JP2886556B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JP2886556B2
JP2886556B2 JP1179732A JP17973289A JP2886556B2 JP 2886556 B2 JP2886556 B2 JP 2886556B2 JP 1179732 A JP1179732 A JP 1179732A JP 17973289 A JP17973289 A JP 17973289A JP 2886556 B2 JP2886556 B2 JP 2886556B2
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雅彦 阿部
寿衛 小関
聖一 富田
英喜 滝口
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、内壁を構成するのに有
用な建築用パネル(以下、単にパネルという)に関する
ものである。さらに詳しくは、化粧面幅、パネル厚さを
大きくしても、雄、雌嵌合構造にして躯体より剥落する
ことがなく、かつ、スクリュービス等の固定具が外部へ
露出しなく、表面、裏面を化粧面として使用することを
可能としたパネルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種パネルとしては実開昭63−96141号公
報、実開昭63−96143号公報、実開昭63−96144号公
報、等が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種パネルでは躯体に固定するボル
ト、取付具等が外部に露出はしないものの、防水性、気
密性、縦張りにおける取付具の防錆性に劣り、、に
おいては取付具による固定であるため、耐風圧性、取付
強度等の外力に対して弱くなってしまう欠点があった。
さらに、この種のパネルは、一種類の外観の壁体しか形
成できなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するために、長尺状板
材よりなる2枚の金属製板材間に芯材を充填した建築用
パネルにおいて、幅方向の両端縁に二重の本実構造を形
成すると共に、金属製板材同士の端部は連結時に同一部
分に来るようにし、さらに、金属製板材同士の側壁、あ
るいは化粧面は異種外観とし、金属製板材同士を接触し
ないように前記芯材で一体化したパネルを提供するもの
である。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るパネルについて詳細
に説明する。第1図は上記パネルAの代表例であり、金
属製板材(以下、単に板材という)118、芯材19から
なるサンドイッチ構造のパネルAである。板材118
金属薄板材よりなり、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、
アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、ホーロー鋼
板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼板、サンドイッチ
鋼板等の一種をプレス成形、押出成形、ロール成形等に
よって形成したものである。さらに詳説すると、板材1
は第2図(a)に示すように、横長の化粧面部2、固定
5、差込縁兼固定縁12とから樋状面1aを形成したもの
であり、化粧面部2は化粧面2aの長手方向の端縁を内方
に任意角度で屈曲した側壁3、4からなり、固定縁5
側壁3の下端を内方に屈曲した上縁6と、上縁6の先端
を外方に突出した下縁7と、上縁6と下縁7とから断面
略コ字状に形成した係合溝8と、下縁7の先端を外方に
突出した延長部9と、延長部9の先端を内方に屈曲した
補強片10と、延長部9に形成した凹状の溝部11とから形
成されたものであり、差込縁兼固定縁12は側壁4の下端
を外方に突出した目地下地13と、目地下地13の先端を下
方に屈曲した側面14と、側面14の下端を内方に屈曲した
下面15と、下面15の先端を下方に状に屈曲した補強片
16と、下面15に形成した凹状の溝部17とからなるもので
ある。板材18は第2図(b)に示すように、一端縁には
板材1の下縁7、係合溝8、延長部9、補強片10、溝部1
1の代わりに、上縁6の先端を内方に状に屈曲した補
強片20を、他端縁には板材1の側面14、下面15、補強片1
6、溝部17の代わりに、目地下地13の先端を内方に屈曲
した補強片21を形成したものである。また、板材118
はどちらでも化粧面として機能するものであり、板材
118の外観を異なるようにすることにより2種類以上
の壁体外観を形成することを可能にしたものである。さ
らに詳説すると、板材118においては、側壁3、4の
形状差、化粧面部2の形状差、化粧面部2の柄(エンボス
加工、リシン加工等)の差、色調差、素材を異ならしめ
ること、等をお互いに形成するものである。なお、図で
は化粧面部2に形状差を設けたものであり、板材1の化粧
面部2略中央に凹状の化粧溝2bを形成したものである。
芯材19は主に合成樹脂発泡体を用い、断熱材、防水材、
防音材、緩衝材、防火材等として機能するものであり、
例えばポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォ
ーム、ポリウレアフォーム、ポリイミドフォーム等の合
成樹脂発泡体、およびこれら合成樹脂発泡体に難燃剤
(硼酸塩、珪酸塩、リン酸塩等)、難燃助剤(石膏スラ
グ、タルク、シラスバルーン等)、骨材(パーライト、
ガラスビーズ等)、繊維状物(長、短繊維)等を混入し
たもの、パーライトの周囲にフェノールフォーム粉末を
コーティングし、これを加温、加圧して発泡させたも
の、石膏ボード、岩綿ボード、グラスウールボード、AL
C、インシュレーションボード、木片チップボード、グ
ラスウール等で、単一素材、あるいは複数の素材を組み
合わせて形成するものである。また芯材19の形成は、板
118の樋状部1a、18aに充填すると共に、補強片10、
21、補強片16、20同士が接触しないように間隔を有して
形成するものであり、熱橋防止による耐火性、断熱性の
向上を図るものである。さらに、パネルAの長手方向一
端縁には、固定縁5、目地下地13、芯材19よりなる雄実
22を、他端縁には差込縁兼固定縁12、上縁6、芯材19
よりなる雌実部23を形成し、第3図(a)、(b)に示
すようにパネルAを連結した場合にも、板材118同士
が接触しないようにしたものである。
ここで各部の寸法関係について第1図を用いて簡単に
説明すると、係合溝8の最奥から雄実部22の先端までの
長さをl1、側面14から雌実部23の最奥までの長さをl2
係合溝8の開口高さをh1、側面14の高さをh2、雄実部22
の高さをh3、雌実部23の開口高さをh4とすると、l1
l2、h1≒h2≒h3≒h4の関係であり、このような寸法関係
とすると、板材118の両方を化粧面として同一壁面を
形成することができるものとなり、第3図(a)、
(b)に示すように、板材1を表面材として使用した場
合には(a)図のようになり、板材18を表面材として使
用した場合には(b)図のように連結されるものであ
る。また、板材118を1枚毎、あるいは任意に表面材
として形成すると、創作性のある壁体を形成することが
できるものである。
次に施工例について簡単に説明する。いま第1図に示
すようなパネルAを用いて第3図(a)に示すように施
工すると仮定する。なお、パネルAとしては、板材11
8として0.5mm厚のカラー鋼板を用い、芯材19としてはポ
リイソシアヌレートフォームを原料で吐出し、反応、発
泡させ、次にキュアして一体化したものである。そこで
主柱、間柱、防水シート等、あるいは鉄骨下地からなる
躯体αに第n番目のパネルA1の雄実部22をボルト等の固
定具βを介して固定する。次にn+1番目のパネルA2
雌実部23をパネルA1の雄実部22に挿入し、第3図(a)
に示すような目地部を形成するものである。また壁体全
体を形成するには、上記したような工程を順次行えばよ
いものである。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るパネルAの一実施例に
すぎず、第4図(a)〜(o)、第5図(a)、(b)
に示すように形成することができる。すなわち、第5図
(a)〜(o)において、(a)〜(k)図は板材1
板材18を変形したパネルA、(l)図は係合溝8、雌実
23内にコーキング材24を植設したパネルA、(m)図
は雄実部22、雌実部23に、芯材19が合成樹脂発泡体のよ
うに原料で吐出して形成する場合の液洩れ防止用のシー
ト状物25を形成したパネルA、(n)図は芯材19が合成
樹脂発泡体等よりなる場合の液洩れ防止用、嵩上げ用、
板材1と板材18の接触防止用、あるいは耐火性の向上を
図るためのバックアップ材26を形成したパネルA、
(o)図は芯材19にパーライト粒等の骨材27を形成し、
耐火性を向上したパネルAである。また、第5図
(a)、(b)はパネルA同士の端部の当接部に、コー
キング材等を植設する際の接着下地、化粧面部2の端部
の直線性の維持に役立つ端面壁28を、図示しないが両端
縁に形成したものであり、(b)図は(a)図のイ−イ
線断面図である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るパネルによれば、
釘、ボルト等の固定具を化粧面に露出させずに大型のパ
ネルを固定できる。固定部を両端に形成したため、両
板材のどちらでも化粧面として使用できる。両板材の
化粧面部を異種外観としたため、壁体をその使い分けに
より創作性のある外観とすることができる。金属製板
材同士が連結部においても接触しない構造であるため、
耐火性、断熱性、耐結露性にすぐれる。防水性、気密
性、耐震性、断熱性、耐火性、防音性、施工性を向上し
たパネルとなる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る建築用パネルの一実施例を示す一
部切り欠き斜視図、第2図(a)、(b)は金属製板材
の一例を示す説明図、第3図(a)、(b)は本発明に
係る建築用パネルの施工状態を示す一部切り欠き断面
図、第4図(a)〜(o)、第5図(a)、(b)はそ
の他の実施例を示す説明図である。118……金属製板材、2……化粧面部、8……係合溝、
19……芯材、22……雄実部、23……雌実部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 井上 博之 (56)参考文献 実開 昭63−96141(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状の金属製板材間に芯材を充填した建
    築用パネルにおいて、一方の金属製板材は横長の化粧面
    と、該化粧面の長手方向の一端縁には化粧面の一側縁を
    下方に屈曲した側壁と、該側壁の下端縁を内方に断面略
    コ字状に屈曲した係合溝と、該係合溝の下縁を外方に延
    長した延長部とからなる固定縁を形成し、他端縁には化
    粧面の他側縁を下方に屈曲した側壁と、該側壁の下端縁
    を外方に突出した目地下地と、該目地下地の先端を下方
    に屈曲した側面と、該側面の下端縁を前記目地下地と略
    平行で内方に突出した下面とからなる差込縁兼固定縁を
    形成してなり、他方の金属製板材は、横長の化粧面と、
    該化粧面の長手方向の一端縁には化粧面の一側縁を上方
    に屈曲した側壁と該側壁の上端縁を内方に屈曲した上縁
    を、他端縁には化粧面の他側縁を上方に屈曲した側壁
    と、該側壁の上端縁を外方に突出した目地下地を形成し
    てなり、該金属製板材同士の側壁、あるいは化粧面は異
    種外観となし、該金属製板材同士の固定縁と目地下地、
    差込縁兼固定縁と上縁とを対面させると共に、金属製板
    材同士が接触しないように前記芯材で一体化したことを
    特徴とする建築用パネル。
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