JP6477754B2 - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの排気浄化装置に関するものである。
エンジンにあっては、エンジンの排気通路に対して配設されたNOx触媒が、排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリーンな状態であるときに排気ガス中のNOxを吸蔵し、排気ガスの空燃比が理論空燃比近傍あるいは理論空燃比よりもリッチな状態であるときに吸蔵したNOxを還元するものがある。特許文献1には、NOx触媒に吸蔵されたNOxが所定値以上となったときに、排気ガスの空燃比をNOx還元が可能な目標空燃比に設定して、NOx還元制御を実行するものが開示されている。
特開2008−121596号公報
ところで、最近のエンジンでは、排気ターボ過給機による過給を行うものも増加する傾向にある。この排気ターボ過給機による過給を行っているときに、排気ガスの空燃比をNOx還元可能な目標空燃比に設定して、NOx還元を行うNOx還元制御を実行する場合がある。特に、空燃比がリッチ方向へと変更されるエンジンの加速時において、NOx還元制御を実行することも考えられる。
一方、NOx還元制御を実行する場合、燃料を通常の燃料噴射時期よりも遅角させたポスト噴射を行って、排気ガス中の空燃比をリッチな方向へと変更することが一般的に行われている。
排気ターボ過給機による過給圧が大きく増大すると、前述した燃料のポスト噴射量を増加させる必要がある。しかしながら、ポスト噴射量を増大させることは、すすやHC増加の問題があることから、ポスト噴射量の増大には限界がある。このことは、排気ターボ過給機による過給が行われているときのNOx還元制御を実行する機会の減少ともなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、過給を行いつつも、燃料のポスト噴射量の増大を抑制しつつNOx還元制御を実行できるようにしたエンジンの排気浄化装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
エンジンの排気通路に設けられ、排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリーンな状態であるときに排気ガス中のNOxを吸蔵し、排気ガスの空燃比が理論空燃比近傍あるいは理論空燃比よりもリッチな状態であるときに吸蔵したNOxを還元するNOx触媒と、
NOx還元条件が成立したときに、排気ガスの空燃比を前記NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元可能な目標空燃比に設定して該NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元させるNOx還元制御を実行するNOx還元制御手段と、
排気ターボ過給機と、
電動駆動される電動式過給機と、
前記排気ターボ過給機と電動式過給機とを制御する過給制御手段と、
を備え、
前記過給制御手段は、前記NOx還元制御手段によりNOx還元制御を実行するときは、前記排気ターボ過給機による過給を制限すると共に、排気ガスの空燃比がNOxを還元可能な目標空燃比に維持されるように前記電動式過給機を駆動制御し、
前記NOx還元制御手段は、エンジンの加速が検出されたときにNOx還元条件が成立したと判定し、
前記過給制御手段は、エンジンの加速が検出されたときから前記電動式過給機の駆動を増大させると共に、排気ガスの空燃比がNOxを還元可能な目標空燃比に到達した後は該電動式過給機を一定駆動する、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、過給圧を大きく上昇させてしまう排気ターボ過給機の過給を制限する一方、電動式過給機によって適度の過給を行うことにより、過給を行いつつもポスト噴射量を大きく増大させる必要がないようにして、すすやHCの発生を抑制しつつDeNOx制御を行うことができる。
また、前記NOx還元制御手段は、エンジンの加速が検出されたときにNOx還元条件が成立したと判定する、ようにしてあるので、排気ターボ過給機による過給圧が大きく上昇されることが見込まれる加速時において、すすやHCの発生を抑制しつつ、DeNOx制御を行うことができる。
さらに、前記過給制御手段は、エンジンの加速が検出されたときから前記電動式過給機の駆動を増大させると共に、排気ガスの空燃比がNOxを還元可能な目標空燃比に到達した後は該電動式過給機を一定駆動する、ようにしてあるので、排気ガスの空燃比をNOx還元に好適な目標空燃比に精度よく設定して、DeNOx制御を効果的に行う上で好ましいものとなる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記過給制御手段は、前記NOx還元制御手段によるNOx還元制御の終了後は、前記排気ターボ過給機の過給制限を解除すると共に、該排気ターボ過給機による過給が所定の過給状態に到達するまでは前記電動式過給機の駆動を継続して行う、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、排気ターボ過給機の過給制限が解除された後の排気ターボ過給機の応答遅れを電動式過給機によって補償して、過給圧を十分に確保することができる。
前記排気ターボ過給機は、可動ベーンを備えた可動ベーン式またはタービンをバイパスするバイパス通路を開閉可能なウエストゲートバルブを備えたウエストゲートバルブ式とされ、
前記過給制御手段は、前記可動ベーンまたは前記ウエストゲートバルブを制御して、前記排気ターボ過給機の過給を制限する、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、排気ターボ過給機として一般的な可動ベーン式あるいはウエストゲートバルブ式のものを用いつつ、その過給制限を簡単かつ大幅に行うことができる。
本発明によれば、過給を行いつつも、燃料のポスト噴射量の増大を抑制した状態でNOx還元制御を実行できる。
本発明が適用されたエンジンの一例を示す図。 DeNOx制御の実行領域の設定例を示す図。 本発明の制御内容を示すタイムチャート。 本発明の制御例を示すフローチャート。 本発明の制御例を示すフローチャート。
図1において、1はエンジン(エンジン本体)で、実施形態では直列4気筒の自動車用ディーゼルエンジンとされている。エンジン1は、既知のように、シリンダ2とシリンダヘッド3とピストン4とを有している。ピストン4の上方の形成される燃焼室5に対して、吸気ポート6および排気ポート7が開口されている。吸気ポート6は吸気弁8によって開閉され、排気ポート7は排気弁9によって開閉される。そして、シリンダヘッド3には、燃焼室5に臨ませて、燃料噴射弁10が取付けられている。なお、実施形態では、コモンレール式の燃料噴射とされて、燃料噴射弁10からは極めて高圧の燃料が噴射されるようになっている。
吸気ポート6に連なる吸気通路20には、その上流側から下流側に向けて順次、エアクリーナ21、排気ターボ式過給機22のコンプレッサホイール22a、電動式過給機23のコンプレッサホイール23a、インタークーラ24、サージタンク26が配設されている。そして、サージタンク26と各気筒(の吸気ポート6)とが個々独立して、分岐吸気通路27によって接続されている。
上記排気ターボ過給機22は、可動ベーン22cを有する可動ベーン式とされて、可動ベーン22cがアクチュエータ22dによって駆動制御される。可動ベーン22cの駆動制御によって、排気ターボ過給機22の過給能力が変更される。また、電動式過給機23のコンプレッサホイール23aは、モータ23bによって電動駆動される。
吸気通路20には、バイパス通路28が設けられている。このバイパス通路28は、その上流側端が、コンプレッサホイール22aと23aとの間の吸気通路20に開口されている。また、バイパス通路28の下流側端は、コンプレッサホイール23aとインタークーラ24との間の吸気通路20に開口されている。そして、バイパス通路28には、制御弁29が配設されている。また、吸気通路20のうちコンプレッサホイール23aの直下流には、制御弁29と並列関係となるようにして、制御弁30が配設されている。
排気ポート7に連なる排気通路40には、その上流側から下流側に向けて順次、排気ターボ式過給機22のタービンホイール22b、NOx触媒41、DPF42、尿素触媒43、アンモニア処理器44が接続されている。
吸気通路20と排気通路40とは、High-Pressure用となる第1EGR通路50を介して接続されている。この第1EGR通路50の上流側端は、タービンホイール22bの上流側の排気通路30に開口されている。また、EGR通路50の下流側端は、吸気通路20のうち、インタークーラ24とサージタンク26との間に開口されている。
EGR通路50には、EGRクーラ51が接続されると共に、EGRクーラ51の下流側においてEGR弁52が配設されている。EGR通路50には、EGRクーラ51をバイパスするバイパス通路53が設けられている。このバイパス通路53は、その上流側端がEGRクーラ51の上流側においてEGR通路50に開口され、その下流側端がEGR弁52の下流側においてEGR通路50に開口されている。そして、バイパス通路54には、制御弁54(第2のEGR弁とも言える)が配設されている。
吸気通路20と排気通路40とは、Low-Pressure用となる第2EGR通路60を介して接続されている。この第2EGR通路60の上流側端は、排気通路40のうち、尿素触媒43とアンモニア処理器44との間に開口されている。また、第2EGR通路60の下流側端は、吸気通路20のうち、エアクリーナ21とコンプレッサホイール22aとの間に開口されている。この第2EGR通路60には、インタークーラ61が接続されると共に、インタークーラ61の下流側においてEGR弁62が接続されている。
次に、図2を参照しつつ、NOx還元制御(DeNOx制御)を実行する領域について説明する。なお、図2中、ALで示す線は最大トルク線である。NOx還元制御は、エンジン回転数とエンジン負荷とをパラメータとして、図2中ハッチングを付した2つの領域で行うようにしてある。NOx還元制御を行う第1の領域は、エンジン回転数がN1とN2との間の中回転域で、かつエンジン負荷がL1とL2との間の中負荷域に設定された領域であり、この第1の領域でのNOx還元制御をアクティブNOx還元制御(アクティブDeNOx制御)と称する。NOx還元制御を行う第2の領域は、最大トルク線AL近傍の領域である。この第2領域でのNOx還元制御をパッシブNOx還元制御(パッシブDeNOx制御)と称する。
アクティブDeNOx制御は、図2に示す実行領域にある場合を前提として、NOx触媒41でのNOx吸蔵量が所定の上限値以上になったときに開始されて、NOx触媒41でのNOx吸蔵量が0になるまで行うことを基本としている。ただし、NOx触媒41でのNOx吸蔵量が0よりも大きい下限値にまで低減した状態で、アクティブDeNOx制御を中止してもよい。なお、NOx触媒41でのNOx吸蔵量の検出(あるいは推定)は、既知の適宜の手法によって行うことができ、例えば、吸蔵NOx量を検出するセンサを用いたり、エンジンの運転者状態を示すデータを蓄積して、NOx吸蔵量を推定することができる。
アクティブNOx還元制御のときは、必要なトルクを得るメイン噴射に加えて、ポスト噴射が行われる。このポスト噴射は、筒内からの未燃燃料の排出抑制やオイル希釈抑止のために、筒内で燃焼されるように膨張行程前半で行われる。このポスト噴射された燃料が燃焼されるまでの時間を確保するため(空気と燃料とが適切に混合された状態で着火させるため)、通常時に比して減量されるが適量のEGRガスを導入して、ポスト噴射された燃料の着火を遅延させるようにしてある。
パッシブNOx還元制御のときは、必要なトルクを得るメイン噴射に加えて、ポスト噴射が行われる。このポスト噴射は、筒内で燃焼が行われないように、膨張行程後半で行われる。このパッシブNOx還元制御が実行されるときは、加速時のような高負荷であって排気ガスの空燃比がリッチになる状況に乗じた制御となることから、アクティブNOx還元制御を行う場合に比して、メイン噴射量に対するポスト噴射量の割合を小さくすることができる。
パッシブNOx還元制御のときは、高負荷であることから、ポスト噴射された燃料を筒内で燃焼させると、HCはスモーク(すす)を多量に発生させる原因となることから、筒内での燃焼を行わないようにしてある。また、パッシブDeNOx制御の際には、EGR導入による積極的な着火遅れは必要ないこと、および排気ガスの空燃比を目標空燃比に精度よく制御する観点、さらには発生されやすい「すす」がEGR通路50あるいは60へ堆積するのを防止する観点から、EGRは実行されないものとされる。
電動式過給機23の駆動は、排気ターボ過給機22の応答遅れを補償すべく、加速初期時に実行すると共に、前述したパッシブNOx還元制御を実行するときにも実行するようにしてある。実施形態では、上記以外のときは電動式過給機23の駆動は停止されて、過給はもっぱら排気ターボ過給機22によって行われるようにしてある。なお、パッシブNOx還元制御を実行しないときにおいて、電動式過給機23による過給が行われるときは、両制御弁29、30が開かれる。また、電動式過給機23の駆動が停止されて、排気ターボ式過給機22のみによる過給が行われるときは、制御弁30が閉じられる一方、制御弁29が開かれる。
次に、図3のタイムチャートを参照しつつ、パッシブNOx還元制御について、過給と関連づけてその概要を説明する。まず、t1時点の前までは、エンジン負荷が所定値以下での定常運転状態である。定常運転が行われているt1時点より前では、パッシブNOx還元制御を実行するフラグが0とされて、パッシブNOx還元制御は実行されない。また、過給は、排気ターボ過給機22による過給が行われている(電動式過給機23は駆動停止状態)。
t1時点でアクセルが踏み込まれて、アクセル開度が増大されていくと共に、メインの燃料噴射量が増大されていく。アクセル開度が所定開度となったt2時点では、エンジンの加速要求であるとして、パッシブNOx還元制御の実行フラグが1に設定される。
パッシブNOx還元制御の実行フラグが1にセットされることにより、筒内必要酸素量が減少されて、NOx還元が可能な目標空燃比が理論空燃比近傍あるいはこれよりもリッチとなるようにされる。筒内必要酸素量は、急激に落ちこんだ状態が維持された後、徐々に増大されてt3時点から一定量に維持され、パッシブNOx還元制御の実行フラグが0にリセットされたt4時点でもって一気に増大される。
パッシブNOx還元制御の実行フラグが1にセットされることにより、電動式過給機23が駆動開始される一方、排気ターボ過給機22の過給が制限される。実施形態では、排気ターボ過給機22の過給制限は、可動ベーン22cを全開として、排気ターボ過給機22の過給能力を最小とすることにより行うようにしてある。なお、可動ベーン22cを全開とすることなく、制限された範囲で排気ターボ過給機22によるある程度の過給を行うこともできる。
t2時点から電動式過給機23が駆動されるのに伴って、過給圧が増大されるが、筒内必要酸素量が所定値にまで増大して排気ガスの空燃比が目標空燃比に到達したt3時点になると、電動式過給機23は一定駆動される(それ以上の過給圧増大なし)。
パッシブNOx還元制御の実行フラグが0にリセットされたt4時点から、排気ターボ過給機22の過給制限が解除されて、排気ターボ過給機22による過給圧が増大される。ただし、排気ターボ過給機22の過給制限解除から実際に過給圧が高まるまでに応答遅れを生じることから、t4時点以後もしばらくは電動式過給機23の駆動が継続して行われた後、徐々に電動式過給機23の駆動が停止される。t4時点からt5時点までは電動式過給機23の駆動を継続している時間であり、t5時点以降に、電動式過給機23の駆動低下が徐々に行われて、t6時点で電動式過給機23の駆動が停止される。
次に、図4のフローチャートを参照しつつ、前述したパッシブNOx還元制御を行うコントローラU(図1参照)の制御内容のうち、特に電動式過給機23に対する制御について説明する。なお、コントローラUに対する入力、出力関係は図示を略してある。このコントローラUには、例えば、センサ等で検出されたエンジン回転数、エンジン負荷(アクセル開度)、過給圧、吸気圧力、吸入空気量等の各種パラメータや、センサで検出されたあるいは推定されたNOx触媒41でのNOx吸蔵量が入力される。また、コントローラUによって、燃料噴射弁10、EGR弁52、制御弁54、EGR弁62、排気ターボ過給機22用のアクチュエータ22d、電動式過給機22用のモータ23b等が制御される。
まず、図4のQ1においてデータ入力された後、Q2において、パッシブNOx還元制御(パッシブDeNOx制御)を実行する加速時であるか否かが判別される(図3における実行フラグが1になっているか否かの確認)。このQ2の判別でYESのときは、Q3において、可動ベーン22cを全開とすることにより排気ターボ過給機22の過給能力を最小とする。この後、Q4において、電動式過給機23を駆動する。電動式過給機23の駆動態様は、図3に示すとおりである(駆動増大から一定駆動を経て、最終的には徐々に駆動停止)。
前記Q2の判別でNOのときは、Q5において、排気ターボ過給機22による過給が、エンジンの運転者状態に応じて行われる(通常の過給制御)。この後、Q6において、前回パッシブNOx還元制御が実行されていたか否かが判別(図3のt4時点となった直後であるか否かの判別)。このQ6の判別でYESのときは、Q7において、排気ターボ過給機22による過給制限解除によって過給圧が十分高まった状態であるか否かが判別される。このQ7の判別でNOのときは、Q4に移行される(図3のt4〜t5時点の状態)。
上記Q7の判別でYESのときは、Q8において、電動式過給機23の駆動が停止される。この電動式過給機23の駆動停止は、図3におけるt5時点からt6時点までの徐々なる駆動停止とされる。
前記Q6の判別でNOのときは、パッシブNOx還元制御とは無関係なときである。このときは、Q9において、加速初期時であるか否かが判別される。このQ9の判別でNOのときは、電動式過給機23の駆動は必要ないときであるとして、Q8に移行される。また、Q9の判別でYESのときは、Q10において、電動式過給機23が駆動される(排気ターボ過給機22による過給の応答遅れを補償するための電動式過給機23の駆動で、排気ターボ過給機22による過給が十分に行われる状態になった時点で駆動停止)。
次に、図4のフローチャートを参照しつつ、EGR制御の点について説明する。まず、Q21においてデータ入力された後、Q22において、エンジンの低回転・低負荷時であるか否かが判別される。このQ22の判別でYESのときは、Q23において、第2EGR通路60がカットされる(EGR弁62が閉弁)。この後、Q24において、パッシブDeNOx制御を実行しているときであるか否かが判別される。このQ24の判別でYESのときは、EGR不要なときであるとして、第1EGR通路50がカットされる(EGR弁52および制御弁54を閉弁)。このように、パッシブDeNOx制御を実行しているときは、EGRを行わないことにより、排気ガスの空燃比を精度よく目標空燃比とする等の上で好ましいものとなり、また「すす」がEGR通路50に堆積してしまうことを防止する上で好ましいものとなる。
前記Q24の判別でNOのときは、Q26において、アクティブDeNOx制御を実行しているときであるか否かが判別される。このQ26の判別でYESのときは、Q27において、第1EGR通路50からのEGRガス供給が、通常時に比して減量された状態で行われる。
前記Q26の判別でNOのときは、Q28において、第1EGR通路50から通常量のEGRガスが導入される(特にNOx発生の抑制)。
前記Q22の判別でNOのときは、Q29において、第1EGR通路50がカットされる(EGR弁52、制御弁54がそれぞれ閉弁)。この後、Q30において、パッシブDeNOx制御を実行しているときであるか否かが判別される。このQ30の判別でYESのときは、EGR不要なときであるとして、第2EGR通路60がカットされる(EGR弁62を閉弁)。
前記Q30の判別でNOのときは、Q32において、アクティブDeNOx制御を実行しているときであるか否かが判別される。このQ32の判別でYESのときは、Q33において、第2EGR通路60からのEGRガス供給が、通常時に比して減量された状態で行われる(Q27の処理に対応)。Q32の判別でNOのときは、Q34において、第2EGR通路60から通常量のEGRガスが導入される(特にNOx発生の抑制)。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。エンジン1としては、ガソリンエンジンであってもよい。パッシブDeNOx制御は、加速時以外にも実行することもできる(特に排気ターボ過給機22による過給圧が大きく上昇されることが見込まれるときに実行)。排気ターボ過給機22は、タービン22bをバイパスするバイパス通路を開閉可能なウエストゲートバルブを備えたウエストゲートバルブ式であってもよく、この場合の過給制限は、ウエストゲートバルブ開くことにより行えばよい(全開とすることも可)。フローチャートに示す各ステップあるいはステップ群は、コントローラUの有する機能を示すもので、この機能を示す名称に手段の文字を付して、コントローラUの有する構成要件として把握することができる。
本発明は、例えば自動車用ディーゼルエンジンに適用して好適である。
U:コントローラ
1:エンジン
2:シリンダ(気筒)
10:燃料噴射弁
20:吸気通路
22:排気ターボ式過給機
23:電動式過給機
40:排気通路
41:NOx触媒
50:第1EGR通路
60:第2EGR通路

Claims (3)

  1. エンジンの排気通路に設けられ、排気ガスの空燃比が理論空燃比よりもリーンな状態であるときに排気ガス中のNOxを吸蔵し、排気ガスの空燃比が理論空燃比近傍あるいは理論空燃比よりもリッチな状態であるときに吸蔵したNOxを還元するNOx触媒と、
    NOx還元条件が成立したときに、排気ガスの空燃比を前記NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元可能な目標空燃比に設定して該NOx触媒に吸蔵されたNOxを還元させるNOx還元制御を実行するNOx還元制御手段と、
    排気ターボ過給機と、
    電動駆動される電動式過給機と、
    前記排気ターボ過給機と電動式過給機とを制御する過給制御手段と、
    を備え、
    前記過給制御手段は、前記NOx還元制御手段によりNOx還元制御を実行するときは、前記排気ターボ過給機による過給を制限すると共に、排気ガスの空燃比がNOxを還元可能な目標空燃比に維持されるように前記電動式過給機を駆動制御し、
    前記NOx還元制御手段は、エンジンの加速が検出されたときにNOx還元条件が成立したと判定し、
    前記過給制御手段は、エンジンの加速が検出されたときから前記電動式過給機の駆動を増大させると共に、排気ガスの空燃比がNOxを還元可能な目標空燃比に到達した後は該電動式過給機を一定駆動する、
    ことを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  2. 請求項1において、
    前記過給制御手段は、前記NOx還元制御手段によるNOx還元制御の終了後は、前記排気ターボ過給機の過給制限を解除すると共に、該排気ターボ過給機による過給が所定の過給状態に到達するまでは前記電動式過給機の駆動を継続して行う、ことを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記排気ターボ過給機は、可動ベーンを備えた可動ベーン式またはタービンをバイパスするバイパス通路を開閉可能なウエストゲートバルブを備えたウエストゲートバルブ式とされ、
    前記過給制御手段は、前記可動ベーンまたは前記ウエストゲートバルブを制御して、前記排気ターボ過給機の過給を制限する、
    ことを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
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