JP2884934B2 - 過給機付ディーゼル機関の黒煙低減装置 - Google Patents

過給機付ディーゼル機関の黒煙低減装置

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JP2884934B2
JP2884934B2 JP4204882A JP20488292A JP2884934B2 JP 2884934 B2 JP2884934 B2 JP 2884934B2 JP 4204882 A JP4204882 A JP 4204882A JP 20488292 A JP20488292 A JP 20488292A JP 2884934 B2 JP2884934 B2 JP 2884934B2
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supercharging
diesel engine
supercharging pressure
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一博 野谷
光夫 橋本
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Mitsubishi Motors Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過給機付ディーゼル機
関の黒煙低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関のシリンダ容積当たりの
出力増大方法として、大気圧が上昇したことと同じ効果
を与える過給は、ノッキングの心配もなく最も効果的な
出力増大手段である。過給のための圧縮機としては排気
ガスのエネルギで駆動する排気ガスタービン式があり、
4サイクルディーゼル機関の排気ターボ過給は、出力増
大手段としては最も有効である。
【0003】図1は、従来の過給機付ディーゼル機関の
概要を示し、ディーゼル機関1の吸気ポート3と排気ポ
ート4との間に過給機5が設けられており、排気ポート
4から排出される排気ガスのエネルギにより過給機5の
排気タービン6を駆動し、当該排気タービン6と同軸に
設けられたコンプレッサ7を回転させて吸入空気を加圧
し、吸気ポート3からシリンダ2内に押し込めて過給す
る一方、吸気ポート3の途中に過給圧取出通路8を接続
して過給圧を取り出し、燃料噴射ポンプ9の過給時噴射
量増量装置10に伝播し、過給圧に応じて燃料を増量す
るようにしている。
【0004】図3は、上記過給機付ディーゼル機関の急
加速時における挙動を示し、アクセルペダルが踏み込ま
れるとこれに伴い同図(d)に示すようにアクセル開度
θが増大し、僅かな時間Δt遅れて同図(c)のように
吸気ポート3の内圧Pが追従して上昇し、この吸気ポー
ト3の内圧Pの増加に伴い同図(b)に実線で示すよう
に燃料噴射量Qが増量される。一方、燃料噴射量Qの増
量に応じて同図(a)に実線で示すように空気過剰率λ
が低下する。
【0005】ところで、ディーゼル機関は、シリンダ内
に吸入された全ての空気を極めて短時間に行なわれる燃
焼の内に残らず有効に利用することは不可能であり、全
負荷運転時においても必要量よりも少ない噴射量に燃料
量を制限する必要がある。換言すれば、噴射した燃料の
燃焼に必要な空気よりも過剰な空気を供給しなければな
らない。この過剰な空気の割合は、空気過剰率(λ)と
称され、λ=(実際の供給空気量/燃焼に必要な理論的
空気量)で表される。そして、この空気過剰率λの値が
1に近いことが優れた燃焼室の要素とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の過給機付ディーゼル機関においては、図3(c)、
(b)に示すように加速時に燃料噴射ポンプ9の過渡時
噴射量増量装置10の追従性が良すぎるために、加速初
期に空気過剰率λが異常に低下する(a)。このため燃
料過剰即ち、リッチな状態となり、加速初期に多大な黒
煙を発生するという問題がある。
【0007】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、加速初期における空気過剰率が異常に低下すること
を防止して黒煙の発生を抑えるようにした過給機付ディ
ーゼル機関の黒煙低減装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、吸気ポートに過給された過給圧の一
部を過給圧取出通路を介して燃料噴射ポンプの過給時噴
射量増量装置に伝播させて噴射量を補正し、過給時の燃
料増量を行う過給機付ディーゼル機関の前記過給圧取出
通路に、開弁状態又は閉弁状態の何れか一方で前記吸気
ポートからの過給圧の前記過給時噴射量増量装置への伝
播を遅延させる一方、開弁状態又は閉弁状態の何れか他
方で前記伝播の遅延を中止する開閉弁を設け、前記ディ
ーゼル機関の加速時初期に所定時間の間前記開閉弁を前
記一方の状態とする制御装置を設けた構成としたもので
ある。
【0009】
【作用】過給機により加圧過給された吸気ポートの過給
圧は、大部分がディーゼル機関のシリンダに供給され、
一部が吸気ポートから過給圧取出通路を通して過給時噴
射量増量装置に伝播される。過給時噴射量増量装置は、
入力せる過給圧に応じて噴射量を補正し、過給時に燃料
を増量する。制御装置は、加速時初期に所定時間の間開
閉弁を開弁状態又は閉弁状態の何れか一方に制御して、
前記吸気ポートからの過給圧の前記過給時噴射量増量装
置への伝播を遅延させる。これにより過給時噴射量増量
装置の応答が遅れ、加速時初期の燃料増量が抑えられ、
加速時初期における空気過剰率の低下が少なくなり、黒
煙の発生が抑制される。制御装置は、前記所定時間後前
記開閉弁を開弁状態又は閉弁状態の何れか他方に制御し
て前記伝播の遅延を中止する。これにより、前記過給時
噴射量増量装置が応答して燃料増量が図られる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。尚、図1と同一部材には同一符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。図2において過給機付ディー
ゼル機関1の吸気ポート3の途中に接続された過給圧取
出通路8の途中に通路11の一端が接続されており、当
該通路11の他端には過給圧遅延手段例えば、常閉型の
電磁弁12の吸入ポート12aが接続されている。そし
て、当該電磁弁12の排出ポート12bは、大気に開放
されている。この電磁弁12は、加速時初期に吸気ポー
ト3から燃料噴射ポンプ9の過給時噴射量増量装置10
に伝播する過給圧を遅延させるためのものである。この
電磁弁12のソレノイド12eは、電子制御装置(EC
U)15に接続されている。電磁弁12は、ソレノイド
12eが消勢されているときには弁体12cがスプリン
グ12dのばね力により押されて閉弁されており、ソレ
ノイド12eが付勢されると弁体12cがスプリング1
2eのばね力に抗して吸引され開弁される。
【0011】電子制御装置15には、エンジン回転セン
サ、アクセル開度センサ(共に図示せず)からエンジン
回転数Ne、アクセル開度θに応じた信号が入力され
る。この電子制御装置15は、エンジン回転数Ne、ア
クセル開度θにより加速時の初期に所定時間ΔTだけ電
磁弁12のソレノイド12eを付勢する。以下に図3の
タイムチャートを参照しつつ作用を説明する。
【0012】加速時にアクセルペダル(図示せず)が踏
み込まれるとこれに伴いアクセル開度θが増大し
(d)、僅かな時間Δt遅れて吸気ポート3の内圧Pが
追従して上昇する(c)。電子制御装置15は、エンジ
ン回転センサ、アクセル開度センサから入力されるエン
ジン回転数Ne、アクセル開度θの情報により加速時初
期に一定期間ΔTの間電磁弁12のソレノイド12eを
付勢して開弁させる。電磁弁12が開弁すると、過給圧
取出通路8の途中が大気に開放され、当該過給圧取出通
路8を伝播する過給圧が大気に排出される。このため過
給時噴射量増量装置10は、この期間ΔTの間即ち、加
速時初期に過給圧による制御が行われなくなり、加速直
前に伝播された過給圧により設定された燃料量を噴射す
る。
【0013】電子制御装置15は、前記所定期間ΔTが
経過すると電磁弁12のソレノイド12eを消勢して当
該電磁弁12を閉弁する。これにより過給圧取出通路8
が大気から遮断され、吸気ポート3の過給圧が、過給時
噴射量増量装置10に伝播され、当該過給時噴射量増量
装置10により図3(b)に点線で示すように燃料増量
が開始される。即ち、加速時初期の一定時間ΔTの間、
過給時噴射量増量装置10への過給圧の伝播が遅延さ
れ、応答が遅れる。この結果、加速時初期の燃料の増量
が抑えられる。一方、空気過剰率λは、同図(a)に点
線で示すように燃料噴射量Qの増加に伴い低下する。こ
れにより加速時初期における黒煙の発生が抑制される。
【0014】
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、吸
気ポートに過給された過給圧の一部を過給圧取出通路を
介して燃料噴射ポンプの過給時噴射量増量装置に伝播さ
せて噴射量を補正し、過給時の燃料増量を行う過給機付
ディーゼル機関の前記過給圧取出通路に、開弁状態又は
閉弁状態の何れか一方で前記吸気ポートからの過給圧の
前記過給時噴射量増量装置への伝播を遅延させる一方、
開弁状態又は閉弁状態の何れか他方で前記伝播の遅延を
中止する開閉弁を設け、前記ディーゼル機関の加速時初
期に所定時間の間前記開閉弁を前記一方の状態とする制
御装置を設けたので、加速時初期における燃料増量を抑
えることができ、空気過剰率を最適に保持することがで
き、過渡時における黒煙の排出を抑制することができる
と共に排出ガスの低減を図ることが可能となるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の過給機付ディーゼル機関の概要を示す図
である。
【図2】本発明に係る過給機付ディーゼル機関の黒煙低
減装置の一実施例を示す図である。
【図3】図1及び図2に示す過給機付ディーゼル機関の
加速時における挙動を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 ディーゼル機関 3 吸気ポート 4 排気ポート 5 過給機 8 過給圧取出通路 9 燃料噴射ポンプ 10 過給時噴射量増量装置 12 電磁弁 15 電子制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−275533(JP,A) 特開 平2−248635(JP,A) 実開 昭62−67928(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 1/02 321 F02D 23/02 F02D 45/00 364

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気ポートに過給された過給圧の一部を
    過給圧取出通路を介して燃料噴射ポンプの過給時噴射量
    増量装置に伝播させて噴射量を補正し、過給時の燃料増
    量を行う過給機付ディーゼル機関の前記過給圧取出通路
    に、開弁状態又は閉弁状態の何れか一方で前記吸気ポー
    トからの過給圧の前記過給時噴射量増量装置への伝播を
    遅延させる一方、開弁状態又は閉弁状態の何れか他方で
    前記伝播の遅延を中止する開閉弁を設け、前記ディーゼ
    ル機関の加速時初期に所定時間の間前記開閉弁を前記一
    方の状態とする制御装置を設けたことを特徴とする過給
    機付ディーゼル機関の黒煙低減装置。
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