JPH0738565Y2 - 養生シートの張設装置 - Google Patents

養生シートの張設装置

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JPH0738565Y2
JPH0738565Y2 JP40598390U JP40598390U JPH0738565Y2 JP H0738565 Y2 JPH0738565 Y2 JP H0738565Y2 JP 40598390 U JP40598390 U JP 40598390U JP 40598390 U JP40598390 U JP 40598390U JP H0738565 Y2 JPH0738565 Y2 JP H0738565Y2
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JP
Japan
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curing sheet
guide
scaffold
tensioning device
operating
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JP40598390U
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JPH0494047U (ja
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和孝 穴井
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Takenaka Corp
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、養生シートの張設装
置、特に、新築または改築の建物の外側に建物に沿って
建てらける足場の建地の外側にガイドレールを取付け、
このガイドレールに沿って養生シートを移動させて張設
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、新築または改築の建
物1の外壁の外側に建物1に沿って枠組足場2を建て、
図5および図6に示すように、この足場の建地3の外側
に養生シート4を張設して、建造中に使う部材、材料、
器具等の飛散防止を図っている。養生シート4は、その
周縁部に間隔をおいて多数の鳩目孔5があり、この鳩目
孔5にナイロン繊維等からなる紐(または針金等の線状
体)6を通し、この紐6を足場の建地3の周囲に廻ら
し、紐6の端部を互いに結んで結束し、養生シート4を
足場の外側に張設している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】新築または改築の建物
1の外側に建てた足場2の建地3に紐6で取付けた前記
養生シート4は、強い風が吹くと破損したり、その養生
シート4が取付けられている枠組足場2自体が破損する
恐れがある。そのため、強風時には一時的に建地から撤
去し、強風が去ると再び養生シート4を張設しなおす必
要がある。この養生シート4の撤去と再張設の作業は非
常に手間のかかる作業である。特に、九州のような台風
の襲来率が高い地域においては、台風の襲来の都度、こ
の手間のかかる緊急の作業に苦労している。現状では、
労務職が非常に不足しており、その撤去と再張設の作業
を人手に頼って続けることはますます困難になってきて
いる。大規模な工事にあっては対応困難に陥る場合もあ
る。この考案の解決しようとする課題は、養生シートの
張設と撤去の作業を能率的に行い得る養生シートの張設
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は前記課題を解
決するための手段として、次の構成を採用する。この考
案の構成は、新築または改築の建物の外側に建てる足場
において、所定の間隔を保って上下方向に延びる足場の
複数の建地の外側に、建地の上下方向の略全域にわたっ
て二つの案内路を備えたガイドレールをそれぞれ固定
し、前記ガイドレールの案内路に多数の案内片を滑動自
在に係合させ、前記間隔と略一致する幅の長尺の養生シ
ートの長手方向の側縁の間隔をおいた部分と前記案内片
とを連結体を介して連結し、養生シートの下端および上
端の少なくとも一方に操作綱を連結したことを特徴とす
る養生シートの張設装置にある。ガイドレールは、たと
えば、E形断面の形材で構成し、あるいは、互いに平行
に配した一対のC形断面の形材で構成する。ガイドレー
ルを一対のC形断面の形材で構成する場合は、それらの
案内溝が同じ方向に向くように平行に配置してもよい
し、あるいはそれらの案内溝が互いに反対方向に向くよ
うに背中合わせに平行に配置してもよい。足場の建地へ
のガイドレールの固定にクランプを使うと、その着脱が
容易になる。
【0005】養生シートの長手方向の側縁には通常間隔
をおいて鳩目孔が設けられているから、この鳩目孔に連
結体を通して養生シートと案内片とを連結する。連結体
として、通常は紐を使うが、たとえば、細い棒状体から
なる幹部とこの幹部の両端に幹部と略直角に細い棒状体
からなる係止棒を結合した合成樹脂製の連結体を使うこ
ともできる。養生シートの端縁部に操作綱を連結する場
合には、たとえば、養生シートの下端および上端の少な
くとも一方に養生シートの幅方向に延びる操作杆を取付
け、この操作杆の間隔をおいた二つの位置にそれぞれ操
作綱を取付ける。間隔をおいた操作杆の二つの位置に取
付けた操作綱を使って養生シートを操作すると、養生シ
ートの張設および撤去操作が容易になる。操作綱の配置
の仕方は、養生シートを足場のどの位置にまとめておく
かにより異なる。たとえば、養生シートを足場の上方部
分にまとめる場合は、養生シートの上端を足場の上端に
固定し、養生シートの下端に操作綱を連結し、少なくと
も、操作綱を足場の下方から上端にわたって延在させ
る。養生シートを足場の下方部分にまとめる場合は、養
生シートの下端を足場に固定し、養生シートの上端に操
作綱を連結し、少なくとも、操作綱を足場の下方から上
端にわたって延在させる。養生シートを足場の中途にま
とめる場合は、養生シートの下端に第1の操作綱を連結
し、かつ養生シートの上端に第2の操作綱を連結し、第
1および第2の操作綱を少なくとも足場の下端から上端
にわたって延在させる。
【0006】
【作用】この考案の養生シートの張設装置は、足場の建
地の外側に取付けたガイドレールの案内路に多数の案内
片を滑動自在に係合させ、養生シートの長手方向の側縁
の間隔をおいた部分と前記案内片とを連結体を介して連
結し、養生シートの下端および上端の少なくとも一方に
操作綱を連結したものであるから、操作綱の操作によ
り、養生シートを拡げて足場の外側に張設し、あるいは
養生シートを畳んで、足場の上方部分、中途部分、下方
部分等の所望部分にまとめることができる。
【0007】
【実施例】この考案の第1実施例を図1ないし図3を使
って説明する。新築または改築の建物1の外側に建物1
に沿って枠組足場2を建てる。枠組足場2は所定の間隔
を保って上下方向に延びる建地3を備えている。建地3
にその上下方向の略全域にわたってガイドレール11を
着脱自在に取付ける。ガイドレール11は、たとえば、
E形断面の形材で構成する。建地3にガイドレール11
を着脱自在に取付ける手段として、単管等の連結に普通
に使われているクランプ(締付金具)12を使う。 ク
ランプ12は、図1に示すように、略L字形の抱持体1
2aを備え、その一方の辺の基板部12a1の一端には
抱着体12bが枢軸12cにて回動自在に枢支され、そ
の他方の辺12a2の端部にはボルト2dの一端が枢軸
12eにて回動自在に枢支され、このボルト12dが抱
着体12bの先端の溝に嵌合され、ボルト12dにナッ
ト12fがねじ込まれ、抱持体12aと抱着体12bに
て鋼管支柱からなる建地3が抱持され、抱持体12aの
支持部に止めねじ等にて固定したガイドレール11が建
地3に固定されるようになっている。E形断面のガイド
レール11は、図1および図2に示すように、その長手
方向に延びる二つの案内路11a、11bと案内溝11
1、11b1とを備え、この案内路11a、11b内に
多数の案内片13を上下方向に滑動自在に嵌める。案内
片13は、たとえば、直方体形に形成され、その中央に
貫通孔13aが穿たれ、ガイドレール11の案内路の底
面に面する側の中央部に凹部13bが形成されている。
【0008】案内片13の貫通孔13aに連結紐14を
通し、連結紐14の一端に形成した結び目等からなる係
止部14aを案内片13の凹部13b内に収容し、連結
紐14を案内溝11a1、11b1から引き出し、その連
結紐14を養生シート15の上下方向の両側縁15aに
沿って間隔をおいて形成されている鳩目孔15bに通
し、鳩目孔15bに通した連結紐14の鳩目孔15bの
外側に止め片14bを取付け、養生シート15の側縁部
と案内片13と連結する。なお、連結紐14の代わり
に、図1の右側に示すように、細い棒状体からなる幹部
24aの両端にこれらと略直角に細い棒状体からなる係
止棒24b、24cを一体に結合した合成樹脂製の連結
体24を使うこともできる。養生シート15の下端縁1
5cに養生シート15の幅方向に延びる操作棒16を紐
17にて取付ける。操作棒16に間隔をおいて固定され
ている二つの環体16aにそれぞれ操作綱18の下端を
固定する。操作綱18は養生シート15の外側に沿って
足場2の上端まで延ばされ、その上端を適宜の手段にて
足場に固定する。なお、養生シート15の上端縁15b
に、養生シート15の幅方向に延びる取付棒を紐等にて
取付け、この取付棒を適宜の手段にて足場の上部に固定
するようにしてもよい。次に、第1実施例の養生シート
の張設装置の使い方を説明する。養生シート15を張設
した状態にするには、操作綱18の上端を弛め、操作綱
18の下端に固定した操作棒16の自重等により、養生
シート15をガイドレール11に沿って降下させ、足場
2の外側に養生シート15を張設する。養生シート15
を撤去した状態にするには、操作綱18の上端を引揚げ
る。すると、図3に示されているように、操作綱18に
固定した操作棒16が紐17を介して養生シート15の
下端部を引き上げる。操作綱18の引揚げに応じて、図
3に示されているように、養生シート15が折畳まれな
がらガイドレール11に沿って上昇し、足場2の外側の
上方部分にまとめて保持される。
【0009】この考案の第2実施例を図4を使って説明
する。第2実施例と第1実施例との相違点は、操作綱2
8の設け方である。足場2の上端に滑車29を設け、滑
車29に掛けた操作綱28aの一方の端を養生シート2
5の上端25bに操作棒26、紐等を介して取付ける。
操作綱28aの他方の端を操作綱28bの上端に連結
し、操作綱28bの下端部を足場2の下部に導いて、操
作綱28cの下端部に連結し、操作綱28cの上端部を
操作棒26に取付ける。養生シート25の下端25aは
紐、棒等を介して足場の下端に固定する。操作綱28b
を下方に引っ張ると、養生シート25が拡げられ、足場
2の外側に養生シート25が張設される。操作綱28b
を弛める(操作綱28cを下方に引く)と、養生シート
25が折畳まれながらガイドレール11に沿って降下
し、足場2の外側の下方部分にまとめて保持される。
【00010】
【考案の効果】この考案の養生シートの張設装置は、足
場の建地の外側に取付けたガイドレールの案内路に多数
の案内片を滑動自在に係合させ、養生シートの長手方向
の側縁の間隔をおいた部分と前記案内片とを連結体を介
して連結し、養生シートの下端および上端の少なくとも
一方に操作綱を連結したもので、操作綱の操作により、
養生シートを拡げて足場の外側に張設し、あるいは養生
シートを折畳んで、足場の上方部分、下方部分、中途部
分等の所望部分にまとめることができるから、少ない人
手で迅速に養生シートの張設と撤去(まとめ)を行うこ
とができる。したがって、労務職の不足に対処すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の養生シートの張設装置の要部を水
平な面で横断した平面図
【図2】図1の養生シートの張設装置の要部の下端部の
正面図
【図3】図1の養生シートの張設装置の概要を示す側面
【図4】第2実施例の養生シートの張設装置の概要を示
す側面図
【図5】従来の足場に張設した養生シートの要部を水平
な面で断面した平面図
【図6】図5のものの要部の正面図
【符号の説明】
1 建物 2 足場 3 建地 11 ガイドレール 12 クランプ 11a 案内路 11b 案内路 13 案内片 13a 貫通孔 13b 凹部 14 連結紐 14a 係止部 14b 止め片 15 養生シート 15c 下端縁 16 操作棒 26A 操作棒 26B 操作棒 17 紐 18 操作綱 24 連結体 25 養生シート 28a 操作綱 28b 操作綱 28c 操作綱 29 滑車

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】新築または改築の建物の外側に建てる足場
    において、所定の間隔を保って上下方向に延びる足場の
    複数の建地の外側に、建地の上下方向の略全域にわたっ
    て二つの案内路を備えたガイドレールをそれぞれ固定
    し、前記ガイドレールの案内路に多数の案内片を滑動自
    在に係合させ、前記間隔と略一致する幅の長尺の養生シ
    ートの長手方向の側縁の間隔をおいた部分と前記案内片
    とを連結体を介して連結し、養生シートの下端および上
    端の少なくとも一方に操作綱を連結したことを特徴とす
    る養生シートの張設装置。
  2. 【請求項2】養生シートの下端および上端の少なくとも
    一方に養生シートの幅方向に延びる操作杆を取付け、操
    作杆の間隔をおいた二つの位置にそれぞれ操作綱を取付
    けたことを特徴とする請求項1記載の養生シートの張設
    装置。
  3. 【請求項3】ガイドレールをE形断面の形材または互い
    に平行に配した一対のC形断面の形材で構成したことを
    特徴とする請求項1または2記載の養生シートの張設装
    置。
  4. 【請求項4】ガイドレールをクランプを使って足場の建
    地に取外自在に取付けることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか一つの項記載の足場の養生シートの張設
    装置。
  5. 【請求項5】養生シートが折畳まれて、足場の上方部
    分、下方部分あるい中途部分にまとめる得るようになっ
    たいることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一
    つの項記載の足場の養生シートの張設装置。
JP40598390U 1990-12-29 1990-12-29 養生シートの張設装置 Expired - Lifetime JPH0738565Y2 (ja)

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JPH0494047U JPH0494047U (ja) 1992-08-14
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