JP2880792B2 - 平板屋根材の塗装方法 - Google Patents

平板屋根材の塗装方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、平板屋根材の塗装方法に関するものであ
る。さらに詳しくは、この発明は、表面に凹凸を有する
平板屋根材に対し、均一に塗料を塗布することができ、
しかも部分塗装をも可能にする改善された塗装方法に関
するものである。
(従来の技術) 従来より、住宅等の屋根部の施工には、瓦やセメント
系無機質板等からなる平板屋根材が用いられている。
このような平板屋根材を用いて屋根葺きをする場合に
は、たとえば第3図にその斜視図を示したように、軒先
側から平板屋根材(ア)の一部を重ね合わせながら屋根
斜面上に配置、固定している。
一般に、これらの平板屋根材(ア)の表面には、基材
の保護や外観修飾を目的として、樹脂等による塗装が施
こされており、第3図に例示したような屋根葺き施工の
場合には、この平板屋根材(ア)の表面は、曝露部
(イ)と非曝露部(ウ)とに区分される。このため、第
3図にも例示したように、塗料使用量の低減、その取扱
い等を考慮して、曝露部(イ)にのみ塗装を施した平板
屋根材(ア)が普及しつつある。
第4図は、このような、平板屋根材(ア)の曝露部
(イ)にのみ塗料を塗布する方法を例示した斜視図であ
る。たとえば、この第4図に示した塗装方法では、平板
屋根材(ア)の基板を図中矢印方向に移行させ、その上
方に配置したフローコーター(エ)より塗料(オ)を滴
下させている。平板屋根材(ア)の非曝露部(ウ)への
塗料(オ)滴下は遮断し、曝露部(イ)にのみ塗料
(オ)を塗布している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、たとえばこの第4図に例示したような
従来の塗装方法は、その製造効率等において良好である
ものの、平板屋根材としての塗装品質の点において改善
すべき課題が残されていた。この課題は、たとえば第5
図に例示したような凹凸面(キ)を有する平板屋根材
(ク)を塗装しようとする場合、直交方向に平板屋根材
(ク)を移行させ、その上方のフローコーター(エ)か
ら塗料(オ)を滴下すると、第6図に示したように、凸
部(ケ)の、図中矢印で示した進行方向に対して前方と
後方では塗料(オ)の膜厚が異なり、前方にのみ塗料
(オ)が偏在して塗布されてしまい、後方には塗料
(オ)が充分に塗布されないという点にある。
このため、表面に凹凸面(キ)を有する平板屋根材
(ク)の塗装においては塗膜の均一化が困難で、性能の
バラツキも避けられなかった。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもの
であり、従来の、表面の凹凸面を有する平板屋根材の塗
装方法の欠点を解消し、表面に凹凸面を有する平板屋根
材に対し、表面に均一に塗料を塗布することができ、部
分塗装も可能となる改良された塗装方法を提供すること
を目的としている。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記の課題を解決するものとして、表面
に凹凸面を有し、この凹凸面に直交する方向に一定速度
で移動する平板屋根材に対して表面の150〜380mm上方よ
り前記凹凸面に平行に、粘度8〜9秒/I.H.S.の塗料の
塗料膜を滴下することを特徴とする平板屋根材の塗装方
法を提供する。
この発明は、移行速度80m/分で移動する平板屋根材に
対して塗料の塗布量を85±5g/m2とすることを好ましい
態様としている。
(作 用) この発明の、平板屋根材の塗装方法においては、表面
に凹凸面を有する平板屋根材に対してフローコーターよ
りこの凹凸面に平行に塗料膜を滴下する場合に、フロー
コーターの設置位置を従来よりもより高位置の平板屋根
材表面の150〜380mm上方とし、しかも滴下する塗料をよ
り低粘度の8〜9秒/I.H.S.とすることにより、凹凸面
上の塗料の膜厚を常に均一とし、平板屋根材の仕上がり
外観を良好とする。
さらに、表面の凹凸面に直交する方向に一定速度で移
動する平板屋根材に対してその凹凸面に平行に塗料膜を
滴下するため、塗料膜を平板屋根材の凹凸面に直交して
滴下することができ、表面の部分塗装が可能となり、資
材の合理化ができる。
(実施例) 以下、添付した図面に沿って実施例を示し、この発明
についてさらに詳しく説明する。
第1図は、この発明の平板屋根材の塗装方法の一実施
例を示した要部斜視図である。
たとえばこの第1図に示したように、この発明の方法
では、平板屋根材(1)を図中矢印方向に一定速度で移
動させ、上方に設置したフローコーター(2)より塗料
膜(3)を平板屋根材(1)の凹凸面(4)に平行に滴
下する。この場合に、フローコーター(2)の設置位置
は、従来法よりも高位置の平板屋根材(1)の表面の15
0〜380mm上方とし、従来よりも1.5〜3倍程度上方と
し、また塗料膜(3)として滴下する塗料も、従来法よ
りも低粘度の8〜9秒/I.H.S.とする。この場合、平板
屋根材(1)の移行速度を通常の速度より遅くして塗料
の塗布量を多くするのが好ましく、たとえば移行速度を
80m/分とし、塗布量を85±5g/m2程度とする。
このように、従来の塗装方法に比べて、フローコータ
ーの設置位置および塗料の粘度を上記の通りに設定する
ことにより、平板屋根材(1)の凹凸面(4)に対して
均一な塗装が可能となり、また、平板屋根材の移行速度
や塗布量を上記の通りに設定することでさらに均一な塗
装が可能となる。
第2図は、この発明の塗装方法による平板屋根材の塗
装の一例を示した斜視図である。この例では、2枚に分
割される平板屋根材(1)の基板を図中矢印方向に一定
速度で移行させて塗装している。また、平板屋根材
(1)の非曝露部(5)の上方には樋(6)を配設し、
塗料膜(3)を部分的に遮断し、この部分の塗料も回収
している。塗料は曝露部(7)にのみ塗布される。
このように、この発明の塗装方法は、表面に凹凸模様
を有する平板屋根材(1)を、その凹凸面(4)に対し
て直交方向に移動させ、塗料膜(3)を凹凸面(4)に
平行に滴下するため、第2図に示したような部分塗装を
効率よく行なうことができる。
もちろんこの発明は以上の例によって限定されるもの
ではなく、平板屋根材の形状や大きさ、部分塗装の手段
等の細部については、様々な態様が可能であることは言
うまでもない。
(発明の効果) 以上詳しく説明した通り、この発明によって、表面に
凹凸模様を有する平板屋根材に対しても、仕上り外観の
良好な均一塗装が可能となる。また、表面の部分塗装も
可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、この発明の平板屋根材の塗装方法の一実施例
を示した要部斜視図である。 第2図は、この発明の塗装方法を用いた平板屋根材の塗
装工程の一例を示した斜視図である。 第3図は、平板屋根材を用いた一般的な屋根施工例を示
した斜視図である。 第4図は、従来の平板屋根材の部分塗装方法の一例を示
した斜視図である。 第5図は、表面に凹凸模様を有する平板屋根材の一例を
示した斜視図であり、第6図は、平板屋根材の従来の塗
装方法を例示した要部断面図である。 1……平板屋根材 2……フローコーター 3……塗料膜 4……凹凸面 5……非曝露部 6……樋 7……曝露部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福永 理 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−79876(JP,A) 特開 昭53−75218(JP,A) 特公 昭43−29465(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 1/30 B05D 7/00 - 7/26 B05C 5/00 103 E04D 1/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に凹凸面を有し、この凹凸面に直交す
    る方向に一定速度で移動する平板屋根材に対して表面の
    150〜380mm上方より前記凹凸面に平行に、粘度8〜9秒
    /I.H.S.の塗料の塗料膜を滴下することを特徴とする平
    板屋根材の塗装方法。
  2. 【請求項2】移行速度80m/分で移動する平板屋根材に対
    して塗料の塗布量を85±5g/m2とする請求項(1)記載
    の平板屋根材の塗装方法。
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