JP2881687B2 - 防風用ネット支持装置 - Google Patents
防風用ネット支持装置Info
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- JP2881687B2 JP2881687B2 JP24015596A JP24015596A JP2881687B2 JP 2881687 B2 JP2881687 B2 JP 2881687B2 JP 24015596 A JP24015596 A JP 24015596A JP 24015596 A JP24015596 A JP 24015596A JP 2881687 B2 JP2881687 B2 JP 2881687B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、リンゴなど果物の
落果防止等に用いられる防風用ネットを支持する防風用
ネット支持装置に関する。
落果防止等に用いられる防風用ネットを支持する防風用
ネット支持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、防風用ネット支持装置は、防風用
ネットを、複数本の支柱に張設した支持ワイヤに係止具
により取付けるように構成されており、冬期に張った侭
にしておくと雪が付いて過大な重量が加わって破損した
り、或いは雪で通風が妨げられて強風が吹いた時破損す
るという不具合を防止するために、防風の必要がないと
きは一方の支柱に寄せておくのが一般である。
ネットを、複数本の支柱に張設した支持ワイヤに係止具
により取付けるように構成されており、冬期に張った侭
にしておくと雪が付いて過大な重量が加わって破損した
り、或いは雪で通風が妨げられて強風が吹いた時破損す
るという不具合を防止するために、防風の必要がないと
きは一方の支柱に寄せておくのが一般である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の防風用ネット
は、一方の支柱に寄せたり、或いは両支柱間に張るのに
両支柱に登って作業を行わなければならず、手間がかか
り、高齢者や女性には重労働であると共に危険が伴うと
いう不具合があった。
は、一方の支柱に寄せたり、或いは両支柱間に張るのに
両支柱に登って作業を行わなければならず、手間がかか
り、高齢者や女性には重労働であると共に危険が伴うと
いう不具合があった。
【０００４】本発明は、従来のこのような不具合を解決
し、防風用ネットを容易に一方の支柱に寄せたり或いは
張ったりすることができると共に、強風を受けてもネッ
ト支持装置としての機能を損なうことがない防風用ネッ
ト支持装置を提供することを課題とする。
し、防風用ネットを容易に一方の支柱に寄せたり或いは
張ったりすることができると共に、強風を受けてもネッ
ト支持装置としての機能を損なうことがない防風用ネッ
ト支持装置を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、請求項１に記載のように、防風用ネッ
トを、２本の支柱間に張設した支持ワイヤに吊り具によ
り移動自在に取付けて成る防風用ネット支持装置におい
て、防風用ネットの上方に配置した滑車支持枠に、逆ハ
状の姿勢でガイド棒に乗る一対の滑車を軸支すると共
に、ネットの下部に達するネット引き棒を連設してネッ
ト移動部材を構成し、該ネット移動部材にネットの一端
を連結したことを特徴とし、請求項２に記載のように、
前記防風用ネットの他方の一端には全長に亘って複数の
ル−プ状ロ−プが互いに離隔して取付けられ、該複数の
ル−プ状ロ−プは、それぞれ支柱に設けられたリングの
中に通された後隣接する上のル−プ状ロ−プの中に通さ
れて成り、最下端に設けたロ−プを下方に引っ張り支柱
に縛り付けることにより、両支柱間に張った防風用ネッ
トにテンションをかけるようにしたことを特徴とする。
解決するために、請求項１に記載のように、防風用ネッ
トを、２本の支柱間に張設した支持ワイヤに吊り具によ
り移動自在に取付けて成る防風用ネット支持装置におい
て、防風用ネットの上方に配置した滑車支持枠に、逆ハ
状の姿勢でガイド棒に乗る一対の滑車を軸支すると共
に、ネットの下部に達するネット引き棒を連設してネッ
ト移動部材を構成し、該ネット移動部材にネットの一端
を連結したことを特徴とし、請求項２に記載のように、
前記防風用ネットの他方の一端には全長に亘って複数の
ル−プ状ロ−プが互いに離隔して取付けられ、該複数の
ル−プ状ロ−プは、それぞれ支柱に設けられたリングの
中に通された後隣接する上のル−プ状ロ−プの中に通さ
れて成り、最下端に設けたロ−プを下方に引っ張り支柱
に縛り付けることにより、両支柱間に張った防風用ネッ
トにテンションをかけるようにしたことを特徴とする。
【０００６】本発明の請求項１に記載の構成によれば、
防風用ネットを２本の支柱間に張ったり、或いは一方の
支柱に寄せるために、防風用ネットの一端に連結したネ
ット引棒を移動させると、ネット引棒の上端に連設した
滑車支持枠に軸支され逆ハ状の姿勢でガイド棒に乗る一
対の滑車が転動するので、ネットを容易に一対の支柱間
に張ったり、一方の支柱に寄せることができ、しかもい
ずれの方向よりの強風にも滑車はガイド棒から外れるこ
とがない。請求項２に記載の構成によれば、防風用ネッ
トは、これにテンションを掛けられた状態で両支柱間に
張られるので、防風用ネットはピンと張った状態にな
り、強風に煽られてばたばたすることによる劣化が少な
い。
防風用ネットを２本の支柱間に張ったり、或いは一方の
支柱に寄せるために、防風用ネットの一端に連結したネ
ット引棒を移動させると、ネット引棒の上端に連設した
滑車支持枠に軸支され逆ハ状の姿勢でガイド棒に乗る一
対の滑車が転動するので、ネットを容易に一対の支柱間
に張ったり、一方の支柱に寄せることができ、しかもい
ずれの方向よりの強風にも滑車はガイド棒から外れるこ
とがない。請求項２に記載の構成によれば、防風用ネッ
トは、これにテンションを掛けられた状態で両支柱間に
張られるので、防風用ネットはピンと張った状態にな
り、強風に煽られてばたばたすることによる劣化が少な
い。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
して説明する。
【０００８】図１において、１は防風用ネット、２1 、
２2 は支柱、３は、一対の支柱２1、２2 間に間隔を開
けて張設された、例えばφ７ｍｍのポリエチレン被覆ワ
イヤから成る支持ワイヤ３である。
２2 は支柱、３は、一対の支柱２1、２2 間に間隔を開
けて張設された、例えばφ７ｍｍのポリエチレン被覆ワ
イヤから成る支持ワイヤ３である。
【０００９】前記防風用ネット１は、一対の支柱２1 、
２2 の間隔と略等しい横幅を有し、図２に明示するよう
に、該ネット１には、例えば、６本の可撓性のロ−プ４
が上下方向に間隔を開けて取付けられ、各ロ−プ４には
間隔を開けて複数の吊り具５が配設されており、この吊
り具４により、図１に示すように、前記ネット１は、前
記支持ワイヤ３に移動自在に取り付けられる。前記防風
用ネット１には、該ネット１の上方に配置されて一対の
支柱２1 、２2 間を連結するガイド棒６に逆ハ状の姿勢
で乗る一対の滑車７、７を軸支した滑車支持枠８をネッ
ト引き棒９の上端に連設して構成されたネット移動部材
１０が設けられ、該ネット移動部材１０は、前記ネット
１の下部に達する長さのネット引き棒９をネット１の一
端に取付けることにより前記ネット１に連結される。
２2 の間隔と略等しい横幅を有し、図２に明示するよう
に、該ネット１には、例えば、６本の可撓性のロ−プ４
が上下方向に間隔を開けて取付けられ、各ロ−プ４には
間隔を開けて複数の吊り具５が配設されており、この吊
り具４により、図１に示すように、前記ネット１は、前
記支持ワイヤ３に移動自在に取り付けられる。前記防風
用ネット１には、該ネット１の上方に配置されて一対の
支柱２1 、２2 間を連結するガイド棒６に逆ハ状の姿勢
で乗る一対の滑車７、７を軸支した滑車支持枠８をネッ
ト引き棒９の上端に連設して構成されたネット移動部材
１０が設けられ、該ネット移動部材１０は、前記ネット
１の下部に達する長さのネット引き棒９をネット１の一
端に取付けることにより前記ネット１に連結される。
【００１０】前記ネット１のネット引き棒９を取り付け
る一端とは反対側の端には、図２に明示するように、複
数のル−プ状ロ−プ１１がそれぞれ複数のロ−プ４の一
端に連結して取付けられ、各ル−プ状ロ−プ１１は隣接
する上のル−プ状ロ−プ１１の輪の中に挿通する。防風
用ネット１の端を支柱２1 に取り付ける時は、図４に示
すように、前記各ル−プ状ロ−プ１１を、支柱２1 に形
成した支持ワイヤ通し用リング１２の中を通した後（或
いは、図示しないが、支柱２1 に巻き付けた前記支持ワ
イヤ３の端部に形成したリングの中を通した後）隣接す
る上のル−プ状ロ−プ１１の中を通し、最下端のル−プ
状線材１１を引っ張ったとき各ル−プ状ロ−プ１１はそ
れぞれ緊張した状態になり、両支柱間に張設された防風
用ネット１がピンと張った状態になるような長さになっ
ている。前記ガイド棒６には、支柱２1 及び２2 に近接
してストッパ１３が固着され、前記支柱２1 及び２2 に
は、それぞれ間隔を開けて対向する一対の水平な板状ロ
ック片１４、１４が取り付けられており、このロック片
１４、１４と、このロック片１４、１４に開けられた孔
１５、１５に差し込むロック棒１６とによりネット引棒
ロック部材１７を構成する。尚、１８は、防風用ネット
１を張る時などに使用する足場である。
る一端とは反対側の端には、図２に明示するように、複
数のル−プ状ロ−プ１１がそれぞれ複数のロ−プ４の一
端に連結して取付けられ、各ル−プ状ロ−プ１１は隣接
する上のル−プ状ロ−プ１１の輪の中に挿通する。防風
用ネット１の端を支柱２1 に取り付ける時は、図４に示
すように、前記各ル−プ状ロ−プ１１を、支柱２1 に形
成した支持ワイヤ通し用リング１２の中を通した後（或
いは、図示しないが、支柱２1 に巻き付けた前記支持ワ
イヤ３の端部に形成したリングの中を通した後）隣接す
る上のル−プ状ロ−プ１１の中を通し、最下端のル−プ
状線材１１を引っ張ったとき各ル−プ状ロ−プ１１はそ
れぞれ緊張した状態になり、両支柱間に張設された防風
用ネット１がピンと張った状態になるような長さになっ
ている。前記ガイド棒６には、支柱２1 及び２2 に近接
してストッパ１３が固着され、前記支柱２1 及び２2 に
は、それぞれ間隔を開けて対向する一対の水平な板状ロ
ック片１４、１４が取り付けられており、このロック片
１４、１４と、このロック片１４、１４に開けられた孔
１５、１５に差し込むロック棒１６とによりネット引棒
ロック部材１７を構成する。尚、１８は、防風用ネット
１を張る時などに使用する足場である。
【００１１】該ネット支持装置の作用を説明すると、防
風の必要がないときは、前記ネット１を左方の支柱２1
の側に寄せておき、ネット引き棒９の上端を支柱２1 と
ストッパ１３との間に入れ、ネット引き棒９をネット引
き棒ロック部材１７で支柱２1 に固定する。防風の必要
が生じたときは、ネット引き棒９を持ってガイド棒６に
乗る滑車７、７を転動させて前記ネット１を右方の支柱
２2 まで広げ、図５に示すように、支柱２2 に固着され
た一対の板状ロック片１４、１４の間にネット引き棒９
を嵌合し、板状ロック片１４、１４に明けた孔１５、１
５にロック棒１６を差し込むことにより支柱２2 に固定
する。この状態において、図４に示すように、防風用ネ
ット１の左方の端に設けられた前述の複数のル−プ状ロ
−プ１１の内の、最も下のル−プ状ロ−プ１１を下方に
引っ張って支柱２1 に縛り付けて、前記ネット１にテン
ションを掛けて支柱２1 、２2 間に張る。
風の必要がないときは、前記ネット１を左方の支柱２1
の側に寄せておき、ネット引き棒９の上端を支柱２1 と
ストッパ１３との間に入れ、ネット引き棒９をネット引
き棒ロック部材１７で支柱２1 に固定する。防風の必要
が生じたときは、ネット引き棒９を持ってガイド棒６に
乗る滑車７、７を転動させて前記ネット１を右方の支柱
２2 まで広げ、図５に示すように、支柱２2 に固着され
た一対の板状ロック片１４、１４の間にネット引き棒９
を嵌合し、板状ロック片１４、１４に明けた孔１５、１
５にロック棒１６を差し込むことにより支柱２2 に固定
する。この状態において、図４に示すように、防風用ネ
ット１の左方の端に設けられた前述の複数のル−プ状ロ
−プ１１の内の、最も下のル−プ状ロ−プ１１を下方に
引っ張って支柱２1 に縛り付けて、前記ネット１にテン
ションを掛けて支柱２1 、２2 間に張る。
【００１２】上記実施例では、防風用ネット支持装置を
果物の落果防止用に用いたが、その他の用途にも用いる
ことができる。
果物の落果防止用に用いたが、その他の用途にも用いる
ことができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、請求項１に記載の構成によれ
ば、防風用ネットを、地上でネット引き棒を操作するだ
けで容易に一方の支柱に寄せたり或いは両支柱間に張っ
たりすることができると共に、いずれの方向よりの強風
にも滑車はガイド棒から外れることがなく、ネット支持
装置としての前記機能を損なうことがないという効果を
有する。請求項２に記載の構成によれば、防風用ネット
にテンションを掛けることができ、強風に煽られてばた
ばたすることによる劣化を防止することができるという
効果を有する。
ば、防風用ネットを、地上でネット引き棒を操作するだ
けで容易に一方の支柱に寄せたり或いは両支柱間に張っ
たりすることができると共に、いずれの方向よりの強風
にも滑車はガイド棒から外れることがなく、ネット支持
装置としての前記機能を損なうことがないという効果を
有する。請求項２に記載の構成によれば、防風用ネット
にテンションを掛けることができ、強風に煽られてばた
ばたすることによる劣化を防止することができるという
効果を有する。
【図１】 本発明の防風用ネット支持装置の正面図。
【図２】 防風用ネットの要部の正面図。
【図３】 図１に示す防風用ネット支持装置のネット移
動部材を図１の右方から見た側面図。
動部材を図１の右方から見た側面図。
【図４】 一方の支柱に取り付けた防風用ネットの要部
の背面図。
の背面図。
【図５】 （Ａ）及び（Ｂ）はネット引き棒を支柱にロ
ックしないとき及びしたときの正面図。
ックしないとき及びしたときの正面図。
１・・・ネット ２1 、２2 ・・・支柱 ３・・・支持ワイヤ ４・・・ロ−
プ ５・・・吊り具 ６・・・ガイ
ド棒 ７・・・滑車 ８・・・滑車
支持枠 ９・・・ネット引き棒 １０・・・ネッ
ト移動部材 １１・・・ル−プ状ロ−プ １２・・・リ
ング
プ ５・・・吊り具 ６・・・ガイ
ド棒 ７・・・滑車 ８・・・滑車
支持枠 ９・・・ネット引き棒 １０・・・ネッ
ト移動部材 １１・・・ル−プ状ロ−プ １２・・・リ
ング
Claims (2)
- 【請求項１】 防風用ネットを、２本の支柱間に張設し
た支持ワイヤに吊り具により移動自在に取付けて成る防
風用ネット支持装置において、防風用ネットの上方に配
置した滑車支持枠に、逆ハ状の姿勢でガイド棒に乗る一
対の滑車を軸支すると共に、ネットの下部に達するネッ
ト引き棒を連設してネット移動部材を構成し、該ネット
移動部材に防風用ネットの一端を連結したことを特徴と
する防風用ネット支持装置。 - 【請求項２】 前記防風用ネットの他方の一端には全長
に亘って複数のル−プ状ロ−プが互いに離隔して取付け
られ、該複数のル−プ状ロ−プは、それぞれ支柱に設け
られたリングの中に通された後隣接する上のル−プ状ロ
−プの中に通されて成り、最下端に設けたロ−プを下方
に引っ張り支柱に縛り付けることにより、両支柱間に張
った防風用ネットにテンションをかけるようにしたこと
を特徴とする請求項１に記載の防風用ネット支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24015596A JP2881687B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 防風用ネット支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24015596A JP2881687B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 防風用ネット支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1088526A JPH1088526A (ja) | 1998-04-07 |
| JP2881687B2 true JP2881687B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=17055320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24015596A Expired - Fee Related JP2881687B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 防風用ネット支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2881687B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP24015596A patent/JP2881687B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1088526A (ja) | 1998-04-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100205 Year of fee payment: 11 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150205 Year of fee payment: 16 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |