JP2882415B2 - 多相psk変調信号のc/n検出回路 - Google Patents
多相psk変調信号のc/n検出回路Info
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- JP2882415B2 JP2882415B2 JP23727789A JP23727789A JP2882415B2 JP 2882415 B2 JP2882415 B2 JP 2882415B2 JP 23727789 A JP23727789 A JP 23727789A JP 23727789 A JP23727789 A JP 23727789A JP 2882415 B2 JP2882415 B2 JP 2882415B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 多相PSK変調信号のC/N検出回路に関し、 低C/Nにおいても安定してC/Nの検出を可能とし、しか
も従来より回路規模を小さくすることを目的とし、 多相PSK変調信号を可変の利得で増幅する可変利得増
幅器と、該可変利得増幅器の出力をAM検波するAM検波器
と、該変調信号のクロック周波数の1/2以下のカットオ
フ周波数を有し、該AM検波器の出力が入力され、該カッ
トオフ周波数以下の周波数成分のみを通過させる低域フ
ィルタと、該低域フィルタの出力に応じて該可変利得増
幅器の利得を制御する利得制御手段と、該低域フィルタ
の出力の変動量を算出する変動量算出手段と、該変動量
算出手段の算出した変動量をC/N値へ換算する換算手段
とを具備して構成する。
も従来より回路規模を小さくすることを目的とし、 多相PSK変調信号を可変の利得で増幅する可変利得増
幅器と、該可変利得増幅器の出力をAM検波するAM検波器
と、該変調信号のクロック周波数の1/2以下のカットオ
フ周波数を有し、該AM検波器の出力が入力され、該カッ
トオフ周波数以下の周波数成分のみを通過させる低域フ
ィルタと、該低域フィルタの出力に応じて該可変利得増
幅器の利得を制御する利得制御手段と、該低域フィルタ
の出力の変動量を算出する変動量算出手段と、該変動量
算出手段の算出した変動量をC/N値へ換算する換算手段
とを具備して構成する。
本発明は受信された多相PSK変調信号のC/N(キャリア
ーノイズ比)を検出するC/N検出回路に関する。
ーノイズ比)を検出するC/N検出回路に関する。
衛星通信において、降雨等による通信路の状態の変化
を知って迅速に対応するために、C/Nを測定することは
重要である。本発明はそのための多相PSK方式で変調さ
れた受信信号のC/N検出回路に言及する。
を知って迅速に対応するために、C/Nを測定することは
重要である。本発明はそのための多相PSK方式で変調さ
れた受信信号のC/N検出回路に言及する。
第3図は従来のBPSK変調信号のためのC/N検出回路の
一例を表わす図である。
一例を表わす図である。
受信信号は可変利得増幅器200を経た後、搬送波再生
回路306で搬送波が再生され、これにより位相検波回路3
02で位相検波される。位相検波された出力はいわゆるア
イパターンの形状をしており、このアイパターンの振幅
最大の位置での振幅をサンプリングするためにクロック
再生回路304においてクロック信号が再生される。A/D変
換器308は位相検波された信号を再生されたクロックに
より振幅最大の位置においてA/D変換して出力する。そ
の後、絶対値回路310において絶対値がとられ、この値
の平均値が一定になる様にAGC(自動利得制御)回路204
を介して可変利得増幅器200へフィードバックがかけら
れる。
回路306で搬送波が再生され、これにより位相検波回路3
02で位相検波される。位相検波された出力はいわゆるア
イパターンの形状をしており、このアイパターンの振幅
最大の位置での振幅をサンプリングするためにクロック
再生回路304においてクロック信号が再生される。A/D変
換器308は位相検波された信号を再生されたクロックに
より振幅最大の位置においてA/D変換して出力する。そ
の後、絶対値回路310において絶対値がとられ、この値
の平均値が一定になる様にAGC(自動利得制御)回路204
を介して可変利得増幅器200へフィードバックがかけら
れる。
一方、雑音電力推定回路170は振幅の値の変動すなわ
ち偏差の自乗和の演算を行ない、C/N値に換算して出力
する。
ち偏差の自乗和の演算を行ない、C/N値に換算して出力
する。
すなわち従来では、PSK復調と同様にして受信信号を
位相検波し、クロック信号を再生して、PSK復調におい
てデータの判定がなされるタイミングでの振幅をサンプ
リングし、これが一定になる様にAGCをかけ、そのとき
のサンプリングされた振幅の絶対値のゆらぎを雑音電力
と推定してC/Nを算出していた。
位相検波し、クロック信号を再生して、PSK復調におい
てデータの判定がなされるタイミングでの振幅をサンプ
リングし、これが一定になる様にAGCをかけ、そのとき
のサンプリングされた振幅の絶対値のゆらぎを雑音電力
と推定してC/Nを算出していた。
この方式では搬送波およびクロックの再生が必要であ
るので、C/Nが低い場合には搬送波およびクロックの再
生ができず、C/N検出ができないという問題がある。
るので、C/Nが低い場合には搬送波およびクロックの再
生ができず、C/N検出ができないという問題がある。
また、第3図の破線で囲まれた部分300はPSK復調回路
そのものと言うことができ、複雑な構成の搬送波および
クロック再生回路が必要なので全体の回路規模が大きい
という問題もある。
そのものと言うことができ、複雑な構成の搬送波および
クロック再生回路が必要なので全体の回路規模が大きい
という問題もある。
したがって本発明の目的は、低C/Nにおいても安定し
てC/Nの検出が可能であり、しかも従来より回路規模の
小さい多相PSK変調信号のC/N検出回路を提供することに
ある。
てC/Nの検出が可能であり、しかも従来より回路規模の
小さい多相PSK変調信号のC/N検出回路を提供することに
ある。
第1図は本発明の多相PSK変調信号のC/N検出回路の原
理構成を表わす図である。
理構成を表わす図である。
従来回路におけるPSK復調回路相当部分300と絶対値回
路310(第3図)はAM検波器50と低域フィルタ52で置き
換えられ、その他の部分は従来回路と同様である。
路310(第3図)はAM検波器50と低域フィルタ52で置き
換えられ、その他の部分は従来回路と同様である。
低域フィルタ52のカットオフ周波数は多相PSK変調信
号のクロック周波数の1/2以下に設定されている。
号のクロック周波数の1/2以下に設定されている。
多相PSK変調信号の包絡線は送信側における帯域制限
のためにゆらいでおり、これをAM検波器50でAM検波する
と、このゆらぎによる周波数成分を含んだものが出力さ
れる。このゆらぎの基本周波数はクロック周波数の1/2
であるからクロック周波数の1/2以下のカットオフ周波
数を有する低域フィルタ52を通すことによって除くこと
ができ、残ったゆらぎはノイズのうちカットオフ周波数
以下の成分であるということになる。
のためにゆらいでおり、これをAM検波器50でAM検波する
と、このゆらぎによる周波数成分を含んだものが出力さ
れる。このゆらぎの基本周波数はクロック周波数の1/2
であるからクロック周波数の1/2以下のカットオフ周波
数を有する低域フィルタ52を通すことによって除くこと
ができ、残ったゆらぎはノイズのうちカットオフ周波数
以下の成分であるということになる。
一般にノイズはホワイトノイズであるから、一部の周
波数成分の電力から全体のノイズ電力を推定することが
可能であり、従来のC/N検出回路においてもこの考えに
基いてノイズ電力の推定が行なわれている。低域フィル
タ52のカットオフ周波数はクロック周波数の1/2以下
で、できる限り高い方が推定誤差を小さくする上で望ま
しい。
波数成分の電力から全体のノイズ電力を推定することが
可能であり、従来のC/N検出回路においてもこの考えに
基いてノイズ電力の推定が行なわれている。低域フィル
タ52のカットオフ周波数はクロック周波数の1/2以下
で、できる限り高い方が推定誤差を小さくする上で望ま
しい。
第1図の構成は搬送波およびクロックの再生回路が含
まれていないので低C/NにおいてもC/N検出が可能であ
り、回路規模も小さい。
まれていないので低C/NにおいてもC/N検出が可能であ
り、回路規模も小さい。
第2図は本発明に係るC/N検出回路の一実施例を表わ
すブロック図である。
すブロック図である。
200は前述した可変利得増幅器である。AM検波器500は
自乗検波回路等により実現される。入力される受信波の
クロック周波数が例えば64KHzであれば、低域フィルタ5
20のカットオフ周波数は32KHzに設定される。A/D変換器
162へ供給されるサンプリングクロックは、サンプリン
グ定理に基づき、低域フィルタのカットオフ周波数32KH
zの2倍の64KHzに設定されている。このクロックは受信
信号のクロックに同期している必要はない。デジタルコ
ンパレータ200はA/D変換器162の変換結果xiと制御目標
値uとを比較し、その結果を2値のデジタル信号で出力
する。積分器202はその2値の電圧信号を積分し、可変
利得増幅器200へ利得制御信号として供給する。これに
より、A/D変換器162の出力xiの時間平均値がuになる様
に利得が制御される。
自乗検波回路等により実現される。入力される受信波の
クロック周波数が例えば64KHzであれば、低域フィルタ5
20のカットオフ周波数は32KHzに設定される。A/D変換器
162へ供給されるサンプリングクロックは、サンプリン
グ定理に基づき、低域フィルタのカットオフ周波数32KH
zの2倍の64KHzに設定されている。このクロックは受信
信号のクロックに同期している必要はない。デジタルコ
ンパレータ200はA/D変換器162の変換結果xiと制御目標
値uとを比較し、その結果を2値のデジタル信号で出力
する。積分器202はその2値の電圧信号を積分し、可変
利得増幅器200へ利得制御信号として供給する。これに
より、A/D変換器162の出力xiの時間平均値がuになる様
に利得が制御される。
演算器160はROMからなり、xiの入力に対応する(xi-u)
2の値を出力する、164はデジタルの積分器であり、(xi-
u)2の値を積分することによって偏差の自乗和を出力す
る。C/N換算器180もROMで構成され、偏差の自乗和に対
応するC/N値を出力する。なお、C/N換算の際には、処理
により発生する誤差、例えばデジタル処理による量子化
雑音等の補正も加えておけば、C/Nの測定精度を上げる
ことができる。
2の値を出力する、164はデジタルの積分器であり、(xi-
u)2の値を積分することによって偏差の自乗和を出力す
る。C/N換算器180もROMで構成され、偏差の自乗和に対
応するC/N値を出力する。なお、C/N換算の際には、処理
により発生する誤差、例えばデジタル処理による量子化
雑音等の補正も加えておけば、C/Nの測定精度を上げる
ことができる。
以上述べてきたように本発明によれば、低C/Nにおい
ても安定してC/N検出をすることのできるC/N検出回路
を、簡潔な構成で実現できる。
ても安定してC/N検出をすることのできるC/N検出回路
を、簡潔な構成で実現できる。
第1図は本発明の原理構成を表わす図、 第2図は本発明の一実施例を表わす図、 第3図は従来のC/N検出回路を表わす図、 図において、 10……可変利得増幅器、16……変動量算出手段、18……
換算手段、20……利得制御手段、50……AM検波器、52…
…低域フィルタ。
換算手段、20……利得制御手段、50……AM検波器、52…
…低域フィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−188147(JP,A) 特開 昭64−5248(JP,A) 特開 昭64−843(JP,A) 特開 昭59−182659(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 27/00 - 27/22 H04B 17/00
Claims (1)
- 【請求項1】多相PSK変調信号を可変の利得で増幅する
可変利得増幅器(10)と、 該可変利得増幅器(10)の出力をAM検波するAM検波器
(50)と、 該変調信号のクロック周波数の1/2以下のカットオフ周
波数を有し、該AM検波器(50)の出力が入力され、該カ
ットオフ周波数以下の周波数成分のみを通過させる低域
フィルタ(52)と、 該低域フィルタ(52)の出力に応じて該可変利得増幅器
(10)の利得を制御する利得制御手段(20)と、 該低域フィルタ(52)の出力の変動量を算出する変動量
算出手段(16)と、 該変動量算出手段(16)の算出した変動量をC/N値へ換
算する換算手段(18)とを具備することを特徴とする多
相PSK変調信号のC/N検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23727789A JP2882415B2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 多相psk変調信号のc/n検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23727789A JP2882415B2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 多相psk変調信号のc/n検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03101446A JPH03101446A (ja) | 1991-04-26 |
JP2882415B2 true JP2882415B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=17013007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23727789A Expired - Fee Related JP2882415B2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | 多相psk変調信号のc/n検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2882415B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-14 JP JP23727789A patent/JP2882415B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03101446A (ja) | 1991-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |