JP2885552B2 - 非線型増幅器 - Google Patents
非線型増幅器Info
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- JP2885552B2 JP2885552B2 JP23526791A JP23526791A JP2885552B2 JP 2885552 B2 JP2885552 B2 JP 2885552B2 JP 23526791 A JP23526791 A JP 23526791A JP 23526791 A JP23526791 A JP 23526791A JP 2885552 B2 JP2885552 B2 JP 2885552B2
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- JP
- Japan
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- collector
- voltage
- npn transistor
- current
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非線型増幅器に関し、特
に、ビデオカメラ等における映像信号処理回路において
使用されるニー(KNEE)回路を構成する非線型増幅
器に関する。
に、ビデオカメラ等における映像信号処理回路において
使用されるニー(KNEE)回路を構成する非線型増幅
器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の非線型増幅器は、ビデ
オカメラ等における映像信号処理回路において、入力電
圧に対して、特定の折れ曲り出力特性を有するニー回路
として用いられている。
オカメラ等における映像信号処理回路において、入力電
圧に対して、特定の折れ曲り出力特性を有するニー回路
として用いられている。
【0003】従来の、この種の非線型増幅器は、その一
例が図5に示されるように、入力信号源45に対応し
て、NPNトランジスタ35および36、定電流源37
および38、そして抵抗39および40とにより形成さ
れる差動増幅器34と、抵抗41、ダイオード42、定
電圧源43および44とを備えて構成される。ここにお
いて、定電圧源43は、線型増幅器において、入力電圧
に対応するニー・ポイント(折れ曲り点電圧)を設定す
るための定電圧源である。また、図6(a)および
(b)に示されるのは、本従来例における動作特性を示
す図である。
例が図5に示されるように、入力信号源45に対応し
て、NPNトランジスタ35および36、定電流源37
および38、そして抵抗39および40とにより形成さ
れる差動増幅器34と、抵抗41、ダイオード42、定
電圧源43および44とを備えて構成される。ここにお
いて、定電圧源43は、線型増幅器において、入力電圧
に対応するニー・ポイント(折れ曲り点電圧)を設定す
るための定電圧源である。また、図6(a)および
(b)に示されるのは、本従来例における動作特性を示
す図である。
【0004】図5において、抵抗39、40および41
の抵抗値をそれぞれR39、R40およびR41とし、ダイオ
ード42のインピーダンスをRD42 とすると、出力負荷
抵抗RL は次式にて表わされる。
の抵抗値をそれぞれR39、R40およびR41とし、ダイオ
ード42のインピーダンスをRD42 とすると、出力負荷
抵抗RL は次式にて表わされる。
【0005】 RL =R39−(R39)2 /(R39+R41+RD42 )………(1) ダイオード42に流れる電流をID42 とすると、ダイオ
ード42のインピーダンスRD42 は次式にて表わされ
る。
ード42のインピーダンスRD42 は次式にて表わされ
る。
【0006】 RD42 =kT/qID42 ……………………………………(2) 上式において、kはポルツマン常数、Tは絶対温度、q
は電子の電荷である。
は電子の電荷である。
【0007】図6(b)を参照して、入力信号源45の
入力電圧Vi が、0≦Vi <V1 のレベル範囲にあり、
出力電圧がVo より低いレベル状態にある場合には、ダ
イオード42は遮断状態にある。即ちID42 =0であ
り、上記(2)式より、ダイオード42のインピーダン
スRD42 は無限大となる。従って、この場合において
は、(1)式より、RL =R39となり、この間における
電圧利得はR39/R40となる。
入力電圧Vi が、0≦Vi <V1 のレベル範囲にあり、
出力電圧がVo より低いレベル状態にある場合には、ダ
イオード42は遮断状態にある。即ちID42 =0であ
り、上記(2)式より、ダイオード42のインピーダン
スRD42 は無限大となる。従って、この場合において
は、(1)式より、RL =R39となり、この間における
電圧利得はR39/R40となる。
【0008】次に、入力電圧Vi が、Vi >V2 のレベ
ル範囲にある時には、ダイオード42は導通状態にあ
り、電流ID42 としては、数百μA程度流れることにな
る。これにより、ダイオード42のインピーダンスR
D42 は、(2)式により明らかなように、RD42 の値
は、R39およびR41の値に比較して極めて小さい値とな
る。従って、合成出力負荷抵抗は、上記(1)式におい
て、近似的にRD42 =0とすることが可能となり、RL
=R39・R41/(R39+R41)となって、この間におけ
る電圧利得としては、RL /R40=R39・R41/R
40(R39+R41)となる。
ル範囲にある時には、ダイオード42は導通状態にあ
り、電流ID42 としては、数百μA程度流れることにな
る。これにより、ダイオード42のインピーダンスR
D42 は、(2)式により明らかなように、RD42 の値
は、R39およびR41の値に比較して極めて小さい値とな
る。従って、合成出力負荷抵抗は、上記(1)式におい
て、近似的にRD42 =0とすることが可能となり、RL
=R39・R41/(R39+R41)となって、この間におけ
る電圧利得としては、RL /R40=R39・R41/R
40(R39+R41)となる。
【0009】次に、入力電圧Vi が、V1 <Vi ≦V2
のレベル範囲にある時には、ダイオード42が遮断状態
より導通状態に変化する領域にあり、ダイオード42の
インピーダンスRD42 が、R39およびR41に対して無視
することができない値となるため、合成出力負荷抵抗
は、図6(a)に示されるように変化することになる。
従って、この間における電圧利得RL /R40は、図6
(b)に示されるように緩かに変化してゆき、出力電圧
におけるニー・ポイント(折れ曲り点)が明確には現わ
れない。
のレベル範囲にある時には、ダイオード42が遮断状態
より導通状態に変化する領域にあり、ダイオード42の
インピーダンスRD42 が、R39およびR41に対して無視
することができない値となるため、合成出力負荷抵抗
は、図6(a)に示されるように変化することになる。
従って、この間における電圧利得RL /R40は、図6
(b)に示されるように緩かに変化してゆき、出力電圧
におけるニー・ポイント(折れ曲り点)が明確には現わ
れない。
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の非線形
増幅器においては、図6(a)に示されるように、出力
負荷抵抗を変化させることによって電圧利得を変化さ
せ、所望の出力波形得ているが、入力電圧Vi が、V1
<Vi ≦V2 のレベル範囲にある状態において、ダイオ
ード42が遮断状態から導通状態に移行する状態におい
ては、ダイオード42のインピーダンスの値が負荷抵抗
に対比して無視することができない値となり、図6
(a)の入力電圧Vi が電圧V2 に近接する状態におい
ては、動作時における合成出力負荷抵抗は鋭く変化する
ことができずに緩かに変化してゆく。このために、図6
(b)に見られるように、出力電圧の変化として、ニー
・ポイントを明確することができないという欠点があ
る。
増幅器においては、図6(a)に示されるように、出力
負荷抵抗を変化させることによって電圧利得を変化さ
せ、所望の出力波形得ているが、入力電圧Vi が、V1
<Vi ≦V2 のレベル範囲にある状態において、ダイオ
ード42が遮断状態から導通状態に移行する状態におい
ては、ダイオード42のインピーダンスの値が負荷抵抗
に対比して無視することができない値となり、図6
(a)の入力電圧Vi が電圧V2 に近接する状態におい
ては、動作時における合成出力負荷抵抗は鋭く変化する
ことができずに緩かに変化してゆく。このために、図6
(b)に見られるように、出力電圧の変化として、ニー
・ポイントを明確することができないという欠点があ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の非線形増幅
器は、所定のエミッタ抵抗により相互のエミッタが連結
される第1および第2のNPNトランジスタを含み、当
該第1および第2のNPNトランジスタのベース間に供
給される入力電圧に対応して、前記第2のNPNトラン
ジスタのコレクタを出力端子として形成される差動増幅
器と、高電位側の直流電源と前記第1のNPNトランジ
スタのコレクタとの間に挿入接続される定電流源と、前
記直流電源と前記第2のNPNトランジスタのコレクタ
との間に直列接続される、直流電源側の第1の負荷抵抗
ならびに第2のNPNトランジスタの側の第2の負荷抵
抗と、コレクタが前記第1および第2の負荷抵抗の接続
点に接続され、ベースに所定の直流定電圧が供給され
て、エミッタが前記第1のNPNトランジスタのコレク
タに接続される第3のNPNトランジスタと、コレクタ
が接地点に接続され、ベースに前記直流定電圧が供給さ
れて、エミッタが前記第1のNPNトランジスタのコレ
クタに接続される第4のNPNトランジスタを含み、前
記第1および第2の負荷抵抗との接続点を電流出力端と
して形成される整流回路とを備え、入力電圧レベルの変
化に対応して、前記第1のNPNトランジスタのコレク
タ電流が、前記定電流源の電流値を上回る時点におい
て、前記整流回路が稼働導通状態となり、当該整流回路
の出力電流により出力電圧を制御することを特徴として
いる。また、第2の発明の非線型増幅器は、所定のエミ
ッタ抵抗により相互のエミッタが連結される第1および
第2のNPNトランジスタを含み、当該第1および第2
のNPNトランジスタのベース間に供給される入力電圧
に対応して、前記第2のNPNトランジスタのコレクタ
を所定の第1の出力端子として形成される差動増幅器
と、前記差動増幅器内に包含され、前記第1の出力端子
と所定の第2の出力端子との間に接続される負荷抵抗
と、高電位側の直流電源と前記第2の出力端子との間に
挿入接続され、所定の制御端子を介して行われる電流制
御作用により、前記第2の出力端子に可変電圧を出力す
る可変電圧源と、前記直流電源と前記第1のNPNトラ
ンジスタのコレクタとの間に挿入接続される定電流源
と、コレクタが前記可変電圧源の制御端子に接続され、
ベースに所定の直流定電圧が供給 されて、エミッタが前
記第1のNPNトランジスタのコレクタに接続される第
3のNPNトランジスタと、コレクタが接地点に接続さ
れ、ベースに前記直流定電圧が供給されて、エミッタが
前記第1のNPNトランジスタのコレクタに接続される
PNPトランジスタを含み、前記制御端子との接続点を
電流出力端として形成される整流回路とを備え、入力電
圧レベルの変化に対応して、前記第1のNPNトランジ
スタのコレクタ電流が、前記定電流源の電流値を上回る
時点において前記整流回路が稼働導通状態となり、当該
整流回路の出力電流により前記可変電圧源の出力電圧を
制御することを特徴としている。
器は、所定のエミッタ抵抗により相互のエミッタが連結
される第1および第2のNPNトランジスタを含み、当
該第1および第2のNPNトランジスタのベース間に供
給される入力電圧に対応して、前記第2のNPNトラン
ジスタのコレクタを出力端子として形成される差動増幅
器と、高電位側の直流電源と前記第1のNPNトランジ
スタのコレクタとの間に挿入接続される定電流源と、前
記直流電源と前記第2のNPNトランジスタのコレクタ
との間に直列接続される、直流電源側の第1の負荷抵抗
ならびに第2のNPNトランジスタの側の第2の負荷抵
抗と、コレクタが前記第1および第2の負荷抵抗の接続
点に接続され、ベースに所定の直流定電圧が供給され
て、エミッタが前記第1のNPNトランジスタのコレク
タに接続される第3のNPNトランジスタと、コレクタ
が接地点に接続され、ベースに前記直流定電圧が供給さ
れて、エミッタが前記第1のNPNトランジスタのコレ
クタに接続される第4のNPNトランジスタを含み、前
記第1および第2の負荷抵抗との接続点を電流出力端と
して形成される整流回路とを備え、入力電圧レベルの変
化に対応して、前記第1のNPNトランジスタのコレク
タ電流が、前記定電流源の電流値を上回る時点におい
て、前記整流回路が稼働導通状態となり、当該整流回路
の出力電流により出力電圧を制御することを特徴として
いる。また、第2の発明の非線型増幅器は、所定のエミ
ッタ抵抗により相互のエミッタが連結される第1および
第2のNPNトランジスタを含み、当該第1および第2
のNPNトランジスタのベース間に供給される入力電圧
に対応して、前記第2のNPNトランジスタのコレクタ
を所定の第1の出力端子として形成される差動増幅器
と、前記差動増幅器内に包含され、前記第1の出力端子
と所定の第2の出力端子との間に接続される負荷抵抗
と、高電位側の直流電源と前記第2の出力端子との間に
挿入接続され、所定の制御端子を介して行われる電流制
御作用により、前記第2の出力端子に可変電圧を出力す
る可変電圧源と、前記直流電源と前記第1のNPNトラ
ンジスタのコレクタとの間に挿入接続される定電流源
と、コレクタが前記可変電圧源の制御端子に接続され、
ベースに所定の直流定電圧が供給 されて、エミッタが前
記第1のNPNトランジスタのコレクタに接続される第
3のNPNトランジスタと、コレクタが接地点に接続さ
れ、ベースに前記直流定電圧が供給されて、エミッタが
前記第1のNPNトランジスタのコレクタに接続される
PNPトランジスタを含み、前記制御端子との接続点を
電流出力端として形成される整流回路とを備え、入力電
圧レベルの変化に対応して、前記第1のNPNトランジ
スタのコレクタ電流が、前記定電流源の電流値を上回る
時点において前記整流回路が稼働導通状態となり、当該
整流回路の出力電流により前記可変電圧源の出力電圧を
制御することを特徴としている。
【0011】また、第2の発明の非線型増幅器は、所定
のエミッタ抵抗により相互のエミッタが連結される第1
および第2のNPNトランジスタを含み、前記第2のN
PNトランジスタのコレクタを所定の第1の出力端子と
して形成される差動増幅器と、前記差動増幅器内に包含
され、前記第1の出力端子と所定の第2の出力端子との
間に接続される負荷抵抗と、高電位側の直流電源と前記
第2の出力端子との間に挿入接続され、所定の制御端子
を介して行われる電流制御作用により、前記第2の出力
端子に可変電圧を出力する可変電圧源と、前記直流電源
と前記第1のNPNトランジスタのコレクタとの間に挿
入接続される定電流源と、前記可変電圧源に対応する前
記制御端子と、前記第1のNPNトランジスタのコレク
タとの間に挿入接続され、前記制御端子を電流出力端と
して形成される整流回路とを備え、入力電圧レベルの変
化に対応して、前記第1のNPNトランジスタのコレク
タ電流が、前記定電流源の電流値を上回る時点において
前記整流回路が導通状態となり、当該整流回路の出力電
流により前記可変電圧源の出力電圧を制御することを特
徴としている。
のエミッタ抵抗により相互のエミッタが連結される第1
および第2のNPNトランジスタを含み、前記第2のN
PNトランジスタのコレクタを所定の第1の出力端子と
して形成される差動増幅器と、前記差動増幅器内に包含
され、前記第1の出力端子と所定の第2の出力端子との
間に接続される負荷抵抗と、高電位側の直流電源と前記
第2の出力端子との間に挿入接続され、所定の制御端子
を介して行われる電流制御作用により、前記第2の出力
端子に可変電圧を出力する可変電圧源と、前記直流電源
と前記第1のNPNトランジスタのコレクタとの間に挿
入接続される定電流源と、前記可変電圧源に対応する前
記制御端子と、前記第1のNPNトランジスタのコレク
タとの間に挿入接続され、前記制御端子を電流出力端と
して形成される整流回路とを備え、入力電圧レベルの変
化に対応して、前記第1のNPNトランジスタのコレク
タ電流が、前記定電流源の電流値を上回る時点において
前記整流回路が導通状態となり、当該整流回路の出力電
流により前記可変電圧源の出力電圧を制御することを特
徴としている。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0013】図1は本発明の第1の実施例を示す回路図
である。図1に示されるように、本実施例は、入力信号
源12に対応して、NPNトランジスタ2および3、定
電流源4および5、そして抵抗6により形成される差動
増幅器1と、NPNトランジスタ8、PNPトランジス
タ9および定電圧源10により形成される整流回路7、
定電圧源11、定電流源13、抵抗14および15とを
備えて構成される。また、図2(a)および(b)に示
されるのは、本実施例における動作特性を示す図であ
る。なお、図2に示される電圧V 1 は、非線形増幅器に
おけるニー・ポイント電圧として定義される電圧であ
り、その電圧値は、本実施例においては、入力電圧V i
のレベル上昇に伴ない、当初遮断状態に置かれているN
PNトランジスタ8が導通状態となり、整流回路7が稼
働導通状態に移行する境界時点における入力電圧V i の
電圧レベルとして定義される。図2に示されるように、
入力電圧V i が、当該ニー・ポイント電圧V 1 のレベル
に上昇するまでの低レベルの電圧範囲内にある動作状態
においては、NPNトランジスタ2のコレクタ電流I c2
は、定電流源13のみより供給されており、I c2 <I 13
である。図1において、抵抗6、14および15の抵抗
値をそれぞれR6 、R14およびR15とし、NPNトラン
ジスタ2のコレクタ電流をIc2とし、定電流源4、5お
よび13の電流値をI4 、I5 およびI13とすると、図
2(b)を参照して、入力信号源12の入力電圧Vi
が、0≦Vi <V1 のレベル範囲にある場合には、NP
Nトランジスタ2のコレクタ電流Ic2は、次式にて表わ
される。
である。図1に示されるように、本実施例は、入力信号
源12に対応して、NPNトランジスタ2および3、定
電流源4および5、そして抵抗6により形成される差動
増幅器1と、NPNトランジスタ8、PNPトランジス
タ9および定電圧源10により形成される整流回路7、
定電圧源11、定電流源13、抵抗14および15とを
備えて構成される。また、図2(a)および(b)に示
されるのは、本実施例における動作特性を示す図であ
る。なお、図2に示される電圧V 1 は、非線形増幅器に
おけるニー・ポイント電圧として定義される電圧であ
り、その電圧値は、本実施例においては、入力電圧V i
のレベル上昇に伴ない、当初遮断状態に置かれているN
PNトランジスタ8が導通状態となり、整流回路7が稼
働導通状態に移行する境界時点における入力電圧V i の
電圧レベルとして定義される。図2に示されるように、
入力電圧V i が、当該ニー・ポイント電圧V 1 のレベル
に上昇するまでの低レベルの電圧範囲内にある動作状態
においては、NPNトランジスタ2のコレクタ電流I c2
は、定電流源13のみより供給されており、I c2 <I 13
である。図1において、抵抗6、14および15の抵抗
値をそれぞれR6 、R14およびR15とし、NPNトラン
ジスタ2のコレクタ電流をIc2とし、定電流源4、5お
よび13の電流値をI4 、I5 およびI13とすると、図
2(b)を参照して、入力信号源12の入力電圧Vi
が、0≦Vi <V1 のレベル範囲にある場合には、NP
Nトランジスタ2のコレクタ電流Ic2は、次式にて表わ
される。
【0014】 Ic2=Vi /R6 +I4 (<I13) …………………(3) 従って、Ic2とI13との差電流(I13−Ic2)は、PN
Pトランジスタ9を通して流れる。この時に、NPNト
ランジスタ8は遮断状態にあるために、負荷抵抗列を形
成する抵抗14および15に流れる電流I14およびI15
は、次式により表わされる。
Pトランジスタ9を通して流れる。この時に、NPNト
ランジスタ8は遮断状態にあるために、負荷抵抗列を形
成する抵抗14および15に流れる電流I14およびI15
は、次式により表わされる。
【0015】 I14=I15=I5 −Vi /R6 …………………………(4) これより、出力端子51における出力電圧Vo は、次式
にて与えられる。
にて与えられる。
【0016】 V0 =Vi (R14+R15)/R6 ………………………(5)なお、上記(5)式における出力電圧V 0 は、図2
(b)に示されるように、出力電圧における直流電圧分
を除去し、入力電圧V i の変動分に対応する出力電圧で
ある。 即ち、入力電圧Vi が、0≦Vi <V1 のレベル
範囲にある場合においては、出力電圧V0 は、図2
(b)に示されるように、(R 14 +R 15 )/R 6 を比例
常数とする形で変化してゆく。
(b)に示されるように、出力電圧における直流電圧分
を除去し、入力電圧V i の変動分に対応する出力電圧で
ある。 即ち、入力電圧Vi が、0≦Vi <V1 のレベル
範囲にある場合においては、出力電圧V0 は、図2
(b)に示されるように、(R 14 +R 15 )/R 6 を比例
常数とする形で変化してゆく。
【0017】次に、入力電圧Vi が更に上昇して、Vi
≧V1 のレベル範囲にある場合には、入力電圧V i のレ
ベルが電圧V 1 に到達する境界時点においては、V i =
V 1 となり、これ以降においては、NPNトランジスタ
8は導通状態に移行するが、NPNトランジスタ2のコ
レクタ電流Ic2は、前述の(3)式と同様に、次式にて
表わされる。但し、上記のレベル範囲においては、コレ
クタ電流I c2 の値は、NPNトランジスタ8を介して供
給される電流が、定電流源13の電流I 13 に付加される
ためにI c2 ≧I 13 となる。
≧V1 のレベル範囲にある場合には、入力電圧V i のレ
ベルが電圧V 1 に到達する境界時点においては、V i =
V 1 となり、これ以降においては、NPNトランジスタ
8は導通状態に移行するが、NPNトランジスタ2のコ
レクタ電流Ic2は、前述の(3)式と同様に、次式にて
表わされる。但し、上記のレベル範囲においては、コレ
クタ電流I c2 の値は、NPNトランジスタ8を介して供
給される電流が、定電流源13の電流I 13 に付加される
ためにI c2 ≧I 13 となる。
【0018】 Ic2=Vi /R6 +I4 (≧I13) …………………(6)また、入力電圧V i のレベルが前述のニー・ポイント電
圧V 1 に到達する時点におけるNPNトランジスタ8の
コレクタ電流は、(6)式においてV i =V 1 として、
I c2 =V 1 /R 6 +I 4 であり、且つ、この境界時点に
おいては、I c2 =I 13 であるために、I 13 =I c2 =V 1
/R 6 +I 4 となる。 従って、上記のレベル範囲におけ
るIc2とI13との差電流(I c2 −I13)は、次式により
表わされる。
圧V 1 に到達する時点におけるNPNトランジスタ8の
コレクタ電流は、(6)式においてV i =V 1 として、
I c2 =V 1 /R 6 +I 4 であり、且つ、この境界時点に
おいては、I c2 =I 13 であるために、I 13 =I c2 =V 1
/R 6 +I 4 となる。 従って、上記のレベル範囲におけ
るIc2とI13との差電流(I c2 −I13)は、次式により
表わされる。
【0019】 I c2 −I13=(Vi /R6 +I4 )−(V1 /R6 +I4 ) =(Vi −V1 )/R6 …………………(7) この差電流(I c2 −I13)は、NPNトランジスタ8を
通して流れることになる。従って、抵抗14に流れる電
流I 14 は、抵抗15に流れる電流I 15 に対し、上記の差
電流(I c2 −I 13 )が重畳された電流値となり、また、
電流I 15 は、前述の(4)式により与えられる電流値で
ある。これにより、抵抗14および15に流れる電流I
14およびI15は、それぞれ下記の(8)式および(9)
式により表わされる。
通して流れることになる。従って、抵抗14に流れる電
流I 14 は、抵抗15に流れる電流I 15 に対し、上記の差
電流(I c2 −I 13 )が重畳された電流値となり、また、
電流I 15 は、前述の(4)式により与えられる電流値で
ある。これにより、抵抗14および15に流れる電流I
14およびI15は、それぞれ下記の(8)式および(9)
式により表わされる。
【0020】 I14=(Vi −V1 )/R6 +(I5 −Vi /R6 ) =I5 −V1 /R6 …………………………………(8) I15=I 5 −Vi /R6 …………………………………(9) 上式より明らかなように、抵抗14を流れる電流は、入
力電圧のレベルには無関係で一定となり、抵抗14と1
5との接続点の電位は定電圧となる。従って、出力端子
51における出力電圧V0 は、図2(b)に対応して、
入力電圧V i =V 1 における電圧レベルの連続性を考慮
すると、次式にて与えられる。
力電圧のレベルには無関係で一定となり、抵抗14と1
5との接続点の電位は定電圧となる。従って、出力端子
51における出力電圧V0 は、図2(b)に対応して、
入力電圧V i =V 1 における電圧レベルの連続性を考慮
すると、次式にて与えられる。
【0021】 V0 =Vi (R15/R6 )+V 1 (R 14 /R 6 )……(10) 即ち、入力電圧Vi が、Vi ≧V1 のレベル範囲にある
場合においては、出力電圧V0 は(R15/R6 )を比例
常数とする形で変化してゆく。
場合においては、出力電圧V0 は(R15/R6 )を比例
常数とする形で変化してゆく。
【0022】上記の説明に対応する動作特性は、前述の
ように図2(a)および(b)に示されるが、図2
(b)に示されるように、入力電圧V1 をニー・ポイン
ト電圧として、出力電圧は、明確に直線的に折れ曲って
変化していることが分かる。
ように図2(a)および(b)に示されるが、図2
(b)に示されるように、入力電圧V1 をニー・ポイン
ト電圧として、出力電圧は、明確に直線的に折れ曲って
変化していることが分かる。
【0023】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
する。
【0024】図3は本発明の第2の実施例を示す回路図
である。図3に示されるように、本実施例は、入力信号
源32、第1の出力端子52、第2の出力端子53およ
び制御端子54に対応して、NPNトランジスタ17お
よび18、定電流源19および20、そして抵抗21お
よび負荷抵抗を形成する抵抗22により形成される差動
増幅器16と、NPNトランジスタ24、PNPトラン
ジスタ25および定電圧源26により形成される整流回
路23と、抵抗29、NPNトランジスタ28および定
電流源30により形成される可変電圧源27と、定電圧
源31および定電流源33とを備えて構成されている。
また、図4(a)および(b)に示されるのは、本実施
例における動作特性を示す図である。なお、図4に示さ
れる電圧V 1 は、第1の実施例の場合と同様に、非線形
増幅器におけるニー・ポイント電圧として定義される電
圧であり、その電圧値は、本実施例においては、入力電
圧V i のレベル上昇に伴ない、当初遮断状態に置かれて
いるNPNトランジスタ24が導通状態となり、整流回
路23が稼働導通状態に移行する境界時点における入力
電圧V i の電圧レベルとして定義される。図3におい
て、抵抗21、22および29の抵抗値をそれぞれ
R21、R22およびR29とし、NPNトランジスタ17の
コレクタ電流をIc17 とし、定電流源19、20および
33の電流値をI19、I20およびI33とすると、入力電
圧V i が、当該ニー・ポイント電圧V 1 のレベルに上昇
するまでの電圧範囲内にある動作状態においては、NP
Nトランジスタ17のコレクタ電流I c17 は、電流値I
33 の定電流源33のみより供給されており、I c17 <I
33 である。
である。図3に示されるように、本実施例は、入力信号
源32、第1の出力端子52、第2の出力端子53およ
び制御端子54に対応して、NPNトランジスタ17お
よび18、定電流源19および20、そして抵抗21お
よび負荷抵抗を形成する抵抗22により形成される差動
増幅器16と、NPNトランジスタ24、PNPトラン
ジスタ25および定電圧源26により形成される整流回
路23と、抵抗29、NPNトランジスタ28および定
電流源30により形成される可変電圧源27と、定電圧
源31および定電流源33とを備えて構成されている。
また、図4(a)および(b)に示されるのは、本実施
例における動作特性を示す図である。なお、図4に示さ
れる電圧V 1 は、第1の実施例の場合と同様に、非線形
増幅器におけるニー・ポイント電圧として定義される電
圧であり、その電圧値は、本実施例においては、入力電
圧V i のレベル上昇に伴ない、当初遮断状態に置かれて
いるNPNトランジスタ24が導通状態となり、整流回
路23が稼働導通状態に移行する境界時点における入力
電圧V i の電圧レベルとして定義される。図3におい
て、抵抗21、22および29の抵抗値をそれぞれ
R21、R22およびR29とし、NPNトランジスタ17の
コレクタ電流をIc17 とし、定電流源19、20および
33の電流値をI19、I20およびI33とすると、入力電
圧V i が、当該ニー・ポイント電圧V 1 のレベルに上昇
するまでの電圧範囲内にある動作状態においては、NP
Nトランジスタ17のコレクタ電流I c17 は、電流値I
33 の定電流源33のみより供給されており、I c17 <I
33 である。
【0025】図4(a)および(b)を参照して、入力
信号源32の入力電圧Vi が、0≦Vi <V1 のレベル
範囲にある場合には、NPNトランジスタ17のコレク
タ電流Ic17 は、次式にて表わされる。
信号源32の入力電圧Vi が、0≦Vi <V1 のレベル
範囲にある場合には、NPNトランジスタ17のコレク
タ電流Ic17 は、次式にて表わされる。
【0026】 Ic17 =Vi /R21+I19 (<I33) ……………(11) 従って、Ic17 とI33との差電流(I33−Ic17 )は、
PNPトランジスタ25を通して流れる。この時に、N
PNトランジスタ24は遮断状態にあるため、整流回路
23による出力電流はなく、従って、制御端子54を介
して可変電圧源27に対する電流制御が行われないた
め、第2の出力端子53の出力電圧V02、即ち負荷抵抗
となる抵抗22に対応する接地電位は定電圧となる。ま
た、第1の出力端子52の出力電圧V01と、第2の出力
端子53出力電圧V02との間の差電圧(V01−V02)、
即ち出力電圧V0 は、第1の実施例の場合と同様に、電
圧利得がR22/R21により表わされるため、出力電圧V
0 は次式により与えられる。
PNPトランジスタ25を通して流れる。この時に、N
PNトランジスタ24は遮断状態にあるため、整流回路
23による出力電流はなく、従って、制御端子54を介
して可変電圧源27に対する電流制御が行われないた
め、第2の出力端子53の出力電圧V02、即ち負荷抵抗
となる抵抗22に対応する接地電位は定電圧となる。ま
た、第1の出力端子52の出力電圧V01と、第2の出力
端子53出力電圧V02との間の差電圧(V01−V02)、
即ち出力電圧V0 は、第1の実施例の場合と同様に、電
圧利得がR22/R21により表わされるため、出力電圧V
0 は次式により与えられる。
【0027】 V0 =Vi (R22/R21) ……………………………(12) 次に、入力電圧Vi が、Vi ≧V1 のレベル範囲にある
場合には、NPNトランジスタ17のコレクタ電流I
c17 および差電流(I c17 −I 33 )は、それぞれ前述の
(11)式および第1の実施例における(7)式と同様
に、次式にて表わされる。 Ic17 =Vi /R21+I19 (≧I33) ……………(13) Ic17 −I 33 =(Vi −V1 )/R21 ……………(14) 従って、Ic17 とI33との差電流(Ic17 −I33)は、
NPNトランジスタ24を通して流れることになる。こ
れにより、負荷抵抗を形成する抵抗22に対応する、第
2の出力端子53の出力電圧である接地電位V02は、次
式に示される変化量に応じて、図4(a)に示されるよ
うに低下することになる。
場合には、NPNトランジスタ17のコレクタ電流I
c17 および差電流(I c17 −I 33 )は、それぞれ前述の
(11)式および第1の実施例における(7)式と同様
に、次式にて表わされる。 Ic17 =Vi /R21+I19 (≧I33) ……………(13) Ic17 −I 33 =(Vi −V1 )/R21 ……………(14) 従って、Ic17 とI33との差電流(Ic17 −I33)は、
NPNトランジスタ24を通して流れることになる。こ
れにより、負荷抵抗を形成する抵抗22に対応する、第
2の出力端子53の出力電圧である接地電位V02は、次
式に示される変化量に応じて、図4(a)に示されるよ
うに低下することになる。
【0028】 V0 =Vi (R22/R21)−(Vi −V1 )R29/R21 =V i (R 22 −R 29 )/R 21 +V 1 (R 29 /R 21 ) ………………(16) このように、本実施例においては、第1の出力端子52
より出力される出力電圧に対応して、第2の出力端子に
おける出力電圧を基準電圧として利用することにより、
ニー・ポイント電圧を境界として、第2の出力端子の基
準電圧レベルを低下させることにより、第1の出力端子
における見掛け上の電圧利得を変化させ、所望の出力電
圧が得られている。
より出力される出力電圧に対応して、第2の出力端子に
おける出力電圧を基準電圧として利用することにより、
ニー・ポイント電圧を境界として、第2の出力端子の基
準電圧レベルを低下させることにより、第1の出力端子
における見掛け上の電圧利得を変化させ、所望の出力電
圧が得られている。
【0029】 Vo =Vi (R22/R21)−(Vi −V1 )R29/R21 ……………(16) このように、本実施例においては、第1の出力端子52
より出力される出力電圧に対応して、第2の出力端子に
おける出力電圧を基準電圧として利用することにより、
ニー・ポイント電圧を境界として、第2の出力端子の基
準電圧レベルを低下させることにより、第1の出力端子
における見掛け上の電圧利得を変化させ、所望の出力電
圧が得られている。
より出力される出力電圧に対応して、第2の出力端子に
おける出力電圧を基準電圧として利用することにより、
ニー・ポイント電圧を境界として、第2の出力端子の基
準電圧レベルを低下させることにより、第1の出力端子
における見掛け上の電圧利得を変化させ、所望の出力電
圧が得られている。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明は、差
動増幅器の一方の増幅回路に直列に接続される整流回路
を設け、差動増幅器の出力側に直列接続される負荷抵抗
の接続点の電位を、ニー・ポイント電圧において定電位
とすることにより、出力電圧におけるニー・ポイントが
明確に設定される非線形増幅器を実現することができる
という効果がある。
動増幅器の一方の増幅回路に直列に接続される整流回路
を設け、差動増幅器の出力側に直列接続される負荷抵抗
の接続点の電位を、ニー・ポイント電圧において定電位
とすることにより、出力電圧におけるニー・ポイントが
明確に設定される非線形増幅器を実現することができる
という効果がある。
【0031】また、第2の発明は、差動増幅器の一方の
増幅回路に直列に接続される整流回路を設け、当該整流
回路による電流制御作用を介して出力電圧が制御される
可変電圧源を負荷回路に接続し、当該出力電圧の基準電
圧補正作用を利用して、出力電圧におけるニー・ポイン
トが明確に設定される非線形増幅器を実現することがで
きるという効果がある。
増幅回路に直列に接続される整流回路を設け、当該整流
回路による電流制御作用を介して出力電圧が制御される
可変電圧源を負荷回路に接続し、当該出力電圧の基準電
圧補正作用を利用して、出力電圧におけるニー・ポイン
トが明確に設定される非線形増幅器を実現することがで
きるという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】第1の実施例における動作特性を示す図であ
る。
る。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図4】第2の実施例における動作特性を示す図であ
る。
る。
【図5】従来例を示す回路図である。
【図6】従来例における動作特性を示す図である。
1、16、34 差動増幅器 2、3、8、17、18、24、28、35、36
NPNトランジスタ 4、5、13、19、20、30、33、37、38
定電流源 6、14、15、21、22、29、39〜41 抵
抗 7、23 整流回路 9、25 PNPトランジスタ 10、11、26、31、43、44 定電圧源 12、32、45 入力信号源 27 可変電圧源 42 ダイオード
NPNトランジスタ 4、5、13、19、20、30、33、37、38
定電流源 6、14、15、21、22、29、39〜41 抵
抗 7、23 整流回路 9、25 PNPトランジスタ 10、11、26、31、43、44 定電圧源 12、32、45 入力信号源 27 可変電圧源 42 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−156010(JP,A) 特開 昭60−256203(JP,A) 特開 昭61−224508(JP,A) 特開 昭61−6907(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03G 11/08
Claims (2)
- 【請求項1】 所定のエミッタ抵抗により相互のエミッ
タが連結される第1および第2のNPNトランジスタを
含み、当該第1および第2のNPNトランジスタのベー
ス間に供給される入力電圧に対応して、前記第2のNP
Nトランジスタのコレクタを出力端子として形成される
差動増幅器と、 高電位側の直流電源と前記第1のNPNトランジスタの
コレクタとの間に挿入接続される定電流源と、 前記直流電源と前記第2のNPNトランジスタのコレク
タとの間に直列接続される、直流電源側の第1の負荷抵
抗ならびに第2のNPNトランジスタの側の第2の負荷
抵抗と、コレクタが前記第1および第2の負荷抵抗の接続点に接
続され、ベースに所定の直流定電圧が供給されて、エミ
ッタが前記第1のNPNトランジスタのコレクタに接続
される第3のNPNトランジスタと、コレクタが接地点
に接続され、ベースに前記直流定電圧が供給されて、エ
ミッタが前記第1のNPNトランジスタのコレクタに接
続される第4のNPNトランジスタを含み、 前記第1お
よび第2の負荷抵抗との接続点を電流出力端として形成
される整流回路と、 を備え、入力電圧レベルの変化に対応して、前記第1の
NPNトランジスタのコレクタ電流が、前記定電流源の
電流値を上回る時点において、前記整流回路が稼働導通
状態となり、当該整流回路の出力電流により出力電圧を
制御することを特徴とする非線型増幅器。 - 【請求項2】 所定のエミッタ抵抗により相互のエミッ
タが連結される第1および第2のNPNトランジスタを
含み、当該第1および第2のNPNトランジスタのベー
ス間に供給される入力電圧に対応して、前記第2のNP
Nトランジスタのコレクタを所定の第1の出力端子とし
て形成される差動増幅器と、 前記差動増幅器内に包含され、前記第1の出力端子と所
定の第2の出力端子との間に接続される負荷抵抗と、 高電位側の直流電源と前記第2の出力端子との間に挿入
接続され、所定の制御端子を介して行われる電流制御作
用により、前記第2の出力端子に可変電圧を出力する可
変電圧源と、 前記直流電源と前記第1のNPNトランジスタのコレク
タとの間に挿入接続される定電流源と、コレクタが前記可変電圧源の制御端子に接続され、ベー
スに所定の直流定電圧が供給されて、エミッタが前記第
1のNPNトランジスタのコレクタに接続される第3の
NPNトランジスタと、コレクタが接地点に接続され、
ベースに前記直流定電圧が供給されて、エミッタが前記
第1のNPNトランジスタのコレクタに接続される第4
のNPNトランジスタを含み、 前記制御端子との接続点
を電流出力端として形成される整流回路と、 を備え、入力電圧レベルの変化に対応して、前記第1の
NPNトランジスタのコレクタ電流が、前記定電流源の
電流値を上回る時点において前記整流回路が稼働導通状
態となり、当該整流回路の出力電流により前記可変電圧
源の出力電圧を制御することを特徴とする非線型増幅
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23526791A JP2885552B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 非線型増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23526791A JP2885552B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 非線型増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575368A JPH0575368A (ja) | 1993-03-26 |
JP2885552B2 true JP2885552B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=16983564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23526791A Expired - Lifetime JP2885552B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 非線型増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2885552B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001041303A1 (en) * | 1999-12-01 | 2001-06-07 | Thomson Licensing S.A. | Non-linear signal processor |
CN102168669B (zh) * | 2011-04-13 | 2013-10-30 | 河南豫通电机股份公司 | 一种自动喷水雾泵站 |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP23526791A patent/JP2885552B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0575368A (ja) | 1993-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990112 |