JP2886943B2 - 符号化装置 - Google Patents

符号化装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は符号化装置に関し、特にビデオ信号とオーデ
イオ信号とが時間軸多重されてなるテレビジヨン信号を
符号化する符号化装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、高品位テレビジヨン信号(以下単にハイビジヨ
ン信号と称する)を取扱う機器の研究が進み、その撮
像、伝送、記録再生等の技術について様々な開発が行な
われるようになった。
その中で、放送用の伝送技術として所謂MUSE方式の伝
送方式が有力視されている。このMUSE方式による伝送信
号(以下単にMUSE伝送信号と称する)は、ハイビジヨン
信号をデジタル的に処理してその帯域を大幅に圧縮し、
時間圧縮したデジタル音声信号を時間軸多重した後、ア
ナログ化し、アナログ伝送路にて伝送しようというもの
である。
第8図にMUSE伝送信号の1フレーム分の伝送信号を示
す。図示の如くMUSE信号の1フレーム分の伝送信号は11
25本のラインからなっており、各ラインごとに順次伝送
されるものである。上記第8図中、Yはサンプル値をア
ナログ化した輝度信号、Cは色信号、Aは一旦デジタル
化したオーデイオ信号を3値信号とした音声信号であ
り、FP/VITは伝送路等化等の情報を含む信号(VIT)及
びフレームパルス、GUはガードスペース、CONはコント
ロール信号、BLは空きデータ、更にはCPはクランプレベ
ル情報に対応するシンボルが配されている。第8図にお
いて示されている数値はこの伝送信号のアナログ化前の
デジタル領域におけるデータ数に対応している。
各シンボルの更に詳細な構成については、昭和63年11
月25日発行のNHK放送技術研究所編「ハイビジヨン技
術」の第3章に詳細に開示されているのでここではその
詳細については省略する。
次に第9図のMUSE信号エンコーダのブロツク図を用い
て、上述の各信号の成り立ちを述べる。
入力端子301−1、301−2、301−3に印加されたガ
ンマ補正のかかったハイビジヨン3原色信号R、G、B
はそれぞれ、折返し除去のためのローパスフイルタ(LP
F)302により帯域制限された後、A/D変換器303にて8ビ
ツトのデジタル信号に変換される。デジタル化された3
原色信号は逆ガンマ補正回路304で逆ガンマ補正され、
更にマトリクス回路305により、輝度信号Yと2つの色
差信号Cw、Cnに変換される。ここで逆ガンマ補正回路30
4はノンリニアマトリクス回路ならば生ずるY−C間の
クロストークを避けるためにリニア系に戻すために行な
うが、完全なリニア系に戻す為には8ビツト分解能では
量子化精度が不足するので、逆ガンマ特性を緩やかな曲
線として、完全ナリニア系とはしていない。
次にマトリクス回路305からのY、Cw、Cn信号はTCIエ
ンコーダ307に供給され、TCI化処理、即ち時間圧縮と線
順次多重化が行なわれるが、このTCI化処理に先立ってC
w、Cnはそれぞれ折返し除去の為のフイルタリング処理
がLPF306により行なわれる。
TCIエンコーダ307の出力は圧縮部308にて画像の動き
に応じてフイールドオフセツト、フレームオフセツトま
たはラインオフセツトサブサンプリングが施され、信号
帯域8.1MHzに帯域圧縮される。この圧縮された映像信号
をMUSE圧縮信号と以下称する。
次にこのMUSE圧縮信号はガンマ回路309で伝送時のた
めのガンマ補正をかけ、更にエンフアシス回路310にお
いてFM伝送路でのS/N改善の目的でエンフアシスがかけ
られる。そして、このエンフアシス回路310の出力する
映像信号にコントロール信号と同期信号が回路311で付
加された後、音声信号との多重化がスイツチ312により
行なわれる。ここで上記ガンマ回路309における伝送ガ
ンマ補正は伝送路での低レベル(暗部)のS/N劣化を改
善するために黒レベル伸長を行なうものである。
一方、端子313に印加された音声信号は音声エンコー
ダ314にて、PCM信号への変換、準瞬時圧伸差分PCM符号
化による帯域圧縮がなされ、時間圧縮回路315により垂
直ブランキング期間程度の時間長に圧縮され、2値−3
値変換器316にて連続する2値3ビツトが連続3値2ビ
ツト信号に変換された後、スイツチ312により、上述の
如く回路311の出力するMUSE圧縮信号と多重化される。
この多重化信号を以下デジタルMUSE信号と称す。
デジタルMUSE信号はD/A変換器318にてアナログ信号に
変換され、LPF319にて不要成分を除去されてアナログMU
SE信号となり、FM変調器302でFM変調されて後、送信機3
21により送信されるが、D/A変換に先行して、伝送路等
化LPF317により等化処理が行なわれる。これは伝送路歪
によるサンプル値間干渉を避ける為、後述のデコーダ側
LPFと一対でナイキストの第一基準を満足する特性をな
すものである。
次に第10図のMUSE信号デコーダのブロツク図を用いて
MUSE伝送信号の受信側における復号過程を説明する。
入力端子401に印加されたMUSE伝送信号は、FM復調器4
02にてアナログMUSE信号として復調され、等化用LPF403
(エンコーダ側の等化用LPF317と一対のもの)にて等化
後、A/D変換器404にてデジタルMUSE信号に戻される。
デジタルMUSE信号は同期、コントロール信号分離回路
405に供給され、同期信号が分離され、この分離された
同期信号により、コントロール信号、3値音声信号が分
離され、3値音声信号は不図示の3値−2値変換回路と
時間伸長器406、音声デコーダ407にてエンコーダとは逆
の処理を受け、元のアナログ音声信号に復元され、出力
端子408から出力される。
一方、デジタルMUSE信号中の映像信号部は、前述した
FM伝送のためのエンフアシスと逆特性のデイエンフアシ
スを行なうデイエンフアシス回路409、エンコーダの伝
送ガンマと逆特性ガンマ補正を行なう逆伝送ガンマ回路
410を介してMUSE圧縮信号に復号される。MUSE圧縮信号
は伸長部により、コントロール信号分離部405からの動
き情報等の信号405−1や伸長部自身で形成する動き検
出信号に基づく動き適応補間処理によりベースバンドTC
I信号に戻され、以下TCIデコーダ412、LPF413、逆マト
リクス回路414によりベースバンドのR,G,B信号が再生さ
れる。尚、逆マトリクス回路414における処理はエンコ
ーダで述べた様に完全ではないが、ほぼリニア系で行な
われる。続いてR,G,B信号はそれぞれのエンコーダ側の
逆ガンマ補正とは逆特性のガンマ補正がガンマ補正回路
415にて行なわれ、D/Aコンバータ416、LPF417を介して
元のガンマ補正のかかったR,G,B信号が復元され、出力
端子418−1、418−2、418−3から夫々出力される。
以上の様に、MUSE方式によるハイビジヨン信号の伝送
は、信号帯域幅を十分に低下させることができ、有効な
伝送方式であると伝える。
〔発明が解決しようとしている課題〕
ところが、この様なMUSE伝送信号を受信後符号化し
て、デジタル信号として再度各種伝送路または記録媒体
に伝送または記録再生することを考える場合、以下の如
き問題が生じる。
即ち、上述の如くMUSE信号はかなり広帯域の信号であ
るので、これをデジタル化して伝送する場合において
は、所謂高能率符号化回路にてそのデータ量を圧縮する
ことが望まれる。ところがMUSE信号は、輝度信号、色信
号、更には音声信号が時分割多重された信号であり、こ
れらを高能率符号化して伝送しようとすると回路構成が
かなり大掛かりなものとなる。即ち、一般に、ビデオ信
号と音声信号とは時分割多重されている信号を高能率符
号化することを考えると、これらをまず分離してやらね
ばならず、この分離されたビデオ信号と音声信号とを全
く別の信号処理系にて処理し、更に夫々を高能率符号化
するといった複雑な処理を行なわねばならない。
更に、特にMUSE信号においては、ビデオ信号を音声信
号の信号形態は全く異なるものであるため、信号処理回
路は全く別のものを必要とする。つまり、輝度及び色信
号はデジタル信号の各シンボルの示す振幅に対応するア
ナログ信号であり、一方、音声信号はデジタル化された
2値の音声信号を3値の信号に変換したアナログ信号で
あるため、そのデジタル処理回路素子の取扱うデータビ
ツト数、更には処理内容などが異なり、全ての回路を別
途設けざるを得ないものである。
また、このようなMUSE信号をハイビジヨン信号をその
ままデジタル化したベースバンド信号等の他のビデオ信
号と同一の装置で伝送もしくは記録再生しようという場
合には、ビデオ信号の処理系及び音声信号の処理系の何
れについても他のビデオ信号のそれと共用することがで
きず、非常に大掛かりな装置となってしまう。
このような問題はMUSE信号特有の問題ではなく、特に
所定期間分のビデオ信号と該所定期間分の音声信号とが
時間軸多重されてなるテレビジヨン信号を高能率符号化
する装置全般に発生する問題である。
本発明の上述の如き背景下において、伝送路歪を軽減
するため処理の施されたビデオ信号にオーデイオ信号が
多重されているテレビジヨン信号を符号化する際に、極
めて簡単な回路構成にてデータ量の圧縮が可能な符号化
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる目的下において本発明によれば、伝送路に生ず
る歪を軽減するための処理の施されたビデオ信号にオー
デイオ信号を時間軸多重してなるテレビジョン信号を符
号化する装置において、前記テレビジョン信号から前記
ビデオ信号及び前記オーデイオ信号を分離する分離手段
と、該分離手段で分離されたビデオ信号に前記処理と逆
の処理を施す信号処理手段とを具え、前記分離手段で分
離されたオーデイオ信号と前記信号処理手段を介したビ
デオ信号とを共通の符号化回路を用いて高能率符号化す
る構成とした。
〔作用〕 上述の如く構成することにより、ビデオ信号とオーデ
イオ信号とが共通の符号化回路を用いて高能率符号化で
きるため、上記符号化回路そのものは1つでよく、回路
構成は極めて簡易となる。
特に、音声信号がビデオ信号に比べてアナログ信号状
態での情報量が少ない場合、例えばデジタル化した信号
を3値化した信号である場合には、ビデオ信号と同一の
符号化回路を用いてデータの圧縮を行なっても元の情報
は保存されるので、この符号化回路の共用が情報の劣化
等の問題を生じることにはならない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について、ハイビジヨン信号
のベースバンド信号とデジタルMUSE信号とを記録するこ
とのできるデジタルVTRを例にとって説明する。
第1図は本発明の一実施例としてのデジタルVTRの記
録系の構成を示すブロツク図である。図中、2はベース
バンド信号の輝度信号Yが入力される端子、4、6は同
じく色差信号Pb、色差信号Prが入力される端子、8はベ
ースバンド信号に付随するオーデイオ信号が入力される
端子、9はMUSE信号MUSEが入力される端子である。
(ベースバンド信号の記録) まず、ベースバンド信号の記録について説明する。
端子34には、ベースバンド信号を記録するモードかMU
SE信号を記録するかのモードかを指定するモード信号MO
DEが入力されており、ベースバンド信号の記録時にはこ
の信号MODEによってスイツチ10、36はB端子に接続され
る。このとき輝度信号Yがスイツチ10を介してA/D変換
器12に供給され、該A/D変換器12にて8ビツチのデジタ
ル信号に変換される。
このA/D変換器12(10ビツト中上位8ビツトを使用)
におけるサンプリング周波数fsを29.7MHzとすると、1
ラインあたりの有効画素数は768となり、ビツトレート
は238.6Mbpsとなる。このように高いビツトレートではV
TRに記録を行なう場合長時間の記録が不可能であり、且
つ、データの処理速度もあまりに速くなってしまうの
で、A/D変換器12からのデジタル輝度信号は帯域圧縮器1
4に供給され、その帯域が圧縮される。この帯域圧縮器1
4としては、サブサンプリング回路や周知の高能率符号
化回路等が適用できるが、この実施例ではサブサンプリ
ングで画素数を1/2とし、更に8ビツトの信号を予測差
分符号化(DPCM)によって4ビツトとすることにより情
報量を1/4にするものとする。
圧縮器14にて帯域圧縮された輝度信号データはビツト
変換器及びバツフアとして機能するメモリ回路16に供給
され、2つの4ビツトデータを1つの8ビツトデータに
する処理及び後述の色信号及びオーデイオ信号とのタイ
ミングを調整する処理が施される。これによって、該回
路16から出力される輝度信号は、1ラインあたり192シ
ンボルとなる。
一方、端子4、6から入力された色差信号Pb、Prは、
夫々A/D変換器20、26によってサンプリング周波数14.85
MHzで8ビツトにデジタル化され、輝度信号と同様に帯
域圧縮器22、28に供給される。これらの帯域圧縮器22、
28もサブサンプリングで画素数を1/2とし、更に8ビツ
トの信号をDPCMによって4ビツトにするものとすると、
これら2つの4ビツト色差信号Pb、Prを合成した8ビツ
トデータは1ラインあたり192シンボルとなり、輝度信
号のそれと等しくなる。
更に端子8から入力されたオーデイオ信号は、A/D変
換器30にて34.52KHzでサンプリングして16ビツトデータ
とされ、バツフア32で8ビツトデータとされる。これに
よって、1フレームあたり2302シンボルの音声データを
得る。
ここで、A/D変換器12、20、26、30に供給されるサン
プリングクロツクはアナログハイビジヨン信号から分離
された同期信号SYNCが入力され、PLL等で構成されるク
ロツク発生器42から得られる。図中クロツクaは14.85M
Hzのクロツク、クロツクbは29.7MHzのクロツク、クロ
ツクeは34.52KHzのクロツクである。
ここで上述した輝度信号、色信号、音声信号を含むデ
ジタルデータを後段の回路にてどのようなフオーマツト
で記録するかについて第3図及び第4図を用いて説明す
る。
第3図は本実施例のデジタルVTRにおける1トラツク
分のデータ構成を示す図であり、図中201は輝度信号の
シンボル、Pb、Pr203は色差信号のシンボル、Aはオー
デイオ信号のシンボルである。図示の如く1/2ライン分
の圧縮後の輝度信号シンボル96個と、圧縮後の色差信号
シンボル96個の夫々に対してC1パリテイが3シンボルず
つ付加される。そして更に、これらのデータの画面上で
の位置を示すIDデータのシンボル205が3個、同期デー
タSYNCのシンボル206が2個付加されて1つの同期ブロ
ツク207が構成される。
ところで、本実施例のVTRでは上述したような処理に
よってえられた1フレーム分の情報を12トラツクに分割
して記録するものとする。これは、回転ヘツドシリンダ
に180度以上の角範囲でテープを巻装し、各チヤンネル
の信号を2つのヘツドで交互に記録するVTRを想定した
場合、回転ヘツドシリンダの回転速度を3600r.p.m.と
し、記録チヤンネル数を3チヤンネルとすることにより
実現できる。
BTAスタジオ規格では、1フレームの有効ライン数を1
035本と制定しているが、上述したような処理によって
えられた1フレーム分の情報を12トラツクに記録するこ
とを考えると、有効ラインを1044(87×12)ラインと
し、オーデイオ信号やサブコード信号等のために更に84
ライン用意する。これによって、1フレーム当りの情報
信号のライン数、即ち同期ブロツク数は1128(87×12)
となり、1トラツク当りの同期ブロツク数は第3図の同
期ブロツク(1)〜(188)までの188個となる。尚、前
述のオーデイオ信号は1トラツク当たり192シンボルと
なるので、上述の如きデータフオーマツトによれば最大
7チヤンネルのオーデイオ信号が記録できることにな
る。
そして更に第3図に示す各トラツクのデータマトリク
スにおいて、縦方向にC2パリテイを4パリテイ付加す
る。即ち、同図中の奇数同期ブロツクの同一位置のデー
タ、偶数同期ブロツクの同一位置のデータを抽出して夫
々に4パリテイずつ付加する。これによって合計8つの
誤り訂正符号のみよりなる同期ブロツクが各トラツクの
データに付加されることになる。
第4図は、本実施例のVTRにおいて実際にテープ上に
記録されるトラツクの記録フオーマツトを示す図であ
り、第3図に示したデータマトリクスに従うデータの記
録領域214のトラツキング制御用パイロツト信号を記録
するエリア(ATF)211、クロツクエリア(CRI)213、ギ
ヤツプスペース(IBG)212が設けられている。れらのエ
リアの大きさは夫々データの1同期ブロツク分の記録エ
リアに対応し、合計4同期ブロツク分のエリアに対応す
る。
上述したフオーマツトによって記録を行なう本実施例
のVTRの最短記録波長は1/2インチのテープに記録する場
合約0.79μmとなり、これは現時点で容易に実現できる
値である。
ここで、再び第1図に戻って説明する。スイツチ18は
上述の輝度信号、色差信号及び音声信号を選択的に出力
するデータセレクタであり、これらの信号はバツフア1
6、24、32から重複しない所定のタイミングで出力され
る。データセレクタ36はこのセレクタ18の出力を出力
し、セレクタ60を介してRAM(ランダムアクセスメモ
リ)38に書き込む。このとき、RAM38の書き込みアドレ
スは、スイツチ44を介して44.55MHzの整数倍の周波数を
有するクロツクdの供給されている書込みアドレス発生
器46により決定される。
第6図はRAM38中のベースバンド信号の配置を示す図
で、1、2…384は水平方向のシンボル番号に対応する
水平アドレス、1、2、…1044、…1128はライン番号に
対応する垂直アドレスであり、1アドレス当り8ビツト
の容量を持っている。即ち、輝度信号の2画素分、2種
の色差信号については合わせて2画素分が1アドレスに
対応する。また垂直アドレスの1〜1044の部分には映像
信号が、1045〜1128の部分にはオーデイオ信号やサブコ
ードが記憶される。
次に、RAM38からの読み出しについて説明する。読出
しを行うタイミングではデータセレクタ48は読出しアド
レス発生器50の出力を発生する。この読出しアドレス発
生器50は発振器52からの記録ビツトレートに対応した所
定周波数のクロツクに従って動作する。
これに従って、RAM38からは、前述の回転シリンダが
半回転する毎に3トラツク分のデータが読出され、読出
されたデータは、3チヤンネルのECC(誤り訂正符号)
エンコーダ54−1、54−2、54−3に分配される。ECC
エンコーダ54−1、54−2、54−3の出力は同期及びID
データ付加回路56−1、56−2、56−3に供給され、前
述の同期データ及びIDデータが付加された後、変調器54
−1、54−2、54−3にてデジタル変調される。変調さ
れた3チヤンネルの信号は更に、記録アンプ60−1、60
−2、60−3で所定のレベルまで増幅され、端子62−
1、62−2、62−3を介して不図示の3チヤンネルの記
録系に供給され磁気テープに記録される。
(MUSE信号の記録) 次に、本願の発明に係るMUSE信号の記録について説明
する。
MUSE信号の記録モードにおいてはモード信号MODEによ
りスイツチ10、44及びデータセレクタ36は全てM側の信
号を出力し、端子9に入力されているMUSE信号はA/D変
換器12に供給される。デジタルエンフアシス、ガンマの
かかったデジタルMUSE信号は10ビツトの信号であり、本
実施例のVTRにおいても入力されたMUSE信号をクロツク
発生器42からの16.2MHzのクロツクcによって10ビツト
に変換する。これによって1ライン当り480シンボルの
デジタルMUSE信号が得られる。
この10ビツトのデジタルMUSE信号の映像部はデイエン
フアンシス回路21、逆ガンマ回路23を通すことにより8
ビツトのMUSE圧縮信号となり、音声分離回路25の出力と
多重器27にて多重化され、引続く帯域圧縮器15にてDPCM
化され、6ビツトのパラレルデータに変換される。この
とき、前述したように、デジタルMUSE信号より分離され
た音声信号についてはデジタルエンフアシス、ガンマは
かかっておらず、また元はアナログ3値信号であるの
で、このようにDPCMにより8ビツトを6ビツトに変換し
ても全く情報が劣化することがない。これによって1ラ
イン当り360シンボルのデジタルMUSE信号が得られる。
この6ビツトのデジタル信号は変換回路17に供給され、
6ビツトのシンボル4つを8ビツトのシンボル3つに変
換することにより8ビツトのパラレルデータとされて、
データセレクタ36のM端子に供給される。
上記変換回路17にて8ビツトデータとされたデジタル
MUSE信号はデータセレクタ66を経てRAM38に供給され
る。このとき、書込みアドレス発生器46にはMUSE信号の
サンプリングクロツクcが供給されており、書込みアド
レス発生器46はこのクロツクの周波数を3/4としたクロ
ツクを形成し、これに従って書込みアドレスを決定す
る。
第7図は、RAM38中のMUSE信号の配置を示す図で、図
示の如く垂直アドレスが1〜1125、水平アドレスが1〜
360の部分に前記クロツクcに従って記憶されていく。
また、図中斜線部で示す残りのアドレス152には前ダミ
ーデータ発生器64からのダミーデータがデータセレクタ
66を介して記憶されていく。RAM38からのデータの読出
し及び以後の処理はベースバンド信号の記録時の動作と
全く同一であるため、説明は省略する。
このようにして記録される再圧縮デジタルMUSE信号の
1トラツク分のデータ構成を第5図に示す。第5図中M
−Dは再圧縮デジタルMUSE信号のシンボルを示す。この
中には、もちろんDPCM音声データも含まれる。図示の如
く再圧縮デジタルMUSE信号のシンボル90個に対しダミー
データのシンボル24個を付加した144シンボルを2組用
意し、これらの夫々に対し3シンボルのc1パリテイを付
加する。更に、3シンボルのIDデータ、2シンボルの同
期データを付加して同期ブロツクを得ている。
これによって、同期ブロツク(188)の最初の90シン
ボルまでがデジタルMUSE信号のシンボルとなり、同期ブ
ロツク(188)の残るデータはダミーデータとなる。こ
れは再圧縮デジタルMUSE信号は1フレームにつき1125ラ
インからなり、1同期ブロツクに1ラインを対応付ける
ようにしたので、1トラツク当りの再圧縮デジタルMUSE
信号の同期ブロツク数が(1125/8=)187.5となるから
である。同期ブロツク(189)〜(196)についてはベー
スバンド信号の記録時と同様にc2パリテイが配される。
なお、実際のテープ上の記録パターンについては第4
図に示したベースバンド信号の記録時のそれと同様であ
る。
(再生) 次に、本実施例の再生時の動作について説明する。
第2図は本実施例のVTRの再生系の構成を示す図であ
り、図中68−1、68−2、68−3で示す端子には前述の
3チヤンネルの信号を、不図示の再生部によって再生し
た3チヤンネルの再生信号が入力される。この3チヤン
ネルの再生信号は再生アンプ70−1、70−2、70−3に
て所定レベルまで増幅され、復調器72−1、72−2、72
−3でデジタル復調される。この時の処理は再生信号に
含まれるジツタを含むクロツク成分に同期して不図示の
PLLで形成されたクロツクにより行われる。
このジツタを含むクロツクに同期してフアーストイン
フアーストアウトメモリ(FIFO)74−1、74−2、74−
3に書込まれた3チヤンネルの信号は発振器80からの安
定した一定周波数のクロツクによって読出され、ジツタ
の除去されたデジタル信号とされる。そして、FIFO74−
1、74−2、74−3から読出されたデジタル信号はECC
デコーダ76−1、76−2、76−3により磁気記録再生系
で発生した符号誤りの訂正が行なわれた後、RAM78に書
込まれる。
このRAM78への書込みアドレスは発振器80の出力する
クロツクに同期して、再生信号中のIDデータを参照しつ
つ書込みアドレス発生器84で決定される。データセレク
タ90はデータの書込みタイミングにおいては、当然書込
みアドレス発生器84の出力するアドレスデータをRAM78
に供給する。ここまでの処理は記録されている信号がベ
ースバンド信号である場合もデジタルMUSE信号である場
合でも全く同様である。その結果、記録されている信号
がベースバンド信号である場合には、RAM78の記憶領域
に第6図に示す如くデータの書込みが行なわれ、記録さ
れている信号がMUSE信号である場合には第7図に示す如
くデータの書込みが行なわれることになる。
読出しアドレス発生器86は、記録系のクロツクdと同
一周波数であり、クロツク発生器82から得たクロツク
d′に従って読出しアドレスを発生する。記録されてい
る信号がベースバンド信号である場合には、端子95から
入力されるモード信号MODEにより、このアドレス発生器
86からのアドレスデータをセレクタ90からRAM78に供給
する。これによって、前述したベースバンド信号の輝度
信号、色差信号、及び音声信号が時分割で出力されるこ
とになる。
81は2つのDPCMコードからなる輝度信号を4ビツトの
DPCMコードとして一定のレートで出力するビツト変換機
能を有するバツフアであり、このバツフア81からのデジ
タル信号は帯域伸長器83でDPCM復号及び補間等の処理が
施され、元の29.7MHzのデジタル輝度信号に戻される。
このときD/A変換器87はクロツク発生器82からの29.7MHz
のクロツクb′により動作し、これによって得られたア
ナログ輝度信号は出力端子91から出力される。
98は前述した2種の色差信号を受け、4ビツトの色差
信号PrのDPCMコードと、4ビツトの色差信号PbのDPCMコ
ードとに分けて夫々帯域伸長器99、100に一定のレート
で供給する変換機能を有するバツフアである。帯域伸長
器99、100では、元の8ビツトの色差信号Pr、Pbに戻さ
れ、更に夫々を14.85MHzのデジタル信号となるよう補間
を施し、D/A変換器101、102へ供給する。D/A変換器10
1、102はクロツク発生器82からの14.85MHzのクロツク
a′によって動作し、これによって得られたアナログ色
差信号Pr、Pbは出力端子103、104から出力される。
更に、バツフア92は前述のオーデイオ信号を受け、こ
れを一定のデータレートで出力するものであり、34.52K
Hzのクロツクe′にて動作するD/A変換器94で元のアナ
ログオーデイオ信号に戻された後、出力端子96から出力
される。
他方、読出しアドレス発生器88は、記録系のクロツク
cと同一周波数のクロツク発生器82から得たクロツク
c′に従って読出しアドレスを発生する。記録されてい
る信号がデジタルMUSE信号である場合には、このアドレ
ス発生器88からのアドレスデータをセレクタ90からRAM7
8に供給する。これによって、前述の如く圧縮されたデ
ジタルMUSE信号が一定のレートでRAM78から出力される
ことになる。
変換回路77はこの8ビツトのMUSE信号を受け、この8
ビツトのデジタル信号の3シンボルを4シンボルの6ビ
ツトの再圧縮デジタルMUSE信号に変換し、帯域伸長回路
79に供給する。この帯域伸長回路79ではDPCM復号が行な
われ、8ビツトのMUSE圧縮信号と音声信号が一定のレー
トで出力される。
このとき、モード信号MODEによりデータセレクタ85は
M側のデータを出力するので、このMUSE圧縮信号と音声
信号は出力端子93から出力され、前者は第10図MUSEデコ
ーダブロツク図の410−1端子に、後者は同図の404−1
端子に供給され、以下前述の説明通りにベースバンドの
映像及び音声信号となる。なお、404−1端子は10ビツ
トであるが、実際の同期コントロール信号は2〜3側で
あるので8ビツトで入力しても全く問題はない。
上述の如き構成のデジタルVTRにおいては、MUSE信号
のデータフオーマツト自体を全く変化させることなくDP
CM符号化しているので、復号時にMUSE信号を再構築する
ことが極めて容易であり、かつまた、音声信号について
も全く同一のDPCM符号化しているので回路構成は極めて
簡単である。
しかも、この再圧縮デジタルMUSE信号は復号により8
ビツトのデジタル信号とされ、別途圧縮されたベースバ
ンド信号も8ビツトデジタル信号として復号されるの
で、後段の回路ではこれらの何れをも共通の信号処理部
を利用して記録できる構成とすることができた。
尚、上述の実施例ではMUSE信号を例にとって説明した
が、本発明の適用範囲はこれに限られるものではなく、
一般に伝送歪を低減する為の処理が施されたビデオ信号
と音声信号とが時間軸多重されてなるテレビジヨン信号
を取扱う装置に適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、伝送歪を低減す
る為の処理が施されたビデオ信号と音声信号とが時間軸
多重されてなるテレビジヨン信号を符号化する装置にお
いて、極めて回路構成が簡単で、且つ、データ量の圧縮
が可能な符号化装置を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としてのデジタルVTRの記録
系の構成を示す図、 第2図は第1図のデジタルVTRの再生系の構成を示す
図、 第3図は第1図の記録系においてベースバンド信号を記
録する場合におけるデータフオーマツトを示す図、 第4図は第1図の記録系におけるテープ上の記録フオー
マツトを示す図、 第5図は第1図の記録系においてデジタルMUSE信号を記
録する場合におけるデータフオーマツトを示す図、 第6図は第1図の記録系におけるRAM上のベースバンド
信号のデータ配置を示す図、 第7図は第1図の記録系におけるRAM上のデジタルMUSE
信号のデータ配置を示す図、 第8図はデジタルMUSE信号の1フレーム分の伝送信号を
示す図、 第9図はMUSE信号エンコーダの概略構成を示すブロツク
図、 第10図はMUSE信号デコーダの概略構成を示すブロツク図
である。 図中、2はベースバンド信号の輝度信号が入力される端
子、9はMUSE信号MUSEが入力される端子、10はスイツ
チ、14,15は帯域圧縮回路、17は変換回路、21はデイエ
ンフアシス回路、23は逆ガンマ回路、25は音声分離回
路、27は多重回路である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−99881(JP,A) 特開 昭59−282(JP,A) 特開 平1−228334(JP,A) 特開 平2−116281(JP,A) 特開 平2−179090(JP,A) 特開 平2−183681(JP,A) テレビジョン学会技術報告、第13巻、 第59号、p.25−30 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 5/91 - 5/956 H04N 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路にて生ずる歪を軽減するための処理
    の施されたビデオ信号にオーデイオ信号を時間軸多重し
    てなるテレビジョン信号を符号化する装置であって、 前記テレビジョン信号から前記ビデオ信号及び前記オー
    デイオ信号を分離する分離手段と、 該分離手段で分離されたビデオ信号に前記処理と逆の処
    理を施す信号処理手段とを具え、 前記分離手段で分離されたオーデイオ信号と前記信号処
    理手段を介したビデオ信号とを共通の符号化回路を用い
    て高能率符号化することを特徴とする符号化装置。
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テレビジョン学会技術報告、第13巻、第59号、p.25−30

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