JP2883987B2 - パチンコ機の管理装置 - Google Patents

パチンコ機の管理装置

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JP2883987B2 JP33196489A JP33196489A JP2883987B2 JP 2883987 B2 JP2883987 B2 JP 2883987B2 JP 33196489 A JP33196489 A JP 33196489A JP 33196489 A JP33196489 A JP 33196489A JP 2883987 B2 JP2883987 B2 JP 2883987B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はパチンコ機を管理するパチンコ機の管理装置
の改良に関する。
(従来の技術) パチンコ遊技はパチンコ機に設けられた打球装置を操
作し、遊技盤に遊技用のパチンコ球(以下、遊技球とい
う)を打込むことによってなされる。この打球装置が遊
技球を遊技盤に打ち込む打込周期は一定で、およそ0.6s
ec(1分間に100発)程度に定めてある。パチンコ機の
遊技盤には、セーフロ、アウトロをはじめ様々な入賞装
置が取り付けてあるが、遊技球の入賞確率はこの入賞装
置のうち障害釘や風車を主に調節することによって、変
動させることができる。この入賞確率は、賞品球の総払
出球数データに基いて、各パチンコ機毎に個別に決定さ
れている。
パチンコ機は遊技場の各所(島単位)に並設してあ
り、さらに遊技場には、景品交換時に使用する賞品球カ
ウンタ、遊技場の各所の各パチンコ機間に配設された遊
技球の貸出器が設けてある。これらは、ホストコンピュ
ータからなる管理装置に信号線を介して互いに交信可能
に接続され、管理装置にはこれらの被管理装置の各要素
の全てのデータが入力される。
パチンコ機から払出された賞品球数(以下、払出賞品
球数という)データは管理装置によって、遊技盤に打込
まれた遊技球(以下、発射球という)の総打込球数デー
タ、同総セーフ球数データ、同総アウト球数データ、お
よびセーフ球に対する賞品球数データに基いて演算され
る。管理装置には上記交信によって、各貸出器への投入
金額および該投入金額に応じた遊技球の貸出球数デー
タ、賞品球カウンタの賞品球数データを表わす各データ
信号が入力されるため、管理装置は各データ信号に基い
て、遊技場の総売上高、総払出賞品球数データなどを演
算できることになる。
ところで、パチンコ機には所定条件が満足されたとき
に、発射球の入賞確率を増大させる可変入賞球装置を設
けたものがある。たとえば、可変入賞球装置は、発射球
を取り込むための取込部を設け、通常状態であるときに
は取込部および遊技盤間を閉鎖する一方、所定条件が満
足されたときには、取込部および遊技盤間を所定時間開
放するように構成している。これにより、可変入賞球装
置は通常状態にあっては、取込部への取り込みを禁止
し、所定条件が満足されたときにあっては、発射球の取
込部への取り込みを継続的に可能な状態を形成する。な
お、このように、可変入賞球装置が取込部への取り込み
を継続的に可能な状態にあることを、以下、大役状態と
いう。
そして、発射球が可変入賞球装置の取込部に取り込ま
れたとき、取り込まれた発射球はセーフ球としてみなさ
れ、賞品球払出装置は取り込まれた1球当りの発射球に
対して、所定数(たとえば、13球)の賞品球を払い出
す。これにより、パチンコ機が大役状態にあるとき、単
位時間当りのセーフ球数は通常状態であるときより増大
する。このことから、発射球の入賞確率が増大すること
になり、遊技者にとって有利な権利を発生させることに
なる。
このように、パチンコ機が大役状態である場合、単位
時間当たりのセーフ球数は増大し、賞品球が集中的に払
い出されるため、大役状態の発生回数は上述した総払出
賞品球数データの増減に、きわめて大きな影響をおよぼ
す。そこで、パチンコ機は、可変入賞球装置が大役状態
であるときに、大役発生データ信号を発生させ、発生さ
せた大役発生データ信号を管理装置に入力することによ
り、管理装置が大役状態であるか否かの判定をできるよ
うにしている。これにより、管理装置は大役状態または
通常状態における払出賞品球数データを、少なくとも大
役発生データ信号およびセーフ球データ信号に基いて演
算できる。
上述した賞品球払出装置は遊技球の入賞、すなわちセ
ーフ球を検知することによって駆動されるわけである
が、賞品球払出装置には電子的に駆動されるものと、機
構によって駆動されるものとがある。前者は、遊技球の
通過時に変動する磁界や、発光受光素子間を遮光するこ
とによって、所定のセンサから検知信号を発生させ、該
検知信号の発生に基いて賞品球払出装置を電気的に駆動
手段(たとえば、ソレノイドなど)によって駆動制御す
る。これにより、賞品球払出装置の駆動とセーフ球の検
知信号の発生とがほぼ同時になされることから、管理装
置は該検知信号によって、発射球の入賞とほぼ同時にセ
ーフ球数データを得ることができる。
これに対して、後者はセーフ球の運動エネルギーをて
こなどで増大することによって、賞品球払出装置を機構
的に駆動制御するもので、一般に賞品球払出には打球装
置の打込周期打込周期より長い時間(たとえば、0.8〜
1.0sec)を要している(特開昭59−85684号公報、およ
び実開昭63−200478号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) このことから、後者のパチンコ機では、発射球が大役
状態の発生によって連続的に入賞した場合、セーフ球は
賞品球払出装置の直前の工程(たとえば、すべてのセー
フ球を合流させるセーフ樋)に漸次貯溜されることにな
る。そして、大役状態が終了すると、パチンコ機は大役
発生データ信号の発生を終了させるが、大役状態中のセ
ーフ球に対する賞品球は、払出がすべて完了していない
ことになる。また、これらの上記貯溜されたセーフ球に
対する賞品球は、大役発生データ信号の発生終了後に払
い出される。
したがって、管理装置は上記貯溜されたセーフ球を大
役状態に得られたものとは判定せず、通常状態における
セーフ球とみなし、大役状態における正確なセーフ球デ
ータを個別に得ることができないので、パチンコ機の入
賞装置に係る調節に支障をきたすという問題があった。
そこで、パチンコ機に大役状態の終了と同時にスター
トする遅延タイマを設け、この遅延タイマに上記貯溜さ
れたセーフ球の処理に要する時間を予め設定し、タイム
アップまでの間に得られたセーフ球データを大役状態中
に得られたものにみなす技術が提案されている(特開平
1−192378号公報参照)。
しかしながら、大役状態中のセーフ球数データは、パ
チンコ機毎に大きく異り、上記貯溜されたセーフ球の処
理に要する正確な時間をパチンコ機に応じ、上記遅延タ
イマに設定することは極めて困難である。また、大役状
態終了後、貯溜された上記セーフ球が未処理であるにも
かかわらず、上記遅延タイマがすでにタイムアップした
場合、大役状態中のセーフ球数データが通常状態におけ
るセーフ球数データとしてみなされるため、大役状態中
の払出賞品球数データは真の値より小さく演算される。
逆に、貯溜された上記セーフ球の処理がすでに終了し
ているにもかかわらず、上記遅延タイマがタイムアップ
ていない場合、通常状態におけるセーフ球数データが加
算されるため、同払出賞品球数データは真の値より大き
く演算される。これにより、大役状態中の正確なセーフ
球データを得ることができないという問題があった。
そこで、本発明は大役状態終了時に得られたセーフ球
と通常状態中に得られたセーフ球とを確実に識別するパ
チンコ機の管理装置の提供を目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために可変入賞球装置
13の前記大役発生データ信号の発生終了に基いて賞品球
の払出に要する時間に応じ予め定められたサンプリング
時間Tsの計測を開始するとともに前記計測中にはタイマ
信号を発生させ前記タイマ信号の発生中に前記セーフ球
データ信号が発生したときに、サンプリング時間Tsの計
測およびタイマ信号の発生を新たに開始するタイマ装置
32をパチンコ機2に設け、管理装置1は大役状態中の払
出賞品球数データを少なくとも前記セーフ球データ信
号、大役発生データ信号およびタイマ信号の発生に基い
て演算する構成としている。
そして、タイマ装置32は、サンプリング時間Tsの計測
中における前記セーフ球データ信号の発生回数が賞品球
の払出に要する時間に応じて予め定められたサンプル数
Nsを越えたときにサンプリング時間Tsの計測およびタイ
マ信号の発生を新たに開始するように構成してもよい。
(作用) 本発明は、このように構成したので、大役状態が終了
すると、タイマ装置32はサンプリング時間Tsの計測を開
始し、かつタイマ信号を発生させ、このタイマ信号を管
理装置1に入力する。そして、大役状態中に貯溜された
セーフ球は賞品球払出装置15を駆動させたのち、セーフ
球データ信号がセーフ球センサ17から発生される。この
セーフ球データ信号の発生がタイマ信号の発生からサン
プリング時間Tsの経過以前である場合、タイマ装置32は
サンプリング時間Tsの計測およびタイマ信号の発生を新
たに開始する。これにより、管理装置1はタイマ信号の
発生に基いて、大役状態中に得られたセーフ球が貯溜さ
れ、貯溜セーフ球に対する賞品球の払出が終了していな
いことを検知することができる。
他方、セーフ球データ信号の発生がタイマ信号の発生
からサンプリング時間Tsの経過後である場合、タイマ装
置32はサンプリング時間Tsの計測およびタイマ信号の発
生を停止させる。これにより、管理装置1は、大役状態
中に賞品球払出装置15の直前の工程(セーフ球樋30)に
貯溜されたセーフ球に対する賞品球の払出が終了したこ
とを検知する。
また、パチンコ球自体またはセーフ球や賞品球の両通
路の汚れ、パチンコ機に賞品球を補給する手段の補給遅
れ、あるいはセーフ球および賞品球の両排出系統におけ
る各部の摩耗や汚れなどの要因は、1回当りの賞品球の
払出に要する時間にばらつきを発生させるが、サンプル
数Nsを所定値に定めることによって、サンプリング時間
Tsをより長い範囲で設定すれば、大役状態中におけるセ
ーフ球の検出信号を見逃すことがなくなる。
(実施例) 以下に、本発明の一実施例を図面に基いて詳細に説明
する。第1図は本発明のパチンコ機の管理装置1の構成
を示しており、1はホストコンピュータからなる管理装
置1である。管理装置1は複数のパチンコ機2、貸出器
3、賞品球カウンタ4の各要素を管理するためのもの
で、管理装置1と各要素2,3,4とは信号線5によって、
互いに交信可能に接続されている。6はキーボードから
なる入力装置で、管理装置1への入力操作をCRTディス
プレイからなる表示装置7とともに、対話形式で行うた
めのものである。管理装置1には各要素2,3,4からすべ
てのデータが入力され、管理装置1はこれらのデータに
基いて、売上金額を演算することができる。
パチンコ機2は、CPU8によって制御され、CPU8はメモ
リ9に格納された制御プログラム(第5図参照)を順次
実行する。メモリ9は上記制御プログラムの他、パチン
コ機2を制御するための各種データを予め格納してお
り、制御プログラムの実行中に演算値を一時的に格納す
ることができる。10は打球装置で、打球装置10は第2図
に示した打球ソレノイドからなり、操作ハンドル11を操
作することにより、CPU8は打球装置10を駆動させる。本
実施例において、打球装置10は0.6secの打込周期で遊技
球を遊技盤12に打ち込む。
13はCPU8に制御される可変入賞球装置で、可変入賞球
装置13には発射球を取り込むための取込部(第2図参
照)14を設けており、可変入賞球装置13は通常状態であ
るときに、発射球の取込部14への取り込みを阻止し、所
定条件が満足されたときには発射球の取り込みが可能な
大役状態を所定時間継続的に形成する。そして、取込部
14に取り込まれた発射球、すなわちセーフ球はセーフ球
樋30上に落下集合され、図示を省略したセーフ球排出装
置によって、第3図に示した賞品球払出装置15を駆動さ
せる。
また、可変入賞球装置13が大役状態であるとき、CPU8
は大役発生データ信号を発生させ、発生させた大役発生
データ信号を管理装置1に入力する(第4図参照)。こ
れにより、管理装置1は、パチンコ機2が通常状態から
大役状態に移行し、また大役状態から通常状態に戻った
ことを検知することができる。第4図において、CPU8の
図示は省略してある。
賞品球払出装置15は取込部14に取り込まれた発射球お
よび遊技盤12に配置された入賞口16から入賞した発射
球、すなわちすべてのセーフ球に対して、所定数(本実
施例においては13球)の賞品球を払い出すものである。
賞品球払出装置15はセーフ球の運動エネルギーによって
起動され、前記セーフ球排出装置の工程上にはセーフ球
センサ17を設け、セーフ球センサ17はCPU8に接続されて
いる。本実施例において、賞品球払出装置15は、発射球
の入賞から賞品球の払出しが完了するまでに0.8〜1.0se
cを要するものとする。
そして、すべてのセーフ球は、賞品球の払出しとほぼ
同じタイミングでセーフ球センサ17によって検知され、
検知と同時にセーフ球センサ17はセーフ球データ信号を
発生させるので、CPU8はセーフ球数データを演算するこ
とができる。そして、CPU8は、セーフ球数データが表わ
されたセーフ球データ信号を管理装置1に入力する。こ
れにより、管理装置1はセーフ球数データを得ることが
でき、セーフ球数データに1回当りの払出賞品球数を積
算することによって、払出賞品球数データを演算するこ
とができる。
また、上述したように、1回当りの賞品球払出に要す
る時間は打込周期より遅いため、セーフ球はセーフ球樋
30の下流側からに漸次貯溜されることになる。そして、
貯溜されたセーフ球は前記セーフ球排出装置によって、
0.8〜1.0sec毎に順次排出され、賞品球払出受樋37を経
て集合樋29に流下されてゆく。
18はアウト通路19に取り付けられたアウト球センサ、
20は打球供給装置39の出口孔、21はファウル球樋(第2
図破線部参照)で、ファウル球樋21はファウル球を下皿
22に誘導する。打球供給装置39は、飾り枠(ガラス枠)
24が閉鎖された場合に、上皿23から投入された遊技球を
整列させるとともに、該遊技球を出口孔20から発射バン
ド25の打球可能位置に、打球装置10の打込周期毎に供給
するものである。また、打球供給装置39と打球装置10と
は同期している。また、アウト球センサ18はCPU8に接続
され、アウト球検知時にアウト球データ信号を発生させ
ることから、CPU8はアウト球数データを演算することが
できる。
そして、CPU8はアウト球数データが表わされたアウト
球データ信号を管理装置1に入力し、これにより、管理
装置1はアウト球数データを得ることができる。なお、
セーフ球数データおよびアウト球数データは、CPU8によ
って演算されることに限定されるものではなく、これら
をセーフ球データ信号およびアウト球データ信号に基い
て、管理装置1によって演算するようにしてもよい。26
は誘導バンド、27は灰皿を示している。
第1図に戻り、28はすべての発射球を検知する打込球
センサで、打込球センサ28はCPU8に接続され、セーフ球
およびアウト球を集合させる集合樋(第3図参照)29の
最下流に設けてある。そして、打込球センサ28がすべて
の発射球を検知するので、CPU8はすべての発射球数デー
タを演算することができる。そして、CPU8は、すべての
発射球数データが表わされた打込球数データ信号を管理
装置1に入力する。集合樋29の上流側にはセーフ球を集
合させるセーフ球樋30、およびアウト球を集合させるア
ウト球樋31の各下流側端部をそれぞれ連通させている。
32はCPU8に接続されたタイマ装置で、タイマ装置32は
CPU8が大役発生データ信号の発生を終了した時点から、
予め設定されたサンプリング時間Ts1をセットしたの
ち、サンプリング時間Ts1の計測を開始する。このサン
プリング時間Ts1の計測中、タイマ装置32はタイマ信号
を発生させ、発生させたタイマ信号をCPU8に入力する
と、CPU8はタイマ信号の発生を表わすタイマデータ信号
を管理装置1に入力する。また、タイマ装置32はCPU8を
介してセーフ球センサ17に接続されており、セーフ球の
検知信号はセーフ球センサ17からCPU8を経てタイマ装置
32に入力される。すなわち、大役状態中には大役データ
信号がパチンコ機2から管理装置1に入力され、大役状
態が終了して大役状態中に貯溜されたセーフ球によって
賞品球を払い出しているときには、タイマ信号が管理装
置1に入力されていることになる。
そして、タイマ装置32は、セーフ球データ信号がタイ
マ信号の発生中に発生したとき、CPU8によって一旦リセ
ットされたのち、サンプリング時間Ts1の計測とタイマ
信号の発生とを新たに開始する。サンプリング時間Ts1
は、セーフ球が通常状態中のものであるのか、大役状態
中のものであるのかを識別するためのものであり、セー
フ球樋30に貯溜されているセーフ球が、連続的に、所定
間隔毎に処理される場合の処理間隔時間、つまりセーフ
球が検出されてから、次のセーフ球の検出までに要する
時間より僅かに大きく(たとえば、1.5〜2.0sec程度)
定めている。
33は第3図に示した上タンク34内に設けた賞品球不足
スイッチで、賞品球不足スイッチ33は賞品球の払出しに
起因したに賞品球不足を検知し、CPU8を介して管理装置
1に補給球数データ信号を入力する(第4図参照)。こ
れにより、管理装置1は図示を省略した補給装置を駆動
させ、予め定められた数の球(賞品用遊技球)を補給樋
35を介して上タンク34に供給する。このとき、CPU8は補
給球数データまたは、補給回数が表わされた補給球数デ
ータ信号を管理装置1に入力する。なお、打込球および
賞品球の補給球数データは、上記同様CPU8によって演算
されることに限定されるものではなく、これらを打込球
数データ信号、補給球数データ信号に基いて、管理装置
1によって演算するようにしてもよい。
さらに、第3図中、36は賞品球払出装置15によって払
い出された賞品球を上記上皿方向に誘導するための賞品
球払出樋、37は賞品球払出樋36に誘導された賞品球を受
けるための賞品球払出受樋、38は上タンク34内の賞品球
を排出するための排出樋である。
貸出器3は各パチンコ機2の間や、遊技場の各所に配
置され、遊技者が投入した金額データと、投入金額に応
じた貸出球数データとを表わす入金額貸出球数データ信
号を管理装置1に入力する。また、賞品球カウンタ4は
遊技者によって獲得された賞品球数データを表わす賞品
球数データ信号を管理装置1に入力する。これにより、
管理装置1は、賞品球数データ信号、入金額貸出球数デ
ータ信号に基いて売上金額を演算することができる。
このように構成されたパチンコ機の管理装置1を使用
する場合を、第5図および第6図に基いて以下に説明す
る。まず、遊技者が操作ハンドル11を操作して打球装置
10を駆動させると、遊技球は遊技盤12に打ち出される。
そして、パチンコ遊技中に所定条件が満足されると、通
常状態から大役状態に移行し、パチンコ機2はCPU8によ
って大役データ信号を発生させる(s1…第6図参
照)。これにより、管理装置1は大役状態が発生したこ
とを検知し、大役状態中の払出賞品球数データの演算を
開始する。
やがて、大役状態が終了すると(s2)、CPU8は第6図
に示すように大役データ信号の発生を停止し、同時に
サンプリング時間Ts1をタイマ装置32にセットする(s
3)。つぎに、CPU8はタイマ装置32を起動させると、こ
れによりタイマ装置32がサンプリング時間Ts1の計測を
開始し、かつタイマ信号を発生させ(s4…第6図参
照)、このタイマ信号は管理装置1に入力される(s
5)。そして、大役状態中に貯溜されたセーフ球が賞品
球払出装置15を駆動させることにより、賞品球が払い出
されると、これとほぼ同時にセーフ球センサ17は賞品球
払出装置15を駆動させたセーフ球を検知し、セーフ球デ
ータ信号を発生させる(s6…第6図参照)。
このとき、セーフ球樋30にはセーフ球が貯溜されてお
り、賞品球払出装置15は前記セーフ球排出装置によっ
て、0.8〜1.0sec毎に連続的に駆動されている。また、
賞品球払出装置15が賞品球を払い出す払出周期は、サン
プリング時間Ts1より短いために、セーフ球データ信号
が発生されると、CPU8はタイマ装置32のサンプリング時
間Ts1の計測を一旦クリアさせたのち(s7)、タイマ信
号の発生を一旦停止させることになる(s8…第6図参
照)。
そして、CPU8はタイマ装置32にサンプリング時間Ts1
の計測およびタイマ信号の発生を新たに開始(s3にジャ
ンプ)させる。これにより、管理装置1はタイマ信号の
発生に基いて、大役状態中に得られたセーフ球が貯溜さ
れ、貯溜セーフ球に対する賞品球の払出が終了していな
いことを検知することができる。
なお、s7,s8において、タイマ装置32はタイマ信号の
発生を一旦停止するが、このタイマ信号の発生停止時間
は極めて短く、s3において即座にタイマ信号の発生を再
開させる。この場合、管理装置1は、大役中に得られた
セーフ球に起因した賞品球の払出が継続していると見な
す。
つぎに、賞品球が大役状態中に貯溜されたすべてのセ
ーフ球によって払出され、セーフ球データ信号を発生さ
せた最後のセーフ球が検知されてから(第6図参
照)、サンプリング時間Ts1が経過するまでの間にセー
フ球センサ17がセーフ球を検知しない場合、タイマ装置
32はタイムアップする(s9)。ついで、タイマ装置32は
CPU8によってリセットされ、タイマの発生を停止させた
のち(s10…参照)、大役発生データ信号の発生を待
つ(s1にジャンプ)。
これにより、管理装置1は、大役状態中に貯溜された
すべてのセーフ球に対する賞品球の払出が完了したとみ
なす。これにより、大役状態中の総払出賞品球数データ
を演算する場合、管理装置1は大役データ信号とタイマ
信号とが発生されている期間(論理和…第6図参照)
に得られるセーフ球数データと、1回当りに払い出され
る賞品球数データとを積算すればよい。しかるのち、セ
ーフ球センサ17がセーフ球を検知した場合(第6図参
照)、管理装置1はこのセーフ球を通常状態に得たもの
とみなし、大役状態中に得られたセーフ球に対する払出
賞品球数データとして演算することはない。
本実施例においては、上述したようにタイマ装置32を
サンプリング時間Ts内におけるセーフ球の有無に基いて
クリアしたが、これに限定されるものではなく、サンプ
リング時間Ts内に予め定められたサンプル数Nsのセーフ
球が検知されたか否かに基いてタイマ装置32をクリア、
再起動させてもよい。
つぎに、このようなタイマ装置32が設けられたパチン
コ機の管理装置1を第7図および第8図に基いて以下に
説明する。なお、上述した実施例と同様のものには同符
号を付し、詳細な説明は省略して以下に説明する。本実
施例にあっては、タイマ装置32のサンプリング時間Ts2
を4.5secに定め、サンプリング時間Ts2の計測中に検知
される検知されるセーフ球のサンプル数Nsを4球に定め
ている。サンプリング時間Ts2は、賞品球の払出に要す
る時間とサンプル数Nsとの積(たとえば1sec×4)より
大きく定め、賞品球払出装置15がサンプル数Nsに相当す
るセーフ球によって、賞品球を払出すのに充分な時間を
定めている。
上記構成のパチンコ機の管理装置1を使用する場合に
は、通常状態から大役状態に移行し、CPU8から大役デー
タ信号が発生されると(s1…第8図参照)、管理装置
1は大役状態が発生したことを検知し、大役状態中の払
出賞品球数データの演算を開始する。やがて、大役状態
が終了して通常状態に移行すると(s2…第8図参
照)、CPU8は大役データ信号の発生を停止し、同時にサ
ンプリング時間Ts2をタイマ装置32にセットする(s
3)。つぎに、CPU8はタイマ装置32を起動させると、こ
れによりタイマ装置32がサンプリング時間Ts2の計測を
開始し、かつタイマ信号を発生させ(s4…第8図参
照)、このタイマ信号は管理装置1に入力される(s
5)。
このとき、セーフ球樋30にはセーフ球が貯溜されてお
り、賞品球払出装置15は前記セーフ球排出装置によっ
て、1.0sec毎に連続的に駆動されている。また、賞品球
払出装置15が4球(=サンプル数Ns)の賞品球を払い出
すのに要する時間は、サンプリング時間Ts2より短い。
このため、大役状態中に前記セーフ球排出装置が賞品球
払出装置15を駆動させ、セーフ球センサ17によって検知
され、セーフ球検知回数がタイマ信号の発生以降、4回
に達すると(s11…第8図参照)、CPU8はタイマ装置3
2のサンプリング時間Ts2の計測を一旦クリアさせたのち
(s7)、タイマ信号の発生を一旦停止させることになる
(s8…第8図参照)。そして、CPU8はタイマ装置32に
サンプリング時間Ts2の計測およびタイマ信号の発生を
新たに開始(s3にジャンプ)させる。
つぎに、賞品球が大役状態中に貯溜されたすべてのセ
ーフ球によって払出され、セーフ球データ信号を発生さ
せた最後のセーフ球が検知されてから(第8図参
照)、サンプリング時間Ts2が経過するまでの間にセー
フ球センサ17がセーフ球を検知しない場合、タイマ装置
32はタイムアップする(s9)。ついで、タイマ装置32は
CPU8によってリセットされ、タイマの発生を停止させた
のち(s10…参照)、大役発生データ信号の発生を待
つ(s1にジャンプ)。
これにより、管理装置1は、大役状態中に貯溜された
すべてのセーフ球に対する賞品球の払出が完了したとみ
なし、上記実施例と同様に大役データ信号とタイマ信号
とが発生されている期間(論理和…第8図参照)に得
られるセーフ球数データと、1回当りに払い出される賞
品球数データとを積算することによって、大役状態中に
この総払出賞品球数データを演算することができる。ま
た、これ以降にセーフ球センサ17がセーフ球を検知した
場合(第8図参照)、管理装置1はこのセーフ球を通
常状態に得たものとみなし、大役状態中に得られたセー
フ球に対する払出賞品球数データとして演算することは
ない。
なお、大役中に生じたアウト球数データを演算する場
合、CPU8は、アウト球センサ18が大役データ信号発生期
間に検知するアウト球数データのみを算出すればよく、
大役中に払出された実質的な賞品球数(いわゆる、差球
は)上述したような大役状態中に得られたセーフ球に対
する払出賞品球数データと、大役データ信号発生期間に
検知されたアウト球数データとの差を演算すればよい。
さらに、上記実施例においては、パチンコ機2にセー
フ球センサ17、アウト球センサ18および打込球センサ28
を設けているが、各センサを17,18,28すべて設けること
に限定されるものではなく、各センサ17,18,28のいずれ
かを省略した場合においても、管理装置1はセーフ球数
データ、アウト球数データおよび打込球数データを演算
することができる。
すなわち、各センサ17,18,28のうちセーフ球センサ17
を省略した場合、管理装置1は打込球センサ28から入力
される打込球数データ信号と、アウト球センサ18から入
力されるアウト球数データ信号とに基いて、両球数デー
タの差を算出すれば、総セーフ球数データを算出するこ
とができる。
つぎに、アウト球センサ18を省略した場合、管理装置
1は打込球センサ28から入力される打込球数データ信号
と、セーフ球センサ17から入力されるセーフ球数データ
信号とに基いて、両球数データの差を算出すれば、総ア
ウト球数データを算出することができる。
そして、打込球センサ28を省略した場合、管理装置1
はセーフ球センサ17から入力されるセーフ球数データ信
号と、アウト球センサ18から入力されるアウト球数デー
タ信号とに基いて、両球数データの和を算出すれば、総
打込球数データを算出することができる。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成したものなので、大役デー
タ信号とタイマ信号とに基いて、大役状態中に得られた
セーフ球と通常状態中に得られたセーフ球とを確実に識
別することができる。これにより、管理装置は総賞品球
払出データをより綿密に作成できるため、パチンコ機の
入賞装置の基盤である調整データの信頼度が向上し、パ
チンコ機の賞品球払出数を所望の値に近づけることが容
易になる。
また、1回の賞品球数払出に要する時間に基いて、サ
ンプル数を所定値に定めることによって、連続的に所定
の間隔毎に処理される場合の処理間隔時間に遅れのばら
つき等が生じても、大役状態中のセーフ球数データ信号
を見逃すことはない。これにより、管理装置は大役状態
中におけるセーフ球と通常状態中に得られたセーフ球と
の識別をさらに確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部の構成を表わすブロッ
ク図、第2図は第1図に示したパチンコ機の正面図、第
3図は第2図の背面図、第4図は第1図に示したものの
信号を示した説明図、第5図は第1図に示した装置の使
用手順の一部を表わす流れ図、第6図は第5図に示した
手順に基く各種信号を表わすタイムチャート、第7図は
第5図に示した手順とは異る手順を表わす流れ図、第8
図は第7図に示した手順に基く各種信号を表わすタイム
チャートである。 1……管理装置 2……パチンコ機 3……貸出器 4……賞品球カウンタ 10……打球装置 12……遊技盤 13……可変入賞球装置 14……取込部 15……賞品球払出装置 17……セーフ球センサ 32……タイマ装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤に所定の打込周期で遊技用のパチン
    コ球を打込む打球装置、 前記パチンコ球を取り込むための取込部を有し通常状態
    であるときには前記打球装置によって打込まれた前記パ
    チンコ球の前記取込部への取り込みを阻止し所定条件が
    満足されたときには該取り込みが可能な大役状態を所定
    時間継続的に形成する可変入賞球装置、 該可変入賞球装置およびセーフ球によって駆動され該セ
    ーフ球数データに応じて所定数の賞品球を払い出し該払
    い出しに要する時間が打込周期より長く定められた賞品
    球払出装置、 および該賞品球払出装置を駆動させたセーフ球を検知し
    たときにセーフ球データ信号を発生させるセーフ球セン
    サを有し、 前記可変入賞球装置が大役状態であるときに大役発生デ
    ータ信号を発生させるパチンコ機と、 該パチンコ機に交信可能に接続され少なくとも前記大役
    発生データ信号およびセーフ球データ信号に基いて大役
    状態における払出賞品球数データを演算する管理装置と
    を設けたパチンコ機の管理装置において、 前記大役発生データ信号の発生終了に基いて賞品球の払
    出に要する時間に応じ定められたサンプリング時間の計
    測を開始するとともに該計測中にはタイマ信号を発生さ
    せ該タイマ信号の発生中に前記セーフ球データ信号が発
    生したときに前記サンプリング時間の計測およびタイマ
    信号の発生を新たに開始するタイマ装置を前記パチンコ
    機に設け、 前記管理装置は大役状態における払出賞品球数データを
    少なくとも前記セーフ球データ信号、大役発生データ信
    号およびタイマ信号の発生に基いて演算することを特徴
    とするパチンコ機の管理装置。
  2. 【請求項2】前記タイマ装置は、前記サンプリング時間
    の計測中における前記セーフ球データ信号の発生回数が
    賞品球の払出に要する時間に応じて定められたサンプル
    数を越えたときに前記サンプリング時間の計測およびタ
    イマ信号の発生を新たに開始することを特徴とする請求
    項1に記載のパチンコ機の管理装置。
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