JP2880899B2 - スタッドレスタイヤ - Google Patents
スタッドレスタイヤInfo
- Publication number
- JP2880899B2 JP2880899B2 JP6013130A JP1313094A JP2880899B2 JP 2880899 B2 JP2880899 B2 JP 2880899B2 JP 6013130 A JP6013130 A JP 6013130A JP 1313094 A JP1313094 A JP 1313094A JP 2880899 B2 JP2880899 B2 JP 2880899B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- groove
- ratio
- sum
- tread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1204—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe
- B60C2011/1213—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe sinusoidal or zigzag at the tread surface
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、氷上制動性、耐氷上横
すべり性を高めたスタッドレスタイヤに関する。
すべり性を高めたスタッドレスタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】スパイクタイヤによる路面の損傷を防止
するために、スパイクを設けないいわゆるスタッドレス
タイヤが多用される。このようなスタッドレスタイヤに
おいては、従来、氷雪路においてグリップ力を発揮する
ために、ブロックに形成されるサイピングの総長さを増
しサイピングエッジ等による路面の堀りおこし摩擦力を
高めている。
するために、スパイクを設けないいわゆるスタッドレス
タイヤが多用される。このようなスタッドレスタイヤに
おいては、従来、氷雪路においてグリップ力を発揮する
ために、ブロックに形成されるサイピングの総長さを増
しサイピングエッジ等による路面の堀りおこし摩擦力を
高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サイピングの
総長さが過大となることによって、ブロック剛性が低下
し、ブロック倒れが生じるため、偏摩耗又はブロック欠
けが生じるなど逆に摩擦力の低下を招く。従ってサイピ
ングを増大するだけでは、得られる氷雪上性能に限界が
ある。
総長さが過大となることによって、ブロック剛性が低下
し、ブロック倒れが生じるため、偏摩耗又はブロック欠
けが生じるなど逆に摩擦力の低下を招く。従ってサイピ
ングを増大するだけでは、得られる氷雪上性能に限界が
ある。
【0004】しかも、このようなブロック剛性に不足が
生じることによって、タイヤのコーナリングパワーを減
じ、氷雪路面における、直進及び旋回時の操縦安定性、
耐横すべり性及び制動性能を大巾に損ねることとなる。
生じることによって、タイヤのコーナリングパワーを減
じ、氷雪路面における、直進及び旋回時の操縦安定性、
耐横すべり性及び制動性能を大巾に損ねることとなる。
【0005】他方、氷雪地域においては、近年、このよ
うなスタッドレスタイヤの多用により、サイピングエッ
ジにより氷雪面をつるつるに磨きあげたいわゆるつるつ
る路面が生じやすい傾向にあり、サイピングの多用の見
直しが迫られるとともに、より高いグリップ力と、制動
性能とが要求されている。
うなスタッドレスタイヤの多用により、サイピングエッ
ジにより氷雪面をつるつるに磨きあげたいわゆるつるつ
る路面が生じやすい傾向にあり、サイピングの多用の見
直しが迫られるとともに、より高いグリップ力と、制動
性能とが要求されている。
【0006】発明者は、前記要請に対応し、スタッドレ
スタイヤにおいて、より制動性能を高めかつ耐横すべり
性を向上すべく研究を重ねた結果、トレッドパターンを
形成するブロック及びサイピングの総和の規制に加えて
トレッド面を一方向に投影した場合のブロック及びサイ
ピングの総和を規制すること、即ちブロック形状とサイ
ピングとをまとめてその一方向投影長さを規制すること
によって、氷雪路面における制動性能と、耐横すべり性
能とをともに向上しうることを見出したのである。
スタイヤにおいて、より制動性能を高めかつ耐横すべり
性を向上すべく研究を重ねた結果、トレッドパターンを
形成するブロック及びサイピングの総和の規制に加えて
トレッド面を一方向に投影した場合のブロック及びサイ
ピングの総和を規制すること、即ちブロック形状とサイ
ピングとをまとめてその一方向投影長さを規制すること
によって、氷雪路面における制動性能と、耐横すべり性
能とをともに向上しうることを見出したのである。
【0007】本発明は、雪上走行性能を維持しつつ氷上
制動性能と氷上耐横すべり性能とをともに高めたスタッ
ドレスタイヤの提供を目的としている。
制動性能と氷上耐横すべり性能とをともに高めたスタッ
ドレスタイヤの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤ周方向
にのびる縦方向溝、この縦方向溝と交わる向きに配され
る横方向溝、および縦方向溝、横方向溝により区分され
たブロックを含む陸部に設けた溝巾が2.0mm以下のサ
イピングからなるトレッド溝が設けられるとともに、正
規リムに装着しかつ正規内圧と正規荷重とを付加した正
規状態において、トレッド面が接地する接地面の周縁を
囲む接地領域の面積Sと、この接地領域内において前記
陸部が接地する接地面積の総和S1との比S1/Sを
0.63以上かつ0.72以下とし、前記接地領域に含
まれる全ての各トレッド溝をタイヤ軸を含むタイヤ子午
断面に投影した溝のタイヤ軸方向長さの総和ΣXAi
と、接地領域のタイヤ軸方向の最大接地巾TWとの比で
ある溝のタイヤ軸方向比ΣXAi/TWを20以上かつ
35以下、前記接地領域に含まれる全ての各トレッド溝
をタイヤ赤道面に投影した溝のタイヤ周方向長さの総和
ΣYAiと接地領域のタイヤ周方向の最大接地長THと
の比である溝のタイヤ周方向比ΣYAi/THを15.
5以上かつ25以下とし、しかも接地領域内に含まれる
全ての各トレッド溝においてタイヤ軸方向の一方に対向
する溝縁をタイヤ軸を含むタイヤ子午断面に投影した溝
縁のタイヤ軸方向長さの総和ΣXBiと、前記溝のタイ
ヤ軸方向長さの総和ΣXAiとの比である溝縁タイヤ軸
方向比ΣXBi/ΣXAiを0.6以上かつ0.8以
下、接地領域内に含まれる全ての各トレッド溝において
タイヤ周方向の一方に対向する溝縁をタイヤ赤道面に投
影した溝縁のタイヤ周方向長さの総和ΣYBiと前記溝
タイヤ周方向長さの総和ΣYAiとの比である溝縁タイ
ヤ周方向比ΣYBi/ΣYAiを0.6以上かつ0.8
以下としたスタッドレスタイヤである。
にのびる縦方向溝、この縦方向溝と交わる向きに配され
る横方向溝、および縦方向溝、横方向溝により区分され
たブロックを含む陸部に設けた溝巾が2.0mm以下のサ
イピングからなるトレッド溝が設けられるとともに、正
規リムに装着しかつ正規内圧と正規荷重とを付加した正
規状態において、トレッド面が接地する接地面の周縁を
囲む接地領域の面積Sと、この接地領域内において前記
陸部が接地する接地面積の総和S1との比S1/Sを
0.63以上かつ0.72以下とし、前記接地領域に含
まれる全ての各トレッド溝をタイヤ軸を含むタイヤ子午
断面に投影した溝のタイヤ軸方向長さの総和ΣXAi
と、接地領域のタイヤ軸方向の最大接地巾TWとの比で
ある溝のタイヤ軸方向比ΣXAi/TWを20以上かつ
35以下、前記接地領域に含まれる全ての各トレッド溝
をタイヤ赤道面に投影した溝のタイヤ周方向長さの総和
ΣYAiと接地領域のタイヤ周方向の最大接地長THと
の比である溝のタイヤ周方向比ΣYAi/THを15.
5以上かつ25以下とし、しかも接地領域内に含まれる
全ての各トレッド溝においてタイヤ軸方向の一方に対向
する溝縁をタイヤ軸を含むタイヤ子午断面に投影した溝
縁のタイヤ軸方向長さの総和ΣXBiと、前記溝のタイ
ヤ軸方向長さの総和ΣXAiとの比である溝縁タイヤ軸
方向比ΣXBi/ΣXAiを0.6以上かつ0.8以
下、接地領域内に含まれる全ての各トレッド溝において
タイヤ周方向の一方に対向する溝縁をタイヤ赤道面に投
影した溝縁のタイヤ周方向長さの総和ΣYBiと前記溝
タイヤ周方向長さの総和ΣYAiとの比である溝縁タイ
ヤ周方向比ΣYBi/ΣYAiを0.6以上かつ0.8
以下としたスタッドレスタイヤである。
【0009】
【作用】接地領域の接地面積Sと、この接地領域内にお
いて、陸部が接地する面積の総和S1との比S1/Sを
0.63以上かつ0.72以下としている。前記比S1
/Sが0.63未満ではブロックの陸部の面積が極度に
小さくなるため、ブロック剛性が低下し、ブロックの縁
部にヒールアンドトウ摩耗などの偏摩耗が生じ耐久性を
著しく低下させる。又前記比が0.72をこえると、氷
上の走行性能は向上するもののトレッド溝の面積が少な
くなることにより、雪上のグリップ力が低下し雪上走行
性能に劣ることとなる。
いて、陸部が接地する面積の総和S1との比S1/Sを
0.63以上かつ0.72以下としている。前記比S1
/Sが0.63未満ではブロックの陸部の面積が極度に
小さくなるため、ブロック剛性が低下し、ブロックの縁
部にヒールアンドトウ摩耗などの偏摩耗が生じ耐久性を
著しく低下させる。又前記比が0.72をこえると、氷
上の走行性能は向上するもののトレッド溝の面積が少な
くなることにより、雪上のグリップ力が低下し雪上走行
性能に劣ることとなる。
【0010】又接地領域に含まれる全ての各トレッド溝
をタイヤ子午断面に投影した溝のタイヤ軸方向の長さの
総和ΣXAiと、最大接地巾TWとの比である溝のタイ
ヤ軸方向比ΣXAi/TWを20以上かつ35以下とし
ている。
をタイヤ子午断面に投影した溝のタイヤ軸方向の長さの
総和ΣXAiと、最大接地巾TWとの比である溝のタイ
ヤ軸方向比ΣXAi/TWを20以上かつ35以下とし
ている。
【0011】この溝のタイヤ軸方向比ΣXAi/TWが
20未満では氷上における制動性能が低下する一方、3
5をこえても氷上制動性能は高まることなく逆にブロッ
クの剛性が低下することにより雪上走行性能の低下を招
く。
20未満では氷上における制動性能が低下する一方、3
5をこえても氷上制動性能は高まることなく逆にブロッ
クの剛性が低下することにより雪上走行性能の低下を招
く。
【0012】さらに接地領域に含まれる全ての各トレッ
ド溝を、タイヤ赤道面に投影した溝のタイヤ周方向長さ
の総和ΣYAiと、最大接地長との比である溝のタイヤ
周方向比ΣYAi/THを15.5以上かつ25以下と
している。
ド溝を、タイヤ赤道面に投影した溝のタイヤ周方向長さ
の総和ΣYAiと、最大接地長との比である溝のタイヤ
周方向比ΣYAi/THを15.5以上かつ25以下と
している。
【0013】この溝のタイヤ周方向比ΣYAi/THが
15.5未満であれば氷上において旋回時、及び制動時
に横すべりが生じやすく、又25をこえても耐横すべり
性は向上せずかつブロック剛性、特にタイヤ軸方向の剛
性が低下することによって、氷上面での走行安定性、操
縦安定性が低下することとなる。
15.5未満であれば氷上において旋回時、及び制動時
に横すべりが生じやすく、又25をこえても耐横すべり
性は向上せずかつブロック剛性、特にタイヤ軸方向の剛
性が低下することによって、氷上面での走行安定性、操
縦安定性が低下することとなる。
【0014】加うるに、前記各トレッド溝において、タ
イヤ軸方向の一方に対向する溝縁をタイヤ子午断面に投
影した溝縁のタイヤ軸方向の長さの総和ΣXBiと前記
溝のタイヤ軸方向長さの総和ΣXAiとの比である溝縁
のタイヤ軸方向比ΣXBi/XAiを0.6以上かつ
0.8以下としている。
イヤ軸方向の一方に対向する溝縁をタイヤ子午断面に投
影した溝縁のタイヤ軸方向の長さの総和ΣXBiと前記
溝のタイヤ軸方向長さの総和ΣXAiとの比である溝縁
のタイヤ軸方向比ΣXBi/XAiを0.6以上かつ
0.8以下としている。
【0015】前記溝縁のタイヤ軸方向比ΣXBi/ΣX
Aiが0.6未満では、氷上におけるグリップ力が低下
し、氷上制動性が著しく低下する一方、0.8をこえる
とブロックに偏摩耗が生じやすい。
Aiが0.6未満では、氷上におけるグリップ力が低下
し、氷上制動性が著しく低下する一方、0.8をこえる
とブロックに偏摩耗が生じやすい。
【0016】さらに前記各トレッド溝において、タイヤ
周方向の一方に対向する溝縁をタイヤ赤道面に投影した
溝縁のタイヤ周方向の長さの総和ΣYBiと前記溝のタ
イヤ周方向長さの総和ΣYAiとの比である溝縁のタイ
ヤ周方向比ΣYBi/ΣYAiを0.6以上かつ0.8
以下としている。
周方向の一方に対向する溝縁をタイヤ赤道面に投影した
溝縁のタイヤ周方向の長さの総和ΣYBiと前記溝のタ
イヤ周方向長さの総和ΣYAiとの比である溝縁のタイ
ヤ周方向比ΣYBi/ΣYAiを0.6以上かつ0.8
以下としている。
【0017】前記溝縁のタイヤ周方向比ΣYBi/YA
iが0.6未満となれば氷上走行において旋回時、又は
制動時に横すべりが生じやすく、逆に0.8をこえると
偏摩耗が生じやすく、急制動時、急旋回時においてブロ
ックに欠けが生じる危険がある。
iが0.6未満となれば氷上走行において旋回時、又は
制動時に横すべりが生じやすく、逆に0.8をこえると
偏摩耗が生じやすく、急制動時、急旋回時においてブロ
ックに欠けが生じる危険がある。
【0018】このように本発明において、前記した各構
成が有機的に結合しかつ一体化することによって、雪上
走行性能、及び耐久性を保持しつつ氷上における制動
性、耐横すべり性を高めうるのである。
成が有機的に結合しかつ一体化することによって、雪上
走行性能、及び耐久性を保持しつつ氷上における制動
性、耐横すべり性を高めうるのである。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1、2において、スタッドレスタイヤ1は、トレ
ッド部12とその両端からタイヤ半径方向内側に向けて
のびるサイドウォール部13と、該サイドウォール部1
3のタイヤ半径方向内端に位置するビード部14とを有
する。又スタッドレスタイヤ1には、前記トレッド部1
2からサイドウォール部13を通りビード部14のビー
ドコア15をタイヤ軸方向内側から外側に向かって折返
すカーカス16と、トレッド部12の内部かつカーカス
16の半径方向外側に配されるベルト層17とを具え
る。
る。図1、2において、スタッドレスタイヤ1は、トレ
ッド部12とその両端からタイヤ半径方向内側に向けて
のびるサイドウォール部13と、該サイドウォール部1
3のタイヤ半径方向内端に位置するビード部14とを有
する。又スタッドレスタイヤ1には、前記トレッド部1
2からサイドウォール部13を通りビード部14のビー
ドコア15をタイヤ軸方向内側から外側に向かって折返
すカーカス16と、トレッド部12の内部かつカーカス
16の半径方向外側に配されるベルト層17とを具え
る。
【0020】前記カーカス16は、タイヤ赤道Cに対し
て本実施例では、70〜90°の角度で傾斜させたラジ
アル配列又はセミラジアル配列のカーカスコードを具え
る1枚以上、本実施例では1枚のカーカスプライからな
り、カーカスコードとしてスチールコード及びナイロ
ン、ポリエステル芳香族ポリアミド等の有機繊維コード
が用いられる。
て本実施例では、70〜90°の角度で傾斜させたラジ
アル配列又はセミラジアル配列のカーカスコードを具え
る1枚以上、本実施例では1枚のカーカスプライからな
り、カーカスコードとしてスチールコード及びナイロ
ン、ポリエステル芳香族ポリアミド等の有機繊維コード
が用いられる。
【0021】前記ベルト層17は、本実施例では4枚の
ベルトプライからなり各ベルトプライはナイロン、ポリ
エステル、芳香族ポリアミド等の有機繊維又はスチール
コードからなるベルトコードをタイヤ赤道Cに対して傾
斜して並設している。
ベルトプライからなり各ベルトプライはナイロン、ポリ
エステル、芳香族ポリアミド等の有機繊維又はスチール
コードからなるベルトコードをタイヤ赤道Cに対して傾
斜して並設している。
【0022】前記トレッド部12のトレッド面12Aに
は、タイヤ周方向にのびる8本の縦方向溝3…と、これ
らの縦方向溝3と交わる向きに配されかつ縦方向溝間
3、3及び縦方向溝3とトレッド縁Eを継ぐ多数の横方
向溝4…とによって区切られた複数のブロックB…から
なるブロックパターンが形成される。
は、タイヤ周方向にのびる8本の縦方向溝3…と、これ
らの縦方向溝3と交わる向きに配されかつ縦方向溝間
3、3及び縦方向溝3とトレッド縁Eを継ぐ多数の横方
向溝4…とによって区切られた複数のブロックB…から
なるブロックパターンが形成される。
【0023】本実施例では、前記縦方向溝3は、タイヤ
赤道Cを挟む両側に配される2本の内の縦方向溝3A、
3A、この内の縦方向溝3A、3Aのタイヤ軸方向外側
に配される2本の中間の縦方向溝3B、3B、この中間
の縦方向溝3B、3Bのタイヤ軸方向外側に配される2
本の外の縦方向溝3C、3C及びこの外の縦方向溝3
C、3Cのタイヤ軸方向外側かつトレッド縁Eに沿って
のびる側の縦方向溝3D、3Dとからなる。又各横方向
溝4はタイヤ軸と略平行に配される。
赤道Cを挟む両側に配される2本の内の縦方向溝3A、
3A、この内の縦方向溝3A、3Aのタイヤ軸方向外側
に配される2本の中間の縦方向溝3B、3B、この中間
の縦方向溝3B、3Bのタイヤ軸方向外側に配される2
本の外の縦方向溝3C、3C及びこの外の縦方向溝3
C、3Cのタイヤ軸方向外側かつトレッド縁Eに沿って
のびる側の縦方向溝3D、3Dとからなる。又各横方向
溝4はタイヤ軸と略平行に配される。
【0024】トレッド面12Aには、内の縦方向溝3
A、3Aの間からタイヤ赤道上に位置する第1のブロッ
クB1…が周方向に並ぶ第1のブロック列BL1、内、
中間の縦方向溝3A、3B間に形成される第2のブロッ
クB2…が周方向に並ぶ第2のブロック列BL2、中
間、外の縦方向溝3B、3C間に形成される第3のブロ
ックB3…が周方向に並ぶ第3のブロック列BL3、外
の縦方向溝3Cと側の縦方向溝3Dとの間には第4のブ
ロックB4が周方向に並ぶ第4のブロック列B4L、側
の縦方向溝3Dとトレッド縁Eとの間には第5のブロッ
クB5が周方向に並ぶ第5のブロック列B5Lがそれぞ
れ形成される。
A、3Aの間からタイヤ赤道上に位置する第1のブロッ
クB1…が周方向に並ぶ第1のブロック列BL1、内、
中間の縦方向溝3A、3B間に形成される第2のブロッ
クB2…が周方向に並ぶ第2のブロック列BL2、中
間、外の縦方向溝3B、3C間に形成される第3のブロ
ックB3…が周方向に並ぶ第3のブロック列BL3、外
の縦方向溝3Cと側の縦方向溝3Dとの間には第4のブ
ロックB4が周方向に並ぶ第4のブロック列B4L、側
の縦方向溝3Dとトレッド縁Eとの間には第5のブロッ
クB5が周方向に並ぶ第5のブロック列B5Lがそれぞ
れ形成される。
【0025】従ってトレッド面12Aには、これらのブ
ロックB1、B2、B3、B4、B5によって陸部9を
形成する。
ロックB1、B2、B3、B4、B5によって陸部9を
形成する。
【0026】又、これらの各ブロックB1、B2、B
3、B4、B5には溝巾が2.0mm以下のサイピング5
…が施される。従ってトレッド面12Aには、前記縦方
向溝3…、横方向溝4…、及びサイピング5…とからな
るトレッド溝6…が形成される。
3、B4、B5には溝巾が2.0mm以下のサイピング5
…が施される。従ってトレッド面12Aには、前記縦方
向溝3…、横方向溝4…、及びサイピング5…とからな
るトレッド溝6…が形成される。
【0027】このスタッドレスタイヤ1には、該タイヤ
を正規リムJに装着しかつ正規内圧と正規荷重とを付加
した正規状態において、トレッド面12Aが接地する接
地面の周縁を囲む接地領域7において、この接地領域7
の面積Sと、該接地領域7内において前記陸部9が接地
する接地面積の総和S1との比S1/Sを0.63以上
かつ0.72以下としている。
を正規リムJに装着しかつ正規内圧と正規荷重とを付加
した正規状態において、トレッド面12Aが接地する接
地面の周縁を囲む接地領域7において、この接地領域7
の面積Sと、該接地領域7内において前記陸部9が接地
する接地面積の総和S1との比S1/Sを0.63以上
かつ0.72以下としている。
【0028】ここで接地領域7内に含まれる全ての各ト
レッド溝6…をタイヤ軸を含むタイヤ子午断面に投影し
たトレッド溝6のタイヤ軸方向の長さの総和である溝の
タイヤ軸方向長さの総和ΣXAiと、この接地領域7に
含まれる全ての各トレッド溝6…をタイヤ赤道面Cに投
影したトレッド溝6のタイヤ周方向長さの総和である溝
のタイヤ周方向長さの総和ΣYAiとについて規制して
いる。
レッド溝6…をタイヤ軸を含むタイヤ子午断面に投影し
たトレッド溝6のタイヤ軸方向の長さの総和である溝の
タイヤ軸方向長さの総和ΣXAiと、この接地領域7に
含まれる全ての各トレッド溝6…をタイヤ赤道面Cに投
影したトレッド溝6のタイヤ周方向長さの総和である溝
のタイヤ周方向長さの総和ΣYAiとについて規制して
いる。
【0029】溝のタイヤ軸方向の長さの総和ΣXAi
は、例えば第4のブロックB4においては、図3に示す
ように、第4のブロックB4を囲むすべての溝縁のタイ
ヤ軸方向の長さ成分の総計(XA1+XA2+XA3+
XA4+XA5+XA6)にサイピング6の軸方向長さ
成分XA6を加えたΣXA1〜6であり、これを図2に
示す接地領域7内に存在するブロックB全部について求
めることによって得られる全体の軸方向長さの和をcm
で表示している。
は、例えば第4のブロックB4においては、図3に示す
ように、第4のブロックB4を囲むすべての溝縁のタイ
ヤ軸方向の長さ成分の総計(XA1+XA2+XA3+
XA4+XA5+XA6)にサイピング6の軸方向長さ
成分XA6を加えたΣXA1〜6であり、これを図2に
示す接地領域7内に存在するブロックB全部について求
めることによって得られる全体の軸方向長さの和をcm
で表示している。
【0030】同様に溝のタイヤ周方向の長さの総和ΣY
Aiは、例えば第2のブロックB2においては、図3に
示すように、第2のブロックB2を囲むすべての溝縁の
タイヤ周方向の長さ成分の総計(YA1+YA2)にサ
イピング6の周方向長さ成分の総計(YA3、YA4…
YA7、YA8)を加えたΣYA1〜8であり、これを
図2に示す領地領7内に存在するブロックB全部につい
て求めることによって得られる全体の周方向長さ和をcm
で表示している。
Aiは、例えば第2のブロックB2においては、図3に
示すように、第2のブロックB2を囲むすべての溝縁の
タイヤ周方向の長さ成分の総計(YA1+YA2)にサ
イピング6の周方向長さ成分の総計(YA3、YA4…
YA7、YA8)を加えたΣYA1〜8であり、これを
図2に示す領地領7内に存在するブロックB全部につい
て求めることによって得られる全体の周方向長さ和をcm
で表示している。
【0031】ここで、前記溝のタイヤ軸方向長さの総和
ΣXAiと、接地領域7内のタイヤ軸方向の最大接地巾
TWとの比である溝のタイヤ軸方向比ΣXAi/TWを
20以上かつ35以下としている。
ΣXAiと、接地領域7内のタイヤ軸方向の最大接地巾
TWとの比である溝のタイヤ軸方向比ΣXAi/TWを
20以上かつ35以下としている。
【0032】又、前記溝のタイヤ周方向長さの総和ΣY
Aiと、接地領域7内のタイヤ周方向の最大接地長TH
との比である溝のタイヤ周方向比ΣYAi/THを1
5.5以上かつ25以下としている。
Aiと、接地領域7内のタイヤ周方向の最大接地長TH
との比である溝のタイヤ周方向比ΣYAi/THを1
5.5以上かつ25以下としている。
【0033】さらに接地領域7内に含まれる全ての各ト
レッド溝6…をタイヤ軸方向の一方に対向する溝縁をタ
イヤ軸を含む子午断面に投影した溝縁のタイヤ軸方向長
さの総和ΣXBiと、この接地領域内に含まれる全ての
トレッド溝6…を、タイヤ周方向の一方に対向する溝縁
のタイヤ周方向長さの総和ΣYBiとを規制している。
溝縁のタイヤ軸方向長さの総和ΣXBiは、例えば前述
の第4ブロックB4においては、図4に示すように、第
4のブロックB4を囲む溝縁のうちタイヤ軸方向の一方
に向く(図4では下から上に向く)タイヤ軸方向の長さ
成分XB1にサイピング6の軸方向長さ成分XB2を加
えたΣXB1.2であり、これを図2に示す接地領域7
内に存するブロックB全部について求めることによって
得られる全体の軸方向長さの和をcmで表示している。
レッド溝6…をタイヤ軸方向の一方に対向する溝縁をタ
イヤ軸を含む子午断面に投影した溝縁のタイヤ軸方向長
さの総和ΣXBiと、この接地領域内に含まれる全ての
トレッド溝6…を、タイヤ周方向の一方に対向する溝縁
のタイヤ周方向長さの総和ΣYBiとを規制している。
溝縁のタイヤ軸方向長さの総和ΣXBiは、例えば前述
の第4ブロックB4においては、図4に示すように、第
4のブロックB4を囲む溝縁のうちタイヤ軸方向の一方
に向く(図4では下から上に向く)タイヤ軸方向の長さ
成分XB1にサイピング6の軸方向長さ成分XB2を加
えたΣXB1.2であり、これを図2に示す接地領域7
内に存するブロックB全部について求めることによって
得られる全体の軸方向長さの和をcmで表示している。
【0034】同様に溝縁のタイヤ周方向の長さの総和Σ
YBiは、例えば第2のブロックB2においては、図4
に示すように、第2のブロックB2を囲む溝縁のうちタ
イヤ周方向の一方に向く(図4ではタイヤ赤道Cからト
レッド縁に向く)タイヤ周方向の長さ成分YB1にサイ
ピング6の周方向長さ成分の総計(YB2+YB3+Y
B4+YB5+YB6+YB7)を加えたΣYB1〜7
であり、これを図2に示す領地領域7内に存在するブロ
ックB全部について求めることによって得られる全体の
周方向長さの和をcmで表示している。
YBiは、例えば第2のブロックB2においては、図4
に示すように、第2のブロックB2を囲む溝縁のうちタ
イヤ周方向の一方に向く(図4ではタイヤ赤道Cからト
レッド縁に向く)タイヤ周方向の長さ成分YB1にサイ
ピング6の周方向長さ成分の総計(YB2+YB3+Y
B4+YB5+YB6+YB7)を加えたΣYB1〜7
であり、これを図2に示す領地領域7内に存在するブロ
ックB全部について求めることによって得られる全体の
周方向長さの和をcmで表示している。
【0035】ここで、前記溝縁のタイヤ軸方向長さの総
和ΣXBiと、前述の溝のタイヤ軸方向長さの総和XA
iとの比である溝縁タイヤ軸方向比ΣXBi/ΣXAi
を0.6以上かつ0.8以下としている。
和ΣXBiと、前述の溝のタイヤ軸方向長さの総和XA
iとの比である溝縁タイヤ軸方向比ΣXBi/ΣXAi
を0.6以上かつ0.8以下としている。
【0036】又、前記溝縁のタイヤ周方向長さの総和Σ
YBiと、前述の溝のタイヤ周方向長さの総和との比で
ある溝縁タイヤ周方向比ΣYBi/ΣYAiを0.6以
上かつ0.8以下としている。
YBiと、前述の溝のタイヤ周方向長さの総和との比で
ある溝縁タイヤ周方向比ΣYBi/ΣYAiを0.6以
上かつ0.8以下としている。
【0037】なおスタッドレスタイヤ1は、縦方向溝は
直線溝、又はジグザグ溝として形成でき、横方向溝4
は、タイヤ軸と交わる向きに傾けて形成してもよく、本
発明は種々な態様のものに変形できる。
直線溝、又はジグザグ溝として形成でき、横方向溝4
は、タイヤ軸と交わる向きに傾けて形成してもよく、本
発明は種々な態様のものに変形できる。
【0038】
【具体例】タイヤサイズが10.00R20でありかつ
図1、2の構成を有するタイヤについて氷上制動性能及
び氷上における横すべり性能をテストした。
図1、2の構成を有するタイヤについて氷上制動性能及
び氷上における横すべり性能をテストした。
【0039】なおテストに際して各試供タイヤを7.0
0Tのリムに装着し、7.25kg/cm2 の内圧を加えか
つ10ton 車に装着するとともに、タイヤ1本当たりの
荷重を2700kgとする条件のもとで氷盤上を走行させ
た。
0Tのリムに装着し、7.25kg/cm2 の内圧を加えか
つ10ton 車に装着するとともに、タイヤ1本当たりの
荷重を2700kgとする条件のもとで氷盤上を走行させ
た。
【0040】1)テストA 溝のタイヤ周方向比ΣYAi/THを20、溝縁タイヤ
軸方向比ΣXBi/ΣXAiを0.65、溝縁のタイヤ
周方向比ΣYBi/ΣYAiを0.65としたとき、溝
のタイヤ軸方向比ΣXAi/TWと氷上制動性能との関
係をテストした。テスト結果を図5に示す。比ΣXAi
/TWが20未満では氷上制動性が著しく劣りかつ35
をこえても前記性能の増大が期待できないことが確認で
きた。
軸方向比ΣXBi/ΣXAiを0.65、溝縁のタイヤ
周方向比ΣYBi/ΣYAiを0.65としたとき、溝
のタイヤ軸方向比ΣXAi/TWと氷上制動性能との関
係をテストした。テスト結果を図5に示す。比ΣXAi
/TWが20未満では氷上制動性が著しく劣りかつ35
をこえても前記性能の増大が期待できないことが確認で
きた。
【0041】2)テストB 溝のタイヤ軸方向比ΣXAi/TWを25溝縁タイヤ軸
方向比ΣXBi/ΣXAiを0.7、溝縁タイヤ周方向
比ΣYBi/ΣYAiを0.7としたとき、溝のタイヤ
周方向比ΣYAi/THと氷上耐横すべり性能との関係
をテストした。テストの結果を図6に示す。比YAi/
THが15.5未満では氷上での耐横すべり性能が劣り
25をこえても前記性能が横ばいであることが確認され
た。
方向比ΣXBi/ΣXAiを0.7、溝縁タイヤ周方向
比ΣYBi/ΣYAiを0.7としたとき、溝のタイヤ
周方向比ΣYAi/THと氷上耐横すべり性能との関係
をテストした。テストの結果を図6に示す。比YAi/
THが15.5未満では氷上での耐横すべり性能が劣り
25をこえても前記性能が横ばいであることが確認され
た。
【0042】3)テストC 溝のタイヤ軸方向の長さの総和ΣXAiを22cmに一定
とし、溝縁のタイヤ軸方向の長さの総和ΣXBiを変動
させて求めた溝縁タイヤ軸方向比ΣXBi/XAiと氷
上制動性能との関係をテストした。又、テスト車を1
0,000kmの距離を走行させ偏摩耗の発生状況を併せ
て調査した。
とし、溝縁のタイヤ軸方向の長さの総和ΣXBiを変動
させて求めた溝縁タイヤ軸方向比ΣXBi/XAiと氷
上制動性能との関係をテストした。又、テスト車を1
0,000kmの距離を走行させ偏摩耗の発生状況を併せ
て調査した。
【0043】テスト結果を図7に示す。比ΣXBi/Σ
XAiが0.6未満では氷上制動が著しく劣り、0.8
をこえると氷上制動性能は保持できるもののヒールアン
ドトウ摩耗が発生することが判明した。図中○印はヒー
ルアンドトウ摩耗が2.0mm以下、□印は2.0〜3.
0mm、■印は3.0mm以上であったことを示す。
XAiが0.6未満では氷上制動が著しく劣り、0.8
をこえると氷上制動性能は保持できるもののヒールアン
ドトウ摩耗が発生することが判明した。図中○印はヒー
ルアンドトウ摩耗が2.0mm以下、□印は2.0〜3.
0mm、■印は3.0mm以上であったことを示す。
【0044】4)テストD 溝の周方向長さの総和ΣYAiを18cmに一定とし、溝
縁のタイヤ周方向の長さの総和ΣYBiを変動させて求
めた溝縁タイヤ周方向比ΣYBi/ΣYAiと、氷上の
耐横すべり性能との関係をテストした。又テスト車を5
0,000kmの距離を走行させた後、サイピングに生じ
るクラックの有無を併せて調査した。
縁のタイヤ周方向の長さの総和ΣYBiを変動させて求
めた溝縁タイヤ周方向比ΣYBi/ΣYAiと、氷上の
耐横すべり性能との関係をテストした。又テスト車を5
0,000kmの距離を走行させた後、サイピングに生じ
るクラックの有無を併せて調査した。
【0045】テスト結果を図8に示す。ΣYBi/ΣY
Aiが0.6未満では氷上の耐横すべり性能が著しく劣
り、0.8をこえると氷上の耐横すべり性能は保持でき
るものの、サイピングにクラックが発生し、耐久性に劣
ることが判明した。
Aiが0.6未満では氷上の耐横すべり性能が著しく劣
り、0.8をこえると氷上の耐横すべり性能は保持でき
るものの、サイピングにクラックが発生し、耐久性に劣
ることが判明した。
【0046】図中○印はサイピングのクラックの深さが
0〜0.3mm、△印は前記クラックの深さが0.3mm以
上生じたもの、▲印はサイピングを起点としたクラック
が発生したためブロックに欠けが生じたことを示す。
0〜0.3mm、△印は前記クラックの深さが0.3mm以
上生じたもの、▲印はサイピングを起点としたクラック
が発生したためブロックに欠けが生じたことを示す。
【0047】なおテストに対しては下記要領で行った。 イ)氷上制動性 氷盤で形成された試験路面を40km/Hの速度で走行さ
せるとともに急ブレーキをかけ車が停止するまでの制動
距離を測定し、指数で表示した。数値が大きいほど制動
性能が良好であることを示す。
せるとともに急ブレーキをかけ車が停止するまでの制動
距離を測定し、指数で表示した。数値が大きいほど制動
性能が良好であることを示す。
【0048】ロ)氷上の耐横すべり性能 フロント軸にテストタイヤを装着したテスト車両を、氷
盤で形成された試験路面上に静止させるとともに、その
テストタイヤのホイールにロードセルを介してかつテス
ト車両に対して90°の方向に別の車両を用いて牽引す
る。テスト車両が動き始めるときの最大引張力を測定
し、指数で表示した。数値が大きいほど横すべり性能が
良好であることを示す。
盤で形成された試験路面上に静止させるとともに、その
テストタイヤのホイールにロードセルを介してかつテス
ト車両に対して90°の方向に別の車両を用いて牽引す
る。テスト車両が動き始めるときの最大引張力を測定
し、指数で表示した。数値が大きいほど横すべり性能が
良好であることを示す。
【0049】
【発明の効果】叙上の如く、本発明のスタッドレスタイ
ヤは、前記構成を具えることにより、氷上における制動
性能、耐横すべり性能を、雪上走行性能、及び耐久性を
保持しつつ向上することが出来、スタッドレスタイヤと
しての性能を一層高めることが出来る。
ヤは、前記構成を具えることにより、氷上における制動
性能、耐横すべり性能を、雪上走行性能、及び耐久性を
保持しつつ向上することが出来、スタッドレスタイヤと
しての性能を一層高めることが出来る。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】その接地領域におけるトレッドパターンを示す
平面図である。
平面図である。
【図3】溝のタイヤ軸方向長さ及び溝のタイヤ周方向長
さを説明する平面図である。
さを説明する平面図である。
【図4】溝縁のタイヤ軸方向長さ及び溝縁のタイヤ周方
向長さを説明する平面図である。
向長さを説明する平面図である。
【図5】溝のタイヤ軸方向比と氷上制動性との関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図6】溝のタイヤ周方向比と氷上の耐横すべり性との
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図7】溝縁タイヤ軸方向比と氷上制動性との関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図8】溝縁タイヤ周方向比と氷上の耐横すべり性との
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
3、3A、3B、3C、3D 縦方向溝 4 横方向溝 5 サイピング 6 トレッド溝 7 接地領域 9 陸部 12A トレッド面 B、B1、B2、B3、B4、B5 ブロック C タイヤ赤道 E トレッド縁 J 正規リム TH 最大接地長さ TW 最大接地巾
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−191104(JP,A) 特開 平3−38413(JP,A) 特開 平4−334607(JP,A) 特開 平5−178032(JP,A) 特開 昭63−134315(JP,A) 特開 平3−136910(JP,A) 特開 平3−157209(JP,A) 特開 平3−186403(JP,A) 特開 平4−87806(JP,A) 特開 平4−85113(JP,A) 特開 平5−139121(JP,A) 特開 平4−218411(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 11/12
Claims (1)
- 【請求項1】タイヤ周方向にのびる縦方向溝、この縦方
向溝と交わる向きに配される横方向溝、および縦方向
溝、横方向溝により区分されたブロックを含む陸部に設
けた溝巾が2.0mm以下のサイピングからなるトレッド
溝が設けられるとともに、 正規リムに装着しかつ正規内圧と正規荷重とを付加した
正規状態において、トレッド面が接地する接地面の周縁
を囲む接地領域の面積Sと、この接地領域内において前
記陸部が接地する接地面積の総和S1との比S1/Sを
0.63以上かつ0.72以下とし、 前記接地領域に含まれる全ての各トレッド溝をタイヤ軸
を含むタイヤ子午断面に投影した溝のタイヤ軸方向長さ
の総和ΣXAiと、接地領域のタイヤ軸方向の最大接地
巾TWとの比である溝のタイヤ軸方向比ΣXAi/TW
を20以上かつ35以下、 前記接地領域に含まれる全ての各トレッド溝をタイヤ赤
道面に投影した溝のタイヤ周方向長さの総和ΣYAiと
接地領域のタイヤ周方向の最大接地長THとの比である
溝のタイヤ周方向比ΣYAi/THを15.5以上かつ
25以下とし、 しかも接地領域内に含まれる全ての各トレッド溝におい
てタイヤ軸方向の一方に対向する溝縁をタイヤ軸を含む
タイヤ子午断面に投影した溝縁のタイヤ軸方向長さの総
和ΣXBiと、前記溝のタイヤ軸方向長さの総和ΣXA
iとの比である溝縁タイヤ軸方向比ΣXBi/ΣXAi
を0.6以上かつ0.8以下、 接地領域内に含まれる全ての各トレッド溝においてタイ
ヤ周方向の一方に対向する溝縁をタイヤ赤道面に投影し
た溝縁のタイヤ周方向長さの総和ΣYBiと前記溝タイ
ヤ周方向長さの総和ΣYAiとの比である溝縁タイヤ周
方向比ΣYBi/ΣYBiを0.6以上かつ0.8以下
としたスタッドレスタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6013130A JP2880899B2 (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | スタッドレスタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6013130A JP2880899B2 (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | スタッドレスタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07195914A JPH07195914A (ja) | 1995-08-01 |
JP2880899B2 true JP2880899B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=11824581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6013130A Expired - Fee Related JP2880899B2 (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | スタッドレスタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2880899B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5081291B2 (ja) * | 2010-11-11 | 2012-11-28 | 住友ゴム工業株式会社 | 重荷重用空気入りタイヤ |
JP5834695B2 (ja) * | 2011-09-26 | 2015-12-24 | 横浜ゴム株式会社 | スタッドレスタイヤ |
JP7059782B2 (ja) * | 2018-05-01 | 2022-04-26 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1994
- 1994-01-10 JP JP6013130A patent/JP2880899B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07195914A (ja) | 1995-08-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6000450A (en) | Studless tire | |
EP1923234B1 (en) | Pneumatic tire | |
US6481480B1 (en) | Convertible tread for a radial truck or trailer tire | |
JP2000511847A (ja) | トラックまたはトレーラー用ラジアルタイヤ向けコンバーチブルトレッド | |
JPH0680002A (ja) | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ | |
EP1124698A1 (en) | Tyre and tread thereof | |
JP3145762B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3206837B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3371038B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2004026158A (ja) | 重荷重用スタッドレス空気入りタイヤ | |
JP3337414B2 (ja) | 重荷重用ラジアルタイヤ | |
JP2880899B2 (ja) | スタッドレスタイヤ | |
JP3616150B2 (ja) | 重荷重用スタッドレス空気入りタイヤ | |
JP3563468B2 (ja) | 重荷重用スタッドレス空気入りタイヤ | |
JP3353019B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3273736B2 (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JP2880900B2 (ja) | スタッドレスタイヤ | |
CA2080328C (en) | Pneumatic tire | |
CA2084741C (en) | Block pattern tire with optimized groove depth ratios, sipe depth and length ratios | |
JP2809344B2 (ja) | ラジアルタイヤ | |
JP2892152B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2807649B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2628949B2 (ja) | 自動二輪車用スタッドレスタイヤ | |
JP2819146B2 (ja) | 氷雪路用重荷重空気入りラジアルタイヤ | |
JP3548302B2 (ja) | スタッドレス空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |