JP2881352B2 - 自動利得調節装置 - Google Patents

自動利得調節装置

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JP2881352B2
JP2881352B2 JP4024584A JP2458492A JP2881352B2 JP 2881352 B2 JP2881352 B2 JP 2881352B2 JP 4024584 A JP4024584 A JP 4024584A JP 2458492 A JP2458492 A JP 2458492A JP 2881352 B2 JP2881352 B2 JP 2881352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信、オーディオビジュ
アル、計測等の分野で、フロアノイズを所定の値に保つ
為の自動利得調節に関し、特に、レーダ装置の感度調整
をする自動利得調節装置にお関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信、オーディオビジュアル及び
計測の分野や、レーダ装置でフロアノイズの自動調節は
行われておらず、例えばAGC(Automatic Gain Control)
やAVC(Automatic Volume Control) 等、フロアノイズで
はなく信号レベルを所定の値に保つ技術のみであった。
この為、フロアノイズは手動で調節するか、又はフロア
ノイズを一定にするために絶対利得の変動を厳しく管理
するか、又は絶対利得の変動を避けるため、環境そのも
のを一定にする手段がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フロアノイズの自動調
節を行われていないため、増幅器を常に最適利得の状態
にすることができない。そのため、信号の無いときに利
得が大きすぎ、又、強い信号が入った直後の感度が下が
る等の不都合が生じる。又、フロアノイズのレベルと信
号との間に大きな差の無い、微弱な信号を検出する場
合、フロアノイズを適正に保つことは重要なことであ
る。
【0004】 また、レーダ装置においては、わずかにノ
イズが発生した状態で、物標(例えば、船舶)が、画面
に表示されるのが、適正ゲイン(所定の雑音密度)とな
る。適正ゲインとなる設定値は、温度変動等で変わるの
で、固定値にできない。そのため、従来のAGCは、入
力における信号レベルを検出し、出力の信号レベルが一
定値となるようにする。このため、無信号時は最大ゲイ
ンとなる。 さらに、船舶の種類(船の材料)により反射
信号のレベルが異なる。そのため、レベルそのものを用
いて、増幅器のゲインを制御すると、物標からの反射レ
ベルが高いものがある場合、増幅器のゲインを小さくす
るように動作する。その結果、ノイズが全くでない状態
にすると、反射レベルの低い船を表示することができな
い場合が生ずる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のアンテナを介して出力した送信パルスの反射
信号を処理し、表示するレーダ装置に用いられ、レーダ
装置の感度調整をする自動利得調節装置において、以下
の手段を備えた。反射信号及び雑音を増幅する増幅器
3の利得を調整する利得調整手段、 前記増幅器で増幅
された反射信号及び雑音にスレッヨルドをかけるスレッ
シヨルド回路、 該スレッシヨルド回路から得られた反
射信号及び雑音の所定受信時間の無信号時間間隔を測定
する無信号時間間隔測定回路、 該無信号時間間隔測定
回路で得られた無信号時間間隔のうちの最長時間間隔を
記憶し、最長時間間隔が長くなると前記増幅器の利得が
高くなるように、最長時間間隔が短くなると前記増幅器
の利得が低くなるように、前記利得調整手段にフィード
バックする最長時間保持回路。
【0006】
【作用】このように構成された自動利得調節装置によれ
ば、増幅器を信号の有無にかかわらず常に最適利得の状
態にすることが出来、信号の無いときに利得が大きす
ぎ、強い信号が入った直後の感度が下がる等の不都合が
生じない。フロアノイズを手動で調節する必要も無く、
又はフロアノイズを一定にするために絶対利得の変動を
厳しく管理する必要も無く、そのために調整も容易とな
り、高精度の部品を使用する必要も無い。又、絶対利得
の変動を避けるため、環境そのものを一定にする等の方
策をとらずに済む。又、フロアノイズのレベルと信号と
の間に大きな差の無い、微弱な信号を検出する場合、フ
ロアノイズを適正に保つことにより効果的に信号検出を
することができる。
【0007】
【実施例】実施例としてレーダの感度調整を例として説
明する。図1は本発明の自動利得調節装置の一実施例を
示す構成図である。図2は本発明をレーダ装置に応用し
た一実施例の図1における各出力波形である。送受信回
路1は、制御回路2からのレーダ送信トリガAを入力
し、アンテナ(図示せず)に送信パルスBを出力する。
この送信パルスBはアンテナを介して、物標で反射され
る。この反射波はアンテナで受信され送受信回路1で反
射信号として出力される。この反射信号には、船ばかり
でなく、波や雨からの信号も含まれている。さらに、送
受信回路1の出力信号は、反射信号だけでなく回路等か
ら発生する雑音(フロアノイズ)を含んだ、反射信号及
び雑音Cとなっている(図2(a))。
【0008】 受信した反射信号及び雑音Cを増幅器3で
増幅し、スレッショルド回路4にかけ、量子化して2値
信号Dとする(図2(c))。このスレッショルド回路
4は反射信号及び雑音Cとスレッショルドレベルとを比
較する比較器で構成できる。なお、スレッショルドレベ
ルは操作始めに、画面をみて設定できるが、目標物標等
の距離で予め適宜に設定することもできる。
【0009】 所定の受信時間の間(図2(b))、無信
号時間測定回路5は、制御回路2からの測定スタート信
号Eにより、2値信号Dの無信号時間を測定する(図2
(c))。具体的には、無信号時間測定回路5はカウン
タ5a、メモリ5b、比較器5c(図示せず)とからな
る。カウンタ5aで第1の無信号時間を計数し、メモリ
5bに記憶する。さらにカウンタ5aで第2の無信号時
間を計数し、この計数値と、メモリ5bに記憶した第1
の無信号時間を計数値とを比較器5cで比較する。第2
の無信号時間の計数値が大きい場合のみ、第2の無信号
時間の計数値をメモリ5bに記憶する。以後、この処理
を受信時間の終了まで繰り返すことにより、最終的には
最長の無信号時間の計数値がメモリ5bに記憶される。
受信時間の終了で、制御回路2から最長時間保持回路6
にホールド信号Fが出力され、メモリ5bに記憶された
計数値である最長時間を保持しておく。
【0010】 最長時間保持回路6は、この最長時間を雑
音密度情報として自動利得調整に使用する。なお、イン
パルスノイズの発生、アンテナの一掃引による反射信号
の受信等を考慮すると、最長時間保持回路6における雑
音密度の決定手段としては、以下の実施例がある。受
信時間毎の最長時間とする。数回の受信時間の最長時
間を単純平均した値とする。数回の受信時間の最長時
間を移動平均した値とする。
【0011】 雑音密度測定結果を増幅器3の利得を調整
する利得調整手段3aにフィードバックする。具体的に
は、最長時間が長くなると、増幅器3の利得が高くなる
ように、最長時間が短くなると、増幅器3の利得が低く
なるように調整される。その結果、雑音密度測定結果が
ほぼ一定となるように制御される。この結果、表示回路
7で適宜に増幅された反射信号及び雑音が表示される。
つまり、フロアノイズが一定に保たれるため、物標の反
射信号を発見し易くなる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動利得調
節装置によれば、実際に設定値を決める元になるのは無
信号区間であり、信号の有無に関係なく動作できる。結
果としてノイズレベルを制御しているが、自動利得調整
回路を動作させる入力はレベルではない。よってレベル
を計測する手段を必要としない。 また、レベルそのもの
を計測していないため、物標の反射レベルに影響され
ず、前提とした「わずかにノイズが発生した状態」の適
正ゲインとすることができる。
【0013】 この結果、従来画面のノイズを見てレーダ
受信感度(増幅器の利得設定状態)を判断し、フロアノ
イズを適正に保つ様に手動感度調整していた煩わしい操
作が不要となり、熟練者でなくてもレーダ受信感度を適
正に設定することが出来る。又、煩わしい操作が不要と
なるため、レーダ画面上の目標の検出、確認が容易とな
り、船舶の場合は操船に専念することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動利得調節装置の一実施例を示す構
成図である。
【図2】本発明をレーダ装置に応用した一実施例の図1
における各出力波形である。
【符号の説明】
1 送受信回路。 2 制御回路。 3 増幅器。 3a 利得調整手段。 4 スレッショルド回路。 5 無信号時間測定回路。 6 最長時間保持回路。 7 表示回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03G 3/30 H03G 3/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナを介して出力した送信パルスの反
    射信号を処理し、表示するレーダ装置に用いられ、レー
    ダ装置の感度調整をする自動利得調節装置において、反
    信号及び雑音を増幅する増幅器(3)の利得を調整す
    る利得調整手段(3a)と、前記増幅器で増幅された
    信号及び雑音にスレッヨルドをかけるスレッシヨルド
    回路(4)と、該スレッシヨルド回路から得られた反射
    信号及び雑音の所定受信時間の無信号時間間隔を測定す
    る無信号時間間隔測定回路(5)と、該無信号時間間隔
    測定回路で得られた無信号時間間隔のうちの最長時間間
    隔を記憶し、最長時間間隔が長くなると前記増幅器の利
    得が高くなるように、最長時間間隔が短くなると前記増
    幅器の利得が低くなるように、前記利得調整手段にフィ
    ードバックする最長時間保持回路(6)とを備え、反射
    信号及び雑音が所定の雑音密度になるよう前記増幅器の
    利得を調整する自動利得調節装置。
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