JP2882006B2 - 構内自動交換機網におけるポケットベル呼出制御方式 - Google Patents

構内自動交換機網におけるポケットベル呼出制御方式

Info

Publication number
JP2882006B2
JP2882006B2 JP2221246A JP22124690A JP2882006B2 JP 2882006 B2 JP2882006 B2 JP 2882006B2 JP 2221246 A JP2221246 A JP 2221246A JP 22124690 A JP22124690 A JP 22124690A JP 2882006 B2 JP2882006 B2 JP 2882006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calling
information
pager
call
exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2221246A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04104645A (ja
Inventor
進志 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Telecom Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Telecom Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Telecom Technologies Ltd filed Critical Hitachi Telecom Technologies Ltd
Priority to JP2221246A priority Critical patent/JP2882006B2/ja
Publication of JPH04104645A publication Critical patent/JPH04104645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2882006B2 publication Critical patent/JP2882006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/50Centralised arrangements for answering calls; Centralised arrangements for recording messages for absent or busy subscribers ; Centralised arrangements for recording messages
    • H04M3/53Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems
    • H04M3/533Voice mail systems

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ 本発明は、構内自動交換機網におけるポケットベル呼
出制御方式に関する。
≪従来の技術≫ 構内自動交換機(以下、PBX)を使用した構内交換電
話システムを導入している事業所乃至施設では、そのPB
Xを利用した構内ポケットベルサービスの運用を行って
いるところがある。
そのような事業所乃至施設において、例えば、持ち場
を離れている人員に連絡を取るために呼出を行う際に
は、構内放送によるか、或いは構内ポケットベルサービ
スによるのが一般的な方法であり、守秘性や静粛性とい
った点においては後者が勝っている。
構内ポケットベルサービスを利用する場合の、操作要
領の具体的な一例を挙げると次のようになる。
まず、呼出を行なう者(呼出発呼者)は、任意の内線
から、ポケットベル呼出を発信するための発信特番と、
呼び出す相手(呼出被呼者)の所持するポケットベルの
ポケットベル番号とを続けてダイヤルする。
当該ポケットベルの所持者は、ポケットベルの鳴動等
によって、その呼出を認識したならば、手近の内線を取
り上げて、呼出に応答するための応答特番と、自己のポ
ケットベル番号とを続けてダイヤルする。
これによって、呼出発呼者と、呼出に応答した呼出被
呼者とが接続されて通話となる。呼出発呼者は、この接
続までの間、内線をオフフックした状態に保持していな
ければならない。
一方、事業所乃至施設等の規模が大きくなると、複数
のPBXを専用線等で接続した構内自動交換機網が構築さ
れるようになる。ただしそのような場合にも、ポケット
ベル呼出のための無線基地局となるポケットベル主装置
は、通常、それらPBXのうちの1台に設けられるだけで
ある。このような状況における、従来のポケットベルサ
ービスの運用法について、第1図及び第6図を参照して
以下に説明する。
第1図は、一般的なポケットベルサービスの運用に用
いられる構内自動交換機網の、具体的な一例の模式的構
成図である。
この交換機網は、PBX100とPBX200とからなり、それら
のPBXは、各々、通話路スイッチ102、202、中央制御装
置104、204、記憶装置106、206を備えている。また、そ
れらのPBX100、200は、専用線トランク112、114、…、2
12、214、…、を介して、専用線302、304、…、で互い
に接続されている。
そして、PBX100は、内線152、154、…、を収容してお
り、一方、PBX200は、内線252…と、ポケットベル子機4
04を呼び出すためのポケットベル主装置402とを収容し
ている。尚、ここで、PBX100には、ポケットベル主装置
は収容されていない。
第6図は、第1図の構内自動交換機網を用いて行なわ
れる、従来のポケットベル呼出制御方式の一例を説明す
る状態遷移図である。この図が示すのは、呼出発呼者
が、PBX100の収容内線152(内線番号「XX」)からポケ
ットベル番号「ZZ」のポケットベルを呼び出し、このポ
ケットベルの所持者が、同じこのPBX100に収容されてい
る別の内線154(内線番号「YY」)から応答する場合で
ある。
まず、呼出発呼者がPBX100の内線152から、ポケット
ベル発信特番「TT」と呼出相手先のポケットベル番号
「ZZ」とを続けてダイヤルすると、それらの番号「TT+
ZZ」が、PBX100から専用線302を介してPBX200へ送信さ
れる(第6図(1)。尚、専用線302は、PBX200の専用
線トランク212(トランクの端子番号を「WW」とする)
に接続されている。
PBX200においては、受信した発信特番「TT」から、ポ
ケットベル発信要求を受けたことを認識し、それに続い
て受信したポケットベル番号「ZZ」に対応するポケット
ベル子機404を、ポケットベル主装置402を使用して呼び
出す。
また、受信したポケットベル番号「ZZ」と、その信号
の転送に使用された専用線の識別情報(具体的にはその
専用線が接続されている専用線トランクの端子番号「W
W」)とを、記憶装置206内に設定されているポケットベ
ル発信情報メモリ(MEM)206aに記憶する(第6図
(2))。
ポケットベルの鳴動等によってこの呼出を認識した呼
出被呼者は、PBX100の内線154から、ポケットベル応答
特番「RR」と、自己のポケットベル番号「ZZ」とをダイ
ヤルする。するとそれらの番号「RR+ZZ」が、PBX100か
ら専用線304を介してPBX200へ転送される。
PBX200は、受信した応答特番「RR」から、ポケットベ
ル応答要求を受けたことを認識し、それに続いて受信し
たポケットベル番号「ZZ」により、記憶装置206内のポ
ケットベル発信情報メモリ206aを検索し、上記応答特番
「RR」に続いて受信したものを同じポケットベル番号
「ZZ」との組で記憶された発呼者情報(トランク端子番
号「WW」)を抽出する(第6図(3))。
PBX200では更に、抽出したこの発呼者情報に基づい
て、通話路スイッチ202を制御して専用線302が接続され
たトランク212と、専用線304が接続されたトランク214
とを接続すると共に、ポケットベル発信情報メモリ206a
の、該当する記憶内容をクリアする。これにより、呼出
発呼者と呼出被呼者とは、専用線302、PBX200、及び304
とを介して通話できるようになる(第6図(4))。
このとき、この接続以前に内線152が受話器を下ろし
ていたならば、PBX200からその内線152を呼び出して接
続することは不可能であり、何故ならば、PBX200が発呼
者情報として持っているのは、PBX100からPBX200へのダ
イヤル情報の送信に使用された専用線302の識別情報だ
けであり、そこから先の、PBX100の内部の内線について
の情報を持っていないからである。
≪発明が解決しようとする課題≫ 以上の従来のポケットベル呼出接続方式には、次のよ
うな制約がある。
(1)呼出発呼者は、受話器を上げたまま、被呼者の応
答を待たなければならない。
(2)呼出発呼者及び呼出被呼者の双方がPBX100側内線
の場合、専用線を介してPBX200を経由した接続となり専
用線を無駄に使うことになる。
これらの制約は、PBX100側内線がポケットベル発呼又
は応答した際、PBX200側の呼出発呼者又は応答被呼者に
ついての情報が、その発呼情報乃至応答情報の送信に使
用された専用線を識別するだけんをものであって、その
先の、PBX100側内線の情報を持たないことに起因するも
のである。
従って本発明の目的は、各々が内線端末を収容する複
数の構内自動交換機を回線を介して互いに接続し、それ
らの構内自動交換機のうちの少なくとも1台を、ポケッ
トベル主装置を備えたポケット、ベル主装置装備交換機
とし、更に別の少なくとも1台を、ポケットベル主装置
を備えないポケットベル主装置非装備交換機であるよう
にした構内自動交換機網における、ポケットベル呼出制
御方式であって、PBX間の回線の浪費を回避し、呼出発
信側端末についても、ポケットベル呼出の発呼を行った
後に一旦回線を切断できるようにして、以後、呼出被呼
者からの応答がなされるまでの間、呼出発呼側の内線端
末を他の用途に使用可能な状態としておくことができ
る、ポケットベル呼出制御方式を提供することにある。
≪課題を解決するための手段≫ 本発明は、以上の目的を達成するために、各々が端末
装置を収容する複数の電話交換機を、回線を介して互い
に接続し、それらの電話交換機のうちの少なくとも1台
を、ポケットベルを呼び出す呼出装置を備えた呼出装置
装備交換機とし、更に別の少なくとも1台を、呼出装置
を備えない呼出装置非装備交換機として構成した構内自
動交換機網におけるポケットベル呼出制御方式であっ
て、呼出発呼側の端末装置の識別情報である発呼者情報
と、呼出被呼側のポケットベル子機の識別情報である子
機情報とを対応させて、発信情報として蓄積するための
発信情報蓄積手段を前記呼出装置装備交換機側に設け、
前記呼出装置非装備交換機の端末装置からの呼出発呼時
に、該呼出装置非装備交換機は、当該呼出発呼に関わる
発信情報を前記呼出装置装備交換機へ転送し、該呼出装
置装備交換機は、転送された発信情報を前記発信情報蓄
積手段に蓄積すると共に、当該発信情報により前記呼出
装置に対しポケットベル子機を呼び出すように通知し、
前記呼出被呼側が前記呼出装置非装備交換機の端末装置
からの応答要求時に、該呼出装置非装備交換機は、少な
くとも、該応答要求に含まれる子機情報を含む被呼応答
情報を前記呼出装置装備交換機へ転送し、該呼出装置装
備交換機は、転送された前記被呼応答情報に含まれる子
機情報に基いて、前記発信情報蓄積手段内の発信情報を
検索することにより、当該子機情報に対応する発呼者情
報を抽出し、少なくとも、抽出した前記発呼者情報を含
む接続要求情報を、前記呼出装置非装備交換機に送出
し、該呼出装置非装備交換機は、前記接続要求情報に含
まれる発呼者情報により前記呼出発呼側の端末装置を呼
び出すと共に、当該呼出発呼側の端末装置が呼び出しに
応答すると、当該呼出発呼側の端末装置と前記呼出被呼
側の端末装置とを接続し、前記呼出発呼側との接続が完
了すると、この接続完了を示す接続完了情報を前記呼出
装置装備交換機側に送出し、該呼出装置装備交換機は、
前記接続完了通知により前記発信情報蓄積手段が蓄積し
ている前記発信情報をクリアするようにしたことを特徴
とする。
また、各々が端末装置を収容する複数の電話交換機
を、回線を介して互いに接続し、それらの電話交換機の
うちの少なくとも1台を、ポケットベルを呼び出す呼出
装置を備えた呼出装置装備交換機とし、更に別の少なく
とも1台を、呼出装置を備えない呼出装置非装備交換機
として構成した構内自動交換機網におけるポケットベル
呼出制御方式であって、呼出発呼側装置の識別情報であ
る発呼者情報と、呼出被呼側のポケットベル子機の識別
情報である子機情報とを対応させて、発信情報として蓄
積するための、発信情報蓄積手段を前記呼出装置装備交
換機側及び前記呼出装置非装備交換機の両方に設け、前
記呼出装置非装備交換機からの端末装置からの呼出発呼
時に、該呼出装置非装備交換機は、自交換機の発信情報
蓄積手段に当該呼出発呼に関わる発信情報を蓄積すると
共に、前記子機情報を含むポケットベル呼出情報を前記
呼出装置装備交換機に転送し、該呼出装置装備交換機
は、転送されたポケットベル呼出情報から前記子機情報
を抽出し、これを自交換機の発信情報蓄積手段に蓄積す
ると共に、当該子機情報により、前記呼出装置に対しポ
ケットベル子機を呼び出すように通知し、前記呼出被呼
側が前記呼出装置非装備交換機の端末装置からの応答要
求時に、該呼出装置非装備交換機は、前記応答要求に含
まれる子機情報に基づいて、自交換機の発信情報蓄積手
段内の発呼側情報を検索することにより、呼出発呼側の
端末装置を抽出し、その抽出した呼出発呼側の端末装置
を呼び出すと共に、当該呼出発呼側の端末装置が呼び出
しに応答すると、当該呼出発呼側の端末装置と前記呼出
被呼側の端末装置とを接続し、前記呼出発呼側との接続
が完了すると、この接続完了を示す接続完了情報を前記
呼出装備交換機側に送出すると共に、自交換機の発信情
報蓄積手段に蓄積している発信情報をクリアし、前記呼
出装置装備交換機は、前記接続完了情報を受信すると、
自交換機の発信情報蓄積手段に蓄積している発信情報を
クリアするようにしたことを特徴とする。
≪作用≫ 本発明によれば、以上のように構成したため、呼出被
呼者が呼出応答を行った際に、発信情報蓄積手段に蓄積
された呼出発呼者の内線端末の識別情報である発呼者情
報を抽出して、呼出被呼側の内線端末と呼出発呼側の内
線端末との間の回線を接続するようになる。
従って、呼出発呼側の内線端末が呼出発呼後に一旦受
話器を下ろして回線を切断しても、呼出被呼側からの応
答がなされたときに、その呼出被呼側の内線端末と上記
回線切断された呼出発呼側の内線端末との間を回線接続
することができ、呼出被呼側からの応答がなされるまで
の間、呼出発呼側の内線端末を他の用途に使用可能な状
態とすることができる。
また、呼出被呼側からの応答により、改めて呼出被呼
側の内線端末を呼出発呼側の内線端末に接続するため、
呼出発呼側、呼出被呼側の各内線端末が収容された構内
自動交換機の配置に応じて、効率の良い接続経路でこれ
ら呼出発呼側の内線端末と呼出被呼側の内線端末との間
を回線接続することができる。
またこれにより、例えば上記呼出被呼者が呼出発呼側
の内線端末と同一の構内自動交換機に収容された内線端
末から呼出に応答した場合、その構内自動交換機にポケ
ットベル主装置が収容されていなくても、ポケットベル
主装置が収容された構内自動交換機を経由することな
く、上記呼出発呼側の内線端末と呼出被呼側の内線端末
との間を回線接続することができる。
≪実施例≫ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
1.全体構成及び各部構成(第1図) 本実施例においては、先の従来技術の説明においても
参照した、第1図の一般的なポケットベルサービスの運
用に用いられる構内自動交換機網にて、本発明の構内自
動交換機網におけるポケットベル呼出制御方式を実施し
た場合について説明するため、本項における第1図中の
引用符号に関する説明は省略する。
尚、本実施例においてPBX100は、ポケットベル主装置
402を備えないポケットベル主装置非装備交換機に相当
するものであり、PBX200は、ポケットベル主装置402を
備えたポケットベル主装置交換機に相当するものであ
る。また、本実施例においてPBX100のポケットベル発信
情報メモリ(MEM)106a、及びPBX200のポケットベル発
信情報メモリ(MEM)206aは、発信情報蓄積手段に相当
するものである。
2.ポケットベル呼出制御方式の具体例 次に、上記第1図に示された構内自動交換機網にて実
施される、本発明によるポケットベル呼出制御方式の各
実施例について、第1図乃至第5図を参照して説明す
る。
2−(1).第1実施例(第1図及び第2図) 第2図は、第1図の構内自動交換機網を用いて行われ
る、本発明の第1実施例によるポケットベル呼出制御方
式の一例を説明する状態遷移図である。この図が示すの
は、呼出発呼者が、PBX100の収容内線152(内線番号「X
X」)からポケットベル番号「ZZ」のポケットベルを呼
び出し、このポケットベルの所持者が、同じこのPBX100
に収容されている別の内線154(内線番号「YY」)から
応答する場合である。
まず、呼出発呼者がPBX100の内線152から、ポケット
ベル発信特番「TT」と呼出相手先のポケットベル番号
「ZZ」とを続けてダイヤルすると、PBX100によってそれ
らの番号「TT+ZZ」に、呼出発呼者が呼出発呼を行った
内線152の内線番号、即ち発呼者情報「XX」が自動的に
付加され、この番号[TT+ZZ+XX」がPBX100から専用線
302を介してPBX200へ送信される(第2図(1))。
尚、専用線302は、PBX200の専用線トランク212に接続さ
れている。
上記PBX200は、受信した発信特番「TT」からポケット
ベル発信要求を受けたことを認識し、それに続いて受信
したポケットベル番号「ZZ」、に対応するポケットベル
子機404を、ポケットベル主装置402を使用して呼び出す
と共に、受信したポケットベル番号を「ZZ」と上記発呼
者情報「XX」とを、記憶装置206内に設定されている発
信情報蓄積手段としてのポケットベル発信情報メモリ
(MEM)206aに記憶する(第2図(2))。
また、PBX200は上記動作と並行して、上記専用線302
及びPBX100を介して呼出発呼者が呼出発呼を行った内線
152に呼出音等を送出し、呼出発呼者に対して呼出被呼
者を呼び出したことを通知する。
この、PBX200からの通知を受け取った呼出発呼者は、
呼出被呼者の呼出がPBX200によって行われたことを確認
した後、内線152の受話器を下ろして呼出被呼者から応
答がなされるまで待機する。尚、呼出発呼者が受話器を
下ろすのに伴って、PBX100は専用線302を解放する。
一方、ポケットベルの鳴動等によってこの呼出を認識
した呼出被呼者は、PBX100の内線154から、ポケットベ
ル応答特番「RR」と、自己のポケットベル番号「ZZ」と
をダイヤルする。するとそれらの番号「RR+ZZ」に、呼
出被呼者が応答を行った内線154の内線番号、即ち被呼
者情報「YY」が自動的に付加され、この番号「RR+ZZ+
YY」が、PBX100から専用線304を介してPBX200へ転送さ
れる(第2図(3))。
PBX200は、受信した応答特番「RR」から、ポケットベ
ル応答要求を受けたことを認識し、それに続いて受信し
たポケットベル番号「ZZ」により、記憶装置206内のポ
ケットベル発信情報メモリ(MEM)206aを検索し、上記
受信ポケットベル番号「ZZ」と一対に記憶された発呼者
情報「XX」を抽出する。
PBX200では更に、抽出したこと発呼者情報「XX」に、
被呼者情報「YY」を付加した番号「XX+YY」を、PBX200
から専用線302を介してPBX100へ転送する(第2図
(4))。
また、上記PBX200は上記動作と平行して、上記専用線
304、及びPBX100を介して呼出被呼者が呼出応答を行っ
た内線154に呼出音等を送出し、呼出被呼者に対して呼
出発呼者の内線152を呼び出したことを通知する(第2
図(4))。
このPBX200からの発呼者情報「XX」及び被呼者情報
「YY」を受け取ったPBX100は、この発呼者情報「XX」に
基づいて内線152を呼び出し、加えて、上記被呼者情報
「YY」をチェックして、呼出被呼者が、ポケットベル子
機404の呼出に使用された内線152を収容したものと同
じ、PBX100に接続された内線から応答を行っているかど
うかを確認する。
この確認により、上記呼出被呼者の応答が、呼出発呼
者による呼出に使用された内線152の接続されたものと
同じPBX100に接続された内線154からなされていること
が判明すると、PBX100は専用線302を解放すると共に、
それまではPBX200から専用線304を介して送出されてい
た、上記呼出被呼者の応答に使用された内線154に対す
る呼出音を、PBX100がPBX200に代わって送出する(第2
図(5))。
そして、内線152が上記PBX100による呼出に応答する
と、PBX100の中央制御装置104が通話路スイッチ102を制
御して内線152と内線154との間の内線通話路を接続し、
更にPBX100がPBX200に対して、呼出発呼者の内線152と
呼出被呼者の内線154との間の接続が完了したことを、
専用線304を介して通知する(第2図(6))。
一方、PBX100からの上記通知を専用線304を介して受
け取ったPBX200はこの通知に基づいて、記憶装置206内
のポケットベル発信情報メモリ(MEM)206aに記憶され
た、呼び出されたポケットベル子機404のポケットベル
番号「ZZ」と発呼者情報「XX」とをクリアすると共に、
専用線304を解放する(第2図(7))。
これにより、呼出発呼者によるポケットベル呼出に使
用された内線152と、呼出被呼者が上記呼出に応答する
際に使用された内線154とが、同一のPBX100に接続され
ている場合は、このPBX100にポケットベル主装置402が
収容されていなくても、ポケットベル主装置402を収容
したPBXとの間の専用線を使用することなく、内線152と
内線154との間の、即ち呼出発呼者と呼出被呼者との間
の通話を形成することができるようになる。
2−(2).第2実施例(第1図及び第3図) 第3図は、第1図の構内自動交換機網を用いて行われ
る、本発明の第2実施例によるポケットベル呼出制御方
式の一例を説明する状態遷移図である。この図が示すの
は上記第1実施例と同様に、呼出発呼者が、PBX100の収
容内線152(内線番号「XX」)からポケットベル番号「Z
Z」のポケットベルを呼び出し、このポケットベルの所
持者が、同じこのPBX100に収容されている別の内線154
(内線番号「YY」)から応答する場合である。
まず、呼出発呼者がPBX100の内線152から、ポケット
ベル発信特番「TT」と呼出相手先のポケットベル番号
「ZZ」とを続けてダイヤルすると、PBX100によってそれ
らの番号「TT+ZZ」に、呼出発呼者が呼出発呼を行った
内線152の内線番号、即ち発呼者情報「XX」が自動的に
付加され、この番号「TT+ZZ+XX」がPBX100から専用線
302を介してPBX200へ送信される(第3図(1))。
尚、専用線302は、PBX200の専用線トランク212に接続さ
れている。
PBX200は、受信した発信特番「TT」からポケットベル
発信要求を受けたことを認識し、それに続いて受信した
ポケットベル番号「ZZ」に対応するポケットベル子機40
4を、ポケットベル主装置402を使用して呼び出すと共
に、受信したポケットベル番号「ZZ」と上記発呼者情報
「XX」とを、記憶装置206内に設定されている発信情報
蓄積手段としてのポケットベル発信情報メモリ(MEM)2
06aに記憶する(第3図(2))。
また、PBX200は上記動作と並行して、上記専用線30
2、及びPBX100を介して呼出発呼者が呼出発呼を行った
内線152に呼出音等を送出し、呼出発呼者に対して呼出
被呼者を呼び出したことを通知する。
この、PBX200からの通知を受け取った呼出発呼者は、
呼出被呼者の呼出がPBX200によって行われたことを確認
した後、内線152の受話器を下ろして呼出被呼者から応
答がなされるまで待機する。尚、呼出発呼者が受話器を
下ろすのに伴って、PBX100は専用線302を解放する。
一方、ポケットベルの鳴動等によってこの呼出を認識
した呼出被呼者は、PBX100の内線154から、ポケットベ
ル応答特番「RR」と、自己のポケットベル番号「ZZ」と
をダイヤルする。するとそれらの番号「RR+ZZ」が、PB
X100から専用線304を介してPBX200へ転送される(第3
図(3))。
PBX200は、受信した応答特番「RR」からポケットベル
応答要求を受けたことを認識し、それに続いて受信した
ポケットベル番号「ZZ」により、記憶装置206内のポケ
ットベル発信情報メモリ(MEM)206aを検索し、上記受
信ポケットベル番号「ZZ」と一対に記憶された発呼者情
報「XX」を抽出する。
PBX200では更に、抽出したこの発呼者情報「XX」に基
づいて、呼出発呼者によるポケットベル子機404の呼出
に使用された内線152が、どのPBXのものであるかを認識
し、上記内線152がPBX100の内線であることを認識する
と、上記発呼者情報「XX」の前に、この発呼者情報「X
X」の送出を相手先に通知するためのフッキング信号
(「h」)を付加した情報「h+XX」を、PBX200から専
用線304を介してPBX100へ返送する(第3図(4))。
一方PBX100は、PBX200からのフッキング信号「h」を
受け取るとこれに基づいて発呼者情報の受信準備を整え
て、PBX200からの発呼者情報の受信を待ち受ける状態と
なり、ここで、上記フッキング信号「h」に続いてPBX2
00から送出された発呼者情報「XX」を受け取ると、PBX1
00は、この発呼者情報「XX」に基づいて内線152を呼び
出し、加えて、上記呼出被呼者の応答に使用された内線
154に対して、上記内線152を呼び出したことを知らせる
ための呼出音を送出する(第3図(5))。
そして、内線152が上記PBX100による呼出に応答する
と、PBX100の中央制御装置104が通話路スイッチ102を制
御して内線152と内線154との間の内線通話路を接続し、
更にPBX100がPBX200に対して、呼出発呼者の内線152と
呼出被呼者の内線154との間の接続が完了したことを、
専用線304を介して通知する(第3図(6))。
一方、PBX100からの上記通知を専用線304を介して受
け取ったPBX200はこの通知に基づいて、記憶装置206内
のポケットベル発信情報メモリ(MEM)206aに記憶され
た、呼び出されたポケットベル子機404のポケットベル
番号「ZZ」と発呼者情報「XX」とをクリアすると共に、
専用線304を解放する(第2図(7))。
これにより、呼出発呼者によるポケットベル呼出に使
用された内線152と、呼出被呼者が上記呼出に応答する
際に使用された内線154とが、同一のPBX100に接続され
ている場合は、このPBX100にポケットベル主装置402が
収容されていなくても、ポケットベル主装置402を収容
したPBXとの間の専用線を使用することなく、内線152と
内線154との間の、即ち呼出発呼者と呼出被呼者との間
の通話を形成することができるようになる。
2−(3).第3実施例(第1図及び第4図) 第4図は、第1図の構内自動交換機網を用いて行われ
る、本発明の第3実施例によるポケットベル呼出制御方
式の一例を説明する状態遷移図であり、上記第1及び第
2実施例と異なって、ポケットベル呼出において呼び出
されたポケットベル子機404のポケットベル番号「ZZ」
と発呼者情報「XX」とを、ポケットベル主装置402を収
容していないPBX100側にも記憶させる方式である。
尚、上記第4図が示すのは上記第1及び第2実施例と
同様に、呼出発呼者が、PBX100の収容内線152(内線番
号「XX」)からポケットベル番号「ZZ」のポケットベル
を呼び出し、このポケットベルの所持者が、同じこのPB
X100に収容されている別の内線154(内線番号「YY」)
から応答する場合である。
まず、呼出発呼者がPBX100の内線152から、ポケット
ベル発信特番「TT」と呼出相手先のポケットベル番号
「ZZ」とを続けてダイヤルすると、PBX100によってそれ
らの番号「TT+ZZ」に、呼出発呼者が呼出発呼を行った
内線152の内線番号「XX」が自動的に付加され、この番
号「TT+ZZ+XX」がPBX100から専用線302を介してPBX20
0へ送信される。尚、専用線302は、PBX200の専用線トラ
ンク212に接続されている。
これと並行してPBX100は、PBX100の記憶装置106内に
設定されている発信情報蓄積手段としてのポケットベル
発信情報メモリ(MEM)106aに、上記ポケットベル番号
「ZZ」と、ポケットベル子機404の呼出に使用された内
線152の内線番号、即ち発呼者情報「XX」とを記憶する
(第4図(1))。
PBX200は、専用線302を介して受信した発信特番「T
T」からポケットベル発信要求を受けたことを認識し、
それに続いて受信したポケットベル番号「ZZ」に対応す
るポケットベル子機404を、ポケットベル主装置402を使
用して呼び出し、更に上記PBX100と同様に、受信したポ
ケットベル番号「ZZ」と上記発呼者情報「XX」とを、記
憶装置206内に設定されている発信情報蓄積手段として
のポケットベル発信情報メモリ(MEM)206aに記憶する
(第4図(2))。
また、PBX200は上記動作と並行して、上記専用線30
2、及びPBX100を介して呼出発呼者が呼出発呼を行った
内線152に呼出音等を送出し、呼出発呼者に対して呼出
被呼者を呼び出したことを通知する。
この、PBX200からの通知を受け取った呼出発呼者は、
呼出被呼者の呼出がPBX200によって行われたことを確認
した後、内線152の受話器を下ろして呼出被呼者から応
答がなされるまで待機する。尚、呼出発呼者が受話器を
下ろすのに伴って、PBX100は専用線302を解放する。
一方、ポケットベルの鳴動等によってこの呼出を認識
した呼出被呼者は、PBX100の内線154から、ポケットベ
ル応答特番「RR」と、自己のポケットベル番号「ZZ」と
をダイヤルする。それとそれらの番号「RR+ZZ」を受信
したPBX100は、受信した応答特番「RR」からポケットベ
ル応答要求を受けたことを認識する(第4図(3))。
そしてPBX100は、上記応答特番「RR」に続いて受信し
たポケットベル番号「ZZ」により、記憶装置106内のポ
ケットベル発信情報メモリ(MEM)106aを検索し、上記
受信ポケットベル番号「ZZ」と一対に記憶された発呼者
番号「XX」を抽出する。
PBX100では更に、抽出したこの発呼者情報「XX」に基
づいて、呼出被呼者が呼出応答を行った内線154に呼出
音等を送出し、呼出被呼者に対して呼出発呼者の内線15
2を呼び出したことを通知する(第4図(4))。
そして、内線152が上記PBX100による呼出に応答する
と、PBX100の中央制御装置104が通話路スイッチ102を制
御して内線152と内線154との間の内線通話路を接続し、
更にPBX100がPBX200に対して、呼出発呼者の内線152と
呼出被呼者の内線154との間の接続が完了したことを、
専用線304を介して通知すると共に、記憶装置106内のポ
ケットベル発信情報メモリ(MEM)106aに記憶された、
呼び出されたポケットベル子機404のポケットベル番号
「ZZ」と発呼者情報「XX」とをクリアする(第4図
(5))。
一方、PBX100からの上記通知を専用線304を介して受
け取ったPBX200はこの通知に基づいて、記憶装置206内
のポケットベル発信情報メモリ(MEM)206aに記憶され
た、呼び出されたポケットベル子機404のポケットベル
番号「ZZ」と発呼者情報「XX」とをクリアすると共に、
専用線304を解放する(第4図(6))。
これにより、呼出発呼者によるポケットベル呼出に使
用された内線152と、呼出被呼者が上記呼出に応答する
際に使用された内線154とが、同一のPBX100に接続され
ている場合は、このPBX100にポケットベル主装置402が
収容されていなくても、ポケットベル主装置402を収容
したPBXとの間の専用線を使用することなく、内線152と
内線154との間の、即ち呼出発呼者と呼出被呼者との間
の通話を形成することができるようになる。
2−(4).第4実施例(第1図及び第5図) 第5図は、第1図の構内自動交換機網を用いて行われ
る、本発明の第4実施例によるポケットベル呼出制御方
式の一例を説明する状態遷移図である。
本第4実施例は上記第1乃至第3実施例と異なり、ポ
ケットベル主装置402を収容していないPBX100に接続さ
れた内線ポケットベル子機404を呼び出す際に、発呼者
情報「XX」を、ポケットベル主装置402を収容していな
いPBX100にのみ記憶するようにしたものである。
尚、上記第5図が示すのは上記第1乃至第3実施例と
同様に、呼出発呼者が、PBX100の収容内線152(内線番
号「XX」)からポケットベル番号「ZZ」のポケットベル
を呼び出し、このポケットベルの所持者が、同じこのPB
X100に収容されている別の内線154(内線番号「YY」)
から応答する場合である。
まず、呼出発呼者がPBX100の内線152から、ポケット
ベル発信特番「TT」と呼出相手先のポケットベル番号
「ZZ」とを続けてダイヤルすると、PBX100によってそれ
らの番号「TT+ZZ」がPBX100から専用線302を介してPBX
200へ送信される。専用線302は、PBX200の専用線トラン
ク212(トランクの端子番号を「WW」とする)に接続さ
れている。
これと並行してPBX100は、PBX100の記憶装置106内に
設定されている発信情報蓄積手段としてのポケットベル
発信情報メモリ(MEM)106aに、上記ポケットベル番号
「ZZ」と、ポケットベル子機404の呼出に使用された内
線152の内線番号、即ち発呼者情報「XX」とを記憶する
(第5図(1))。
PBX200は、専用線302を介して受信した発信特番「T
T」からポケット発信要求を受けたことを認識し、それ
に続いて受信したポケットベル番号「ZZ」に対応するポ
ケットベル子機404を、ポケットベル主装置402を使用し
て呼び出し、更に受信したポケットベル番号「ZZ」と、
その信号の転送に使用された専用線302の識別情報、即
ちその専用線302が接続されている専用線トランクの端
子番号「WW」とを、記憶装置206内に設定されている発
信情報蓄積手段としてのポケットベル発信情報メモリ
(MEM)206aに記憶する(第5図(2))。
また、PBX200は上記動作と並行して、上記専用線30
2、及びPBX100を介して呼出発呼者が呼出発呼を行った
内線152に呼出音等を送出し、呼出発呼者を対して呼出
被呼者を呼び出したことを通知する。
この、PBX200からの通知を受け取った呼出発呼者は、
呼出被呼者の呼出がPBX200によって行われたことを確認
した後、内線152の受話器を下ろして呼出被呼者から応
答がなされるまで待機する。尚、呼出発呼者が受話器を
下ろすのに伴って、PBX100は専用線302を解放する。
一方、ポケットベルの鳴動等によってこの呼出を認識
した呼出被呼者は、PBX100の内線154から、ポケットベ
ル応答特番「RR」と、自己のポケットベル番号「ZZ」と
をダイヤルする。するとそれらの番号「RR+ZZ」を受信
したPBX100は、受信した応答特番「RR」からポケットベ
ル応答要求を受けたことを認識する(第5図(3))。
そしてPBX100は、上記応答特番「RR」に続いて受信し
たポケットベル番号「ZZ」により、記憶装置106内のポ
ケットベル発信情報メモリ(MEM)106aを検索し、上記
受信ポケットベル番号「ZZ」と一対に記憶された発呼者
情報「XX」を抽出する。
PBX100では更に、抽出したこの発呼者情報「XX」に基
づいて、呼出被呼者が呼出応答を行った内線154に呼出
音等を送出し、呼出被呼者に対して呼出発呼者の内線15
2を呼び出したことを通知する(第5図(4))。
そして、内線152が上記PBX100による呼出に応答する
と、PBX100の中央制御装置104が通話路スイッチ102を制
御して内線152と内線154との間の内線通話路を接続し、
更にPBX100がPBX200に対して、呼出発呼者の内線152と
呼出被呼者の内線154との間の接続が完了したことを、
専用線304を介して通知すると共に、記憶装置106内のポ
ケットベル発信情報メモリ(MEM)106aに記憶された、
呼び出されたポケットベル子機404にポケットベル番号
「ZZ」と、その信号の転送に使用された専用線302が接
続されている専用線トランクの端子番号「WW」とをクリ
アする(第5図(5))。
一方、PBX100からの上記通知を専用線304を介して受
け取ったPBX200はこの通知に基づいて、記憶装置206内
のポケットベル発信情報メモリ(MEM)206aに記憶され
た、呼び出されたポケットベル子機404のポケットベル
番号「ZZ」の発呼者情報「XX」とをクリアすると共に、
専用線304を解放する(第5図(6))。
以上に示したように、本第4実施例の制御方式は、例
えば上記第3実施例に対して、1つのポケットベルを同
時に呼び出せるのは1人のみである、という制約を設け
た場合の制御に有効な方法であり、ポケットベル呼出発
信時における、ポケットベル主装置402を収容しているP
BX200に対する発呼者情報「XX」の転送の手間を省くも
のである。
これは、呼出発呼者がポケットベル主装置402を収容
していないPBX100からポケットベル呼出発信を行う際
に、あらかじめ呼出発呼者が使用した内線を収容してい
る上記PBX100側に、ポケットベル番号「ZZ」と発呼者情
報「XX」とを記憶させておき、上記呼出に呼出被呼者が
応答する際に使用した内線を収容しているPBX200側に
は、ポケットベル番号「ZZ」と、上記PBX100からのポケ
ットベル発信特番「TT」が転送された専用線トランク21
2の端子番号「WW」とを記憶させておけば、次のように
して、呼出発呼者の内線が特定できるからである。
(1)呼出被呼者がPBX200に収容された内線を使用して
応答した場合にも、上記記憶された専用線トランク212
の端子番号「WW」によって、ポケットベル呼出発信がな
された内線を収容したPBX100を検索することができる。
(2)検索された、ポケットベル呼出発信がなされた内
線を収容したPBX100のポケットベル発信情報メモリ(ME
M)106aを、ポケットベル番号「ZZ」に関して検索する
ことにより、呼出発呼者の内線「XX」を認識することが
できる。
これにより、呼出発呼者によるポケットベル呼出に使
用された内線152と、呼出被呼者が上記呼出に応答する
際に使用された内線154とが、同一のPBX100に接続され
ている場合は、このPBX100にポケットベル主装置402が
収容されていなくても、ポケットベル主装置402を収容
したPBXとの間の専用線を使用することなく、内線152と
内線154との間の、即ち呼出発呼者と呼出被呼者との間
の通話を形成することができるようになる。
以上で、本発明の各実施例の説明を終わる。
尚、以上に示した実施例の構内自動交換機網において
は、2つのPBX間を専用線で接続し、そのPBXの1つをポ
ケットベル主装置402を収容したPBXとし、他の1つをポ
ケットベル主装置402を収容していないPBXとしている
が、本発明が適用可能な構内自動交換機網はその種のも
のに限定されない。
即ち、例えば各PBX間を共通線や公衆回線を介して接
続し、そのPBXのうち複数のPBXにポケットベル主装置40
2を収容した構内自動交換機網を始めとする様々な構内
自動網交換機に、本発明を適用することができる。
≪発明の効果≫ 以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、
第1に、呼出発呼側の端末装置の識別情報である発呼者
情報と呼出被呼側のポケットベル子機の識別情報である
子機情報とを対応させて、発信情報として蓄積するため
の発信情報蓄積手段を前記呼出装置装備交換機側に設
け、前記呼出主装置非装備交換機の端末装置からの呼出
発呼時に、該呼出装置非装備交換機は、当該呼出発呼に
関わる発信情報を前記呼出装置装備交換機へ転送し、該
呼出装置装備交換機は、転送された発信情報を前記発信
情報蓄積手段に蓄積すると共に、該発信情報により前記
呼出装置に対しポケットベル子機を呼び出すように通知
し、前記呼出被呼側が前記呼出装置非装備交換機の端末
装置からの応答要求時に、該呼出装置非装備交換機は、
少なくとも、該応答要求に含まれる子機情報を含む被呼
応答情報を前記呼出装置装備交換機へ転送し、該呼出装
置装備交換機は、転送された前記被呼応答情報に含まれ
る子機情報に基いて、前記発信情報蓄積手段内の発信情
報を検索することにより、当該子機情報に対応する発呼
者情報を抽出し、少なくとも、抽出した前記発呼者情報
を含む接続要求情報を、前記呼出装置非装備交換機に送
出し、該呼出装置非装備交換機は、前記接続要求情報に
含まれる発呼者情報により前記呼出発呼側の端末装置を
呼び出すと共に、該呼出発呼側の端末装置が呼び出しに
応答すると、該呼出発呼側の端末装置と前記呼出被呼側
の端末装置とを接続し、前記呼出発呼側との接続が完了
すると、この接続完了通知を前記呼出装置装備交換機側
に送出し、該呼出装置装備交換機は、前記接続完了通知
により前記発信情報蓄積手段が蓄積している前記発信情
報をクリアするようになり、第2に、呼出発呼側の内線
端末の識別情報である発呼者情報と、呼出被呼側のポケ
ットベル子機の識別情報である子機情報とを対応させ
て、発信情報として蓄積するための、発信情報蓄積手段
を前記呼出装置装備交換機側及び前記呼出装置非装備交
換機の両方に設け、前記呼出装置非装備交換機からの端
末装置からの呼出発呼側に、該呼出装置非装備交換機
は、自交換機の発信情報蓄積手段に当該呼出発呼に関わ
る発信情報を蓄積すると共に、前記発信情報を前記呼出
装置装備交換機に転送し、該呼出装置装備交換機は、転
送された発信情報を自交換機の発信情報蓄積手段に蓄積
すると共に、該発信情報により、前記呼出装置に対しポ
ケットベル子機を呼び出すように通知し、前記呼出被呼
側が前記呼出装置非装備交換機の端末装置からの応答要
求時に、該呼出装置非装備交換機は、前記応答要求に含
まれる子機情報に基づいて、自交換機の発信情報蓄積手
段内の発呼側情報を検索することにより、呼出発呼側の
端末装置を抽出し、その抽出した呼出発呼側の端末装置
を呼び出すと共に、該呼出発呼側の端末装置が呼び出し
に応答すると、該呼出発呼側の端末装置と前記呼出被呼
側の端末装置とを接続し、前記呼出発呼側との接続が完
了すると、この接続完了通知を前記呼出装備交換機側に
送出すると共に、自交換機の発信情報蓄積手段に蓄積し
ている発信情報をクリアし、前記呼出装置装備交換機
は、前記接続完了通知により自交換機の発信情報蓄積手
段に蓄積している発信情報をクリアするようになる。
従って、呼出発呼側の内線端末が呼出発呼後に一旦受
話器を下ろして回線を切断しても、呼出被呼側からの応
答がなされたときに、その呼出被呼側の内線端末と上記
回線切断された呼出発呼側の内線端末との間を回線接続
することができ、呼出被呼側からの応答がなされるまで
の間、呼出発呼側の内線端末を他の用途に使用可能な状
態とすることができる。
また、呼出被呼側からの応答により、改めて呼出被呼
側の内線端末を呼出発呼側の内線端末に接続するため、
呼出発呼側、呼出被呼側の各内線端末が収容された構内
自動交換機の配置に応じて、効率の良い接続経路でこれ
ら呼出発呼側の内線端末と呼出被呼側の内線端末との間
を回線接続することができる。
またこれにより、例えば上記呼出被呼者が呼出発呼側
の内線端末と同一の構内自動交換機に収容された内線端
末から呼出に応答した場合、その構内自動交換機にポケ
ットベル主装置が収容されていなくても、ポケットベル
主装置が収容された構内自動交換機を経由することな
く、上記呼出発呼側の内線端末と呼出被呼側の内線端末
との間を回線接続することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一般的なポケットベルサービスの運用に用い
られる構内自動交換機網の、具体的な一例の模式的構成
図、 第2図は、第1図の構内自動交換機網を用いて行われ
る、本発明の第1実施例によるポケットベル呼出制御方
式の一例を説明する状態遷移図、 第3図は、第1図の構内自動交換機網を用いて行われ
る、本発明の第2実施例によるポケットベル呼出制御方
式の一例を説明する状態遷移図、 第4図は、第1図の構内自動交換機網を用いて行われ
る、本発明の第3実施例によるポケットベル呼出制御方
式の一例を説明する状態遷移図、 第5図は、第1図の構内自動交換機網を用いて行われ
る、本発明の第4実施例によるポケットベル呼出制御方
式の一例を説明する状態遷移図、 第6図は、第1図の構内自動交換機網を用いて行われ
る、従来のポケットベル呼出制御方式の一例を説明する
状態遷移図である。 100、200……構内自動交換機(PBX)、 106a、206a……ポケットベル発信情報メモリ(MEM) 152、154、252……内線(内線端末)、 402……ポケットベル主装置、 404……ポケットベル子機、 XX……発呼者情報、 YY……被呼者情報。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々が端末装置を収容する複数の電話交換
    機を、回線を介して互いに接続し、それらの電話交換機
    のうちの少なくとも1台を、ポケットベルを呼び出す呼
    出装置を備えた呼出装置装備交換機とし、更に別の少な
    くとも1台を、呼出装置を備えない呼出装置非装備交換
    機として構成した構内自動交換機網におけるポケットベ
    ル呼出制御方式であって、 呼出発呼側の端末装置の識別情報である発呼者情報と、
    呼出被呼側のポケットベル子機の識別情報である子機情
    報とを対応させて、発信情報として蓄積するための発信
    情報蓄積手段を前記呼出装置装備交換機側に設け、 前記呼出装置非装備交換機の端末装置からの呼出発呼時
    に、該呼出装置非装備交換機は、当該呼出発呼に関わる
    発信情報を前記呼出装置装備交換機へ転送し、該呼出装
    置装備交換機は、転送された発信情報を前記発信情報蓄
    積手段に蓄積すると共に、当該発信情報により前記呼出
    装置に対しポケットベル子機を呼び出すように通知し、 前記呼出被呼側が前記呼出装置非装備交換機の端末装置
    からの応答要求時に、該呼出装置非装備交換機は、少な
    くとも、該応答要求に含まれる子機情報を含む被呼応答
    情報を前記呼出装置装備交換機へ転送し、該呼出装置装
    備交換機は、転送された前記被呼応答情報に含まれる子
    機情報に基いて、前記発信情報蓄積手段内の発信情報を
    検索することにより、当該子機情報に対応する発呼者情
    報を抽出し、少なくとも、抽出した前記発呼者情報を含
    む接続要求情報を、前記呼出装置非装備交換機に送出
    し、 該呼出装置非装備交換機は、前記接続要求情報に含まれ
    る発呼者情報により前記呼出発呼側の端末装置を呼び出
    すと共に、当該呼出発呼側の端末装置が呼び出しに応答
    すると、当該呼出発呼側の端末装置と前記呼出被呼側の
    端末装置とを接続し、 前記呼出発呼側との接続が完了すると、この接続完了を
    示す接続完了情報を前記呼出装置装備交換機側に送出
    し、該呼出装置装備交換機は、前記接続完了通知により
    前記発信情報蓄積手段が蓄積している前記発信情報をク
    リアする、 ようにしたことを特徴とする構内自動交換機網における
    ポケットベル呼出制御方式。
  2. 【請求項2】各々が端末装置を収容する複数の電話交換
    機を、回線を介して互いに接続し、それらの電話交換機
    のうちの少なくとも1台を、ポケットベルを呼び出す呼
    出装置を備えた呼出装置装備交換機とし、更に別の少な
    くとも1台を、呼出装置を備えない呼出装置非装備交換
    機として構成した構内自動交換機網におけるポケットベ
    ル呼出制御方式であって、 呼出発呼側装置の識別情報である発呼側情報と、呼出被
    呼側のポケットベル子機の識別情報である子機情報とを
    対応させて、発信情報として蓄積するための、発信情報
    蓄積手段を前記呼出装置装備交換機側及び前記呼出装置
    非装備交換機の両方に設け、 前記呼出装置非装備交換機からの端末装置からの呼出発
    呼時に、該呼出装置非装備交換機は、自交換機の発信情
    報蓄積手段に当該呼出発呼に関わる発信情報を蓄積する
    と共に、前記子機情報を含むポケットベル呼出情報を前
    記呼出装置装備交換機に転送し、該呼出装置装備交換機
    は、転送されたポケットベル呼出情報から前記子機情報
    を抽出し、これを自交換機の発信情報蓄積手段に蓄積す
    ると共に、当該子機情報により、前記呼出装置に対しポ
    ケットベル子機を呼び出すように通知し、 前記呼出被呼側が前記呼出装置非装備交換機の端末装置
    からの応答要求時に、該呼出装置非装備交換機は、前記
    応答要求に含まれる子機情報に基づいて、自交換機の発
    信情報蓄積手段内の発呼側情報を検索することにより、
    呼出発呼側の端末装置を抽出し、その抽出した呼出発呼
    側の端末装置を呼び出すと共に、当該呼出発呼側の端末
    装置が呼び出しに応答すると、当該呼出発呼側の端末装
    置と前記呼出被呼側の端末装置とを接続し、 前記呼出発呼側との接続が完了すると、この接続完了を
    示す接続完了情報を前記呼出装備交換機側に送出すると
    共に、自交換機の発信情報蓄積手段に蓄積している発信
    情報をクリアし、前記呼出装置装備交換機は、前記接続
    完了情報を受信すると、自交換機の発信情報蓄積手段に
    蓄積している発信情報をクリアする、 ようにしたことを特徴とする構内自動交換機網における
    ポケットベル呼出制御方式。
JP2221246A 1990-08-24 1990-08-24 構内自動交換機網におけるポケットベル呼出制御方式 Expired - Lifetime JP2882006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2221246A JP2882006B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 構内自動交換機網におけるポケットベル呼出制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2221246A JP2882006B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 構内自動交換機網におけるポケットベル呼出制御方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04104645A JPH04104645A (ja) 1992-04-07
JP2882006B2 true JP2882006B2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=16763761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2221246A Expired - Lifetime JP2882006B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 構内自動交換機網におけるポケットベル呼出制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2882006B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57212835A (en) * 1981-06-25 1982-12-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Callout communication system
JPS60150333A (ja) * 1984-01-18 1985-08-08 Nec Corp ポケツトベルペ−ジング方式
JPS62209959A (ja) * 1986-03-11 1987-09-16 Oki Electric Ind Co Ltd 構内交換機によるポケツトベルの待時式応答接続方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04104645A (ja) 1992-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5371781A (en) System and method for identifying the incoming directory number when multiple directory numbers are assigned to one wireless device
US5161180A (en) Call interceptor for emergency systems
EP0549126B1 (en) Method and apparatus for alerting multiple telephones for an incoming call
JPH05218951A (ja) 構内ネットワークシステム
EP0724351A2 (en) System and method for establishing communications with a mobile party
US3182134A (en) Circuit for interconnecting a number of calling lines
CN1025272C (zh) 通信系统
JPH05191504A (ja) 地図検索サービスシステム
JP2882006B2 (ja) 構内自動交換機網におけるポケットベル呼出制御方式
JP3634610B2 (ja) 自動コールシステム
US2496902A (en) Private automatic telephone system of the passing call type
JPH02288537A (ja) 自動呼出携帯電話システム
US6314124B1 (en) Method and system for remote answer of a telephone call
JPS59156040A (ja) 地域指定移動通信方式
JP3328489B2 (ja) 構内交換機における着信転送方式
JPH10136450A (ja) 構内無線通信システム、該システムに用いられる構内交換機および無線通信端末
JPS639399A (ja) 構内交換機
JP3239161B2 (ja) 発信地域対応の着信者情報に基づいた呼接続方法
JP2974184B2 (ja) ポケットベル制御方式
JPH07154837A (ja) 構内ディジタル電子交換機の局線着信方式
JPS5919504B2 (ja) ボタン電話制御方式
JPS6324725A (ja) 選択呼出し可能なコ−ドレステレホンシステム
JP2000299737A (ja) 電話加入者情報通知サービス方式
JPS6326061A (ja) 発呼者番号通知方式
JPS62291239A (ja) 個人位置登録機能及び着呼転送機能を有する電話機