JP3591895B2 - 測距信号復調回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、測距信号復調回路に係り、特に、人工衛星を利用した測距信号の復調を行う測距信号復調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、測距信号を用いた人工衛星の追跡方法には、測距信号を、地上局−人工衛星−地上局のルートで伝播させ、この伝播時間を計測することにより、地上局−人工衛星間の距離を算出するすることにより行われていた。
これは、上り回線の受信SN比によって変動する下り回線の変調度を一定に保つために、人工衛星内で復調する際に自動利得制御する技術を利用している。
【0003】
図4は、従来例の概略構成を示すブロック図である。
図4中、1は上り回線信号端子、2は局発信号端子、3は周波数変換回路、4はIF帯自動利得制御回路(以下、単にAGC回路という)、5は検波基準信号端子、6は位相同期検波回路、7は検波信号線、10は非反転増幅回路、11は帯域通過フィルタ(以下、BPFという)、14は復調出力信号線、15はレベル検出回路、16は増幅回路、17は低域通過フィルタ(以下、LPFという)、18は制御信号線、19は増幅回路、20は衛星制御信号端子、21は下り回線用発振回路、22は変調回路、23は増幅回路、24は下り回線信号端子である。
【0004】
以上の構成において、上り回線信号端子1からの上り回線信号は、局発信号端子2より入力される局発信号に基づいて周波数変換回路3により中間周波信号(以下、IF信号という)に周波数変換され、AGC回路4を経て位相同期検波回路6において、検波基準信号端子5より入力される検波基準信号により検波される。
このとき、検波信号線7を流れる検波信号には、測距信号S1と測距信号以外の信号(以下、これらの信号をまとめて衛星制御信号という)S2とが含まれており、これらの信号は非反転増幅回路10によって増幅される。
【0005】
非反転増幅回路10から復調出力信号線14に出力される復調出力信号は、レベル検出回路15によりレベル検出され、増幅回路16及びLPF17を経て制御信号線18に制御信号として出力される。この制御信号は、AGC回路4に対する利得制御のための信号であり、復調出力信号では、測距信号S1と衛星制御信号S2との和((S1 +S2 +N1/2 ,但し、Nは雑音)が一定レベルに保たれる。
このため、下り回線用発振回路21から出力される発振信号は、変調回路22において出力信号が再変調され、増幅回路23を介して下り回線信号端子24に出力され、このとき得られる下り回線信号は、測距信号S1と衛星制御信号S2との和((S1 +S2 +N1/2 ,但し、Nは雑音)が一定の変調度で変調された信号となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の測距信号復調回路にあっては、測距信号S1と衛星制御信号S2との和((S1 +S2 +N1/2 ,但し、Nは雑音)を一定に保つための制御を行っていたため、出力信号線7における出力信号のうち、測距信号S1のレベルは、上り回線に測距信号S1だけが存在する場合には、S1/(S1 +N1/2 に、また、上り回線に測距信号S1と衛星制御信号S2とが存在する場合には、S1/(S1 +S2 +N1/2 に抑圧される。このため、衛星信号S2の有無により、出力信号中の測距信号レベルが変動し、特に、衛星制御信号S2が存在する場合、下り回線への測距信号S1の再変調時の変調度が低下し、測距精度が低下したり、距離計測範囲が狭くなるという問題点があった。
【0007】
本発明の課題は、上記問題点を解消し、復調測距信号を一定レベルに維持して測距精度を高めた構成の測距信号復調回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する第1発明の構成は、図1に示すように、少なくとも角度変調成分信号を検出し、測距信号S1及び、測距信号S1以と雑音Nとを含まない信号S2をまとめて出力する位相同期検波回路Aと、該位相同期検波回路Aの出力信号を増幅する増幅回路Bと、該増幅回路Bの出力信号に基づいて前記位相同期検波回路Aによる出力信号レベルを制御する制御回路Cとを備える測距信号復調回路Sにおいて、前記増幅回路Bは、前記位相同期検波回路Aの出力信号の測距信号S1と雑音Nとを含まない信号S2を選択的に抽出し、抽出した信号を所定の利得で反転増幅する第一増幅部B1と、前記位相同期検波回路Aの出力信号を、前記第一増幅部B1と同一利得で非反転増幅する第二増幅部B2と、を備え、前記第一増幅部B1と前記第二増幅部B2との出力信号を加算した信号を前記制御回路Cの入力信号とする。
【0009】
そして、この場合、第一増幅部B1が、例えば、前記測距信号以外の信号S2の帯域を通過帯域とする帯域通過フィルタを有し、前記測距信号以外の信号S2を選択的に抽出することや、前記測距信号S1の帯域を減衰帯域とする帯域除去フィルタを有し、前記測距信号以外の信号S2を選択的に抽出することが好ましい。
【0010】
【作用】
発明の測距信号復調回路を上述のように構成すれば、第一増幅部により位相同期検波回路からの出力信号のうち測距信号と雑音とを含まない信号だけが反転増幅されるとともに、第二増幅部により位相同期検波回路からの出力信号がすべて増幅され、さらに、第一増幅部と第二増幅部との出力信号が加算されるので、測距信号と雑音とを含まない信号だけが除去される。すなわち、増幅回路により増幅される信号は、測距信号及び雑音となるため、測距信号と雑音とを含まない信号の有無に関係なく、復調測距信号が一定レベルに維持される。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施例)
まず、本発明の第1実施例の構成を図2を用いて説明する。
図2は、本発明の実施例1の概略構成を示すブロック図であり、従来のこの種の構成を示した図4と同一要素には同一の符号を付してある。
【0012】
図2中、1は上り回線信号端子、2は局発信号端子、3は周波数変換回路、4はAGC回路、5は検波基準信号端子、6は位相同期検波回路(図1における位相同期検波回路A)、7は検波信号線、8は第一増幅部(図1における第一増幅部B1)、9は第二増幅部(図1における第二増幅部B2)、10は非反転増幅回路、11は衛星制御信号S2の帯域を通過帯域とするBPF、12は反転増幅回路、13は加算回路、14は復調出力信号線、15はレベル検出回路、16は増幅回路、17はLPF、18は制御信号線、19は増幅回路、20は衛星制御信号端子、21は下り回線用発振回路、22は変調回路、23は増幅回路、24は下り回線信号端子である。
【0013】
本実施例の第一増幅部8は、BFP11によって衛星制御信号S2だけを反転増幅するものであり、第二増幅部9は、位相同期検波回路6からの測距信号S1及び衛星制御信号S2を増幅するものである。
【0014】
次に、本実施例の動作を説明する。
上り回線信号端子1からの上り回線信号は、図4に示した構成と同様に、局発信号端子2より入力される局発信号に基づいて周波数変換回路3によりIF信号に周波数変換され、AGC回路4を経て位相同期検波回路6において、検波基準信号端子5より入力される検波基準信号により検波される。このとき、検波信号線7を流れる検波信号には、測距信号S1と衛星制御信号S2とが含まれており、これらの信号は第一増幅部8によって衛星制御信号S2だけが抽出されて反転増幅されるとともに、第二増幅部9によって測距信号S1と衛星制御信号S2とが増幅され、これら第一増幅部8と第二増幅部9との出力は、加算回路13によって加算される。
【0015】
このとき、第二増幅部9の利得G1を、BPF11の利得Lと反転増幅回路12の利得G2との積に等しくすることで、衛星制御信号S2は相殺され、復調出力信号線14に出力される復調出力信号は測距信号S1だけとなる。
そして、復調出力信号は、レベル検出回路15によりレベル検出され、増幅回路16及びLPF17を経て制御信号線18に制御信号として出力される。この制御信号は、AGC回路4に対する利得制御のための信号であり、この場合、AGC回路4の制御は、測距信号S1のレベルにみの応じた利得制御となるため、復調出力信号は衛星制御信号S2の有無に関係なく、((S1 +N1/2 ,但し、Nは雑音)が一定レベルに保たれる。
【0016】
このため、下り回線用発振回路21から出力される発振信号は、変調回路22において出力信号が再変調され、増幅回路23を介して下り回線信号端子24に出力され、このとき得られる下り回線信号は、衛星制御信号S2が除去されて測距信号S1だけが一定の変調度で変調された信号となる。
これによって、本実施例では、増幅回路によって増幅される信号が測距信号だけとなるため、測距信号以外の信号の有無に関係なく、復調測距信号を一定レベルに維持でき、測距精度を高めることができる。
【0017】
(第2実施例)
以下、本発明の第2実施例を、図3を参照して説明する。
図3は、本発明の第2実施例の概略構成を示すブロック図であり、図2と同一要素には同一の符号を付してある。
前述の第1実施例では、第一増幅部8における衛星制御信号S2の抽出に、衛星制御信号S2の帯域を通過帯域とするBPF11を用いたが、本実施例の第一増幅部8’では、測距信号S1の帯域を減衰帯域とする帯域除去フィルタ(以下、BRF)11’を用いて衛星制御信号S2を抽出するように構成し、さらに、衛星制御信号端子20から衛星制御信号S2を出力するために増幅回路19の前段に衛星制御信号S2の帯域を通過帯域とするBPF11を設けている。
【0018】
以上の構成により、本実施例においても前述の第1実施例と同様に、増幅回路によって増幅される信号は、測距信号だけとなるため、測距信号以外の信号の有無に関係なく、復調測距信号を一定レベルに維持でき、測距精度を高めることができる。
【0019】
以上説明したように、本実施例では、第一増幅部8によって位相同期検波回路6からの衛星制御信号S2だけを反転増幅するとともに、第二増幅部9によって位相同期検波回路6からの出力信号をすべて増幅し、さらに、第一増幅部8と第二増幅部9との出力信号を加算することによって衛星制御信号S2だけを除去することができる。したがって、増幅回路によって増幅される信号は、測距信号S1だけとなるため、衛星制御信号S2の有無に関係なく、復調測距信号を一定レベルに維持して測距精度を高めることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、第1発明によれば、第一増幅部によって位相同期検波回路からの測距信号以外の信号だけが反転増幅され、第二増幅部によって位相同期検波回路からの出力信号がすべて増幅され、さらに、第一増幅部と第二増幅部との出力信号が加算されるので、測距信号以外の信号だけが除去される効果がある。したがって、増幅回路によって増幅される信号は、測距信号だけとなるため、測距信号以外の信号の有無に関係なく、復調測距信号を一定レベルに維持でき、測距精度を高めることができる。
【0021】
この場合、第一増幅部による測距信号以外の信号の抽出に、測距信号以外の信号の帯域を通過帯域とする帯域通過フィルタや、測距信号の帯域を減衰帯域とする帯域除去フィルタを用いることにより、信号の抽出が容易になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図4】従来例の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
S 測距信号復調回路
A 位相同期検波回路
B 増幅回路
B1 第一増幅部
B2 第二増幅部
C 制御回路

Claims (3)

  1. 少なくとも角度変調成分信号を検出し、測距信号及び、該測距信号と雑音とを含まない信号をまとめて出力する位相同期検波回路と、該位相同期検波回路の出力信号を増幅する増幅回路と、該増幅回路の出力信号に基づいて前記位相同期検波回路による出力信号レベルを制御する制御回路とを備える測距信号復調回路において、
    前記増幅回路は、
    前記位相同期検波回路の出力信号から前記測距信号と前記雑音とを含まない信号を選択的に抽出し、抽出した信号を所定の利得で反転増幅する第一増幅部と、
    前記位相同期検波回路の出力信号を、前記第一増幅部と同一利得で非反転増幅する第一増幅部と、
    を備えており、
    前記第一増幅部と前記第二増幅部との出力信号を加算した信号を前記制御回路の入力信号とすることを特徴とする測距信号復調回路。
  2. 前記第一増幅部は、前記測距信号と前記雑音とを含まない信号の帯域を通過帯域とする帯域通過フィルタを有し、前記測距信号と前記雑音とを含まない信号を選択的に抽出することを特徴とする請求項1記載の測距信号復調回路。
  3. 前記第一増幅部は、前記測距信号の帯域を減衰帯域とする帯域除去フィルタを有し、前記測距信号と前記雑音とを含まない信号を選択的に抽出することを特徴とする請求項1記載の測距信号復調回路。
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