JP2885459B2 - 大豆乾燥方法 - Google Patents

大豆乾燥方法

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健史 川越
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、裂皮粒や機械的損傷等を発生させることな
く間欠循環乾燥作業と連続循環乾燥作業とによって効率
的に乾燥することができる大豆乾燥方法に関する。
[従来の技術] 従来、同一高水分であっても、穀温が下がると硬くな
って潰れにくくなり、また、逆に穀温が高くなると軟ら
かくなって潰れ易くなる性質のある高水分大豆(例えば
略25%)を、籾等を乾燥する循環乾燥機を利用して乾燥
の初期より一定の循環速度のもとで急速な高温循環乾燥
を行わせると、穀温の高低差により大豆の表面に皺が生
じて裂皮が発生したり、あるいは機械的損傷が出ること
は例示するまでもなく一般によく知られている。
したがって、従前においては上述の如き性質を有する
大豆を乾燥するときには、上面を開放した角筒状の乾燥
箱内の適当高さ位置に通風盤を水平に敷設し、前記通風
盤を境として上部に大豆収容室を、また、下部に送風室
を区画形成せしめた平型乾燥機を利用して、大豆収容室
内に静置状態のもとに収容した高水分大豆を送風室より
収容室に向け流通する乾燥風によって乾燥せしめていた
ものである。
[発明が解決しようとする課題] ところで、従前のこの種大豆乾燥方法によれば、送風
室側に近い位置の大豆は、遠い側に位置した大豆よりも
速く乾燥され、乾燥ムラが発生するので、これを防止す
るため、乾燥作業中において時々大豆を天地返しする面
倒な操作を必要とする許りか、夜間時には乾燥風の送風
も停止するため、夜間時の乾燥作業ができなくなり、そ
の結果、乾燥能率が低下する等の問題点を有していた。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、穀
温が下がると硬くなって潰れにくくなり、逆に穀温が高
くなると軟らかくなって潰れ易くなる性質を有する高水
分の大豆であっても、水分が略20%までの乾燥初期にお
いては、間欠循環させながら低温の常温乾燥用空気の通
風のみにより穀温を上げずゆっくりと乾燥して、裂皮粒
や機械的損傷粒の発生を未然に防止するとともに、大豆
の水分が裂皮粒や機械的損傷を発生原因の影響が少ない
略20%以下となったら、間欠循環を連続循環に切替える
と同時に予め決定された熱風温度の乾燥用空気により仕
上げ水分まで速やかに乾燥することができる大豆乾燥方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の大豆乾燥方法
は、被乾燥大豆を、穀物量に応じ予め決定された運転時
間と、停止時間を保って間欠循環させながら常温乾燥用
空気の通風のみにより水分が略20%まで乾燥し、次いで
水分が略20%以下となったら大豆の有する水分と外気温
度に順応して予め決定された熱風温度の乾燥用空気を連
続循環中の大豆に浴びせて所定水分に仕上げ乾燥せしめ
たものである。
[作用] 今、水分が例えば25%以上の大豆を仕上げ水分が例え
ば15%なるように乾燥したい場合には、先ず、大豆を循
環乾燥機に張込んだ後、穀物量に応じ予め決定された運
転時間と停止時間(例えば穀物量40石のときには、繰出
しロールの運転時間を15分、停止時間を15分とし、ま
た、穀物量20石のときには、繰出しロールの運転時間を
7.5分、停止時間を22.5分)に沿って間欠循環させなが
ら、低温の常温乾燥用空気のみにより略20%まで乾燥す
る。
さすれば、乾燥の初期においては、大豆は穀温が上が
ることがない許りか循環速度も遅い状態のもとでゆっく
りと乾燥されるので、裂皮粒が発生したり、あるいは循
環流動時に起る機械的損傷粒が生じるのが未然に防止さ
れながら乾燥されることになる。
次いで乾燥が進み、裂皮粒や機械的損傷の影響が少な
くなった水分が略20%以下となったら、間欠循環を連続
循環に切替えて循環速度を速めると同時に、連続循環中
の大豆に、大豆の有する水分と外気温度に順応して予め
決定された熱風温度(例えば、水分17%〜20%のとき、
外気温度+15℃、上限30℃、水分17%未満のとき、外気
温度+20℃、上限35℃)の乾燥用空気を浴びせ、能率的
に仕上げ水分15%まで乾燥すればよい。
[実施例] 本発明方法を実施するための大豆の循環乾燥機Aを第
1図を参照して説明する。
1は、大豆貯留槽であり、2は、大豆取出室であっ
て、これらの間には大豆の通風乾燥部3が設けられてい
る。この通風乾燥部3は、噴気枠4および排気枠5を交
互に縦設してその間に複数の大豆流下路6を形成してな
るものであり、各大豆流下路6の下端には繰出しロール
7がそれぞれ設けられている。8は、常温風または所定
の熱風温度からなる乾燥用空気を得るための熱気発生機
であり、9は、吸引排風機であって、熱気発生機8は噴
気枠4に、また、吸引排風機9は大豆取出室2に接続さ
れている。排気枠5の下部は大豆取出室2に連通されて
いる。大豆取出室2の下部には搬出コンベヤ10が、ま
た、大豆貯留槽1の頂部には上部コンベヤ11がそれぞれ
設けられており、これら両コンベヤ10,11は昇降機12に
よって連絡されていて、大豆貯留槽1内の大豆は通風乾
燥部3を流下し、大豆取出室2から昇降機12を介して大
豆貯留槽1へと循環されるようになっている。
前記大豆流下路6の下端に設けられた繰出しロールは
7は、大豆水分が20%以上の場合には、下記表1に示さ
れたように穀物量に応じ予め決定された運転時間と停止
時間を保って間欠回転装置13により間欠回転されるよう
になっている。
なお、大豆水分が乾燥の進行により略20%以下となっ
た場合には、繰出しロール7は連続回転装置14により連
続回転に切替わって連続運転される。
15は、間欠回転装置13および連続回転装置14の作動を
制御するための回転制御装置であって、前記間欠回転装
置13および連続回転装置14は回転制御装置15よりの信号
に基づいて制御される。第2図にはその回転制御装置15
のブロック図が示されている。すなわち、16は、循環乾
燥機Aに張込まれた穀物石数を検出する穀物量検出セン
サである。
17は、大豆水分が略20%以下となったときに、熱気発
生機8の運転を制御し、大豆水分と外気温度に順応して
予め決定された熱風温度の乾燥用空気を得さしめ、得ら
れた乾燥用空気を連続循環中に大豆に浴びせて乾燥させ
るための熱風温度制御装置であって、第3図にはその熱
風温度制御装置17が示されている。すなわち、18は、大
豆水分を検出するための水分検出センサであり、19は、
外気温度を検出するための外気温度検出センサであっ
て、各水分検出センサ18および外気温度検出センサ19
は、前記各センサにより得られた検出信号を温度制御装
置17に送るように接続され、温度制御装置17により下記
表2のように熱気発生機8の運転を制御せしめて、予め
決定された熱風温度の乾燥用空気を得さしめる。
なお、上段および下段への変更は、17%以下の水分を
2回検出すると温度制御装置17により自動的に行なわれ
るようになっている。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したような方法であるので、以下
に記載されるような効果を奏する。
同一高水分であっても、穀温が下がると硬くなって潰
れにくくなり、また、逆に穀温が高くなると軟らかくな
って潰れ易くなる性質のある高水分大豆であっても、水
分が略20%までの乾燥初期においては間欠循環させなが
ら低温の常温乾燥用空気の通風のみにより穀温を上げず
ゆっくりと乾燥したから、裂皮粒や機械的損傷粒の発生
を未然に防止しながら効果的に乾燥できるとともに、大
豆の水分が裂皮粒や機械的損傷の発生原因の影響が少な
い略20%以下となったら、間欠循環を連続循環に切替え
ると同時に予め決定された熱風温度の乾燥用空気により
仕上げ水分まで速やかに乾燥せしめて乾燥能率の向上を
図ることができる許りか、大豆を循環流動させながら乾
燥できるため、作業能率の向上および作業者の省力化を
容易に達成させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施させるための循環乾燥機の縦
断正面図、第2図は回転制御装置のブロック図、第3図
は熱風温度制御装置のブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−153754(JP,A) 特開 昭58−158151(JP,A) 特開 平1−225471(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23N 12/08 A23L 1/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被乾燥大豆を、穀物量に応じ予め決定され
    た運転時間と停止時間を保って間欠循環させながら常温
    乾燥用空気の通風のみにより水分が略20%まで乾燥し、
    次いで水分が略20%以下となったら大豆の有する水分と
    外気温度に順応して予め決定された熱風温度の乾燥用空
    気を連続循環中の大豆に浴びせて所定水分に仕上げ乾燥
    せしめた大豆乾燥方法。
JP2046849A 1990-02-27 1990-02-27 大豆乾燥方法 Expired - Lifetime JP2885459B2 (ja)

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JP4940694B2 (ja) * 2006-02-24 2012-05-30 井関農機株式会社 穀物乾燥機
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JP6349919B2 (ja) * 2014-04-25 2018-07-04 井関農機株式会社 穀物乾燥機
JP7767919B2 (ja) * 2021-12-28 2025-11-12 井関農機株式会社 穀物乾燥機

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