JP2883082B2 - ハンドフリー自動車電話用マイクロホン装置 - Google Patents

ハンドフリー自動車電話用マイクロホン装置

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JP2883082B2 JP61126843A JP12684386A JP2883082B2 JP 2883082 B2 JP2883082 B2 JP 2883082B2 JP 61126843 A JP61126843 A JP 61126843A JP 12684386 A JP12684386 A JP 12684386A JP 2883082 B2 JP2883082 B2 JP 2883082B2
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實 竪本
浩太郎 山田
安進 宮田
富士男 早川
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、走行中の自動車内などの騒音下でハンド
フリー電話を使用する際、送話者の音声を感度比よく集
音することのできるハンドフリー自動車電話用マイクロ
ホン装置に関するものである。 〔従来の技術〕 従来からマイクロホンに単一指向性をもたせる手段と
して音響管を付加する方法や、パラボラ形反射板を用い
る方法の他、小型のマイクロホンを構成できる手段とし
て第8図に示すように単一指向性を有するマイクロホン
素子1a,1bを音源2に対して前後方向に配置し、各マイ
クロホン素子1a,1bからの出力を減算処理し、所要の出
力を得る方法が知られている。上記したマイクロホンで
は減算器3の出力信号が第9図に示すように低周波数か
ら高周波数にかけて6dB/octで増大していることから正
面方向の周波数特性をイコライザ回路4により音声帯域
内で平坦にして使用される。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来のマイクロホン装置は、小型の単一指向性コンデ
ンサマイクロホン素子を使つた従来例では、マイクロホ
ン素子を単一指向性にする漏れ穴を塞がないようにプラ
スチツク樹脂材などで支持し、その外側に風防材を装着
する構成である。このようなマイクロホンを自動車内に
装備し、走行時に使用すると車体振動がマイクロホン素
子を支える支柱材を伝わつて振動雑音を発生させ、通話
時の音声が低下する問題点があった。また、2台のマイ
クロホン素子の間に回路部品を配置すれば全体の構造を
小型化することができるが、マイクロホン素子の振動板
の直前に大きな回路部品が配置されていると音源方向か
らの音波が乱されて、マイクロホン素子の指向性が劣化
してしまう問題点があった。 この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、走行中における通話時の音声を感度比よく
集音することのできるハンドフリー自動車電話用マイク
ロホン装置を得ることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係るマイクロホン素子は、最大感度方向の
それらマイクロホン素子と構造体との間に少なくとも1c
m3の空間を設けたものである。 〔作用〕 この発明におけるマイクロホン素子は、マイクロホン
素子の最大感度方向に少なくとも1cm3の空間を設けたこ
とにより、全体の構造の小型化と共に指向性の劣化の低
減の両方を満たす。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図および第2図はこの発明のマイクロホン装置の平面
図と正面図を示し、図において、1a,1bは小型の単一指
向性からなる2つのマイクロホン素子、5はこのマイク
ロホン素子1a,1bをそれぞれ埋込んだ通気性のある連続
気泡構造の軟質ポリウレタンフオーム材、6は電気回路
部品、7は回路基板、8は織布9をかぶせた金網で、上
記マイクロホン素子1a,1bを埋込んだ軟質ポリウレタン
フオーム材5が回路基板7と金網8とで挾まれて支持さ
れている。10は基板ケース容器11に設けた取付部、12は
基板ケース11へ金網8を取付けるねじ、13はケーブルで
ある。 上記のようにマイクロホン素子1a,1bを軟質ポリウレ
タンフオーム材5で包み埋込むことにより、自動車の走
行時の振動による雑音を軟質ポリウレタンフオーム材5
がよく吸収し、またエアコンなどの空調風がマイクロホ
ン振動板に当つて風雑音として混入することも防止して
いる。なお、軟質ポリウレタンフオーム材5は例えば密
度18〜28Kg/m2,硬度8〜13Kg/314m2,反発弾性35〜45
%,圧縮残留歪3〜6%,繰返し圧縮残留歪2〜6%
で、不燃性のものが適している。 一方、マイクロホン素子1a,1bの間に回路部品6を配
置すれば全体の構造を小型化できるが、マイクロホン素
子の振動板の直前に大きな回路部品が配置されると音源
方向からの音波が乱される。したがつて本来、2つのマ
イクロホン素子の出力の差を取ることにより打消される
べき音が消えずに残ることとなり、指向性が劣化する。
この欠点はマイクロホン素子の最大感度方向の前面に回
路部品を配置しない空間(第1及び第2図における斜線
部)を設けることにより解決できるが、大きな空間を設
けることは全体の構造を小さくできる効果を損うことに
なる。 第3図および第4図はマイクロホン素子の前面の空間
の大きさを変えた場合の指向感度周波数特性の実測結果
の例を示す。両図とも4ドアタイプの乗用車の右前方ビ
ラートリムに間隔8cmで単一指向マイクロホン素子を2
個取付けて差動マイクを構成し、両マイクロホン素子の
前面を通気性のない発泡スチロールで塞いで一方向のみ
が開いた所定容積の空間を設けたときの特性である。図
はともにドライバ席頭部位置の音源に対する感度特性を
実線で示し、ドライバ席横の音源に対する感度特性を一
点鎖線で示している。第3図は空間の大きさが1×5×
10m/m(第1及び第2図においてl=1m/mの時)の例、
第4図は10×5×10m/m(第1及び第2図においてl=1
0m/mの時)の例であり、これによれば空間が小さいと指
向性が劣化することが解る。第5図には空間の大きさに
よる指向性の劣化の度合を示し、横軸は一方のマイクロ
ホン素子前面の空間の容積、縦軸は500Hz〜2.5kHz帯域
内の実線と一点鎖線の感度比の平均値である。このグラ
フから少なくとも空間が1cm3(第1及び第2図において
l=20m/mの時、即ち、20×5×10m/mの時)以上であれ
ば指向性の劣化は2dB以内で感度比も平均で10dBを得る
ことができる。このようにマイクロホン素子の最大感度
方向のそれらマイクロホン素子と電気回路部品との間に
少なくとも1cm3の空間を設けることにより、指向性の劣
化を小さくできる利点がある。 また、実施例ではマイクロホン素子1a,1b,電気回路部
品6を回路基板7上に配置し、回路基板7を納める基板
ケース11の上から導電性の金網8で覆い、基板アースを
とりシールド効果をもたせている。さらに金網8を通気
性のある織布9で覆うことにより音響性能を損わずに、
かつ金属光沢がなく柔らかな外観の自動車電話用マイク
ロホンを得ることができる。 第6図はマイクロホンを車内に取付けるためのスペー
サ台14を示す。車内のピラートリムなどの内装材は型成
形により微妙な曲面となつていることが多い。スペーサ
台14の下部面はピラートリムの曲面に合わせて成形し、
上部面はマイクロホンが入るように成形する。第7図は
マイクロホンをピラートリムに取付けたときの断面図を
示し、図において、14は凹型のスペーサ台、15はピラー
トリム、16はピラートリム15にスペーサ台14を取付ける
止めねじ、17はスペーサ台14の凹部に収容したマイクロ
ホンである。スペーサ台14の縁の高さはマイクロホン17
を取付けたとき、マイクロホン素子の両側面を塞いで指
向性を低下させないように回路基板の上面から4mm以上
高くならないようにする。これによつてマイクロホンの
指向性を損なうことなく、かつ第2図で示したねじ12,
織布9の裁断面など見苦しい部分を隠してピラートリム
の曲面に合わせてマイクロホンを取付けることができ
る。 〔発明の効果〕 以上説明したようにこの発明によれば、一方のマイク
ロホン素子の最大感度方向に、この一方のマイクロホン
素子と容器内に設けられた電気回路部品との間に少なく
とも1cm3の空気層を設け、他方のマイクロホン素子の最
大感度方向に、この他方のマイクロホン素子と容器内に
設けられた電気回路部品との間に少なくとも1cm3の空気
層を設けるように構成したので、マイクロホン素子の最
大感度方向に電気回路部品を配置する場合であっても、
容器全体の構造を小型化できると共に、指向性の劣化を
低減することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図はこの発明の一実施例によるマイク
ロホン装置の平面図と正面図、第3図および第4図はマ
イクロホンの感度周波数特性図、第5図は空間容積と感
度比の特性図、第6図はスペーサ台の平面図、第7図は
スペーサ台へマイクロホンを取付けた状態の断面図、第
8図は従来のマイクロホンの構成を示すブロツク図、第
9図は従来の減算器の出力特性図である。 1a,1b……マイクロホン素子、5……軟質ポリウレタン
フオーム材、6……電気回路部品、7……回路基板、8
……金網、9……織布、11……基板ケース、14……スペ
ーサ台、15……ピラートリム、17……マイクロホン。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 山田 浩太郎 岡崎市橋目町字中新切1番地 三菱自動 車工業株式会社乗用車技術センター内 (72)発明者 宮田 安進 岡崎市橋目町字中新切1番地 三菱自動 車工業株式会社乗用車技術センター内 (72)発明者 早川 富士男 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社応用機器研究所内 (72)発明者 日比野 昌弘 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社応用機器研究所内 (56)参考文献 特開 昭55−141838(JP,A) 特開 昭55−143851(JP,A) 特開 昭58−88995(JP,A) 実開 昭48−75625(JP,U) 実開 昭56−43985(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 1/40 H04R 1/00 - 1/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.容器内に単一指向性マイクロホン素子を同一軸上に
    所定の間隔を置いて2個配置し、この2つのマイクロホ
    ン素子の出力を差動演算して高次の単一指向を得るハン
    ドフリー自動車電話用マイクロホン装置において、上記
    マイクロホン素子のうちの一方のマイクロホン素子の最
    大感度方向に、この一方のマイクロホン素子と上記容器
    内に設けられた電気回路部品との間に少なくとも1cm3
    空気層を設け、他方のマイクロホン素子の最大感度方向
    に、この他方のマイクロホン素子と上記容器内に設けら
    れた電気回路部品との間に少なくとも1cm3の空気層を設
    けたことを特徴とするハンドフリー自動車電話用マイク
    ロホン装置。 2.単一指向性マイクロホン素子および電気回路部品の
    搭載した回路基板を半円筒形状の導電性のある金網で覆
    い、金網表面を通気性のある織布で覆ったことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のハンドフリー自動車電
    話用マイクロホン装置。 3.マイクロホンを凹形のスペーサ台を介して取付ける
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のハンドフ
    リー自動車電話用マイクロホン装置。 4.空気層は軟質ポリウレタンフォーム材を含むことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のハンドフリー自
    動車電話用マイクロホン装置。
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