JP2882858B2 - 煙風洞 - Google Patents

煙風洞

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JP2882858B2 JP17963190A JP17963190A JP2882858B2 JP 2882858 B2 JP2882858 B2 JP 2882858B2 JP 17963190 A JP17963190 A JP 17963190A JP 17963190 A JP17963190 A JP 17963190A JP 2882858 B2 JP2882858 B2 JP 2882858B2
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、煙風洞に適用される装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
第11図は従来の煙風洞の一例を示す縦断側面図、第12
図は同じく縦断平面図である。
これらの図において、1は計測部、2は模型、3は支
柱、4は煙流出ノズル、5は縮流筒、6は空気取入口、
7は送風機、8はモータ、9は排気口、10は配管、11は
煙の流線、12は整流金網、13は煙発生機、14は操作装
置、15は配線、16,17は空気をそれぞれ示す。
従来の煙風洞の煙発生機13は、操作装置14に設けられ
ているスイッチを入れてはじめて、作動するしくみにな
っていた。また、計測部1等の側壁は外気(大気中)に
さらされていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記のように、従来の煙風洞は、操作装置14に設けら
れている煙発生機のスイッチを入れることによりはじめ
て煙発生機13が作動しはじめる。しかし、温度が低いた
めに、煙のもととなるケロシン(灯油)等の発煙剤の蒸
気をつくるまでに時間がかかり(約10〜15分間)、風洞
試験にとりかかる前に多大の時間を要したり、説明用に
供するまでに時間を要したりして、不都合をきたしてい
た。
また従来の煙風洞の計測部1、煙流出ノズル4、支柱
3等を内蔵する風洞壁が外気(大気中)にさらされてい
たため、冬場のように外気温度が低い場合には、煙発生
機13でせっかく製造した発煙剤の蒸気が途中で液化して
煙が減少してしまい、計測部1において煙の流線11が薄
くなって模型2まわりの流れを観察するのに必要とする
十分な煙の流線11が得られず、良好な煙風洞試験ができ
なかった。
この発明は、従来のものがもつ以上のような問題点を
解消させ、操作装置による煙発生装置の運転開始後、直
ちに良好な塩を発生させることができ、また冬場の寒く
て温度の低い大気状態においても良好な煙の流線が得ら
れるような、煙風洞を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記従来の課題を解決するために、煙発生
機で発生した煙を風洞計測部の上流に配置された複数の
煙流出ノズルから風洞内に流出させ、上記計測部内の流
線を可視化するものにおいて、少なくとも上記風洞計測
部と煙流出ノズルとを内蔵する風洞壁を取囲んで設けら
れた高温槽と、上記高温槽内の空気を加熱する手段と、
上記煙発生機内の発煙剤を予熱する手段とを備えたこと
を特徴とする煙風洞を提案するものである。
〔作用〕
本発明においては、煙発生機内の発煙剤を常時予熱し
ておくことにより、必要時に直ちに煙を発生させること
ができる。また、少なくとも風洞計測部と煙流出ノズル
とを内蔵する風洞壁を取囲む高温槽の内部空気を加熱す
ることによって、風洞計測部や煙流出ノズルを一定の温
度範囲に保持し、煙の流線を明瞭に保つことができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1実施例を示す縦断側面図、第2
図は同じく縦断平面図、第3図は同じく煙発生装置を示
す概要図、第4図は同じく高温槽のみを取出して示す縦
断面図である。
本実施例においては、風洞計測部1、煙流出ノズル
4、その配管兼支柱3を内蔵する風洞壁部分を取囲んで
高温槽21が設けられており、暖熱機22によって同高温槽
21内の空気を加熱できるようになっている。また空気取
入口6に設けられた整流金網12の下流の縮流筒5の壁面
にもヒータ18が設けられている。一方煙発生機13には予
熱槽34とヒータ36,サーモスタット37,電源20が設けられ
ている。
このように装置において、煙発生機13は常時、電源20
につながっており、煙発生機13の予熱槽34内に保管され
ている発煙剤としてのケロシン(灯油)35は、サーモス
タット37とヒータ36の作用により、一定の温度(約50〜
80℃)に保たれている。したがって、操作装置14のスイ
ッチ操作により煙発生機13が作動して、直ちにケロシン
の蒸気を製造することができる。一方、操作装置14の操
作により煙風洞を運転すると、同時に配線19を通して縮
流筒5部のヒータ18に電流が流れ、ヒータ18が作用して
空気取入口6から流入した空気16が縮流筒5を通る間に
熱せられる。また高温槽21は、第4図に示されるよう
に、一度電源38を入れると、暖熱機22、サーモスタット
39により一定の温度(約30〜50℃)に保たれる。したが
って、この高温槽21内に収められた風洞計測部1,模型2,
支柱3、煙流出ノズル4、配管10等は一定の温度(約30
〜50℃)に保たれて、模型2まわりの煙の流線11は、外
気がどんな寒くても、きれいにはっきり見え、良好な可
視化試験が可能となる。
次に第5図は本発明の第2実施例を示す縦断側面図、
第6図は同じく縦断平面図である。本実施例では、高温
槽25が風洞計測部1の上流の縮流筒5までを取囲んで設
けられている。そして、同縮流筒5にはヒータは設けら
れず、その代りに空気取入口6にヒータ付きの整流金網
23が設けられる。
そこで操作装置14の操作により煙風洞の運転を開始す
ると、同時に配線24を通して電気が流れ、空気取入口6
から流入した空気16がヒータつき整流金網23を通る間に
熱せられる。また、縮流筒5、計測部1、模型2、支柱
3、煙流出ノズル4、配管10等は、高温槽25内におさめ
られており、一定の温度に保たれる。
その他の構成、作用、効果は前記第1図ないし第4図
により説明した第1実施例と同様なので、詳しく説明を
省く。
次に第7図は本発明の第3実施例を示す縦断側面図、
第8図は同じく縦断平面図である。本実施例では、高温
槽25が整流金網12までも取囲んで設けられている。そし
てヒータ16は、その整流金網12の更に前方(上流)に設
けられる。
操作装置14の操作により煙風洞の運転を開始すると、
同時に配線28を電気が流れてヒータ27が作用し、空気取
入口6から流入した空気16が熱せられる。また、整流金
網12、縮流筒5、計測部1、模型2、支柱3、煙流出ノ
ズル4、配管10等は高温槽29内におさめられており、一
定の温度に保たれる。
その他の構成、作用、効果は前記第1および第2実施
例と同様なので、詳しい説明を省く。
第9図は本発明の第4実施例を示す縦断側面図、第10
図は同じく縦断平面図である。本実施例では、風洞計測
部1上流側の風路にはどこにもヒータが設けられていな
い。その代りに、空気取入口6、整流金網12、縮流筒
5、計測部1、模型2、支柱3、煙流出ノズル4、配管
10、煙発生機13、送風機7、モータ8、排気口9等、煙
風洞全体が、高温槽31にすっぽりおさめられて、一定の
温度に保たれる。
その他の構成、作用、効果は前記諸実施例と同様なの
で、詳しい説明を省く。
〔発明の効果〕
本発明によれば、煙風洞において必要時に直ちに煙を
発生させることができるので、風洞試験前の無用の待ち
時間をなくすことができる。また、風洞計測部や煙流出
ノズル等を一定の温度範囲に保つことができるので、外
気温度が低い場合でも、発煙剤の蒸気が液化して煙の流
線が薄くなってしまう心配はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す縦断側面図、第2図
は同じく縦断平面図、第3図は同じく煙発生装置を示す
概要図、第4図は同じく高温槽のみを取出して示す縦断
側面図である。第5図は本発明の第2実施例を示す縦断
側面図、第6図は同じく縦断平面図である。第7図は本
発明の第3実施例を示す縦断側面図、第8図は同じく縦
断平面図である。第9図は本発明の第4実施例を示す縦
断側面図、第10図は同じく縦断平面図である。第11図は
従来の煙風洞の一例を示す縦断側面図、第12図は同じく
縦断平面図である。 1……計測部,2……模型, 3……支柱,4……煙流出ノズル, 5……縮流筒,6……空気取入口, 7……送風機,8……モータ, 9……排気口,10……配管, 11……煙の流線,12……整流金網, 13……煙発生機,14……操作装置, 15……配線,16,17……空気, 18……ヒータ,19……配線, 20……電源,21……高温槽, 22……暖熱機,23……ヒータつき金網, 24……配線,25……高温槽, 26……暖熱機,27……ヒータ, 28……配線,29……高温槽, 30……暖熱機,31……高温槽, 32……暖熱機,34……予熱槽, 35……ケロシン(灯油),36……ヒータ, 37……サーモスタット,38……電源, 39……サーモスタット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】煙発生機で発生した煙を風洞計測部の上流
    に配置された複数の煙流出ノズルから風洞内に流出さ
    せ、上記計測部内の流線を可視化するものにおいて、少
    なくとも上記風洞計測部と煙流出ノズルとを内蔵する風
    洞壁を取囲んで設けられた高温槽と、上記高温槽内の空
    気を加熱する手段と、上記煙発生機内の発煙剤を予熱す
    る手段とを備えたことを特徴とする煙風洞。
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CN103175672B (zh) * 2013-02-28 2015-08-19 山东大学 一种模拟风沙冲击的工程机械用散热器风洞及其使用方法
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