JP2594828B2 - 大豆乾燥方法 - Google Patents

大豆乾燥方法

Info

Publication number
JP2594828B2
JP2594828B2 JP33530388A JP33530388A JP2594828B2 JP 2594828 B2 JP2594828 B2 JP 2594828B2 JP 33530388 A JP33530388 A JP 33530388A JP 33530388 A JP33530388 A JP 33530388A JP 2594828 B2 JP2594828 B2 JP 2594828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soybean
drying
soybeans
temperature
circulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33530388A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02178586A (ja
Inventor
愛次郎 金子
俊男 林
百樹 嘉納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANEKONOKI CO., LTD.
Original Assignee
KANEKONOKI CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANEKONOKI CO., LTD. filed Critical KANEKONOKI CO., LTD.
Priority to JP33530388A priority Critical patent/JP2594828B2/ja
Publication of JPH02178586A publication Critical patent/JPH02178586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2594828B2 publication Critical patent/JP2594828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、しわ粒や機械的損傷等を発生させることな
く連続的な循環乾燥作業によつて能率的に乾燥すること
ができる大豆乾燥方法に関する。
「従来の技術」 従来、同一高水分であつても、穀温が下がると硬くな
つて潰れにくくなり、又、逆に穀温が高くなると軟かく
なつて潰れ易くなる性質のある高水分大豆(例えば略25
%)を、籾等を乾燥する循環乾燥機を利用して一定の循
環速度のもとで急速な循環乾燥を行わせると、穀温の高
低差により大豆の表面にしわが発生したり或は機械的損
傷が出る事は例示するまでもなく一般によく知られてい
る。
したがつて、従前においては上述の如き性質を有する
大豆を乾燥する時には、上面を開放した角筒状の乾燥箱
内の適当高さ位置に通風盤を水平に敷設し、前記通風盤
を境として上部に大豆収容室を、又、下部に送風室を区
画形成せしめた平型乾燥機を利用して大豆収容室内に静
置状態のもとに収容した高水分大豆を送風室より収容室
に向け流通する乾燥風によつて乾燥せしめていたもので
ある。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、従前のこの種大豆乾燥方法においては、送
風室側に近い位置の大豆は、遠い側に位置した大豆より
も早く乾燥され、乾燥ムラが発生するので、これを防止
するため、乾燥作業中において時々大豆を天地返しする
必要が生ずる許りか、夜間時には乾燥風の送風も停止す
るため、夜間時の乾燥作業ができなくなり、その結果、
乾燥能率が低下する等の問題点を有していた。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、循
環乾燥機を利用して高水分大豆を外気温が下がる夜間時
においても大豆を損傷させることなく送風状態のもとで
循環乾燥作業が容易にできるようならしめると共に乾燥
作業時においては、大豆に張込石数の多少或いは穀温、
水分値及び外気温の高低に順応して随時、循環速度が遅
早ならしめるように制御しながら循環乾燥作業を容易に
行わせて乾燥ムラの発生は勿論のことしわ粒の発生も未
然に防止し、高率的な乾燥ができる大豆乾燥方法を提供
することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明の大豆乾燥方法に
おいては、循環乾燥機に張込んだ大豆を、張込大豆の石
数が多く、かつ穀温、水分値及び外気温がともに高い時
には循環速度が遅くなるように制御しながら循環乾燥
し、又張込大豆の石数が少なく、かつ穀温、水分値及び
外気温がともに低い時には循環速度が早くなるように自
動制御しながら循環乾燥したものである。
「作用」 今、外気温が高い日中において、穀温も高く、かつ高
水分(例えば25%)の大豆を多く循環乾燥機に張込んで
これを循環乾燥せしめたい時には、張込大豆の循環速度
を通常の循環速度よりも遅くなるように制御しながら循
環せしめると共に循環流動される大豆に乾燥風を浴びせ
て乾燥せしめる。さすれば、穀温が下がると硬くなつて
潰れにくくなり、又逆に穀温が上がると軟かくなり潰れ
易い性質を有する大豆といえども乾燥ムラやしわ粒及び
機械的に損傷等を発生させることなく乾燥を高率的に行
うことができる。また、乾燥作業が、外気温が低くなる
夜間時に至れば、外気温の低下に伴い穀温も低くなるの
は勿論のこと乾燥の進行により張込石数も減少して少く
なる許りか水分値も低くなる。このような状態時となつ
たら循環速度を通常の循環速度よりも早くなるように制
御せしめると共に循環流動される大豆に乾燥風を浴びせ
て乾燥せしめれば、乾燥ムラやしわ粒の発生もなく、か
つ機械的損傷を生ずることなく乾燥のスピードアツプを
無人状態のもとで図ることができる。
「実施例」 本発明方法を実施するための大豆の循環乾燥機Aを第
1図ないし第3図を参照して説明する。
1は、大豆貯留槽であり、2は、大豆取出室であつ
て、これらの間には大豆の通風乾燥部3が設けられてい
る。この通風乾燥部3は、噴気枠4および排気枠5を交
互に縦設してその間に複数の大豆流下路6を形成してな
るものであり、各大豆流下路6の下端には大豆繰出しロ
ール7がそれぞれ設けられている。8は、乾燥風を送風
するための送風機であり、9は、吸引排風機であつて、
送風機8は噴気枠4に、又吸引排風機9は大豆取出室2
に接続されている。排気枠5の下部は大豆取出室2に連
通されている。大豆取出室2の下部には搬出コンベヤ10
が、また、大豆貯留槽1の頂部には上部コンベヤ11がそ
れぞれ設けらており、これら両コンベヤ10,11は昇降機1
2によつて連絡されていて、大豆貯留槽1内の大豆は通
風乾燥部3を流下し、大豆取出室2から昇降機12を介し
て大豆貯留槽1へと循環されるようになつている。
前記大豆流下路6の下端に設けられた大豆繰出しロー
ル7は間欠回転されるようになつている。すなわち、各
大豆繰出しロール7……の回転軸には自由回転するスプ
ロケツトホイール13が嵌装されており、これらスプロケ
ツトホイール13と中継スプロケツトホイール14,15、テ
ンシヨンスプロケツトホイール16、駆動スプロケツトホ
イール17間には伝動チエーン18が懸架されている。
そして、この伝動チエーン18には、その両側に一定の
間隔をおいて短かい駆動チエーン19,20が取付けられて
おり、各大豆繰出しロール7の回転軸には上記駆動チエ
ーン19,20によつて間欠回転されるスプロケツトホイー
ル21,22が固着されている伝動チエーンの回転によつて
各大豆繰出しロール7は順次交互に間欠回転されるよう
になつている。
23は、駆動スプロケツト17を駆動させるための大豆繰
出しロール用の電動機であり、24は、搬出コンベヤ10の
末端に固着されたプーリー25を回転させるための搬出コ
ンベヤ用の電動機であつて、前記電動機23,24の回転速
度は制御装置2よりの信号にもとづいて制御される。第
4図にはその制御装置26のブロツク図が示されている。
すなわち、27は、大豆循環乾燥機に張込まれた張込石数
を検出する張込石数検出センサであり、28は、大豆の穀
温を検出する穀温検出センサ、29は、大豆の水分値を検
出する水分値検出センサ、30は外気温を検出する外気温
検出センサであつて、各張込石数検出センサ27、穀温検
出センサ28、水分値検出センサ29及び外気温検出センサ
30は、前記各センサにより得られた検出信号を制御装置
26に送るように接続されている。
制御装置26と大豆繰出しロール用の電動機23および搬
出コンベヤ用の電動機24とが接続されて、前記各センサ
27,28,29,30の検出信号に基いて、大豆繰出しロール7
および搬出コンベヤ10の回転速度すなわち循環速度を下
記表(1)のように制御せしめる。
「発明の効果」 本発明は、以上説明したような方法であるので、以下
に記載されるような効果を奏する。
同一高水分であつても、穀温が下がると硬くなつて潰
れにくくなり、又、逆に穀温が高くなると軟らかくなつ
て潰れ易くなる性質のある高水分大豆であつても、循環
乾燥機を利用して高水分大豆を外気温が下がる夜間時に
おいても大豆を損傷させることなく送風状態のもとで循
環乾燥作業が容易にできるようならしめると共に乾燥作
業時においては、大豆の張込石数の多少或いは穀温、水
分値及び外気温の高低に順応して随時、循環速度が遅早
ならしめるように制御しながら循環乾燥作業を容易に行
わせて乾燥ムラの発生は勿論のことしわ粒の発生も未然
に防止し、高率的な乾燥ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法を実施させるための循環乾燥機を示す
ものであつて、第1図は、縦断正面図、第2図は一部の
拡大正面図、第3図は一部の横断平面図、第4図は制御
装置のブロツク図である。 A……循環乾燥機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環乾燥機に張込んだ大豆を、張込大豆の
    石数が多く、かつ穀温、水分値及び外気温がともに高い
    時には循環速度が遅くなるように制御しながら循環乾燥
    し、又張込大豆の石数が少なく、かつ穀温、水分値及び
    外気温がともに低い時には循環速度が早くなるように自
    動制御しながら循環乾燥した大豆乾燥方法。
JP33530388A 1988-12-28 1988-12-28 大豆乾燥方法 Expired - Lifetime JP2594828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33530388A JP2594828B2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 大豆乾燥方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33530388A JP2594828B2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 大豆乾燥方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02178586A JPH02178586A (ja) 1990-07-11
JP2594828B2 true JP2594828B2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=18287013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33530388A Expired - Lifetime JP2594828B2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 大豆乾燥方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2594828B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6394546B2 (ja) * 2015-09-18 2018-09-26 井関農機株式会社 穀物乾燥機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02178586A (ja) 1990-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN206362147U (zh) 一种稻谷多级烘干机的自动控制装置
JP2594828B2 (ja) 大豆乾燥方法
CN106665826A (zh) 一种连续式干燥机柔性联合干燥装置及干燥方法
CN107816854A (zh) 一种谷物晾晒机
CA2342669A1 (en) Apparatus for continuously drying unpackaged food products, in particular vegetables
JP2885459B2 (ja) 大豆乾燥方法
JPH07218132A (ja) 花卉球根乾燥装置
JPH09159361A (ja) 穀物乾燥装置
CN112263000B (zh) 油炸花生烘干设备及其使用方法
CN210654887U (zh) 谷物运输装置
JPH1095015A (ja) 水中カットペレット搬送方法およびその装置
CN210580105U (zh) 粮食除湿、存储一体装置
CN105509439A (zh) 一种滚筒干燥机
CN208998460U (zh) 一种简易谷物烘干装置
CN207610482U (zh) 一种谷物晾晒机
JP2540636Y2 (ja) 循環式穀物乾燥装置
US3309782A (en) Method and apparatus for drying grain in a shallow bin
CN205482201U (zh) 一种滚筒干燥机
JP3790402B2 (ja) 廃棄物の固形化処理装置における搬送装置
JP3144734B2 (ja) 太陽熱利用の穀物乾燥貯留施設
CN220892872U (zh) 一种车厢型移动式空气源热泵粮食烘干机
JPH0213781A (ja) 穀物乾燥装置の制御装置
JP3683802B2 (ja) 小型の循環型穀粒乾燥機を用いる穀粒の乾燥方法および小型の循環型穀粒乾燥機
JPS604070Y2 (ja) 籾乾燥機における動力伝達装置
CN207894149U (zh) 一种全天候谷物晾晒场