し込み、受板23及び台板24を釘打ち固定すると言
う、極めて繁雑で、然もかなり熟練が必要な多くの作業
工程を要していた。
その上、型枠21の撤去時には打った釘を抜き取り、更
には散乱した釘を安全の為に処分する等の、厄介で多く
の労力を要する片付け仕事をしなければならなかった。
そこで、本発明の目的は、例えば、鉄筋コンクリート
製の傾斜屋根を打設する為の型枠等を受支持するパイプ
サポートを、施工基盤上に傾けて立設する場合に、披支
持物を構成する梁等を、極力簡単且つ確実にパイプサポ
ートの上端に固定させるに、役立つ、支保工用パイプサ
ポートの梁固定具を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成する為に、本発明による支保工用パ
イプサポートの梁固定具Eは、 傾けて立設したパイプサポートの上端に着脱自在に取
付け、コンクリート製傾斜屋根を打設する型枠等の披支
持物の、傾斜した梁等を受止めさせる為のものであっ
て、 梁7等の両側面を挟持する、対置した1対の挟持部材
11,11の各下方部を、連結部材12で連結させた本体部6
と、 前記1対の挟持部材11,11の、各下端間に跨設した軸1
3と、 該軸13に、その上端部をピン連結されて、パイプサポ
ートAの上端内空部に挿嵌させるパイプ状の継手14と
を、備えることを特徴とする。
(作用) パイプサポートAを施工基盤D上の所定箇所に斜めに
立設し固定させる。
然る後、パイプサポートAの上端内空部を梁固定具の
継手14を嵌挿すれば、この梁固定具Eはパイプサポート
Aの上端に取着される。
そこで、本体部6に梁7を挟持させれば、パイプサポ
ートAの上端に披支持物Cを載置する作業は簡単・迅速
に終わる。
そして、本体部6を構成する1対の挟持部材11,11の
各楔孔11a,11bを貫いて楔15を打ち込めば、梁7は梁固
定具Eに簡単・確実に固定される。
(実施例) 以下に、本発明を鉄筋コンクリート製傾斜屋根の打設
用型枠を支える支保工に適用した一実施例に就いて、第
1図乃至第4図を参照しながら説明する。
先ず、パイプサポートAは、第1図に示した様に、夫
々鋼管からなる所定長さの太い外管1の上部に、この外
管1より細い所定長さの内管2の下端側を摺動可能に嵌
挿させて、その本体部が構成されている。
この本体部の長さ方向の中間部には、パイプサポート
Aの長さを調節する調節機構が組み込まれているが、こ
れは周知のものと同じなので、その図示は省いた。
3は外管1の下端に熔接されて、方形フランジ状をし
た台板で、その中央に、外管1の内径に等しい径の円形
開口1aが穿たれている。
4は内管2の上端に熔接された受板で、台板3と同様
な形状を備えている。尚、台板3,受板4の板面には、夫
々複数箇所に釘孔を設けてある。
5は支承架台で、この実施例のものは、第2図に示し
た様に金属製で半球殻形状を備えており、その直径は、
上記の円形開口1aの直径より大きくして、円形開口1a内
に没入しない様にしている。支承架台5は強化プラスチ
ック等で作っても良い。
支承架台5の表側の球状曲面は、パイプサポートAを
受支持する支承面5aをなしており、円周状下端面5bは、
等ピッチの波状凹凸面に形成している。尚、支承面5a
は、球面の代わりに楕円面等であっても良い。
さて、Eは梁固定具で、第1図に示した様にパイプサ
ポートAの上端部に着脱自在に取着されて、鉄筋コンク
リート製の傾斜屋根Bを打設する型枠Cを、直接受支持
する役割を果たす。
この型枠Cは、角筒状の形綱からなる梁(大引き)7
の上面に桟木8重ねて載置し、桟木8の上に釘打された
根太9の上面に、コンクリート打設面となる合板10を張
り渡して構成されている。
梁固定具Eは、梁7の両側面を挟持し得る間隔を隔て
て対置された、縦長長卵形をした1対の挟持部材11,11
と、此等両挟持部材11,11の下方部を互いに連結させる
の連結板12とにより、その本体部6が構成されている。
そして、挟持部材11の下縁部分bは円弧状に形成されて
いる。
上記の本体部6には、連結部材12の下方部に於いて、
軸13が両挟持部材11,11間に跨設されている。梁7の長
手方向と直交方向に配置されたこの軸13には、縦向きに
された短筒状の継手14が、その上端を揺動可能に軸支さ
れており、継手14の外径はパイプサポートAの内管2の
上端内空部に嵌挿させ得る太さにしている。
又、両挟持部材11,11の上部には、第3図に示した様
に楔15を此等の挟持部材に架け渡す様に打ち込む為の、
縦長長方形の楔孔11a,11bを設け、又、その下方に釘孔
aを設けている。此等の楔孔11a,11bの下縁と連結部材1
2の上面との間隔は、梁7と桟木8とを重ねた厚さに略
等しくしている。
次に、上記構成の作用を説明する。
先ず、各パイプサポートAの上端の内空部に、梁固定
具Eの継手14を嵌挿させることによって、パイプサポー
トAの上端に梁固定具をワンタッチ式に取着させる。
次いで、型枠Cを確実に支持するに足る本数の上記パ
イプサポートAを夫々載置する為の複数個の支承架台5
を、所定間隔を隔てて例えば基盤目状の配置を以て、コ
ンクリート床等の施工基盤D上に、第1図に示した様に
そのまま唯単に据え置く。
そして、図示の様に所定角度だけ傾けたパイプサポー
トAを、その下端の円形開口1aが各支承架台5の支承面
5aに被さる様にして載せる。
此の様な状態で、円形開口1aの周縁部は、その全周が
球状支承面5aに摺動可能に密接されて、各パイプサポー
トAは、或る角度範囲内に於いては、その傾き角度の如
何に拘わらず、夫々揺るぎなく安定した状態のもとに、
各支承架台5上に立設される。
この様な立設状態に於いて、各パイプサポートAは施
工基盤上に確実に支持されて自立性を発揮するので、従
来工法の様に、水平繋ぎ部材やワイヤーを用いて隣接す
るパイプサポートA,A同志を連結させて、その倒伏を防
ぐ作業が必須でなくなる。尤も、この従来の連結作業を
併用すれば、より確実な支保工を行得ることが言う迄も
ない。
次いで、各パイプサポートAの上端に取着した梁固定
具E,E間に架け渡す様にして、夫々の1組の挟持部材11,
11間に梁7を落とし込み、続いてその上に桟木8を重ね
て載せる。
然る後、第3図の様に両挟持部材11,11の楔孔11a,11b
に跨らせて楔15を打ち込むと、梁7及び桟木8は、楔15
と連結板12との間に挟み込まれて、各梁固定具Eに確実
に固定される。
必要に応じて、挟持部材11に設けた釘孔aを利用し
て、桟木8と梁固定具Eとを釘打ち固定させても良い。
この固定状態に於いても、梁固定具Eは、水平な軸13
の周りに梁7の長手方向に首振り状に揺動可能なので、
型枠設置角度を所望の角度に調整することが出来る。そ
の際に、パイプサポートAの受板4の上面に当接される
挟持部材11の下縁部分bは、円弧状に形成されているの
で、上記の首振り動が阻害されなくて済む。
次いで、桟木8の上に根太9を打ち付け、更にその上
に合板10を張り渡せば、型枠Cが完成する。
この様に、パイプサポートAを、揺るぎない安定した
状態で立設させた支承架台5は、施工基盤D上に当接さ
れるその底面5bを凹凸面に形成してあるので、傾いてい
るパイプサートAを介して伝えられる強大な荷重の水平
分力が支承架台5に及ぼされて、唯単に据え置かれてい
るに過ぎないこの支承架台5が、施工基盤D上を滑り動
く恐れを生じない。
尚、既に所定の傾斜角度を以て構築されている型枠C
の傾斜底面の適宜の箇所に、パイプサポートAを下から
突っかい棒を支う様に宛てがう場合にも、上記の梁固定
具E及び支承架台5を用いることによって、極めて簡単
且つ確実にこの支保工を行うことが出来る。
これに対して、前述の従来の支保工では、パイプサポ
ートAの受板と梁との間に生じた隙間に、楔を挿し込ん
だうえ、受板を梁に釘打ちすると言う極めて煩わしい、
然も熟練を要する固定作業を行っていた。
其の上、パイプサポートAを撤去する時には、打った
釘を抜き取る等の後片付け作業も行わねばならないの
で、二重の手間と経費を要していたのである。
尚、上記構成に於いて、1対の挟持部材11,11の対向
間隔を、梁7等の幅寸法の増減に対応させて調節可能に
構成する等、本体部6の細部の形状や組立構造は適宜に
変更しても本発明の目的は達成される。或いは、異なっ
た寸法の梁7に夫々専用の複数種類の梁固定具Eを用意
して置き、此等を挿し代えて用いる様にしても良い。
[発明の効果] 以上の説明によって明らかな様に、本発明による支保
工用パイプサポートの梁固定具は、 披支持物を構成する梁等の長手方向の両側面を挟持す
る1対の挟持部材と此等両挟持部材の下方部を互いに連
結す連結部材とからなる本体部と、該本体部の下部に於
いて、前記梁等の長手方向と直交方向に設けた軸に軸支
されて、その下端側を前記パイプサポートの上端内空部
に嵌挿される継手とを具備する構成としたので、以下に
列挙した如き様々な優れた効果を奏する。
本発明は、此等の効果よって、総じて支保工に要する
経費を従来に比べて大幅に低減出来る優れた発明であ
る。
a)パイプサポートの上端と披支持物の底面との間には
全く隙間が生じないので、従来とは異なって、隙間に宛
てがう楔等のパッドを必要としない。
b)従来行っていた、パイプサポート上端の受板を披支
持物の底面に釘打ち固定させる作業は不要となり、従っ
て、パイプサポートの撤去時の釘抜き作業、並びにそれ
に伴う後片付け作業も全く不要になる。
c)パイプサポートの上端を披支持物に固定させる上記
従来の作業はかなり熟練を要するが、本発明の梁固定具
を用いれば、未熟練者でもこの固定作業を簡単・確実に
行える様になる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本発明を鉄筋コンクリート製傾斜
屋根の打設用型枠の支保工に適用した一実施例を示すも
ので、第1図は支保工の施工状態の見取図、第2図及び
第3図はパイプサポートの上端に着脱可能に取着される
梁固定具を示した、夫々正面図及び側面図、第4図は支
承架台の部分破断側面図である。 第5図は、従来の支保工を説明した第1図相当図であ
る。 符号表 1……外管、1a……円形開口 2……内管、3……台板 4……受板、5……支承架台 5a……支承面、5b……円周状端面(底面) 6……梁固定具、7……梁 8……桟木、9……根太 10……合板、11……挟持部材 12……連結部材、13……軸 14……継手、15……楔 20……傾斜屋根、21……型枠 22……施工基盤、23……受板 24……台板、25……楔 A……パイプサポート B……鉄筋コンクリート製傾斜屋根 C……型枠(披支持物) D……施工基盤 E……梁固定具 a……釘孔、b……下縁部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾けて立設したパイプサポートの上端に着
    脱自在に取付け、コンクリート製傾斜屋根を打設する型
    枠等の被支持物の、傾斜した梁等を受止めさせる為のも
    のであって、 梁7等の両側面を挟持する、対置した1対の挟持部材1
    1,11の各下方部を、連結部材12で連結させた本体部6
    と、 前記1対の挟持部材11,11の、各下端間に跨設した軸13
    と、 該軸13に、その上端部をピン連結されて、パイプサポー
    トAの上端内空部に挿嵌させるパイプ状の継手14とを、
    備えることを特徴とする支保工用のパイプサポートの梁
    固定具。
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