JP2886769B2 - 乾燥処理装置 - Google Patents

乾燥処理装置

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JP2886769B2
JP2886769B2 JP23807593A JP23807593A JP2886769B2 JP 2886769 B2 JP2886769 B2 JP 2886769B2 JP 23807593 A JP23807593 A JP 23807593A JP 23807593 A JP23807593 A JP 23807593A JP 2886769 B2 JP2886769 B2 JP 2886769B2
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靖夫 内川
隆三 中村
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/52Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency

Landscapes

  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥処理対象物を貯留
する貯留室に、乾燥用風を通風する通風手段と、前記貯
留室内の前記乾燥処理対象物の初期重量と設定仕上がり
重量との差を乾燥負荷とし、その乾燥負荷と設定重量減
少率とに基づいて、乾燥処理終了時期を推定する乾燥終
了時期推定手段とが設けられている乾燥処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の如き乾燥処理装置では、貯
留室に投入された乾燥処理対象物の乾燥処理終了時期を
推定するにおいて、乾燥負荷(乾燥処理対象物の初期重
量と設定仕上がり重量との差)と予め設定されている
(予め実験等にて求められた)一定の設定重量減少率と
に基づいて、具体的には前記乾燥負荷を設定重量減少率
にて除算して、乾燥処理終了時期を推定していた。つま
り、図6の含水率の変化に基づいて上述の乾燥処理終了
時期の推定を説明すると、従来では、含水率Qは、図6
のf2に示すように、Q1(乾燥処理対象物の初期重量
における含水率)より一定の変化率(設定重量減少率α
0 )で減少して、Q0(設定仕上がり重量時の含水率)
に至るとして、乾燥処理終了時期h(=H1−H0)を
推定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、貯留室
における実際の乾燥処理対象物の乾燥に伴う含水率Q
は、図6のf1に示すように、含水率が高いほど大きく
変化して、設定仕上がり重量時の含水率Q0に至るので
あるが、従来の乾燥処理装置では、投入時の含水率がい
かなる値であっても、乾燥負荷と設定重量減少率(一
定)とに基づいて、乾燥処理終了時期を推定しているの
で、投入時の乾燥処理対象物の含水率が異なると、乾燥
処理終了時期の推定に大きな誤差を生じていた。つまり
従来では、例えば、投入時の乾燥処理対象物の含水率が
Q1’のときにおいても、含水率がQ1のときと同じ設
定重量減少率α0 を用いて乾燥処理終了時期を推定して
いるので、f2’に示すように含水率が減少するとして
乾燥処理終了時期h’を推定することとなり、乾燥処理
終了時期の推定に大きな誤差を生じていた(h’=H
1’−H0’)。本発明は上記の実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、貯留室に投入された乾燥処
理対象物の乾燥処理終了時期を推定するにあたり、乾燥
終了時期の推定の精度アップを図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の乾燥処理装置
は、乾燥処理対象物を貯留する貯留室に、乾燥用風を通
風する通風手段と、前記貯留室内の前記乾燥処理対象物
の初期重量と設定仕上がり重量との差を乾燥負荷とし、
その乾燥負荷と設定重量減少率とに基づいて、乾燥処理
終了時期を推定する乾燥終了時期推定手段とが設けられ
ているものであって、その第1特徴構成は、前記乾燥終
了時期推定手段が、前記乾燥負荷の前記設定仕上がり重
量の単位量当たりの大きさが大なるほど大きな値として
予め記憶された前記設定重量減少率を選択して、前記乾
燥処理終了時期を推定するように構成されている点にあ
る。第2特徴構成は、前記乾燥終了時期推定手段が、前
記乾燥負荷の前記設定仕上がり重量の単位量当たりの大
きさを複数の段階に区分けして、各段階毎に前記設定重
量減少率を記憶するように構成されている点にある。第
3特徴構成は、前記乾燥終了時期推定手段が、前記設定
仕上がり重量が大きいほど、前記設定重量減少率を減少
側に補正するように構成されている点にある。
【0005】
【作用】すなわち、この種の乾燥処理装置の乾燥特性と
して、投入時の乾燥処理対象物の乾燥負荷の設定仕上が
り重量の単位量当たりの大きさが大きいほど(含水率が
高いほど)重量減少率は大きくなり、乾燥負荷が少ない
ほど(含水率が低いほど)重量減少率は小さくなる。従
って、本発明の第1特徴構成によれば、設定重量減少率
が、乾燥負荷の設定仕上がり重量の単位量当たりの大き
さが大なるほど大きな値として予め記憶されているの
で、投入時の乾燥処理対象物の乾燥負荷に応じた適正な
設定重量減少率を選択して、乾燥処理終了時期を推定す
ることができる。更に、第2特徴構成によれば、設定重
量減少率が、乾燥負荷(含水率)の設定仕上がり重量の
単位量当たりの大きさに応じて段階毎に設定されている
ので、投入された乾燥処理対象物の含水率がどの段階に
属するのかを判断して、設定重量減少率を即座に決定す
ることができる。
【0006】一方、乾燥処理対象物が多いほど、つまり
設定仕上がり重量が大きいほど、乾燥処理対象物は密状
態で貯留されることとなり、よって、乾燥状態が悪化し
て、重量減少率が小さくなる傾向となる。従って、第3
特徴構成によれば、設定仕上がり重量が大きいほど、前
記設定重量減少率を減少側に補正する。
【0007】
【発明の効果】本発明の第1特徴構成によれば、投入時
の乾燥処理対象物の含水率に応じた適正な設定重量減少
率を選択して乾燥処理終了時期を推定することができる
ので、乾燥終了時期の推定の精度のアップを図ることが
できるに到った。第2特徴構成によれば、設定重量減少
率を即座に決定することができるので、乾燥処理終了時
期を即座に推定することができ、よって、便利な乾燥処
理装置を提供することができるに到った。第3特徴構成
によれば、設定仕上がり重量に応じて設定重量減少率を
補正して乾燥処理終了時期を推定することができるの
で、乾燥終了時期の推定の精度のより一層のアップを図
ることができるに到った。
【0008】
【実施例】以下、本発明の乾燥処理装置を図面に基づい
て説明する。
【0009】図1は乾燥処理装置の構成を示し、1,
1’は乾燥対象物X,X’(千切り大根の原料等)を上
下複数段に載置収容する台車、2は乾燥対象物X,X’
を載置した二台の台車1,1’を室内一側寄りと他側寄
りとに並べて収納する貯留室、3は乾燥用風Aを通風す
る通風手段としてのファンである。ファン3は正逆転可
能に構成されており、ファン3を正転運転することによ
り図中実線の矢印で示す如く貯留室2の一側から他側へ
乾燥用風Aを通風し、又、逆転運転することにより図中
破線の矢印で示す如く貯留室2の他側から一側へ乾燥用
風Aを通風するようにしてある。
【0010】4,5は、図中一点鎖線で示す如き姿勢で
外気口6,7を開くとともに除湿機8に対する循環風路
を閉じる外気通風状態と、図中実線で示す如き姿勢で逆
に外気口6,7を閉じるとともに除湿機8に対する循環
風路を開く循環通風状態とに風路を切り換えるダンパで
あり、外気OAの通風による乾燥処理が行える状況で
は、ダンパ4,5を外気通風状態としてファン3を正転
運転することにより、上側の外気口6から取り入れた外
気OAを乾燥用風Aとして貯留室2の一側(図中右側)
から他側へ通風するとともに、通風後の外気OAを下側
の外気口7から外部へ排出する外気通風正転運転と、同
じくダンパ4,5を外気通風状態としてファン3を逆転
運転することにより、下側の外気口7から取り入れた外
気OAを乾燥用風Aとして貯留室2の他側(図中左側)
から一側へ通風するとともに、通風後の外気OAを上側
の外気口6から外部へ排出する外気通風逆転運転とを自
動的に交互実施し、これにより、外気OAをもって室内
の乾燥対象物X,X’を乾燥処理する。
【0011】又、外気OAの通風による乾燥処理ができ
ない状況では、ダンパ4,5を循環通風状態としてファ
ン3を正転運転することにより、除湿機8で除湿した空
気を乾燥用風Aとして貯留室2の一側(図中右側)から
他側へ通風し、通風後の空気を除湿機8に戻す循環通風
正転運転と、同じくダンパ4,5を循環通風状態として
ファン3を逆転運転することにより、除湿機8で除湿し
た空気を乾燥用風Aとして貯留室2の他側(図中左側)
から一側へ通風し、通風後の空気を除湿機8に戻す循環
通風逆転運転とを自動的に交互実施し、これにより、除
湿機8をもって強制的に室内の乾燥対象物X,X’を乾
燥処理する。
【0012】9は上記の外気通風状態、及び、循環通風
状態の夫々においてファン3の正逆転自動切り換えを実
施する制御器であり、ファン3の正転運転を第1設定時
間T1だけ継続したのちファン3を逆転運転状態に切り
換え、そして、ファン3の逆転運転を第2設定時間T2
だけ継続したのちファン3を再び正転運転状態に切り換
えるといったタイマー制御形態で、第1設定時間T1の
ファン正転運転と第2設定時間T2のファン逆転運転と
を繰り返す構成としてある。
【0013】除湿機8は貯留室2から戻る空気を冷却除
湿する室内側蒸発器8aと、その冷却除湿した空気を再
熱する室内側凝縮器8bと、外気OAを放熱対象とする
室外側凝縮器8cとを備えるヒートポンプで構成してあ
り、運転モードとして、冷媒凝縮の全量を室内側凝縮器
8bで行わせて再熱量を大とする暖房除湿モードと、冷
媒凝縮の一部を室外側凝縮器8cで行わせて室内側凝縮
器8bによる再熱量を小とする冷房除湿モードとを択一
的に実施できるようにし、貯留室2を所定の乾燥処理温
度に保つように運転モードを貯留室2の温度検出に基づ
いて暖房除湿モードと冷房除湿モードとに自動的に切り
換える構成としてある。
【0014】9aは、乾燥処理の開始にあたり、乾燥処
理終了時期Hを推定する乾燥終了時期推定手段としての
終了時期設定器である。以下、その具体的推定形態を説
明する。
【0015】終了時期設定器9aは、先ず、貯留室2内
の乾燥対象物X,X’の乾燥負荷Rを、貯留室2内の乾
燥処理対象物X,X’の初期重量Wと設定仕上がり重量
W0との差にて算出する(R=W−W0)。具体的に
は、各台車1,1’の下部に装備した重量センサ10に
より、貯留室2の一側寄りに位置させた台車1における
収容乾燥対象物X(すなわち、ファン正転運転時におい
て風上側となる一側寄り乾燥対象物X)の初期重量W
1、及び、貯留室2の他側寄りに位置させた台車1’に
おける収容乾燥対象物X’(すなわち、ファン逆転運転
時において風上側となる他側寄り乾燥対象物X’)の初
期重量W2を測定し、それらの和を乾燥対象物X,X’
の初期重量Wとする(W=W1+W2)。そして、別途
の指定器11により人為設定される一側寄り乾燥対象物
X及び他側寄り乾燥対象物X’夫々の設定仕上がり重量
Xm1,Xm2(すなわち、含水率が所定値まで低下し
て所望の仕上がり乾燥状態となった際の一側寄り乾燥対
象物X及び他側寄り乾燥対象物X’夫々の予想重量)よ
り、乾燥対象物X,X’の設定仕上がり重量W0(=X
m1+Xm2)を設定する。
【0016】次に、終了時期設定器9aは、貯留室2内
の乾燥対象物X,X’の乾燥負荷Rと、設定重量減少率
αと、設定重量減少率αを補正する補正係数Bとに基づ
いて、次式(イ)にて、乾燥処理終了時期H(推定値)
を算出する。 H=R/(α×B) ……(イ) 但し、貯留室2内の乾燥対象物X,X’の乾燥負荷R
は、一側寄り乾燥対象物Xの乾燥負荷ΔW1(=W1−
Xm1)と他側寄り乾燥対象物X’の乾燥負荷ΔW2
(=W2−Xm2)との和として算出される(R=ΔW
1+ΔW2)。又、補正係数Bは、設定仕上がり重量W
0(=Wm1+Wm2)が大きいほど、設定重量減少率
αを減少側に補正するように、図2に示す値(実験にて
求めた補正値)に予め設定されている。
【0017】更に、終了時期設定器9aは、図3に示す
ように、乾燥負荷Rの設定仕上がり重量W0の単位当た
りの大きさ(以下において単位乾燥負荷と呼称する)を
複数の段階(E1〜E4)に区分けして、各段階毎に設
定重量減少率α(α1 〜α4)を、単位乾燥負荷(含水
率Q)が大なるほど大きな値として予め記憶している。
つまり、単位乾燥負荷がE1の範囲であれば設定重量減
少率αをα1 とし、単位乾燥負荷がE2の範囲にある乾
燥負荷であれば設定重量減少率αをα2 とし、単位乾燥
負荷がE3の範囲にある乾燥負荷であれば設定重量減少
率αをα3 とし、単位乾燥負荷がE4の範囲にある乾燥
負荷であれば設定重量減少率αをα4 とする(但し、α
1 >α2 >α3 >α4 )。尚、図中、F1〜F4は夫
々、設定重量減少率αをα1 〜α4 の夫々に設定したと
きの乾燥処理終了時期H1に至るまでの、計算上の含水
率Qの変化を示しており、f1は、実際の含水率Qの時
間変化を示している。
【0018】つまり、終了時期設定器9aは、乾燥対象
物X,X’の初期重量Wと設定仕上がり重量W0(この
ときの含水率を例えば10%とする)とに基づいて単位
乾燥負荷を算出し、その単位乾燥負荷が、前記複数の段
階(E1〜E4)のうちどの段階に属するかを判断し
て、設定重量減少率αを選択し、その選択した設定重量
減少率αを用いて前記式(イ)より、乾燥処理終了時期
Hを推定する。そして更に、その乾燥処理終了時期H
(つまり、乾燥処理終了時刻)を、表示器12に表示さ
せる。
【0019】9bは、前記の第1設定時間T1、及び、
第2設定時間T2を自動的に設定するファン運転時間設
定器である。以下、その具体的設定形態を説明する。
【0020】ファン運転時間設定器9bは、先ず、各台
車1,1’の下部に装備した重量センサ10により、収
容乾燥対象物Xの初期重量W1及び収容乾燥対象物X’
の実重量W2を測定し、一側寄り乾燥対象物Xの測定初
期重量W1と設定仕上がり重量Wm1との差ΔW1(=
W1−Wm1)を、一側寄り乾燥対象物Xの乾燥負荷と
して算出するとともに、他側寄り乾燥対象物X’の測定
初期重量W2と設定仕上がり重量Wm2との差ΔW2
(=W2−Wm2)を他側寄り乾燥対象物Xの乾燥負荷
として夫々算出する。
【0021】更に、ファン運転時間設定器9bは、ファ
ン正転運転時と逆転運転時とで通風経路の異なり等に起
因して単位時間当たりの通風量V1(正転時)、V2
(逆転時)に異なりが生じることに対し、その単位時間
当たりの通風量比V1:V2=1:Kを予め記憶してお
り、上記の各算出重量差ΔW1,ΔW2と、記憶の通風
量比V1:V2=1:Kとに基づき、第1設定時間T1
と第2設定時間T2との比が次式(ロ)、 T1:T2=K・ΔW1:ΔW2 ……(ロ) で示される値となるように各設定時間T1,T2を自動
設定する。
【0022】つまり、正転運転時と逆転運転時とで単位
時間当たりの通風量V1,V2が異なることに対する補
正を加えながら、一側寄り乾燥対象物Xの測定初期重量
W1と設定仕上がり重量Wm1との差ΔW1(一側寄り
乾燥負荷)に対して、他側寄り乾燥対象物X’の測定実
重量W2と設定仕上がり重量Wm2との差ΔW2(他側
寄り乾燥負荷)が大きいほど、図4に示す如く正転通風
運転と逆転通風運転との自動切り換えにおける逆転通風
運転の運転時間T2の比率を大きくし、また逆に、他側
寄り乾燥対象物X’の測定実重量W2と設定仕上がり重
量Wm2との差ΔW2(他側寄り乾燥負荷)に対して、
一側寄り乾燥対象物Xの測定初期重量W1と設定仕上が
り重量Wm1との差ΔW1(一側寄り乾燥負荷)が大き
いほど、図5に示す如く正転通風運転と逆転通風運転と
の自動切り換えにおける正転通風運転の運転時間T1の
比率を大きくする形態で、それら一側寄り乾燥負荷(Δ
W1)と他側寄り乾燥負荷(ΔW2)との比に応じて正
転通風運転と逆転通風運転との運転時間比T1:T2を
自動設定するようにしてある。
【0023】尚、上記の時間設定においては、ファン正
転運転と逆転運転との1周期時間(T1+T2)は一定
として、各設定時間T1,T2の比が前記(ロ)式で示
される値となるように各設定時間T1,T2を決定する
形態、あるいは、両設定時間T1,T2のうちいずれか
一方は固定値として、各設定時間T1,T2の比が前記
(ロ)式で示される値となるように他方の設定時間を決
定する形態のいずれを採用してもよい。
【0024】又、上記乾燥処理装置の運転においては、
終了時期設定器9aにて推定した乾燥処理終了時期にて
運転を終了する形態、あるいは、重量センサ10にて検
出した乾燥処理対象物X,X’の重量が設定仕上がり重
量W0に達するに伴って運転を終了する形態のいずれを
採用しても良い。
【0025】〔別実施例〕 上記実施例では、各台車1,1’の下部に装備した
重量センサ10により、貯留室2内の乾燥対象物X,
X’の初期重量W(W1,W2)を測定しているが、貯
留室2外で乾燥対象物X,X’の初期重量W(W1,W
2)を測定して、その初期重量W(W1,W2)を別途
入力するようにしても良いし、作業者が経験的に初期重
量Wを判断して、その値を入力するようにしても良い。 上記実施例では、単位乾燥負荷を4段階(E1〜E
4)に区分けして、各段階毎に設定された設定重量減少
率α(α1 〜α4 )を予め記憶しているが、4段階に限
定されるものではなく、単位乾燥負荷に応じて細かく設
定重量減少率αを設定するようにしても良い。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる乾燥処理装置の構成図
【図2】設定仕上がり重量と補正係数との関係を示すグ
ラフ
【図3】乾燥処理終了時期の推定を説明する含水率の時
間変化を示すグラフ
【図4】正転通風運転と逆転通風運転との時間比設定の
一例を示すグラフ
【図5】正転通風運転と逆転通風運転との時間比設定の
他の例を示すグラフ
【図6】従来の乾燥処理終了時期の推定を説明するグラ
【符号の説明】 2 貯留室 3 通風手段 9a 乾燥終了時期推定手段 α 設定重量減少率 A 乾燥用風 R 乾燥負荷 W 初期重量 W0 設定仕上がり重量 X,X’ 乾燥処理対象物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 裕之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭56−169523(JP,A) 特開 昭56−169522(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F26B 21/00 F26B 21/04 F26B 25/00 F26B 25/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥処理対象物(X),(X’)を貯留
    する貯留室(2)に、乾燥用風(A)を通風する通風手
    段(3)と、 前記貯留室(2)内の前記乾燥処理対象物(X),
    (X’)の初期重量(W)と設定仕上がり重量(W0)
    との差を乾燥負荷(R)とし、その乾燥負荷(R)と設
    定重量減少率(α)とに基づいて、乾燥処理終了時期を
    推定する乾燥終了時期推定手段(9a)とが設けられて
    いる乾燥処理装置であって、 前記乾燥終了時期推定手段(9a)は、 前記乾燥負荷(R)の前記設定仕上がり重量(W0)の
    単位量当たりの大きさが大なるほど大きな値として予め
    記憶された前記設定重量減少率(α)を選択して、前記
    乾燥処理終了時期を推定するように構成されている乾燥
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記乾燥終了時期推定手段(9a)は、 前記乾燥負荷(R)の前記設定仕上がり重量(W0)の
    単位量当たりの大きさを複数の段階に区分けして、各段
    階毎に前記設定重量減少率(α)を記憶するように構成
    されている請求項1記載の乾燥処理装置。
  3. 【請求項3】 前記乾燥終了時期推定手段(9a)は、 前記設定仕上がり重量(W0)が大きいほど、前記設定
    重量減少率(α)を減少側に補正するように構成されて
    いる請求項1又は2記載の乾燥処理装置。
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