JP2018036009A - 空気調和機 - Google Patents

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Yukinori Tanaka
幸範 田中
真和 粟野
Masakazu Awano
真和 粟野
拓哉 阿部
Takuya Abe
拓哉 阿部
吉田 和正
Kazumasa Yoshida
和正 吉田
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Abstract

【課題】衣類乾燥運転が適切に実現することができる空気調和機を提供する。【解決手段】空気調和機は、表面温度を検知する表面温度検知部123と、表面温度検知部123で検知した室内のエリアの表面温度から該室内の衣類を検知する衣類検知部61と、衣類検知部61で検知した衣類に対し運転モードの選択を行う空調制御部63と、を有し、空調制御部63は、衣類乾燥運転の指示があった際に、初めに送風モードまたは除湿モードの運転を開始し、衣類検知部61で衣類を検知する。衣類検知部61は、室内温度、室内の相対湿度、表面温度検知部123で検知したエリアの表面温度から、該エリアの相対湿度を推定し、該推定した相対湿度に応じて、室内に干されている衣類のエリアを検知する。【選択図】図4

Description

本発明は、衣類乾燥運転が適切に実現できる空気調和機に関する。
特許文献1には、暖房モード、除湿モードを組み合わせて衣類乾燥運転を行い、年間を通じて効率的に衣類乾燥ができることが記載されている。
特許文献2には、室内機の前面に、室内機の吹出し出口方向に置かれた洗濯物の表面温度を直接計測できるように輻射温度センサを取り付けた空気調和機が提案され、3分割された輻射温度センサの相対検知温度の比較により、洗濯物が室内機側からみて左側、中央、右側にあるかを判断している。
特開2003−65586号公報 特開2006−97919号公報
特許文献2に記載した技術では、衣類乾燥運転が指示されたとき、室外温度および室内の輻射温度を検出し、この値に基づいて、衣類乾燥運転の初期運転を開始している。衣類の位置を輻射温度で検出するとき、時間を要する場合がある。ユーザは、衣類乾燥運転を指示したにもかかわらず送風が開始しないと、違和感を覚える問題がある。また、衣類乾燥運転が指示されたとき、暖房モードで運転を開始すると、衣類の温度があがってしまい、衣類を検知する際に、誤検知する問題もある。さらに、室内の状態を、室内機に搭載された温度センサ、湿度センサ、輻射温度センサにより検出しているが、室内機周辺の湿度しか検出できないという問題があった。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、衣類乾燥運転が適切に実現することができる空気調和機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の空気調和機は、表面温度を検知する表面温度検知部と、表面温度検知部で検知した室内の表面温度から該室内の衣類を検知する衣類検知部と、衣類検知部で検知した衣類に対し運転モードの選択を行う空調制御部と、を有し、空調制御部は、衣類乾燥運転の指示があった際に、初めに送風モードまたは除湿モードの運転を開始し、衣類検知部で衣類を検知することを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
本発明によれば、衣類乾燥運転が適切に実現することができる。
実施形態に係る空気調和機の外観構成を示す図である。 実施形態に係る空気調和機の室内機の側断面構成を示す図である。 実施形態に係る空気調和機の冷凍サイクル系統を示す図である。 実施形態に係る空気調和機の制御部の構成を示す図である。 実施形態に係る湿り空気線図による相対湿度の算出方法を示す図である。 実施形態に係る衣類検知処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る衣類乾燥検知処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る衣類乾燥運転時の処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る運転モードの挙動例を示す図である。 第2実施形態に係る衣類乾燥運転時の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る運転モードの挙動例を示す図である。 第3実施形態に係る衣類乾燥運転時の処理を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る衣類乾燥運転時の処理を示すフローチャートである。 初期に暖房モードで微風送風した場合の運転モードの挙動例を示す図である。
本発明を実施するための実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<<構造>>
<全体>
図1は、実施形態に係る空気調和機の外観構成を示す図である。空気調和機ACは、例えばヒートポンプ技術などを用い、冷房、暖房など室内の空気調和を行う装置である。空気調和機ACは、大別して、室内の壁、天井、床などに設置される室内機100と、屋外などに設置される室外機200と、赤外線、電波、通信線などにより室内機と通信してユーザが空気調和機ACを操作するためのリモコン40(空調制御端末)と、室温、外気温などの空気調和機ACの制御または表示に用いる情報を入手するためのセンサ部50(図4参照)とを有してなる。また、室内機100と室外機200とは、冷媒配管と通信ケーブルで接続されている。室内機100には、表面温度検知部123が、左右方向中央に配置されている。表面温度検知部123は、サーモパイルなどの非接触温度センサである。表面温度検知部123は、検出された温度分布を熱画像として取得する。リモコン送受信部Qは、室内機100の前方下部付近のリモコン信号を受信しやすい位置に配置している。
リモコン40は、ユーザによって操作されて、室内機100のリモコン送受信部Qに対して赤外線信号を送信する。この赤外線信号の内容は、運転要求、設定温度の変更、タイマ、運転モードの変更停止要求、衣類乾燥運転要求などの指令である。空気調和機ACは、これら赤外線信号の指令に基づいて、冷房モード、暖房モード、除湿モード、衣類乾燥運転(ランドリー除湿運転)などの空調運転を行う。また、室内機100は、リモコン送受信部Qからリモコン40へ室温情報、湿度情報、電気代情報、衣類が未検知の情報などのデータを送信する。
衣類乾燥運転は、基本的に暖房運転と除湿運転とを組み合わせて洗濯物の衣類を短時間で乾燥させる運転である。
<室内機>
図2は、実施形態に係る室内機の側断面構成を示す図である。室内機100は、室内熱交換器102、送風ファン103、左右風向板104、上下風向板105(上部上下風向板105a、下部上下風向板105b)、前面パネル106、電装品、各種のセンサなどを、筐体101内に収容している。室内熱交換器102は複数本の伝熱管を有し、送風ファン103により室内機内に取り込まれた室内の空気を、伝熱管を通流する冷媒と熱交換させ、当該空気を冷却、加熱などするように構成されている。なお、伝熱管は、前記した冷媒配管に通じていて、公知の冷媒サイクルの一部を構成している。また、送風ファン103は風速を調節可能である。
左右風向板104は、その基端側が室内機100の下部に設けた回転軸を支点にして左右風向板104用モータにより正逆回転される。そして、左右風向板104の先端側が室内側を向いていて、これにより左右風向板104の先端側は水平方向に振れるように動作可能である。上下風向板105は、室内機100の長手方向両端部に設けられた回転軸を支点にして上下風向板105用モータにより正逆回転される。これにより、上下風向板105の先端側は上下方向に振れるように動作可能である。前面パネル106は、室内機100の前面を覆うように設置されており、下端部の回転軸を支点として前面パネル106用モータにより正逆回転可能である。ちなみに、前面パネル106は、回転動作を行うことなく、室内機の下端に固定されたものとしてもよい。
室内機100は、送風ファン103が回転することによって、空気の吸込口107およびフィルタ(図示せず)を介して室内の空気を室内機内に取り込み、この空気を室内熱交換器102で熱交換する。これにより、当該熱交換後の空気は、室内熱交換器102で冷却され、あるいは、加熱される。この熱交換後の空気は吹出し風路109aに導かれる。さらに、吹出し風路109aに導かれた空気は、空気の吹出し口109bから室内機外部に送り出されて室内を空気調和する。そして、この熱交換後の空気が吹出し口から室内に吹出す際には、その水平方向の風向きは左右風向板104により調節され、その上下方向の風向きは上下風向板105により調節される。
<室外機>
室外機200(図1参照)は、仕切り板と電装品箱とリード線支持部品とにより、熱交換器室と機械室とを区分(分割)している。熱交換器室には、冷媒配管を循環する冷媒の外気との熱交換を促進するプロペラファン207(図4参照)とその駆動用のモータ、プロペラファン207を回転自在に支持するプロペラファン支柱、および外気と循環する冷媒の熱交換を行う室外熱交換器215(図3)が配設されている。機械室には、循環する冷媒を高温高圧のガス冷媒にする圧縮機211(図3参照)、常温・高圧の液状冷媒を低温・低圧の液状冷媒にする電動膨張弁、電気部品のリアクタ、および、冷媒が流れる冷媒配管の伝熱管が配設されている。電装品箱には、室外機を制御する電装品が収納されており、その上部には電装品蓋が被せられている。
図3は、本実施形態に係る空気調和機の冷凍サイクル系統を示す図である。室内機100に内蔵される室内熱交換器102は、途中に除湿用絞り機構114を有し、除湿絞り機構114の前側(図3において下側)の室内熱交換器を102a、後ろ側(図3において上側)の室内熱交換器を102bとする。また、室外機200には圧縮機211、冷暖切換え弁212(四方弁)、室外熱交換器215、室外絞り機構218を有する。
冷房運転時は、圧縮機211の吐出する高温冷媒を冷暖切換え弁212、室外熱交換器215、室外絞り機構218、室内熱交換器102a、除湿絞り機構114、室内熱交換器102b、冷暖切換え弁212の順に循環させ(実線の矢印)、圧縮機211に吸入させる。一般的な冷房運転においては、室外絞り機構218を絞り、室内絞り機構114は全開にすることで、室内熱交換器102a、102b共に冷却し熱交換することで、室内機100から冷風を吹出す。
暖房運転時は、圧縮機211の吐出する高温冷媒を冷暖切換え弁212、室内熱交換器102b、除湿絞り機構114、室内熱交換器102a、室外絞り機構218、室外熱交換器215、冷暖切換え弁12の順に循環させ(破線の矢印)、圧縮機11に吸入させる。一般的な暖房運転においては、室外絞り機構218を絞り、室内絞り機構114は全開にすることで、室内熱交換器102a、102b共に加熱し熱交換することで、室内機20から温風を吹出す。
再熱除湿時は、冷房運転時と同様の実線矢印の方向に熱媒体を循環させ、室外絞り機構218を全開に近い状態にし、除湿絞り機構114を絞ることで、室内熱交換器102aは加熱状態、室内熱交換器102bは冷却状態にし、これらの熱交換量を調整することで室内機からの吹き出し空気を冷やすことなく、室内熱交換器23bで除湿を行うものである。
衣類乾燥運転では、特に気流が広い範囲まで届きしかも乾燥能力が高い高風量除湿運転が行う。さらに、再熱除湿時には、室温に応じて冷房気味、等温気味あるいは暖房気味の運転を行うことができる。衣類乾燥運転時には、暖房モードと除湿モードを組み合わせて効率的な除湿を行うが、本実施形態では、その一例として暖房モードに暖房気味除湿運転を使用し、除湿モードに等温気味除湿運転を使用して説明する。なお、以下の運転モードで、暖房モードを前記暖房運転時の運転モードとしてもよい。
<空調機の制御部の構成>
図4は、実施形態に係る空気調和機の制御部の構成を示す図である。センサ部50は、室内機100と室外機200に備えられている。センサ部50は、室温センサ121(室内温度検知部)、湿度センサ122(湿度検知部)、時計、表面温度検知部123、外気温センサ224(室外温度検知部)、圧縮温度センサ、冷媒配管温度センサなどにより構成される。
<制御部>
制御部60は、衣類乾燥運転が指示された際に、衣類の位置を検知する衣類検知部61、衣類の乾燥状態を検知する衣類乾燥検知部62、空調制御部63、記憶部69などを有する。制御部60は、電装品(電装品箱内)に備えられており、送受信部45を介したリモコン40(図1参照)とセンサ部50からの情報に基づき、室内機100の送風ファン103、左右風向板104、上下風向板105などを制御する。また、制御部60は、室外機200の圧縮機202、プロペラファン207などを制御する。また、制御部60は、表面温度検知部123の制御も行う。
記憶部69は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含んで構成される。そして、ROMに記憶されたプログラムが制御部60のCPU(Central Processing Unit)によって読み出されてRAMに展開され、実行される。
前記の構成により、制御部60は、表面温度検知部123から入力される温度分布の画像情報、リモコン40から入力される指令信号、および各種センサから入力されるセンサ出力などに応じて、空気調和機ACの動作を統括制御することにより、きめの細かい運転制御が可能としている。
表面温度検知部123がサーモパイルである場合、サーモパイルの検出素子は、例えば、横×縦が1×8画素の1次元配置された受熱素子となっている。検出素子の配列方向を回転軸にしてサーモパイルを回動することにより、検出素子の配列方向に垂直な方向に走査する。これにより、縦方向に8画素の2次元の放射熱像を取得することができる。取得画像の走査方向(水平方向)が150°の画角で、例えば、20×8の画素数の熱画像取得が行える。この温度検知結果に基づいて、衣類検知部61は、後記する手法で高湿度エリアを特定することができる。
表面温度検知部123で検出するのは、室内の平均的な表面温度に限られず、室内に干されている衣類の表面温度、床面・壁面の表面温度、人の着衣の表面温度、人の皮膚の温度、足の温度、足付近の温度、人の各部位の温度でもよい。なお、本実施例の空気調和機ACの構成は、あくまで一例であり、適宜変更してもよい。
衣類検知部61は、室温センサ121で検知した室内の温度、湿度センサ122で検知した相対湿度、表面温度検知部123で検知したエリアの表面温度から、該エリアの相対湿度を推定し、該推定した相対湿度から、高湿度エリアである衣類の位置を検知する。なお、湿度センサ122は、例えば、抵抗式湿度センサであり、相対湿度を計測するセンサである。
次に、衣類検知部61の詳細について説明する。
衣類検知部61は、室温センサ121および湿度センサ122により得られた情報に基づき、後記で説明する図5の湿り空気線図に基づき、被空調室内(全体)の絶対湿度を算出する。なお、絶対湿度とは、単位体積中にある水蒸気の質量で表され、空気の出入りがない被空調空間において、空気中の水分の量は気温に関わらず変化しないため絶対湿度は一定であると考えられる。相対湿度とは、ある温度において空気中に含むことができる水蒸気量(飽和水蒸気量)に対し、実際の水蒸気量の割合を表しており、相対湿度の場合は、空気中の水分量が同じでも温度によって相対湿度の値が変化する。
図5は、本実施形態に係る湿り空気線図による相対湿度の算出方法を示す説明図である。乾球温度を横軸に、絶対湿度を縦軸に、相対湿度が右上がりの曲線でグラフの中に示されており、グラフ上のそれぞれの数値の交点から、残るもう一つの数値を求めることができる。例えば、空気調和機ACの室温センサ121が20℃、湿度センサ122が相対湿度40%を検知した場合、湿り空気線図により、絶対湿度は、0.006kg/kg´と算出される。前記したように、空気の出入りがない被空調空間において、空気中の水分の量は気温に関わらず変化しないため絶対湿度は一定であるから、表面温度検知部123により検出されたエリアの温度が25℃であった場合、検出したエリアの相対湿度は30%であると推定できる。衣類検知部61は、推定した相対湿度が、例えば、所定値(例えば、β)以上であるか否かにより、該当エリアが衣類のあるエリアであるとして特定する。言い換えると、洗濯物があるところは表面温度が低くなるので、推定した相対湿度は高くなる。
図6は、実施形態に係る衣類検知処理を示すフローチャートである。図6は衣類検知部61の衣類検知処理S10を示す。衣類検知部61は、室温センサ121から室温を取得し(ステップS11)、湿度センサ122から相対湿度(RH)を取得し(ステップS12)、図5に示す湿り空気線図のデータベースを用いて、絶対湿度(AH)を算出し(ステップS13)、記憶部69に記憶する。衣類検知部61は、表面温度検知部123が取得した画像から温度分布を取得し(ステップS14)、各エリアの局所的な相対湿度(RH_P)を算出する(ステップS15)。
衣類検知部61は、ステップS15で得られた局所的な相対湿度RH_Pが、所定値β(例えば、70%)(第1の所定値)以上の被空調エリアが存在するかを判定する(ステップS16)。ここでは、局所的な(エリアごとの)相対湿度RH_Pが、所定値β以上のエリアを高湿度エリアとし、衣類のあるエリアとして特定し(ステップS17)、処理を終了する。一方、局所的な相対湿度RH_Pが、所定値β以上のエリアがない場合(ステップS16,No)、衣類のあるエリアが未検知である旨を、リモコン40などに送信し(ステップS18)、処理を終了する。
図7は、実施形態に係る衣類乾燥検知処理を示すフローチャートである。図7は衣類乾燥検知部62の衣類乾燥検知処理S20を示す。衣類乾燥検知部62は、衣類検知部61で検知した衣類のあるエリアの局所的な相対湿度(RH_P)を算出し(ステップS21)、局所的な相対湿度RH_Pが、所定値α(例えば、20%)(第2の所定値)以下であるか否かを判定する(ステップS22)。局所的な相対湿度RH_Pが、所定値α以下の場合(ステップS22,Yes)、衣類が乾燥したとし(ステップS23)、処理を終了する。一方、局所的な相対湿度RH_Pが、所定値α以下でない場合(ステップS22,No)、衣類が未乾燥であるとし(ステップS24)、処理を終了する。
<<第1実施形態>>
図8は、第1実施形態に係る衣類乾燥運転時の処理を示すフローチャートである。空調制御部63は、衣類乾燥運転信号を受信したら(ステップS31)、室温センサ121の室内温度を読込み(ステップS32)、その値に基づき設定温度を算出する(ステップS33)。具体的には、設定温度は、室内温度に対し例えば、+4℃とする。
次に、空調制御部63は、外気温センサ224の外気温度を読込み(ステップS34)、外気温度が閾値より高いか否かを判定する(ステップS35)。すなわち、ステップS35において、その外気温度により衣類乾燥運転の最初に行う運転モードを決定する。
つまり、外気温度がある閾値より大きい場合(ステップS35,高)、例えば、ここではある閾値を20℃とすると、外気温度が20℃より高い場合は、熱負荷が大きく除湿運転による衣類乾燥を行ったとしても室内温度が衣類乾燥に支障を来たすほど低下しないと判断して除湿モードにて運転を行い(ステップS41)、衣類検知処理を実行する(ステップS10)。除湿モードを継続しながら運転時間の判定を行い(ステップS42)、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過した場合(ステップS42,Yes)、自動停止する。一方、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過していない場合(ステップS42,No)、ステップS42に戻る。
また、ステップS34での外気温度が閾値以下の場合(ステップS35,低)、例えば外気温度が20℃以下の場合、除湿モードの運転による乾燥では、室温が低下し衣類乾燥に支障を来たすと判断し、暖房モードを選択する。従来は、すぐに暖房モードに切替えが行われるが、本実施形態では、暖房モードの前に送風モードに切替え、送風運転を実行する(ステップS51)。そして、衣類検知処理を実行し(ステップS10)、送風モードの運転時間の判定を行い(ステップS52)、送風モードの運転時間(一定時間)を経過した場合(ステップS52,経過)、暖房モードを実行する(ステップS53)。一方、送風モードの運転時間を経過していない場合(ステップS52,未経過)、ステップS10に戻る。
ステップS53の暖房モードを継続しながら運転時間の判定を行い(ステップS54)、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過した場合(ステップS54,経過)、自動停止する。予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過していない場合(ステップS54,未経過)、予め設定されている暖房モード運転時間(最小暖房運転時間)を経過しているか否かを判定し(ステップS55)、暖房モード運転時間を経過していない場合(ステップS55,未経過)、暖房モードを継続する。暖房モード運転時間を経過した場合(ステップS55,経過)、湿度センサ122の室内湿度を読込み(ステップS56)、予め設定されている閾値より低いか否かを判定する(ステップS57)。室内湿度が閾値より低い場合(ステップS57,低)、例えばここではある閾値を50%とすると、室内湿度が50%より低い場合(ステップS57,低)は暖房モードを継続する。室内湿度が50%以上の場合(ステップS57,高)、室温センサ121の室内温度を読込み(ステップS58)、設定温度以下であるか否かを判定する(ステップS59)。設定温度以下である場合(ステップS59,低)は、暖房モードを継続する。設定温度より高い場合(ステップS59,高)は除湿モードに切換え、除湿運転を実行する(ステップS61)。
ステップS61の除湿モードを継続しながら運転時間の判定を行い(ステップS62)、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過した場合(ステップS62,経過)、自動停止する。予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過していない場合(ステップS62,未経過)、次に除湿モードを開始してから予め設定されている除湿モード運転時間を経過しているか否かを判定し(ステップS63)、除湿モード運転時間を経過していない場合(ステップS63,未経過)、除湿モードを継続する。除湿モード運転時間を経過した場合(ステップS63,経過)、湿度センサ122の室内湿度を読込み(ステップS64)、予め設定されている閾値より低いか否かを判定する(ステップS65)。室内湿度が閾値より低い場合、例えばここではある閾値を50%とすると、室内湿度が50%より低い場合(ステップS65,低)、暖房モードに切り替える。室内湿度が閾値以上の場合(ステップS65,高)、除湿モードを継続する。
ステップS51において、送風運転行う場合、送風運転であっても室温の風を衣類に向けるため、衣類の温度が室温に近づき、衣類の位置の検知率が下がることが考えられる。このため、送風運転時は送風ファン103(図4参照)のモータの出力を下げることで衣類に当たる風量を低減するとよい。または、風向を水平、または水平より上向きにすることで、衣類に室内機から吐出された風を当てないようにする。これにより衣類の温度が室温に近づくことを防ぐことができる。
図9は、第1実施形態に係る運転モードの挙動例を示す図である。ここでは、外気温センサ224の外気温度がある閾値以下で、暖房モードで運転を開始する例を示す。空調制御部63は、最初に送風モードで運転を開始し、その間に衣類検知部61が衣類の位置を検知する。そして、暖房モードに切替え、室内温度が高く、室内湿度が高い場合に、除湿モードに切替え、そして衣類乾燥運転を終了する。送風モード運転時間Ta、暖房モード運転時間Tb、除湿モード運転時間Tcとすると、各運転モードの運転時間を加算した時間(Ta+Tb+Tc)が、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過した場合、自動運転を停止する。
本実施形態の空気調和機は、室内の表面温度を検知する表面温度検知部123を有し、表面温度検知部123で検知したエリアの表面温度から、該室内の衣類を検知する衣類検知部61と、衣類検知部61で検知した衣類に対し、運転モードの選択を行う空調制御部63と、を有している。空調制御部63は、衣類乾燥運転の指示があった際に、初めに送風モードまたは除湿モードの運転を開始し、衣類検知部61で衣類を検知している。これにより、ユーザは、衣類乾燥運転を指示したにもかかわらず送風が開始しないと、違和感を覚える問題は解消される。また、衣類乾燥運転が指示されたとき、暖房モードで運転を開始すると、衣類の温度があがってしまい、衣類の検知する際に、誤検知する問題を防止する効果がある。なお、空調制御部63は、図8において、ステップS51の送風モードを実行し、衣類検知後(ステップS10)、送風モード運転時間判定(ステップS52)をしているが、これに限定されるものではない。衣類検知が終了したならば、ステップS53の暖房モードに入ってもよい。
また、衣類検知部61は、室温センサ121(室内温度検知部)で検知した室内温度、湿度センサ122(湿度検知部)で検知した相対湿度、表面温度検知部123で検知した室内のエリアの表面温度から、該エリアの相対湿度を推定し、該推定した相対湿度に応じて、室内に干されている衣類のエリアを検知することができる。これにより、衣類検知部61は、局所的な相対湿度を推定できるので、衣類の誤検知を防止することができる効果がある。
本実施形態では、ステップS35において、外気温度が閾値以下の場合(ステップS35,低)、例えば外気温度が20℃以下の場合、除湿モード運転による乾燥では、室温が低下し衣類乾燥に支障を来たすと判断し、暖房モードを選択しているが、即座に暖房モードに切替えずに、所定時間送風モードに切替えている。この送風モードに切替える理由としては、下記があげられる。
運転開始時に暖房モードと判定されたときに、除湿運転を行うと、暖房への切替え時、冷媒の流れが急に切替わることによるサイクル部品が受けるダメージの軽減のために、保護期間経過後、暖房運転に切替わる。この時間がユーザにとって、不自然だと感じられることが想定される。加えて、室温を上げるべき状況で暖房運転が行われるタイミングが遅くなることで、衣類乾燥に適した室温になるまでの時間が長くなることが想定される。このため、運転開始時に暖房と判定された場合、送風で運転を開始し、一定時間経過後暖房運転を行うと、モード切替え時のユーザへの不自然さが解消できる。
<<第2実施形態>>
第2実施形態は、第1実施形態と比較して、衣類乾燥検知部62の衣類乾燥検知処理を追加するとともに、除湿モードおよび暖房モードで運転後、送風モードの運転を追加した場合である。
図10は、第2実施形態に係る衣類乾燥運転時の処理を示すフローチャートである。図8に示した第1実施形態と同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。空調制御部63は、ステップS41の除湿モードが実行したのち、ステップS10衣類検知後に、ステップS20(図7参照)の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、衣類乾燥検知を継続する。衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、送風モードに切替え、送風運転を実行する(ステップS71)。送風モードを継続しながら運転時間の判定を行い(ステップS72)、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過した場合(ステップS72,Yes)、自動停止する。一方、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過していない場合(ステップS72,No)、ステップS72に戻る。
同様に、空調制御部63は、ステップS61の除湿モードが実行したのち、ステップS20(図7参照)の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、ステップS62に進む。衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、送風モードに切替え、送風運転を実行する(ステップS81)。送風モードを継続しながら運転時間の判定を行い(ステップS82)、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過した場合(ステップS82,Yes)、自動停止する。一方、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過していない場合(ステップS82,No)、ステップS72に戻る。
さらに、空調制御部63は、ステップS53の暖房モードが実行したのち、ステップS20(図7参照)の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、ステップS54に進む。衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、ステップS71に進み、送風モードに切替え、送風運転を実行する。
図11は、第2実施形態に係る運転モードの挙動例を示す図である。ここでは、外気温センサ224の外気温度がある閾値以下で、暖房モードで運転を開始する例を示す。空調制御部63は、最初に送風モードで運転を開始し、その間に衣類検知部61が衣類の位置を検知する。そして、暖房モードに切替え、室内温度が高く、室内湿度が高い場合に、除湿モードに切替える。除湿モード中に、衣類が乾燥した場合に、送風モードに切替えが実施されている。送風モード運転時間Ta、暖房モード運転時間Tb、除湿モード運転時間Tc、送風モード運転時間Tdとすると、各運転モードの運転時間を加算した時間(Ta+Tb+Tc+Td)が、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過した場合、自動運転を停止する。
本実施形態の空気調和機によれば、衣類乾燥検知部62は、室温センサ121で検知した室内温度、湿度センサ122(湿度検知部)で検知した相対湿度、表面温度検知部123で検知したエリアの表面温度から、該エリアの相対湿度を推定し、該推定した相対湿度に応じて、前記室内に干されている衣類の乾燥度を検知している。これにより、表面温度により乾燥状態の検知する場合よりも、衣類の乾燥度の精度を向上することができる。
<<第3実施形態>>
第3実施形態は、第2実施形態と比較して、衣類乾燥検知部62の衣類乾燥検知処理を複数回とした場合である。
図12は、第3実施形態に係る衣類乾燥運転時の処理を示すフローチャートである。図10に示した第2の実施形態と同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。空調制御部63は、ステップS41の除湿モードが実行したのち、ステップS10(図6参照)の衣類検知後に、ステップS20(図7参照)の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、衣類乾燥検知を継続する。
衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、再度、ステップS20(図7参照)の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、衣類乾燥検知を継続する。衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、送風モードに切替え、送風運転を実行する(ステップS71)。
同様に、空調制御部63は、ステップS61の除湿モードが実行したのち、ステップS20(図7参照)の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、ステップS62に進む。衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、再度、ステップS20(図7参照)の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、ステップS62に進む。衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、送風モードに切替え、送風運転を実行する(ステップS81)。
さらに、空調制御部63は、ステップS53の暖房モードが実行したのち、ステップS20(図7参照)の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、ステップS20の衣類乾燥検知を続ける。衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、再度、ステップS20の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、ステップS54に進む。衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、ステップS71に進み、送風モードに切替え、送風運転を実行する。
衣類の乾燥具合を判定する際、暖房運転を行わないことで判定の精度を上げる方法がある。しかし、それまでに当てていた暖房の温度の影響によって、衣類の温度が上がっており、まだ乾燥していない衣類を乾燥していると判断してしまうことが予想される。判定の精度を高めるために、衣類乾燥の判定が2回連続で乾燥と判定された場合に、衣類が乾燥したと判断するとよい。
図12において、運転終了前の送風モードにおいては、衣類乾燥検知処理S20を実施して、その乾燥具合の判定結果をリモコン40に送信してもよい。具体的には、衣類乾燥検知処理S20を実施する箇所は、ステップS71、ステップS81の後である。送風モード時には、暖房モード時と比較して、衣類の温度が上がることがないので、正確な乾燥具合を検知できる。
<<第4実施形態>>
第4実施形態は、第2実施形態と比較して、暖房運転後の衣類乾燥判定で衣類乾燥と判定された場合に、除湿モードに切替えて、除湿運転時に、再度衣類乾燥判定をする場合である。
図13は、第4実施形態に係る衣類乾燥運転時の処理を示すフローチャートである。図10に示した第2の実施形態と同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。空調制御部63は、ステップS53の暖房モードが実行したのち、ステップS20(図7参照)の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、ステップS54に進む。衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、ステップS41に進み、除湿モードに切替え、除湿運転を実行する。
空調制御部63は、ステップS41の除湿モードが実行したのち、ステップS10の衣類検知後に、ステップS20(図7参照)の衣類乾燥検知を実行し、衣類乾燥ができているか否かを判定する(ステップS25)。衣類乾燥ができていない場合(ステップS25,未乾燥)、衣類乾燥検知を継続する。衣類乾燥ができている場合(ステップS25,乾燥)、送風モードに切替え、送風運転を実行する(ステップS71)。なお、一度、衣類乾燥判定で乾燥とされた場合、ステップS10の衣類検知処理は省略することができる。
本実施形態では、衣類乾燥の判定を、暖房運転時と除湿運転時の両方で行い、両方で乾燥と判定された場合に衣類が乾燥したと判断している。これにより、衣類乾燥が確実に達成できる。
すなわち、暖房モードと前記除湿モードとを組み合わせて前記衣類の乾燥を行う際に、衣類乾燥検知部62は、暖房モードと除湿モードとの両方の運転モードにおいて、衣類乾燥検知部での判定を行い、両方の運転モードにおいて衣類が乾燥したと判定された場合に、衣類が乾燥したと判定するとよい。
図13において、衣類乾燥の判定を2回実施しているが、暖房運転時は衣類乾燥の判定を行わずに、除湿モードの除湿運転時のみ衣類乾燥の判定を行ってもよい。これにより、暖房モードの場合における衣類検知の誤検知を防止することができる。
また、暖房モードと除湿モードとを組み合わせて衣類の乾燥を行う際に、衣類乾燥検知部62は、暖房モードの場合に前記衣類の乾燥の判定を行わず、前記除湿モードの場合に衣類の乾燥の判定を行ってもよい。
<初期の運転モード>
以上述べた実施形態においては、ステップS53の暖房モードの前に、ステップS51の送風モードを実行するとして説明した。しかし、運転モードとしては、必ずしもこの運転モードとすることに限らない。例えば、暖房モードで暖房運転は行うが、送風ファン103(図2参照)の出力を小さくすることで、空気の吹出し口109bから吹出す空気を少なくするとよい。このため、暖房モードで運転を開始しているので、室内熱交換器102を暖めることができ、衣類の位置を検知後、暖房の立ち上がりを早めることができる。
図14は、初期に暖房モードで微風送風した場合の運転モードの挙動例を示す図である。ここでは、外気温センサ224の外気温度がある閾値以下で、暖房モードで運転を開始する例を示す。空調制御部63は、最初に暖房モードで運転を開始するが、送風ファン103を微風送風とする。その間に衣類検知部61が衣類の位置を検知する。そして、暖房モードの通常送風に切替え、室内温度が高く、室内湿度が高い場合に、除湿モードに切替える。除湿モード中に、衣類が乾燥した場合に、送風モードに切替えが実施されている。暖房モードで微風運転時間Taa、暖房モードで通常送風の運転時間Tb、除湿モード運転時間Tc、送風モード運転時間Tdとすると、各運転モードで運転時間を加算した時間(Taa+Tb+Tc+Td)が、予め設定されている衣類乾燥運転時間を経過した場合、自動運転を停止する。これにより、運転開始時に衣類に暖房の風を当てないこと、運転開始時に暖房モードと判定された場合に、暖房運転を行わないことによって、室温の上昇が遅れ、結果的に衣類の乾燥時間が長くなってしまうことを防止することができる。
すなわち、本実施形態の空気調和機ACは、表面温度を検知する表面温度検知部123を有し、表面温度検知部123で検知した室内の表面温度から、該室内の衣類を検知する衣類検知部61と、衣類検知部61で検知した衣類に対し運転モードの選択を行う空調制御部63と、を有し、空調制御部63は、衣類乾燥運転の指示があった際に、暖房モードが選択された場合、送風ファンを微風運転として衣類検知部61で衣類を検知するとよい。
<風向制御のリモコン制御>
本実施形態の空気調和機ACは、衣類検知部61が室内に干している衣類の位置を検知して、衣類に効率よく風が当たる風向を、上下風向板105の制御モータと左右風向板104の制御用モータを制御することで風向制御をする。この風向制御は、リモコン40からの手動での設定変更が可能である。
40 リモコン
60 制御部
61 衣類検知部
62 衣類乾燥検知部
63 空調制御部
69 記憶部
100 室内機
103 送風ファン
104 左右風向板
105 上下風向板
121 室温センサ(室内温度検知部)
122 湿度センサ(湿度検知部)
123 表面温度検知部
200 室外機
224 外気温センサ(室外温度検知部)
AC 空気調和機
AH 絶対湿度
Q リモコン送受信部
RH 相対湿度
RH_P 局所的な相対湿度
α 所定値(第2の所定値)
β 所定値(第1の所定値)

Claims (10)

  1. 表面温度を検知する表面温度検知部と、
    前記表面温度検知部で検知した室内の表面温度から該室内の衣類を検知する衣類検知部と、
    前記衣類検知部で検知した衣類に対し運転モードの選択を行う空調制御部と、を有し、
    前記空調制御部は、衣類乾燥運転の指示があった際に、初めに送風モードまたは除湿モードの運転を開始し、前記衣類検知部で衣類を検知する
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記空気調和機は、さらに、
    室内温度を検知する室内温度検知部と、
    該室内の相対湿度を検知する湿度検知部と、を有し、
    前記衣類検知部は、前記室内温度、前記湿度検知部で検知した相対湿度、前記表面温度検知部で検知した室内のエリアの表面温度から、該エリアの相対湿度を推定し、該推定した相対湿度に応じて、前記室内に干されている衣類のエリアを検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記空調制御部は、前記衣類のエリアが検知された場合、前記運転モードの選択に応じて空調制御を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記空調制御部は、前記送風モードの際に、吹出し口からの風向を水平向きまたは水平より上向きにする
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記空調制御部は、前記送風モードの際に、通常時よりも送風風量を少なくする
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記空調制御部は、前記衣類乾燥運転の運転指示があった際に、暖房モードと選択した場合、前記送風モードで運転を開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  7. 前記空気調和機は、さらに
    衣類の乾燥状態を検知する衣類乾燥検知部を有し、
    前記衣類乾燥検知部は、前記衣類の乾燥状態の検知を少なくとも複数回実施し、該検知で複数回乾燥状態にある場合に、衣類が乾燥状態にあるとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  8. 暖房モードと前記除湿モードとを組み合わせて前記衣類の乾燥を行う際に、
    前記衣類乾燥検知部は、前記暖房モードと前記除湿モードとの両方の運転モードにおいて、前記衣類の乾燥状態の検知を行い、前記両方の運転モードにおいて衣類が乾燥した状態の場合に、衣類が乾燥状態にあるとする
    ことを特徴とする請求項7に記載の空気調和機。
  9. 暖房モードと前記除湿モードとを組み合わせて前記衣類の乾燥を行う際に、
    前記衣類乾燥検知部は、前記暖房モードの場合に前記衣類の乾燥状態の検知を行わず、前記除湿モードの場合に前記衣類の乾燥状態の検知を行う
    ことを特徴とする請求項7に記載の空気調和機。
  10. 表面温度を検知する表面温度検知部と、
    前記表面温度検知部で検知した室内の表面温度から該室内の衣類を検知する衣類検知部と、
    前記衣類検知部で検知した衣類に対し運転モードの選択を行う空調制御部と、を有し、
    前記空調制御部は、衣類乾燥運転の指示があった際に、暖房モードが選択された場合、送風ファンを微風運転として前記衣類検知部で衣類を検知する
    ことを特徴とする空気調和機。
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