JP3130480B2 - スピーカシステム - Google Patents
スピーカシステムInfo
- Publication number
- JP3130480B2 JP3130480B2 JP09017336A JP1733697A JP3130480B2 JP 3130480 B2 JP3130480 B2 JP 3130480B2 JP 09017336 A JP09017336 A JP 09017336A JP 1733697 A JP1733697 A JP 1733697A JP 3130480 B2 JP3130480 B2 JP 3130480B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- sun visor
- speaker system
- phase
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車載用スピーカシ
ステムに係わり、特に、サンバイザー(自動車用日よ
け)を利用したスピーカシステムに関する。
ステムに係わり、特に、サンバイザー(自動車用日よ
け)を利用したスピーカシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭56−167532号公報にも示
されているように、自動車のサンバイザーにスピーカを
取付けてスピーカシステムを構成する技術が知られてい
る。このようにサンバイザーにスピーカを取付けた場合
に、サンバイザーを回転させるとスピーカが車室内方に
向く面が変わるが、そのときスピーカ駆動信号の位相を
切換えていなかった。
されているように、自動車のサンバイザーにスピーカを
取付けてスピーカシステムを構成する技術が知られてい
る。このようにサンバイザーにスピーカを取付けた場合
に、サンバイザーを回転させるとスピーカが車室内方に
向く面が変わるが、そのときスピーカ駆動信号の位相を
切換えていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のものに
おいては、図3に示すように左右のサンバイザー1、1
を使用していない(車室の天井に付けた状態)ときは、
左右のスピーカは同じ向きであり、同相の音が車室内に
放射される。
おいては、図3に示すように左右のサンバイザー1、1
を使用していない(車室の天井に付けた状態)ときは、
左右のスピーカは同じ向きであり、同相の音が車室内に
放射される。
【0004】しかしながら図5に示すように、右側のサ
ンバイザー3のみ支持軸2回りに回動させサンバイザー
の使用状態とするとスピーカ3は裏返しとなり、左右の
スピーカ3、3が逆相の音を放射して音が干渉すること
により音質が劣化するという欠点があった。
ンバイザー3のみ支持軸2回りに回動させサンバイザー
の使用状態とするとスピーカ3は裏返しとなり、左右の
スピーカ3、3が逆相の音を放射して音が干渉すること
により音質が劣化するという欠点があった。
【0005】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、サンバイザーを
利用したスピーカシステムにおいて、サンバイザーの不
使用状態および使用状態において音質の劣化しないスピ
ーカシステムを提供することにある。
のであって、その目的とするところは、サンバイザーを
利用したスピーカシステムにおいて、サンバイザーの不
使用状態および使用状態において音質の劣化しないスピ
ーカシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のスピーカシス
テムは、薄型スピーカをサンバイザーに設けた穴を塞ぐ
ように取付けた車載用スピーカシステムにおいて、前記
薄型スピーカの一方の面が車室内方に向く場合と他方の
面が車室内方に向く場合とでスピーカ駆動信号を互いに
逆相となるように構成したものである。
テムは、薄型スピーカをサンバイザーに設けた穴を塞ぐ
ように取付けた車載用スピーカシステムにおいて、前記
薄型スピーカの一方の面が車室内方に向く場合と他方の
面が車室内方に向く場合とでスピーカ駆動信号を互いに
逆相となるように構成したものである。
【0007】また、前記スピーカシステムにおいて、前
記サンバイザーの水平および/または垂直の回転軸に設
けたロータリー接触子の接続が切り替わることによりス
ピーカ駆動信号の位相が切換わるように構成したもので
ある。
記サンバイザーの水平および/または垂直の回転軸に設
けたロータリー接触子の接続が切り替わることによりス
ピーカ駆動信号の位相が切換わるように構成したもので
ある。
【0008】さらに、前述のスピーカシステムにおい
て、サンバイザーの回転をセンサーにより検出し、前記
センサーの信号によりスピーカ駆動信号の位相を切換え
るように構成したものである。
て、サンバイザーの回転をセンサーにより検出し、前記
センサーの信号によりスピーカ駆動信号の位相を切換え
るように構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面に基づい
て説明する。図1はこの発明の実施例であるスピーカシ
ステムを示す正面図である。図に示す薄型スピーカ3は
スピーカ取付け部材4を介してサンバイザー1の穴を塞
ぐように取付けられている。サンバイザー1はサンバイ
ザー支持軸2を介して回動自在に車に取付けられてい
る。音響機器からのスピーカ駆動信号は切替えスイッチ
8を介して薄型スピーカ3に入力される。
て説明する。図1はこの発明の実施例であるスピーカシ
ステムを示す正面図である。図に示す薄型スピーカ3は
スピーカ取付け部材4を介してサンバイザー1の穴を塞
ぐように取付けられている。サンバイザー1はサンバイ
ザー支持軸2を介して回動自在に車に取付けられてい
る。音響機器からのスピーカ駆動信号は切替えスイッチ
8を介して薄型スピーカ3に入力される。
【0010】すなわち、切替えスイッチ8の一方の端子
は音響機器に接続されており他方の端子は入力用リード
線7、切替えスイッチ6を介してスピーカ薄型スピーカ
3の入力端子5、5に接続されている。切替えスイッチ
6および8はロータリ式の切替えスイッチであり、円筒
内面と円筒外面の嵌合面に図2に示すような接触子が設
けられている。
は音響機器に接続されており他方の端子は入力用リード
線7、切替えスイッチ6を介してスピーカ薄型スピーカ
3の入力端子5、5に接続されている。切替えスイッチ
6および8はロータリ式の切替えスイッチであり、円筒
内面と円筒外面の嵌合面に図2に示すような接触子が設
けられている。
【0011】図2(a)はサンバイザー支持軸2の外面
に形成された嵌合面の展開図である。図2(b)は切替
えスイッチ6の嵌合内面の展開図である。図2(a)に
示す接触子11は切替えスイッチ内筒外面9に設けられ
ており、スピーカ駆動線の+極に接続されている。また
接触子10はスピーカ駆動線の−極に接続されている。
図2(b)に示す接触子13、13は切替えスイッチ外
筒内面12に設けられており、スピーカ薄型スピーカ3
の入力端子5、5に接続されている。
に形成された嵌合面の展開図である。図2(b)は切替
えスイッチ6の嵌合内面の展開図である。図2(a)に
示す接触子11は切替えスイッチ内筒外面9に設けられ
ており、スピーカ駆動線の+極に接続されている。また
接触子10はスピーカ駆動線の−極に接続されている。
図2(b)に示す接触子13、13は切替えスイッチ外
筒内面12に設けられており、スピーカ薄型スピーカ3
の入力端子5、5に接続されている。
【0012】接触子10と接触子11の間隔Bは接触子
13の幅Aより大きい、また、接触子10と接触子11
の中心間の距離Cはサンバイザー1を使用していない状
態から使用状態とするために回動させる回動角に相応す
る。図1は左右のサンバイザー1の右側のものを示して
いるが左側のサンバイザーも同様に構成されている。
13の幅Aより大きい、また、接触子10と接触子11
の中心間の距離Cはサンバイザー1を使用していない状
態から使用状態とするために回動させる回動角に相応す
る。図1は左右のサンバイザー1の右側のものを示して
いるが左側のサンバイザーも同様に構成されている。
【0013】図3に示すように左右のサンバイザー1、
1を使用していないときは、左右のスピーカは同じ向き
であり、同相の音が車室内に放射される。また、図4に
示すように、右側のサンバイザー3のみ支持軸2回りに
回動させサンバイザー使用状態とするとスピーカ3は裏
返しとなるが、スピーカ駆動信号が逆相となるので左右
のスピーカ3、3が同相の音を放射して音質が劣化する
ことがない。サンバイザー1を図1に示す軸A回りに回
動させてドア側に接近させても、切替えスイッチ8によ
りスピーカ駆動信号の位相が切換えられ、音質が劣化す
ることがない。
1を使用していないときは、左右のスピーカは同じ向き
であり、同相の音が車室内に放射される。また、図4に
示すように、右側のサンバイザー3のみ支持軸2回りに
回動させサンバイザー使用状態とするとスピーカ3は裏
返しとなるが、スピーカ駆動信号が逆相となるので左右
のスピーカ3、3が同相の音を放射して音質が劣化する
ことがない。サンバイザー1を図1に示す軸A回りに回
動させてドア側に接近させても、切替えスイッチ8によ
りスピーカ駆動信号の位相が切換えられ、音質が劣化す
ることがない。
【0014】左側のサンバイザー3のみ使用する場合ま
たは左右のサンバイザー1、1を使用状態とする場合も
スピーカ3、3から同相の音が放射される。なお、実施
例の場合の図3および図5には図1に示した切替えスイ
ッチ6および8の図示を省略している。
たは左右のサンバイザー1、1を使用状態とする場合も
スピーカ3、3から同相の音が放射される。なお、実施
例の場合の図3および図5には図1に示した切替えスイ
ッチ6および8の図示を省略している。
【0015】図6に本実施例の車載用スピーカシステム
において、一方のサンバイザーを使用状態としたときの
音の周波数に対する音圧レベル(SPL)を示してい
る。また、図7に従来のサンバイザーを用いた車載用ス
ピーカシステムにおいて、一方のサンバイザーを使用状
態としたときの音の周波数に対する音圧レベルを示して
いる。図6と図7とを比較して実施例の場合に音の干渉
のよる音圧レベルの低下がないことが示されている。と
くに低音域での音圧レベルの低下が小さく音質が良好と
なる。
において、一方のサンバイザーを使用状態としたときの
音の周波数に対する音圧レベル(SPL)を示してい
る。また、図7に従来のサンバイザーを用いた車載用ス
ピーカシステムにおいて、一方のサンバイザーを使用状
態としたときの音の周波数に対する音圧レベルを示して
いる。図6と図7とを比較して実施例の場合に音の干渉
のよる音圧レベルの低下がないことが示されている。と
くに低音域での音圧レベルの低下が小さく音質が良好と
なる。
【0016】実施例は音響機器にこの発明を適用した場
合を示したがハンズフリー電話機のスピーカにもこの発
明を適用することができる。さらに、一方のスピーカを
車の固定面に取付け他方のスピーカをサンバイザーに取
付ける場合にもこの発明の効果がある。
合を示したがハンズフリー電話機のスピーカにもこの発
明を適用することができる。さらに、一方のスピーカを
車の固定面に取付け他方のスピーカをサンバイザーに取
付ける場合にもこの発明の効果がある。
【0017】また、実例のようにロータリー式切替えス
イッチでスピーカ駆動信号の位相を切換えるのてはな
く、サンバイザーの回転をサンバイザーまたはその近傍
に取付けたセンサーで検出してそのセンサーの信号によ
りスピーカ用アンプの出力信号の位相を切換えるように
してもよい。
イッチでスピーカ駆動信号の位相を切換えるのてはな
く、サンバイザーの回転をサンバイザーまたはその近傍
に取付けたセンサーで検出してそのセンサーの信号によ
りスピーカ用アンプの出力信号の位相を切換えるように
してもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明のスピーカシステムによれば、
サンバイザーの使用時にサンバイザーに取付けたスピー
カが乗員に対して後面を向けても不使用時と放射音の位
相が変わらず、不使用時と同様に乗員は極めて良好な音
を聞くことができる。
サンバイザーの使用時にサンバイザーに取付けたスピー
カが乗員に対して後面を向けても不使用時と放射音の位
相が変わらず、不使用時と同様に乗員は極めて良好な音
を聞くことができる。
【0019】また、実施例に示すように、前記サンバイ
ザーの回転軸に設けたロータリー接触子によりスピーカ
駆動信号の位相を切換えるようにする場合は手動により
切換える場合に比べて使用勝手がよく、サンバイザーの
回転をサンバイザーまたはその近傍に取付けたセンサー
で検出してそのセンサーの信号によりスピーカ用アンプ
の出力信号の位相を切換える場合に比べて製造コストが
安くなる。
ザーの回転軸に設けたロータリー接触子によりスピーカ
駆動信号の位相を切換えるようにする場合は手動により
切換える場合に比べて使用勝手がよく、サンバイザーの
回転をサンバイザーまたはその近傍に取付けたセンサー
で検出してそのセンサーの信号によりスピーカ用アンプ
の出力信号の位相を切換える場合に比べて製造コストが
安くなる。
【図1】この発明の実施例であるスピーカシステムを示
す正面図である。
す正面図である。
【図2】同スピーカシステムに用いたロータリー接触子
を示す展開図である。
を示す展開図である。
【図3】サンバイザーを利用したスピーカシステムの放
射音波の位相を説明するための図である。
射音波の位相を説明するための図である。
【図4】この発明の実施例であるスピーカシステムの放
射音波の位相を説明するための図である。
射音波の位相を説明するための図である。
【図5】従来のスピーカシステムの放射音波の位相を説
明するための図である。
明するための図である。
【図6】この発明の実施例であるスピーカシステムの音
圧レベルを示す図である。
圧レベルを示す図である。
【図7】従来のスピーカシステムの音圧レベルの例を示
す図である。
す図である。
1 サンバイザー 2 サンバイザー支持軸 3 薄型スピーカ 4 スピーカ取付け部材 5 入力端子 6 切替えスイッチ 7 入力用リード線 8 切替えスイッチ 9 切替えスイッチ内筒外面 10 接触子 11 接触子 12 切替えスイッチ外筒内面 13 接触子
Claims (3)
- 【請求項1】 薄型スピーカをサンバイザーに設けた穴
を塞ぐように取付けた車載用スピーカシステムにおい
て、前記薄型スピーカの一方の面が車室内方に向く場合
と他方の面が車室内方に向く場合とでスピーカ駆動信号
を互いに逆相となるように構成したスピーカシステム。 - 【請求項2】 前記サンバイザーの水平および/または
垂直の回転軸に設けたロータリー接触子の接続が切り替
わることによりスピーカ駆動信号の位相が切換わるよう
に構成した請求項1のスピーカシステム。 - 【請求項3】 サンバイザーの回転をセンサーにより検
出し、前記センサーの信号によりスピーカ駆動信号の位
相を切換えるように構成した請求項1のスピーカシステ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09017336A JP3130480B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | スピーカシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09017336A JP3130480B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | スピーカシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10194050A JPH10194050A (ja) | 1998-07-28 |
JP3130480B2 true JP3130480B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=11941219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09017336A Expired - Fee Related JP3130480B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | スピーカシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3130480B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-14 JP JP09017336A patent/JP3130480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10194050A (ja) | 1998-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6127919A (en) | Rearview vehicle mirror with audio speakers | |
US8787590B2 (en) | Rearview assemblies incorporating hands-free telephone components | |
EP1380186B1 (en) | Vehicle accessory microphone | |
US8682005B2 (en) | Vehicle accessory microphone | |
US7447320B2 (en) | Vehicle accessory microphone | |
US5148490A (en) | Speaker with tweeter assembly mounted to the interior of the windshield of a vehicle | |
JP2009017278A (ja) | 車載スピーカ | |
JP3130480B2 (ja) | スピーカシステム | |
JP2901431B2 (ja) | 車室内音響再生装置 | |
US20020081980A1 (en) | Sound reproduction apparatus for use in vehicular audio applications | |
EP1442529B1 (en) | Vehicle accessory microphone | |
CN113079697A (zh) | 用于车辆的音频系统 | |
JP2005277514A (ja) | ハンズフリー装置 | |
JP2640098B2 (ja) | 自動車電話用マイクロホン | |
JP2001298787A (ja) | スピーカ装置 | |
JP2004168265A (ja) | 車載用スピーカ装置 | |
JPH0617432Y2 (ja) | 車室用スピ−カ装置 | |
JP2003011736A (ja) | 車載用コントロールモジュール | |
JPH10297382A (ja) | 車載用スピーカシステム | |
KR0133486Y1 (ko) | 자동차의 스피커 설치구조 | |
JPH0132575Y2 (ja) | ||
JPS6340946Y2 (ja) | ||
JP2000092600A (ja) | 車載用オーディオ装置 | |
KR20110057891A (ko) | 차량용 출몰형 스피커 | |
JPH10157522A (ja) | 車載用スピーカ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071117 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |