JP2883479B2 - 太陽電池セル用カバーガラス - Google Patents
太陽電池セル用カバーガラスInfo
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- JP2883479B2 JP2883479B2 JP3286160A JP28616091A JP2883479B2 JP 2883479 B2 JP2883479 B2 JP 2883479B2 JP 3286160 A JP3286160 A JP 3286160A JP 28616091 A JP28616091 A JP 28616091A JP 2883479 B2 JP2883479 B2 JP 2883479B2
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- Japan
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- cover glass
- solar cell
- adhesive
- side direction
- thickness
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池セル用カバー
ガラスの改良に関するものである。宇宙用太陽電池セル
に使用すると特に有用なものである。
ガラスの改良に関するものである。宇宙用太陽電池セル
に使用すると特に有用なものである。
【０００２】
【従来の技術】宇宙用太陽電池セルは、放射線の被曝防
止および紫外線遮断のために、表面にカバーガラスを装
着したものが用いられる。そのカバーガラスの放射線の
被曝防止性能は、その比重が一定の場合その厚さで決定
される。カバーガラスを所定の厚さに加工する方法とし
て、一般的にリドロー法がある。リドロー法は、カバー
ガラスに高熱を加え、所定の厚さになるまで引き延ばす
方法であり、加工コストが小さいが、所定の厚さまで引
き延ばす過程で、カバーガラスが複雑な反り形状になっ
てしまうという欠点がある。
止および紫外線遮断のために、表面にカバーガラスを装
着したものが用いられる。そのカバーガラスの放射線の
被曝防止性能は、その比重が一定の場合その厚さで決定
される。カバーガラスを所定の厚さに加工する方法とし
て、一般的にリドロー法がある。リドロー法は、カバー
ガラスに高熱を加え、所定の厚さになるまで引き延ばす
方法であり、加工コストが小さいが、所定の厚さまで引
き延ばす過程で、カバーガラスが複雑な反り形状になっ
てしまうという欠点がある。
【０００３】この複雑な反り形状を有するカバーガラス
を太陽電池セルに接着する際、接着剤の塗布量が少ない
と、カバーガラスの反りが大きい部分で接着剤が広がら
ない場合が発生する。また、接着剤をカバーガラス全体
に広げるため、接着剤の塗布量を過剰に大きくすると、
接着剤の厚さが必要以上に大きくなり、太陽電池セルの
重量が大きくなる。
を太陽電池セルに接着する際、接着剤の塗布量が少ない
と、カバーガラスの反りが大きい部分で接着剤が広がら
ない場合が発生する。また、接着剤をカバーガラス全体
に広げるため、接着剤の塗布量を過剰に大きくすると、
接着剤の厚さが必要以上に大きくなり、太陽電池セルの
重量が大きくなる。
【０００４】図４は、従来の一例の断面図であって、太
陽電池セル３の受光面側に前述のような複雑な反り形状
を有するカバーガラス１を接着する際、注射器により１
滴または数滴の接着剤２を、太陽電池セル３の受光面ま
たはカバーガラス１の裏面に吐出し、両者を圧着して貼
り合わせると、接着剤２の厚さは、太陽電池セル３およ
びカバーガラス１の反り形状に大きく影響される。接着
剤２の吐出量が少ないと、図５に示すように、接着剤２
の厚さがカバーガラス１の複雑な反り形状に追従でき
ず、反りの大きい部分で、接着剤の付着しない部分４が
発生する。また、接着剤２の吐出量が多いと、図６に示
すように、接着剤２の厚さがカバーガラス１の複雑な反
り形状に追従するが、全体的に厚くなり、カバーガラス
が接着された太陽電池セル３の重量が大きくなる。
陽電池セル３の受光面側に前述のような複雑な反り形状
を有するカバーガラス１を接着する際、注射器により１
滴または数滴の接着剤２を、太陽電池セル３の受光面ま
たはカバーガラス１の裏面に吐出し、両者を圧着して貼
り合わせると、接着剤２の厚さは、太陽電池セル３およ
びカバーガラス１の反り形状に大きく影響される。接着
剤２の吐出量が少ないと、図５に示すように、接着剤２
の厚さがカバーガラス１の複雑な反り形状に追従でき
ず、反りの大きい部分で、接着剤の付着しない部分４が
発生する。また、接着剤２の吐出量が多いと、図６に示
すように、接着剤２の厚さがカバーガラス１の複雑な反
り形状に追従するが、全体的に厚くなり、カバーガラス
が接着された太陽電池セル３の重量が大きくなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図４〜図６に示される
ように、複雑な反り形状を有するカバーガラスを太陽電
池セルに接着しようとする場合、多量の接着剤を滴下し
ないと、カバーガラス全体に接続剤が広がらないという
製造上の問題があること、および多量の接着剤を使用す
ると、カバーガラスが接着された太陽電池セルの重量が
大きくなり、近年の宇宙用太陽電池セルの軽量化の要求
に反するという問題がある。
ように、複雑な反り形状を有するカバーガラスを太陽電
池セルに接着しようとする場合、多量の接着剤を滴下し
ないと、カバーガラス全体に接続剤が広がらないという
製造上の問題があること、および多量の接着剤を使用す
ると、カバーガラスが接着された太陽電池セルの重量が
大きくなり、近年の宇宙用太陽電池セルの軽量化の要求
に反するという問題がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明においては、カバ
ーガラスの受光面側に反射防止膜を設け且つ受光面側の
中心部が周辺部に対して凹部となるように予め湾曲して
なる。なおカバーガラスの単位長さ当りの反りの大きさ
を、その長辺方向より短辺方向の方が大きくなるように
した。
ーガラスの受光面側に反射防止膜を設け且つ受光面側の
中心部が周辺部に対して凹部となるように予め湾曲して
なる。なおカバーガラスの単位長さ当りの反りの大きさ
を、その長辺方向より短辺方向の方が大きくなるように
した。
【０００７】
【作用】本発明によれば、太陽電池セルにカバーガラス
を接着する際、接着剤をカバーガラス全体に容易に広げ
ることができ、また、接着剤の厚さを比較的薄く均一に
することができるから、カバーガラスが接着された太陽
電池セルの重量を低減することができる。
を接着する際、接着剤をカバーガラス全体に容易に広げ
ることができ、また、接着剤の厚さを比較的薄く均一に
することができるから、カバーガラスが接着された太陽
電池セルの重量を低減することができる。
【０００８】
【実施例】図１は、本発明の一実施例の平面図である。
カバーガラス１が正方形の場合は、反りの形状を示す破
線の等高線６は円形となるが、矩形の場合は図に示され
るように、等高線６は、カバーガラス１の中心付近を中
心とするほぼ楕円状となっている。等高線６は、カバー
ガラス１の短辺方向の密度が大きく、長辺方向の密度が
小さくなっている。つまり、カバーガラス１は、短辺方
向より長辺方向の単位長さ当りの反りが小さい。これ
は、後述のように長辺方向の端部の接着剤の厚さが大き
くならないようにするためである。この形状のカバーガ
ラスは、たとえば、カバーガラス１が、リドロー法によ
り引延し所定の厚さになったとき、図１に示す反り形状
の部分を所定の寸法に切出し、凹になっている面に図２
に示されるような反射防止膜５をコーティングすること
により得ることができる。
カバーガラス１が正方形の場合は、反りの形状を示す破
線の等高線６は円形となるが、矩形の場合は図に示され
るように、等高線６は、カバーガラス１の中心付近を中
心とするほぼ楕円状となっている。等高線６は、カバー
ガラス１の短辺方向の密度が大きく、長辺方向の密度が
小さくなっている。つまり、カバーガラス１は、短辺方
向より長辺方向の単位長さ当りの反りが小さい。これ
は、後述のように長辺方向の端部の接着剤の厚さが大き
くならないようにするためである。この形状のカバーガ
ラスは、たとえば、カバーガラス１が、リドロー法によ
り引延し所定の厚さになったとき、図１に示す反り形状
の部分を所定の寸法に切出し、凹になっている面に図２
に示されるような反射防止膜５をコーティングすること
により得ることができる。
【０００９】図１に示すカバーガラス１を太陽電池セル
３に接着剤２により接着したときの、図１におけるＸ〜
Ｘ′方向（長辺方向）のカバーガラス付太陽電池セルの
断面図を図２に、Ｙ−Ｙ′方向（短辺方向）のカバーガ
ラス付太陽電池セルの断面図を図３に示す。カバーガラ
ス１は、反射防止膜５側が凹の単純な反り形状を有して
いるので、接着剤２により、カバーガラス１を太陽電池
セル３に接着するとき、カバーガラス１の中心部より外
側に接着剤２が押し広げられ、カバーガラス１の接着面
全体に広げられる。よって、図５に示されるようなカバ
ーガラス１の内面で接着剤の付着しない部分４が生ずる
ような欠陥が発生しにくくなる。また、カバーガラス１
が矩形の場合は、その長辺方向の単位長さ当りの反りの
大きさが小さいため、カバーガラス１の長辺方向の接着
剤厚さは図２に示すように単位長さ当りの反りが小さい
ので比較的均一となる。カバーガラスの短辺方向の接着
剤の厚さは、図３に示すように、反りが大きくその影響
を受け内外の差が大きく均一でないが、接着剤厚さのば
らつきの絶対値そのものは小さい。また、等高線がほぼ
楕円であるから、周縁部の接着剤の厚さは長辺方向でも
短辺方向でもほほ等しくできる。したがって全体として
は、カバーガラス１と太陽電池セル３との間の接着剤２
の厚さは、薄くほぼ均一にすることができる。
３に接着剤２により接着したときの、図１におけるＸ〜
Ｘ′方向（長辺方向）のカバーガラス付太陽電池セルの
断面図を図２に、Ｙ−Ｙ′方向（短辺方向）のカバーガ
ラス付太陽電池セルの断面図を図３に示す。カバーガラ
ス１は、反射防止膜５側が凹の単純な反り形状を有して
いるので、接着剤２により、カバーガラス１を太陽電池
セル３に接着するとき、カバーガラス１の中心部より外
側に接着剤２が押し広げられ、カバーガラス１の接着面
全体に広げられる。よって、図５に示されるようなカバ
ーガラス１の内面で接着剤の付着しない部分４が生ずる
ような欠陥が発生しにくくなる。また、カバーガラス１
が矩形の場合は、その長辺方向の単位長さ当りの反りの
大きさが小さいため、カバーガラス１の長辺方向の接着
剤厚さは図２に示すように単位長さ当りの反りが小さい
ので比較的均一となる。カバーガラスの短辺方向の接着
剤の厚さは、図３に示すように、反りが大きくその影響
を受け内外の差が大きく均一でないが、接着剤厚さのば
らつきの絶対値そのものは小さい。また、等高線がほぼ
楕円であるから、周縁部の接着剤の厚さは長辺方向でも
短辺方向でもほほ等しくできる。したがって全体として
は、カバーガラス１と太陽電池セル３との間の接着剤２
の厚さは、薄くほぼ均一にすることができる。
【００１０】
【発明の効果】以上のように、本発明によるカバーガラ
スを太陽電池セルに接着する際、カバーガラスの反射防
止膜がコーティングしてある面の反りの形状が予め中心
部が周辺部に対して凹に形成されているために、接着剤
は比較的少ない量でも、カバーガラスの接着面全体に均
一に容易に広げることができ、接着剤の使用が少量です
み、また、カバーガラスの形状が矩形の場合、カバーガ
ラスの短辺方向より長辺方向の単位長さ当たりの反りの
大きさが小さいと、接着剤の厚さは比較的均一となる。
したがって、接着剤の重量を低減できる。
スを太陽電池セルに接着する際、カバーガラスの反射防
止膜がコーティングしてある面の反りの形状が予め中心
部が周辺部に対して凹に形成されているために、接着剤
は比較的少ない量でも、カバーガラスの接着面全体に均
一に容易に広げることができ、接着剤の使用が少量です
み、また、カバーガラスの形状が矩形の場合、カバーガ
ラスの短辺方向より長辺方向の単位長さ当たりの反りの
大きさが小さいと、接着剤の厚さは比較的均一となる。
したがって、接着剤の重量を低減できる。
【図１】本発明の一実施例の平面図である。
【図２】図１のカバーガラスを太陽電池セルに接着した
場合のＸ−Ｘ′断面図である。
場合のＸ−Ｘ′断面図である。
【図３】図１のカバーガラスを太陽電池セルに接着した
場合のＹ−Ｙ′断面図である。
場合のＹ−Ｙ′断面図である。
【図４】従来のカバーガラスと太陽電池セルとの接着状
態の一例の断面図である。
態の一例の断面図である。
【図５】従来の接着状態の一例の断面図である。
【図６】従来の接着状態の他の例の断面図である。
１ カバーガラス ２ 接着剤 ３ 太陽電池セル ５ 反射防止膜 ６ 等高線
Claims (2)
- 【請求項１】 接着剤を介して太陽電池セルに固定され
る太陽電池セル用カバーガラスにおいて、 受光面側に反射防止膜を有し且つ受光面側の中心部が周
辺部に対して凹部となるように予め湾曲してなる太陽電
池セル用カバーガラス。 - 【請求項２】 単位長さ当りの反りの大きさがカバーガ
ラスの長辺方向より短辺方向の方が大きい請求項１記載
の太陽電池セル用カバーガラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3286160A JP2883479B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 太陽電池セル用カバーガラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3286160A JP2883479B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 太陽電池セル用カバーガラス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05129644A JPH05129644A (ja) | 1993-05-25 |
| JP2883479B2 true JP2883479B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=17700717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3286160A Expired - Fee Related JP2883479B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 太陽電池セル用カバーガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2883479B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003054974A1 (en) * | 2001-12-13 | 2003-07-03 | Asahi Glass Company, Limited | Cover glass for a solar battery |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62216275A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-22 | Toray Ind Inc | 高性能太陽電池 |
| JPS62186447U (ja) * | 1986-05-19 | 1987-11-27 | ||
| JPH0716023B2 (ja) * | 1989-06-30 | 1995-02-22 | シャープ株式会社 | カバーガラス付太陽電池セル |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP3286160A patent/JP2883479B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05129644A (ja) | 1993-05-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |